JPS6163750A - 織機の電動送り出し制御装置 - Google Patents

織機の電動送り出し制御装置

Info

Publication number
JPS6163750A
JPS6163750A JP18751484A JP18751484A JPS6163750A JP S6163750 A JPS6163750 A JP S6163750A JP 18751484 A JP18751484 A JP 18751484A JP 18751484 A JP18751484 A JP 18751484A JP S6163750 A JPS6163750 A JP S6163750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
loom
relay
rotation
feed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18751484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0730490B2 (ja
Inventor
克彦 杉田
勉 西念
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority to JP59187514A priority Critical patent/JPH0730490B2/ja
Publication of JPS6163750A publication Critical patent/JPS6163750A/ja
Publication of JPH0730490B2 publication Critical patent/JPH0730490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、織段防止に有効な織機の電動送り出し装置に
関する。
従来技術 よこ入れミスで織機が停止したとき、織機を逆転してよ
こ入れミスとなった不良のよこ糸を取り除き、再運転す
るのは、よこ入れミスのときの一般的な修復方法である
。このとき、通常、織布にストップマークと呼ばれる織
段が発生する。この織段の発生原因は、織口が織機の逆
転操作によっても、適切な位置にこないこと、および織
機の起動時に過渡的なおさ打ち力の不足が生じることに
起因している。すなわち、よこ入れミスにより、織機が
停止した後、よこ糸の修復のために織機を例えば1回転
逆転させると、機械的にはティクアップロールおよび送
り出しビームは、それぞれ1回転相当分だけ逆転する。
しかし、織口は、1回転の分量に対応した量だけ移動し
ない。その理由は、たて糸とプレストビームとの間に摩
擦による接触抵抗が存在するからである。すなわち、第
1図に見られるように、送り出しビームとたて糸の開口
部分との間の張力を1?■、開口部分とプレストビーム
との間の張力をF2、さらにプレストビームと巻き取り
ロールとの間の張力をF3とすると、織機の運転時には
、それらの張力の間にFl<F2<F3の関係があるた
め、修復時にt!9&機を必要な回転量だけ逆転しよう
としても、織目がその逆転量と同じ量だけ正確に移動し
ないからである。
発明のF1的およびその解決手段 したがって、本発明の第1の目的は、織機の逆転運転後
に、たて糸の張力の大小関係を逆の状態に設定すること
である。
そこで本発明は、不良糸の抜き取りのための織機の逆転
運転後、再起動のための補正段階で、送り出しビームの
みをさらに逆転させて、たて糸の張力をF 1 >F 
2 >F 3の関係になるように設定し、張力の差(F
2−F3)の値がプレストビームでの摩擦による接触抵
抗よりも大きくなるようにし、織口を正規の位置よりも
さらに移動させるようにしている。
しかし、この操作のみで織口が正確に所望の位置に移動
したとしても、このまま運転を開始すると、たて糸の張
力が高く、運転開始時に織布の巻き取りが不充分となる
ため、一般に厚膜と呼ばれる織段が発生する。また、織
口が所望の位置にある状態で、たて糸の張力を正規の張
力に戻すと、織口が前進するため、起動時のおさ打ち力
が不足し、いわゆる薄膜と呼ばれる織段が発生すること
になる。
したがって、本発明の第2の目的は、よこ糸の修復後の
起動初期でのおさ打ち力の不足を織口の位置の調整によ
り解決することである。
そこで、本発明は、たて糸の張力をFl>F2>F3に
設定し、逆転によって織口を所望の位置より後退させた
後、たて糸を正転方向に送り、織口を定常運転時の正規
の位置よりやや後退させた位置、すなわち織目をおさ打
ち力の不足に見合った位置に置くようにしている。
ところで、従来、上記のような一連の操作、つまりたて
糸の張力の調整、および織口位置の調整は、もっばら、
作業員の熟練や勘に頼っていたため、自動化されていな
い。
したがって、本発明の第3の目的は、織機の再起動に際
