JPS62104824A - 重合体ポリオ−ル組成物 - Google Patents

重合体ポリオ−ル組成物

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JPS62104824A
JPS62104824A JP60298092A JP29809285A JPS62104824A JP S62104824 A JPS62104824 A JP S62104824A JP 60298092 A JP60298092 A JP 60298092A JP 29809285 A JP29809285 A JP 29809285A JP S62104824 A JPS62104824 A JP S62104824A
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JP
Japan
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weight
polyol
polymer
group
composition according
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Application number
JP60298092A
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English (en)
Inventor
Masao Fukuda
政雄 福田
Koji Kumada
浩二 熊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は重合体ポリオール組成物に関し、更に詳しくは
ポリウレタンの製造に有用な重合体ポリオール組成物に
関する。
[従来の技術] 重合体ポリオールは周知のように通常ポリオール中でエ
チレン性不飽和単量体(以下モノマーと称す)を重合す
ることにより製造され、従来より実用的価値が高いとさ
れているものはアクリロニトリル単独もしくはアクリロ
ニトリルの比率の大きいモノマーの組み合わせ(例えば
、アクリロニトリルとスチレン)を重合して得られる重
合体を20〜30重量%含有する重合体ポリオールでお
る。
このような重合体ポリオールを用いて得られるポリウレ
タンフォームやポリウレタンエラストマーが、これを用
いないで得られるポリウレタンよりも耐荷重性において
すぐれていることも周知の事実でおる。
[発明の目的] 本発明の目的は剛性、耐衝撃性等の物理的性質の優れた
ポリウレタンを与える重合体ポリオール組成物を提供す
ることにある。
[発明の構成〕 本発明は: 200〜4000の当量を有するポリオール30〜90
重量%と、 (a)[1]エチレン性不飽和カルボン酸のグリコール
エステル。
■重合し得る不飽和脂肪族アルコールおよび/またはそ
のエステル。
■フルフリルアルコール、および [4]N−アルキロールアクリルア ミドからなる群から運ばれる。水酸基および/または水
酸基形成性エステル基含有単量体の少なくとも1種5〜
90重量%、 (b)不飽和ニドツル5〜90重量%、(C)エポキシ
基含有エチレン性不飽和単量体5〜90重量%、および (d)他のエチレン性不飽和単量体0〜60重量%から
なる単量体混合物から形成された重合体で必って該ポリ
オール中に安定に分散された重合体10〜70重量%と
からなり、該単量体混合物を該ポリオール中で重合させ
ることにより製造された、ペンダント水酸基およびエポ
キシ基を有する重合体ポリオール組成物(第1発明);
および 下記のペンダント水酸基含有重合体ポリオール[A] 
10〜90重量%と、エポキシ基含有重合体ポリオール
[B] 10〜90重量%からなる、重合体ポリオール
組成物。〔但し[A]は、 200〜4000の当量を有するポリオール30〜90
重量%と、 (a)[1]エチレン性不飽和カルボン酸のグリコール
エステル。
■重合し得る不飽和脂肪族アルコールおよび/またはそ
のエステル。
■フルフリルアルコール、および [4]N−アルキロールアクリルア ミドからなる群から選ばれる。水酸基および/または水
酸基形成性エステル基含有単量体の少なくとも1種5〜
95重量%、 (b)不飽和ニトリル5〜95重量%、および(c)他
の単量体0〜60重量% からなる単量体混合物 から形成された重合体であって該ポリオール中に安定に
分散された重合体10〜70重量%とからなり、該単量
体混合物を該ポリオール中で重合させることにより製造
された、ペンダント水酸基を有する重合体ポリオールで
ある。〕 (第2発明)である。
本発明の重合体ポリオール組成物を構成する。
ペンダントの水酸基含有重合体は、(a)水酸基および
/または水酸基形成性エステル基含有単量体、(b)不
飽和ニトリル、及び必要により(C)エポキシ基含有エ
チレン性不飽和単量体および/または((j)他のエチ
レン性不飽和単量体からなる単量体混合物を、ポリオー
ル中で重合させることにより製造される。また、第2発
明において、ペンダントの水酸基含有重合体ポリオール
[A]と併用される、エポキシ基含有重合体ポリオール
[B]は(b)不飽和ニトリル、(C)エポキシ基含有
エチレン性不飽和単量体及び必要により(d)他のエチ
レン性不飽和単量体からなる単量体混合物を、ポリオー
ル中で重合させることにより製造される。
本発明のペンダントの水酸基含有重合体ポリオール組成
物の製造に用いられる水@基および/または水酸基形成
性エステル基含有単量体(a)としては、次のものが挙
げられる。
■エチレン性不飽和カルボン酸のグリコールエステル: (メタ)アクリル酸(アクリル酸およびメタクリル酸を
表わす。以下同様の表現を用いる。)。
クロトン酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、メサコン酸、メチルマロン酸。
アコニット酸、桂皮酸、ビニル安息香酸などのエチレン
性不飽和モノ−またはポリ−カルボン酸と、C2〜6の
アルキレングリコール(エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1.6−ヘキサンジオールなど)およ
び/またはポリグリコール[分子中に2個の活性水素原
子を有する化合物(例えば上記アルキレングリコール、
後述のポリエーテルポリオールの出発物質)のフルキレ
ンオキサイド[エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド。
