JPS61231030A - フエニレンスルフイド共重合体およびその製造方法 - Google Patents
フエニレンスルフイド共重合体およびその製造方法Info
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- JPS61231030A JPS61231030A JP60071061A JP7106185A JPS61231030A JP S61231030 A JPS61231030 A JP S61231030A JP 60071061 A JP60071061 A JP 60071061A JP 7106185 A JP7106185 A JP 7106185A JP S61231030 A JPS61231030 A JP S61231030A
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- JP
- Japan
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- sulfide
- phenylene sulfide
- copolymer
- mol
- polyphenylene
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、耐衝撃性忙優れたフェニレンスルフィド共重
合体およびその製造方法に関するものである。耐衝撃性
の改善された本発明によるフェニレンスルフィド共重合
体は、フィルム、シート、繊維、コーテイング材、成形
品等として利用することができる。
合体およびその製造方法に関するものである。耐衝撃性
の改善された本発明によるフェニレンスルフィド共重合
体は、フィルム、シート、繊維、コーテイング材、成形
品等として利用することができる。
〈従来の技術〉
従来より芳香族硫化物重合体の1つとして下記(I)で
示されるポリフェニレンスルフィド(以下「PP8Jと
略称)が知られており、このPPSは耐熱性の高い熱可
塑性樹脂として機械部品や電気部品として有用である PPSの一般的製造法としては1N−メチ″′ロリドン
等の有機アミド溶媒中で、例えば、p−ジクロaベンゼ
ンと硫化ナトリウムとを反応させる方法が知られている
(特公昭45−3568号)。
示されるポリフェニレンスルフィド(以下「PP8Jと
略称)が知られており、このPPSは耐熱性の高い熱可
塑性樹脂として機械部品や電気部品として有用である PPSの一般的製造法としては1N−メチ″′ロリドン
等の有機アミド溶媒中で、例えば、p−ジクロaベンゼ
ンと硫化ナトリウムとを反応させる方法が知られている
(特公昭45−3568号)。
この方法は工業的な製造方法として優れているが、得ら
れたPPSは比較的脆く、肉厚成形やフィルム化などに
適さない欠点を持っている。
れたPPSは比較的脆く、肉厚成形やフィルム化などに
適さない欠点を持っている。
また高重合度のPP8を得るための改良された重合方法
として、上記反応系に重合助剤として、アルカリ金属カ
ルボン酸塩を添加する方法も提案されている(特公昭5
2−12240号)。しかしながらこの方法は、高価な
有機カルボン酸のアルカリ金属塩を大量に夏用するため
、製造コストが高くなり、あるいは重合反応物の後処理
が困難となるなどの欠点がある。
として、上記反応系に重合助剤として、アルカリ金属カ
ルボン酸塩を添加する方法も提案されている(特公昭5
2−12240号)。しかしながらこの方法は、高価な
有機カルボン酸のアルカリ金属塩を大量に夏用するため
、製造コストが高くなり、あるいは重合反応物の後処理
が困難となるなどの欠点がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉
そこで本発明は、耐衝撃性の改善されたフェニレンスル
フィド共重合体を提供すること、さらには、高価な重合
助剤等を便用することなく、耐衝撃性に優れたフェニレ
ンスルフィド重合体を安価に製造できる方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
フィド共重合体を提供すること、さらには、高価な重合
助剤等を便用することなく、耐衝撃性に優れたフェニレ
ンスルフィド重合体を安価に製造できる方法を提供する
ことを目的としてなされたものである。
く問題点を解決するための手段〉
本発明者等は上記の目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、前記の式(1)で表わされるPPSの構成単位フ
