JPS6158094B2 - - Google Patents

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JPS6158094B2
JPS6158094B2 JP13462580A JP13462580A JPS6158094B2 JP S6158094 B2 JPS6158094 B2 JP S6158094B2 JP 13462580 A JP13462580 A JP 13462580A JP 13462580 A JP13462580 A JP 13462580A JP S6158094 B2 JPS6158094 B2 JP S6158094B2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
wall material
troweling
material composition
resin flakes
Prior art date
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Expired
Application number
JP13462580A
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English (en)
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JPS5757748A (en
Inventor
Masatoshi Myatake
Masanori Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Chemicals Corp
Original Assignee
Shikoku Chemicals Corp
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Publication date
Application filed by Shikoku Chemicals Corp filed Critical Shikoku Chemicals Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鏝を用いて薄塗り仕上げをすること
ができる壁材組成物に関するものであり、その目
的とする処は、金属光沢を呈する大柄な合成樹脂
フレークを骨材として用い、ステンドグラス調な
いし宝石をちりばめた多彩模様あるいは優雅な水
玉模様の如き美観に富む壁面を形成しうる新規な
壁材を廉価に提供することにある。
従来知られているこの種壁材は、砂、無機質、
軽量骨材、合成樹脂、ゴムあるいはガラス等を細
かく粉砕したものであり、これらはいづれも3mm
角以下の大きさに留まるため、その表面を金粉、
銀粉等の金属光沢を呈する粉末で覆つたとしても
大柄な模様を表出し難いものであり、且つ壁仕上
面に美観に富む多彩光を発するには高価な金属粉
末を極めて多量要し実用に供しえない。
他方骨材として砕石などの比較的大きいものを
用い、その表面に金属粉末を展着すれば所期の壁
面を形成しうるけれども、このような骨材からな
る壁材を鏝塗りする場合には、その塗層の厚さを
骨材の粒径あるいはそれ以上とすることを余儀な
くされ、壁面に多くの原材料を塗着しなければな
らないので、その施工に多大な労力が掛り且つ壁
材使用量が増加して経済的に有利なものと云えな
い。
本発明者等は、このような事情に鑑み鋭意試験
研究を重ねた結果、合成樹脂に金属粉末を配合し
重合させた硬化物を厚さ約0.1mmないし2mm、大
きさ約3mm角ないし20mm角の定形状あるいは不定
形状に成型した合成樹脂フレークを骨材として用
いることによつて、美観に富む大柄な多彩色模様
の壁仕上面を極めて少ない原材料の使用によつて
表出しうることを認め、本発明を見い出したもの
である。
本発明の実施に適する合成樹脂フレークは、不
飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン
樹脂、塩化ビニール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹
脂、ABS樹脂、フエノール樹脂、メラミン樹
脂、メタクリル酸樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン
樹脂等のいづれでも良いが、これらに金属粉末及
び顔料、染料、硬化剤、硬化促進剤、可塑剤、そ
の他の樹脂改質剤を配合して約0.1mmないし2mm
の薄層状に固化させ、これを約3mm角ないし20mm
角の大きさに切断、打抜きあるいは破砕して形成
することができる。
本発明において、合成樹脂フレークの大きさが
3mm角以下になれば、前記したように大柄な模様
を表出し難いものであり、他方合成樹脂フレーク
の大きさが20mm角を越える場合には、鏝塗り時に
おける鏝伸び、鏝離れなどの作業性が阻害され、
