JPH0141538Y2 - - Google Patents

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JPH0141538Y2
JPH0141538Y2 JP8452785U JP8452785U JPH0141538Y2 JP H0141538 Y2 JPH0141538 Y2 JP H0141538Y2 JP 8452785 U JP8452785 U JP 8452785U JP 8452785 U JP8452785 U JP 8452785U JP H0141538 Y2 JPH0141538 Y2 JP H0141538Y2
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JP
Japan
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back gauge
clearance
shearing machine
lower blade
section
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はシヤーリングマシンに関する。
[従来の技術] 例えば第4図に示すシヤーリングマシンに於て
は、材料3を所定の切断寸法に切断する為に、上
刃7のラムの背面13bに可動フレーム5を固着
すると共に、この可動フレーム5のボールネジ9
を介してバツクゲージ1を設けている。そして、
このバツクゲージ1に材料3を突き当てることに
より、該材料3の位置決めした後、該切断作業を
実行するようにしている。
その際、材料切断寸法は上刃7に対するバツク
ゲージ1の位置(以下バツクゲージ相対位置と略
称する)で定まるとし、このバツクゲージ相対位
置をバツクゲージ移動用モータ(以下これをバツ
クゲージ用モータと略称する)23を介したパル
スエンコーダ21aで検出することにより前記材
料切断寸法を測定することとしている。前記上刃
に対するバツクゲージの位置すなわちバツクゲー
ジ相対位置は前記パルスエンコーダ21aから表
示装置21bに入力されているので、運転者は該
表示装置21の表示値を参照しながら所望の材料
切断装置にバツクゲージを位置決めすることがで
きる。
なお材料3を切断する場合には、前記上刃7及
び可動フレーム5等を固着した上刃のラム13
a,13b等全体を適宜の駆動手段で下降せしめ
て該作業を行う。
ところで、前記シヤーリングマシンに於ては材
料3を円滑に切断する為に上刃7と下刃11との
間に材料板厚に応じた適宜のクリアランスを設け
るのが一般である。
このクリアランスを適宜に変更するために、前
記シヤーリングマシンには、さらばね33、クリ
アランス変更用モータ(以下クリアランス用モー
タと略称する)19、第1リンク17、連杆2
7、第2リンク29及び偏心ローラ31が設けら
れている。すなわち、前記シヤーリングマシン
は、前記上刃のラム前面13aをさらばね33で
図に於て右方に付勢すると共に、クリアランス用
モータ19で、ラム背面13bに当接する偏心ロ
ーラ31を第1リンク17、連杆27、第2リン
ク29を介して回動させることにより、前記ラム
13a,13bを図に於て左右に揺動させ、前記
下刃11と上刃7との間のクリアランスを変更す
るものである。
しかしながら、このようなシヤーリングマシン
においては、第5図に示すように、前記クリアラ
ンスcのため実際材料切断寸法(l+c)が、表
示装置21bに表示されているバツクゲージ相対
位置lより大きくなつてしまう、という問題点が
あつた。
このため従来は、バツクゲージ1の位置決めを
する際、例えば表示装置21aの表示値が所望の
材料切断寸法より僅かに小さい値となるように調
整していた。しかし、煩わしいばかりでなく調整
ミス・調整忘れ等があり所望の切断精度が出せな
いという問題点があつた。
[考案の目的] この考案は、前記問題点すなわちクリアランス
を設けた場合には、材料は上刃とバツクゲージと
の間隔で切断されず、下刃とバツクゲージとの間
隔で切断されるという事実に着目してなされたも
のであり、上刃とバツクゲージとの間隔l及びク
リアランスcとから下刃とバツクゲージとの間隔
(l+c)を演算するようにしたことにより、
種々にクリアランスを変更しても常に正確な実際
材料切断寸法を認識することができるシヤーリン
グマシンを提供することを目的とする。
[考案の構成] この考案は、前記目的を達成するため、固定フ
レームに下刃を固着すると共に、前記固定フレー
ムに上刃を設けたラムを前記下刃の前後方向に往
復動自在に設け、前後ラムの背面に水平方向へ延
伸する可動フレームを固着し、該可動フレームに
バツクゲージを材料挿入方向に往復動自在に設け
