JPS6155646A - 熱現像記録材料 - Google Patents

熱現像記録材料

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JPS6155646A
JPS6155646A JP17700084A JP17700084A JPS6155646A JP S6155646 A JPS6155646 A JP S6155646A JP 17700084 A JP17700084 A JP 17700084A JP 17700084 A JP17700084 A JP 17700084A JP S6155646 A JPS6155646 A JP S6155646A
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藤田 真作
Hiroyuki Hirai
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は加熱によって画像を形成する記録材料(熱現像
記録材料)に関する。 (従来の技術) 熱現像記録材料は加熱による現像を促進するために記録
材料中に塩基または塩基プレカーチーを含ませることが
多い。そして記録材料の保存性の面で、熱分解により塩
基性物質を放出する塩基プレカーチーを用いることは特
に好ましい。好ましい塩基ブレカーサ−は脱炭酸性カル
ボン酸の塩であり、有用な脱炭酸性カルボン酸としては
、英国特許第998.949号に記載されているトリク
ロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、トリブロモ酢酸、シアノ
酢酸等が挙げられる。 これらの脱炭酸性カルボンrRはいずれも無機塩基また
は有機塩基との塩の形で容易に熱分解し、塩基を放出す
る。同時に、カルボン酸部は脱炭酸を起こし、実質的に
中性の物質に変化する。塩基プレカーサーをA−Co2
H@B (Aは脱炭酸性カルボン酸残基、Bは塩基)で
表わすと、この熱分解反応は次式で表わされる。 加熱(脱炭酸) A−Co、H−B        AH+ B + C
o2ここで生じた脱炭酸分解物AHは写真性に悪影響を
与えないものが好ましく、さら(;熱現像の温度で揮散
しないものが好ましい。しかしながら、前記の脱炭酸性
カルボン酸の脱炭酸分解物は熱現像温度において極めて
容易に揮散し、熱現像機内を汚染すると共に環境汚染を
引き起こす。特に脱炭酸分解物の蒸気圧が高く、熱現像
温度において燃焼範囲にある場合は引火の危険性が極め
て大きい。また脱炭酸分解物が毒性を有する場合には感
光材料からの揮散ははなはだ深刻な問題となる。 以上の見地から前述の塩基プレカーサーは実用に供し得
ない。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の欠点を改良するものである。すなわち本
発明の目的は熱分解物が揮散しない塩基プレカーサーを
提供するものである。本発明の他の目的は熱現像機およ
び熱現像機が設置された室内の環境を汚染せず、引火等
により火災を起こす危険性のない記録材料を提供するも
のである。 C問題点を解決するための手段) 本発明の目的はカルボン酸の脱炭酸分解物の沸点が常圧
下で160℃以上である脱炭酸性カルボン酸塩を含有す
る熱現偉記録材料により達成される。 脱炭酸分解物の沸点が160℃以上である脱炭酸性カル
ボン酸塩のうち、好ましいものは80℃〜200℃で、
より好ましくは100℃〜180℃で脱炭酸するカルボ
ン酸塩であり、特に好ましいものは下記一般式(1)ま
たは(1)で表わされるものである、 (R+COC02)工・Mnfil (R+C02H)m)、・Bnfil)上式においてM
はアルカリ金属イオン、四級アンモニウムイオンまたは
アルカリ土類金属イオンを表わす。Bは有機塩基ケ表わ
す。m、nおよびXは各々1または2であり、酸部と塩
基部の電荷が中和されるよう組合わされた整数を表わす
。 Rはα位に電子吸引基を有する炭素数2以上の置換アル
キル基;オルトおよび/もしくはバラ位に電子吸引基を
有する炭素数6以上の置換アリール基;炭素数8以上の
置換アルキニル基;炭素数7以上のアシル基、アルコキ
シカルボニル基、カルバモイル基、置換カルバモイル基
またはり の一般式で表わされる炭素環もしくはN複素環残基(5
または6員猿を構成し、R’、R“は水素原子、アルチ
ル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基の
中から選ばれた基を表わす)を表わす。 Mはアルカリ金属イオン、四級アンモニウムイオンまた
はアルカリ土類金属イオン°を表わすが、これらは、い
ずれも不揮発性であり、熱現像機内あるいは室内を汚染
する可能性は小さい。 一方、Bは有機塩基を表わし、pkaが7以上で炭素数
が12以下のものが望ましい。しかし、炭素数の少ない
ものは一般に揮発し易く、また悪臭を有するため、好ま
しいものはpkaが10以上で、沸点が160℃以上の
低揮発性塩基である。pkaの大きなものほど、熱分解
時に同時に生成する二酸化炭素な捕捉して不揮発性の炭
酸塩となるため都合がよい。最も好ましいものはグアニ
ジン類、環状グアニジン類、アミジン類、環状アミジン
類である。 以下に本発明の脱炭酸分解物の沸点が160℃以上であ
る脱炭酸性カルボン酸塩の好ましい具体例を示す。 N (171KO□c−c==c−OQ −cミC−Co2
に本発明の塩基ブレカーサ−は一般に公知の方法で合成
することができる。丁なゎち、適当な方法でカルボン酸
を合成し水ないしアルコール中で相当する塩基により、
該カルボン酸を中和することにより塩基プレカーサーを
結晶もしくは溶液として得ることができる。 脱炭酸性カルボン酸の合成に関しては、その種類により
合成法を異にするが、いずれの場合も公知の一般的な方
法で合4yることができる。代表的な例を挙げれば、R
がα位に電子吸引基を有する置換アルキル基の場合には
α−ハロ酢rRMとスルフィン酸塩、シアン化物等の求
核試薬との反応、活性メチルまたは活性メチレン化合物
と炭酸エステルとの塩基存在下での反応など;Rが電子
吸引基を有する置換アリール基の場合には相当するトル
エン誘導体の酸化反応:;Rがアルキニル基の場合には
アクリル酸誘導体への臭素付加および引き続く脱臭化水
素等である。これらの反応については、新実験化学講座
14i111921−1062(1977、丸善) ;
 Organic punctionalGroup 
Preparations 、 196−268 (1
968、Academic Press)に詳細な記載
がある。 本発明の塩基プレカーサーは、広い範囲で用いることか
できる。塗布膜を重量に換算して50重量パーセント以
下で用いるのが適当であり、更に好ましくは0.01重
量パーセントから40重量パーセントの範囲が有用であ
る。 本発明の塩基プレカーサーは、単独でもまた2種以上の
混合物として用いてもよい。 塩基プレカーサーは感光材料のどの位置にあってもよい
が(例えば中間層、保護層、乳剤層)、好ましくはハロ
ゲン化銀乳剤層あるいは隣接層に含せるのがよい。 本発明は加熱によって画像を形成する記録材料、例えば
熱現像写真感光材料および感熱記録材料において効果を
発揮するが、特に支持体(二少なくとも(1)感光性ハ
ロゲン化銀、(2)バインダー、(3)還元性であって
、銀塩と高温下で反応して可動性色素、  を形成する
