JPS6198526A - 二軸配向ポリフエニレンスルフイドフイルム - Google Patents
二軸配向ポリフエニレンスルフイドフイルムInfo
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- JPS6198526A JPS6198526A JP59220749A JP22074984A JPS6198526A JP S6198526 A JPS6198526 A JP S6198526A JP 59220749 A JP59220749 A JP 59220749A JP 22074984 A JP22074984 A JP 22074984A JP S6198526 A JPS6198526 A JP S6198526A
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- Japan
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- film
- copolymer
- mol
- sheet
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、二軸配向ポリフェニレンスルフィドフィルム
に関するものである。
に関するものである。
[従来技術〕
従来、繰り返し単位+S→を90モル%以上含むポリp
−フェニレンスルフィドの二軸配向フィルムを、コンデ
ンサの誘電導体、磁気記録媒体のベースフィルム、電気
絶縁材料、フレ・キシプルプリント基板等に用いること
が提案さもている。
−フェニレンスルフィドの二軸配向フィルムを、コンデ
ンサの誘電導体、磁気記録媒体のベースフィルム、電気
絶縁材料、フレ・キシプルプリント基板等に用いること
が提案さもている。
しかし、かかるフィルムは、耐熱性、電気的特性、耐化
学薬品性などに優れている反面、衝撃に弱く、特に厚い
フィルムに′FMIを加えると、容易に二層以上の層状
に剥離するいわゆるデラミネーシミン現象を起こすこと
や、「引き裂き」に弱く、加工時や加工後のフィルム切
れを生じやすいという欠点があり、かかるフィルムの利
用範囲が限定されていた。
学薬品性などに優れている反面、衝撃に弱く、特に厚い
フィルムに′FMIを加えると、容易に二層以上の層状
に剥離するいわゆるデラミネーシミン現象を起こすこと
や、「引き裂き」に弱く、加工時や加工後のフィルム切
れを生じやすいという欠点があり、かかるフィルムの利
用範囲が限定されていた。
[発明の目的]
本発明の目的は、従来の二軸配向ポリp−フェニレンス
ルフィドフィルムの有する優れた耐熱性、電気的特性、
耐化学薬品性を損なうことなく、その欠点を改良し、耐
衝撃−、耐引き裂き性に優れたフィルムを提供しようと
するものである。
ルフィドフィルムの有する優れた耐熱性、電気的特性、
耐化学薬品性を損なうことなく、その欠点を改良し、耐
衝撃−、耐引き裂き性に優れたフィルムを提供しようと
するものである。
[発明の構成]
上記の目的を達成するため本発明は、くり返し単位の7
0モル%以上90モル%未満が構造式÷−@−8+で表
わされるユニットからなり、かつ、くり返し単位の8モ
ル%以上30モル%以下が構造式 (但し、Rは−COOH又は−8038,XはH3 直 −CH2−又は−〇H2CH2−又は−〇−)H3 から選ばれた少なくとも1種類のユニットからなる共重
合体を主体とする二軸配向ポリフェニレンスルフィドフ
ィルムを特徴とするものである。
0モル%以上90モル%未満が構造式÷−@−8+で表
わされるユニットからなり、かつ、くり返し単位の8モ
ル%以上30モル%以下が構造式 (但し、Rは−COOH又は−8038,XはH3 直 −CH2−又は−〇H2CH2−又は−〇−)H3 から選ばれた少なくとも1種類のユニットからなる共重
合体を主体とする二軸配向ポリフェニレンスルフィドフ
ィルムを特徴とするものである。
本発明に言う共重合体は、くり返し単位の70モル%以
上、90モル%未満(好ましくは80モル%以上、90
モル%未満)が主成分としてp−フェニレンスルフィド
ユニット÷−べζ)−8→で構成されている。係る主成
分が70モル%未満では、フィルムの耐熱性低下が著し
くなり、90モル%以上では、耐衝撃性、耐引き裂き性
の改良効果が乏しくなる。
上、90モル%未満(好ましくは80モル%以上、90
モル%未満)が主成分としてp−フェニレンスルフィド
ユニット÷−べζ)−8→で構成されている。係る主成
分が70モル%未満では、フィルムの耐熱性低下が著し