ェニレンスルフィド−〔(D←S−) 中に、ビフェ
ニレンスルフィド1S−) オヨヒ/またはターフェニレンスルフィド共重合体が、
PP8に比べて耐衝撃性が改善されることを見出し本発
明を完成させたものである。
結果、前記の式(1)で表わされるPPSの構成単位フ
ェニレンスルフィド−〔(D←S−) 中に、ビフェ
ニレンスルフィド1S−) オヨヒ/またはターフェニレンスルフィド共重合体が、
PP8に比べて耐衝撃性が改善されることを見出し本発
明を完成させたものである。
即ち本発明は、構成単位としてフェニレンスルフィド+
◇)−)を9ρ9−95.0モル%、ビたはターフェニ
レンスルフィド3s+ をCL1〜5.0モル%含有し、かつ、融点が260〜
282℃、結晶化温度が200−250Cであることを
特徴とするフェニレンスルフィド共重合体である。
◇)−)を9ρ9−95.0モル%、ビたはターフェニ
レンスルフィド3s+ をCL1〜5.0モル%含有し、かつ、融点が260〜
282℃、結晶化温度が200−250Cであることを
特徴とするフェニレンスルフィド共重合体である。
上記したフェニレンスルフィド共重合体は、N−メチル
ピロリドンのような有機極性溶媒中で、7 ルly I
J 金属硫化物とポリハロゲン化ベンゼントポリハロゲ
ン化ベンゼンに対しである特定の範囲内の量のポリフェ
ニレンジハロゲン化物とを共存させて重合反応させるこ
とによって、安価IC裏造できる。
ピロリドンのような有機極性溶媒中で、7 ルly I
J 金属硫化物とポリハロゲン化ベンゼントポリハロゲ
ン化ベンゼンに対しである特定の範囲内の量のポリフェ
ニレンジハロゲン化物とを共存させて重合反応させるこ
とによって、安価IC裏造できる。
即ち本発明によるフェニレンスルフィド共重合体の製造
方法は、一般式 (式中、XlおよびXlはF、(J、Brまたは工原子
を示し、XlとX2とは同一でもよくあるいは互いに異
なっていてもよい。nは0または1を示す。)で表わさ
れるポリフェニレンジハロゲン化物トボリハロゲン化ベ
ンゼントヲポリフエニレンジハロゲン化物/ポリハロゲ
ン化ベンゼンのモル比で(LOOl−α05の範囲とな
るように共存させ、有機極性溶媒中でアルカリ金属硫化
物と反応させることを特徴とするものである。
方法は、一般式 (式中、XlおよびXlはF、(J、Brまたは工原子
を示し、XlとX2とは同一でもよくあるいは互いに異
なっていてもよい。nは0または1を示す。)で表わさ
れるポリフェニレンジハロゲン化物トボリハロゲン化ベ
ンゼントヲポリフエニレンジハロゲン化物/ポリハロゲ
ン化ベンゼンのモル比で(LOOl−α05の範囲とな
るように共存させ、有機極性溶媒中でアルカリ金属硫化
物と反応させることを特徴とするものである。
〈発明の具体的説明〉
本発明のフェニレンスルフィド共重合体は、構成単位と
してフェニレンスルフィドを99.9−95.0モル%
、ビフェニレンスルフィト°および/またはターフェニ
レンスルフィドをα1〜5.0モル%含有させる必要が
ある。後者の構成単位が(11モル%より少ないと目的
とする耐衝撃性の改善は十分でなく、一方、5.0モル
%より多いと耐衝撃性が低下する傾向がある。
してフェニレンスルフィドを99.9−95.0モル%
、ビフェニレンスルフィト°および/またはターフェニ
レンスルフィドをα1〜5.0モル%含有させる必要が
ある。後者の構成単位が(11モル%より少ないと目的
とする耐衝撃性の改善は十分でなく、一方、5.0モル
%より多いと耐衝撃性が低下する傾向がある。
上記のごとき割合の構成単位を有する共重合体は、共重
合体の製造原料であるポリフェニレンシバaゲC〕化物
とポリハロゲン化ベンゼンとの便用割合を調節すること
によって製造することができる。すなわち、ポリフェニ
レンジハロゲン化物/ポリハロゲン化ベンゼンのモル比
ヲα001〜n、osの範囲となるよう両者を使用する
ととKよって、本発明のごとき割合の構成単位を有する
共重合体が得られる4のである。
合体の製造原料であるポリフェニレンシバaゲC〕化物
とポリハロゲン化ベンゼンとの便用割合を調節すること
によって製造することができる。すなわち、ポリフェニ
レンジハロゲン化物/ポリハロゲン化ベンゼンのモル比
ヲα001〜n、osの範囲となるよう両者を使用する
ととKよって、本発明のごとき割合の構成単位を有する
共重合体が得られる4のである。
本発明の方法について更に詳しく説明する。本発明の方
法において使用するボリフエニレンジノ−ロゲン化物と
