JPS6149992B2 - - Google Patents

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JPS6149992B2
JPS6149992B2 JP56015286A JP1528681A JPS6149992B2 JP S6149992 B2 JPS6149992 B2 JP S6149992B2 JP 56015286 A JP56015286 A JP 56015286A JP 1528681 A JP1528681 A JP 1528681A JP S6149992 B2 JPS6149992 B2 JP S6149992B2
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JP
Japan
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sewing machine
speed
pattern
sewing
circuit
Prior art date
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Application number
JP56015286A
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English (en)
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JPS57131483A (en
Inventor
Takashi Nakamura
Jiro Fujita
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1528681A priority Critical patent/JPS57131483A/ja
Publication of JPS57131483A publication Critical patent/JPS57131483A/ja
Publication of JPS6149992B2 publication Critical patent/JPS6149992B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続模様縫いミシンにおける定位置停
止装置、特にミシンを駆動するモータの回転速度
を通常の縫製速度より低い所定速度に設定可能な
定位置停止装置に関するものである。
一般にこの種のミシンはミシン主軸と駆動連結
する模様カムの回転により模様縫い発生機構を駆
動して、千鳥縫いやスカラツプ縫いなどの連続模
様縫いが行われるものであり、模様カムの1サイ
クルで所望模様の1コマが縫製される。
このような縫製作業中において、ミシン針を突
刺した状態で縫い方向を変える場合、作業者はミ
シンを停止させるが、ミシン駆動には高速回転の
電動機が使用されているため、連続模様の所望の
停止位置でミシン針を停止させることができな
い。従つて連続模様の任意位置にミシン針を停止
させたのでは、縫い終つた模様に重ねて模様を縫
い始めることにより、不整状な模様が形成される
ことになるので、この種のミシンにはミシン針を
連続模様の所定位置で停止させる定位置停止装置
が設けられている。
また、縫製終了後に糸切を行う場合においても
連続模様の所定位置でミシン針を停止させること
が必要とされており、このような要求からも定位
置停止装置が設けられている。
かかる連続模様縫いミシンにおける定位置停止
装置として、高速回転する主駆動モータと低速回
転する副駆動モータとを設け、縫製作業時には主
駆動モータで高速運転し、縫製終了後に糸切を行
う際には副駆動モータで低速運転すると共に、セ
ンサーにて所定停止位置を検知することによりミ
シン針を縫製模様の所定位置に停止させる装置が
周知である。この種の装置では縫製作業中にミシ
ン針を突刺した状態で縫い方向を変える場合には
縫製模様の左端又は右端の模様原点となる位置に
正確に停止させることが縫製模様を重ねずに形成
する点で好ましい。
しかしながら、前述した従来の連続模様縫いミ
シンにおける定位置停止装置においては、模様の
原点となる位置に正確にミシン針を位置決め停止
させることができないという欠点があり、このた
め従来装置では縫製模様に重なりが生じていた。
本発明は前述した従来の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的は迅速にミシン針を正確に模
様原点に位置決め停止することができる連続模様
縫いミシンにおける定位置停止装置を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本発明は操作ペダ
