JPH04161515A - アンカーの施工法 - Google Patents

アンカーの施工法

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JPH04161515A
JPH04161515A JP28275690A JP28275690A JPH04161515A JP H04161515 A JPH04161515 A JP H04161515A JP 28275690 A JP28275690 A JP 28275690A JP 28275690 A JP28275690 A JP 28275690A JP H04161515 A JPH04161515 A JP H04161515A
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synthetic resin
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anchor
hardening material
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Akiyo Yamada
山田 晃代
Kunimitsu Yamada
邦光 山田
Akira Enami
榎並 昭
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Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
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Kensetsu Kiso Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はアンカー及びその施工法に関するものであっ
て、特に引張材の自由長部の自由な伸びを損なうことの
ないアンカー及びその施工法に関するものである。
(従来の技術) 従来、第8図に示すようなアンカーが採用されている。
アンカーは自由長部Aと定着部Bがあり引張材aは自由
長部A部分ではアンボンドシースb内に通され、定着部
B部分では剥き出しになっている。この引張材a全長を
シースCの中に通して硬化材dをシースCの内外全長に
充填するものである。
(この発明が解決する課題) このように引張材aの自由長部Aの外周にも硬化材dを
充填するには以下のような問題があり、更にシースの材
質及び形状にも以下のような問題があった。
<イ〉アンボンドシースは厚さ1mm程度で比較的軟ら
かく、引張材のうち特に鋼より線ではよられた線の凹凸
の外形の沿った形でシースの形状にも小さいが凹凸がで
きる。この状態でその周囲にセメン1−系の硬化材を打
設するとアンボンドシースの外形に沿ってそのまま硬化
する。この引張材aに引っ張り力を与えると第9図に示
すように引張材a周囲の凹凸のある硬化材aとの間に摩
擦が生じて、この摩擦力によってプレストレス力が減衰
してしまう。その結果引張材に設計通りのプレス1−レ
スを与えることの出来ない信頼性の低いアンカーとなっ
てしまう。アンカーの信頼性を確保するための基準管理
値はこの摩擦力による減衰力が10%以下であるへきと
規定しているが、図のようなアンカーでは10%を超え
るイ直となることがしばしばであった・ <1>シースCとして合成樹脂製シースを採用すると防
食には効果があるが、アンカ一定着部内の硬化材dの破
壊を防止するように拘束する力がなく、鋼製のシースに
比べて引張材とグラウトの付着力を低下させてしまう。
例えば銅製のシースで3mの定着部と同等の定着力を得
るには、合成樹JIVi製のシースにあっては9m必要
である。
〈ハ〉またシースCとして鋼製シースを採用すると、シ
ース全長が長尺であるため、シースの価格がきわめて高
価なものとなってしまい、施工費を高騰させてしまう。
〈二〉近年アンカーの施工において、地表近くの地盤で
は酸性雨の影響や工場の排水などによる腐食が問題とな
っている。従来のシースとしては厚さ1〜2mmのもの
が採用されているが、この程度の厚さでは自由長部Aの
保護は十分ではない。
この発明は以上のような課題を解決するためになされた
もので、与えたプレストレス力を減衰させず、更に経済
性及び信頼性の双方が高いアンカー及びその施工法を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明にかかるアンカーは、シースの自由長部と定着
部に別種類の硬化材を充填するものである。
まず引張材の自由長部部分はアンポンドシースのなかに
通し、定着部部分は剥き出しのままにして引張材の全長
をシースの中に配置する。こ九を削孔内に建てこむ。引