また合成樹脂フレークの厚みが2mmを越えると壁
面の鏝塗り量が著しく増加し、逆に合成樹脂フレ
ークの厚さが0.1mmより少ない場合には鏝塗り時
の鏝伸びが悪くなり、且つ合成樹脂フレークの重
複が顕著となつて高価な金属粉末を含む合成樹脂
フレークの使用量を殖やさなければならない。
本発明を実施するに当つては、骨材として金属
粉末を含む合成樹脂フレークと公知の砂、寒水
石、無機質軽量骨材、合成樹脂、ゴム、ガラスな
どの破砕物、パルプ、グラスウール、ロツクウー
ルなどの繊維粒のうち粒径5〜100メツシユ、好
ましくは12〜32メツシユのものをそのままあるい
は着色して併用することができ、この場合壁仕上
げ面は、合成樹脂フレークが、合成樹脂フレーク
以外の骨材の間に点在して壁仕上面のコントラス
トを高め、合成樹脂フレークに含まれる金属粉末
の使用量を低減しうるものである。
また金属粉末を含む合成樹脂フレークに金属粉
末を含まない同様の形状の合成樹脂フレークを用
いることによつて壁仕上面に重厚感を付与するこ
とができ、更に金属粉末を含む合成樹脂フレーク
における合成樹脂層を透明ないし半透明とするこ
とによつて、金属粉末の輝きを一段と高めること
ができる。
本発明において注目すべきことは、金属粉末を
含む合成樹脂フレークあるいは金属粉末を含まな
い合成樹脂フレークにおける合成樹脂層を顔料、
染料等によつて種々の色調に変化させ、このよう
な彩色が異なる数種の合成樹脂フレークを用いる
ことによつて、壁仕上面に多彩色模様を表出し、
且つ金属粉末の光沢が相俟つてステンドグラス調
の美観に富む外観を呈させる点である。
更に本発明によれば、合成樹脂フレークの樹脂
層に金属粉末及びパール顔料を包含させることに
よつて、真珠色の変化に富む反射光を生起するこ
とができ、塗装面に宝石をちりばめたような塗装
面を表出しうるものであり、合成樹脂フレークを
定形状なものにすればソフト感に富む壁仕上面を
表出しうるものであり、殊に合成樹脂フレークを
円形ないし楕円形などの丸味を有する形状に打抜
きして用いる場合には、壁面に水玉模様を描くこ
とができる。
本発明壁材組成物における接着剤としては、酢
酸ビニルエマルジヨン樹脂、酢酸ビニルアリクル
エマルジヨン樹脂、酢酸ビニルエチレンエマルジ
ヨン樹脂、酢酸ビニルベオバエマルジヨン樹脂、
アクリルエマルジヨン樹脂、アクリルスチレンエ
マルジヨン樹脂、エポキシエマルジヨン樹脂、ラ
テツクスなどの合成樹脂エマルジヨンが好適であ
り、保水性を高めるためにメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリ
ビニールアルコール及びこれらの変性品を併用す
ることが望ましい。
以下本発明を実施例及び参考例によつて具体的
に説明する。なおこれらにおける数値単位は限定
した場合を除く重量ベースで示したものである。
参考例 1 不飽和ポリエステル樹脂 100部 金属粉末(着色マイラ) 10部 顔 料 1部 反応開始剤 少量 上記樹脂組成物を均一に混合し、次いで平滑表
面を有する容器内に約0.6mmの厚さでシート状に
流し込み、これを85℃の温度で45分間加熱して硬
化させ、冷却後形成された合成樹脂シートを打抜
き、裁断あるいは破砕などの加工手段により、約
3mm角ないし20mm角の定形状あるいは不定形状と
して合成樹脂フレークを造つた。
参考例 2 塩化ビニール(ペースト用) 100部 金属粉末 10部 可塑剤(ジオクチルフタレート、ジアリルフタ
レート及びトリメチロールプロパントリメタク
リエート) 50部 顔 料 0.5部 反応開始剤(t−ブチルパーベンゾエート)
少量 上記樹脂組成物を均一に混合し、次いで平滑表
面を有する容器内に約0.8mmの厚さでシート状に
流し込み、これらを150〜220℃の温度で20分間加
熱して硬化させ、冷却後前記参考例と同様にして
合成樹脂フレークを造つた。
参考例 3 不飽和ポリエステル樹脂 100部 パール顔料 10部 反応開始剤 少量 染 料 少量 上記樹脂組成物を均一に混合し、次いで平滑表
面を有する容器内に約0.5mmの厚さでシート状に
流し込み、これを85℃の温度で45分間加熱して硬
化させ、冷却後前記参考例1と同様にして合成樹
脂フレークを造つた。
実施例 1 参考例1で製造された金属粉末を含む平均6mm
角の不定形状合成樹脂フレーク30部に20〜40メツ
シユの着色硅砂150部及びカルボキシメチルセル
ロース1.5部を加えて均一に混合し、次いでこれ
に50%酢酸ビニルエマルジヨン樹脂15部と適量の
混練水を加えてペースト状の壁材調合物を形成
し、これをプラスターボード下地からなる壁面に
鏝塗りしたところ、その作業性は良好であり、塗
層の厚さは約1.2mmとなり固型壁材組成物は3.3cm2
当り5.5Kgであつて、乾燥された壁面は、金属粉
末を含む合成樹脂フレークが露出、点在して光沢
に富む優雅な外観を与えるものであつた。
実施例 2 参考例1において金属粉末を添加せずに同様に