色素供与性物質を含有する熱現像感光材料において効果
が著しい。 本発明の塩基プレカーサは分光増感された感光性ハロゲ
ン化銀乳剤と共に用いるとき、優れた写真性能を発揮す
る。すなわち、分光増感された感光性ハロゲン化銀乳剤
と共に用いるとき、特に画像濃度を高くする程度が大き
い。 分光増感はメチン色素類その他を用いてなされる。用い
られる色素には、シアニン色素、メロシアニン色素、複
合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−
シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素お正び
ヘミオキンノール色素が包含される。特に有用な色素は
、シアニン色素、メロシアニン色素、および複合メロシ
アニン色素に属する色素である。これらの色素類(:は
、塩基性異部環核としてシアニン色素類に通常利用され
る核のいずれをも適用できる。丁なわち、ビロリン核、
オキサゾリン核、チアゾリン核、ピロール核、オキサゾ
ール核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール
核、テトラゾニル核、ピリジン核など;これらの核に脂
環式炭化水素環が融合した核;及びこれらの核に芳香族
炭化水素環が融合した核、即ち、インドレニン核、ベン
ズインドレニン核、インドール核、ペンズオキナドール
核、ナフトチアゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフト
チアゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾ
ール核、キノリン核などが適用できる。これらの核は炭
素原子上に置換されていてもよい。 、10シアニン色素または複合メロシアニン色素にはケ
トメチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オ
ン核、チオヒダントイン核、2−チオオキナシリジン−
2,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、
ローダニン核、チオバルビッール酸核などの5〜6員異
節環核な適用することができる。 これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合せを用いてもよく、増感色素の組合せは特に、強色増
感の目的でしばしば用いられる。 有用な増感色素は例えばドイツ特許929.080号、
米国特許間2,493.748号、同2゜503.77
6号、同2,519.001号、同2.912.329
号、同3,656.959号、同3,672,897号
、同3,694.217号、同4,025.349号、
同4,046,572号、英国特許1,242.588
号、特公昭44’−14030号、同52−24844
号に記載されたものである。 ゛増感色素゛の使用量は乳剤製造(=使用する銀100
2あたりO,’001 Pm2O3が適当であり、好ま
しくは0.01〜2tで、ある。 本発明の塩基または塩基プレカーサーは広い範囲で用い
ることができる。有用な範囲I1感光材料の塗布乾膜な
重l・に換算したものの50重量%以下、更に好ましく
は0101重量%から40重量での範囲である。 本発明においては、銀を画像形成物質として用いてもよ
いし、様々な画像形成物質を種々の方法にて用いること
もできる。 例えば、従来広く知られている液体の現像処理で用いら
れる現像薬の酸化体と結合して色画像を形成するカプラ
ー、例えばマゼンタカプラーとして、5−ピラゾロンカ
プラー、ビラゾロペンツイミタゾールカプラー、シアノ
アセチルクマロンカプラー、開鎖アシルアセトニトリル
カプラー等がアリ、イエローカプラーとして、アンルア
セトアミドカプラ−(し11えばベンゾイルアセトアニ
リド類、ピバロイルアセトアニリド類)、等があり、シ
アンカフラーとして、ナフトールカフ’ラ−1及びフェ
ノールカプラー等を用いることができる。 これらのカプラーは分子中にバラスト基とよばれる疎水
基を存する非拡散性のもの、またはポリマー化されたも
のが望ましい。カプラーは、銀・イオンに対し4当量性
あるいは2当量性のどちらでもよい。又、色補正の効果
をもつカラードカプラー、あるいは現像にともなって現
存抑制剤を放出するカプラー(いわゆるDIRカプラー
)であってもよい。 また感光銀色素漂白法により、ポジの色画像を形成する
色素、たとえば、リサーチディスクロージャー誌197
6年4月号30〜32ページ(RD−14433)、同
誌1976年12月号14〜15ページ(RD−152
27L米国特許4.235.957号などに記載されて
いる色素、米国特許第3.985.565号、第4.0
22.617号に記載されているロイコ色素も使用する
ことかできる。 またリサーチディスクロージャー誌1978年5月号5
4〜58ページRD−16966C記載されている含窒
素へテロ環基を導入した色素も使用することができる。 更に欧州特許第79 、 ’(5’ 56号、西独特許
第3゜217.853号、欧州特許第67.455号に
記載されている高温下でハロゲン化銀又は有機の銀塩と
の酸化還元反応(二より酸化された還元剤とのカップリ
ング反応を利用して可動性の色素を離脱する色素供与性
物質、欧州特許第76.492号、西独特許第3.21
5,485号、欧州特許第66.282号、特願昭58
−28928号、同58−26008号、に記載されて
いる高温下でハロゲン化銀又は有機の銀塩と酸化還元反
応を行い、その結果、可動性の色素を放出する色素供与
性物質を用いることが出来る。 これらの方法で用いられる色素供与性物質は好ましくは
次式(CI)で表わされる。 (Dye−X)9−Y  (q−1or2)  (CI
 )Dyeは色素供与性物質より放出されると可動性と
なる色素をあられし、好ましくは親水性基をもつもので
ある。利用できる色素にはアゾ色素、アゾメチン色素、
アントラキノン色素、ナフトキノン色素、スチリル色素
、ニトロ色素、キノリン色素、カルボニル色素、フタロ
シアニン色素などがある。なお、これらの色素は現像処
理時に複色可能な、一時的に短波化した形で用いること
もできる。 具体的には欧州特許公開76.492号に記載の色素が
利用できる。 Xは単なる結合または連結基をあられし、例えば−NP
−(Rは水素原子、アルキル基または置換アルキル基を
あられT)基、−5O2−基、−C〇−基、アルキレン
基、置換アルキレン基、フェニレンL を換フェニレン
基、ナフチレン基、置換ナフチレン基、−〇−基、−8
o−基およびこれらを2つ以上粗金せて成立する基をあ
られ丁。 Yは画像状に潜袋を有する感光住銀塩に対応または逆対
応してDyeを放出し、放出された色素とDye−X−
Yであられされる化合物との間に拡散性において差を生
じさせるような性質な有する基をあうわす。 次にYについて詳細に説明する。 Yはまず、式(CI )、、7あられされる化合物が、
現像処理の結果、酸化されて自己開裂し、拡散性色素を
与えるような非拡散性画像形成化合物となるように選択
される。 この型の化合物に有効なYの例はN−置換ヌルファモイ
ル基である。例えば、Yとして次の式(CI )で表わ
される基を挙げることができる6α NH30□ 式中、βはベンゼン環を形成するに必要な非金属原子群
を表わし、該ベンゼン環に炭素環もしくはペテロ環が縮
合して例えばナフタレン環、キノリン環、5.6.7.