し、張力および織口の調整を自動制御によって実現し、
織段を確実に防止できるようにすることである。
そこで、本発明は、電動送り出し制御装置の内部に、シ
ーケンス回路を組み込み、織機の再起動前の補正時に、
送り出し用のモータの回転方向およびその回転量を送り
出しビームとのを径との関連で、デジタル的に正確に制
御できるようにしている。
発明の構成 まず、第1図は、たで糸1の送り出し経路を示している
。たで糸1は、送り出しビーム2に巻き付けられており
、テンションロール3を経てほぼ水平方向となり、ベル
ト4によって開口5を形成し、織口6の部分でよこ糸7
と交錯し、おさ8のおさ打ら運動によって織布9となる
。この織布9は、公知のように、固定的なプレストビー
ムlO1プレスロール11.12によって巻き取りロー
ル13の外周に巻付けられた後、布巻きビーム14に順
次巻き取られて行く。
そして、上記送り出しビーム2および巻き取りロール1
3は、それぞれ送り出し用のモータ■5および1ili
機駆動用のモータ16によって駆動される関係にある。
もちろんこのモータ16は、熾機の他の主運動の動力源
となっている。
次に、第2図は、上記送り出し用のモータ15の制御系
を示している。この制御系の主要部つまり、本発明の電
動送り出し制御装置17は、加え合わせ点18および駆
動増幅器19を経て、モータ15に接続されている。こ
のモータ15にはタコジェネレータ20およびエンコー
ダ21が機械的に連結されている。このタコジェネレー
タ20は、加え合わせ点18に接続されており、またエ
ンコーダ21および送り出しビーム2の部分に設けられ
た巻径検出器22は、共に電動送り出し制御装置17に
接続されている。この電動送り出し制御装置17は、よ
こ入れミス信号A、準備信号13、運転信号C1たて糸
1の張力信号D、モータ回転信号Eの他、巻径信号Fを
入力として、速度tff令信号Gを出力するとともに、
必要な逐次制御を行う。
次に、第3図は、前記の電動送り出し制御装置17の構
成を示している。
この電動送り出し;b+I御装置17は、その一部で、
張力信号りおよび巻径信号Fを入力として、速度1旨令
信号Gを発生ずるために、張力フィードハック系を構成
している0、すなわち上記張力信号りの入力端子25ば
、リレー接点63bを介し、張力設定器26とともに加
え合わせ点27を経て、例えば【)ID型の制御増幅器
28の入力端に接続されている。そしてこの制御増幅器
28は、サンプルホールド回路29、リレー接点67a
、加え合わ−l゛点31を経て、出力端子32に接続さ
れている。なお、制御増幅器28の特性は、PID設定
830によって、d周壁できるようになっている。
一方、巻径信号Fの入力端子33は、巻径補正用の関数
発生器35.42の入力端にそれぞれ接続されている。
上記関数発生器35は、入力端の側で正逆転時のスピー
ド設定器34に接続され、かつ出力端側で分岐し、正転
用の増幅器36、逆転用の反転増幅器37およびリレー
接点6Qa、58aを経・て、加え合わせ点3日に接続
されており、さらにタイマー接点64aを経て、前記加
え合わせ点31に接続されている。
また、上記関数発生器42は、入力端側で、リレー接点
60bにより正転量設定器39に、またリレー接点58
b、57aにより、よこ止まり時の逆転量設定器40に
、さらにリレー接点58b、57bによりよこ止まり以
外の逆転量設定器41にそれぞれ接続されておりまた出
力端側でA/D変換r543を経て比較回路46の一方
の入力αfniに接続されている。
また、モータ回転信号Eの入力端子44は、カウンタ4
5を経て上記比較回路46の他方の入力端に接続されて
いる。さらにこの比較回路46の出力端は、タイマー接
点64b、ワンショソトマクチパイブレーク47、増幅
器48を経て、電源端子50に接続された一致動作用の
リレー49に接続されている。なお、上記のカウンタ4
5を初期状態に戻すために、そのクリア一端子とアース
69との間にリレー接点58C160cおよび反転回路
68が直列に接続されており、その反転回路68は入力
端で抵抗器71により電源端子・70に接続されている
さらに、よこ入れミス信号A、準備信号Bおよび運転信
号Cの入力端子51.52.53はそれぞれリレー65
.66.67により電源端子54に接続されている。
そして、本発明の電動送り出し制御装置17は、織段防
Wのためによこ入れ信号A、順次信号Bおよび運転信号
Cを入力条件とするシーケンス回路24を備えている。
このシーケンス回路24は、電源θ1;1子55.5G
の間に、リレー57.58.59.60.61、および
タイマーリレー62.63.64を(N:iえている。
すなわち、よこ入れミス記1a用のリレー57は、リレ
ー接点65aおよび常閉型のリレー接点67bとともに
、電源端子55.56の間に直列に接続されている。そ
して、このリレー接点65aに対し、保持用のリレー接
