JPS6153329A - 積層板の製造法 - Google Patents
積層板の製造法Info
- Publication number
- JPS6153329A JPS6153329A JP17564484A JP17564484A JPS6153329A JP S6153329 A JPS6153329 A JP S6153329A JP 17564484 A JP17564484 A JP 17564484A JP 17564484 A JP17564484 A JP 17564484A JP S6153329 A JPS6153329 A JP S6153329A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、打抜加工性に優れた積層板の製造法に関する
。
。
従来の技術
近年、印刷配線板は、これを組込んだ電子機器の小型、
軽量化及び信頼性向上を目的として、配線密度が高まる
傾向にある。民生用電子機器分野においても、同様に配
線密度が高密度化される傾向にあり、更に加えてコスト
ダウン、量産性を目的として、印刷配線板の部品取付は
穴等の穴あけ加工は打抜加工で行なわれるようになって
きた。部品取付は大間のピッチも次第に小さくなる傾向
を示し、−息キシ樹脂系積層板では打抜穴間ピッチ２．
５ ｍの要求が強まっている。ここで、積層板の種類と
打抜加工性について述べるならば、次の通りである。セ
ルロース混抄ガラス不織布を基材とするエポキシ樹脂鋼
張多積層板１．６諒厚の場合、打抜穴間ピッチが３圏以
上あるときは特に問題はないが、打抜穴間ピッチが２．
５ ｖｍになると穴間のクラックあるいは穴間の眉間剥
離の発生が目立ち、市場ニーズへの対応は難かしかった
。
軽量化及び信頼性向上を目的として、配線密度が高まる
傾向にある。民生用電子機器分野においても、同様に配
線密度が高密度化される傾向にあり、更に加えてコスト
ダウン、量産性を目的として、印刷配線板の部品取付は
穴等の穴あけ加工は打抜加工で行なわれるようになって
きた。部品取付は大間のピッチも次第に小さくなる傾向
を示し、−息キシ樹脂系積層板では打抜穴間ピッチ２．
５ ｍの要求が強まっている。ここで、積層板の種類と
打抜加工性について述べるならば、次の通りである。セ
ルロース混抄ガラス不織布を基材とするエポキシ樹脂鋼
張多積層板１．６諒厚の場合、打抜穴間ピッチが３圏以
上あるときは特に問題はないが、打抜穴間ピッチが２．
５ ｖｍになると穴間のクラックあるいは穴間の眉間剥
離の発生が目立ち、市場ニーズへの対応は難かしかった
。
打抜加工性向上の検討を行なった結果、打抜時に発生す
るクラック及び眉間剥離は、打抜時の印刷配線板内に生
ずる応力集中に帰因する事がわかシ、従りて、基材に対
する樹脂の含浸性を向上させる事で打抜加工性の改善が
図れると推定される。そこで、ワニスを下塗りと上塗り
の二度含浸して得られるプリプレグを積層成形する方法
が実施された。
るクラック及び眉間剥離は、打抜時の印刷配線板内に生
ずる応力集中に帰因する事がわかシ、従りて、基材に対
する樹脂の含浸性を向上させる事で打抜加工性の改善が
図れると推定される。そこで、ワニスを下塗りと上塗り
の二度含浸して得られるプリプレグを積層成形する方法
が実施された。
発明が解決しようとする問題点
下塗りのワニスに用いられる樹脂は、水溶性のフェノー
ル樹脂等であシ、これによυ得られた積層板の打抜加工
性は若干向上したが市場のニーズを十分満足するもので
はなかった。本発明は、上記ワニスを二度含浸して得ら
れるプリプレグを積層成形する積層板の製造において、
打抜加工性の一層優れた積層板を提供することを目的と
する。
ル樹脂等であシ、これによυ得られた積層板の打抜加工
性は若干向上したが市場のニーズを十分満足するもので
はなかった。本発明は、上記ワニスを二度含浸して得ら
れるプリプレグを積層成形する積層板の製造において、
打抜加工性の一層優れた積層板を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段
本発明は、樹脂の基材への含浸性につき鋭意検討を行な
った結果、打抜加工性に優れた積層板を得たものである
。以下本発明を詳細に述べる。
った結果、打抜加工性に優れた積層板を得たものである
。以下本発明を詳細に述べる。
まず、式
樹脂固型１００重量部に対し０．０１〜ｌＯ重量部を添
加してなる下塗シワニスを基材に含浸させ、乾燥を行な
いプリプレグＡを得る。前記式で示されるノニルフェノ
ールのエチレンＲサイド付加物の添加量は、下塗りワニ
スの樹脂固型１００重量部に対し０．０１重量部未満で
あれば得られた積層板の打抜加工性向上の効果はなく、
また添加量が１０重量部を越えれば得られた積層板は耐
熱性の低下、絶縁性の低下、更（：は吸湿性が大きくな
る等、積層板特性に問題を生じる。
加してなる下塗シワニスを基材に含浸させ、乾燥を行な
いプリプレグＡを得る。前記式で示されるノニルフェノ
ールのエチレンＲサイド付加物の添加量は、下塗りワニ
