JPS6168176A

JPS6168176A - 金属管材の内面処理方法

Info

Publication number: JPS6168176A
Application number: JP18921584A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Nishiyama; 西山　進一; Hajime Abe; 元阿部; Kuniaki Seki; 関　邦彰; Noboru Hagiwara; 登萩原
Original assignee: Hitachi Cable Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd
Priority date: 1984-09-10
Filing date: 1984-09-10
Publication date: 1986-04-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は各種の金属管材の内面を異種金属で被覆する
ための処理方法に関するものである。

［従来の技術］従来の管材の内面被覆方法としては、次のような方法が
あるが、夫々法のような欠点がある。

（１）押出し法による方法この方法は予め内層と外層とを組合せた複合押出ビレッ
トを用いて押出成形により管内面を異種金属で被覆した
複合管（二重管）とする方法である。この方法ではその
１１造工稈が複合ビレットの製造工程、押出工程、更に
所定寸法に減径する引抜工程と工程が多く、製造コスト
の点で不利となる。また、内面を被覆する金属が低融点
金属の場合、押出成形時の変形熱により溶Ｍすることも
あり、正常な複合管が得られない。更に管母材と被覆材
との押出時の変形抵抗の差が大きい場合には正常な押出
、引抜成形が困難となる等の欠点がある。

（２）内面メッキ方法この方法は管内面に被覆すべき金属のメッキ液を流して
管内面に電気メッキを施すことで被覆することも考えら
れるが、長尺の管材を処理するにはメッキ液濃麿の管理
、電流密度の管理等が複雑となり、工業生産には不向き
である。

（３）溶接方法この方法は、管材と被覆材をクラッドしたものを被覆材
側を内側にして管状にシーム溶接する方法があるが、溶
接部では管材と被覆材が溶融混合するため、正常な溶接
が難しく、またシーム溶接部で管外表面に被覆金属が露
出し、管内面の均一な被覆層が得られない等の欠点があ
る。

［′発明が解決しようとする問題点］本発明の目的は前記した従来技術の欠点を解間し、長尺
の管材の内表面に均一に異種金属を被覆することのでき
る、工業生産に優れた処理方法を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］前記の目的を達成するため、本発明では次のような方策
を採用した。

すなわち、管材としてその内面に管長手方向に延びる複
数の溝もしくは突起を右するものを用い、この管材の内
面に、管材より低融点の金属であるＢ　ｉ、Ｔｅ、Ｇａ
、Ｃｄ、［ｎの粉粒体とフラックス作用を有する液状ま
たはペースト状の物質との混合物あるいは加熱により分
解、還元して前記金属を析出する物質を塗布した後、そ
の内面塗布された管材を前記金属粉粒体の融点以上の温
度に加熱する方法を採用した。

この場合、管内面の溝もしくは突起は、管内面へ塗布す
る物質の付＠量を増大させたり溶融金属が一方向に偏っ
て流動するのを防止する役割を果ザほか、管内面に対す
る金属の濡れ性を改善する上で有効に作用するが、その
形状、数、大きさなどは特に限定されない。

金属管材料として、ＣＵ、ＡＩ、Ｔｉ、Ｍｏ、Ｎｉおよ
びこれらの中の１種を主成分とする合金、鉄鋼、ステン
レスを対象とすると、被覆材としてはＢｉ、Ｔｅ、Ｃｄ
、Ｇａ、Ｉｎに限定される。

またこれらの中の１種又は２種以上の成分の合計が５０
％以上含有されていれば、実用上内面被覆の効果を発揮
するので、これらの組成物に他の金属が微量添加された
としても同じ筒部に入るものとして使用することができ
る。

加熱温度の上限は、理論的には管材の融点以下であれば
よいが、実用的には管材の融点より５０℃程度低い温度
以下であることが望ましい。

［発明の実施例］以下に本発明の詳細な説明する。

第１図は金１ｉｉ＠１の内面に、液状フラックスと金属
粉粒体との混合物３の薄い層７を塗布する場合の例を示
しているが、これに限定されるものではなく、別な塗布
手段を用いてもよい。

金属管１は第２図に示すように、内面にらせん状または
直線状に延びる複数の突起をもったものが用意され、内
部にプラグ５と混合物４が置かれた状態において、定位
置に固定されたダイス４を通して矢印の方向へ引抜かれ
る。この場合混合物３は管１の移動にともなって前方へ
運ばれるが、その多くはダイス４部で金ｙｋ管１とプラ
グ５によってしごかれて後方に残る。管１とプラグ５と
の間の潤滑は、混合物３によってなされるので、特別な
潤滑処理を要しない。管１とダイス４との間は引扱きに
採用される通常の潤滑処理が施す゛れる。