8−テトラヒドロナフタレン頑、クロマン環等を形成し
てもよい。 αは一〇G  又は−NHG  で示される基を表わ丁
。2.にG は水素原子又は加水分解されて水酸基を生
ずる基を表わし、G12は水素原子、炭素原子数1〜2
2個のアルキル基又は加水分解可能な基を表わ丁。Ba
1lはバラスト基をあられ丁。bは0〜2の整数を表わ
す。この種のYの具体例は、特開昭4−8−33826
および特開昭53−50736に述べられている。 この型の化合物に適するYの別の例として、次の式(C
I )で表わされる基が挙げられる。 式中、Bal 1、α、bは式(CII)の場合と同義
であり、β′は炭素環たとえばベンゼン環を形成するの
に必要な原子団を表わし、該ベンゼン環に、更に炭素環
もしくは複累猿が縮合してナフタレン猿、キノリンi、
5.6.7.8−テトラヒドロナフクレン韻、クロマン
環等を形成してもよい。この種のYの具体例は、特開昭
51−113624、特開昭56−12642、同56
−16130、同56−16131、同57=4043
、同57−650および米国特許4053312に記載
されている。 さらにこの型の化合物に適するYの別の例として、次の
式(CIV)で表わされる基が洋げられる。 式中、Ba1l、α、bは式(CIl)の場合と同義で
あり、β“はヘテロ環たとえばピラゾール環、ピリジン
環などを形成するに必要な原子団を表わし、該へテロ環
に炭素原もしくはヘテロ環が結合してもよい。この種の
Yの具体例は特開昭51−104.343に記載されて
いる。 さらにこの型の化合物に有効なYとして式(%式% 式中、γは好ましくは水素原子又はそれぞれ置換基を有
するもしくは無看換のアルキル基、アリール基もしくは
ヘテロ環基、または−〇〇−G”を表わし;G21は一
〇G22、 B  G22または基、シクロアルキル基
またはアリール基を表わし、G 23は前記G22基と
同じ基を表わし、あるいは023は、脂肪族ま°たは芳
香族カルボン酸またはスルホン酸から導かれたアシル基
を表わし、G 24は水素もしくは゛非置換または置換
アルキル基な表わす);δは、網金ベンゼン壌を完成さ
せるために必要な残基を表わす。 この種のYの具体例は、特開昭51−104゜343お
よび同5j−46,730、特開昭54−130122
、同57−85055に記載されている。 さらにこの型の化合物に適するYとして式(CVI)で
表わされる基があげられる。 式中、13allは式(CHI ’)の場合と同義であ
りlは酸素原子または=NG32基(G32は水酸基ま
たは置換基を有してもよいアミノ基を表わ丁。)であり
、その際のH2N−G  なる化合物としてはタトえば
ヒドロキシルアミン、ヒドラジン類、セミカルバジド類
、チオセミカルバジド類等があり、式中のβ は5員猿
、6員猿あるいは7員猿の飽和又は不飽和の非芳香族炭
化水素環である。 G31は水素原子、弗素、塩素、臭素等のハロゲン原子
を表わす。この種のYの具体例としては特開昭53−3
819、同54−48534に記載がある。 その他にこの型の化合物のYとしては、例えば特公昭4
8−32,129、同48−39,165、特開昭49
−64.436、米国特許3.443.934などに記
載されているものがあげられる。 さらに、本発明のYとして式(C■)で表わされる基が
あげられる。 式中αは□R41またはNHR42であり、R41は水
素もしくは加水分解可能な成分であり、R42は水素も
しくは炭素原子1〜50個を有するアルキル基であり、
A は芳香環を形成するに必要な原子群を表わし、Ba
1lは芳香環上に存在する有機不動性化基でBa1lは
同一もしくは異っていてもよく、mは1ま象は2の整数
である。Xは1〜8の原子を有する2価の有機基であり
、求核基(Nu)と酸化によって生じた求電子センター
(4)の炭素原子)とが5〜12員項を形成する。 Nuは求核性基を表わす。nは1又は2の整数である。 αは上記式(CII)の場合と同義である。 この種のYの具体例は特開昭57−207351:記載
がある。 さらに式(CI >で表抄される別の型の化合物として
は、塩基存在下で自己閉環するなどして拡散性色素を放
出するが、現像薬酸化体と反応すると、色素放出を実質
的に起こさなくなるような非拡散性画像形成化合物があ
る。 この型の化合物に有効なYとしては、例えば式%式% 式中、イはヒドロキシル基、第1級もしくは第2級アミ
ン基、ヒドロキシアミノ基、スルホンアミド基等の酸化
可能な求核性基あるいはそのプレカーチーであり、α“
は、ジアルキルアミノ基もしくはα′に定義した基の任
意のものであり、G51は炭素原子1〜3個を有するア
ルキレン基であり、aはOまたは1を表わし、G は炭
素原子1〜40個を含む置換もしくは未置換のアルキル
基、又は炭素原子6〜40個を含む置換もしくは未置換
の了り−ル基であり、各々水素原子、ハロゲン原子、カ
ルボニル基、スルファミル基、スルホンアミド基、炭奏
原子1〜40個を含むアルキルオキシ基もしくはG と
同義のものであり、G とG は共に5乃至7員の猿を
形成してもよい。又G56はしG52、G55、G56
及びG57のうち少くとも一つはバラスト基を表わす。 この種のYの具体例は、特開昭51−63.618に記
載がある。G53は−CO−1−CS−等の求電子性基
であり、G64は酸素原子、硫黄原子、セレン原子、窒
素原子等であり、窒素原子である場合は水素原子、炭素
原子1〜10個を含むアルキル基もしくは置換アルキル
基、炭素原子6〜20個を含む芳香族残基でa換されて
いてもよい。 この盤の化合物に適するYとしてさらに式%式%) Nu61およびNu62は同じでも異なっていてもよく
、求核性基またはそのプレカーチーを表わし、z61は
、H63およびH65が置換した炭素原子に対して電気
陰性である2価原子基を表わし、R、R62およびH6
3の各々は水素、ノーロゲン、アルキル基、アルコキシ
基またはアシルアミノ基であり、或いはR61およびH
62は環上で隣接位置にあるとき分子の残りと縮合環を
形成し、或いはRおよびB 63は分子の残りと縮合環
