JPS6150013B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6150013B2
JPS6150013B2 JP53135087A JP13508778A JPS6150013B2 JP S6150013 B2 JPS6150013 B2 JP S6150013B2 JP 53135087 A JP53135087 A JP 53135087A JP 13508778 A JP13508778 A JP 13508778A JP S6150013 B2 JPS6150013 B2 JP S6150013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
freshness
copper
preserving agent
cupric
sulfate
Prior art date
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Expired
Application number
JP53135087A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5561914A (en
Inventor
Kyotaka Omote
Toshiro Nagase
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP13508778A priority Critical patent/JPS5561914A/ja
Publication of JPS5561914A publication Critical patent/JPS5561914A/ja
Publication of JPS6150013B2 publication Critical patent/JPS6150013B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は酸素による食品の悪変の防止を目的と
する酸素吸収・炭酸ガス発生能力を持つ鮮度保持
剤の組成に関するものである。具体的にはL−ア
スコルビン酸の立体的異性体であるD−iso−ア
スコルビン酸またはその塩に炭酸アルカリ含水塩
のようなアルカリ性物質及び若干の添加剤を混合
し、さらに銅系化合物を加える事により、反応を
促進させることを特徴とする脱酸素炭酸ガス発生
剤である。D−iso−アスコルビン酸系の脱酸素
炭酸ガス発生剤はL−アスコルビン酸系の脱酸素
炭酸ガス発生剤に比較してその立体障害により反
応性が非常に悪く、その使用範囲は限定されてい
た。一方、D−iso−アスコルビン酸はL−アス
コルビン酸と比較して価格面で有利な為、コスト
的な面からその使用が望まれていた。そこで本発
明では、D−iso−アスコルビン酸またはその塩
を主剤としこれにアルカリ性物質好ましくは炭酸
アルカリの如く炭酸ガスの発生源となるもの、潮
解性物質、反応促進触媒としての硫酸第一鉄7水
塩や活性炭の如き添加物を加え、さらに銅系化合
物を加えると反応が速やかに進行する事を見いだ
しあらゆる食品に汎用が可能な鮮度保持剤を完成
したものである。ここで云うD−iso−アスコル
ビン酸又はその塩とはD−iso−アスコルビン酸
及びそれらのナトリウム等の塩類である。 アルカリ性物質としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムのほか、炭酸アルカリの炭酸リチ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、炭酸水素リチウム、炭酸ナトリウム・カリ
ウム、炭酸マグネシウムカリウム等アルカリ金属
およびアルカリ土類金属の炭酸塩炭酸水素塩およ
びそれらの含水塩から一種またはそれ以上選択さ
れる。アルカリ性物質は前記のD−iso−アスコ
ルビン酸またはその塩1重量部に対して0.5〜3
重量部の範囲で添加するのが良い。 潮解性物質としては、塩化アルミニウム、塩化
亜鉛、塩化カルシウム、塩化鉄、塩化ベリリウ
ム、塩化マグネシウム、塩化マグネシウムカリウ
ム、塩化マグネシウムアンモニウム、塩化リチウ
ム、硫酸水素カリウム、硫酸水素ナトリウム、硫
酸チタン、硫酸第二鉄(鉄の原子価3)、硫酸マ
ンガン等の無水および含水塩から選ばれた少なく
とも一種であり、その添加量は、前記D−iso−
アスコルビン酸またはその塩1重量部に対して
0.05〜1重量部の範囲が適当である。 銅系化合物とは使用中に自ら還元するもの、す
なわち酸化剤的作用を有するものであり、具体的
には、硫酸銅、塩化第二銅、酸化第二銅、硝酸第
二銅、酢酸第二銅等の2価の銅化合物の無水およ
び含水塩から選ばれた少なくとも一種である。添
加量は、上述と同じ換算において、0.05〜1重量
部が適量である。 また、添加物として硫酸第一鉄および活性炭の
両方または一方を添加すると、さらに酸素吸収力
が強まる。添加量は、0.1〜0.8重量部である。 次に鮮度保持剤の組成について述べる。 本発明における鮮度保持剤の組成の代表例を上
げると以下の如くである。 D−iso−アスコルビン酸ナトリウム 1部 炭酸水素ナトリウム 1部 炭酸ナトリウム(10水塩) 1部 銅系化合物 0.1〜0.5部 硫酸第一鉄(7水塩) 0.4部 塩化カルシウム(2水塩) 0.1〜0.5部 活性炭(粉末) 0.2部 上記鮮度保持剤の配合比および各々の物質は一
例にすぎずこれに限られるものではない。 次に本発明の鮮度保持剤を使用した実施例につ