くなり、90モル%以上では、耐衝撃性、耐引き裂き性
の改良効果が乏しくなる。
また、共重合体のくり返し単位の8モル%以上30モル
%以下(好ましくは8モル%以上20モル%以下)は、
副成分(共重合成分)として上記の中から選ばれた1種
類もしくは2種類以上のユニットから構成されている。
%以下(好ましくは8モル%以上20モル%以下)は、
副成分(共重合成分)として上記の中から選ばれた1種
類もしくは2種類以上のユニットから構成されている。
係る副成分が8モル%未満では、耐衝撃性、耐引き裂き
牲の改良効果が十分でな(,30モル%を越えると、耐
熱性の低下が著しくなる。
牲の改良効果が十分でな(,30モル%を越えると、耐
熱性の低下が著しくなる。
該共重合体は、上記主成分と副成分からなるものである
が、共重合の態様は、ランダムコポリマー、ブロックコ
ポリマー、グラフトコポリマー等いかなるものでもよい
。また、共重合組成は、NMR法によって測定すること
ができる。
が、共重合の態様は、ランダムコポリマー、ブロックコ
ポリマー、グラフトコポリマー等いかなるものでもよい
。また、共重合組成は、NMR法によって測定すること
ができる。
2種類以上の上記副成分を用いるときは、それら各々の
モル分率の合°計が8〜30モル%のW!囲になければ
ならない。
モル分率の合°計が8〜30モル%のW!囲になければ
ならない。
該共重合体のくり返し単位の残りの部分については、他
の共重合可能なユニットで構成されていスルフィドユニ
ットは、共重合体全体の1モル%以下であることが好ま
しい。
の共重合可能なユニットで構成されていスルフィドユニ
ットは、共重合体全体の1モル%以下であることが好ま
しい。
上記主成分と副成分のモル分率の和は、該共重合体の9
8モル%以上を占めることが好ましい。
8モル%以上を占めることが好ましい。
該共重合体のDSC法による融点T、は、250℃以上
、28゛5℃以下であることが好ましい。
、28゛5℃以下であることが好ましい。
該共重合体の溶融粘度は、300”C1200(sec
)−1ノ剪断速度下テ、100以上100oOボイズ以
下であることが好ましく、非ニュートニアン係数(N)
は、1.0〜2.0であることが好ましい。
)−1ノ剪断速度下テ、100以上100oOボイズ以
下であることが好ましく、非ニュートニアン係数(N)
は、1.0〜2.0であることが好ましい。
該共重合体中の灰分量は、0.2vt%以上1゜0wt
%以下であることが好ましい。
%以下であることが好ましい。
本発明に言う共重合体を主成分とするフィルム(以下、
単にフィルムと言うことがある)とは、上記の共重合体
が、フィルムの60wt%以上を占めるものを言い、残
りの20wt%以下については、無機または/及びtj
I機の組成物からなることができる。
単にフィルムと言うことがある)とは、上記の共重合体
が、フィルムの60wt%以上を占めるものを言い、残
りの20wt%以下については、無機または/及びtj
I機の組成物からなることができる。
該フィルムに添加される無機物の含量は、1゜wt%以
下であることが好ましく、一方有機物の含量は5wt%
以下であることが好ましい。
下であることが好ましく、一方有機物の含量は5wt%
以下であることが好ましい。
本発明に言う二軸配向フィルムとは、二輪に配向してお
ればよく、好ましくは上記共重合体を主成分とする組成
物を溶5tfliシ出しして得られる実質的に非晶状態
の未配向シートを、二輪延伸し、ざらに熱処理して得ら
れる、厚さ1〜500μm破断強度が長手方向、幅方向
とも13に9/ln2以上のフィルムである。なお、未
配向や一軸配向のフィルムでは耐熱性が著しく劣る。
ればよく、好ましくは上記共重合体を主成分とする組成
物を溶5tfliシ出しして得られる実質的に非晶状態
の未配向シートを、二輪延伸し、ざらに熱処理して得ら
れる、厚さ1〜500μm破断強度が長手方向、幅方向
とも13に9/ln2以上のフィルムである。なお、未
配向や一軸配向のフィルムでは耐熱性が著しく劣る。
本発明の二軸配向フィルムは、広角X線回折法によりて
、E dueおよびEndの2方向から各々測定した配
向度が、いずれも0.1以上0.6以下、T hrou
ah方向から測定した配向度が0.7以上であり、微結
晶の大きさが、40オングストロ一ム以上130オング
ストローム以下であり、相対結晶化指数が、2以上20
以下であることが好ましい。
、E dueおよびEndの2方向から各々測定した配
向度が、いずれも0.1以上0.6以下、T hrou
ah方向から測定した配向度が0.7以上であり、微結