を形成し、B 64およびH65の各々は同じであって
も異なってもよく、水素、炭化水素基または置換炭化水
素基を表わし、置換基R61、R62、R63、R64
またはR65の少なくとも一つにおいて充分な大きさの
夫ラスト基、Ba1lが上記化合物を非移動性にするた
め存在する。この種のYの具体例は特開昭53−690
33、同54−130927に記載がある。 この型の化合物に適するYとして、さらに式(CXI)
で表わされる基がある。 1!J− 0〜/ 式中、13all、β′は式(CI)のそれらと同じで
あり、G71はアルキル基(置換アルキル基を含む)を
表わ丁。この種のYの具体例については、特開昭49−
111 、628および同52−4819に記載がある
。 式(CI)で表わされる別の型の化合物としては、それ
自体は色素を放出しないが、還元剤と反応すると色素を
放出するような非拡散性画偉形成化合物があげられる、
ε゛′の場合、レドックス反応を仲介する化合物(いわ
ゆるエレクトロンドナー)を併用することが好ましい。 この型の化合物(=有効なYとしては例えば、式(CX
l[)で示される基があげられる。 式中、Ba1l、β′ は式(CI)のそれらと同じで
あり、G71はアルキル基(を換アルキル基も含む)で
ある。この種のYの具体例ζ二ついては、特開昭53−
35533、同53−110827に記載がある。 に記載がある。 この世の化合物に適するYとしてさらに(Cu)で表わ
される基がある。 α″ox (ただしα およびα。Xは還元によってそれx それα″ またはα″ を与える基であり、α″、α 
、G51、G52、G63、G54、G55、G56、
G57  およびaは式(C■)の場合と同義である)
。このYについての具体例は、特開昭53−11082
7、米国特許4356249号、同等4358525号
に記載がある。 この型の化合物に適するYとして、さらに式(CXIV
 )および(CXIYB)で表わされるものがあげられ
る。 (ただしくNuox)1および(Nuox)2はそれぞ
れ同じでも異なっていてもよく、酸化された求核基を表
わし、他の符号は、式(Off )および(cX)の場
合と同義である。)この種のYの具体例については、特
開昭54−130927および同56−164342に
記載がある。 cm、cxi、CXffA、CXffBCあげた特許明
細書には、併用するエレクトロンドナーが記載されてい
る。 式(CI)で表わされるさらに別の型の化合物としては
、LDA化合物(Linked DonorAccep
tor Compounds )があげられる。コノ化
合物は、塩基存在下でドナー−アクセプター反応を起こ
し拡散性色素を放出するが、現像薬酸化体と反応すると
色素放出を実質的に起こさなくなるような非拡散性の画
像形成化合物である。 この型の化合物に有効なYとしては、例えば。 式CXVに示すものがあげられる。このYについての具
体例は特願昭58−60289に記載されている。 式中、n%x、7%2は1又は2であり、mは1以上の
整数を表わし、])onは電子供与体又はそのプレカー
チ一部分を含む基であり、LlはNup  と−El−
QやDonを連結する有機基であり、Nupは求核性基
のプレカーサーを表わし、Elは求電子センターであり
、Qは二価基であり、13allはバラスト基を表わ丁
。L は連結基を表わす。Mlは任意の置換基な表わす
。 バラスト基は色素画像形成化合物を、非拡散性にし得る
様な有機バラスト基であり、これは炭素原子数8から3
2までの疎水性基を含む基であることが好ましい。この
よラタ有機バラスト基は色素画像形成化合物に直接ない
しは連結基(例えばイミノ結合、エーテル結合、チオエ
ーテル結合、カルボンアミド結合、スルホンアミド結合
、ウレイド結合、エステル結合、イミド結合、カルバモ
イル結合、スルファモイル結合等の単独又は組合せ)を
介して結合する。 色素供与物質は、2種以上を併用してもよい。 この場合、同一色素をあられ丁時に2種以上併用しても
よいし2種以上を併用して黒をあうわ丁場合も含まれる
。 本発明において用いる画像形成物質の具体例は、先ζ二
挙げた特許の中に記載されている。ここではその好まし
い化合物を全て列挙することはできないので、その一部
を例として示す。たとえば前記(CI)式で表わされる
色素供与性物質には次に述べるようなものを挙げること
ができる。 (3)   oa より感光材料の府中に導入することができる。その場合
下記の如き高沸点有機溶媒、低沸点有機溶媒を用いるこ
とができる。 タトエばフタール酸アルキルエステル(ジプチルフタレ
ート、ジオ・クチルックレートなど)、リン酸エステル
(ジフェニルホスフェート、トリフ′ エニルホスフエ
ート、トリクレジルホスフェート、ジオクチルブチルホ
スフェート)、クエン酸エステル(例えばアセチルクエ
ン酸トリブチル)、安息香酸エステル(安息香酸オクチ
ル)、アルキルアミド(例えばジエチルラウリルアミド
)、肪脂酸エステル類(例えばジブトキシエチルサクシ
ネート、ジオクチルアゼレート)、トリメシン酸エステ
ル類(例えばトリメシン酸トリブチル)などの高沸点有
機溶媒、または沸点約30℃乃至160℃の有機溶媒、
例えば酢酸エチル、酢酸ブチルの如キ低級アルキルアセ
テート、プロピオン酸エチル、二級ブチルアルコール、
メチルイソブチルケトン、β−エトキシエチルアセテー
ト、メチルセロソルブアセテート、シクロヘキサノンな
どに溶解したのち、親水性コロイドに分散される。上記
の高沸点有機溶媒と低沸点有機溶媒とを混合して用いて
もよい。 また特公昭51−39853号、特開昭51−5994
3号に記載されている重合物(二よる分散法も使用でき
る。また色素供与性物質を親水性コロイドに分散する際
に、゛種々の界面活性剤を用いることができ、それらの
界面活性剤としてはこの明細書の中の別のところで界面
活性剤として挙げたものを使うことができる。 本発明で用いられる高沸点有機溶媒の量は用いられる色
素供与性物質12に対して10f以下、好ましくは52
以下である。 本発明においては感光材料中に還元性物質を含ませるの