ルによりミシンの駆動制御をし模様カムを回転さ
せて連続模様縫いを行うミシンの定位置停止装置
において、ミシンを駆動する可変速モータと、操
作ペダルと連動する速度指令部と、可変速モータ
を駆動する駆動回路と、可変速モータの回転速度
を制御する制御回路と、可変速モータの回転速度
を検出する速度検出器と、ミシン針の上下位置を
検出する位置検出器と、カム軸に固定され複数の
符合化輪列が配列された回転円板とミシン機枠に
設けられ前記符合化輪列を読み取る検知手段とを
有し読み取られた符合化信号によりミシン針の任
意の左右方向位置を検出する針左右位置検出器
と、を備え、上記制御回路は針左右位置検出信号
により複数の模様原点信号を出力する模様原点回
路と、複数の模様原点信号のうち一個を選択出力
する原点選択スイツチと、を含み、操作ペダルの
停止操作により、予め選択された模様原点位置で
ミシン針が突刺状態で停止することを特徴とす
る。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。
第1図には本発明の好適な実施例が示されてい
る。図において、模様縫い発生機構を有するミシ
ン10は一台の可変速モータ12で駆動されてお
り、従来の様に所定速度毎に複数のモータを使用
しなくとも良い構成とされている。
本実施例装置は図において、ミシン10を駆動
する上記可変速モータ12、任意の縫製速度指令
200及び停止準備速度指令202を出力する速
度指令部14、速度指令部14からの指度指令信
号200により可変速モータ12の駆動を行う駆
動回路16、可変速モータ12の回転速度制御を
行う制御回路18を備えている。
第1図の速度指令部14は第2図において詳細
に示されており、以下その構成を説明する。
第2図において速度指令部14は、フオトイン
タラプタ20,22、そしてフオトインタラプタ
20,22の間隙中を移動通過する遮蔽板24、
更に抵抗26から成る光センサ部28と、前記遮
蔽板24と共動する磁石30、磁石30と磁気結
合して縫製運転中の速度指令を発生するホール素
子32、ホール素子32に接続された抵抗34、
ホール素子32が発生した速度指令を増幅して速
度指令信号200を駆動回路16に出力する増幅
器36から成る磁気センサ部38と、から構成さ
れている。
速度指令部14の外部には、操作者により足操
作される操作ペダル40が設けられており、この
操作ペダル40に前記遮蔽板24、磁石30が連
動する。
第3図には操作ペダル40の操作状態が示され
ている。同図Aは操作ペダル40が踏込まれてミ
シン10が縫製運転状態のときを示すものであつ
て、このときの踏込みの大きさにより磁石30と
ホール素子32との磁気結合の度合いが異なるこ
とになり、踏込みの度合いにより速度指令信号2
00の値が変化する。又、「縫製運転状態」であ
ることは、光センサ部28のフオトインタラプタ
20,22の出力により判別される。すなわち、
フオトインタラプタ22,20の出力は各々運
転、糸切り速度指令202a,202bとして出
力されるが、後述する制御回路18により、速度
指令202aが「1」、速度指令202bが
「0」のとき「縫製運転状態」と判別される。
又、同図Bは操作ペダル40が中立状態とされ
てミシン10が「縫製運転状態」から「停止準備
状態」になつたときを示すものである。
本実施例では、「縫製運転状態」から「縫製運
転停止状態」に移動する際の「停止準備状態」に
おいて、縫製速度より低い停止準備速度に一旦ミ
シン速度を設定し、次いでミシン10を停止させ
るのであるが、この操作ペダル40の「中立」状
態時に、停止準備速度の設定、ミシン10の停止
制御が行われる。
操作ペダル40が「中立」であることは、速度
指令202a,202bが共に「0」となること
により制御回路18で判別される。尚、第2図に
はこの「中立」状態が示されている。
同図Cは操作ペダル40の「けり返し」が行わ
れた状態を示しており、このときにミシン糸の切
断が行われる。「けり返し」であることは速度指
令202a,202bが各々「0」、「1」である
ことにより制御回路18で判別される。
第1図の速度指令部14は以上の構成から成
り、次に第1図におけるミシン10の針位置検
出、速度検出を行う構成について説明する。
第1図においてミシン10のカム軸42にはミ
シン針の左右方向におけるミシン針の位置検出を
行う針左右位置検出器44、ミシン針が上位置、
下位置に到達したことを検出する位置検出器46
が設けられており、更にカム軸42には可変速モ
ータ12の速度検出を行う速度検出器48が設け
られている。
針左右位置検出器44は第4図に詳細に示され
ており、カム軸42とともに回転する回転円板4
4a、発光ダイオード45a,45b,45c,
45b、そして各発光ダイオード45a,45