晶の大きさが、40オングストロ一ム以上130オング
ストローム以下であり、相対結晶化指数が、2以上20
以下であることが好ましい。
また、該二軸配向フィルムのクロロホルム抽出弁は、i
、5wt%以下であることが好ましい。
、5wt%以下であることが好ましい。
さらに、該二軸配向フィルムの熱収縮率は、200℃、
10分間で6%以下、破断伸度は一140%以上90%
以下であることが好ましい。
10分間で6%以下、破断伸度は一140%以上90%
以下であることが好ましい。
次に本発明の二軸配向フィルムの製造方法について述べ
る。
る。
本発明に用いる共重合体の重合方法としては、種々の方
法があるが、硫化アルカリとp−ジハロベンゼン(主成
分モノマ)及び副成分モノマを極性溶媒中で重合助剤の
存在下に高温、高圧で重合する方法が、得られるポリマ
の重合度が上昇しやすく好ましい。
法があるが、硫化アルカリとp−ジハロベンゼン(主成
分モノマ)及び副成分モノマを極性溶媒中で重合助剤の
存在下に高温、高圧で重合する方法が、得られるポリマ
の重合度が上昇しやすく好ましい。
特に、硫化アルカリとして硫化ナトリウム、主成分モノ
マとしてp−ジクロルベンゼン、溶媒としてNメチピロ
リドンを用いるのが最も好ましい。
マとしてp−ジクロルベンゼン、溶媒としてNメチピロ
リドンを用いるのが最も好ましい。
また副成分モノマとしては、
(但し、RGt−COOH又は−803H,)ltF−
13 −CH2−又は−〇820H2−又は−C−、藪 H3 Yはハロゲンを表わす) などを用いる。
13 −CH2−又は−〇820H2−又は−C−、藪 H3 Yはハロゲンを表わす) などを用いる。
こうして得られた共重合体に、必要に応じて、無機また
は/及び有機の添加物を加えた組成物を、エクストルー
ダに供給し、該共重合体の融点以上の温度で溶融し、ス
リット状のダイから押し出し、冷却された金属ドラム上
にキャストして、強制冷却して実質的に非晶状態の未配
向シートを得る。
は/及び有機の添加物を加えた組成物を、エクストルー
ダに供給し、該共重合体の融点以上の温度で溶融し、ス
リット状のダイから押し出し、冷却された金属ドラム上
にキャストして、強制冷却して実質的に非晶状態の未配
向シートを得る。
次にこうして得られたシートを二輪延伸する。
延伸法としては、ロール群とテンタを用いる逐次二輪延
伸法、テンタ法やチューブ法による同時二輪延伸法など
を用いることができるが、ロール群による縦延伸と、テ
ンタにによる横延伸を順次行なう逐次二輪延伸が、フィ
ルム8の均一性、製膜効率の点で最も好ましい。
伸法、テンタ法やチューブ法による同時二輪延伸法など
を用いることができるが、ロール群による縦延伸と、テ
ンタにによる横延伸を順次行なう逐次二輪延伸が、フィ
ルム8の均一性、製膜効率の点で最も好ましい。
延伸条件としては、用いる樹脂組成物のガラス転移点°
をTgとするとき、TO+3℃〜To+15℃の範囲で
、3.0〜4.5倍縦に延伸して、複屈折を0.1〜0
.15の範囲にした後、TQ+5℃〜TO+15℃で3
.0〜4.0倍横に延伸する。
をTgとするとき、TO+3℃〜To+15℃の範囲で
、3.0〜4.5倍縦に延伸して、複屈折を0.1〜0
.15の範囲にした後、TQ+5℃〜TO+15℃で3
.0〜4.0倍横に延伸する。
二輪延伸されたフィルムをさらに200′CJ以上、該
フィルムの融点以下の温度で、1〜20秒間定長熱処理
して本発明のフィルムを得る。
フィルムの融点以下の温度で、1〜20秒間定長熱処理
して本発明のフィルムを得る。
熱処理されたフィルムを必要に応じ、該フィルムの融点
以下の温度で。縦横各々0〜15%の範囲でリラックス
してもよい。
以下の温度で。縦横各々0〜15%の範囲でリラックス
してもよい。
二輪延伸、熱処理及び必要に応じたリラックスの条件を
、最終的に得られるフィルムの広角X線回折による各パ
ラメータが、すでに述べた値の範囲になるように、微調
整することが好ましい。
、最終的に得られるフィルムの広角X線回折による各パ
ラメータが、すでに述べた値の範囲になるように、微調
整することが好ましい。
[発明の効果]
本発明のフィルムは、二軸配向ポリフェニレンスルフィ
ドフィルム本来の特性である優れた耐熱性、電気的特性
、耐化学薬品性に加え、耐衝撃性、耐引き裂き性が著し
く改良され、例えば、薄いフィルムでは、加工時や加工
後のフィルムの切れが減少し、厚いフィルムでは、デラ
ミネーションを起こし難しくなるために、コンデンサの
誘電体、電気絶縁材料、フレキシブルプリント基板、磁
気記録媒体のベース等幅広く使用することができる。