いて説明する。 実施例 1 表1に示される組成の鮮度保持剤を和紙/ポリ
エチレン/割布/孔あきポリエチレンからなる小
袋に充填し、500mlの空気と共に*KOP(20
μ)/ポリエチレン(60μ)の二層フイルムの包
装材料からなる袋体に封入した。これを25℃で静
置し、24、48および78時間保存後の酸素濃度およ
び炭酸ガス濃度を測定した。 この測定結果を表2に示す。
【表】
【表】 表中の数字は、左側酸素濃度(%)、右側炭酸
ガス濃度(%)を示す。 以上のようにA〜Dの例で示される本発明の鮮
度保持剤は銅系化合物を加える事によりD−iso
−アスコルビン酸ナトリウムの反応性が改善さ
れ、反応速度、すなわち、脱酸素、炭酸ガス発生
速度において比較例Eに比べて増加が見られる。 本発明においては、酸化剤として銅系化合物を
硫酸第一鉄と併用して用いる事により十分な反応
性の改良が見られるが(表−2のB・D)、酸化
剤としての銅系化合物を単独で用いても、未使用
の場合に比較して効果がみられる。(表2のA・
C) 以上のように、本発明は、従来反応速度が遅か
つたので用いる事が不可能であつたD−iso−ア
スコルビン酸を用いた脱酸素・炭酸ガス発生を特
徴とする鮮度保持剤を可能としたものである。 又、本発明品を従来から、知られている活性酸
化鉄を主剤とする脱酸素剤と比較するならば、本
発明品は以下の様な長所を有している。 (1) 本発明品は全く臭気を出さないのに対し、脱
酸素剤は酸化鉄を主成分としているため鉄さび
臭を有する。 (2) 本発明品は、酸素を吸収すると同時に、炭酸
ガスを発生し容器内に占める気体総量をほとん
ど変化させない。このため従来の脱酸素剤にお
いては、吸収された酸素分圧分だけ気圧が下
り、容器が収縮変形する欠点があつたが、本発
明品はこの様な容器を収縮変形させる事はな
い。 (3) 従来の酸化鉄を主成分とする脱酸素剤は、食
品製造工程において欠く事の出きない異物検査
工程、すなわち、金属探知及び除去工程におい
て脱酸素剤そのものが反応し、金属探知機の使
用が事実上困難であるが、本発明においては、
可能である。 等の利点を有しており産業界においては、食品保
存上極めて有用ものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 D−iso−アスコルビン酸もしくはその塩、
    アルカリ性物質、潮解性物質および添加物からな
    り、さらに酸化剤的作用をもつ銅系化合物を加え
    てなることを特徴とする鮮度保持剤。 2 銅系化合物が、硫酸銅、塩化第二銅、酸化第
    二銅、硫酸第二銅、酢酸第二銅等の2価の銅化合
    物の無水塩または含水塩のうちから選択された少
    なくとも一種である特許請求の範囲第1項記載の
    鮮度保持剤。 3 添加物が、硫酸第一鉄と活性炭の混合物また
    はいずれか一方である特許請求の範囲第1項記載
    の鮮度保持剤。 4 アルカリ性物質が、水酸化アルカリ、炭酸ア
    ルカリのうち少なくともいずれか一方である特許
    請求の範囲第1項記載の鮮度保持剤。
JP13508778A 1978-11-01 1978-11-01 Freshness keeping agent Granted JPS5561914A (en)

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JP13508778A JPS5561914A (en) 1978-11-01 1978-11-01 Freshness keeping agent

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JP13508778A JPS5561914A (en) 1978-11-01 1978-11-01 Freshness keeping agent

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JPS5561914A JPS5561914A (en) 1980-05-10
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354937A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 Nippon Zeon Co Ltd 消臭性銅含有組成物
JPS63134056A (ja) * 1986-11-25 1988-06-06 Nippon Zeon Co Ltd 脱臭性無機酸塩組成物
PL3338563T3 (pl) 2016-12-21 2019-09-30 Benjamin Amit Singh Sposób konserwacji świeżych produktów, stała kompozycja do stosowania w sposobie konserwacji świeżych produktów i zakonserwowany świeży produkt
CN111938066A (zh) * 2020-08-14 2020-11-17 淮安市威特保鲜剂有限公司 一种金属离子参与的有机脱氧剂

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JPS5561914A (en) 1980-05-10

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