b,45c,45dと回転円板44aを挾んで光
結合するフオトトランジスタ49a,49b,4
9c,49dから構成されている。
回転円板44aには略扇形の光透過部と不透過
部とが交互に円周方向に沿つて配列され、半径方
向で4列に分割された符号化輪列203―1,2
03―2,203―3,203―4が形成されて
いる。各発光ダイオード45a,45b,45
c,45dと各フオトトランジスタ49a,49
b,49c,49dは各符号化輪列203―1,
203―2,203―3,203―4を介して光
結合し、回転円板44aが回転するとフオトトラ
ンジスタ49a,49b,49c,49dから回
転に応じた符号化信号が針左右位置検出信号20
4―1,204―2,204―3,204―4と
して出力される。第4図においてRはミシン針の
左右方向における右端の模様原点を示し、Lは左
端の模様原点を示し、発光ダイオード45a,4
5b,45c,45d、フオトトランジスタ49
a,49b,49c,49dが右端の模様原点R
の位置にミシン機枠に支持されて設けられてい
る。各フオトトランジスタ49a,49b,49
c,49dの出力で与えられる符号化信号の値は
回転円板44aの回転に応じて変化し、この値が
模様原点Rを基準としたミシン針の左右方向にお
ける位置を示している。
実施例ではこの針左右位置検出信号204から
ミシン針が右端の模様原点R、左端の模様原点L
に達したことを検知して、選択されたどちらかの
模様原点R、Lにミシン針が停止制御される。
第5図は第4図の針左右位置検出器44の取り
付け位置を示すものである。図において模様縫い
発生機構を含む駆動機構を収納するミシンアーム
50には一端がミシンアーム50から突出した状
態でカム軸42が回動自在に軸支されており、カ
ム軸42に固定ねじ52で固定されたブツシユ5
4には模様縫い発生機構(図示せず)と連動する
模様カム56,58が取付ねじ60,62にて取
り付けられている。この模様カム56,58は縫
製模様の種類に応じて適宜交換され、この模様カ
ム56,58がカム軸42の回転を模様縫い発生
機構へ伝達することにより所望の形状の連続模様
縫いが行われる。
また、カム軸42の一端には第4図の回転円板
44aが設けられており、針左右位置検出器44
は以下のように取り付けられている。
すなわち、カム軸42の一端にはワツシヤ64
及び歯付ワツシヤ66を介して取付ねじ68にて
回転円板44aが取り付けられ、各符号化輪列2
03―1,203―2,203―3,203―4
の縫製模様の原点位置Rに相当する位置に発光ダ
イオード45、フオトトランジスタ46がそれぞ
れ固定されている。すなわちミシンアーム50に
固定された支持板70には支柱72が固定されて
おり、この支柱72に固定された支持板74,7
6に各々発光ダイオード45、フオトトランジス
ダ46が回転円板44aを挾んで対向配置されて
いる。
尚、ミシンアーム50の端部には針左右位相検
出器44aを含む機能部品を覆うようにカバー7
8が取り付けてあり、これら機能部品は外部から
保護されている。又、位置検出器46の上位置検
出信号206、下位置検出信号208は制御回路
18に供給されており、速度検出器48の速度検
出信号210は、速度制御のために駆動回路16
に供給されている。
次に制御回路18について説明する。第6図に
は第1図の制御回路18が詳細に示されている。
図において速度指令202a,202bは
各々、フリツプフロツプ80,82のセツト入力
に供給されている。
フリツプフロツプ80のQ出力はオア回路84
を介して駆動回路16、ブレーキワンシヨツト回
路86にスタート信号212として出力されてい
る。すなわち、速度指令202aが「1」となつ
てフリツプフロツプ80のQ出力が「1」となる
と、駆動回路16はミシン10の駆動制御を行う
ことができる。
フリツプフロツプ82のQ出力はオア回路84
を介してブレーキワンシヨツト回路86に、そし
て駆動回路16に、更にミシン制御回路88に供
給されている。このフリツプフロツプ82はミシ
ン停止後、ミシン糸を切断する時に動作するもの
である。この「糸切り」時においては前述した様
に操作ペダル40が「けり返し」の状態とされ、
速度指令202bが「1」となる。すると、それ
までリセツトされていたフリツプフロツプ82が
反転してそのQ出力が「1」となり、まず最初に
駆動回路16に低速の速度指令214が供給され
てミシン針が上昇し、次いでミシン制御回路88
が糸切り及びワイパ制御を行い、最後にミシン針
が上位置で停止する。ミシン針が上位置でないと
きに以上の動作を行わせ、ミシン針を上位置で停
止させるためにフリツプフロツプ82のリセツト
入力にナンド回路90を介して上位置信号206
が供給されている。尚、このとき操作ペダル40