スの樹脂固型１００重量部に対し０．０１重量部未満で
あれば得られた積層板の打抜加工性向上の効果はなく、
また添加量が１０重量部を越えれば得られた積層板は耐
熱性の低下、絶縁性の低下、更（：は吸湿性が大きくな
る等、積層板特性に問題を生じる。
樹脂を含浸する為に用いる基材は、好ましくは、クラフ
ト紙、コツトンリンター紙あるいはセルロース繊ｔａ混
抄カラス不織布等セルロース成分を含有する基材が良い
。また、プリプレグＡの樹脂量については特に制限しな
いが、通常は５〜２０重量％程度である。
ト紙、コツトンリンター紙あるいはセルロース繊ｔａ混
抄カラス不織布等セルロース成分を含有する基材が良い
。また、プリプレグＡの樹脂量については特に制限しな
いが、通常は５〜２０重量％程度である。
次に、プリプレグＡに更に第二のワニス（上塗シワニス
）を含浸、乾燥してプリプレグＢとする。本発明は、プ
リプレグＢを所定°量積層し、必要に応じて片面または
両面に金属箔を載置して加熱加圧接着し、積層板を得る
。下塗υワニス、上塗クワニスとして用いる樹脂は、フ
ェノール樹脂組成物、エポキシ樹脂組成物、不飽和ポリ
エステル樹脂組成物等であ夛、下塗りワニスと上塗りワ
ニスが必ずしも同一樹脂組成物である必要はない。
）を含浸、乾燥してプリプレグＢとする。本発明は、プ
リプレグＢを所定°量積層し、必要に応じて片面または
両面に金属箔を載置して加熱加圧接着し、積層板を得る
。下塗υワニス、上塗クワニスとして用いる樹脂は、フ
ェノール樹脂組成物、エポキシ樹脂組成物、不飽和ポリ
エステル樹脂組成物等であ夛、下塗りワニスと上塗りワ
ニスが必ずしも同一樹脂組成物である必要はない。
作用
本発明においては、ノニルフェノールのエチレンオキサ
イド付加物を下塗シワニスに添加することによシ、樹脂
の基材に対する含浸性を高められ、打抜加工性の向上を
図れるのである。
イド付加物を下塗シワニスに添加することによシ、樹脂
の基材に対する含浸性を高められ、打抜加工性の向上を
図れるのである。
実施例
下塗り用樹脂として水溶性フェノール樹脂を用いた。水
溶性フェノール樹脂は、フェノール４４重量部、パラホ
ルムアルデヒド９０重量部をトリメチルアミンを触媒と
して８０″０３時間反応させたものである。下塗シワニ
スは、前記フェノール樹脂の樹脂固型１００重量部に対
し０．５重量部のＯ，Ｈ，、Ｏｏ−（ＯＨ，ＯＨ，Ｏ）
、 Ｈ（商品名ノニボール４０、三洋化成社製）を添加
し、樹脂固型が１３３重量部なる様、水が３０重置部、
メタノールが７０重量部からなる混合溶媒で稀釈し調製
した。前記下塗９ワニスをセルロース繊維とガラス繊維
が重量比で２０対８０であるセルロース繊維混抄ガラス
不織布に含浸させ乾燥して樹脂量１３重ｆｃ％のプリプ
レグ人を得た。
溶性フェノール樹脂は、フェノール４４重量部、パラホ
ルムアルデヒド９０重量部をトリメチルアミンを触媒と
して８０″０３時間反応させたものである。下塗シワニ
スは、前記フェノール樹脂の樹脂固型１００重量部に対
し０．５重量部のＯ，Ｈ，、Ｏｏ−（ＯＨ，ＯＨ，Ｏ）
、 Ｈ（商品名ノニボール４０、三洋化成社製）を添加
し、樹脂固型が１３３重量部なる様、水が３０重置部、
メタノールが７０重量部からなる混合溶媒で稀釈し調製
した。前記下塗９ワニスをセルロース繊維とガラス繊維
が重量比で２０対８０であるセルロース繊維混抄ガラス
不織布に含浸させ乾燥して樹脂量１３重ｆｃ％のプリプ
レグ人を得た。
次（＝、難燃性エポキシ樹脂（商品名ＥＳＢ−４００、
住友化学社製）６５重撮部、ビスフェノール型エポキシ
樹脂（商品名ＥＳＡ−００１、住友化学社製）５重量部
、可撓性エポキシ樹脂（商品名Ｅｐ−８７１、シェル化
学社製）３０重量部にノボラック匿フェノール樹脂（商
品名ＴＤ−２０９３、大日本インキ社製）２５！量部を
配合してなる難燃性エポキシ樹脂組成物を、プリプレグ
Ａに樹脂量６０重量％となる様含浸、乾燥しプリプレグ
Ｂを得た。
住友化学社製）６５重撮部、ビスフェノール型エポキシ
樹脂（商品名ＥＳＡ−００１、住友化学社製）５重量部
、可撓性エポキシ樹脂（商品名Ｅｐ−８７１、シェル化
学社製）３０重量部にノボラック匿フェノール樹脂（商
品名ＴＤ−２０９３、大日本インキ社製）２５！量部を
配合してなる難燃性エポキシ樹脂組成物を、プリプレグ
Ａに樹脂量６０重量％となる様含浸、乾燥しプリプレグ
Ｂを得た。
しかる後、プリプレグＢを８枚とその片側に厚さ３５μ
の銅箔を積層し、成形圧力１ｏｏｋＰ７ａｄ、温度１５
０°Ｃ１加熱時間８０分なる条件で加熱加圧接着し、厚
さ１．６電の片面鋼張積層板を得た。
の銅箔を積層し、成形圧力１ｏｏｋＰ７ａｄ、温度１５
０°Ｃ１加熱時間８０分なる条件で加熱加圧接着し、厚
さ１．６電の片面鋼張積層板を得た。
比較例
下塗りワニスは、実施例で用いた水溶性フェノール樹脂
を樹脂固型が１３重ｔ％となる様、水が３０重量部、メ
タノールが７０重量部からなる混合溶媒で稀釈し調製し
た。まず、実施例と同様のセルロース繊維混抄ガラス不
織布に前記下塗）ワニスを含浸させ樹脂量が１３重量％
