JPS6155992B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6155992B2
JPS6155992B2 JP56019710A JP1971081A JPS6155992B2 JP S6155992 B2 JPS6155992 B2 JP S6155992B2 JP 56019710 A JP56019710 A JP 56019710A JP 1971081 A JP1971081 A JP 1971081A JP S6155992 B2 JPS6155992 B2 JP S6155992B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
circuit
sewing machine
sewing
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56019710A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57134192A (en
Inventor
Takashi Nakamura
Jiro Fujita
Katsuhiro Fujikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1971081A priority Critical patent/JPS57134192A/ja
Publication of JPS57134192A publication Critical patent/JPS57134192A/ja
Publication of JPS6155992B2 publication Critical patent/JPS6155992B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続模様縫いミシンにおける定位置停
止装置、特にミシンを駆動するモータの回転速度
を通常の縫製速度より低い所定速度に設定可能な
定位置停止装置に関するものである。
一般にこの種のミシンはミシン主軸と駆動連結
する模様カムの回転により模様縫い発生機構を駆
動して、千鳥縫いやスカラツプ縫いなどの連続模
様縫いが行われるものであり、模様カムの1サイ
クルで所望模様の1コマが縫製される。
このような縫製作業中において、ミシン針を突
刺した状態で縫い方向を変える場合、作業者はミ
シンを停止させるが、ミシン駆動には高速回転の
電動機が使用されているため、連続模様の所望の
停止位置でミシン針を停止させることができな
い。従つて連続模様の任意位置のミシン針を停止
させたのでは、縫い終つた模様に重ねて模様を縫
い始めることになり、不整状な模様が形成される
ことになるので、この種のミシンにはミシン針を
連続模様の所定位置で停止させる定位置停止装置
が設けられている。
また、縫製終了後に糸切を行う場合においても
連続模様の所定位置でミシン針を停止させること
が必要とされており、このような要求からも定位
置停止装置が設けられている。
かかる連続模様縫いミシンにおける定位置停止
装置として、高速回転する主駆動モータと低速回
転する副駆動モータとを設け、縫製作業時には主
駆動モータで高速運転し、縫製終了後に糸切を行
う際には副駆動モータで低速運転すると共に、セ
ンサーにて所定停止位置を検知することによりミ
シン針を縫製模様の所定位置に停止させる装置が
周知である。
通常、縫製終了後に糸切を行う場合にはモータ
の運転速度を機械的に追従できる最低速度まで低
減させてからモータを停止させる必要があるが、
縫製作業中にミシン針を突刺した状態で縫い方向
を変える場合には最低速度まで低減する必要はな
く、縫製速度と最低速度との中間における所定速
度まで低減させてから停止することが作業時間を
短縮する点で好ましい。
しかしながら、前述した従来の連続模様縫いミ
シンにおける定位置停止装置においては、上述し
た中間速度を設定することができないため、縫製
作業中にミシン針を突刺した状態で縫い方向を変
える場合には最低速度まで低減させてからモータ
を停止させなければならず、縫製作業に無駄時間
が生じるという欠点があつた。
しかも従来装置においては高速運転及び低速運
転を行うために、それぞれ独立したモータを使用
しており装置自体の構造が複雑となるという欠点
があつた。
本発明は前述した従来の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的は一台のモータで通常の縫製
速度よりも低い所定の第1及び第2の停止準備速
度に設定することができる連続模様縫いミシンに
おける定位置停止装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明はミシンを
駆動する可変速モータと、操作ペダルと連動し任
意の縫製速度と第1の停止準備速度及び第2の停
