JPS6146492B2 - - Google Patents

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JPS6146492B2
JPS6146492B2 JP58037283A JP3728383A JPS6146492B2 JP S6146492 B2 JPS6146492 B2 JP S6146492B2 JP 58037283 A JP58037283 A JP 58037283A JP 3728383 A JP3728383 A JP 3728383A JP S6146492 B2 JPS6146492 B2 JP S6146492B2
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chloride resin
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medical
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Yoshinori Oohachi
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Terumo Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • C08K3/22Oxides; Hydroxides of metals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L31/00Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
    • A61L31/04Macromolecular materials
    • A61L31/048Macromolecular materials obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/12Esters; Ether-esters of cyclic polycarboxylic acids

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、医用塩化ビニル樹脂組成物に関する
ものである。詳しく述べると、放射線滅菌が可能
で医療器具の製造に好適な軟質塩化ビニル樹脂組
成物に関するものである。 先行技術 従来、血液バツグ、輸血セツト、カテーテル等
の医療用具は、水蒸気等により加熱滅菌される
か、あるいはエチレンオキサイドガス等の滅菌剤
で滅菌処理を施したのち、同様に滅菌処理を施し
た包装容器に収納されるか、あるいは包装容器で
包装したのちに滅菌処理が施されている。しかし
ながら、加熱滅菌法の場合には、合成樹脂に高い
耐熱性を必要とし、また熱変形が小さいことが要
求されるという問題点があつた。一方、エチレン
オキサイドガス滅菌法の場合には、滅菌後のエチ
レンオキサイドガスの除去に長時間を要するとい
う問題点がある。 このような熱もしくは滅菌剤を使用しない滅菌
方法として、最近放射線滅菌法が提案されてい
る。放射線滅菌法は、低温で行なわれるので、材
料の耐熱性や熱変形の問題はなくかつ取扱方法の
問題も少ないが、放射線照射は材料を劣化させた
りあるいは着色させたりする等の悪影響を与え、
特に軟質塩化ビニル樹脂では医療用具として必要
な安全性試験に合格しないという問題点があつ
た。 例えば、従来、一般に医用塩化ビニル樹脂組成
物としては、ポリ塩化ビニル100重量部に、ジ−
2エチルヘキシルフタレート30〜80重量部、カル
シウム−亜鉛金属石けん系安定剤約0.01〜5重量
部、安定助剤としてのエポキシ化大豆油約0〜10
重量部およびその他必要に応じ、滑剤等を約0〜
5重量部程度配合してなるものが使用されてい
る。しかしながら、このような軟質塩化ビニル樹
脂による成形品に放射線を照射して滅菌したの
ち、昭和40年厚生省告示第448号塩化ビニル樹脂
製血液セツト基準(厚生省基準)または日本薬局
方第10改正一般試験法42「輸液用プラスチツク容
器試験法」(局方基準)による溶出物試験および
溶血性試験を行なつたところ、滅菌のため照射量
3Mradの照射により基準値を上まわり、放射線滅
菌用材料としては不合格であつた。また、安全性
を更に確認するための試験として抽出液による細
胞毒性試験を行なつたところ、毒性が認められ
た。 発明の目的 したがつて、本発明の目的は、改良された医用
塩化ビニル樹脂組成物を提供することにある。本
発明の他の目的は、放射線滅菌が可能で医療器具
の製造に好適な軟質塩化ビニル樹脂組成物を提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、放
射線照射による溶出物および溶血性が低くかつ毒
性を生じない医用塩化ビニル樹脂組成物を提供す
ることにある。 これらの諸目的は、塩化ビニル樹脂100重量部
に対して酸化マグネシウム、酸化カルシウムおよ