点57cが並列に接続されている。また、逆転用のリレ
ー58は、電源端子55.56に対し、リレー接点66
aおよび常閉型のリレー接点59bにより直列に接続さ
れている。また、逆転完了記憶用のリレー59は、一端
で電源端子56に、また他端部分で常閉型のリレー接点
67c、リレー接点49a、58dによって他方の電源
端子55に接続されている。そして、このリレー59に
対しタイマーリレー62が並列に接続されており、また
、直列接続のリレー接点58d、49aに対し、リレー
接点59aが並列に接続されている。
また、よこ入れミス時の正転のためのリレー60は、リ
レー接点62a、57dおよび常閉型のリレー接点61
bにより電源端子55.56の間に接続されている。そ
して、正転完了記憶用のリレー61は、リレー接点60
d、49bおよび常閉型のリレー接点67dにより電源
端子55.56に直列に接続されており、またリレー接
点60d、49bに対し保持用のリレー接点61aが並
列に接続されている。さらに、タイマーリレー63.6
4は、それぞれリレー接点67eにより、また並列接続
のリレー接点60e、58eによりそれぞれ電源端子5
5.56の間に接続されている。
これらのリレー接点またはタイマー接点のうち、連動す
る関係にあるものは、同一の数字符号で示さ、ネ、てお
り、英文字の添字a、b・・fによって区別されている
発明の作用 次に、本発明の作用を第4図および第5図を参照しなが
ら説明する。
電動送り出し制御装置17は織機の主制御装置から“H
”レベルの運動信号Cを受けたとき、運転用のリレー6
7により、そのリレー接点67a、67eをオンの状態
に設定している。織機が定常回転状態にあるとき、タイ
マーリレー63がその接点63bをオンの状態に設定し
ているため、張力信号りは、張力設定!526の出力と
ともに、制御増幅器28の入力となる。
すなわち、たて糸1の初期の張力F1は張力設定器26
によって与えられ、フィードバック信号としての張力信
号りとともに、加え合わせ点27を経て制御増幅器28
に送り込まれる。ここで、制御増幅器28は、PrD設
定器30によって設定された比例動作、積分動作および
必要に応じて微分動作を行い、その信号をサンプルホー
ルド回路29、リレー接点67aおよび加算点31を経
て速度指令信号Gとして、出力端子32から出力される
。そこで、駆動増幅器19は、その速度指令信号Gに基
づいて、モータ15の回転速度を制御し、目標の回転速
度に設定する。なお、このモータ15の回転は、タコジ
ェネレータ20によって検出され、加え合わせ点18に
負帰還されるため、モータ15の回転速度は、フィード
バック制御のちとに目標値に近い速度値に補正されてい
く。
一方、モータ16は、織機駆動用であるから、常に一定
速度の回転となっている。このような定常運転状態では
、タイマー接点64aがオフの状態になっているため、
巻径補正用の関数発生器35からの出力は、加え合わせ
点31に印加されない。
ところで、この製織中によこ入れミスが発生すると、運
転信号Cが“L”レベルに変化するため、リレー67は
、リレー接点67aをオフの状態に設定することにより
、モータ15の回転を止め、かつリレー接点67b、6
7C167dをオンの状態に復帰させ、かつ、リレー接
点67eをオフの状態に設定する。同時に“H”レベル
のよこ入れミス信号Aが入力端子51に入るため、リレ
ー65は、そのリレー接点65aを閉じることにより、
よこ入れミス記憶用のリレー57を起動させる。このと
き、リレー57は、その保持用のリレー接点57cを閉
じ、よこ入れミスの発生状態を記憶し、同時にリレー接
点57aをオンの状態にし、がつ常閉型のリレー接点5
7bにオフの状態に設定する。
もらろん“H”レベルの運転信号Cが消滅した時点で、
織機駆動用のモータ16も、従来の制御方法に基づいて
、遅れて停止状態に設定される。
通常、ごのよこ入れミスにより、織機が停止するとき、
織機の回転系が高速で回転しているので、よこ入れミス
信号Aの発生時点から停止までに適当な制動時間が設定
される。すなわち、Iia機は、通常よこ入れミス信号
Aの発生時点から、よこ入れミスとなったよこ糸7をお
さ打ちし、次回のよこ入れのためにたて糸1が開口5を
形成し、次回のよこ糸7が開口5の内部によこ入れされ
た状態で停止する。したがって、運転信号Cが“L”レ
ベルに変化する時点は、実際にはよこ入れミス発生時点
より、制動時間だけ遅れていることになる。
この織機の停止中に、作業員によって、準備作業、つま
り織機を逆転し、口出しをし、不良糸を取り除く作業が
行われる。すなわち、作業員は、まず第5図(a)で示
すように、最後によこ入れされたよこ糸7を抜き、つい
で送り出しビーム2および巻き取りロール13をともに
1ピック相当分だけ逆転させ、同時中)での不良のよこ
糸7′の部分で、たて糸1を開口状態に設定し、その不
良のよこ糸7”を引き抜く、このとき、停止時点の2ピ