しては、4.4’−ジブロムビフェニルや4.4′−ジ
クロロビフェニルに代表されるジハロゲノビフェニル、
及びa 、 all−ジブロム−p−ターフェニルなど
が挙げられ、これらは単独または混合物として匣用出来
る。
法において使用するボリフエニレンジノ−ロゲン化物と
しては、4.4’−ジブロムビフェニルや4.4′−ジ
クロロビフェニルに代表されるジハロゲノビフェニル、
及びa 、 all−ジブロム−p−ターフェニルなど
が挙げられ、これらは単独または混合物として匣用出来
る。
ポリハロゲン化ベンゼンとしては、p−ジクロロベンゼ
ン、p−ジブロムベンゼン、m−ジクロロベンゼン、o
−ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼンなどが挙げら
れる。これらのうちジハロゲノベンゼンは単独または混
合物で便用でき、トリクロロベンゼンは分枝構造による
ポリマーの粘度増大を図るために少量、例えば全モノマ
ー原料に対して1モル%以下便用することが好ましい。
ン、p−ジブロムベンゼン、m−ジクロロベンゼン、o
−ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼンなどが挙げら
れる。これらのうちジハロゲノベンゼンは単独または混
合物で便用でき、トリクロロベンゼンは分枝構造による
ポリマーの粘度増大を図るために少量、例えば全モノマ
ー原料に対して1モル%以下便用することが好ましい。
アルカリ金属硫化物としては、硫化ナトリウム、硫化カ
リウム、硫化ルビジウムまたは硫化セシウムなどがあり
、これらを2種以上併用してもよく、その無水物または
水和物のいずれであってもよい。
リウム、硫化ルビジウムまたは硫化セシウムなどがあり
、これらを2種以上併用してもよく、その無水物または
水和物のいずれであってもよい。
またこれらの硫化物は、重硫化アルカリ金属と水酸化ア
ルカリ金属とを重合反応系に直接添加して両者が重合反
応系内で反応して生成したアルカリ金属硫化物でもよい
。
ルカリ金属とを重合反応系に直接添加して両者が重合反
応系内で反応して生成したアルカリ金属硫化物でもよい
。
有機極性溶媒としては、N−メチル−2−ピロリトロン
、N−エチル−2−ピロリトロン、N、N−ジメチルホ
ルムアミド、アセドアイド、N−メチルホルムアずド、
N、N−ジメチルアセドアイド、1.3−ジメチル−
2−イミダゾリジン、−一カブロックタム、へ命サメチ
ルホスホルアミド、テトラメチル尿素、スルホラン、ジ
メチルスルホランなどが挙げられるが、N−メチル−2
−ピクリドンが好適である。
、N−エチル−2−ピロリトロン、N、N−ジメチルホ
ルムアミド、アセドアイド、N−メチルホルムアずド、
N、N−ジメチルアセドアイド、1.3−ジメチル−
2−イミダゾリジン、−一カブロックタム、へ命サメチ
ルホスホルアミド、テトラメチル尿素、スルホラン、ジ
メチルスルホランなどが挙げられるが、N−メチル−2
−ピクリドンが好適である。
本発明の方法において、アルカリ金属硫化物の便用量は
、ポリハロゲン化ベンゼンとポリフェニレンジハロゲン
化物との総量に対するモル比で通常18〜1.2、好ま
しくはIIL9〜1.1である。
、ポリハロゲン化ベンゼンとポリフェニレンジハロゲン
化物との総量に対するモル比で通常18〜1.2、好ま
しくはIIL9〜1.1である。
有機極性溶剤の便用量はアルカリ金属硫化物に対してモ
ル比で通常2.0〜20倍、好ましくは3〜10倍であ
る。
ル比で通常2.0〜20倍、好ましくは3〜10倍であ
る。
本発明の方法においてポリハロゲン化ベンゼンと共存さ
せるポリフェニレンジハロゲン化物の便用量は、ポリハ
ロゲン化ベンゼンに対してモル比でα001〜(L5、
好ましくは(1005〜103とする。この範囲より少
ないと目的とする耐衝撃性の改善は十分でなく、一方こ
の範囲を超えてポリフェニレンジハロゲン化物を多量に
使用すると耐熱性が低下する傾向がある。
せるポリフェニレンジハロゲン化物の便用量は、ポリハ
ロゲン化ベンゼンに対してモル比でα001〜(L5、
好ましくは(1005〜103とする。この範囲より少
ないと目的とする耐衝撃性の改善は十分でなく、一方こ
の範囲を超えてポリフェニレンジハロゲン化物を多量に
使用すると耐熱性が低下する傾向がある。
本発明の方法を実施するに際しては、先ず有機極性溶剤
にアルカリ金属硫化物を加え、不活性ガス雰囲気下に攪
拌しながら昇温し、常圧下に系内の大部分の水を濡出さ
せる脱水操作を行なう。水を濡出させる温度は100〜