1.2−、2.3−、1.3−および1,4−ブチレン
オキサイド。
スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等、およびこ
れらの2種以上(例えばエチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイド)の併用(ランダムおよび/またはブロッ
ク)]付加物(付加モル数:通常1〜20.好ましくは
1〜10とくに好ましくは2〜10)]などのグリコー
ル類とのエステル:ならびに上記不飽和ポリカルボン酸
と上記グリコール類およびモノオール[C1〜20の1
価アルコール(例えばメタノール、エタノール等の脂肪
族1価アルコール)またはそのアルキレンオキサイド付
加物(付加モル数二通常1〜20.好ましくは1〜10
とくに好ましくは2〜10)]との混合エステル。〔こ
れらのエステルは、不飽和カルボン酸またはそのエステ
ル形成性誘導体(酸無水物、低級エステルなど〉とグリ
コール類との反応または不飽和カルボン酸とアルキレン
オキサイドとの反応により製造することができる。) これらのエステルのうちで好ましいのは、(メタ)アク
リル酸、マレイン酸、フマール酸のエステルでおる。ざ
らに好ましいのは(メタ)アクリル酸(とくにメタクリ
ルM)のエステル、とくに次の一般式(1)で示される
ものである。
O CH2=C−C−0−f A−OqH(1)(式中、R
t、t HまたはメチルL Aはエチレン基および/ま
たはプロピレン基2nは1〜20の整数を表す。) 一般式(1)のモノマーの具体例としては、ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリ
ル酸、ポリオキシプロピレン(メタ〉アクリル酸、ポリ
オキシエチレン−ポリオキシプロピレン(メタ)アクリ
ル酸などを挙げることができる。これらは単独でも混合
物としても使用できる。これらのモノマーの中ではとド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、ポリオキシプルピレン(メタ
)アクリル酸(オキシプロピレン基の繰り返し数nは2
〜20)が好ましく、ヒドロキシエチルメタクリレート
、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ポリオキシプロ
ピレンメタクリル酸(nは2〜20)が更に好ましくポ
リオキシプロピ■      レンメタクリル酸(nは
2〜10)が特に好ましい。
■重合し得る不飽和脂肪族アルコールおよび/またはそ
のエステル: ビニルアルコール、(メタ)アリルアルコール。
クロチルアルコール、インクロチルアルコール。
ブテンモノオール[1−ブテン3−オール、2−ブテン
1−オール]、ブチンジオール[2−ブテン1,4−ジ
オール、プロパルギルアルコールなどの不飽和の。
1価または多価のアルコール、およびこれらのアルキレ
ンオキサイド[エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イド、 1.2−、2.3−、1.3−および1,4−
プチレンオキサイド、スチレンオキサイド、エピクロル
ヒドリン等、およびこれらの2種以上(例えばエチレン
オキサイドとプロピレンオキサイド)の併用(ランダム
および/またはブロック)]付加物(付加モル数二通常
1〜20.好ましくは1〜10) ] :ならびにこれ
らの不飽和アルコールの脂肪酸エステル(酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニルなど)。
これらのうちで好ましいのは、ビニルアルコール、(メ
タ)アリルアルコール、2−ブテン1,4−ジオール、
プロパルギルアルコールおよび/またはそれらのエステ
ル、とくにビニルアルコール、アリルアルコール、2−
ブテン1,4−ジオール、および/またはそれらのエス
テルである。
■フルフリルアルコール。
[4]N−アルキロールアクリルアミ ドニN−メチロールアクリルアミド、N−エチロールア
クリルアミドなど。
併用される不飽和ニトリル(b)としては(メタ)アク
リロニトリルが挙げられ、とくにアクリロニトリルが好
ましい。
エポキシ基含有エチレン性不飽和単量体(C)には、1
.2−、1.3−、1.4−、および1,5−エポキシ
ドのようなエポキシ基を少なくとも1個有する、不飽和
炭化水素オキシド、および不飽和エーテル、エステ′ル
、ウレタン、アミド、アセタールなどが含まれ;特願昭
58−230842号明細書および特願昭59−768
90号明細書記載のエポキシ基含有単量体が挙げられる
。(C)のうちで、好ましいのは不飽和カルボン酸エス
テルであり;グリシジル(メタ)アクリレート、テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレートがざらに好まし
く、とくにグリシジル(メタ)アクリレートが好ましく
、グリシジルメタクリレートが最も好ましい。
必要により使用される他のエチレン性不飽和単量体(d
)として例えば、特願昭58−230842号および特
願昭59−76890号明細書記載の上記以外の七ツマ
−が挙げられる。[d>のうちで好ましいものはメタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、スチレン。
α−メチルスチレンでおり、メタクリル酸メチル。
スチレンが更に好ましい。
本発明(第1発明)の重合体ポリオール組成物において
、全七ツマ−に占める各モノマーの割合は(a)が通常
5〜90%好ましくは10〜80%とくに好ましくは1
0〜60%最も好ましくは20〜40%、(b)が通常
5〜90%好ましくは10〜80%とくに好ましくは2
0〜80%最も好ましくは30〜70%、(C)が通常
5〜90%好ましくは10〜80%ざらに好ましくは2
0〜80%最も好ましくは20〜70%、(d)が通常
O〜60%好ましくは0〜40%さらに好ましくは0〜
30%である。
第2発明の重合体ポリオール組成物中のペンダントの水
酸基含有重合体ポリオール[A]における、全モノマー
に占める各七ツマ−の割合は(a)が通常5〜95%好
ましくは10〜90%とくに好ましくは20〜80%最
も好ましくは30〜70%、(1)>が通常5〜95%
好ましくは10〜90%とくに好ましくは20〜80%
最も好ましくは30〜70%、(c) [(c) + 