が誤まつて踏み込まれても支障が生じない様に、
フリツプフロツプ80のQ出力がノツト回路92
を介してナンド回路90の他方の入力に供給され
ている。
尚、ブレーキワンシヨツト回路86はフリツプ
フロツプ80,82のQ出力が「1」から「0」
に反転したときから所定時間の間、ブレーキ信号
216を駆動回路16に供給して、ミシン10を
直ちに停止させるものである。
ミシン10を停止させるのは、以上の様に糸切
りを行つて縫製を終える場合だけでなく、前述し
た様に縫製方向を変える場合にも必要である。こ
の場合にはミシン針をその左右方向の所定の模様
原点に位置させ、かつ縫製布に突刺した状態にし
なければならない。このために低速検知回路9
4、アンド回路96が設けられている。
低速検知回路94はミシン速度が運転状態から
所定の低速状態に達しかつミシン針が下位置にあ
るときに「1」なる低速検知信号218を出力す
るものであり、アンド回路96は、その一方の入
力に模様原点信号220を入力し、他方の入力に
低速検知信号218を入力して、両信号218,
220が共に「1」であるときにアンド出力をフ
リツプフロツプ80のリセツト入力に供給してフ
リツプフロツプ80のQ出力を「0」に反転させ
るものである。フリツプフロツプ80の出力が
「0」となると、ミシン針は模様原点R又はLで
縫製布に突刺した状態で停止する。
前述した様に本発明は、針左右位置検出信号か
らミシン針が左右方向位置の模様原点位置に達し
たことを検知して複数の模様原点信号を出力す
る。模様原点検知回路と、複数の模様原点信号の
うち1個をを選択出力する原点選択スイツチと、
を含み、原点選択スイツチで選択された模様原点
信号によりミシン針を左右方向の任意の模様原点
に停止制御することを特徴とし、この模様原点検
知回路98、原点選択スイツチ100が制御回路
18に設けられている。
第6図において、模様原点検知回路98はアン
ド回路102,104、そしてノツト回路106
から構成されている。各アンド回路102,10
4には各々、各フオトトランジスタ49a,49
b,49c,49dの出力204―1,204―
2,204―3,204―4が供給されている。
但し、アンド回路104にはフオトトランジスタ
49aの出力204―1のみがノツト回路106
を介して供給されている。アンド回路102,1
04の出力は各々右模様原点信号220R、左模
様原点信号220Lとして選択スイツチ100の
R、L入力に供給されている。したがつて選択ス
イツチ100は、これ等のうち一方のみを選択し
て出力することができる。この選択スイツチ10
0から選択出力される左右模様原点信号220
は、ミシン針が模様の左端L、右端Rに到達した
ときに「1」の状態となつて出力される。第4図
はミシン針が模様の右端に到達した状態を示すも
のであつて、このときにのみ各フオトトランジス
タ49a,49b,49c,49dの出力204
―1、204―2、204―3、204―4が全
て「1」となり、選択スイツチ100に「1」の
右模様原点信号220Rが出力される。又、第4
図で回転円板44aが180゜回転してミシン針が
模様の左端に到達したときには、このときにのみ
各フオトトランジスタ49a,49b,49c,
49dの出力204―1,204―2,204―
3,204―4が各々「0」、「1」、「1」、「1」
となつて選択スイツチ100に「1」の左模様原
点信号220Lが出力される。したがつて、選択
スイツチ100がR側に設定されていると、ミシ
ン針が模様の右端Rに到達する毎に右模様原点信
号220Rが選択され、選択スイツチ100がL
側に設定されているとミシン針が模様の左端Lに
到達する毎に左模様原点信号220Lが選択され
る。
以上の様に選択された模様原点信号220はア
ンド回路96に供給されて前述した様にミシン針
を左又は右の模様原点位置L、Rで停止させる為
に用いられるが、この一方でアンド回路108の
一方のアンド入力にノツト回路110を介して供
給されている。このアンド回路108の他方のア
ンド入力にはフリツプフロツプ80のQ出力が供
給されており、フリツプフロツプ80のQ出力は
模様原点信号220が「1」となると「0」とな
る。
このアンド回路108に供給されるフリツプフ
ロツプ80のQ出力は、縫製速度指令200が操
作ペダル40が「中立」状態とされてその供給が
停止された後からアンド回路96の出力によりミ
シンが停止するまでの間、ミシン速度を縫製速度
より低い停止準備速度指令222として利用され
ている。このための模様原点信号220は「1」
となると同時に以後のミシン駆動が行われない様
にアンド回路108により阻止される。
制御回路18は以上の構成から成り、次に駆動
回路16を説明する。
第7図には駆動回路16が詳細に示されてい
る。図において駆動回路16にはVF変換回路1