ドフィルム本来の特性である優れた耐熱性、電気的特性
、耐化学薬品性に加え、耐衝撃性、耐引き裂き性が著し
く改良され、例えば、薄いフィルムでは、加工時や加工
後のフィルムの切れが減少し、厚いフィルムでは、デラ
ミネーションを起こし難しくなるために、コンデンサの
誘電体、電気絶縁材料、フレキシブルプリント基板、磁
気記録媒体のベース等幅広く使用することができる。
特に、モータのスロットライナやウェッジなどのように
、衝撃を伴なう加工や使用がなされる個所に最適である
。
、衝撃を伴なう加工や使用がなされる個所に最適である
。
次に本発明において用いた測定法、評価法について説明
する。
する。
(1) 共重合組成比
フィルムの共重合組成比は、C”NMRを用いて測定し
た。なお、c13による測定が困難なとぎは、Hlによ
る測定値を用いるものとする。
た。なお、c13による測定が困難なとぎは、Hlによ
る測定値を用いるものとする。
(2) 広角X線回折法
OF=各試料の延伸方向をそろえて厚み1m111幅1
1O1、長さ10III11の直方体に成型(成型時の
各フィルムの固定はコロジオンの5%酢酸アルミ溶液を
用いた)し、直方体の各面に垂直にX線を入射((”d
ge 、 End及びT hrough方向)してプレ
ート写真を撮影した。X線発生装置は理学tm製D−3
F型装置を用い、40KV−20m AでNiフィルタ
を通したCu −にα線をX線源とした。
1O1、長さ10III11の直方体に成型(成型時の
各フィルムの固定はコロジオンの5%酢酸アルミ溶液を
用いた)し、直方体の各面に垂直にX線を入射((”d
ge 、 End及びT hrough方向)してプレ
ート写真を撮影した。X線発生装置は理学tm製D−3
F型装置を用い、40KV−20m AでNiフィルタ
を通したCu −にα線をX線源とした。
試料−フィルム間距離は41m1lでコダックノンスク
リーンタイプフィルムを用い多重露出(15分および3
0分)法を採用した。
リーンタイプフィルムを用い多重露出(15分および3
0分)法を採用した。
またデンシトメータ装置は小西六写真工業製すクラマイ
クロデンシトメータモデルPDM−5タイプAを使用し
、測定濃度範囲はO8O〜4.0D(最小測定面積4μ
2換算)、光学系倍率100倍でスリット幅1μ、高さ
10μを使用しフィルム移動速度50μ/秒でチャート
速度は1mll1/秒である。
クロデンシトメータモデルPDM−5タイプAを使用し
、測定濃度範囲はO8O〜4.0D(最小測定面積4μ
2換算)、光学系倍率100倍でスリット幅1μ、高さ
10μを使用しフィルム移動速度50μ/秒でチャート
速度は1mll1/秒である。
微結晶の大きさおよび相対結晶化指数:試料・の配向効
果を消去するために試料を面内で回転する方法を採用し
、反射法で回折パターンを測定した。
果を消去するために試料を面内で回転する方法を採用し
、反射法で回折パターンを測定した。
X線発生装置は理学電機製D−8C型装置を用い、35
KV−15m AでN1フィルターを通したCu−にα
をX線源とした。ゴニオメータは理学電機製PMG−A
2型を用い、試料を回転速度80rpn+で回転する回
転試料台に取り付け、スリット系はD ivergen
ce 5lit1° 、Recieuing 5lit
0゜15111111Sscatter;ng 5l
it1°を採用した。2θ走差速度は16/2分、チャ
ート速度はI C11l/分である。各試料は一辺20
IIllの正方形に切り出し厚さ0.5Il−に重ねて
測定試料とした。 −(3) 強度、伸度 テンシロン型引張試験機により、幅10101l1.試
長504mのサンプルの破断伸度、破断強度を求めn−
5の平均値として算出した。
KV−15m AでN1フィルターを通したCu−にα
をX線源とした。ゴニオメータは理学電機製PMG−A
2型を用い、試料を回転速度80rpn+で回転する回
転試料台に取り付け、スリット系はD ivergen
ce 5lit1° 、Recieuing 5lit
0゜15111111Sscatter;ng 5l
it1°を採用した。2θ走差速度は16/2分、チャ
ート速度はI C11l/分である。各試料は一辺20
IIllの正方形に切り出し厚さ0.5Il−に重ねて
測定試料とした。 −(3) 強度、伸度 テンシロン型引張試験機により、幅10101l1.試
長504mのサンプルの破断伸度、破断強度を求めn−
5の平均値として算出した。
(4) 熱収縮率
試長200IIII111幅10■のフィルムを一定温
度の熱風式オーブンに無荷重下で10分間加熱し、加熱