が望ましい。還元性物質としては還元剤として知られて
いるものや、前記の還元性色素供与性物質が好ましい。 本発明に用いられる還元剤としては以下のものがある。 ハイドロキノン化合物(例えば〕−イドロキノン、2 
、5−i)クロロハイドロキノン、2−クロロハイドロ
キノン)、アミンフェノール化合物(例えば4−アミン
フェノール、N−メチルアミノフェノール、3−メチル
−4−アミンフェノール、3゜5−ジブロモアミノフェ
ノール)、カテコール化合物(例えばカテコール、4−
シクロヘキシルカテコール、3−メトキシカテコール、
4−(N−オクタデシルアミノ)カテコール)、フェニ
レンジアミン化合物(例えばN、N−ジエチル−p −
)二二レンジアミン、3−メチル−N、N−9エチル−
p−フェニレンジアミン、3−メトキシ−N−エチル−
N−エトキシ−p−フェニレンジアミン、N、N、N’
  、N’  −テトラメチル−p−7二二レンジアミ
ン)。 より好ましい還元剤の例として以下のものがある。 3−ピラゾリドン化合物(例えば1−フェニル−3−ヒ
ラゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−
フェニル−3−ピラゾリドン、l−m−トリル−3−ピ
ラゾリドン、1−p−トリル−3−ピラゾリドン、1−
フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニ
ル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−7エニルー4
゜4−ビス−(ヒドロキシメチル)−3−ピラゾリドン
、1.4−ジ−メチル−3−ピラゾリドン、4−メチル
−3−ピラゾリドン、4,4−ジメチル−3−ピラゾリ
ドン、’f−r3−クロロフェニル)−4−メチル−3
−ピラゾリドン、1−(4−クロロフェニル) −4−
メチル−3−[:l’ ラソIJトン、1−(4−)リ
ル)−4−メチル−3−ピラゾリドン、1−(2−)リ
ル)−4−メチル−3−ピラゾリドン、1−(4−トリ
ル)−3−ピラゾリドン、1−(3−)リル)−3−ピ
ラゾリドン、1−(3−トリル)−4,4−ジメチル−
3−ピラゾリドン、1−(2−トリフルオロエチル)−
4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、5−メチA/ 
−3−ピラゾリドン)。 米国特許3,039,869号に開示されているものの
ごとき種々の現像薬の組合せも用いることができる。 本発明においては還元剤の添加量は銀1モルに対して0
.01〜20モル、特に好ましくは0.゛1〜10モル
である。 本発明の熱現像感光材料では好ましくはノ・ロゲン化銀
が用いられる。ハロゲン化銀としては塩化銀、塩臭化銀
、塩沃化銀、臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀、沃化銀な
どがある。 このようなハロゲン化銀は例えば臭化銀では臭化カリウ
ム溶液中に硝e銀溶液を添加してまず臭化銀粒子を作り
、その後に沃化カリウムを添加することによっても得る
ことができる。 ハロゲン化銀は、サイズおよび/又はハロゲン化銀組成
の異なる2種以上を併用してもよい。 本発明で用いられるハロゲン化銀粒子のサイズは平均粒
径が0.001μmから10pmのものが好ましく、更
に好ましくは0.001μmから5μmである。 本発明で用いられるハロゲン化銀はそのまま使用しても
よいが更に硫黄、セレン、テルル等の化合物、金、白金
、パラジウム、ロジウムやイリジウムなどの化合物のよ
うな化学増感剤、ハロゲン化錫などのような還元剤また
はこれらの組合せの使用によって化学増感されてもよい
。詳細には、” The theory of  th
e Photographic Process” 4
版、 T、 H,James著の第5章の149〜16
9頁に記載されている。 本発明において感光”性ハロゲン化銀の塗布量シ:銀に
換算してlIn9〜10 P/iが適当である。 本発明の熱現像感光材料において特に好ましい実施態様
は有機銀塩を併存させたものであるが、感光したハロゲ
ン化銀の存在下で温度80℃以上、好ましくは100℃
以上に加熱されたときに、画像形成物質または必要に応
じてrfrI像形成物質と共存させる還元剤と反応して
銀像を形成するものである。有機銀塩酸化剤を併存させ
ることにより、より高濃度に発色する感光材料を得るこ
とができる。 この場合に用いることができるハロゲン化銀は、ハロゲ
ン化銀単独で使用する場合の純沃化銀結晶を含むという
特徴を有することが必ずしも必要でなく当業界において
知られているノーロゲン化銀総てを使用することができ
る。 このような有機銀塩酸化剤の例として特開昭58−58
543号に記載のものがあり、例えば以下のものがある
。 カルボキシ基を有する有機化合物の銀塩なまず挙げるこ
とができ、この中の代表的なものとして脂肪族カルボン
酸の銀塩や芳香族カルボン酸の銀塩などがある。 その他にメルカプト基またはチオン基を有する化合物お
よびその誘導体の銀塩がある、その他(=、イミノ基を
有する化合物の銀塩がある。例えば特公昭44−302
70号、同45−18416号公報記載のベンゾトリア
ゾールおよびその誘導体の銀塩、例えばペンゾトリアゾ
ールノ銀塩、メチルベンゾトリ了ゾールの銀塩などのア
ルキル置換ベンゾトリアゾールの銀塩、5−クロロベン
ゾトリアゾールの銀塩のような)・ロゲン置換ベンゾト
リアゾールの銀塩、ブチルカルボイミドベンゾトリアゾ
ールの銀塩のようなカルボイミドベンゾトリアゾールの
銀塩、米国持許第4゜220.709号明細書記載の1
.2.4−トリアゾールや1−H−テトラゾールの銀塩
、カル/(ゾールの銀塩、サッカリンの銀塩、イミダゾ
ールやイミダゾール誘導体、9銀塩などがある。 またリサーチディスクロジャー170号の17029に
記載の銀塩やステアリン酸銅などの有機金属塩も本発明
に使用できる有機金属塩酸化剤である。 ・これらのハロゲン化銀や有機銀塩の作り方や両方の混