12が設けられており、このVF変換回路112
には速度指令200,214,222が供給され
ている。VF変換回路112はこれ等速度指令2
00,222,214をVF変換して速度下限比
較回路114、速度上限比較回路116に供給す
ることができる。
前述した速度検出信号210は波形整形回路1
18、周波数てい倍回路120を介して速度下限
比較回路114、速度上限比較回路116に供給
されている。これ等速度下限比較回路114、速
度上限比較回路116ではVF変換された速度指
令200,214,222と速度検出信号210
との比較が行われ、各々の比較結果がアンド回路
122、オア回路124を介して各々クラツチ励
磁回路126、ブレーキ励磁回路128に供給さ
れている。クラツチ励磁回路126、ブレーキ励
磁回路128は可変速モータ12の速度と前記速
度指令200,214,222に対して一定にす
るために設けられたものである。
更に前述したスタート信号212は速度下限比
較回路114、速度上限比較回路116に供給さ
れている。速度下限比較回路114、速度上限比
較回路116はスタート信号212が「1」のと
きにそれらの比較出力をクラツチ励磁回路12
6、ブレーキ励磁回路128に出力することがで
きる。
尚、駆動回路16には異常検出回路130が設
けられている。異常検出回路130は正常な運転
動作時にはアンド回路122に常時「1」なる信
号を出力して正常の運転状態を確保しているが、
速度検出器48の故障などの異常時には「0」な
る信号をアンド回路122に出力してクラツチ励
磁回路126を解除して可変速モータ12の駆動
を停止させることができる。このため異常検出回
路130にはスタート信号212、速度検出信号
210が供給されている。
本発明の好適な実施例は以上の構成から成り、
以下その作用を説明する。
第8図には本実施例装置の運転モードが示され
ており、第8図を参照しながら以下説明を行う。
尚、第8図の縦軸はミシン10の速度を、そし
て、横軸は時間の経過を示しており、N0は運転
速度、N1は前述した停止準備速度を各々示して
いる。
縫製作業を開始するには操作ペダル40を第3
図Aの様に踏み込んで磁石30をホール素子32
に接近させて、磁気センサー部38から駆動回路
16へ縫製速度指令200を出力すると共に、フ
オトインタラプタ22から制御回路18へ「1」
なる速度指令202aを出力する。これに伴つて
制御回路18から駆動回路16へ「1」なるスタ
ート信号212が出力されて可変速モータ12の
駆動が開始される。そして、駆動回路16では速
度検出器48からの速度検出信号210と速度指
令200とを比較して、運転速度が所定上限値を
越える場合には速度上限比較回路116からオア
回路124へ「1」なる上限信号を出力してブレ
ーキ励磁回路128をオン作動させると共に、運
転速度が所定下限値を越える場合には速度下限比
較回路114からアンド回路122へ「1」なる
下限信号を出力してクラツチ励磁回路126をオ
ン作動させて可変速モータ12の回転速度を一定
に保持する。
次にミシン針を模様の右端又は左端の左・右原
点位置R、Lに迅速に位置決め停止する動作につ
いて説明する。
上述の様にして得られた運転状態で操作ペダル
40を第3図Bの中立にする。すると、速度指令
202a,202bが共に「0」となり、磁石3
2がホール素子30から遠ざかり縫製速度信号2
00がゼロとなつてミシン10の速度がN0から
低下を始めミシン10が停止準備状態に移行す
る。
この様に速度指令202aが「0」となつた後
にはミシン速度が低速の停止準備速度N1とな
り、このことが低速検知回路94により検出さ
れ、アンド回路96にミシン針が下位置に達する
毎に「1」の低速検知信号218が供給される。
以上の停止準備状態で、選択スイツチ100が
L又はR側に設定されているときには、ミシン針
が左又は右の模様原点L、Rに達するとミシン1
0が停止する。この様にミシン10が停止したと
きには低速検知信号218によりミシン針が縫製
布に突出した状態で停止し、かつミシン針が模様
原点信号220により右端又は左端の模様原点
R、Lで停止する。このため、次に縫製を方向を
変えて行う場合、ミシン針が突刺しているのでそ
の方向変更が簡単に行える。又、本発明ではこの
様に方向を変えて縫製を再開する場合にミシン針
が模様の左端L又は右端Rに停止しているので、
前の縫製模様に新たな縫製模様が重複して縫製さ
れない。
次に糸切りを行つて縫製工程を終了するには、
第3図Cの様に操作ペダル40をけり返す。これ
によりミシン針が上昇してワイパ動作、糸切り動
作が行われて、ミシン針が上位置で停止する。
以上説明した様に、本発明によれば、模様の任
意の位置でミシン針を停止させることができるの