前後の長さから収縮率を算出した。
度の熱風式オーブンに無荷重下で10分間加熱し、加熱
前後の長さから収縮率を算出した。
(5)震いフィルムのフィルム切れ
厚さ約4mmのフィルムを、幅300III111長さ
3000mにスリットし、6インチ径のコアに巻いてテ
スト用ロールを作る。このロールを巻きかえし機にかけ
、張力5kg/a+a+2、速度200m/分で巻きか
えし、フィルム切れの有無をチェックする。 このテス
トを10ロールについて行ない、そのうちのフィルム切
れが起こったロール数をフィルム切れの起こりやすさの
目安とする。
3000mにスリットし、6インチ径のコアに巻いてテ
スト用ロールを作る。このロールを巻きかえし機にかけ
、張力5kg/a+a+2、速度200m/分で巻きか
えし、フィルム切れの有無をチェックする。 このテス
トを10ロールについて行ない、そのうちのフィルム切
れが起こったロール数をフィルム切れの起こりやすさの
目安とする。
(6) 厚いフィルムのデラミネーション厚さ約15
0μmのフィルムを、スコツト型モミ試験機(東洋ボー
ルドウィン社製)にとりつけ、ヘッドを圧着させた状態
で30回往復させた後取り出し、次のように評価した。
0μmのフィルムを、スコツト型モミ試験機(東洋ボー
ルドウィン社製)にとりつけ、ヘッドを圧着させた状態
で30回往復させた後取り出し、次のように評価した。
O:層状剥離が全く見られない
Δ:1部は剥離している
X:全面剥離している
なお、圧着加重は250qとした。
(7) 溶融粘度
高化式フローテスター法によって測定した。
(θ) 灰分量
フィルムをバーナで灰化した1550℃にて7時間電気
炉中で灰化して求めた。また灰分中の元素分析は原子吸
光分析により行なった。
炉中で灰化して求めた。また灰分中の元素分析は原子吸
光分析により行なった。
実施例1
(1) 共重合体の重合
オートクレーブに100モルの硫化ナトリウム9水塩、
45モルの酢酸ナトリウム、及び25jlのN−メチル
−2−ピロリドン(以下、NMPと略称する)を仕込み
、攪拌しながら徐々に220℃まで昇温して含有されて
いる水分を蒸留により除去した。
45モルの酢酸ナトリウム、及び25jlのN−メチル
−2−ピロリドン(以下、NMPと略称する)を仕込み
、攪拌しながら徐々に220℃まで昇温して含有されて
いる水分を蒸留により除去した。
脱水の終了した系内へ最終的に第1表に記載するような
割合になるように、主成分としてのp−ジクロルベンゼ
ン、各種共重合成分、及び0.2モルの1.2,4t’
リクロルベンゼンを、5αのNMPとともに添加し、1
70℃にて窒素下3kIi10+lに加圧封入後、昇温
し、260”Cにて2時間重合した。重合終了後冷却し
、蒸留水中にポリマを沈澱させ、150メツシュ目開き
を有する金網によって、小塊状ポリマを採取した。
割合になるように、主成分としてのp−ジクロルベンゼ
ン、各種共重合成分、及び0.2モルの1.2,4t’
リクロルベンゼンを、5αのNMPとともに添加し、1
70℃にて窒素下3kIi10+lに加圧封入後、昇温
し、260”Cにて2時間重合した。重合終了後冷却し
、蒸留水中にポリマを沈澱させ、150メツシュ目開き
を有する金網によって、小塊状ポリマを採取した。
このポリマを蒸留水により3回洗浄した後、減圧下12
0℃にて乾燥して、白色粒状の共重合体を得た。
0℃にて乾燥して、白色粒状の共重合体を得た。
(2) 製膜
この共重合体を320℃にて301110二輪揮出機に
よりガツト状に押出しペレット化した後、180℃にて
3時間、5s■I−1の減圧下で乾燥した。
よりガツト状に押出しペレット化した後、180℃にて
3時間、5s■I−1の減圧下で乾燥した。
このペレットを40wm0の単軸押出機に供給し、10
μ■カツトの金属繊維フィルタを通して、250■−幅
のTダイから、20℃の表面温度を有する鏡面ドラムの
上にキャストして、約2000μ11及び約50μ−の
厚さの未配向シートを得た。
μ■カツトの金属繊維フィルタを通して、250■−幅
のTダイから、20℃の表面温度を有する鏡面ドラムの
上にキャストして、約2000μ11及び約50μ−の
厚さの未配向シートを得た。
この未配向シートを、ロール式の縦延伸装置によって、
ポリマのTO+8℃で3.75倍延伸し、さらにテンタ
ーによって、ポリマの7g+11℃で3.83倍の横延
伸を行ない、同一テンター内で、220℃で30秒間熱
処理して、厚み約150μm及び4μmの二軸配向フィ
ルムを得た。
ポリマのTO+8℃で3.75倍延伸し、さらにテンタ