合の仕方などについては、リサーチディスクロージャー
170号の17029や特開昭50−32928、特開
昭5l−4zsz9、特開昭49−13224、特開昭
50−17216.米国特許3,700,458号(二
記載されてb)る。 本発明において感光性ノ・ロゲン化銀および有機銀塩の
塗布量は銀に換算して合計で50m9〜10f / r
rtが適当である。 本発明::おいては種々の色素放出助剤を用I/)るこ
とができる。色素放出助剤としてG工、塩基性を示し現
像を活性化することのできる化合物または所謂求核性を
有する化合物であり、塩基または塩基プレカーサーが用
いられる。 本発明の塩基プレカーサーも色素放出助剤として用いる
ことができるが、他の塩基または塩基プレカーサーを併
用することができる。 現像停止剤 本発明に於は、熱現個時の処理温度および処理時間の変
動に対し常(−一定の画像を得る目的で種々の現像停止
剤を用いることができる。 ここでいう現像停止剤とは、適正現偉後、速やかに塩基
を中和または塩基と反応して膜中の塩基濃度を下げ現像
を停止する化合物又は銀もしくは銀塩と相互作用して現
像を抑制する化合物である。 具体的には加熱により酸を放出する酸プレカーサー、加
熱により共存する塩基と置換反応を起す親電子化合物、
メルカプト化合物又は含窒素複素環化合物が挙げられる
。 酸ブレカーリ−には例えば特願昭58−216゜928
号、同59−48.305号に記載のオキシムエステル
類、特願昭59−85,834号に記載のロッセン転位
により、酸を放出する化合物などが挙げられ、加熱によ
り塩基と置換反応する親電子化合物には例えば、特願昭
59−85.836号に記載の化合物などが挙げられる
。 以上の現像停止剤は塩奏プレカーサーと共に用いる場合
が好ましいが、その場合、塩基プレカーサー/酸プレカ
ーサーの比Cモル比)の値は14゜〜29′ が好まし
く、115〜5イが更に好ましい。 本発明においては、種々のカプリ防止剤を使用すること
ができる。カプリ防止剤としては、特願昭58−438
621号記載のチッ素を含むカルポジ酸類およびリン酸
類、あるいは特願昭57−2222471号記載のメル
カプト化合物およびその金属塩が用いられる。これらの
カプリ防止剤は銀1モルに対しo、ooi〜10モルの
濃度範囲で用いられる。 本発明C:用いられるバインダーは、単独であるいは組
み合わせて含有することができる。このバインダーには
親水性のものを用いる;とができる。 親水性バイングーどしては、透明か半摘明の覗、永住バ
インダーが代表的であり、例えばゼラチン、ゼラチン誘
導体、セルロース誘導体等のタンパク質や、デンプン等
の多糖類のような天然物質と、ポリビニールピロリドン
、アクリルアミド重合体等の水溶性のポリビニル化合物
のような合成重合物質を含む。他の合成重合物質には、
ラテックスの形で、とく(=写真材料の寸度安定性を増
加させる分散状ビニル化合物がある。 また本発明においては現像の活性化と同時に画像の安定
化を図るfヒ金物を用いることができる。 その中で米国特許第3.301,678号記載の2−ヒ
ドロキシエチルイソチウロニウムeトリクo o アセ
f−トに代表されるイソチウロニウム類、米国特許第3
,669,670号記載の1j8−(3,6−シオキサ
オクタン)ビス(インチウロニウム・トリクロロアセテ
ート)などのビス(イソチウロニウム類、西独特許第2
.162.714号公開記載のチオール化合物類、米国
特許第4゜012.260号記載の2−アミノ−2−チ
アゾリウム・トリクロロアセテート、2−アミノ−5−
)I:I モ! fルー2−チアゾリウム隻トリクロロ
アセテートなどのチアゾリウム化合物類、米国特許第4
.060.420号記載のビス(2−アミノ−2−チア
ゾリウム)メチレンビス(スルホニルアセテ−))、2
77ミノー2−チアゾリウムフェニルスルホニルアセテ
ートなどのように酸性部としてα−スルホニル酢酸をも
つ化合物類などが好ましく用いられる。 さらにベルギー特許第768.071号記載のアゾール
チオエーテル及びブロックドアゾリンチオン化合物、米
国特許$3.893.859号記載の4−アリール−1
−カルバミ/l72−テトラゾリン−5−チオン化合物
、その他米国特許第3゜839.041号、同3,84
4.788号、同3.877.940号に記載の化合物
も好ましく用いられる。 本発明に於いては、必要(=応じて画像調色剤を含有す
ることができる。有効な調色剤&21.2゜4−トリア
ゾール、工H−テトラゾール、チオウラシル及び1.3
.4−チアジアゾールなどの化合物である。好ま゛しい
調色の例としては、5−アミノ−1,3,4−チアジア
ゾール−2−チオール、3−メルカプト−1,2,4−
1リアゾール、ビス(ジメチルカルバミル)ジスルフィ
ド、6−メチルチオウラシル、1−フェニル−2−テト
ラアゾリン−5−チオンなどがある。特に有効な調色剤
は黒色の画像を形成しつるような化合物である。 含有される調色剤の濃度は熱現像感光材料の種類、処理
条件、所望とする画像その他の要因によって変化するが
、一般的には感光材料中の銀1モルに対して約0.00
1〜0,1モルである。 本発明では熱現像感光材料を構成する上述のような成分
を任意の適当な位置に配することができる。例えば、必
要に応じて、成分の一つまたはそれ以上を感光材料中の
一つまたはそれ以上の膜層中に配することができる。あ
る場合には前述のような還元剤、画像安定剤及び/又は
その他の添加剤の特定f+(割合)を保護層(:含ませ
るのが望ましい。このようにした場合、熱現像感光材料
の層と層の間で添加剤の移動な軽減することが出来、有
利なこともある。 本発明による熱現像感光材料はネガ型画像もしくはポジ
製画像を形成させるのに有効である。ここで、ネガ型画
像もしくはポジ型画像を形成させることは主として特定
03感光性)・ロゲン化銀を選択することに依存するの
であろう。例えば、直接ポジ型画像を形成させるために
米国特許第2.592.250号、同3,206.31
3号、同3゜367.778号、同3,447,927
号に記載の内部画像ハロゲン化銀乳剤l、また米国特許