び酸化亜鉛よりなる群から選ばれた少なくとも1
種の金属酸化物0.001〜5重量部および一般式 [ただし、式中、mおよびnは6以上でかつ
(m+n/2が11.5以下である。]で表わされるフ
タル酸ジアルキルエステル可塑剤5〜200重量部
を配合してなり放射線滅菌に供される医用塩化ビ
ニル樹脂組成物により達成される。 また、本発明は、金属酸化物の配合量が塩化ビ
ニル樹脂100重量部に対して0.005〜3重量部であ
る医用塩化ビニル樹脂組成物である。さらに、本
発明は、金属酸化物が酸化マグネシウムである医
用塩化ビニル樹脂組成物である。本発明は、一般
式におけるmおよびnが7以上であり、かつ
(m+n)/2が11以下であり、特にジ−n−デ
シルフタレートである医用塩化ビニル樹脂組成物
である。また本発明は、フタル酸ジアルキルエス
テルの配合量が塩化ビニル樹脂100重量部に対し
て10〜100重量部である医用塩化ビニル樹脂組成
物である。 発明の具体的説明 本発明による医用塩化ビニル樹脂組成物は、血
液バツグ等の体液保存容器、カテーテル、輸血セ
ツト、輸液セツト、血液回路等の医療器具および
該医療器具用包装容器、錠剤等の薬剤包装容器等
の医用材料として好適に使用される。 本発明による医用塩化ビニル樹脂組成物に使用
される塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニルの単
独重合体の他にポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル
を40重量%以上、好ましくは65重量%以上、最も
好ましくは75重量%以上含有する他の共重合し得
る単量体との共重合体等があり、その平均重合度
は、400〜3000、好ましくは600〜2700、最も好ま
しくは800〜1700である。塩化ビニルに対する共
単量体としては、塩化ビニリデン、エチレン、プ
ロピレン、酢酸ビニル、臭化ビニル、弗化ビニ
ル、スチレン、ビニルトルエン、ビニルピリジ
ン、アクリル酸、アルキルアクリレート(例えば
メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソ
プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート等)、メタ
クリル酸、アルキルメタクリレート(例えば、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート等)、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等がある。また、
塩化ビニル樹脂には、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−メタクリロニトリル共重
合体を配合することができる。 しかして、本発明の最大の特徴は、酸化マグネ
シウム、酸化カルシウムおよび酸化亜鉛よりなる
群から選ばれた少なくとも1種の金属酸化物を塩
化ビニル樹脂に配合することにある。最も好まし
くは酸化マグネシウムである。前記金属酸化物の
配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部に対して
0.001〜5重量部であり、好ましくは0.005〜3重
量部である。すなわち、前記金属酸化物が0.001
〜重量部未満では、該金属酸化物添加による溶出
物試験結果を改善できず、一方、5重量部を越え
ても効果の変化が現われなくなるからである。 可塑剤としては一般式 で示される直鎖脂肪族アルコールのフタル酸ジエ
ステルがあり、該一般式において、mおよびn
はそれぞれ6以上でかつ(m+n)/2は11.5以
下、好ましくはmおよびnはそれぞれ7以上でか
つ(m+n)/2は11以下である。すなわち、m
およびnの一方もしくは両方が4以下ではその毒
性に心配があり、mおよびnが5の場合は、これ
に相当するフタル酸ジエステルは市販されていな
いので入手困難であるからである。一方、(m+
n)/2が11.5を越えるものは塩化ビニル樹脂へ
の混練性が悪くなり、実質的に可塑剤として使用
できないからである。また、mおよびnは単独の
アルコールである必要はなくそれぞれが鎖長の異
なるアルコールの混合物によるエステルであるこ
とは、いつこうに差支えない。また、該フタル酸
ジエステルを構成するアルコールが直鎖アルコー
ルのエステルでは放射線滅菌時に溶出物が局方基
準の基準値を満足するものとなり、しかも細胞毒
性を全く生じない医療用具が得られるので該フタ
ル酸ジアルキルエステルを形成するアルコールが
直鎖アルコールであることは医用塩化ビニル樹脂
組成物として特に好ましいものである。 前記一般式のフタル酸ジアルキルエステルと
しては、例えば、ジ−n−ヘキシルフタレート、
ジ−n−ヘプチルフタレート、ジ−n−オクチル
フタレート、ジ−n−ノニルフタレート、ジ−n
−デシルフタレート、ジ−n−ウンデシルフタレ
ート、ジ−n−ドデシルフタレート、n−ヘキシ
ル(n−ヘプチル)フタレート、n−ヘキシル