ーによって、ポリマの7g+11℃で3.83倍の横延
伸を行ない、同一テンター内で、220℃で30秒間熱
処理して、厚み約150μm及び4μmの二軸配向フィ
ルムを得た。
(3) 評価
得られたフィルムの評価結果を第1表に示す。
第1表から、特定の共重合成分を、特定量含んでなる本
発明のフィルムは、従来のものに比べ、耐引き裂き性が
改良され、薄いフィルムでは、フィルムの切れが減少し
、厚いフィルムではデラミネーションが起こらなくなる
といった効果を示すことがわかる。
発明のフィルムは、従来のものに比べ、耐引き裂き性が
改良され、薄いフィルムでは、フィルムの切れが減少し
、厚いフィルムではデラミネーションが起こらなくなる
といった効果を示すことがわかる。
但し、第1表において主成分及び副成分のモル分率の値
は、1.2.4トリクロルベンゼンを0゜2モル%添加
したことにより最大限0.2モル%含まれていると推定
される3官能ユニツトの存在量を無視している。
は、1.2.4トリクロルベンゼンを0゜2モル%添加
したことにより最大限0.2モル%含まれていると推定
される3官能ユニツトの存在量を無視している。
Claims (1)
- (1)くり返し単位の70モル%以上90モル%未満が
構造式▲数式、化学式、表等があります▼で表わされる
ユニット からなり、かつ、くり返し単位の8モル%以上30モル
%以下が構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Rは−COOH又は−SO_3H、Xは−CH
_2−又は−CH_2CH_2−又は▲数式、化学式、
表等があります▼)から選ばれた少なくとも1種類のユ
ニットからなる共重合体を主体とする二軸配向ポリフェ
ニレンスルフィドフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59220749A JPS6198526A (ja) | 1984-10-19 | 1984-10-19 | 二軸配向ポリフエニレンスルフイドフイルム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP59220749A JPS6198526A (ja) | 1984-10-19 | 1984-10-19 | 二軸配向ポリフエニレンスルフイドフイルム |
Related Child Applications (1)
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JP2143063A Division JPH037735A (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 二軸配向ポリフェニレンスルフィドフィルム |
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Family
ID=16755932
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JPS63134222A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-06 | Kureha Chem Ind Co Ltd | ポリフエニレンスルフイドフイルムの縦延伸方法および装置 |
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Citations (1)
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-
1984
- 1984-10-19 JP JP59220749A patent/JPS6198526A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0676797B2 (ja) * | 1986-08-13 | 1994-09-28 | 株式会社東芝 | 冷媒圧縮機 |
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CN114031774B (zh) * | 2021-12-21 | 2024-04-02 | 中鼎凯瑞科技成都有限公司 | 高强超韧聚芪芳硫醚及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0314855B2 (ja) | 1991-02-27 |
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