止準備速度に対応する速度指令信号を出力する速
度指令部と、速度指令部からの速度指令信号によ
り可変速モータを駆動する駆動回路と、可変速モ
ータの回転速度は制御する制御回路と、可変速モ
ータの回転速度を検出する速度検出器と、ミシン
針の上下位置を検出する位置検出器と、カム軸に
固定される回転円板を含み模様カムの模様原点位
置と対応するミシン針の左右方向の停止位置およ
び可変速モータの速度切替位置を検出する針左右
位置検出器と、を備え、操作ペダルの停止操作に
より、縫製位置が上記停止位置に達すると縫製速
度より低い第一の停止準備速度とし、上記速度切
替位置に達すると、更に低い第二の停止準備速度
とし、上記停止位置に達するとミシン針が模様原
点位置に突刺状態で停止することを特徴とする。
以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説
明する。
第1図には本発明にかかる連続模様縫いミシン
における定位置停止装置の好適な第1の実施例が
示されている。
図において模様縫い発生機構を収納するミシン
10は一台の可変速モータ12で駆動され、所定
速度毎に複数の定速度モータを駆動していた従来
装置を一台の可変速モータ12にて複数の運転速
度を設定できるように構成されている。
本実施例装置は、図においてミシン10を駆動
する可変速モータ12と、任意の縫製速度指令2
00及び停止準備速度指令202を出力する速度
指令部14と、速度指令部14からの速度指令信
号200により可変速モータ12を駆動する駆動
回路16と、可変速モータ12の回転速度を制御
する制御回路18と、を備えている。
第1図の速度指令部14は第2図において詳細
に示されており、以下その構成を説明する。
第2図において、速度指令部14はホトインタ
ーラプタ20,22及びホトインターラプタ2
0,22と共働する遮蔽板24それに抵抗体26
から成る光センサー部28と、磁気検知を行うホ
ール素子30及びホール素子30を制御する磁石
32並びにホール素子30からの検知信号を増幅
する増幅器34それに抵抗体36から成る磁気セ
ンサー部38と、から構成されている。
速度指令部14の外部には、操作者により足操
作される操作ペダル40が設けられ、この操作ペ
ダル40に前記遮蔽板24、磁石32が連動して
いる。
第3図には第2図の操作ペダル40の操作の様
子が示されており、同図Aは操作ペダル40が踏
み込まれミシン10が運転状態のとき、同図Bは
操作ペダル40が中立てミシン10が運転停止準
備状態に入つたとき、そして同図Cは操作ペダル
40がけり返されてミシン10の運転が停止した
後糸切りをするときの操作ペダル40の位置を示
している。
第2図は第3図Bの状態を示したものであり、
このときにはホトインターラプタ20,22から
各々出力され第1及び第2の停止準備速度指令信
号を形成する信号202a,202bは共に
「0」となつている。又、第3図Aの様に操作ペ
ダル40が「踏み込み」の状態となると、信号2
02aは「1」、信号202bは「0」となる。
更に、第3図Cの様に操作ペダル40が「けり返
し」の状態になると、信号202aが「0」、信
号202bが「1」となる。
尚、磁気センサー部38からはホール素子30
と磁石32との接近距離に応じた縫製速度指令信
号200が出力され、例えば操作ペダル40を踏
み込んでホール素子30と磁石32との接近距離
が短かくなればそれに従つて可変速モータ12の
回転速度が高くなるように構成されている。
第1図の速度指令部14は以上の構成から成
り、次に第1図のミシン10の針位置検出、速度
検出を行う箇所について説明する。
第1図において、ミシン10の主軸42に軸支
されたミシン針の左右位置検出を行う針左右位置
検出器44と、ミシン針の上下位置検出を行う位
置検出器46と、が設けられており、これら針左
右位置検出器44及び位置検出器46はカム軸4
2の回転に応じてそれぞれ左右位置検出信号20
4,上位置検出信号206及び下位置検出信号2
08を出力することができる。
ミシン主軸42には可変速モータ12の速度を
検出するために速度検出器48が設けられてお
り、速度検出器48はミシン主軸42の回転に応
じて速度検出信号211を出力することができ
る。
第4図には針左右位置検出器44が示されてお
り、針左右位置検出器44は、カム軸(図示せ
ず)に固定されカム軸(図示せず)とともに回転
する円板44a、円板44aの一方側面に固定さ
れた磁石44b、円板44aの磁石44b固定側
の側面近傍にミシン機枠に磁石44bに対して異
なる位相となる所定位置で固定された第1のホー
ル素子44c、第2のホール素子44d、から構
成されている。即ちホール素子44cはミシン針
の左右位置において原点とされる位置すなわち停
止位置に対応した位置に設けられており、ホール
素子44dは停止位置近傍の速度切替位置に対応
した位置に設けられている。又、ホール素子44
c,44dの検出信号は各々左右位置検出信号2