(cl) ]が通常0〜60%好ましくは0〜50%さ
らに好ましくは0〜40%[(d)が通常O〜60%好
ましくは0〜40%ざらに好ましくはO〜30%]であ
り二また、[A]と併用される。エポキシ基含有重合体
ポリオール[B]において、全モノマーに占める各モノ
マーの割合は(b)が通常5〜95%好ましくは10〜
90%とくに好ましくは20〜80%最も好ましくは3
0〜70%、(C)が通常5〜95%好ましくは10〜
90%さらに好ましくは20〜80%最も好ましくは3
0〜70%、(d>が通常0〜60%好ましくは0〜5
0%ざらに好ましくは0〜40%最も好ましくは0〜3
0%である。
本発明の重合体ポリオール組成物の製造に使用できるポ
リオールとしては、例えば、特願昭59−199160
号明細書記載のもの(ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオール、これらの重合体ポリオール、これら
の変性されたポリオールなと)を挙げることができる。
 これらのポリオールは通常2〜8個の水酸基と200
〜4.000のOH当量好ましくは2〜4個の水酸基と
400〜3.000のOH当量を有している。
これらの中では、出発物質(プロピレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ールなど)にアルキレンオキシド(エチレンオキシド、
プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなど)を付加さ
せたポリエーテルポリオールが好ましい。ざらに好まし
いポリエーテルポリオールは分子中に任意に分布された
エチレンオキシド鎖を0〜50重量%有し、かつ0〜3
0重量%のエチレンオキシド鎖が分子末端にチップされ
たものである。特に好ましいポリエーテルポリオールは
5〜40重」%の分子中に任意に分布されたエチレンオ
キシド鎖を含有し、5〜25重量%のエチレンオキシド
鎖が分子末端にチップされたものである。またポリエー
テルポリオールの第1級水酸基含有率は通常O〜100
%好ましくは30〜100%更に好ましくは50〜10
0%最も好ましくは70〜100%である。
本発明の重合体ポリオール組成物の製造の際のモノマー
の使用量は、ポリオール100部(重伍部、以下同様)
につき、通常10部以上、好ましくは50〜250ざら
に好ましくは70〜160とくに好ましくは85〜12
5部でおる(但し、ポリオールが重合体ポリオールの場
合には重合体部分は七ツマ−として計算する)。
これらのモノマーを重合するためには通常重合開始剤が
使用される。重合開始剤としては遊離基を生成して重合
を開始させるタイプのもの、例えば2,2−アゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN> 。
2.2°−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)(AVN ’)などのアゾ化合物;ジベンゾイルパ
ーオキシド、ジクミルパーオキシドおよび特願昭59−
199160号明細書記載の上記以外の過酸化物あるい
は過硫酸塩、過ホウ酸塩、過コハク酸等が使用できるが
、実用的にはアゾ化合物特にAIBN、AVNが好まし
い。重合開始剤の使用量はモノマーの全量に基づいて0
.1〜20好ましくは0.2〜10重量%である。
ポリオール中での重合反応は無溶媒でも行なうことがで
きるか、重合体濃度が高い場合には有償溶媒の存在下に
行なうのが好ましい。有機溶媒としては例えばベンゼン
、トルエン、キシレン、アセトニトリル、酢酸エチル、
ヘキサン、ヘプタン。
ジオキサン、 N、N−ジメチルホルムアミド、 N、
N−ジメチルアセトアミド、インプロピルアルコール。
n−ブタノールなどが挙げられる。
また必要によりアルキルメルカプタン類を除く公知の連
鎖移動剤(四塩化炭素、四臭化炭素、クロロホルム、特
開昭55−31880号公報記載のエノールエーテル類
など)の存在下に重合を行なうことができる。
重合はバッチ式でも連続式でも行なうことができる。重
合反応は重合開始剤の分解温度以上、通常60〜180
°C好ましくは90〜160℃特に好ましくは100〜
150℃で行なうことができ、大気圧下または加圧下ざ
らには減圧下においても行なうことができる。
(a)として、水酸基形成性エステル基含有単量体(不
飽和脂肪族アルコールのエステル)を用いた場合は、該
エステル基の全部または一部を加水分解あるいはアルコ
ール分解することにより水酸基に転換することができる
。加水分解あるいはアルコール分解は、通常の方法で行
うことができる。
一般に、塩基性触媒(NaOH,KOHなどのアルカリ
触媒、DBU  (1,8−シフfヒシク0[5,4,
0l−7−’7ンテセン)などのようなアミン触媒〕ま
たは酸性触媒(塩酸、硫酸、リン酸など)の存在下に、
水酸基形成性エステル基1当最につき0.5〜100(
とくに′ 1〜50)モルの水、低級アルコール(とく
にメタノール)またはそれらの混合物を20〜15o(
とくに30〜100)℃テ、0.5〜50(トクニ1〜
1o)時間反応させることにより、行うことができる。
重合反応終了後は得られる重合体ポリオールは何ら後処
理を加えることもなくそのままポリウレタンの製造に使
用できるが、反応終了後は有機溶媒、重合開始剤の分解
生成物や未反応モノマー等の不純物を慣用手段により除
くのが望ましい。
本発明の重合体ポリオール組成物は、重合した七ツマ−
すなわち重合体がポリオールに分散した半透明ないし不
透明の白色ないしは黄褐色の分散体である。
本発明の重合体ポリオール組成物の重合体含量は、通常
10〜70%好ましくは30〜60%更に好ましくは4
5〜55%最も好ましくは50〜55%である。重合体
の含量が70%をこえると高粘度となり流動性が悪くな
る。また、重合体の含量が10%より低くなるとポリウ
レタンの物性の改善が小さい。
本発明の重合体ポリオール組成物の水酸基価は通常10
〜300好ましくは20〜250更に好ましくは30〜
200である。
本発明の重合体ポリオール組成物は、ポリウレタンの製
造に有用である。
本発明の重合体ポリオール組成物をポリウレタン製造に
用いるに当り使用されるポリイソシアネートとしては、
炭素数(NGO基中の炭素を除く)6〜20の芳香族ポ
リイソシアネート、炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシ
