JPS63165340A - 塩基プレカ−サ−および塩基の生成方法 - Google Patents

塩基プレカ−サ−および塩基の生成方法

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JPS63165340A
JPS63165340A JP31343186A JP31343186A JPS63165340A JP S63165340 A JPS63165340 A JP S63165340A JP 31343186 A JP31343186 A JP 31343186A JP 31343186 A JP31343186 A JP 31343186A JP S63165340 A JPS63165340 A JP S63165340A
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monovalent
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decomposition accelerator
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JP31343186A
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English (en)
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Jiro Tsukahara
次郎 塚原
Takashi Takeda
竹田 敬司
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/52Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances
    • G03C1/61Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances with non-macromolecular additives
    • G03C1/615Substances generating bases

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  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、塩基プレカーサーおよびそれを用いる塩基の
生成方法に関する。
[発明の背景] 塩基は種々の反応(例、加水分解反応、重合反応、呈色
反応、酸化還元反応、中和反応等)に用いられる非常に
汎用な試薬である。一般的な商品においても、コンベン
ショナルな銀塩写真の現像液、熱現像感光材料、接着剤
、各種洗剤等、塩基成分が組み込まれているものが数多
くある。
しかしながら、塩基(特に強塩基)は、空気中の二酸化
炭素を吸収して失活するなど安定性に問題がある。また
、反応性が高い強塩基を他の成分と接触状態で保存する
ことは困難である。さらに、塩基は皮膚を刺激する等1
人体に悪影響を及ぼす恐れがあり、塩基を取り扱う際に
はその毒性および皮膚刺激性等について注意する必要が
ある。
従って、塩基成分を組み込んだ商品には1以上述べたよ
うな塩基の経時安定性、接触状態にある他の成分の保存
性、および取り扱い性に関する問題点があった。
以上の問題点を解決するための一手段として、特開昭5
9−180537号公報に、下記式(II)または(I
II)で表わされる塩基プレカーサーが記載されている
(R2−c=c−CO2H)、−B  (II)Rコ 
<−CヨC−CO2H)t  ・ By (■)[上記
式において、 R2は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環残基、ア
ラルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カル
バモイル基、−CO2M (Mはアルカリ金属原子)、
および−CO2H−Bからなる群より選ばれる一価の基
であり(各基は一以上の置換基を有していてもよい)、 R3はアルキレン基、アリーレン基、および複素環二価
残基からなる群より選ばれる二価の基であり(各基は一
以上の置換基を有していてもよい)、 Bは有機塩基であり、 Xは、Bが一酸塩基の場合は1.Bが二酸塩基の場合は
2であり、そして、 yは、Bが一酸塩基の場合は2.8が二酸塩基の場合は
lである] 上記式(n)または(m)で表わされる塩基プレカーサ
ーは、常温では極めて安定であり、かつ、ある温度以上
に加熱すると速やかに分解して上記Bに相当する有機塩
基を放出する。従って、この塩基プレカーサーは、熱現
像感光材料用として好ましく用いることができる。
[発明の要旨] 本発明者は、上記式(II)または(m)で表わされる
塩基プレカーサーについて、さらに研究を進めた。
本発明の目的は、塩基として無機のカチオンまたは第四