04a、速度切替位置検出信号204bとして制
御回路18に供給され、ミシン10を迅速にかつ
ミシン針を上記原点に正確に停止させる為に用い
られる。
次に第1図の制御回路18を説明する。第5図
及び第6図には第1図の制御回路18が詳細に示
されている。
図において第2図のホトインターラプタ20,
22からの信号202a,202bは各々、フリ
ツプフロツプ50,52のセツト入力に供給され
ている。
フリツプフロツプ50のQ出力はオア回路54
を介して駆動回路16にスタート信号210とし
て出力されている。すなわち、信号202aが
「1」となりフリツプフロツプ50のQ出力が
「1」となつてスタート信号210が「1」とな
ると、駆動回路16によるミシン10の駆動制御
を開始することができる。
又、オア回路54の出力はブレーキワンシヨツ
ト回路56に供給されており、スタート信号21
0が「0」のとき出力されるブレーキワンシヨツ
ト回路56のブレーキ信号212は駆動回路16
に供給されており、このブレーキ信号212によ
り駆動回路16はミシン10の速度にブレーキを
かけることができる。
一方、フリツプフロツプ52のQ出力は低速度
信号214として駆動回路16に供給されてお
り、駆動回路16はこの低速信号214が「1」
のときにミシン10を極く低速にて駆動制御する
ことができる。又、フリツプフロツプ52のQ出
力はミシン制御回路58に供給されており、その
Q出力が「1」のときにミシン制御回路58は、
低速信号214により駆動回路16がミシン10
を駆動制御してミシン針を引き上げさせたときに
糸切りをミシン10に行わせることができ、次に
ワイパーにより糸払いを行うことができる。そし
てフリツプフロツプ52のQ出力はオア回路54
を介してブレーキワンシヨツト回路56に供給さ
れており、この結果ブレーキワンシヨツト回路5
6はフリツプフロツプ50,52が共に「0」の
ときのみブレーキ信号212を出力することがで
きる。
次にフリツプフロツプ回路50,52のリセツ
ト入力に接続されている回路について説明する。
フリツプフロツプ回路50のリセツト入力には
アンド回路60のアンド出力が供給されており、
このアンド回路60のアンド入力には、前記第4
図のホール素子44cからミシン針の左右原点位
置を示す左右位置検出信号204a、低速検知回
路62から低速検知信号216が各々供給されて
いる。
第6図には低速検知回路62の詳細な回路が示
されている。この低速検知回路62は、ミシン針
が下位置に達して布にミシン針が突刺され、しか
も可変速モータ12の回転が低速度に達したとき
にのみ「1」の低速検知信号216を出力する回
路であり、以下の様に構成されている。
低速検知回路62は、位置検出器46からの上
位置信号206をセツト信号として入力し下位置
信号208をリセツト信号として入力するフリツ
プフロツプ64と、抵抗66とコンデンサ68と
を含みフリツプフロツプ64のQ出力信号218
を入力する時定数回路70と時定数回路70から
の出力信号220を入力するインバータ72と、
フリツプフロツプ64からのQ出力信号218及
びインバータ72の出力信号222を入力して低
速検知信号216を出力するノア回路74と、か
ら構成されている。
第7図には第6図の各部信号波形が示されてお
り、第7図と同一の信号には同一符号を付して説
明を省略する。第7図において、位置検出器46
からの上位置検出信号206及び下位置検出信号
208に基づいてフリツプフロツプ64から時定
数回路70へQ出力信号218が出力され、これ
に伴つてコンデンサ68にはQ出力信号218が
出力されている期間中にのみ充電が行われる。そ
して可変速モータ12の速度に低下してQ出力信
号218が出力される期間が長くなると、コンデ
ンサ68の充電容量が所定値Ecを越えるように
なる。このため時定数回路70からインバータ7
2へはコンデンサ68の充電容量が所定値Ecを
越えた期間のみ「1」なる出力信号220が出力
されるので、インバータ72からノア回路74へ
は「0」なる出力信号222が出力される。従つ
てフリツプフロツプ64からノア回路74へのQ
出力信号218が「0」となつた瞬間、ノア回路
74からアンド回路60へは「1」なる低速検知
信号216が出力される。
したがつて、可変速モータ12の回転速度が所
定の低速度に達すると共にミシン針が下位置にき
ているという条件が揃うと、アンド回路60の一
方の入力に「1」なる低速検知信号216が出力
される。
以上の結果、フリツプフロツプ50は、アンド
回路60の出力により、可変速モータ12の回転
速度が所定の低速度にまで低下すると共にミシン
針が下位置にきたという条件、そしてミシン針が
左右原点位置に達したという条件が同時に満たさ
れたときのみリセツトされ、そのQ出力が「0」
となる。この様にフリツプフロツプ50のQ出力
が「0」である場合には、ブレーキワンシヨツト