ンク前の新たな織口6” は、正常な製織時での織、口
位置Pから理論上2ピ・7り相当分だけ戻るべきである
が、すでに述べた摩擦による接触抵抗の存在から、同図
兜のように少ししか戻らない。このようにして、準備作
業が完了する。
その後、補正作業、つまり織機の再起動にあたり、織口
6を適切な位置に合わせる作業が開始される。すなわち
作業員の操作により第4図(alに示すように、送り出
し制御装置17に“H”レベルの準備信号Bが時間軸を
上で一定の時間T1だけ入力されるため、準備用のリレ
ー66は、その一定の時間T1の間、リレー接点66a
を閉じることにより、逆転用のリレー58を励磁する。
そこで、このリレー58は、対応のリレー接点58a、
58b、58d、58eをオンの状態に設定し、かつリ
レー接点58Cをオフの状態に設定する。
このリレー接点58Cがオフになった時点で、反転回路
68がカウンタ45のクリア入力端に初期状態に戻すた
めの信号を発生するため、この段階で、このカウンタ4
5の計数値は、rOJに設定される。リレー接点58e
が閉じることにより、タイマーリレー64は、そのリレ
ー接点64a164bをある時間遅れのちとにオンの状
態に設定する。このためスピード設定器34から速度信
号は関数発生器35で@径信号下に反比例する信号に変
換されて反転増幅器37、リレー接点58a、加え合わ
せ点38およびタイマー接点64aを経て加え合わせ点
31から出力端子32に、逆転方向の速度指令信号Gと
して送り込まれる。
一方、リレー接点57a、58bがオンの状態にあるた
め、逆転量設定器40の逆転量信号は関数発生器42で
巻径信号Fに反比例する信号に変換され、A’/D変換
器43を経て、比較回路46の一方の入力端に送り込ま
れる。ここで上記関数発生器42は、織口6でのたて糸
1の移動量を巻径と無関係に一定とするために設けられ
ている。
このようにして、補正作業の初期に、送り出し用のモー
タ15は、ある速度V15で逆転することになる。
このモータ15の逆転は、エンコーダ21によってデジ
タル的なモータ回転信号Eとして検出され、入力端子4
4からカウンタ45に入力される。
ここでカウンタ45は、そのモータ15の回転量を検出
し、その回転量を比較回路46に送り込む。
そこで比較回路46は、正転量設定器39によって予め
設定された逆転量と逆方向の実際の逆転量とを比較し、
両者の一致時に“H”レベルの一致信号を発生し、タイ
マー接点64bを経て、ワンショットマルチバイブレー
ク47に送り込む。このようにして、マルチバイブレー
ク47は、一定の時間だけ一致信号出力用のリレー49
を駆動することによって、その接点49a、49bをそ
の時間にわたってオンの状態に設定する。なお、タイマ
ー接点64bは、回転の初期に、誤一致信号の発生を防
止するために設けられている。
このようにして、リレー接点49aがオンの状態に設定
されると、他のリレー接点58dおよび67cがともに
オンの状態に設定されているため、リレー59は、直ち
に作動し、その保持用のリレー接点59aをオンの状態
に設定し、逆転完了の状態を記憶するとともに、リレー
接点59bをオフの状態に設定することにより、リレー
58を非励磁状態に設定し、例えば時間T2の経過後に
逆転運動を停止させる。
これと同時に、タイマーリレー62が励磁状態となり、
ある時間にわたって、そのタイマー接点62aをオンの
状態に設定する。このとき、正転用のリレー60が励磁
状態となり、そのリレー接点60a、60b、60C1
60d、60eをともにオンの状態に設定する。このと
きにも、タイマーリレー64は、ある時間遅れのちとに
、そのタイマー接点64a、64bをオンの状態に設定
し、またリレー接点60cは、カウンタ45をクリアの
状態に設定する。このようにして、スピード設定器34
からの速度信号は、逆転時と同様に、関数発生器35で
巻径信号Fに反比例する信号として変換され、増幅13
36、リレー接点60a、加え合わせ点38、タイマー
接点64aおよび加え合わせ点31を経て出力端子32
から駆動増幅器19に送り込まれる。このため駆動増幅
器19は、補正作業の後期で、与えられた速度V15の
bとに、モータ15を正転方向に回転させる。
一方、正転量設定″a39からの正転量信号は、リレー
接点60bを経て関数発生器42に入れ、巻径信号Fに
反比例するアナログ信号となり、続いてA/D変換器4
3によってデジタル信号となり、比較回路46に送り込
まれる。ここでも、前回の逆転時と同様に、比較回路4
6はモータ15の実際の正転量と設定値とを比較し、両
者の一致時に“)f”レベルの一致信号を発生する。こ
のとき、リレー49は、リレー接点49a、49bを閉
じることにより、リレー61を励磁する。このリレー6
1は、その保持用のリレー接点61aをオンの状態に設
定し、正転完了の状態を記憶するとともに、リレー接点
61bをオフの状態にすることにより、リレー60を非