(n−オクチル)フタレート、n−ヘキシル(n
−ノニル)フタレート、n−ヘキシル(n−デシ
ル)フタレート、n−ヘキシル(n−ウンデシ
ル)フタレート、n−ヘキシル(n−ドデシル)
フタレート、n−ヘプチル(n−オクチル)フタ
レート、n−ヘプチル(n−ノニル)フタレー
ト、n−ヘプチル(n−デシル)フタレート、n
−ヘプチル(n−ウンデシル)フタレート、n−
ヘプチル(n−ドデシル)フタレート、n−オク
チル(n−ノニル)フタレート、n−オクチル
(n−デシル)フタレート、n−オクチル(n−
ウンデシル)フタレート、n−オクチル(n−ド
デシル)フタレート、n−ノニル(n−デシル)
フタレート、n−ノニル(n−ウンデシル)フタ
レート、n−ノニル(n−ドデシルフタレー
ト)、n−デシル(n−ウンデシル)フタレー
ト、n−デシル(n−ドデシル)フタレート等が
あり、最も好ましくはジ−n−デシルフタレート
およびn−デシル(n−ドデシル)フタレートで
ある。 これらの可塑剤は塩化ビニル樹脂100重量部に
対して5〜2000重量部、好ましくは8〜120重量
部、最も好ましくは10〜100重量部である。特に
前記一般式Aで表わされる可塑剤が優れた効果を
与える。さらに前記一般式で表わされる可塑剤
は極めて優れた効果を与える。 前記塩化ビニル樹脂組成物には、必要によりカ
ルシウム、亜鉛等とステアリン酸、ラウリン酸、
リシノール酸、ナフテン酸等との金属せつけん類
や、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等の
エポキシ化動植物油、滑剤、この他の酸化防止剤
が配合される。前記可塑剤としては従来知られて
いる高分子重合体による可塑剤、例えばポリクロ
ロプレン樹脂、熱可塑剤ポリウレタン樹脂等をポ
リマーブレンドの手法で使用することも可能であ
る。 つぎに、図面を参照しながら、種々の医療用具
を例にとり、本発明による医療用具の一実施態様
を説明する。すなわち、第1図は血液バツグを示
すもので、複数個のビールダブ付き排出口1を備
えた塩化ビニル樹脂組成物製の血液バツク2は、
その周縁部を高周波加熱あるいはその他の加熱手
段によりヒートシールされており、該採血バツク
の内部空間4に連通する塩化ビニル樹脂組成物製
のチユーブ5が連結されている。また、前記チユ
ーブ5の先端には、針基8が取付けられており、
針基8には穿刺針6が取付けられている。この穿
刺針3にはキヤツプ7が取付けられている。 第2図は医療用具として動脈側血液回路を形成
した場合の例である。同図から明らかなように、
シヤントアダプタ12と、混液口13、T字管1
4,15と陰圧モニタ16と、ポンプチユーブコ
ネクタ17,18と、チヤンバ19と、ポートコ
ネクタ20とを、それぞれ前記塩化ビニル樹脂組
成物製のチユーブ21,22,23,24,2
5,26,27で連結してなるものである。 第3図は医療用具として輸液セツトを形成した
場合の例である。すなわち、プロピレン−α−オ
レフイン共重合体に、ポリプロピレン等を射出成
形して製造された硬質キヤツプ部33の開口部先
端付近に形成されたフランジ34を当接1点滴筒
が形成される。前記軟質透明筒状部31の一端に
はポート37が形成され、該ポート37には医療
用液体を搬送させるための前記塩化ビニル樹脂組
成物製の柔軟チユーブ38が連結されている。こ
の柔軟チユーブ38の先端には、必要によりゴム
製軟質コネクタ39および硬質材料によるコネク
タ40が連結され、コネクタ40の先端には、必
要により静脈への刺通針40aが連結され、刺通
針40aは、必要により保護用キヤツプ40bが
被せられている。また、その中間部には必要によ
りクレンメ41が取付けられており、該柔軟チユ
ーブ38のクランプを行なうよう構成されてい
る。 以上は、血液バツク、血液回路および輸液セツ
トを例にとつて説明したが、その他の血液保存容
器、輸血システム、輸液システム、カテーテル、
血液回路、透析用チユーブ等についても同様に使
用できる。 つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。 比較例 1 平均重合度約1250のポリ塩化ビニル100重量部
に対して、ジ−2−エチルヘキシルフタレート
(DOP:協和醗酵工業株式会社製)50重量部およ
びその他に通常医用塩化ビニル樹脂組成物に用い
られる安定剤および滑剤を適量添加し、表面温度
が160℃のロールで混練し、その後約0.4mm厚のプ
レスシートを成形した。 実施例1及び比較例2 平均重合度1250のポリ塩化ビニル100重量部に
対して、一般式におけるmおよびnが実質的に
それぞれ10であるフタル酸ジエステル(ジ−n−
デシルフタレート)(ビニサイザー#105,花王石
鹸株式会社製)50重量部、酸化マグネシウム
(MgO)0.5重量部およびその他に通常医用塩化
ビニル樹脂組成物に用いられる安定剤および滑剤
を適量添加し、表面温度が160℃のロールで混練
し、その後約0.4mm厚のプレスシートを成形した
(実施例1)。同様にして酸化マグネシウム無添加