!2,996.382号に記載されているような表面画
像ハロゲン化銀乳剤と内部画像ハロゲン化銀乳剤との混
合物を使用することができる。 本発明においては種々の露光手段を用いることができる
。潜像は、可視光を含む輻射線の画像状露光によって得
られる。一般には、通常使われる光源例えば太陽光、ス
トロボ、フラッシュ、タングステンランプ、水銀灯、ヨ
ードランプなどのノ・ロゲンランプ、キセノンランプ、
レーザー光線、およびCRT光源、プラズマ光源、螢光
管、発光ダイオードなどを光源として使うことができる
。 本発明では現像は感光材料に熱を与えること(:より行
われるが、該力n熱手段は単なる熱板、アイロン、熱ロ
ーラ−、カーボンやチタンホワイトなどを利用した発熱
体又はその類似物であってよい。 本発明に於ける感光材料および場合によって用いられる
色素固定材料に使用される支持体は、処理温度に耐える
ことのできるものである、一般的な支持体としては、ガ
ラス、紙、金属およびその類似体が用いられるばかりで
なく、アセチルセルローズフィルム、セルローズエステ
ルフィルム、ポリビニルアセクールフィルム、ポリスチ
レンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム及びそれら(=関連したフィ
ルムまたは樹脂材料゛が含まれる。またポリエチレン等
のポリマーによってラミネートされた紙支持体も用いる
ことができる。米国特許3,634.089号、同第3
.725.070号記載のポリエステルは好ましく用い
られる。 本発明の写真感光材料及び色素固定材料(シヱ、写真乳
剤層その他のバインダ一層に無機または有機の硬膜剤を
含有してよい。例えばクロム塩(クロムミョウバン、酢
酸クロムなど)、アルデヒド類、(ホルムアルデヒド、
グリオキサール、ゲルタールアルデヒドなど’)%”N
−メチロール化合物(ジメチロール尿素、メチロールジ
メチルヒダントインなど)、ジオキサン誘導体(2,3
−ジヒト50キシジオキチンなど)、活性ビニル化合物
(1,3,5−ドリアクリロイル−へキサヒドロ−5−
)IJ7ジン、1.3−ビニルスルホニル−2−プロパ
ツールなど)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル
−6−ヒドロキシ−5−トリアジンなト)、ムコハロゲ
ン酸類(ムコクロル酸、ムコフェノキシクロル酸など)
、などを単独または組み合わせて用いることができる。 本発明C二おいて画像状に可動性の色素を放出する色素
供与性物質を用いる場合には、色素の感光層から色素固
定層への色素移動には、色素移動助剤を用いることがで
きる。 色素移動助剤には、外部から移動助剤を供給する方式で
は、水、または苛性ソーダ、苛性カリ、無機のアルカリ
金属塩を含む塩基性の水溶液が用いられる。また、メタ
ノール、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトン、ジ
イソブチルケトンなどの低沸点溶媒、また11これらの
低沸点溶媒と水又は塩基性の水溶液との混合溶液が用い
られる。 色素移動助剤は、受俄層を移動助剤で湿らせる方法で用
いてもよい、 移動助剤を感光材料や色素固定材料中に内蔵させれば移
動助剤を外部から供給する必要はない。 上記の移動助剤を結晶水やマイクロカプセルの形で材料
中(=内蔵させておいてもよいし、高温時:二溶媒を放
出するプレカーサーとして内蔵させてもよい。更に好ま
しくは常温では固体であり高温では溶解する親水性熱溶
剤を感光材料又は色素固定材料に内蔵させる方式である
。親水性熱溶剤は感光材料、色素固定材料のいずれに内
蔵させてもよく、両方に内蔵させてもよい。また内蔵さ
せる層も乳剤層、中間層、保護層1色素固定層いずれで
もよいが、色素固定層および/またはその隣接層
【二内
蔵させるのが好ましい。 親水性熱溶剤の例としては、尿素類、ピリジン類、アミ
ド類、スルホンアミド類、イミド類〜アルコール類、オ
キシム叩その他の複素環類がある。 本発明において感光材料中に用いることができる他の化
合物、例えばスルファミド誘導体、ピリジニウム基等を
有するカチオン化合物、ポリエチレンオキサイド鎖を有
する界面活性剤、)飄し−ションおよびイラジェーショ
ン防止染料、硬膜剤、媒染剤等については欧州特許76
.492号、同66282号、西独特許3,315,4
85号、特願昭58−28928号、同58−2600
8号に記載されているものを用いることができる。 また露光等の方法:二ついても上記特許に引用の方法を
用いることができる。 (実施例) 実施例1゜ 塗布液の調製 fal  ゼラチン(1(l水溶液) 102fbl 
 表1に示す脱炭酸件カルボン酸塩fat水     
 10cc fal〜fclを混合し加熱溶解させた後、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(重量Wo )  上ニ20
0μmのウェットBD厚に塗布し、シリカゲルの入った
容器中で十分乾燥した。この塗布試料の重量(’vV1
)をd111定したのち160℃に加熱したヒートブロ
ック上でバック面をヒートブロックに@着させて30秒
間均一(=加熱した、冷却後試料の重量(W2)を測定
した。加熱により生じた重量変化率(△Ws)を次式に
より求めた結果を表1に示した。 Wl−W。 なお重量測定は25℃20万凡Hの条件下で行なった〇 表! 本発明の脱炭散性カルボン酸塩の加熱による重量変化が
ブランクと同等で、グアニジントリクロロ酢酸等の公知
の脱炭散性カルボン酸塩に比べて著しく少ない。なお加
熱後の試料を分析してみると添加した脱炭酸性カルボン
酸塩の8096以上が熱分解していた。これらの結果が
ら本発明の脱炭酸性カルボン酸塩の熱゛分解生成物が揮
発しにくいことがわかる。 実施例2゜ ゼラチン401とK B r 26 fを水3000v
Igに溶解する。この溶液を50℃に保ち攪拌する。 次に硝酸銀341を水200−に溶かした液を10分間
で上記溶液に添加する。 その後KI3.3Pを水100−に溶かした液を2分間