アネート、炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート
、炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート、こ
れらのポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カル
ボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレ
ット基、ウレトジオン基、ウレトイミン基、イソシアヌ
レート基、オキサゾリドン基含有変性物など)、が使用
でき、それらの具体例としては特願昭59−19916
0号明細書記載のものが挙げられる。好ましいのは、商
業的に容易に入手可能なポリイソシアネート例えば2,
4−および2.6−TDIおよびこれらの異性体の混合
物、粗製TDI 、 4.4−および2.4′−MDI
およびこれらの異性体の混合物、粗製)IDIとも称せ
られるポリアリーレンポリインシアネート(PAPI 
)およびこれらポリイソシアネート類より誘導されるウ
レタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレ
ア基、ビューレット基、ポリイソシアヌレート基を含有
する変性ポリイソシアネート類である。
また、ポリウレタン製造に用いるに当り、本発明の重合
体ポリオール組成物[ペンダントの水酸基含有重合体ポ
リオール、またはこれとエポキシ基含有する重合体ポリ
オール]は、必要により他のポリオールと併用できる。
このようなポリオールとしては少なくとも2個の水酸基
と200〜4,000のOH当量を有する高分子ポリオ
ールが使用でき、その例としては既に述べた重合体ポリ
オール製造に用いられるポリオールと同一のもの、すな
わちポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
、変性されたポリオール類および重合体ポリオールなど
を挙げることができる。ポリブタジェンポリオール、ざ
らにヒマシ油などの天然油か′ら得られるポリオールも
使用できる。これらの中では出発物質にエチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドおよびこれ
らの任意の混合物特にプロピレンオキシド単独もしくは
プロピレンオキシドとエチレンオキシドが付加された2
〜8個の水酸基と200〜4、000のOH当量(とく
に2〜4個の水酸基と400〜3.000のOH当量を
有するポリエーテルポリオール、およびその重合体ポリ
オール[該ポリエーテルポリオール中で前記モノマー(
b)(とくにアクリロニトリル)および必要により(d
)(とくにスチレン、メタクリル酸メチル)を重合させ
たちの]が好適である。
これらの高分子ポリオールはペンダントの水酸基含有重
合体ポリオール100部当り通常0〜500部好ましく
は0〜300部特に好ましくは0〜200部の量使用さ
れる。
本発明の重合体ポリオール組成物は、ペンダントの水酸
基含有重合体ポリオール、高分子ポリオール以外に、必
要により他の高分子活性水素含有化合物(例えば2個以
上の活性水素と200〜4,000の当量を有するポリ
エーテルポリアミンなど)および/または例えば、特願
昭59−199160号明細書記載の低分子の活性水素
含有化合物(例えば、エチレングリコール、1,4−ブ
タンジオール、トリエタノールアミン、ジェタノールア
ミン、メチレンジアニリン、ジエチルトルエンジアミン
、当量200未満のアニリンのアルキレンオキシド付加
物など)を含有していてもよい。これらの低分子の活性
水素含有化合物は上記ポリオール(ペンダントの水酸基
含有重合体ポリオールおよび必要により他の高分子ポリ
オール)  ioo部当り通常0〜100部好ましくは
o;5o部特に好ましくは0〜30部の量が使用される
全活性水素含有成分中のペンダントの水酸基含有重合体
ポリオールの割合は通常20〜100%である。全活性
水素含有成分中の重合体の含量は通常5〜70%好まし
くは25〜60%とくに好ましくは30〜55%である
本発明の重合体ポリオール組成物はエポキシ基を含有し
ており、ポリウレタン製造の際に(ポリウレタン形成と
同時に、および/または前後して)エポキシ基の一部ま
たは全部を開環反応させることができる。エポキシ基を
開環反応させるためには、硬化剤が使用される。このよ
うな硬化剤としては、エポキシ樹脂の硬化剤として普通
に使用されているもの、例えば「エポキシ樹脂」 (昭
晃堂。
昭和45年9月30日発行)109〜149頁、「クン
ストストラフ−ハントブーツ」バンド℃「ポリアセター
レ、エボキシトハルツエ、フルオルハルチゲポリメリザ
ーテ、シリコーネ、ラント・シー・バイター」 (カー
ル・ハンザ−・フエルラーグ・ミュンヘン1971年発
行)106〜120頁、「エポキシ・レジン・アンド・
プロダクツ・リーセント・アドバンス」 (ノイエズ・
データ・コーポレーション、米国1977年発行)30
1〜347頁に記載のものが使用できる。
硬化剤としては、ポリアミンが使用でき、その具体例と
しては、C2〜C6アルキレンジアミン例えばエチレン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、ポリアルキレン(02〜C6)ポリアミン例え
ばジエチレントリアミン、イミノビスプロピルアミン、
ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリエチレンテト
ラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンへ
キサジン、これらのアルキル(01〜C4)またはヒド
ロキシアルキル(02〜C4)置換体たとえばジアルキ
ル(01〜C3)アミノプロピルアミン、アミノエチル
エタノールアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、
脂環または複素環含有脂肪族ポリアミン例えば3,9−
ビス(3−アミノプロピル”)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ(5,5)、ウンデカンなどの脂肪族
ポリアミン類(02〜018);メンタンジアミン、N
−アミノエチルピペラジン、1,3−ジアミノシクロヘ