のもの(比較例2)について同様のプレスシート
を成形した。 これらのシート及び比較例1のシートに3Mrad
のガンマ線を照射したシートについて、日本薬局
方第10改正一般試験法42「輸液用プラスチツク容
器試験法」により試験を行なつたところ、第1表
の結果が得られた。また、これらのシートについ
て、細胞毒性試験を行なつたところ、第2表の結
果が得られた。なお、細胞毒性試験は、つぎのよ
うにして行なつた。 細胞毒性試験法 Toplin法(Toplin,I:Cancer Ros.19
959(1959)「毒性試験法、解説とその評価、問題
点」171〜2頁、186〜189頁)に基づいて試験し
た。 細胞毒性試験の有用さは(82/1高分子可能性
講座、講演要旨集「高分子材料試験法とその問題
点」74〜76頁)に記載されているように、未だ公
には採用されていないとはいえ安全性を確認する
上で有用な方法である。 行なつた方法は、試験細断片1gを培地3mlに
入れ、121℃で20分間抽出したのち、抽出培地を
対照培地で希釈して投与した。使用した細胞は
HeLaであつた。
【表】
【表】 実施例2〜4 実施例1と同様の方法により可塑剤の種類およ
び量および安定剤として金属酸化物の種類および
量を、第3表に示すように変えて調製した医用塩
化ビニル樹脂組成物を作成した。これらの樹脂組
成物の内、実施例4のみ白色半透明であつた。 実施例2の組成物を用いて血液バツク用シート
を、実施例3の組成物を用いてチユーブ6を、実
施例4の組成物を用いて針基8をそれぞれ成形
し、第1図に示す血液バツクを作成した後、
3Mradのガンマ線を照射して滅菌を行なつた。つ
いで、実施例1と同様な試験を行なつたところ、
第4〜5表の結果が得られた。
【表】
【表】
【表】 認めず 認めず 認めず
【表】 なお、本発明による医療用具に使用される放射
線としてはガンマ線、電子線等の電磁放射線があ
り、好ましくはガンマ線であり、その照射強度は
1〜5Mrad、好ましくは1.5〜3Mradである。 発明の具体的効果 以上述べたように、本発明により医用塩化ビニ
ル樹脂組成物は、塩化ビニル樹脂100重量部に対
して酸化マグネシウム、酸化カルシウムおよび酸
化亜鉛よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
金属酸化物0.001〜5重量部および一般式で表
わされるフタル酸ジアルキルエステル5〜200重
量部を配合してなるものであるから、該組成物を
用いて成形された医療用具は放射線滅菌に対して
好適であつて、厚生省基準試験および局方試験に
対して優れた特性を示すとともに細胞毒性試験に
対しても適合する極めて優れた放射線滅菌性を有
している。 これらの効果は、塩化ビニル樹脂100重量部に
対する金属酸化物の量が0.005〜3重量部の範囲
で特に著しい。さらに、可塑剤の配合量を10〜
100重量部とすれば、医療器具として優れた機械
的強度ならびに柔軟性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明による医用塩化ビニル樹脂
組成物を使用した医療用具の各例を示す正面図で
ある。 3……血液バツク、5,21〜27……チユー
ブ、38……チユーブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル樹脂100重量部に対して酸化マグ
    ネシウム、酸化カルシウムおよび酸化亜鉛よりな
    る群から選ばれた少なくとも1種の金属酸化物
    0.001〜5重量部および一般式 [ただし、式中、mおよびnは6以上でかつ
    (m+n/2が11.5以下である。]で表わされるフ
    タル酸ジアルキルエステル5〜200重量部を配合
    してなり放射線滅菌に供される医用塩化ビニル樹
    脂組成物。 2 金属酸化物の配合量が塩化ビニル樹脂100重
    量部に対して0.005〜3重量部である特許請求の
    範囲第1項に記載の医用塩化ビニル樹脂組成物。 3 金属酸化物が酸化マグネシウムである特許請
    求の範囲第1項または第2項に記載の医用塩化ビ
    ニル樹脂組成物。 4 一般式におけるmおよびnが7以上であ
    り、かつ(m+n)/2が11以下である特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれか一つに記載
    の医用塩化ビニル樹脂組成物。 5 一般式で示されるフタル酸ジアルキルエス
    テルがジ−2−デシルフタレートである特許請求
    の範囲第4項に記載の医用塩化ビニル樹脂組成
    物。 6 フタル酸ジアルキルエステルの配合量が塩化
    ビニル樹脂100重量部に対して10〜100重量部であ
    る特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか
    一つに記載の医用塩化ビニル樹脂組成物。
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