回路56によりミシン針が左右原点位置で布に突
刺した状態で停止することになる。
一方のフリツプフロツプ52のリセツト入力に
はナンド回路76のナンド出力が供給されてい
る。このナンド回路76のナンド入力には各々、
上位置検出信号206、インバータ78を介して
フリツプフロツプ50のQ出力が供給されてい
る。このため、フリツプフロツプ52は、フリツ
プフロツプ50のQ出力が「0」でありかつミシ
ン針が下位置であるとき、すなわちミシン10が
停止してその針が布に突刺しているときにのみ、
信号202bにより「1」にそのQ出力を反転さ
せることができる。
前述した様に本発明は、制御回路が、速度指令
部からの第1の停止準備速度指令信号に基づき可
変速モータの回転速度を通常の縫製速度より低い
第1の停止準備速度に設定し、縫製位置が所望の
停止位置近傍の速度切替位置に達すると速度指令
部からの第2の停止準備速度指令に基づき可変速
モータの回転速度を第1の停止準備速度より低い
第2の停止準備速度に設定することが可能な点、
に特徴がある。このため、第5図の制御回路18
には以下の回路が設けられている。
前述したホール素子44c,44dの左右位置
検出信号204a、速度切替位置検出信号204
bは各々、ノア回路78,80の一の入力に供給
されている。ノア回路78の他の入力にはノア回
路80の出力が供給されており、その出力は、一
方の入力にフリツプフロツプ50のQ出力が供給
されているアンド回路82の他方の入力に供給さ
れている。又、ノア回路80の他の2つの入力に
は、ノア回路78の出力と信号202aとが各々
入力されており、その出力は、フリツプフロツプ
50のQ出力が一方の入力に供給されているアン
ド回路84の他方の入力に供給されている。尚、
各アンド回路82,84の出力224,226は
駆動回路16に供給されており、後述する様にこ
のアンド回路82,84のアンド出力224,2
26により第2及び第1の停止準備速度指令22
4a,226aが得られる。
以上の様に回路が構成されているので、フリツ
プフロツプ50のQ出力が「1」である間にホー
ル素子44cの位置を磁石44bが通過してホー
ル素子44cから「1」の左右位置検出信号20
4aがノア回路78に供給されると、ノア回路7
8の出力が「0」となる。このとき信号202a
が「0」であると、ノア回路80の出力が「1」
に反転し、更にノア回路80の出力が「1」でフ
リツプフロツプ50のQ出力がリセツトされてい
ないときにはアンド回路84から「1」のアンド
出力が駆動回路16に供給される。
制御回路18は以上の構成から成り、次に駆動
回路16の構成を説明する。
第1図の駆動回路16が第8図に詳細に示され
ている。図において駆動回路16にはV/F変換
回路86が設けられており、このV/F変換回路
86にはホール素子30により得られた運転速度
指令200が供給されている。又、前述第5図の
アンド回路82,84から得られた「1」のアン
ド出力224,226を図示しない所定の回路に
供給して得られた第2及び第1の停止準備速度指
令224a,226aがこのV/F変換回路86
に供給されている。この第2,第1の停止準備速
度指令224a,226aはミシン10が運転状
態から停止状態に至るまでの間において設定され
る第2の停止準備速度と第1の停止準備速度とに
対応している。更にV/F変換回路86には、
「1」なるフリツプフロツプ52のQ出力(低速
信号)214を図示しない所定の回路に入力して
得られた低速速度指令214aが供給されてい
る。V/F変換回路86はこれ等速度指令20
0,214a,224a,226aをV/F変換
て、速度下限比較回路86、速度上限比較回路9
0に供給することができる。
前述した速度検出信号211は波形整形回路9
2、周波数てい倍回路94を介して速度下限比較
回路88、速度上限比較回路90に供給されてい
る。これ等速度下限比較回路88、速度上限比較
回路90ではV/F変換された速度指令200,
214a,224a,226aのいずれかと所定
の周波数てい倍が行われた速度検出信号211と
の比較が行われ、各々の比較結果228,230
はアンド回路96、オア回路98を介してクラツ
チ励磁回路100、ブレーキ励磁回路102に供
給される。これ等クラツチ励磁回路100、ブレ
ーキ励磁回路102は可変速モータ12の回転速
度を一定に保つためのものであり、クラツチ励磁
回路100はアンド回路96のアンド出力により
一定速度で回転している可変速モータ12のクラ
ツチを制御してミシン10の速度が速度指令20
0,214a,224a,226aより低いとき
にミシン10の速度を上昇させることができ、一
方のブレーキ励磁回路102はオア回路98のオ
ア出力によりミシン10の速度が速度指令20
0,214a,224a,226aより高いとき
にモータ12のブレーキを制御してミシン10の
速度を低下させることができる。この結果、ミシ
ン10の速度を速度指令200,214a,22
