JPS6176300A - 数値制御スリツタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紙等の巾の広い帯状材から種々な巾の狭い複
数の帯状材をスリッティングするためのスリッタに関す
るものである。

従来の技術 近年、この種のスリッタとしては、コンピュータ用紙等
の非常に巾の狭い帯状材をスリッティングするため、種
々異なる狭い配列ピッチにて複数の下刃を配列してなる
下刃配列体と、該下刃配列体の任意の下刃との係合位置
へ移動されうる複数の上刃とを備えたものが使用されて
きている。このような従来のスリッタにおいは、巾の広
い帯状紙から所望の巾の狭い帯状紙を複数枚スリッティ
ングする場合には、それら所望巾に合った下刃の組み合
せを、ルックアップテーブルを見て操作者が選び出し、
それら選び出された各下刃に対して適当な上刃をそれぞ
れ位置決めすることによって、スリッティングを開始さ
せるようにしている。

発明が解決しようとする問題点 従来のスリッタでは、前述したように、スリッティング
すべき所望巾に合った下刃の組み合せを選択するのに、
操作者がいちいち所定のルックアップテーブルを見なけ
ればならず、また、選択された下刃への上刃の位置決め
も操作者の判断によって手動にて行なわなければならな
かった。従って、スリッティング開始までの設定作業が
めんどうで非常に時間がかかってしまっていた。その上
、ルックアップテーブルを何度もみても、所望巾に合っ
た下刃の組み合せを見出せないような場合、それがその
スリッタでは不可能なものなのか、または、ルックアッ
プテーブルの数値の見落しによるものなのか、はっきり
せず、操作者は判断に迷うことが多かった。

本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点にか
んがみて、スリッティングすべき所望巾に合った下刃の
組み合せを自動的に選択して各選択された下刃への上刃
の位置決めも自動的に行なえるようにした数値制御スリ
ッタを提供することである。

問題点を解決するための手段 本発明によれば、種々異なる狭い配列ピッチにて複数の
下刃を配列してなる下刃配列体と、該下刃配列体の任意
の下刃との係合位置へ移動されうる複数の上刃とを備え
ていて、巾の広い帯状材から種々な巾の狭い複数の帯状
材をスリッティングするためのスリッタにおいて、前記
下刃配列体の前記複数の下刃の各位置を検出するための
下刃位置検出装置と、前記複数の上刃の各位置を検出す
るための上刃位置検出装置と、前記下刃検出装置によっ
て検出された各下刃の位置を記憶するための下刃位置記
憶装置と、前記上刃位置検出装置によって検出された各
上刃の位置を記憶するための上刃位置記憶装置と、スリ
ッティングすべき設定中の所望の組み合せを表わすデー
タを入力するための設定値入力装置と、演算及び制御装
置とを備えており、前記演算及び制御装置は、前記下刃
位置記憶装置からの各下刃の位置を表わすデータと、前
記上刃位置記憶装置からの各上刃の位置を表わすデータ
と、前記設定値入力装置からのスリッティングすべき設
定巾の所望の組み合せを表わすデータとに基づいて演算
して、前記設定巾の所望の組み合せを実現するのに最適
な下刃の組み合せを選訳し、畦つ藉選択された各下刃へ
係合すべき上刃を選択して各対応する下刃との保合位置
までの各上刃移動量を算出し、該各上刃移動量に基づい
て各下刃を移動させるような制御を行なう。

実施例 次に、添付図面に基づいて本発明の実施例についで本発
明をより詳細に説明する。

第１図は本発明の一実梅例としての接値制御スリッタの
機械的構造部の概略正面図であり、第２図は第１図の１
ｍ　’ｐＸ的構造部の一部断面側面図である。第１図及
び第２図に概略的に示されるように、この実施例の数値
ｊｌ、ＩＩ御スリフラスリフタ造部は、従来のこの種の
スリッタと同様に、スライドビーム１を備えており、こ
のスライドビーム１の延長方向に亘って延びる雄ねじ体
２が設けられている。