アンモニウムイオンを対イオンとするアセチリトアニオ
ンを放出する塩基プレカーサーを提供することである。
本発明は、下記式(I)て表わされる塩からなることを
特徴とする塩基プレカーサーを提供するものである。
(R’−C=C−CO□irl −M”  (I)〔上
記式において、 R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環残基、ア
ラルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、およ
びカルバモイル基からなる群より選ばれる一価の基であ
り(各基は一以上の置換基を有していてもよい)、Mは
アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオンおよび第四ア
ンモニウムイオンからなる群より選ばれる一価または二
価のカチオンであり。
そして nは、Mが一価のカチオンの場合は1.Mが二価のカチ
オンの場合は2である] さらに、本発明の目的は上記式(I)で表わされる塩基
プレカーサーを用いて、塩基を必要とする時点において
、速やかに塩基を生成させることかできる塩基の生成方
法を提供することでもある。
本発明は、上記式(I)で表わされる塩基プレカーサー
に、金属銀、銀化合物、金属銅および銅化合物からなる
群より選ばれる物質を分解促進剤として作用させること
を特徴とする塩基の生成方法も提供する。
[発明の効果] 本発明者の研究により、上記式(I)て表わされる塩は
、前述した式(n)または(III)て表わされる塩基
プレカーサーと同様に、常温では極めて安定であり、か
つ、ある温度以上に加熱すると速やかに分解して塩基を
放出することか明らかとなった。
上記式(I)て表わされる塩基プレカーサーは、塩基と
して無機のカチオンまたは第四アンモニウムイオンを対
イオンとするアセチリドアニオンを放出するものである
。無機のカチオンまたは第四アンモニウムイオンおよび
アセチリドアニオンは、有機塩基と比較して悪臭や刺激
臭を発することもなく、また毒性が低い。従って、本発
明の塩基プレカーサーは、利用者が直接取り扱う商品等
に、特に好ましく適用することができる。また、アセチ
リドアニオンは水と直ちに反応して水醸イオンを生成す
るため、本発明の塩基プレカーサーは、水の存在する系
において苛性アルカリのプレカーサーとして利用するこ
とができる。
さらに、本発明者の研究により、金属銀、銀化合物、金
属銅、および銅化合物は、上記塩基プレカーサーの分解
反応(塩基生成反応)に対して、優れた触媒作用を示す
ことが判明した。
本発明の塩基の生成方法は、上記塩基プレカーサーに、
金属銀、銀化合物、金属銅および銅化合物からなる群よ
り選ばれる物質を分解促進剤として作用させることによ
り、容易かつ迅速に塩基を生成させることができる。従
って、本発明の塩基の生成方法により、保存状態では非
常に安定な物質のみの組み合わせ(分解促進剤と塩基プ
レカーサー)で、迅速に塩基を生成させることか可能と
なった。また、加熱処理と共に、上記分解促進剤を作用
させることにより、塩基を必要とする時点において、一
段と速やかに塩基を生成させることができる。また、本
発明の塩基の生成方法を用いることで、上記加熱処理に
おける加熱温度をより低い温度とすることもできる。
[発明の詳細な記述] 本発明の塩基プレカーサーは、下記式(I)で表わされ
る。
(R1−CmC−CO2−)、1−M”  (I)上記
塩基プレカーサーの構造的特徴は、アニオンがプロピオ
ール酸誘導体で、−CO2−のα位に三重結合を有する
点にあり、これによって−CO2−が著しく脱炭酸し易
くなりている。しかしながら、プロピオール酸誘導体は
、常温かつ分解反応の触媒の存在しない保存条件下にお
いては極めて安定であり、加熱および/または分解反応
の触媒の作用により初めて脱炭酸して塩基成分を放出す
る。
上記式(I)において、R1は水素原子、アルキル基(
好ましくは炭素原子数1乃至5個)、シクロアルキル基
(好ましくは炭素原子数5乃至8個)、アルケニル基(
好ましくは炭素原子数2乃至5個)、アルキニル基(好
ましくは炭素原子数2乃至5個)、アリール基(例、フ
ェニル基、ナフチル基、アンスリル基)、複素環残基(
例、ピリジル基、チェニル基、チアゾリル基、ベンゾオ
キサゾリル基、ベンゾチアゾリル基)、アラルキル基(
好ましくは炭素原子数7乃至10個)、アシル基(好ま
しくは炭素原子数2乃至12個)、アルコキシカルボニ
ル基(好ましくは炭素原子数2乃至9個)、およびカル
バモイル基(好ましくは炭素原子数2乃至9個)からな
る群より選ばれる一価の基である(各基は一個以上の置
換基を有していてもよい)。Mはアルカリ金属イオン、
アルカリ上類イオンおよび第四アンモニウムイオンから
なる群より選ばれる一価または二価のカチオンである。
そして、nは、Mが一価のカチオンの場合は1、Mが二
価のカチオンの場合は2である。
式(I)で表わされる塩基プレカーサーにおいて、R1