キサン、イソホロンジアミン、水添メチレンジアニリン
などの脂環式または複素環式ポリアミン類(04〜C1
5);キシリレンジアミン、テトラクロル−p−キシリ
レンジアミンなどの芳香環含有脂肪族アミン@(C8〜
C15)二フェニレンジアミン、トルエンジアミン、メ
チレンジアニリン、ジアミノジフェニルスルホン、ベン
ジジン、  4.4’  −ビス(0−トルイジン)、
チオジアニリン、ジアニシジン、メチレンビス(O−ク
ロロアニリン)、ビス(3,4−ジアミノフェニル)ス
ルホン、ジアミノジトリルスルホン、2,6−ジアミツ
ピリジン、4−クロロ−〇−フェニレンジアミン、4−
メトキシ−6−メチル−m−フェニレンジアミン、m−
アミノベンジルアミン、  4.4’−ジアミノ−3,
3′  −ジメチルジフェニルメタンなどの芳香族ポリ
アミン類(06〜C2o);ポリアミドポリアミン(上
記ポリアミンとダイマー酸との縮合物)、ポリエーテル
ポリアミン(前記高分子活性水素含有化合物として挙げ
たもの)、およびジシアンジアミドなどが挙げられる。
コハク酸、マレイン酸、イタコン酸、アゼライン酸、セ
パチン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテ
トラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ナジック
酸、メチルナジック酸、ドデセニルコハク酸、ピロメリ
ット酸、トリメリット酸、クロレンデイツク酸、メロフ
ァ二酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、シクロペン
タジェンテトラカルボン酸、フェニレンビス(3−ブタ
ン−1,2−ジカルボン酸などのポリカルボン酸(04
〜C30)およびそれらの無水物も本発明において硬化
剤に使用できる。
他の適当な硬化剤の例としては、BF3 、 FeCl
3 。
AlCl3 、5nCI4 、 ZnCl2 、アルミ
ニウムアルコキシドおよび三弗化硼素アミン錯体なとの
ルイス酸化合物などが挙げられる。
ざらにポリイソシアネート類も好適な硬化剤であり、前
述のポリイソシアネートの例とじてか挙げたものがエポ
キシ硬化剤として使用できる。
また、ポリスルフィド樹脂およびその他公知の硬化剤も
使用できる。
これらの硬化剤の使用量は硬化剤の種類により異なるが
、本発明の重合体ポリオール組成物〔第1発明のペンダ
ントの水酸基およびエポキシ基含有重合体ポリオールま
たは第2発明の[A] +[B])100重量部当り、
通常0.5〜200好ましくは1〜100とくに好まし
くは5〜50重量部(ルイス酸化合物の場合は通常0.
5〜20好ましくは1〜10重冊部)である。
さらに、ポリウレタンの製造に際して、必要によりエポ
キシ硬化促進剤を使用することができる。
エポキシ基の開環反応、とくに開環架橋反応。
を促進するエポキシ硬化促進剤の具体例としては、ピリ
ジン、キノリン、イミダゾール、 N、N−ジメチルシ
クロヘキシルアミン、トリエチルアミン、 N−メチル
モルフォリン、N−エチルモルフォリン、トリエチレン
ジアミン、 N、N−ジメチルアニリンt NlN−ジ
メチルベンジルアミン、トリス(N、N−ジメチルアミ
ノメチル)フェノールなどのアミン類;ソジウムメトキ
シド、苛性カリ、2−エチルヘキサン酸カリウムなどの
塩基性アルカリ金属化合物;5nCI4 、 FeCl
3 、 AlCl3 、5bC15、znC12。
2nBr2 、 KI、 LiClなどの金属ハロゲン
化物ニトリエチルアルミニウム、アルミニウムイソプロ
ポキシド、テトライソプロピルチタネート、ジエチル亜
鉛、n−ブトキシリチウム、酢酸亜鉛、2−エチルヘキ
サン酸鉛、アセチルアセトネート化合物(Fe、 Co
)などの有機金属化合物:テトラメチルアンモニウムク
ロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、トリ
メチルベンジルアンモニウムクロライド、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシドなどの第4級アンモニウム化
合物;トリアルキルフォスフイン、トリアルキルフォス
フインオキシド、フォスフオニウム塩などのリン系化合
物;およびトリアルキル−、トリアリール−またはトリ
シクロアルキルボレートなどが挙げられる。
これらのエポキシ硬化促進剤は硬化剤の種類によって適
宜選択することができ、単独でも混合物としても使用で
きる。硬化促進剤の使用量は、水酸基および/またはエ
ポキシ基含有重合体ポリオール当り2通常0.01〜2
0(好ましくは0.1〜10)重量%である。
また、ポリウレタンの製造に際し、必要により、例えば
特願昭59−199160号明細書記載の公知の発泡剤
(例えばメチレンクロライド、モノフルオロトリクロロ
メタン、水など)、公知の触媒(例えばトリエチレンジ
アミンなどの第3級アミン類;オクチル酸スズ、ジブチ
ルチンジラウレート、オクチル酸鉛などの金属触媒など
)が使用できる。
発泡剤の使用量はポリウレタンの所望の密度(例えば0
.01〜1.4g/c17りにより変えることができ、
触媒は反応混合物の重量に基づいて例えば約o、 oo
i〜約5%の少量で用いられる。ポリウレタン製造に使
用できるその他の添加剤としては、乳化剤および気泡安
定剤としての表面活性剤が使用でき、特にポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレン共重合体が重要である。
その池水発明の組成物において使用できる添加剤として
は、難燃剤、反応遅延剤、着色剤、内部離型剤、老化防
止剤、抗酸化剤、可塑剤、殺菌剤およびカーボンブラッ
ク、酸化亜鉛、酸化カルシウム、二駿化鉛、酸化チタン
、ケイソイ土、ガラス繊維およびその破砕物(カットガ
ラス、ミルドガラス、ガラスフレークなど)、タルク、
マイカおよびその他の充填剤等公知の添加剤が挙げられ
る。
本発明の重合体ポリオール組成物をポリウレタン製造に
用いるに際して、イソシアネート指数は通常65〜12
0(好ましくは75〜100特に好ましくは85〜10
0)である。(但し、エポキシ硬化剤を用いる場合、そ
の種類によっては、見掛けのイソシアネート指数は上記
範囲と異なる。ポリイソシアネートで硬化させる場合の
NGO当量/(活性水素含有基当量子エポキシ基当量)
は通常0.7〜1.3.好ましくは0.8〜1.2.と
くに好ましくは0.85〜1.1.最も好ましくは0.