励磁状態とし、すべてのリレー接点60a、60b、6
0c、60d、60eをオフの状態に設定する。このよ
うにして、よこ入れミスがあったとき、準備作業後の一
連の補正作業での逆転およびその後の正転運転が完了す
ることになる。
上記の補正作業での送り出し用のモータ15の逆転は、
張力差(F2−F3)をプレストビーム10での摩擦に
よる接触抵抗よりも大きくして織口6をさらに後退させ
、第5図(C)に示すように、正規の織口位置Pよりも
移動量Δしたけ後退させることと対応している。このよ
うにして、織口6の移動量は、補正作業によって、送り
出しビーム6でのたて糸1のを径の変化に関係なく、そ
のたて糸1の種類について一定に設定される。
また、その後のモータ15の正転方向への回転は、織口
6の位置を第5図(dlに示すように、正規の織口位H
pよりやや後退した位置P”に設定することと対応し4
ている。この戻り量Δlは、織機の起動時におけるおさ
打ち力を強化するために行われる。また進む方向の送り
量(ΔL−Δl)は、たて糸1の高い張力を緩和し、そ
の後の起動初期での厚膜の発生を未然に防止するのに有
効である。
したがって、この新たな織口位置P′は、起動初期のお
さ打ち力の不足による織段の防止と、たて糸lの張力の
高まりによる厚膜の防止との調和点である。このように
して、適切なたて糸1の張力および適切な織[1位置P
゛が自動的に設定される。
以上の一連の正転運転および逆転運転が一定の時間T1
の間に自動的に行われるため、この間のたて糸1ののび
もほぼ一定となる。したがって、このような補正作業の
段階での不確定要因が無くなるため、織段の防止効果が
一層確実化する。なお、準備信号Bの一定の時間T1は
、織機の主制御装置の側で、ワンショットマルチバイブ
レークなどで設定される。
その後、またはその直後に作業員の操作によって“ti
”レベルの運転信号Cが入力されると、対応のリレー6
7はそのリレー接点67a、67bをオンの状態に設定
するとともに、ほかのリレー接点67b、67c、67
eをオフの状態に設定し、リレー57.59.61およ
びタイマーリレー62の動作を禁止する。もちろんこれ
と同期して、tIV&ta駆動用のモータ16は、直ち
に織機を回転させる。このときモータ16の回転速度V
16は、通学の立ら上がり特性で、ある時間後に定常速
度に達する。一方、タイマーリレー63は、一定の時間
T4の間、タイマー接点63aをオンの状態に保持し、
その後にオフの状態に復帰させる。
このため、サンプルホールド回路29は、一定の時間T
4の間、ホールドモードに保持され、モータ15の停止
直前の回転速度でモータ15を起動させる。その後タイ
マー接点63bがオンの状態になり、しかもサンプルホ
ールド回路29がサンプルモードとなるため、制御増幅
器28は、張力設定器26からの信号およびフィードバ
ック系の張力信号りを入力とし、定常時の速度信号Gを
発生する。この速度信号Gは、サンプルホールド回路2
9を経て出力端子32から駆動増幅器19に送り込む。
このようにして、送り出し用のモータ15は、定常時の
回転速度に到達する。
ここで、モータ15の立ち上がりはモータ16の立ち上
がりに比較して急峻になるように設定しである。この理
由は、織機駆動用のモータ16が定常な回転速度に到達
する以前に、織口6を正規の織口位置Pに復帰させるた
めである。
なお、よこ入れミス以外の停止理由で織機が停止したと
きには、モータ15について、補正作業の段階で予め正
転方向に回転させる必要がない。
そこでモータ15の逆転のために時間T2は第4回申)
に示すように、前記よこ入れミスによる停止時に比較し
て、短く設定しである。このときの逆転量は、逆転量設
定器41によって設定される。
すなわち、よこILまり以外の場合にはリレー65が起
動状態にならないため、リレー57が励磁状態とならず
、したがって補正段階で逆転量設定器41の信号は、リ
レー接点58bを経て、関数発生器42に送り込まれる
。その後、すでに述べた逆転時と同様の動作によって、
モータ15が必要な回転量だけ逆転することになる。こ
のように、よこ止まり以外のときにも、モータ15が逆
転することによって、織機の起動初期でのおさ打ち力の
低下が織口6の後退によって補正されるため、織段の発
生は、確実に防止できる。
発明の他の実施例の構成および作用 次に、第6図は、一致動作用のリレー49を駆動するた
めの他の実施例を示している。この実施例での送り出し
制御装置17は、織機の運転中での織機の1回転あたり
の送り出し用のモータ15の回転量を計数することによ
り、送り出しビーム2の巻径を間接的に測定し、1ピッ
ク相当の送り量の信号を発生するようにしている。した
がって、この実施例のものでは、巻径検出器22が不必
要となる。
すなわち、モータ回転量信号Eの入力端子44は、カウ
ンタ45の他に、他のカウンタ72、ラッチ73を経て