200℃、好ましくは145〜200℃である。濡出さ
せる水の量はアルカリ金属硫化物の水和水の量によって
異なるが、系内に残存する水の量が、アルカリ金属硫化
物に対して1.3モル当量以下であることが好ましい。
にアルカリ金属硫化物を加え、不活性ガス雰囲気下に攪
拌しながら昇温し、常圧下に系内の大部分の水を濡出さ
せる脱水操作を行なう。水を濡出させる温度は100〜
200℃、好ましくは145〜200℃である。濡出さ
せる水の量はアルカリ金属硫化物の水和水の量によって
異なるが、系内に残存する水の量が、アルカリ金属硫化
物に対して1.3モル当量以下であることが好ましい。
これ以上の水が残存する場合、重合体の収率が低下した
り品質のばらつきが認められて好ましくない。また水の
濡出速度については特に限定されないが、水の急激な濡
出を防止しあるいは水と溶剤との分離を良好に行なわせ
るために、コンデンサーを付は昇温をゆっくり行ない、
徐々に水を濡出させる方が好ましい。
り品質のばらつきが認められて好ましくない。また水の
濡出速度については特に限定されないが、水の急激な濡
出を防止しあるいは水と溶剤との分離を良好に行なわせ
るために、コンデンサーを付は昇温をゆっくり行ない、
徐々に水を濡出させる方が好ましい。
次いで上記脱水操作終了後、系内な150〜170℃ま
で冷却し、この中にポリハロゲン化ベンゼン及びポリフ
ェニレンジハロゲン化物を加える。両者は別々にあるい
は混合して、あるいは餌述の有機極性溶剤に溶解させて
加えることができる。
で冷却し、この中にポリハロゲン化ベンゼン及びポリフ
ェニレンジハロゲン化物を加える。両者は別々にあるい
は混合して、あるいは餌述の有機極性溶剤に溶解させて
加えることができる。
次いで不活性ガス雰囲気下または不活性ガス圧よる若干
加圧常態で反応系を密閉し、攪拌下に昇温し150〜3
00℃、好ましくは200〜280℃で(L5−10時
間重合反応を行なう。反応終了後、冷却して内容物を取
出し、濾過、水洗、溶剤(アセトンまたはメタノールな
ど)洗いを繰返し、乾燥することによって本発明のフェ
ニレンスルフィド共重合体が得られる。
加圧常態で反応系を密閉し、攪拌下に昇温し150〜3
00℃、好ましくは200〜280℃で(L5−10時
間重合反応を行なう。反応終了後、冷却して内容物を取
出し、濾過、水洗、溶剤(アセトンまたはメタノールな
ど)洗いを繰返し、乾燥することによって本発明のフェ
ニレンスルフィド共重合体が得られる。
また、必要に応じて、酸素の存在下または不存柱下に1
00〜280℃で熱キユアリングを施すことKよって、
フェニレンスルフィド共重合体の耐衝撃性をさらに向上
させることができる。
00〜280℃で熱キユアリングを施すことKよって、
フェニレンスルフィド共重合体の耐衝撃性をさらに向上
させることができる。
本発明によるフェニレンスルフィド共重合体忙は、補強
充填剤として、ガラス繊維、アスベスト繊維、カーボン
繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、窒化硼素繊維等の無
機質繊維、あるいは銅粉末、鉄粉末、亜鉛粉末、アルミ
ニウム粉末、鉛粉末、スX’粉末、タルク、1ルイナ、
マイカ、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム等の無機
質充填剤を加えることができ、さらに必要に応じて着色
剤、安定剤等も添加することができる。
充填剤として、ガラス繊維、アスベスト繊維、カーボン
繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、窒化硼素繊維等の無
機質繊維、あるいは銅粉末、鉄粉末、亜鉛粉末、アルミ
ニウム粉末、鉛粉末、スX’粉末、タルク、1ルイナ、
マイカ、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム等の無機
質充填剤を加えることができ、さらに必要に応じて着色
剤、安定剤等も添加することができる。
〈実施例〉
以下実施例に従って本発明を更に詳細に説明するが、本
発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものでない。
発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものでない。
なお、実施例中r部」とあるのは重量部を表わす。
実施例1゜
1tのステンレス製オートクレーブの中にN−メチル−