9〜1.05である。また酸無水物またはポリアミンで
硬化させる場合の(NGO当量当量化硬化剤量)/(活
性水素含有基当量+エポキシ基当量)は通常0.7〜1
.3.好ましくは0.8〜1.2.とくに好ましくは0
.85〜1.1.最も好ましくは0.9〜1.05であ
る。〕 ざらにイソシアネート指数を上記範囲より大幅に高くし
てポリウレタン中にポリイソシアヌレートを導入(ポリ
イソシアネート指数300〜i 、 ooo >するこ
とも可能でおる。(この場合、見掛けのイソシアネート
指数および上記当量比も、それに応じて高くなる。) ポリウレタンの製造はワンショット法、セミプレポリマ
ー法、プレポリマー法等の公知の方法により行なうこと
ができる。閉鎖モールドあるいは開放モールド内で各種
の非発泡あるいは発泡のポリウレタンの製造を行なうこ
とができる。ポリウレタンの製造は普通低圧あるいは高
圧の機械装置を用いて原料を混合反応させることにより
行なわれる。
ざらには、原料混合前後(とくに原料混合前)。
原料中の溶存空気あるいは混合時に混入した空気などの
ガスを真空法により除去することによりポリウレタンの
製造を行なうこともできる。
本発明の重合体ポリオール組成物は特にRIM(反応射
出成形)法による無発泡もしくは低発泡(密度0.8〜
L49/crdとくに0.95〜1.4g/crA>の
RIM成形ポリウレタンエラストマー(以下RIMウレ
タンと称す)の製造に有用でおる。
RIM法の成形は従来の方法と同じ条件で実施できる。
例えば、通常25〜90℃に温調された原料(2〜4成
分)を100〜200 K’J/cytGの圧力で衝突
混合させ、予め30〜200℃(好ましくは60〜90
℃)に温調された金型に注型した後、0゜1〜5分内の
時間で脱型することにより行なうことができる。脱型後
得られる成形品は、そのままでも製品とすることができ
るが、ざらにアニール(アフターキュア)を行ない製品
化するのが望ましい。この場合のアニール条件は通常6
0〜180 ’CX O,3〜100時間、好ましくは
80〜b 間更に好ましくはioo〜150 ’Cx O,3〜i
oo時間、特に好ましくは120〜140°CX i〜
30時間である。
[実施例] 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例
、使用例、比較例に使用した原料の組成は次のとおりで
ある。なお部および%はそれぞれ重量部および重量%を
表わす。
(1)ポリオールA:プロピレングリコール76部にプ
ロピレンオキシド(以下POと略す)  2,000部
、エチレンオキシド(以下EOと略す)500部、PQ
 2,000部、EO700部の順に付加させた水酸基
価28の2官能性ポリオール。
(2)ポリオールC:グリセリン92部にpQ 5,1
00部とEO800部の混合物を付加させた後、ざらに
EO1,000部を付加させた水酸基価28の3官能性
ポリオール。
(3)ポリオールC:グリセリン92部にpQ 3,0
00部を付加させた水酸基価56の3官能性ポリオール
(4)ポリオールD:ペンタエリスリトール136部に
EO400部、Po 6,000部、EO700部を順
次付加させた水酸基価36の4官能性ポリオール。
■モノマー: IDEA :ヒドロキシエチルアクリレート。
HEMA:ヒドロキシエチルメタクリレート。
HPMA:ヒドロキシプロピルメタクリレート。
TPMA : トリオキシプロピレンメタクリル酸。
HOPMA:ヘキサオキシプロピレンメタクリル酸。
DPMAニジプロピレングリコールメタクリレート VAC:酢酸ビニル。
ALA:アリルアルコール。
BD:シスー2−ブテン−1,4−ジオール。
PA:プロパルギルアルコール。
NMAA:H−メチロールアクリルアミド。
FA:フルフリルアルコール。
へN:アクリロニトリル。
GAニゲリシジルアクリレート。
GMA ニゲリシジルメタクリレート。
MMA :メチルメタクリレート。
(6)ミリオネートMTL:カルボジイミド変性液状)
IDI  (NCO28,8%)日本ポリウレタン工業
■製。
(7)触媒 DBTDL ニジブチルチンジラウレート。
NMM:N−メチルモルホリン。
DABCO33LV : トリエチレンジアミンの33
%ジプロピレングリコール溶液。
(8)黒トナー:ポリオキシプロピレンジオール(分子
量2000)にカーボンブラックが50%練り込れたも
の。
(9)重合体ポリオール■:ポリオールB中でANをラ
ジカル重合させることにより得られたポリマー含量的2
0%の重合体ポリオール(水酸基価22.4>。
(10)重合体ポリオール■:ポリオールA中で七ツマ
−(AN :スチレン=80:20 >をラジカル重合
させることにより得られたポリマー含量約20%の重合
体ポリオール(水酸基価22.4>。
(11)EG:エチレングリコール (12)DETDA ニジエチルトルエンジアミン。
実施例1 撹拌および温度制御付の耐圧反応容器にポリオールB1
50部、キシレン150部を投入し、約120°Cまで
昇温した。ポリオールB500部、ヒドロキシエチルメ
タクリレート150部、グリシジルメタクリレート10
0部、アクリロニトリル255部、AIBN4部の混合
物をポンプにより連続的に反応容器に2時間で供給した
。その間撹拌上反応温度を115〜120°Cに制御し
た。同温度で30分間撹拌を継続したのち、ポリオール
B 50部に分散されたAIBNを1.6部追加供給し
、更に30分間同温度で撹拌を行なった。最後に真空ポ
ンプで低揮発分を除去し補集し、存置より重合体濃度5
0.0%の淡褐色の重合体ポリオール組成物を得た。粘
度(25°C) 11,600cps 、水酸基価78
.7mg KOH/ gであった。
実施例2〜20.参考例A1〜7.B1〜6実施例1と
同様の方法にて、本発明に係わる重合体ポリオールおよ