は適度な電子吸引性を有すると分解速度が向上するとい
う利点がある。以上の理由て、R′はアルケニル基、ア
ルキニル基、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基、
ピリジル基、チェニル基、ベンゾオキサゾリル基、ベン
ゾチアゾリル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、
およびカルバモイル基からなる群より選ばれる一価の基
であることが好ましい(各基は一個以上の置!!!!基
を有していてもよい)。
また、原料の入手が容易であること、および合成が容易
であることを考慮すると、R1はフェニル基、ナフチル
基、アンスリル基、ピリジル基、およびチェニル基から
なる群より選ばれる一価の基であることが、さらに好ま
しい(各基は一個以上の置換基を有していてもよい)。
上記R1の置換基は特に制限はない。例えば、下記式(
mV)に示されるように、式(I)における(−CaC
−Co2−) n−M”に相当する基もR1の置換基を
構成することができる。
R’  (−C=C−CO2−)z・mM”  (IV
)上記式(EV)において、R4はアルキレン基、アリ
ーレン基(例、1.3−フェニレン基、l。
4−フェニレン基、1.5−ナフチレン基、9゜10−
アリスレン基)、および複素環二価残基(例、チェニレ
ン基)からなる群より選ばれる二価の基である(各基は
一個以上の置換基を有していてもよい)、、Mおよびn
は、前述した式(I)と同様の定義を有する。そして、
mは、nが1の場合は2、nが2の場合は1である。
式(■)で表わされる塩基プレカーサーにおいて、R4
はR1と同様に、適度な電子吸引性を有すると分解速度
が向上するという利点がある。以上の理由で、R4はフ
ェニレン基、ナフチレン基、アリスレン基、およびチェ
ニレン基からなる群より選ばれる二価の基であることが
好ましい(各基は一個以上の置換基を有していてもよい
)。
木明細占において、Mを構成することができる第四アン
モニウムイオンは、窒素原子に4個の炭化水素残基が結
合したイオン(狭義の第4アンモニウムイオン)に加え
て、窒素原子を有する複素環化合物のイオンを含む広義
の第4アンモニウムイオンを意味するものとする。窒素
原子に結合する炭化水素残基としては、アルキル基、シ
クロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキ
ル基が好ましい。
以下に、本発明の塩基プレカーサーの代表的な具体例を
示す。
HCHCC0z−”Na中 CH,−C=C−C0,−・Ko  H3 (l 7) (2l ) (CHi)2c=c−CLCLCH−CL−C= C−
CO2−・K0H5C2 \、 CH−C:i CCO2−・ N a ”H5C2 (3l ) CH,−c−c=c−CO2−・ L i 0■ CH30−C−C−’C−Co2−” Na”K” −
−02C−C=C−CO2−@Na”Cs”  ・ −
02C−c=c−CO2−・Cs令K”  ・ −Ox
 Cc=c  CO□−・K”以上述べたような本発明
の塩基プレカーサーは、加熱することにより容易に塩基
を生成させろことかできる。上記加熱温度は50℃以上
であることが好ましい。
また、分解促進剤を用いて塩基を生成させてもよい。分
解促進剤は、上記加熱処理と併用することにより一段と
速やかに塩基を生成させることができる。
以下、分解促進剤を用いる塩基の生成方法にっいて説明
する。
本発明の塩基プレカーサーの分解促進剤としては、金属
銀、銀化合物、金属銅および銅化合物からなる群より選
ばれる物質を用いることが好ましい。
銀および銅の化合物は、イオン結合性のものでも、共有
結合性のものでも特に制限なく用いることができる。ま
た、銅化合物の銅原子の原子価は、一価でも二価でもよ
い。銀および銅の化合物は、−個以上の配位子もしくは
結晶水な有していてもよい。さらに、銀および銅の化合
物は、水または有機溶剤に可溶であっても不溶であって
もよい。すなわち、銀および銅の化合物であれば、特に
制限なく、本発明の塩基プレカーサーの分解促進剤とし
て作用させることができる。
と記分解促進剤のうちでは、酸化物、硫化物、ハロゲン
化物、カルボン酸塩および置換アセチリドからなる群よ
り選ばれる銀または銅の化合物が好ましい。また、金属
銀または銀化合物よりも、金属銅または銅化合物の方が
、触媒機能が優れており、また実用上安価であることか
ら好ましい。
次ぎに、本発明の塩基プレカーサーの分解促進剤として
好ましく用いることができる物質の代表的な具体例を以
下に示す。
(I)金属銀、(2)金属銅、(3)Ag20、(4)
Cu20、(5)CuO1 (6) A g 2 S、(7) Cu 2 S、(8
)CuS、(9)AgC1、 (I0)CuC見、(I1) Cu Cl 2、(I2
) Cu Cl 2・2 H20、(I3)AgBr、