2−ピロリドン(以下rNMPJと略称)297、4部
(50モル)と硫化ナトリウム2.7水塩12a5部(
1,0そル)とを仕込み、N冨ガス気流下に攪拌しなが
ら徐々に昇温させた。内温が約150℃に達した所で蒸
留塔より水の濡出が始まり、内温が190℃になるまで
加熱した。32.4部(1,8モル)の水が濡出すると
同時KNMPの一部が濡出した。内温な170℃まで冷
却した後、1426部(l197モル)のp−ジクロロ
ベンゼン(以下rp−DCBJと略称)と11.6部(
α03モル)の4 、4”−ジブロム−p−ターフェニ
ル(以下rp−DBTJと略称)とを仕込み、N、によ
り1. s Kg/cd加圧後密閉した。徐々に昇温を
行ない240℃で3時間重合を行なった後、撹拌下に徐
冷し、内温が室温になった所でオートクレーブを開放し
、内容物を水中へあけ、結晶を濾過した。得られたr過
ケーキは繰返し水洗し、次いでアセトンで洗浄した後8
0℃で3時間乾燥させて灰白色の重合体1052部を得
た。収率は9部5%であった。この重合体を260℃で
3時間熱中エアーした後、A8TM 1258−70
に従い316℃、5KF荷重を用いメルトフロー特性(
以下rMI」と略称)を測定した結果41.9F/10
分の値を示した。また、耐衝撃性試験を実施LzりMt
果15.27に4−m/cjO値を示した。この値はP
PS市販品(米国フィリップス・ベトミリニーム・コン
パニー1i@P−4’グレード、耐衝撃値5.61〜−
国/帽と比較し17倍の向上を示した。
2−ピロリドン(以下rNMPJと略称)297、4部
(50モル)と硫化ナトリウム2.7水塩12a5部(
1,0そル)とを仕込み、N冨ガス気流下に攪拌しなが
ら徐々に昇温させた。内温が約150℃に達した所で蒸
留塔より水の濡出が始まり、内温が190℃になるまで
加熱した。32.4部(1,8モル)の水が濡出すると
同時KNMPの一部が濡出した。内温な170℃まで冷
却した後、1426部(l197モル)のp−ジクロロ
ベンゼン(以下rp−DCBJと略称)と11.6部(
α03モル)の4 、4”−ジブロム−p−ターフェニ
ル(以下rp−DBTJと略称)とを仕込み、N、によ
り1. s Kg/cd加圧後密閉した。徐々に昇温を
行ない240℃で3時間重合を行なった後、撹拌下に徐
冷し、内温が室温になった所でオートクレーブを開放し
、内容物を水中へあけ、結晶を濾過した。得られたr過
ケーキは繰返し水洗し、次いでアセトンで洗浄した後8
0℃で3時間乾燥させて灰白色の重合体1052部を得
た。収率は9部5%であった。この重合体を260℃で
3時間熱中エアーした後、A8TM 1258−70
に従い316℃、5KF荷重を用いメルトフロー特性(
以下rMI」と略称)を測定した結果41.9F/10
分の値を示した。また、耐衝撃性試験を実施LzりMt
果15.27に4−m/cjO値を示した。この値はP
PS市販品(米国フィリップス・ベトミリニーム・コン
パニー1i@P−4’グレード、耐衝撃値5.61〜−
国/帽と比較し17倍の向上を示した。
上記の耐衝撃性試験は、米国Custom 8cien
tificInstruments Inc、 WのM
ini Max Polymer Evalua−tl
on Systemを用いて測定したもので、この装置
を用いた研究については第33口高分子学会(3P32
−1b)にて発表されている。
tificInstruments Inc、 WのM
ini Max Polymer Evalua−tl
on Systemを用いて測定したもので、この装置
を用いた研究については第33口高分子学会(3P32
−1b)にて発表されている。
実施例2−7
原料、その便用量、または熱キエアー条件を種種に変え
た他は実施例1と同様に実施して、各種の本発明のフェ
ニレンスルフィド共重合体を製造した。これらの結果を
実施例1とともに第1表忙示した。なお、表中の記号r
TcBJは1.2.4−トリクロロベンゼンを、rDB
BJはジグロムビフェニルを、r m −D B T
Jはジブロム−m−ター 7.1 二kを、ro−DB
TJはa 、 all−ジブCIA−〇−ターフェニル
を、それぞれ表わす。また、MI値および耐衝撃値はい
ずれも熱キュアー後の値である。
た他は実施例1と同様に実施して、各種の本発明のフェ
ニレンスルフィド共重合体を製造した。これらの結果を
実施例1とともに第1表忙示した。なお、表中の記号r
TcBJは1.2.4−トリクロロベンゼンを、rDB
BJはジグロムビフェニルを、r m −D B T