4a,226aに応じた速度に維持できる。
更に前述したスタート信号210は、速度下限
比較回路88、速度上限比較回路90に供給され
ている。速度下限比較回路88、速度上限比較回
路90はスタート信号210が「1」となつた後
に各比較出力228,230を出力することがで
きる 尚、駆動回路16には異常検出回路104が設
けられている。異常検出回路104は正常の運転
時にはアンド回路96に常時「1」なる信号を出
力して正常の運転を確保しているが、速度検出器
48の故障などの異常時には「0」なる信号をア
ンド回路96に出力し、クラツチ励磁回路100
の励磁作用を解除して可変速モータ12を停止さ
せるものである。このため異常検出回路90には
スタート信号210、周波数てい倍された速度検
出信号211が供給されている。
本発明の好適な第1実施例は以上の構成から成
り、以下その作用を説明する。
第9図には本実施例装置の運転モードが示され
ており、第9図を参照しながら以下説明を行う。
尚、第9図の縦軸はミシン10の速度を、そして
横軸は時間の経過を示しており、N0は運転速
度、N1は第1の停止準備速度、N2は第2の停止
準備速度を各々示している。
縫製作業を開始する場合には操作ペダル40を
第3図Aの様にいつぱいに踏込んで磁石32をホ
ール素子30に接近させて、磁気センサー部38
から駆動回路16へ縫製速度指令信号200を出
力すると共に、ホトインターラプタ20から制御
回路18へ「1」なる停止速度信号202を出力
する。これに伴つて制御回路18から駆動回路1
6へ「1」なるスタート信号210が出力されて
可変速モータ12の駆動が開始される。そして、
駆動回路16では速度検出器48からの速度検出
信号211と縫製速度指令信号200とを比較し
て、運転速度が所定上限値を越える場合には速度
上限比較回路90からオア回路98へ「1」なる
上限信号230を出力してブレーキ励磁回路10
2をオン作動させると共に、運転速度が所定下限
値を越える場合には速度下限比較回路88からア
ンド回路96へ「1」なる下限信号228を出力
してクラツチ励磁回路100をオン作動させて可
変速モータ12の回転速度を一定に保持する。
次にミシン針を左右原点位置に迅速に位置決め
停止する動作について説明する。
上述の様にして得られた運転状態で操作ペダル
40を第3図Bの中立にする。すると、信号20
2a,202bが共に「0」となり、磁石32が
ホール素子30から遠ざかり縫製速度信号200
がゼロとなつてミシン10の速度がN0から低下
を始める。
この様に信号202aが「0」となつた後、第
4図において模様原点のホール素子44cの位置
を磁石44bが通過して第5図の左右位置検出信
号204aが「1」となると、ノア回路78の出
力が「0」、ノア回路80の出力が「1」、アンド
回路82の出力224が「0」、アンド回路84
の出力226が「1」となる。したがつて、第8
図のV/F変換回路86には制御回路18の停止
準備速度指令224a,226aのうち、第1の
停止準備速度指令226aのみが選択されて供給
される。この結果、ミシン10は第1の停止準備
速度指令226aにより第1の停止準備速度N1
となる。
次に第4図において速度切替位置のホール素子
44d上を磁石44bが通過するとき、ノア回路
78の出力が「1」、ノア回路80の出力が
「0」、アンド回路82の出力224が「1」、ア
ンド回路84の出力226が「0」となつて、停
止準備速度指令224a,226aのうち第2の
停止準備速度指令224aのみが選択されてV/
F変換回路86に供給される。この結果、ミシン
10の速度Nは第1の停止準備速度N1より更に
低い第2の停止準備速度N2に低下する。
次に第4図において磁石44bがホール素子4
4dを通過した後となると、ノア回路78の出力
が「0」、ノア回路80の出力が「0」、アンド回
路82の出力224が「0」、アンド回路84の
出力226が「0」となつて、V/F変換回路8
6への停止準備速度指令224a,226aの供
給が停止して、V/F変換回路86への全ての速
度指令200,214a,224a,226aの
供給が断たれる。この結果、ミシン10の速度N
は更に第2の停止準備速度N2から低下して前述
した低速検知回路62の「所定の低速度」にまで
達する。すると低速検知回路62が動作を開始
し、模様原点のホール素子44cの位置に磁石が
到着しかつミシン針が下位置に達したときに、フ
リツプフロツプ50が前述した様にリセツトさ
れ、そのQ出力が反転して「0」となる。このた
めスタート信号210が「0」となつて可変速モ
ータ12の駆動が停止されると共にブレーキ信号
212によりミシン10が停止する。この結果、
ミシン針は模様原点で縫製布に突刺した状態で停
止することになる。
次に方向を変えて縫製を行うには上述と同様の
ことを縫製布の方向を変えてから行う。
又、ここで縫製を終了させるには、第3図Cの