これらスライドビーム１及び雄ねし体２の長手方向に沿
って、この実施例では、９個（第１図にはそのうちの２
つのみが示されている）の上刃支持部３が設けられてい
る。各上刃支持体３は、雄ねじ体２にねじ係合する雌ね
じ体３１と、この雌ねじ体３１を回転駆動させることに
よってこの上刃支持体３を雄ねじ体２及びスライドビー
ム１の長手方向に沿って選択的に移動させるための上刃
移動用モータ３２を有している。更に、上刃支持体３の
下部には、下方に延長する上刃取付は板３３が設けられ
ており、この上刃取付は板３３に、上刃ホルダー３４が
取り付けられている。各上刃ホルダー３４には、上刃４
が回転しうるように保持される。上刃支持体３の下部及
び上刃取付は板３３の背面部は、スライドビーム１に設
けられたレール１１及び１２に係合しており、上刃移動
用モータ３２によって雌ねじ体３１が回転させられると
き、これと雄ねじ体２とのねじ係合作用によって、上刃
支持体３の全体がスライドビーム１の長手方向に沿って
案内移動されるようになっている。

各上刃ホルダー３４に保持された上刃４の下方には、下
刃配列体５が側部フレーム６間に回転しうるように設け
られている。この下刃配列体５は、第４図の部分拡大縦
断面図によく示されているように、踵々異なる狭い配列
ピッチにて複数の下刃５１．５２．５３．５４．５５．
５６・・・を配列してなるものである。例えば、下刃５
１の巾は、２０龍、下刃５２支び５３の巾は、１０１ｍ
、下刃５４及び５５の１１は、１５龍、下刃５６の巾は
、５　＋ｎ、・・・等であり、従って、各下縁５１Ａ、
５２Δ、５３Ａ、５４Ａ、５５Ａ、５６Ａの配列ビノナ
は、１０ｍｍ、１０璽穐、１５ｍ、１５１履、５ｍｍ等
とされている。第２図に略示するように、スリ、ノティ
ングすべき用紙１０をこの下刃配列体５に巻き付けて順
次送るようにしたとき、上刃４が下刃縁、例えば、下刃
縁５４Ａと係合すると、その用紙１０はその個所にて切
断されていくのである。

第３図は、第１図及び第２図に示したスリッタの機械的
構造部のスライドビーム１の背面部分のみを示すもので
あるが、この第３図及び第２図によく示されているよう
に、本発明によって、上刃位置検出用センサ及び下刃位
置検出用センサを取り付けるためのセンサ取付は体７が
設けられている。スライドビーム１の背面部には、雄ね
じ体８が設けられており、更に、２本のレール９が取り
付けられている。センサ取付は体７は、この雄ねじ体８
に雌ねじ係合すると共に、２本のレール９に沿ってスラ
イド可能なものとされている。一方、雄ねじ体８は、Ｄ
Ｃサーボモータ８１にて回転駆動されるようになってお
り、この雄ねじ体８の回転によって回転されるパルス発
生器８２も設けられている。従って、ＤＣサーボモータ
８１にて雄ねじ体８を回転させると、この雄ねじ体８に
雌ねじ係合しているセンサ取付は体７は、そのねじ係合
作用によってレール９に沿って移動し、その移動量は、
パルス発生器８２から発生されているパルス数をカウン
トすることによって検出される。

センサ取付は体９には、第２図によく示されているよう
に、上刃位置検出用センサ９１及び下刃位置検出用セン
サ９２が取り付けられている。上刃位置検出用センサ９
１は、各上刃支持体３の背面部に設けられた鏡スリット
９１Ａに対向する位置にくるとき、パルスを発生するこ
とによって、各上刃支持体３の位置、従って、それに支
持された上刃４の位置を検出する。勿論、近接スイッチ
等地の検出方法によることもできる。下刃位置検出用セ
ンサ９２は、下刃配列体５に沿って走査しでいくとき、
その下刃縁５１Ａ、５２Ａ、５３Ａ、５４Ａ、５５Ａ、
５６　Ａ・・・等に応答してパルスを発生し、下刃縁の
配列ピッチを検出しうるちのである。

第５図は、前述したようなスリッタの機構部に関連して
オ、発明によって設けられる制御部を概略的に示してい
る。この制御部は、大部分をマイクロコンピュータにて
置き゛換えることができるものであるが、それを機能ブ
ロックで表わすと、主として、上刃位置検出装置１０１
、下刃位置検出装置１０２１、上刃位置記憶装置１０３
、上刃位置確認装置１０４、下刃位置記憶装置１０５、
演算及び間断部１０６及び上刃移動量演算部１０７から
なる。更に、制御部には、上刃移動用モータ駆動部１０
８、上刃及び下刃位置検出用センサ移動用モータ駆動部
１０９、設定値入力装置１１０及びディスプレイ装置１
１１が設けられている。