、それぞれのデジタル乗算器74.75.76の一方の
入力端に接続されている。一方、織機の1回転信号Jの
入力端子77は、リレー接点67fおよびワンショット
マルチバイブレーク78を経て、ラッチ回路73のロー
ド入力端に、さらに分岐し、ワンショットマルチバイブ
レーク79を経てカウンタ72のクリア端子にそれぞれ
接続されている。また、上記デジタル乗算器74.75
.76の他の入力端は、正転倍率設定用のデジタル設定
器80、よこ止まり時の逆転倍率設定用のデジタル設定
器81およびよこ止まり以外の逆転倍率設定用のデジタ
ル設定器82にそれぞれ接続されている。そして、デジ
タル乗算器74の出力端は、リレー接点60bにより比
較回路46の一方の入力端に接続されており、また他の
デジタル乗算器75.76はリレー接点57a、57b
を介し共通のリレー接点58bにより同様に比較回路4
6以降の回路構成および送り出し制御装置17の他の内
部構成は、前記第3図のものと同様となっている。
織機の運転中に、エンコーダ21からのデジタル的なモ
ータ回転量信号Eは、カウンタ72に入力され、積算さ
れていく。一方、織機の1回転信号Jは、運転ft1号
Cの存在するときに、ワンショットマルチハイブレーク
78.79を経てカウンタ72のクリア入力端およびラ
ッチ73のロート入力端にそれぞれ入力されている。し
たがって、織機が1回転するごとに、カウンタ72の計
算値がラッチ73に入力され、その後、カウンタ72が
初期状態に戻される。このようにして、織機の運転中に
、織機の1回転毎の送り出し用のモータ15の回転量が
ラッチ73社記憶されている。したがって、このラッチ
73の出力信号は、1ピック相当の送り量信号となって
おり、送り出しビーム2の巻径の大小によって補正され
た値となっている。そして、これらがそれぞれのデジタ
ル乗算器74.75.76に入力されている。
一方、デジタル設定器80.81.82に予め必要な送
り量に相当する倍率が設定されているため、デジタル乗
算器75.76は、よこ止まりのための逆転量信号Hお
よびよこ止まり以外の逆転量信号Kをそれぞれ比較回路
46の一方の入力端に送り込む。また、デジタル乗算器
74は、よこ止まり時の正転方向の回転量信号■をリレ
ー接点60bを経て、比較回路46の一方の入力端に送
り込まれる。このようにして、逆転量および正転量がデ
ジタル的に設定される。
発明の効果 本発明では、下記の特有の効果が得られる。
よこ入れミスによる織機の停止期間中の補正作業の段階
で、送り出し制御装置がタイマーリレーによって送り出
しビームを逆方向に回転し、たて糸の張力を高め、かつ
その後に送り出しモータを正転方向に回転させることに
より、織口を正規の!I織位置よりやや後退させるから
、織機の起動初期においても、ii!!I切なおさ打ち
力が得られ、したがって織機の停止時における織段の発
生が未然に防止できる。そしてこれらの回転量制御がデ
ジタル的な回路要素およびシーケンス制御によって自動
的に行えるから、織機の起動初期に必要な複雑な操作が
なくなり、起動操作が簡略化でき、作業員の負担が軽減
できる。
また、このような過程で、たて糸の張力が異常に高くな
るが、その正逆転時の期間がほぼ一定の時間内に自動的
に遂行されるから、織機の停止中での糸の伸びが一定と
なり、したがって織前位置が常に所望の位置に設定でき
、これによって織段防止効果が確実に実現できる。
また、このようなよこ入れミスによる停止期間中での正
転運転または逆転運転時に、関数発生器が巻径信号を入
力条件として、またはカウンタおよびランチがモータ回
転信号を入力条件として、これと反比例の状態で正転置
設定あるいは逆転量設定のための信号を発生するので、
停止期間中の補正作業の段階での正転置または逆転量が
送り出しビームのたて糸のを径の大小にかかわらず、そ
のたて糸について常に一定に設定できるので、正転また
は逆転設定量が正確に規制でき、織段防止の効果が確実
に実現できる。
さらに、そのような補正後の織機の起動時にサンプルホ
ールド回路が停止直前の信号を継続的に発生し続け、織
機の回転が定常状態に到達した時点で、張力信号に必要
なPI動作が施されるから、起動織機の過渡的な時間に
わたって、必要なたて糸の張力が確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はたて糸の送り経路および織布の巻き取り経路を
示すスケルトン図、第2図は送り出しモータの制御系の
ブロック線図、第3図は送り出し制御装置のブロック線
図、第4図は送り出しモータの速度制御のタイムチャー
ト図、第5図は織口の移動状態を示す説明図、第6図は
送り出し制御装置の他の実施例の要部のブロック線図で
ある。 1・・たて糸1.2・・送り出しビーム、5・・開口、
6・・織口、9・・織布、10・・プレストビーム、1
3・・巻き取すl:t−11z、14・・布巻きビーム