で、方向を変えて新たな模様縫いを行う際に前の
模様に新たな模様が重なることがない。したがつ
て、本発明によれば、模様が重ならない美しい縫
製物を製造することができるという利点がある。
尚、第4図の各フオトトランジスタ49a,4
9b,49c,49dの出力204―1,204
―2,204―3,204―4で組み合わされた
符号化値は、前述した様にミシン針の左右方向に
おける位置を示すので、この値を利用して種々な
制御を行うことができる。例えば、第8図におい
て、前述実施例では所定の値に停止準備速度N1
を設定したが、各フオトトランジスタ49a,4
9b,49c,49dの出力204―1,204
―2,204―3,204―4で組み合わされた
符号化値を用いて徐々に停止準備速度を低下させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる連続模様縫いミシンに
おける定位置停止装置の好適な実施例を示す概略
構成図、第2図は第1図で示される速度指令部の
詳細な構成を示す説明図、第3図は第1図で示さ
れる操作ペダルの操作状態説明図、第4図は第1
図で示される針左右位置検出器を示す図、第5図
は第4図の針左右位置検出器の取付位置説明図、
第6図は第1図で示される制御回路の詳細な構成
を示す説明図、第7図は第1図で示される駆動回
路の詳細な構成を示す説明図、第8図は本発明に
かかる連続模様縫いミシンにおける定位置停止装
置の各部波形と回転速度との関係を示す説明図で
ある。 各図中同一部材には同一符号を付して、10は
ミシン、12は可変速モータ、14は速度指令
部、16は駆動回路、18は制御回路、40は操
作ペダル、42はカム軸、44は針左右位置検出
器、46は位置検出器、48は速度検出器、98
は模様原点検知回路、100は選択スイツチであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 操作ペダルによりミシンの駆動制御をし模様
    カムを回転させて連続模様縫いを行うミシンの定
    位置停止装置において、ミシンを駆動する可変速
    モータと、操作ペダルと連動する速度指令部と、
    可変速モータを駆動する駆動回路と、可変速モー
    タの回転速度を制御する制御回路と、可変速モー
    タの回転速度を検出する速度検出器と、ミシン針
    の上下位置を検出する位置検出器と、カム軸に固
    定され複数の符合化輪列が配列された回転円板と
    ミシン機枠に設けられ前記符号化輪列を読み取る
    検知手段とを有し読み取られた符号化信号により
    ミシン針の任意の左右方向位置を検出する針左右
    位置検出器と、を備え、上記制御回路は針左右位
    置検出信号により複数の模様原点信号を出力する
    模様原点検知回路と、複数の模様原点信号のうち
    一個を選択出力する原点選択スイツチと、を含
    み、操作ペダルの停止操作により、縫製速度が停
    止準備速度に低下し、所定の低速度に達すると原
    点選択スイツチで予め選択された模様原点位置で
    ミシン針が突刺状態で停止することを特徴とする
    連続模様縫いミシンにおける定位置停止装置。
JP1528681A 1981-02-04 1981-02-04 Fixed position stopping device in continuous pattern sewing machine Granted JPS57131483A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6070992A (ja) * 1983-09-27 1985-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ミシン駆動装置
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Citations (2)

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JPS53100052A (en) * 1977-02-10 1978-09-01 Yamamoto Electric Ind Co Ltd Device for preventing yarns from entangling for sewing machine
JPS54140648A (en) * 1978-04-24 1979-11-01 Janome Sewing Machine Co Ltd Positioning device for threader of sewing machine

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