(I4)CuBr、(I5)AgI、(I6)CuI、 (I7) A g N O3、 (IB)Cu (NO3)2、 (I9)AgOCOCHユ、 (20)Cu (OCOCH3)2、 (21)AgCN、(22)CuCN。
(23)C21H44CO2Ag、 Ag \  l u CH,CHCH3 (3l ) C,H,アーC五C−Ag (35)エチレンジアミン四酢酸銅 (36)CuSO4・5H* 0 以上述べたような、塩基プレカーサーの分解促進剤は、
単独で用いても、2種類以上を併用してもよい。
以下余白 以下、本発明の塩基プレカーサーの具体的な利用方法に
ついて説明する。
本発明の塩基プレカーサーは、前述したように、銀塩写
真法、ジアゾ写真法などの画像形成、アニオン重合性の
接着剤、塗装の塗膜形成、シーリング・コーキング剤、
洗浄剤等の塩基成分を必要とする様々な化学反応系に、
有効に適用することができる。
銀塩写真法においては、現像すなわちハロゲン化銀と現
像主薬との酸化還元反応はアルカリ性の条件下で行なわ
れる。本発明の塩基プレカーサーを感材中に加えておく
ことにより、露光後、単に加熱することによって現像を
引き起すことができる。塩基プレカーサーに加えて分解
促進剤を併用する場合は、分解促進剤はそれぞれ別の支
持体上の少なくとも一層に含有させるか、同一支持体上
に別層添加するか、あるいは乳化分散、固体分散、マイ
クロカプセル等により互いに隔離するのが望ましい。例
えば、塩基プレカーサーは感光材料に、分解促進剤は現
像用シートに含有させ、現保時に両者を重ねあわせて加
熱することができる。  。
ジアゾ写真法においては、下式に示すように、末露光部
の残存ジアゾニウム塩とカプラーとを、アルカリ性の条
件下、カップリング反応させ、アゾ色素を形成させる。
N2↑+ArX(無色) (またはN20の存在下でAr0H) 音光 ArN、”  ・X−+   Ar’  OH(ジアゾ
ニウム塩)      (カプラー)息アルカリ ArN=N−Ar’ OH (アゾ色素) 本発明を上記ジアゾ写真法に適用する場合、例えば乾式
法において、ジアゾ感光紙にジアゾニウム塩と共に塩基
プレカーサーを塗布により添加して、露光後、熱現像す
ることによってアゾ色素画像を得ることができる。従来
の熱現像法ジアゾ写真では、炭酸アンモニウム、ヘキサ
メチレンテトラミン等のアルカリ発生剤を用いていたか
、現像時間が長く、感光紙の安定性も良好てはなかった
。これに対して、本発明の塩基プレカーサーを用いるこ
とにより迅速な画像形成か可使になり、しかも感光紙の
安定性も改良された。さらに、前述した分解促進剤を塩
基プレカーサーから隔離した状態で添加すると、感光紙
の安定性を損なうことなく、一段と迅速な画像形成が可
1蔚になる。
本発明の塩基プレカーサーは、支持体上にハロゲン化銀
、還元剤および重合性化合物を含む感光層を有する感光
材料にも好ましく適用することがてきる。上記構成の感
光材料は、像様露光によりハロゲン化銀の潜像を形成し
、ハロゲン化銀の潜像が形成された部分(または潜像が
形成されない部分)の重合性化合物を重合させる画像形
成方法に使用されるものである。上記のような感光材料
に本発明の塩基プレカーサーを含ませることて、保存中
の感光材料の安定性を損なうことなく、現像時の重合反
応を円滑に進行させることがてきる。
なお、上記のような構成を有し、前述した式(n)また
は(III)で表わされる塩基プレカーサー(有機塩基
を生成する:以下、有機塩基プレカーサーと記す)に加
えて分解促進剤として銀、銅、銀化合物または銅化合物
を含むことで塩基生成速度を向上させた感光材料が特願
昭61−167558号明細書に記載されている。また
、有機塩基プレカーサーに加えて1分解促進剤として熱
溶融性化合物を含むことて塩基生成速度を向上させた感
光材料が特願昭61−19001号明細書に記載されて
いる。さらに、有機塩基プレカーサーと上記分解促進剤
を互いに隔離した状態で含むことで保存安定性を向上さ
せた感光材料が特願昭61−191000号明細書に、
有機塩基プレカーサーと上記分解促進剤に加えて遊離状
態にある配位子を含むことで保存安定性゛を向上させた
感光材料か特願昭61−243555号明細書に記載さ
れている。
本発明の塩基プレカーサーを、支持体上にハロゲン化銀
、還元剤および重合性化合物を含む感光層を有する感光
材料に適用する場合、必要に応じて上記各明細書記載の
塩基生成速度の向上手段および感光材料の保存安定性の
向上手段を併用することがてきる。すなわち、本発明の
塩基プレカーサーは、上記各明細書に記載されている感
光材料において、前述した式(II)または(III)
で表わされる有機塩基プレカーサーに代えて、同様に使
用することができる。
なお、支持体上にハロゲン化銀、還元剤および重合性化
合物を含む感光層を有する感光材料については、特公昭
45−11149号、同47−20741号、同49−
10697号、特開昭57−138632号、同57−
142638号、同57−176033号、同57−2
1146号、同5B−107529号、同5B−121