たシヤーリングマシンに、前記ラムを前記下刃の
前後方向に往復動せしめて前記上刃と下刃とのク
リアランスを変更するクリアランス変更手段と、
前記クリアランス手更手段により変更されたクリ
アランスを検出するクリアランス検出手段と、前
記バツクゲージを前記材料挿入方向に位置決め動
作させるバツクゲージ移動手段と、前記バツクゲ
ージ移動手段により移動されたバツクゲージの前
記上刃に対する位置を検出するバツクゲージ相対
位置検出手段と、前記クリアランス検出手段及び
バツクゲージ相対位置検出手段からの位置情報に
基づいて前記バツクゲージの前記下刃に対する位
置を演算すると共に該演算結果を出力する演算出
力手段を備えた。
[実施例] 以下、第1図乃至第3図を参照しながら、この
考案の一実施例を説明する。第1図はシヤーリン
グマシンの全体説明図、第2図はシヤーリングマ
シンに設けられたバツクゲージ制御装置等の説明
図、第3図はバツクゲージの所定位置に位置決め
する為の処理フローチヤートである。
第1図を参照するに、このシヤーリングマシン
の機械的構成は第4図に示す従来のシヤーリング
マシンのそれと同様である。従つて、このシヤー
リングマシンと前記従来のシヤーリングマシンと
の相違する点は、このシヤーリングマシンに於て
は、クリアランス用モータ19にクリアランス用
モータ駆動部35及びクリアランス選択スイツチ
37を接続すると共に第1パルスエンコーダ39
を設け、バツクゲージ用モータ23に第2パルス
エンコーダ41を設けると共にバツクゲージ制御
装置43、現在値表示部45、目標値表示部47
及び入力部49を接続し、前記第1パルスエンコ
ーダ39の出力を前記バツクゲージ制御装置43
に入力した点である。
前記クリアランス選択スイツチ37は、材料板
厚に応じて例えば3種類のクリアランスから1種
類のクリアランスを選択するためのスイツチであ
る。
従つて、このクリアランス選択スイツチ37か
ら適宜のクリアランスを選択する為のクリアラン
ス選択信号が入力されると、クリアランス用モー
タ駆動部35を介して、クリアランス用モータ1
9が所定量だけ駆動され、前記第1リンク17、
連杆27、第2リンク29を介して偏心ローラ3
1が適宜量回転され、上刃のラム13a,13b
が適宜揺動し、所定のクリアランスcが設定され
るものである。
第1パルスエンコーダ39は、前記クリアラン
ス用モータ19の回転数をカウントすることによ
り前記設定されたクリアランスcを検出し、検出
したクリアランスcを前記バツクゲージ制御装置
43に入力する。
前記バツクゲージ制御装置43は、他の電気系
統と共に第2図に示すように、主演算部51、ク
リアランス記憶部53、バツクゲージ相対位置記
憶部55、比較演算部57、バツクゲージ用モー
タ駆動部59から構成されている。
主演算部51には前記第1パルスエンコーダ3
9の出力とともに、前記第2パルスエンコーダ4
1の出力が入力されている。この第2パルスエン
コーダ41は、前記バツクゲージ用モータ23の
回転数をカウントすることにより上刃に対するバ
ツクゲージの位置すなわちバツクゲージ相対位置
lを検出するものである。前記主演算部51は、
前記第1及び第2パルスエンコーダ39,41か
ら、それぞれクリアランスc及びバツクゲージ相
対位置lを受けると、受け取つたデータをクリア
ランス記憶部53及びバツクゲージ相対位置記憶
部55に記憶すると共に、両データから下刃に対
するバツクゲージの位置(l+c)を演算するも
のである(以下、この下刃に対するバツクゲージ
の位置(l+c)をバツクゲージ絶対位置と略称
する)。なお前記クリアランス記憶部53及びバ
ツクゲージ位置記憶部55は不揮発性記憶部であ
り、電源投入時を含めいつでも現在クリアランス
c及び上刃に対するバツクゲージ相対位置lを記
憶・保持する。
前記主演算部51により演算された下刃に対す
るバツクゲージの位置すなわちバツクゲージ絶対
位置(l+c)は現在値表示部45に表示される
と共に、前記比較演算部に入力される。
この比較演算部57には、主演算部51からの
出力と共に、入力部49からの出力が入力されて
いる。前記入力部49は、切断したい材料切断寸
法L(以下目標値と略称する)を入力するもので
あり、入力部41から入力された材料切断寸法L
は、前記比較演算部57に入力されると共に、目
標値表示部47に表示されるようになつている。
比較演算部57は、前記演算部51及び入力部
49から、それぞれバツクゲージ絶対位置(l+
c)及び目標値Lを受けると、両データを比較
し、両者が等しい場合にはバツクゲージ用モータ
23を停止させる為の指令信号をバツクゲージ用
モータ駆動部59へ出力する。また、両者が異な
る場合には、バツクゲージ絶対位置(l+c)を
目標値Lと一致せしめるべく、バツクゲージ用モ