び参考例の重合体ポリオールを製造した。その使用原料
および得られた重合体ポリオールの性状を表1および表
2に示す。
実施例21 撹拌および温度制御付の耐圧反応容器に、キシレン15
0部、 FA 150部を投入し、約120’Cまで昇
温上た。ポリオールB 500部、 AN 260部、
GMA 100部、AIBN6部の混合物をポンプによ
り連続的に反応容器に4時間で供給した。その間、撹拌
下に反応温度を115〜120℃に制御した。同温度で
30分間撹拌を継続したのち、キシレン100部に分散
されたAl3Ni2部を1時間にわたって追加供給し、
更に30分間同温度で撹拌を行なった。
最後に真空ポンプで低揮発分を除去、補集し、存置より
重合体濃度49.6%の黄褐色の重合体ポリオール組成
物[粘度(25℃> 21,0OOCpS 、水酸基価
99.3JrIgKOH/g]を得た。
実施例22.23 実施例21と同様の方法にて、本発明に係わる重合体ポ
リオールを製造した。その使用原料および得られた重合
体ポリオールの性状を表3に示す。
なおりAIBNのキシレン溶液の滴下速度は、AIBN
が1時間に約5部滴下するように調整した。
表3 実施例24 滴下装置、還流冷却装置、ガス導入管、温度記録計およ
び撹拌装置を備えた反応容器にメタノール150部、 
BD 150部を仕込み、窒素気流下で65°Cまで加
熱した。温度を約65℃に制御しつつ、ポリオールB5
00部、 AN 260部、 GMA 100部。
AVN10部の混合物を5時間で滴下した。滴下終了後
、同温度で1時間撹拌を継続した。次いで、AVNの1
0%メタノール溶液80部を約4時間にわたって滴下し
たのち、同温度で更に1時間撹拌を行った。最後に真空
ポンプで低揮発分を除去、補集し、存置より重合体濃度
50.2%の淡黄褐色の重合体ポリオール組成物[粘度
(25℃)  3.6001]S。
水酸基価206mgKOH/g]を得た。
実施例25.26 実施例24と同様の方法にて、本発明に係わる重合体ポ
リオールを製造した。その使用原料および得られた重合
体ポリオールの性状を表4に示す。
なお、NMAAは3倍量のメタノールに溶解して使用し
、また、追加のAVNの10%メタノール溶液の滴下速
度は約50部/時間とした。
表4 実施例27〜32 参考例A1〜7のペンダント水酸基含有重合体ポリオー
ル[AIと参考例81〜6のエポキシ基含有重合体ポリ
オール[B]を配合して、次の組成の使用例1〜24;
比較例1,2 表5に記載の原料を10秒間激しく混合して約70°C
1,:温調された127x 100X12.7m (厚
み)の大きざの鉄製モールドに注型、5分後に金型より
取り出し、120℃で2時間更に135°Cで5時間ア
フターキュアを行なうことによりポリウレタン成形品を
得た。物性は表5に示す。なお、7−ncJlzはEG
に溶解して使用した。
使用例25〜29 表6記載のA、B2成分の処方原料(50°Cに温調)
をR−RIM機〔ポリウレタンエンジニアリング■製)
IINIRI)l HC−102)を用いて、予め約7
0℃に調整された金型(400x 300X 3M)に
注型(吐出圧力150〜180 Kl/ctdG 、吐
出ff115Kg/分。
注入時間1.8秒〉し、60秒後に脱型した。[R−R
IM機の原料タンクを真空にすることにより、溶存空気
等を除去した後、金型に注型しポリウレタン成型品を得
た。] 得られたRIMウレタンを、120℃で1時間。
130℃で5時間アフターキュアーをオーブン中で行な
った。その物性を表6に示す。
使用例30〜35 実施例27〜32の1重合体ポリオール[A]および[
B」からなる重合体ポリオール組成物を用いて、使用例
1と同様の方法にてポリウレタン成型品を得た。処方と
物性を表7に示す。
なお、L ic、:はEGに溶解して使用した。
使用例36.37:比較例3〜6 実施例33の2重合体ポリオール[A]および[B]か
らなる重合体ポリオール組成物、または参考例A7もし
くはB2の重合体ポリオールを用いて、使用例25と同
様の方法にてポリウレタン成型品を得た。処方と物性を
表8に示す。
なお、表5〜表8中のNGO指数は を示す。
また、ポリウレタンの物性測定法は次のとおりである。
曲げ強度、 にrJ/cft:  JIS K−720
3曲げ男性率、  KQ/ci  :  JIS K−
7203衝撃強度、  KQcm/cm  :  JI
S K−7110熱変形温度、  ’C:  JISK
−7207(A法)[発明の効果] 本発明に係わる重合体ポリオールは、重合体の主鎖にペ
ンダントの水酸基とエポキシ基を有しているので、これ
を反応〔ウレタン結合の生成とエポキシ基の開環(とく
にイソシアネート架橋によるオキサゾリドン環の生成)
〕させることにより、重合体部分とポリウレタン部分間
および重合体部分同士を連結(架橋)させることが可能
であり、特に耐熱性と耐衝撃性にすぐれたポリウレタン
を製造することができる。
表5〜8から明らかなように、本発明により得られるポ
リウレタンは、ペンダントの水酸基またはエポキシ基を
それぞれ単独に含有する重合体ポリオールから得られる
ポリウレタンに比して、剛性、耐衝撃性、耐熱性のバラ
ンスがすぐれている。
このように本発明の方法にしたがえば、剛性。
耐熱性および耐衝撃性のすぐれた無発泡もしくは低発泡
のポリウレタン、とくにRIMウレタン(自動車のバン
パー、フェンダ−、ドアパネルなどの外装材料おるいは
電気機器のハウジングや部品など)が有利に製造できる
ざらに、本発明の方法は、エネルギー吸収用おるいは自
動車、家具等のクッション用の高硬度で高弾性の軟質あ
るいは半硬質ポリウレタンフォームや発泡または非発泡
の硬質ポリウレタン、ざらには接着材、被覆材に適した