張材は鋼より線や鋼線が使用でき、シースとしては後に
述べるような様々な態様のものが使用できる。
シースと削孔壁面との間及びシース内の定着部部分には
セメント系硬化材を充填する。シース内の自由長部部分
には独立気泡の合成樹脂系軟質硬化材を充填する。合成
樹脂系軟質硬化材としては発砲ウレタンなどが採用でき
る。
シースはふたつを組合せて構成し、定着部部分は鋼製の
異形シースとし、自由長部部分は合成樹脂製ストレート
シースすることもできる。ストレートシースは厚さ3m
m以上の合成樹脂製シースとしてもよい。これに対し、
シースは全長を一体化した異形シースとしてもよい。
以上のようなアンカーの施工法としてまず合成樹脂系軟
質硬化材を充填し、その後シースと削孔壁面との隙間及
びシース内にセメント系硬化材を充填する方法が採用で
きる。セメント系硬化材は合成樹脂系軟質硬化材よりも
比重が重く、削孔底部にあるアンカーの定着部部分に安
定して注入できる。合成樹脂系軟質硬化材はセメント系
硬化材によって押し上げられ、シース内の自由長部部分
に充満する。
(実施例) 以下、図に示す一実施例に基づきこの発明の詳細な説明
する。
第1図においてlは引張材であって、鋼より線が採用さ
れている。引張材1の自由長部A部分は厚さ1mm程度
のアンボンドシース2丙に通しである。アンボンドシー
ス2として合成樹脂であるボリエチレンシースが採用さ
れている。引張材lの定着部B部分は剥き出しのままで
ある。引張材1は複数本である。
引張材1の自由長部A部分は合成樹脂製のストレートシ
ース3内に配置しである。ストレートシース3は内外面
に凹凸のないシースであって、厚さ5 、5mmの合成
樹脂製シースが使用されている。
引張材1の定着部B部分は鋼製の異形シース4内に配置
されている。異形シース4とは周面に凹凸があるシース
であって、波形の凹凸でもスパイラル状の凹凸でもあっ
てもよい。
前記したストレートシース3と異形シース4の内部は連
通しており、両者の繋ぎ部分はブローンアスファルトや
エポキシ樹脂によって止水されている。
シース3・4内には二本の注入パイプ5・6が通してあ
り、−本5は異形シース4内にて、他方6は先端のキャ
ップ7を貫通して異形シース4外にて開口している。
以上のように構成されたアンカーを削孔8建て込む。
硬化材を削孔8内に打設するのであるが、まず注入パイ
プ4を使って独立気泡性の合成樹脂系軟質硬化材9をシ
ース4内に充填する。合成樹脂系軟質硬化材9は発砲ウ
レタンを使用した。(第3図) 次に注入パイプ5・6を通してセメント系グラウト材等
の硬化材10を削孔8内に注入すると、セメント系硬化
材10はシース3・4の内外に充満していく。セメント
系硬化材10の比重は発砲ウレタン9よりも重く、削孔
8底部にある定着部側に置き換えられ安定して注入され
る。これに対しシース4内の発砲ウレタン9は比重が軽
く、セメント系硬化材によって押し上げられて自由長部
部分にに移動する。(第4図)その結果第9図のように
発砲ウレタン9はストレートシース3内に位置し、セメ
ント系硬化材10は異形シース4の中に位置して硬化す
る。
以上のようなアンカーの引張材Iにプレストレス力を与
えると、自由長部部分の周囲を覆うのは軟質の硬化材9
である発砲ウレタンであり、引張材1がウレタンに当た
っても変形しておおきな摩擦力が生じない。また硬化材
9は独立気泡であるため水が浸入することがない。また
引張材1を保護する防食材としても有効である。
セメント系硬化材10は異形シース4内の引張材1の定
着部部分を覆うように硬化させるのであるが、厳密に剥
き出しの部分のみを覆うようにするのではなく、確実な
定着を確保するために、セメント系硬化材10がアンボ
ンドシースに覆りれた引張材1の自由長部部分に成る程
度型なるのは抄しも本発明の趣旨を逸脱するものではな
い。
第6図に示すのは他の実施例であり、一体止した異形シ
ース11を採用した場合である。異形シース11は鋼製
であっても合成樹脂製であってもよい。シース11内に
は2本のセメント系硬化材10の注入パイプ5・6が配
置されているとともに、1本の合成樹脂系軟質硬化材9
の注入パイプ12が配置されている。注入パイプ12の
先端は異形シース11の中間部にて開口している。
このようなアンカーでは、まず注入パイプ5・6によっ
て異形シース11の内外にセメント系硬化材10を充填
する。この硬化材10が硬化する以前に注入パイプ12
を使用して水をおくり、自由長部部分のセメント系硬化
材10を荒い流す。
水を注入しても50cm程先の硬化材10にしか影響を
与えないため、定着部の硬化材10には影響がない。
その後この注入パイプ12を使用して合成樹脂系軟質硬
化材9を注入する。
第7図に示す他の実施例は異形シース4とストレートシ