管１がダイス４部を通過する場合、管内面の突起２によ
り、管１とプラグ５との間に隙間が確保されるため、管
内面への混合物の薄い層７の塗布を確実なものとするこ
とができる。

薄い層７が塗布された金属管はその後、薄い層７に混合
している金属粉粒体の融点以上で、かつ管材１の融点以
下の温度で加熱される。これによって管内表面の酸化皮
膜が薄い層７に混入していたフラックスにより除去され
、管の内表面と溶融した金属との濡れ性が満の存在も手
伝って促進され、管の内表面に金属の薄い被覆層が形成
される。またこのとき溝の存在は溶融した金属がたまり
一部分に偏ることを防止してくれる。

管１としては、第３図（ａ）　、（ｂ）に示すＪ：うな
形状のものであってもよいし、同図（Ｃ）に示すように
、多数の突起をたがいに接近して設Ｃノでもよい。

勿論これらの突起２は連続せず、第４図に示すように交
叉溝などにより分断されていても差支えな・い。

実施例１外径９．５２　ｍｍ、底肉厚０．４１　ｍｍ、高さ０．
１５ｍｍの突起をもつの鋼管の内面に８１を薄く被覆す
るため、銅の半田付けに用いられる液状フラックスと３
ｉの粉末を３対７の割合で混合してペースト状にしたも
のを但滑剤としてダイスとプラグを用いて外径８．８ｍ
ｍに減径することにより、鋼管の内面にフラックスとＢ
ｉ粉末の混合物の簿い層を形成した。その後、この鋼管
を３００℃で１０分間加熱処理した結果、内表面に薄い
３ｉの被覆層をもった鋼管が得られた。

実施例２実施例１と同様の鋼管の内面にＢ１を被覆するために、
３ｉの酸化物をイソプロピルアルヒール５０％　、　３
　ｉｏを５０％の割合で混合してペースト状にしたもの
を、実施例１と同様にしζ面記銅管の内面に塗布した。

その結果、［３ｉ０は３二元されＣ溶ＦＩＡＢｉ　とな
り、冷ｒＪＩ後内面に均一なりｉのン；１い被覆が形成
された。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように、本発明は内面に溝もし
くは突起を有する管材を用い、ぞの管内表面にフラック
スと金属粉粒体の混合物を塗布した後加熱する方法であ
るから、内面被覆層の形成が確実で、内面被覆管を簡単
な装置で連続的に製造でき、長尺物の加工も容易である
。また、塗ｆｌｉする混合物を替えるだけで内面の被覆
層を容易に変えることかでき、少量多品種の生産にも適
している等の利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る方法の混合物を塗布する方法の一例を示す説明図、第２図は本発明に
掛る方法に用いる合成管材の一例を示す横断面図、第３
図は金属管材の他の例を示づ横断面図、第４図は金属管
材の別の例を示す縦断面図である。１及び６：金属管、２：突起、３：混合物、４：ダイス
、５ニブラグ、７：混合物の簿い層。第　１　図軍２１２Ｔ　　　　　　　第３図茅　４　ユ手続ネ１１３　ｉ］Ｅ害（自発）昭和　　　年　　　月　　　日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）金属管材の内表面を管材より低融点のＢｉ、Ｔｅ
、Ｃｄ、ＧａおよびＩｎの中の１つを主体とする金属で
被覆する方法であって、金属管材としてその内面に管材
長手方向に延びる複数の溝もしくは突起を有するものを
用い、この管材の内面に、前記の粉粒体とフラックス作
用を有する液状又はペースト状の物質との混合物あるい
は加熱により分解還元して前記金属を析出する物質を塗
布した後、その内面塗布された管材を前記金属粉粒体の
融点あるいは分解湿度以上の温度で加熱する工程を含む
ことを特徴とする金属管材の内面処理方法。
（２）金ａ管材がＣｕ、Ａｌ、Ｔｉ、Ｍｇ、Ｆｅ、Ｎｉ
、ステンレスおよびこれらの中の１つを主成分とする合
金である、前記第１項記載の方法。
（３）粉粒体が前記の１種または２種以上含む成分の合
計が５０％以上含有されているものである前記第１項記
載の方法。