ポリウレタンにも有用で、その実用的価値は高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、200〜4000の当量を有するポリオール30〜
    90重量%と、 (a)[1]エチレン性不飽和カルボン酸のグリコール
    エステル、 [2]重合し得る不飽和脂肪族アルコールおよび/また
    はそのエステル、 [3]フルフリルアルコール、および [4]N−アルキロールアクリルアミド からなる群から選ばれる、水酸基および/または水酸基
    形成性エステル基含有単量体の少なくとも1種5〜90
    重量%、 (b)不飽和ニトリル5〜90重量%、 (c)エポキシ基含有エチレン性不飽和単量体5〜90
    重量%、および (d)他のエチレン性不飽和単量体0〜60重量%から
    なる単量体混合物から形成された重合体であって該ポリ
    オール中に安定に分散された重合体10〜70重量%と
    からなり、該単量体混合物を該ポリオール中で重合させ
    ることにより製造された、ペンダント水酸基およびエポ
    キシ基を有する重合体ポリオール組成物。 2、[1]が一般式(1): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RはHまたはメチル基、Aは炭素 数2〜4のアルキレン基、nは1〜20の整数を表す。 ) で示される単量体である、特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。 3、nが2〜10の整数である、特許請求の範囲第2項
    記載の組成物。 4、[1]がヒドロキシエチル(メタ)アクリレートお
    よび/またはヒドロキシプロピル(メタ)アアクリレー
    トである、特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5、[2]が(メタ)アリルアルコール、ブテンモノー
    またはジオールおよびプロパルギルアルコールからなる
    群から選ばれる少なくとも1種である、特許請求の範囲
    第1〜4項の何れか記載の組成物。 6、[4]がN−メチロールアクリルアミドである、特
    許請求の範囲第1〜5項の何れか記載の組成物。 7、(b)がアクリロニトリルである、特許請求の範囲
    第1〜6項の何れか記載の組成物。 8、(c)がグリシジル(メタ)アクリレートである、
    特許請求の範囲第1〜7項の何れか記載の組成物。 9、(d)がメタクリル酸メチル、スチレンまたはこれ
    らの混合物である、特許請求の範囲第1〜8項の何れか
    記載の組成物。 10、重合した全モノマー中のモノマーの割合が、(a
    )10〜80重量%、(b)10〜80重量%、(c)
    10〜80重量%、(d)0〜40重量%である、特許
    請求の範囲第1〜9項の何れか記載の組成物。 11、該ポリオールがポリエーテルポリオールである、
    特許請求の範囲第1〜10項の何れか記載の組成物。 12、該重合体ポリオール中の重合体の含量が40〜6
    0重量%である、特許請求の範囲第1〜11項の何れか
    記載の組成物。 13、下記のペンダント水酸基含有重合体ポリオール[
    A]10〜90重量%と、エポキシ基含有重合体ポリオ
    ール[B]10〜90重量%からなる、重合体ポリオー
    ル組成物。〔但し[A]は、 200〜4000の当量を有するポリオール30〜90
    重量%と、 (a)[1]エチレン性不飽和カルボン酸のグリコール
    エステル、 [2]重合し得る不飽和脂肪族アルコールおよび/また
    はそのエステル、 [3]フルフリルアルコール、および [4]N−アルキロールアクリルアミド からなる群から選ばれる、水酸基および/または水酸基
    形成性エステル基含有単量体の少なくとも1種5〜95
    重量%、 (b)不飽和ニトリル5〜95重量%、および(c)他
    の単量体0〜60重量% からなる単量体混合物から形成された重合体であって該
    ポリオール中に安定に分散された重合体10〜70重量
    %とからなり、該単量体混合物を該ポリオール中で重合
    させることにより製造された、ペンダント水酸基を有す
    る重合体ポリオールである。〕 14、[B]が10〜70重量%の重合体を含有する、
    特許請求の範囲第13項記載の組成物。 15、[B]が、200〜4000の当量を有するポリ
    オールと、 (b)不飽和ニトリル5〜95重量%、 (c)エポキシ基含有エチレン性不飽和単量体5〜95
    重量%、および (d)他のエチレン性不飽和単量体0〜60重量%から
    なる単量体混合物 から形成された重合体であって該ポリオール中に安定に
    分散された重合体とからなり、該単量体混合物を該ポリ
    オール中で重合させることにより製造された、重合体ポ
    リオールである、特許請求の範囲第13または14項記
    載の組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054422A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Mitsui Chemicals Polyurethanes, Inc. ポリエーテルポリオール、その製造方法および用途
JP2006169508A (ja) * 2004-11-18 2006-06-29 Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc ポリエーテルポリオール、その製造方法および用途

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