ータ23を駆動する為の指令信号をバツクゲージ
用モータ駆動部59へ出力するものである。
バツクゲージ用モータ駆動部59は、比較演算
部57から前記指令信号を受け取ると、この指令
信号に基づいてバツクゲージ用モータ23を駆動
するものである。従つてこれにより、バツクゲー
ジ1がボールネジ9を介して適宜のバツクゲージ
位置へ移動させられるものである。
次に、第4図の処理フローチヤートを参照しな
がら、前記バツクゲージを所定のバツクゲージ位
置に位置決めする過程について説明する。
ステツプ401でバツクゲージ1の位置決め作
業を開始し、まずステツプ402で、クリアラン
ス選択スイツチ37から材料板厚に応じたクリア
ランス選択情報を入力すると共に入力部49から
目標値Lを入力する。
ステツプ402でクリアランス選択情報が入力
されると、ステツプ403で、クリアランス用モ
ータ駆動部35を介してクリアランス用モータ1
9が駆動され、クリアランスが所定の値cに設定
される。
クリアランスが設定されるとステツプ404
で、第1パルスエンコーダ39を介して設定され
たクリアランスcが検出され、検出されたクリア
ランスcが主演算部51に入力されると共にクリ
アランス記憶部53に記憶される。
一方前述したように、バツクゲージ相対位置記
憶部55には、例えば前回作業により設定された
バツクゲージ相対位置lが記憶・保持されてい
る。
従つてステツプ404でクリアランスcが第1
パルスエンコーダ39から主演算部51へ入力さ
れると、ステツプ405で、主演算部51がバツ
クゲージ相対位置記憶部55から前記バツクゲー
ジ相対位置lを読み出す。そしてステツプ406
で、前記クリアランスcとこのバツクゲージ相対
位置lとからバツクゲージ絶対位置すなわち下刃
に対するバツクゲージの位置(l+c)を演算す
る。
ステツプ407で前記バツクゲージ絶対位置
(l+c)が現在表示部45に表示される。
次いで前記バツクゲージ絶対位置(l+c)が
主演算部51から比較演算部57へ入力されると
ステツプ408で、該比較演算部57がこのバツ
クゲージ絶対位置(l+c)と前記入力部49か
ら入力された目標値Lとを比較演算する。そし
て、例えばNOの条件が成立していると、ステツ
プ409へ進み、前記バツクゲージ絶対位置(l
+c)と目標値Lとを一致せしめるべく指令信号
を作成し、バツクゲージ用モータ駆動部59を介
してバツクゲージ用モータ23を駆動し、バツク
ゲージ1を適宜の方向へ移動せしめる。
そして、ステツプ405へ戻り移動したバツク
ゲージ1の新しいバツクゲージ相対位置l′を検出
すると、ステツプ406,407,408で、前
記移動したバツクゲージのバツクゲージ絶対位置
(l′+c)を演算・表示すると共に前記目標値L
と比較する。
以下、ステツプ409,405,406,40
7,408から成るループ繰り返し、前記バツク
ゲージ絶対位置(l+c)が目標値Lに一致する
と、ステツプ410で、バツクゲージ1をその位
置で位置決めし、ステツプ411で、最終的なバ
ツクゲージ絶対位置(l+c)を現在値表示部に
表示し、ステツプ412でバツクゲージ1の位置
決め作業を終了する。
前記位置決め作業が終了した際運転者は、現在
値表示部45と目標値表示部47の表示値を照合
することにより、バツクゲージが所望の位置に位
置決めされたことを確認することができる。
従つて本実施例によれば、クリアランスを選択
すると共に材料切断寸法の目標値Lを入力するだ
けで、バツクゲージ1をバツクゲージ1絶対位置
(l+c)が目標値Lに等しくなるように位置決
めすることができるから、クリアランスを種々に
変更しても、常に正確な実際材料切断寸法を認識
することができるものである。
なお、前記実施例に於ては、比較演算部51を
設け主演算部51及び入力部49からの出力に基
づいてバツクゲージ用モータ駆動部59の指令信
号を作成させるようにしたが、必ずしもこのよう
にする必要はなく、該比較演算部57を省略する
こともできる。この場合には運転者が、現在値表
示部45の表示値(l+c)と目標値表示部47
を表示値Lとを比較し、現在値表示部45の表示
値(l+c)が目標値表示部Lと一致するまで、
バツクゲージ用モータ23を駆動するようにすれ
ばよい。このようにすれば、バツクゲージ制御装
置43の構成をより簡易なものとすることができ
る。また前記実施例に於ては、材料板厚を考慮し
て運転者が適宜クリアランスを選択する構成とし
たが、例えば複数個のリミツトスイツチから成る
材料板厚検出手段を設け、該材料板厚検出手段の
検出信号でクリアランス用モータ19の駆動量を
決定し、クリアランスcを設定する構成とするこ
ともできる。この場合には例えば材料3を上刃7
と下刃11との間に挿入するだけで自動的に所望