031号、同58−169143号、同61−6906
2号、同61−73145号、同61−183640号
、同61−188535号、同61−228441号、
同61−275742号各公報、特願昭60−1397
46号、同60−141799号、同60−21860
3号、同60−226084号、同60−227527
号、同60−227528号、同60−261888号
、同60−294337号、同60−294338号、
同60−294339号、同60−294340号、同
60−294341号、同61−3024号、同61−
5751号、同61−11556号、同61−1318
1号、同61−20438号、同61−25576号。
同61−25577号、同61−25578号、同61
−29987号、同61−38510号、同61−38
511号、同61−38512号、同61−42746
号、同61−42747号、同61−52988号、同
61−52989号、同61−52989号、同61−
52992号、同61−52993号、同61−529
94号、同61−52995号、同61−52996号
同61−53871号、同61−53872号、同61
−53873号、同61−53874号、同61−53
875号、同61−53876号、同61−53877
号、同61−53878号、同61−53880号、同
61−53881号。
同61−55504号、同61−55505号、同61
−55506号、同61−55507号、同61−55
508号、同61−55509号、同61−55510
号、同61−96339号、同61−96340号、同
61−96341号、同61−104226号、同61
−133091号、同61−133092号、同61−
150079号、同61−150080号、同61−1
60592号、同61−167559号、同61−16
9264号、同61−174402号、同61−176
415号、同61−176416号、同61−1764
17号、同61−183050号、同61−19100
1号、同61−191273号、同61−193375
号、同61−197963号、同61−197964号
5同61−197965号各明細書にも記載がある。
さらに、本発明の塩基プレカーサーから生成する塩基を
、アニオン重合性モノマーの重合反応の塩基性触媒とし
て利用することができる。上記アニオン重合については
特に制限はなく、接着剤、塗装剤、シーリング・コーキ
ング剤等の様々な分野に適用することができる。
また、洗浄剤、かびとり剤等のような塩基成分を必要と
する商品にも本発明の塩基プレカーサーを適用すること
ができる。本発明の塩基プレカーサーを適用することに
より、これらの製品を中性の安全かつ安定なものとする
ことができる。塩基プレカーサーに加えて分解促進剤を
併用する場合は、塩基プレカーサーを含む成分と1分解
促進剤を含む成分からなる二成分型の製品とすることが
好ましい。そして、使用時に両者を混合(好ましくは混
合後加熱)することにより、塩基を一段と迅速に生成さ
せることができる。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1] 下記の塩基プレカーサーの5xto−2モル/見溶液(
溶媒:酢酸ブチルおよびエチレングリコール・モノメチ
ルエーテル、体積比=50 : 50)を80℃に加温
して、水素イオン指数(pH)の時間変化を測定した。
[実施例2] 実施例1において用いた塩基プレカーサーの溶液10m
JLに、下記の分解促進剤を塩基プレカーサーに対して
0.1当量加えた後、80’Cに加温して、水素イオン
指数の時間変化を測定した。
(分解促進剤) [実施例3] 実施例1において用いた塩基プレカーサーの溶液10m
Jlに、実施例2において用いた分解促進剤を塩基プレ
カーサーに対して0.01当量加えた後、80℃に加温
して、水素イオン指数の時間変化を測定した。
以上の実施例1.2.3の測定結果を第1図に示した。
第1図において、横軸は80℃への加温が終了してから
の時間(分)てあり、縦軸は溶液の水素イオン指数であ
る。
曲線(−ローロー)は実施例1の測定結果であり、曲線
(−八−八−)は実施例2の測定結果であり、曲線(−
0−○−)は実施例3の測定結果である。
第1図に示される結果から明らかなように、本発明の塩
基プレカーサーは加熱により速やかに塩基を生成するこ
とがわかる。特に、分解促進剤を用いると、塩基プレカ
ーサーに対して0.01当量程度の使用量でも、塩基プ
レカーサーを一段と速やかに分解させることがわかる。
[実施例4] 1支1之ヱ又IJ公M茜1 原紙上に、下記の成分の混合物をloOILmの湿潤厚
で塗布した。
クエン酸             40mgチオ尿素
            45mg(分解促進剤) 上記の微粒子分散物5mg 水                        
 3ml乾燥後、ジアゾ露光装置を用いて透明なテキス
ト・オリジナルを通し、露光した。露光済のサンプルプ