、15・・制御対象の送り出し用のモータ、16・・織
ta駆動用のモータ、17・・本発明の電動送り出し制
御装置、19・・駆動増幅器、22・・巻径検出器、2
4・・シーケンス回路、26・・張力設定器、28・・
制御増幅器、29・・サンプルホールド回路、31・・
加え合わせ点、32・・出力端子、34・・スピード設
定器、35.42・・巻径補正用の関数発生器、39・
・正転覆設定器、40.41・・逆転量設定器、43・
・A/D変換器、45・・カウンタ、46・・比較回路
、49・・一致動作用のリレー、57.58.59.6
0,61 ・・リレー、62.63.64・・・タイマ
ーリレー、65.66.67・・リレー、72・・カウ
ンタ、73・・うソチ、74.75.76・・デジタル
乗算器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)目標の張力信号およびフィードバック入力として
    のたて糸張力信号を入力として制御動作をする制御増幅
    器と、この制御増幅器の出力を織機の停止期間中保持し
    織機の運転中には上記制御増幅器の出力を送り出しモー
    タの駆動増幅器に出力するサンプルホールド回路と、ス
    ピード設定器からの速度指令信号を巻径信号に反比例す
    る状態で出力する関数発生器と、巻径に反比例した逆転
    方向および正転方向の回転量信号を発生する回転量設定
    手段と、上記送り出しモータに連結されたエンコーダか
    らのモータ回転信号を計数するカウンタと、このカウン
    タの計数値と上記回転量設定手段の回転量信号とを入力
    として両者の一致状態を判断する比較回路と、よこ入れ
    ミス停止期間中の補正作業の段階で上記送り出しモータ
    を逆転させた後、正転方向に自動的に切り換え、逆転お
    よび正転時に上記比較回路の一致出力を入力条件として
    逆転または正転運転を自動的に停止させるシーケンス回
    路とを具備することを特徴とする織機の電動送り出し制
    御装置。
  2. (2)上記の回転量設定手段を、逆転量設定器、正転量
    設定器これらの信号と巻径信号とを入力として巻径に反
    比例する信号を発生する関数発生器、およびこの関数発
    生器の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器
    により構成することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の織機の送り出し制御装置。
  3. (3)上記の回転量設定手段を、エンコーダからの回転
    量信号および織機の1回転信号を入力として織機の1ピ
    ック相当の送り量信号を発生するカウンタ、ラッチ、お
    よびこの送り量信号とデジタル設定器からの倍率信号と
    を入力とする複数のデジタル乗算器により構成すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の織機の電動送
    り出し制御装置。
JP59187514A 1984-09-06 1984-09-06 織機の電動送り出し制御装置 Expired - Lifetime JPH0730490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59187514A JPH0730490B2 (ja) 1984-09-06 1984-09-06 織機の電動送り出し制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59187514A JPH0730490B2 (ja) 1984-09-06 1984-09-06 織機の電動送り出し制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6163750A true JPS6163750A (ja) 1986-04-01
JPH0730490B2 JPH0730490B2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=16207401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59187514A Expired - Lifetime JPH0730490B2 (ja) 1984-09-06 1984-09-06 織機の電動送り出し制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730490B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233852A (ja) * 1985-08-07 1987-02-13 マシ−ネンフアブリ−ク・シユトロマ−ク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 織機のワ−プビ−ム駆動装置を制御する方法並びに装置