のクリアランスが設定される。
[考案の効果] この考案のシヤーリングマシンは、以上のよう
に構成したことにより、種々にクリアランスを変
更しても常に正確な実際材料切断寸法が得られる
から、クリアランス変更の際の材料切断寸法の補
正操作が不必要になり、従つて補正ミス、補正忘
れ等がトラブルを皆無とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は何れも本考案の実施例を示
すものであり、第1図はシヤーリングマシンの全
体説明図、第2図は前記シヤーリングマシンに設
けられたバツクゲージ制御装置の説明図、第3図
はバツクゲージを所定位置に位置決めする為の処
理フローチヤート、第4図は従来のシヤーリング
マシンの全体説明図、第5図はクリアランスが設
定された場合に於ける実際材料切断寸法(l+
c)を示す説明図である。 1……バツクゲージ、3……材料、7……上
刃、11……下刃、19……クリアランス変更用
モータ、23……バツクゲージ移動用モータ、3
9……第1パルスエンコーダ、41……第2パル
スエンコーダ、43……バツクゲージ制御装置、
45……現在値表示部、47……目標値表示部、
49……入力部、51……主演算部、53……ク
リアランス記憶部、55……バツクゲージ相対位
置記憶部、57……比較演算部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定フレームに下刃を固着すると共に、前記
    固定フレームに上刃を設けたラムを前記下刃の
    前後方向に往復動自在に設け、前後ラムの背面
    に水平方向へ延伸する可動フレームを固着し、
    該可動フレームにバツクゲージを材料挿入方向
    に往復動自在に設けたシヤーリングマシンに、
    前記ラムを前記下刃の前後方向に往復動せしめ
    て前記上刃と下刃とのクリアランスを変更する
    クリアランス変更手段と、前記クリアランス変
    更手段により変更されたクリアランスを検出す
    るクリアランス検出手段と、前記バツクゲージ
    を前記材料挿入方向に位置決め動作させるバツ
    クゲージ移動手段と、前記バツクゲージ移動手
    段により移動されたバツクゲージの前記上刃に
    対する位置を検出するバツクゲージ相対位置検
    出手段と、前記クリアランス検出手段及びバツ
    クゲージ相対位置検出手段からの位置情報に基
    づいて前記バツクゲージの前記下刃に対する位
    置を演算すると共に該演算結果を出力する演算
    出力手段を備えたことを特徴とするシヤーリン
    グマシン。 (2) 前記クリアランス変更手段は、入力される材
    料板厚情報に応じて適宜にクリアランスを変更
    するものであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載のシヤーリングマシ
    ン。 (3) 前記演算出力手段は、前記下刃に対するバツ
    クゲージの位置を表示する表示手段を備えてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載のシヤーリングマシン。 (4) 前記演算出力手段は、予め入力された材料切
    断寸法の目標値と前記演算された下刃に対する
    バツクゲージの位置とを比較し、両者の値が異
    つている場合には、前記下刃に対するバツクゲ
    ージの位置を前記材料切断寸法の目標値に合致
    せしめるべく前記バツクゲージを適宜移動せし
    める比較演算部を有するこを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載のシヤーリング
    マシン。
JP8452785U 1985-06-06 1985-06-06 Expired JPH0141538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8452785U JPH0141538Y2 (ja) 1985-06-06 1985-06-06

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JPS61201725U JPS61201725U (ja) 1986-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102009060253A1 (de) * 2009-12-23 2011-06-30 SMS Siemag AG, 40237 Doppelbesäumschere

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