のプリプレグＡ′を得た。しかる後、プリプレグＡ′に
実施例で用いた難燃性エポキシ樹脂組成物を含浸源せ樹
脂量が６０ｉ量チのプリプレグＢ′を得た。次いでプリ
プレグＢ′を実施例と同一の条件で加熱加圧接着し厚さ
１．６圏の片面銅張積層板を得た。
を樹脂固型が１３重ｔ％となる様、水が３０重量部、メ
タノールが７０重量部からなる混合溶媒で稀釈し調製し
た。まず、実施例と同様のセルロース繊維混抄ガラス不
織布に前記下塗）ワニスを含浸させ樹脂量が１３重量％
のプリプレグＡ′を得た。しかる後、プリプレグＡ′に
実施例で用いた難燃性エポキシ樹脂組成物を含浸源せ樹
脂量が６０ｉ量チのプリプレグＢ′を得た。次いでプリ
プレグＢ′を実施例と同一の条件で加熱加圧接着し厚さ
１．６圏の片面銅張積層板を得た。
以上、実施例、比較例で得た片面銅張積層板のＪＩＳ−
０−６４８１に基づく特性試験結果を第１表に示す。
０−６４８１に基づく特性試験結果を第１表に示す。
第 １ 表
打抜加工性判断基準
Ｏ異常なし
０２．５ｍピッチ穴間（＝若干の剥離
× Ｉ の剥離穴
発明の効果
第１表から明らかなように、本発明は従来と同様の特性
を保持しなから打抜加工性を向上させることかできる。
を保持しなから打抜加工性を向上させることかできる。
しかも、下塗りワニスに樹脂の含浸性を向上させる働き
のある添加剤を配合するという極めて簡単な方法によシ
得られるものであり、使用される添加剤が安価である事
から添加剤使用に伴なう価格増はほとんどない等本発明
の工業的価値は極めて大である。
のある添加剤を配合するという極めて簡単な方法によシ
得られるものであり、使用される添加剤が安価である事
から添加剤使用に伴なう価格増はほとんどない等本発明
の工業的価値は極めて大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ワニスを下塗りと上塗りの二度含浸して得られるプリプ
レグを積層成形する積層板の製造において、その下塗り
ワニスとして式 ▲数式、化学式、表等があります▼（但しｎ は１以上の整数）で示されるノニルフェノールのエチレ
ンオキサイド付加物を添加したワニスを用い、その添加
量を下塗りワニスの樹脂固型１００重量部に対し０．０
１〜１０重量部とする事を特徴とする積層板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17564484A JPS6153329A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 積層板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17564484A JPS6153329A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 積層板の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6153329A true JPS6153329A (ja) | 1986-03-17 |
Family
ID=15999690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17564484A Pending JPS6153329A (ja) | 1984-08-23 | 1984-08-23 | 積層板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6153329A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51129447A (en) * | 1975-05-06 | 1976-11-11 | Hitachi Ltd | Thermoplastic resin composition |
| JPS5738849A (en) * | 1980-08-19 | 1982-03-03 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Reinforced resin composition |
-
1984
- 1984-08-23 JP JP17564484A patent/JPS6153329A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51129447A (en) * | 1975-05-06 | 1976-11-11 | Hitachi Ltd | Thermoplastic resin composition |
| JPS5738849A (en) * | 1980-08-19 | 1982-03-03 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Reinforced resin composition |
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