ース3を使用し、ブローンアスファルト等の止水材13
によって内部を隔離した場合である。止水材13を貫通
して水抜きパイプ14が取り付けられており、注入パイ
プ5によって異形シース4内に充填したセメント系硬化
材10の生じた水を自由長部側に逃がす。これによって
定着部の硬化材10が良好になって定着切れ、が生じに
くくなる。
注入パイプ12を使用して水をストレートシース3内に
送って荒い流し、その後合成樹脂系軟質硬化材9を注入
してストレートシース内に充満させる。
(発明の効果) この発明は以上のような構成を有するため、以下のよう
な効果な得ることができる。
<a>引張材の自由長部周囲は合成樹脂系の軟質硬化材
を充填するため、硬化した後も変形可能であって、プレ
ストレス力を与えたとき引張材との間に摩擦が生じにく
くプレストレス力を減衰することがない。したがって設
計通りのプレストレス力を与えることができる信頼性の
高いアンカーとなる。
〈b〉合成樹脂系の硬化材は独立気泡であるため水が気
泡を辿って引張材まで到達するなどということがなく、
腐食の生じる恐わがない。また引張材を保バする防食材
として有効に機能する。
<C>鋼製のシースを定着部に使用して硬化材の拘束力
を向上させ、合成樹脂製のシースを自由長部に使用する
ことによって自由長部の良好な防食食効果を得るという
定着部と自由長部の機能を十分に発揮した信頼性の高い
永久アンカーとすることができる。
<d> tR製のシースは定着部にのみ使用して自由長
部は合成樹脂製のシースとすることにより、シースが高
価とならず、安価な施工が可能である。
<e>ストレートシースとして厚さ31nI[1以上の
合成樹脂製シースを使用することにより引張材の保護を
より良好に実現でき、自由長部の酸性雨や工場排水によ
る腐食も生じ難い。
【図面の簡単な説明】
第1図:この発明にかかるアンカーの一実施例の断面図
、 第2図:アンカーの使用状態断面図、 第3図〜第5図:施工順序断面図、 第6図・第7図:他の実施例の断面図、第8図:従来例
の断面図、 第9図:そのアンポンドシースの断0面図。 1・・・引張材、2・・・アンボンドシース、3・・・
ストレーミルシース、4・・・異形シース8・・・削孔
、9・・・合成樹脂系軟質硬化材、10・・・セメント
系硬化材。 ■ト (f)      tz

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)引張材の自由長部部分はアンボンドシースの中に
    通し、定着部部分は剥き出しのままにして引張材の全長
    をシースの中に配して削孔内に配置し、このシースと削
    孔壁面との間及び前記シース内の定着部部分にはセメン
    ト系硬化材を充填し、シース内の自由長部部分には独立
    気泡性の合成樹脂系軟質硬化材を充填したアンカー。
  2. (2)シースはふたつを組み合わせて構成し、定着部部
    分は鋼製の異形シースとし、自由長部部分は合成樹脂製
    ストレートシースとしたことを特徴とする請求項(1)
    記載のアンカー。
  3. (3)ストレートシースとして厚さ3mm以上の合成樹
    脂製シースを採用したことを特徴とする請求項(2)記
    載のアンカー。
  4. (4)シースは全長を一体化した異形シースとしたこと
    を特徴とする請求項(1)記載のアンカー。
  5. (5)引張材の自由長部部分はアンボンドシースの中に
    通し、定着部部分は剥き出しのままにして引張材の全長
    をシースの中に配して削孔内に配置し、まずシース内に
    独立気泡性の合成樹脂系軟質硬化材を充填し、その後シ
    ースと削孔壁面との間及びシース内にセメント系硬化材
    を充填し、シース内の合成樹脂系軟質硬化材を自由長部
    部分に押し上げるアンカーの施工法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5417521A (en) * 1993-08-16 1995-05-23 Scott Investment Partners Multiple cable rock anchor system
CN109653199A (zh) * 2019-01-21 2019-04-19 吉林建筑大学 水泥基预应力岩土锚杆及锚杆锚固段和自由段的分区方法

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JPS52140762A (en) * 1976-05-19 1977-11-24 Tairumento Hanbai Kk Method of fixing anchor bolt
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