次に、このような構成の本発明の数値制御スリッタにお
いて、巾の広い帯状用紙から種々な巾の狭い複数の帯状
コンピュータ用紙をスリッティングする場合の動作につ
いて説明する。

先ず、操作者は、スリットすべき用紙１０を下刃配列体
５に巻き付ける前に、制御部を操作して、上刃及び下刃
位置ネ★出用センサ移動用モータ駆動部１０９を介して
ＤＣサーボモータ８１を駆動せしめて、センサ取付は体
７をスライドビーム１に沿って移動させ、上刃位置検出
用センサ９１及び下刃位置ネ★出用センサ９２による上
刃位置及び下刃位置の検出を行なわせる。この時、上刃
位置検出装置１０１は、上刃位置検出用センサ９１から
の検出パルス及びパルス発生器８２からのセンサ移動量
を表わすパルスに基づいて、各上刃位置を算出して、そ
の結果検出された各上刃位置を上刃位置記憶装置１０３
に入力して、そこに記憶せしめる。一方、下刃位置検出
袋９１０２は、下刃値１η検出用センサ９２からの検出
パルス及びパルス発生器８２からのセンサ移動量を表わ
すパルスに基づいて、下刃配列体５に配列された各下刃
の位置を算出して、その結果検出された各下刃位置を下
刃位置記憶装置１０５に入力して、そこに記憶セしめる
。

次に、操作者は、下刃配列体５にスリッティングすべき
用紙１０を巻き付は装着し、設定値入力＝ｚ　１１０に
て、スリッティングすべき設定巾の所望の組み合せを表
わすデータを入力する。この時、演算及び判断部１０６
は、先ず、下刃位置記憶装置１０５に記憶された下刃位
置を読み出し、これら下刃位置と、設定値入力装置１１
０から人力されたデータとを比較演算して、その設定巾
の所望の組み合せを実現するのに最適な下刃の組み合せ
を選択する。例えば、第４図に示した下刃配列において
、３５＋ｎ＋巾と２０ｍ巾とのスリッティングが望まれ
た場合には、下刃５１．５４及び５６を選択して、下刃
縁５１Ａ、下刃縁５４Ａ、下刃縁５６Ａと各下刃４との
保合にて用紙を切断していくようにする。演算及び判断
部１０６は、当初設定値の通りの上刃、下刃の係合が不
可能の場合設定値の順序の組合替、または、下刃の１刃
ずらし等を演算及び判断部で行い選択する。前述の比較
演算の結果、どうしても適当な下刃の組み合せができな
い場合には、その曽をディスプレイ装置１１１へ表示さ
せ、操作者に知らせることができる。

演算及び判断部１０６は、次に、選択された各下刃へ係
合すべき上刃を選択して、上刃移動量演算部１０７にて
、上刃位置記憶装置１０３から読み出される各上刃の位
置とに基づいて各対応する下刃との保合位置までの各上
刃移動量を算出せしめる。このようにして、上刃移動量
演算部１０７にて算出された各上刃移動量を示す命令信
号が、上刃移動用モータ駆動部１０８を介して、対応す
る上刃のための上刃移動用モータ３２に加えられて、各
上刃は、選択された対応する下刃に係合しうる位置まで
移動せしめられる。

最後に、操作者は、スリッティング開始ボタンを押すだ
けで、所望の設定中の組み合せでの用紙のスリッティン
グを行なわせることができる。

尚、前述した実施例では、上刃位置検出用セン・す９１
と下刃位置検出用センサ９２とを同時に走査させるごと
により、下刃位置と下刃位置とを一走査にて検出してい
るのであるが、本発明は、これに限らず、上刃位置の検
出と下刃位置の検出とを別々の走査にて行なうようにし
てもよい。