様に操作ペダル40をけり上げる。すると、ホト
インターラプタ20からリセツト状態が解除され
た制御回路18のフリツプフロツプ52へ「1」
なる信号202bが出力され、これに伴つてフリ
ツプフロツプ52から駆動回路16へ「1」なる
スタート信号210及び低速信号214が出力さ
れると共にミシン制御回路58へ制御信号が出力
される。従つてミシン制御回路58ではミシン針
が上昇したときに糸払い及び糸切制御が行れる。
そしてフリツプフロツプ52は位置検出器46か
らの「1」なる上位置検出信号206によりリセ
ツトされ、ミシン針が縫製布の上位置にきたとこ
ろで可変速モータ12が停止する。
以上説明した様に本発明によれば、ミシン針を
任意の停止位置で縫製布に突刺した状態で迅速に
位置決め停止させることができる。
第10図,第11図には本発明の好適な第2実
施例が示されている。この第2実施例では前述第
1実施例と左右位置検出器44、制御回路18の
みが異なり、第10図には左右位置検出器44、
第11図には制御回路18が示されている。尚、
前述各図と同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。
第10図において円板44aの縁部には切欠部
44eが形成されており、円板44aの外縁部、
切欠部44eはホトインターラプタ44fのスリ
ツト内を通過することができる。図において、ホ
トインターラプタ44fを切欠部44eの一方の
縁44gが通過したときが前述した第4図の説明
における速度切替位置に対応し、図においてホト
インターラプタ44fと一致していない他方の切
欠部44eの縁44hとホトインターラプタ44
fとが一致するときが前述した第4図の説明にお
ける模様原点位置に対応する。ホトインターラプ
タ44fは円板44aの外縁部がそのスリツト中
を通過している場合には「1」なる左右位置検出
信号204を出力し、円板44aの外縁部がその
スリツト中を通過していない場合には「0」なる
左右位置検出信号204を出力することができ
る。
第11図では第5図のノア回路78,80が省
略され、この代りにインバータ104が設けられ
ている。左右位置検出信号204はこのインバー
タ104、そして一方のアンド入力に低速検知信
号216が供給されるアンド回路60の他方の入
力、一方のアンド入力にフリツプフロツプ50の
Q出力が供給されているアンド回路82の他方の
入力、に各々供給されている。
本実施例装置では、左右位置検出信号204が
「0」から「1」になつたときにミシン10の速
度Nが第1の停止準備速度N1になり、左右位置
検出信号204が「1」から「0」になつたとき
にミシン10の速度Nが第2の停止準備速度N2
となる。
本実施例によれば、前述第1実施例の構成を簡
略化できる利点が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な実施例の概略構成説明
図、第2図は第1図の速度指令部14の構成説明
図、第3図は第2図の操作ペダル40の位置説明
図、第4図は第1図の左右位置検出器44の構成
説明図、第5図は第1図の制御回路の構成説明
図、第6図は第5図の低速検知回路の構成説明
図、第7図は第6図の各部波形説明図、第8図は
第1図の駆動回路16の構成説明図、第9図は第
1実施例の運転モード説明図、第10図は本発明
の好適な第2実施例の左右位置検出器44の構成
説明図、第11図は本発明の好適な第2実施例の
制御回路18の構成説明図であり、各図中同一部
材には同一符号を付し、12は可変速モータ、1
4は速度指令部、16は駆動回路、18は制御回
路、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 操作ペダルによりミシンの駆動制御をし模様
    カムにより連続模様縫いを行うミシンの定位置停
    止装置において、ミシンを駆動する可変速モータ
    と、操作ペダルと連動する速度指令部と、可変速
    モータを駆動する駆動回路と、可変速モータの回
    転速度を制御する制御回路と、可変速モータの回
    転速度を検出する速度検出器と、ミシン針の上下
    位置を検出する位置検出器と、カム軸に固定され
    る回転円板を含み模様カムの模様原点位置と対応
    するミシン針の左右方向の停止位置および可変速
    モータの速度切替位置を検出する針左右位置検出
    器と、を備え、操作ペダルの停止操作により、縫
    製速度が低下し、縫製位置が上記停止位置に達す
    ると通常の縫製速度より低い第一の停止準備速度
    で縫製し、縫製位置が上記速度切替位置に達する
    と第一の停止準備速度により低い第二の停止準備
    速度で縫製し、上記停止位置に達するとミシン針
    が模様原点位置に突刺状態で停止することを特徴
    とする連続模様縫いミシンにおける定位置停止装
    置。