Jはジブロム−m−ター 7.1 二kを、ro−DB
TJはa 、 all−ジブCIA−〇−ターフェニル
を、それぞれ表わす。また、MI値および耐衝撃値はい
ずれも熱キュアー後の値である。
又、実施例1−7の共重合体をそれぞれガラス繊維との
コンパウンド(ガラス繊維含量40 w toA)とし
、機械強度を測定した。この結果を比較例とともに第2
表に示した。
コンパウンド(ガラス繊維含量40 w toA)とし
、機械強度を測定した。この結果を比較例とともに第2
表に示した。
噂 9 へ 1111:”:
P d
< C:! Ch l l l :
l vfs u’)、−d Oo O■ ooo。
l vfs u’)、−d Oo O■ ooo。
−@ a 場 謳 ン 漬明の効果〉
の説明かられかるように、本発明のフェニルフィト共重
合体は市販のPP8に比べ耐が改善される。またこの共
重合体はベースであるいは成形後にキエアリングするこ
とさらに優れた耐熱、耐衝撃性のものとなる。
合体は市販のPP8に比べ耐が改善される。またこの共
重合体はベースであるいは成形後にキエアリングするこ
とさらに優れた耐熱、耐衝撃性のものとなる。
保土谷化学工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、構成単位としてフェニレンスルフイド▲数式、化学
式、表等があります▼を99.9〜95.0モル%、ビ
フェニレンスルフイド▲数式、化学式、表等があります
▼および/またはターフェニレンス ルフイド▲数式、化学式、表等があります▼を0.1〜
5.0モル %含有し、かつ、融点が260〜282℃、結晶化温度
が200〜250℃であることを特徴とするフェニレン
スルフイド共重合体。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X_1およびX_2はF、Cl、BrまたはI
原子を示し、X_1とX_2とは同一でもよくあるいは
互いに異なつていてもよい。nは0または1を示す。)
で表わされるポリフェニレンジハロゲン化物とポリハロ
ゲン化ベンゼンとをポリフェニレンジハロゲン化物/ポ
リハロゲン化ベンゼンのモル比で0.001〜0.05
の範囲となるように共存させ、有機極性溶媒中でアルカ
リ金属硫化物と反応させることを特徴とするフェニレン
スルフイド共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60071061A JPS61231030A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | フエニレンスルフイド共重合体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60071061A JPS61231030A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | フエニレンスルフイド共重合体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61231030A true JPS61231030A (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=13449628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60071061A Pending JPS61231030A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | フエニレンスルフイド共重合体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61231030A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS6198526A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-16 | Toray Ind Inc | 二軸配向ポリフエニレンスルフイドフイルム |
-
1985
- 1985-04-05 JP JP60071061A patent/JPS61231030A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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