発明の効果 本発明の数値制御スリッタによれば、スリッティングす
べき所望中に合った下刃の組み合せを自動的に選択でき
しかも各選択された下刃への上刃の位置決めも自動的に
行なえるので、従来の如く、操作者がルックアップテー
ブルを見ながら設定するのに比較して、その設定作業は
、非常に簡単化され間違いのないものとされ、全体の作
業時間も大巾に短縮される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての数値制御スリッタの
機械的構造部の概略正面図、第２図は第１図の機械的構
造部の一部断面側面図、第３図は第１図及び第２図に示
したスリッタの機械的構造部のスライドビームの背面部
分を示す概略図、第４図は第１図及び第２図のスリッタ
の下刃配列体の部分拡大縦断面図、第５図は第１図及び
第２図のスリッタの制御部の構成を示す概略図である。 １・・・スライドビーム、２・・・雄ねじ体、３・・・
上刃支持体、３１・・・雌ねじ体、３２・・・上刃移動
用モータ、３４・・・上刃ホルダー、４・・・上刃、５
・・・下刃配列体、５１〜５６・・・下刃、７・・・セ
ンサ取付は体、８・・・雄ねじ体、ｌＯ・・・用紙、８
１・・・ＤＣＣサーボモーフ８２・・・パルス発生器、
９１・・・上刃位置検出用センサ、９２・・・下刃位置
検出用センサ、９１．Ａ・・・鏡スリット、１０１・・
・上刃位置検出装置、１０２・・・下刃位置検出装置、
１０３・・・上刃位置記憶装置、１０５・・・下刃位置
記憶装置、１０６・・・演算及び判断部、１０７・・・
上刃移動量演算部、１０８・・・上刃移動用モータ駆動
部、１０９・・・上刃及び下刃位置検出用センサ移動用
モータ駆動部、１１０・・・設定値入力装置、１１１・
・・ディスプレイ装置。 第２図 第３図 手続ト１１ン正書 昭和　　年５９・Ａ杵２５日 １、事件の表示　　　昭和５９￥：、特許願第１９討９
−６５号２、発明の名称　　　　数値制御ス１ノ　ツタ
３、補正をする者 事件との関係　　出願人 名称　明産株式会社 同　　神崎製紙株式会社 ４、代理人 ５、補正命令の日付　　自　　発 ６、補正の対象　　　　明細書の発明の詳細な説明の欄
７、補正の内容 ０）　　本願明ａ書６頁１１行のパ該値”を「数値」と
訂正する。 （２）同書８頁１０行の“Ｌ　Ｑｍｍ、　１０ｍｍ”を
ｒ　２１１ｍｍ、　２　ｌ］ｍｍ、ｌＱｍｍ、ｌＯｍｍ
ｊと訂正する。 （３）同書９頁１７行の“センサ取付は体９”を：セン
サ取付け（本７」と訂正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 種々異なる狭い配列ピッチにて複数の下刃を配列してな
   る下刃配列体と、該下刃配列体の任意の下刃との係合位
   置へ移動されうる複数の上刃とを備えていて、巾の広い
   帯状材から種々な巾の狭い複数の帯状材をスリッティン
   グするためのスリッタにおいて、前記下刃配列体の前記
   複数の下刃の各位置を検出するための下刃位置検出装置
   と、前記複数の上刃の各位置を検出するための上刃位置
   検出装置と、前記下刃位置検出装置によって検出された
   各下刃の位置を記憶するための下刃位置記憶装置と、前
   記上刃位置検出装置によって検出された各上刃の位置を
   記憶するための上刃位置記憶装置と、スリッティングす
   べき設定巾の所望の組み合せを表わすデータを入力する
   ための設定値入力装置と、演算及び制御装置とを備えて
   おり、前記演算及び制御装置は、前記下刃位置記憶装置
   からの各下刃の位置を表わすデータと、前記上刃位置記
   憶装置からの各上刃の位置を表わすデータと前記設定値
   入力装置からのスリッティングすべき設定巾の所望の組
   み合せを表わすデータとに基づいて演算して、前記設定
   巾の所望の組み合せを実現するのに最適な下刃の組み合
   せを選択し且つ該選択された各下刃へ係合すべき上刃を
   選択して各対応する下刃との係合位置までの各上刃移動
   量を算出し、該各上刃移動量に基づいて各上刃を移動さ
   せるような制御を行なうことを特徴とする数値制御スリ
   ッタ。