を120℃で5秒加熱したところ、光学濃度1.06の
良好なS/N比の青色ポジ画像が得られた。
[比較例1] 実施例4において用いた塩基プレカーサーと分解促進剤
に代えて、ヘキサメチレンテトラミン100 m gを
加えて同様な処理をしたところ、得られた画像の光学濃
度は0.50であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1.2および3における測定結果を示
すグラフである。 横軸は80°Cへの加温が終了してからの時間(分)て
あり、縦軸は溶液の水素イオン指数である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式( I )で表わされる塩からなることを特徴
    とする塩基プレカーサー: (R^1−C≡C−CO_2^−)_n・M^n^+(
    I )[上記式において、 R^1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環残基、
    アラルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、お
    よびカルバモイル基からなる群より選ばれる一価の基で
    あり(各基は一個以上の置換基を有していてもよい)、
    Mはアルカリ金属イオン、アルカリ土類イオンおよび第
    四アンモニウムイオンからなる群より選ばれる一価また
    は二価のカチオンであり、そして nは、Mが一価のカチオンの場合は1、Mが二価のカチ
    オンの場合は2である]。 2、上記式( I )におけるR^1が、アルケニル基、
    アルキニル基、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基
    、ピリジル基、チエニル基、ベンゾオキサゾリル基、ベ
    ンゾチアゾリル基、アシル基、アルコキシカルボニル基
    、およびカルバモイル基からなる群より選ばれる一価の
    基である(各基は一個以上の置換基を有していてもよい
    )ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の塩基プ
    レカーサー。 3、下記式( I )で表わされる塩基プレカーサーに、
    金属銀、銀化合物、金属銅および銅化合物からなる群よ
    り選ばれる物質を分解促進剤として作用させることを特
    徴とする塩基の生成方法:(R^1−C≡C−CO_2
    ^−)_n・M^n^+( I )[上記式において、 R^1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、アリール基、複素環残基、
    アラルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、お
    よびカルバモイル基からなる群より選ばれる一価の基で
    あり(各基は一個以上の置換基を有していてもよい)、
    Mは一価または二価のカチオンであり、そして nは、Mが一価のカチオンの場合は1、Mが二価のカチ
    オンの場合は2である]。 4、上記分解促進剤が、金属銅または銅化合物であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の方法。 5、上記分解促進剤が、酸化物、硫化物、ハロゲン化物
    、カルボン酸塩および置換アセチリドからなる群より選
    ばれる銀または銅の化合物であることを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の方法。 6、上記分解促進剤が、一価の銅の置換アセチリドであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の方法。 7、加熱条件下で、上記塩基プレカーサーに上記分解促
    進剤を作用させることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の方法。 8、上記加熱条件が、50℃以上であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の方法。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58215648A (ja) * 1982-05-28 1983-12-15 ロ−ヌ−プ−ラン・システム 熱によつて現像することができ、そして加熱ジアゾタイププリントプロセス間に塩基性混合物を脱離する活性剤前駆物質を含有するジアゾタイプ材料
JPS59180549A (ja) * 1983-03-31 1984-10-13 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像カラ−感光材料
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