方法を繰返し、金属粉末を含まない合成樹脂フレ
ークを形成し、金属粉末を含む平均8mm角の不定
形状合成樹脂フレーク20部と金属粉末を含まない
平均8mm角の不定形状合成樹脂フレーク20部、12
〜32メツシユの着色軽量骨材90部及びカルボキシ
メチルセルロース1.5部を加えて均一に混合し、
次いでこれに50%全アクリルエマルジヨン樹脂15
部及び適量の混練水を加えてペースト状の壁材調
合物を形成しこれを前記実施例と同様に鏝塗りし
たところ、塗層の厚みは約1.5mmとなり、3.3cm2
りの塗着量は4.7Kgであり、その作業性及び壁仕
上げ面の美観はほぼ実施例1と同様であつた。
実施例 3 参考例2において顔料の色を青、黄、緑及び茶
に分けて夫々色彩の異なる平均12mm角の不定形状
合成樹脂フレークを形成し、これらの当量混合物
30部に18〜32メツシユの着色パルプ粒75部及びカ
ルボキシメチルセルロース1.5部を加えて均一に
混合し、次いでこれに粉末変性酢酸ビニル樹脂7
部と適量の混練水を加えてペースト状の壁材調合
物を形成し、これをプラスターボード下地からな
る壁面に鏝塗りしたところ、鏝伸び、鏝離れなど
の作業性は良好であり、壁面の塗層厚は1.5mmで
固型壁材組成物の3.3m2当りの塗着量は4.0Kgであ
つて、乾燥された壁仕上面には色彩の異なる各合
成樹脂フレークが点在し、金属粉末の輝きが加わ
つてステンドグラス調の多彩な外観を生じた。
実施例 4 参考例3において製造された平均6mm角の不定
形状合成樹脂フレーク20部に20〜40メツシユの合
成樹脂粒70部及びカルボキシメチルセルロース
1.5部を加えて均一に混合し、次いでこれに50%
アクリル系エマルジヨン樹脂15部と適量の混練水
を加えてペースト状の壁材調合物を形成し、これ
をプラスターボード下地に鏝塗りしたところ、そ
の作業性は甚だ良好であり、壁面の塗層厚は1.2
mm、3.3cm2当りの固型壁材組成物は4.8Kgであつ
て、壁仕上げ面はパール色をキラキラ発し、恰も
宝石をちりばめた外観を与えるものであつた。
実施例 5 参考例1においてシート状に硬化された合成樹
脂を直径10mm、6mm、4mmの夫々の大きさに打ち
抜きして造つた円形状合成樹脂フレーク15部に12
〜32メツシユの着色パルプ粒100部及びカルボキ
シメチルセルロース1.5部を加えて均一に混合
し、次いでこれに50%全アクリルエマルジヨン樹
脂15部及び適量の水を加えてペースト状の壁材調
合物を形成し、これを実施例1と同様に鏝塗りし
たところ、壁面における塗層の厚みは約1.5mmと
なり、3.3cm2当りの固型壁材組成物の塗着量は4.0
Kgであり壁仕上げ面には合成樹脂フレークが露呈
して光沢に富む水玉模様を表出することができ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂に金属粉末を配合し重合させた硬化
    物を厚さ約0.1mmないし2mm、大きさ約3mm角な
    いし20mm角の定形状あるいは不定形状の合成樹脂
    フレークを骨材として含む鏝塗り用壁材組成物。 2 公知の骨材を併用してなる特許請求の範囲1
    に記載の鏝塗り用壁材組成物。 3 金属粉末を含まない厚さ約0.1mmないし2
    mm、大きさ約3mm角ないし20mm角の定形状あるい
    は不定形状の合成樹脂フレークを併用してなる特
    許請求の範囲1に記載の鏝塗り用壁材組成物。 4 透明ないし半透明の合成樹脂フレークを用い
    てなる特許請求の範囲1に記載の鏝塗り用壁材組
    成物。 5 彩色が異なる数種の合成樹脂フレークを用い
    ステンドグラス調の塗装面を表出することができ
    る特許請求の範囲1に記載の鏝塗り用壁材組成
    物。 6 合成樹脂フレークの樹脂層にパール顔料を包
    含させ、宝石をちりばめたような塗装面を表出す
    ることができる特許請求の範囲1に記載の鏝塗り
    用壁材組成物。 7 合成樹脂フレークの一部又は全部に円形、楕
    円形など丸味を有する定形状のものを用いて塗装
    面に水玉模様を表出することができる特許請求の
    範囲1に記載の鏝塗り用壁材組成物。
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JPS5757748A JPS5757748A (en) 1982-04-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140374A (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 Nippon Hekizai Kogyo Kk 建築塗装材料組成物
DE19903756C2 (de) * 1999-01-30 2003-04-10 Dinova Gmbh & Co Kg Putz

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