JPS6090859A - 砂壁状仕上面を呈する鏝塗り用壁材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は砂壁状仕上面を呈する鏝塗り用壁材に関するも
のであり、その目的とするところは鏝塗り時の作業性を
改善した新規な壁材を提供することにある。

従来知られているこの種壁材に１骨材として砂を用いた
ものであり、水練り時の調合物に相当の重さを伴ない、
その取扱いが困難であるのみならず、鋭角状破断面を有
する砂の存在によって、これが鏝面に掛り合い鏝伸びが
著しく阻害され、時として鏝に掛り合った砂が仕上面を
引掻いて美観に富む壁面を形成し難いものであった。

また砂の代りにシラスを焼成したシラスバルーンを着色
し造粒した軽量の骨材を用いた壁材（特公昭５１−７１
７７号公報参照）が知られているけれども、シラスバル
ーンは粒子が極めて小さく且つ崩壊性であるため、鏝塗
り時に骨材の粉化が起こり、砂壁特有の凹凸に富む壁面
を形成し難いものであった。

本発明省等は、このような事情に鑑み鋭意検討をスを原
料として造った発泡ガラス粒を用い、その粒度が１６〜
８０メツシユの範囲にあり且つそのうち２８メツシユよ
り大きい粒径のものが１０％以上含まれている発泡ガラ
ス粒に、有機系接着剤を介してフィラー及び顔料を被着
した着色粒状物を形成し、これに水溶性糊料等の公知の
添加剤を配合することによって、所期の目的を達成した
ものである。

本発明の実施において、発泡ガラス粒の粒径が所定の範
囲より大き（なると壁面に対する塗厚が大きくなり、そ
の使用量が大幅に増加するものであり、また逆に発泡ガ
ラス粒の粒径が所定の範囲より小さい場合には、仕上面
に砂壁特有の凹凸を表出し難く且つ鏝伸びなどの作業性
が低下する。

本発明の実施に適するフィラーの代表的なものは、炭酸
力ルシュクム、クレー、タルク、ｉイカ等の粉末であり
、これらは発泡ガラス粒に対し重量で２〜２０９６の範
囲で配合すべきである。発泡ガラス粒に対する配合比が
多くなり過ぎると骨材に対する陰蔽が悪化するので注意
しなければならなり０ 本発明の実施に適する有機系接着剤は、水溶性糊料、エ
マルジョン樹脂系、合成樹脂系のいづれの接着剤でも良
く、その転線温度は接着剤の種類に応じて変化し、７０
〜１２０℃の範囲で適宜に選択すべきである。

また本発明においては、色彩の異なる数種の粒状物を造
り、これらを同一に混合して多彩色の砂壁状壁面仕上げ
を行なうことができる。

以下実施例及び参考例をもって具体的に説明する。

なお、これらにおける数値は限定した場合を除き重量単
位で示したものである。

実施例 粒径２０〜２８メツシユの発泡ガラス粒〔商品名「セ筒
ビーズ」（豊田紡績製）４４００にと粒径２８〜６０メ
ツシユの発泡ガラスピーズ〔商品名は上記と同じ〕６０
０部、タルク１５０部、無機質顔料５０部及びアクリル
エマルジョン樹脂（固型分５０％）２００部を竪型高速
流動式混合機に入れ、これらを毎秒５〜８ｍの周速度に
よって２〜５分間攪拌混合し、ここで造られた湿潤造粒
体を約ｔｏｏ’ｃの熱風により１〜１．５時間乾燥して
着色粒状物からなる壁材を形成した。

前記壁材１５００ｆにカルボキシメチルセルローズ６０
ｆ、アクリルエマルジョン樹脂３００ｆ及水２Ｋｇを加
えて水練りし、とｎを壁面に鏝塗りし九ところ、軽量で
持ち運びが極めて容易であり、且つ鏝伸びなどの作業性
も甚だ良好であって、この使用量により壁面３．５　ｍ
ｌ　Ｋ塗布することができ乾燥後の壁面には砂壁特有の
凹凸を生じ、質蓋感と美観に富む仕上げができた。

参考例 粒径２０〜２８メツシユの珪砂２０００部、粒径２８〜
６０メツシユの珪砂ｓ　０００１ｉ１．　タル１１５０
部、無機質顔料３０部及びアクリルエマルジョン樹脂（
固型分５０％）２００部を前記実施例と同様に処理して
砂壁な造り、これを前記実施例と同じ有機系接着剤で水
練りし、壁面に鏝塗りしたところ、作業性が悪く、壁面
３．５ｄを仕上げるのに壁材５．０　Ｋｇを要した０ 特許出願人 四国化成工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粒度が１６〜８０メツシユの範囲にあり且つそのうち２
   ８メツシユより大きい粒径のものが１０％以上含まれて
   いる発泡ガラス粒に、有機系接着剤を介してフィラー及
   び顔料を被着した着色粒状物を形成し、これに水溶性糊
   料等の公知の添加剤を配合したことを特徴とする砂壁状
   仕上面を呈する錯塗り用壁材。