JPH02139458A (ja) * 1988-11-16 1990-05-29 Tsudakoma Corp 織機の送出し制御装置
EP1637636A2 (en) 2004-09-17 2006-03-22 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Set point deciding apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930944A (ja) * 1982-08-14 1984-02-18 津田駒工業株式会社 織機の電動送り出し装置
JPS5982451A (ja) * 1982-11-01 1984-05-12 津田駒工業株式会社 織機のソフトスタ−ト方法
JPS59100746A (ja) * 1982-11-27 1984-06-11 株式会社豊田自動織機製作所 織機における経糸張力制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930944A (ja) * 1982-08-14 1984-02-18 津田駒工業株式会社 織機の電動送り出し装置
JPS5982451A (ja) * 1982-11-01 1984-05-12 津田駒工業株式会社 織機のソフトスタ−ト方法
JPS59100746A (ja) * 1982-11-27 1984-06-11 株式会社豊田自動織機製作所 織機における経糸張力制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233852A (ja) * 1985-08-07 1987-02-13 マシ−ネンフアブリ−ク・シユトロマ−ク・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 織機のワ−プビ−ム駆動装置を制御する方法並びに装置
JPH02139458A (ja) * 1988-11-16 1990-05-29 Tsudakoma Corp 織機の送出し制御装置
EP1637636A2 (en) 2004-09-17 2006-03-22 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Set point deciding apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0730490B2 (ja) 1995-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4619294A (en) Method of and apparatus for controlling motor-driven let-off and take-up system for looms
US4564050A (en) Method for starting the operation of a loom
JPH0367132B2 (ja)
JP2598968B2 (ja) 巻取機械の制御装置
JPS6163750A (ja) 織機の電動送り出し制御装置
EP1285984B1 (en) Loom-operating method and loom-operating system
JPH0360941B2 (ja)
EP3736363B1 (en) Weft insertion method and device in water jet loom
JPS6183355A (ja) 織機の電動送り出し装置におけるキツクバツク制御方法およびその装置
JPS6221845A (ja) 織機における止段発生防止方法
JPH04281046A (ja) 織機における織段発生防止装置
JP4189249B2 (ja) 織機における織段防止装置
JPH0210253B2 (ja)
JPS62222974A (ja) ドラム式緯糸貯留装置の係止ピン制御装置
JPS63270842A (ja) 織機における織段発生防止方法
JP2523745Y2 (ja) ドラム式測長貯留装置の制御装置
JPH0210250B2 (ja)
JP2671508B2 (ja) 多色織機における織段発生防止方法
JP2712292B2 (ja) 織機における織段発生防止方法
JPS6163749A (ja) 織機の電動送り出し制御装置
JP3343494B2 (ja) 織機の織段防止方法
JP2834455B2 (ja) 織機の送出し制御装置
JPH0734356A (ja) 織機の送出し制御装置
JPH01266241A (ja) 織機における織段発生防止方法
JP3576999B2 (ja) 織機における織段防止方法及び装置