JP1971081A 1981-02-13 1981-02-13 Fixed position stop device in continuous pattern sewing machine Granted JPS57134192A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1971081A JPS57134192A (en) 1981-02-13 1981-02-13 Fixed position stop device in continuous pattern sewing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1971081A JPS57134192A (en) 1981-02-13 1981-02-13 Fixed position stop device in continuous pattern sewing machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57134192A JPS57134192A (en) 1982-08-19
JPS6155992B2 true JPS6155992B2 (ja) 1986-11-29

Family

ID=12006839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1971081A Granted JPS57134192A (en) 1981-02-13 1981-02-13 Fixed position stop device in continuous pattern sewing machine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57134192A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100052A (en) * 1977-02-10 1978-09-01 Yamamoto Electric Ind Co Ltd Device for preventing yarns from entangling for sewing machine
JPS54140648A (en) * 1978-04-24 1979-11-01 Janome Sewing Machine Co Ltd Positioning device for threader of sewing machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100052A (en) * 1977-02-10 1978-09-01 Yamamoto Electric Ind Co Ltd Device for preventing yarns from entangling for sewing machine
JPS54140648A (en) * 1978-04-24 1979-11-01 Janome Sewing Machine Co Ltd Positioning device for threader of sewing machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57134192A (en) 1982-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4726307A (en) Two-needle corner sewing machine
JPH02119895A (ja) ミシン駆動装置
JP2876818B2 (ja) 自動糸切り装置付きミシン
JP2796180B2 (ja) ミシン駆動装置
JPS6155992B2 (ja)
US4545314A (en) Control system for sewing machines
JPH0230717B2 (ja)
JPS6149991B2 (ja)
JPH0312912B2 (ja)
JPH0234635B2 (ja)
JPS6149992B2 (ja)
JPH0211015Y2 (ja)
JPH0234634B2 (ja)
JPH0234638B2 (ja) Mishinnoseigyosochi
JPS6128356B2 (ja)
JP2562912B2 (ja) ミシン駆動装置
JPS62207492A (ja) 針位置制御装置付きミシン
JPS6121117B2 (ja)
JPH0337960B2 (ja)
JPS5818852Y2 (ja) ミシンの布送り制御装置
JPS6219342Y2 (ja)
JPH04292196A (ja) ミシンの停止制御装置
JPH02137Y2 (ja)
JPH0532078B2 (ja)
US4773344A (en) Sewing machine control device