で添加する。 こうしてできた沃臭化銀乳剤のpHな調整し、沈降させ
、過剰の塩を除去する。 その後pHを6.0に合わせ収量400fの沃臭化銀乳
剤を得た、 次(=色素供与性物質のゼラチン分散物の作り方につい
て述べる。 マゼンクーの色素供与性物質(A)を5P、界面活性剤
として、コハク酸−2−エチル−ヘキシルエステルスル
ホン酸ソーダo、52、トリーイソーノニルフオヌフエ
ート101を秤量し、酢酸エチル30mtを加え、約6
0℃に加熱溶解させ、均一な溶液とする。この溶液と石
灰処理ゼラチンの1096溶液100?とを攪拌混合し
た後、ホモジナイザーで10分間、10.OOORPM
にて分散する。この分散液をマゼンタ−の色素供与性物
質の分散物と言う。 次に感光性塗布物の調整法について述べる。 a)感光性沃臭化銀 剤     252b)色素供与
性物質の分散物   252C)次に示す化合物の59
6水溶液  5−d)  ベンゼンスルフォンアミドの
10%メタール液e)本発明の脱炭酸性カルボン酸塩+
411096水溶液以上a)〜e)を混合し、増粘剤と
水を加え10〇−(=シた。この液を厚さ180μmの
ポリエチレンテレツクレートフィルム上に50μmのウ
ェット膜厚に塗布した。 次に以下の保護層塗布組成物を調製した。 保護層塗布組成物 f)10515ゼラチン       4002g)本
発明の脱炭酸性カルボン酸塩(4)(10%)水溶液 
  24〇− h)゛以下の構造式の硬膜剤(4%) 水溶液        50m CH2−CI(−802CH2CONH−(CH2) 
2−NHCOCHSo CH=CH2 を混合し、増粘剤と水を加えて1000−にした。 この塗布組成物を上記の感光性塗布物を塗布した上(二
叉;二厚み30μmで塗布し乾燥した。この塗布チンプ
/l/にとする。 次に塗布サンプルにの塗布組成物e)およびg)の本発
明の脱炭酸性カルボン酸塩1096水溶液の代わりに e)グアニジントリクロロ酢酸596水溶液f)グアニ
ジントリクロロ酢酸596水溶液24〇− を用いた以外は全く同様にして塗布サンプルLを作成し
た。 塗布サンプルにおよびLを乾燥後、タングステン電球を
用い、“2000ルツクスで10秒間優状(二露光した
。 その後密閉した容器(容積0.06m3)中に設置され
たヒートブロックを140℃(二加熱し、塗布サンプル
にのバック面をヒートブロックに密看させて30秒間均
一に加熱した。この操作をくり返して塗布サンプルKを
1.5d処理したのち密閉容器内の空気の分析を行なっ
たが塗布物に起因すると考えられる化合物は何も検出さ
れなかった。 次にサンプルLについて同様に処理したところ、グアニ
ジントリクロロ酢酸の分解生成物であるりor:zホル
ムが9.3pprrl出された。本発明の脱炭酸性カル
ボン酸塩は環境を汚染する成分を放出しにくいことがわ
かった。 次に写真件を比較した。 以下に述べる色素固定材料の膜面側に1ぜ当り20−の
水を供給した後、140℃で30秒間の加熱処理の終っ
た上記塗布サンプルK 、 Lをそれぞれ膜面が接する
ように固定材料と重ね合せた。 80℃のヒートブロック上で6秒間加熱した後色素固定
材料を感光材料からひきはがすと固定材料上にマゼンタ
色票が得られた。これをマクベスσ反射型濃度計rRD
519)を用いて濃lW測定を行った。 ビ;直線部分において、露光1>産10倍に対する濃度
差本発明の脱炭酸性カルボン酸塩が塩基プレカーチーと
して有用であることがわかった。 色素固定材料の作り方 ポリ(アクリル酸メチル−ニーN、N、N−トリメチル
ーN−ビニルベンジルアンモニウムクロライド)(アク
リル酸メチルとビニルベンジルアンモニウムクロライド
の比率は1:1)10Fを200−の水(:溶解し、1
0%石灰処理ゼラチン、。 100りと均一に混合した。この混合液を二酸化チタン
を分散したポリエチレンでラミネートした紙支持体上に
90μmのウェフト膜厚に均一に塗布した。この試料を
乾燥後、媒染層を有する色素固定材料として用いる。 (発明の効果) 熱分解物が揮散しない本発明塩基ブレカーチーを使用す
ることによ1】、環境汚染を引き起こすことなくかつ安
全に現像可能な熱現存記録材料を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カルボン酸の脱炭酸分解物の沸点が常圧下で160℃以
    上である脱炭酸性カルボン酸塩を含有する熱現像写真感
    光材料および感熱記録材料。
JP17700084A 1984-08-25 1984-08-25 熱現像記録材料 Granted JPS6155646A (ja)

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JPH0554948B2 JPH0554948B2 (ja) 1993-08-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165340A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Fuji Photo Film Co Ltd 塩基プレカ−サ−および塩基の生成方法
JPS6468746A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Fuji Photo Film Co Ltd Base precursor

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165340A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Fuji Photo Film Co Ltd 塩基プレカ−サ−および塩基の生成方法
JPS6468746A (en) * 1987-09-09 1989-03-14 Fuji Photo Film Co Ltd Base precursor

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