JPS612864A - 医療用具 - Google Patents

医療用具

Info

Publication number
JPS612864A
JPS612864A JP59123670A JP12367084A JPS612864A JP S612864 A JPS612864 A JP S612864A JP 59123670 A JP59123670 A JP 59123670A JP 12367084 A JP12367084 A JP 12367084A JP S612864 A JPS612864 A JP S612864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical device
parts
weight
acid dialkyl
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59123670A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0239262B2 (ja
Inventor
大鉢 義典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP59123670A priority Critical patent/JPS612864A/ja
Priority to US06/743,510 priority patent/US4664115A/en
Priority to AU43645/85A priority patent/AU554382B2/en
Priority to EP85107455A priority patent/EP0165579B1/en
Priority to DE8585107455T priority patent/DE3579373D1/de
Priority to BE0/215197A priority patent/BE902669A/fr
Publication of JPS612864A publication Critical patent/JPS612864A/ja
Priority to US06/930,276 priority patent/US4740545A/en
Publication of JPH0239262B2 publication Critical patent/JPH0239262B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、発明の背景 技術分野 本発明は、医療用具に関するものである。詳しくjホベ
ると、安全性が高くかつ熱、光および放射線に対する安
定性の高い、放射線滅菌が可能な医療用具に関するもの
である。
先行技術 塩化ビニル樹脂は、その優れた加工性、生理的安全性、
透明性、低価格等の点から、例えば血液バッグ、輸液セ
ラl−、血液回路等の医療用具用樹脂として汎用されて
いる。
しかしながら、塩化ビニル樹脂は、熱、光および放射線
劣化という重大な欠点を有する。すなわち塩化ビニル樹
脂は熱または3000八以下の波長および放射線の作用
で、その反応機構の詳細は明らかではないが脱塩酸によ
る分解反応を起こす。
該分解反応が開始すると速鎖的に脱塩酸を促進してつぎ
つぎに共役二重結合のいわゆるポリエン構造を生じる〈
ジッパ−反応)。この共IQポリ1−ン中の二重結合が
8個以上つながると可視領域で発色団となるといわれて
おり[手出:日化、75゜27.667 (1954)
コ、樹脂の着色を起こすことになる。またさらにこの反
応が進f)すると樹脂は思色となり分子切断や架橋結合
が起り、もはや通常の使用に堪えなくなってしまう。
このような塩化ビニル樹脂のもつ熱、光および放射線に
対する劣化性は、当然に医療用具用樹脂としても種々の
問題を生じるものであった。
例えば、従来、一般に医用軟質塩化ビニル樹脂組成物と
しては、ポリ塩化ビニル100mm部に、ジー 2−エ
チルへキシルフタレート30〜80重量部、カルシウム
−亜鉛系安定剤0.01〜5重吊部、安定助剤としての
エポキシ化大豆油約0〜101ffi部およびその他必
要に応じ、滑剤等を約0〜5重団部程度配合した塩化ビ
ニル樹脂製医療用具が提供されている。
この、医療用具は滅菌に際して、放射I!i1滅菌法を
用いるど、放射線(γ線)照射により塩化ビニル樹脂が
劣化し、経時的に着色が激しく医療用具として不適なも
のどなる。
放fAlii!滅菌法は、加熱滅菌法のごとく樹脂に高
い耐熱性ヤ熱変形の小さいことを要求することもなく、
エチレン号キ号イドガス等の滅菌剤による滅菌法のごと
く滅菌後の取扱いに長時間を要することなく、低温で簡
単に滅菌が行なえる優れた滅菌法であるにもかかわらず
、塩化ビニル樹脂については使用不可能であった。
このような塩化ビニル樹脂の熱、光およびbシ射線に対
する不安定性を改善するために従来から多くの研究がな
されており中でも、鉛、カドミウム等の重金属の有機化
合物が大きな安定効果を向えるものとして知られている
。しかしながら、これらの重金属の有機化合物は毒性が
強く人間に有害であるため医療用具中には配合すること
ができず、現在、一般的に医用塩化ビニル樹脂組成物と
しては、無毒性とされるカルシウム、亜鉛等の金属セッ
グン系安定剤が配合されたものが使用されているが、熱
、光および放射線に対づる安定性が充分ではない。
¥in系の安定剤としては、放射線に対し、例えばβ−
アミノクロトン酸エステルが効果的であり、だつ塩酸量
を少量におさえる報告(W 、 S zymai+sk
1、G、  Sm1etanska  、Journa
l  of  AppliedPolyn+er  5
cience、 ljl、 1955 (1975))
があるが、β−アミノクロ1−ン酸I 7.−フルを安
定剤として配合した塩化ビニル樹脂製@療用具は、tl
Il!FJ lt!滅菌されることによって、該安定剤
の無配合のものよりも、その着色は強くなるとともに必
要な安定性基準を満足しなくなり、医療用具としては不
適である。また、着色防止に対して、大きな効宋をもつ
といわれている安定剤β−ジケトン(カレンダDK−1
、ローヌプーラン社(仏)製)を配合した塩化ビニル樹
脂vl医療用具においてtliIA線滅菌した場合の着
色状態は、該安定剤を配合しない塩化ビニル樹脂製の医
療用具と同じかあるいはむしろ着色が強くなる傾向にあ
り、放射線滅菌される医療用具としては不適である。
■1発明の目的 したがって、本発明の目的は、改良された医療用具を提
供することにある。本発明の他の目的は、安全性が高く
かつ熱、光および放射線に対する安全性高い、医療用具
を提供することにある。また、本発明は、放射纏滅菌が
可能な医療用具を提供することを目的とする。
これらの開目的は、塩化ビニル樹脂100重量部に対し
、一般式I R+ 0COCR3=CR4COOR2< 1)[ただ
し、式中R+およびR2は炭素数1〜15のアルキル基
であり、R3およびR4は一般式II、−Cn H2n
+1(1) (ただしnは0〜6である。)で表わされるものである
。]で表わされる不飽和脂肪族ジカルボン酸シアル4ニ
ルエステルを0.1〜50重量部おJ、び他の可塑剤を
0〜200重量部配合された塩化ビニル樹脂製のγ線滅
菌可能な医療用具により達成される。
本発明は一般式IIのnが1またはOである医療用具で
ある。本発明はまた、一般式IのR3およびR4が水素
原子である医療用具である。さらに本発明は、一般式I
のR3およびR4のいずれか一方がメチル基であり他の
一方が水素原子である医療用具である。また本発明は一
般式1のR1およびR2のアルキル基の炭素原子数が3
〜15である医療用具である。本発明はさらに、不飽和
ジカルボン酸ジアルキルエステルがマレイン酸ジアルキ
ルエステルまたはフマル酸ジアルキルエステルである医
療用具である。本発明はまた、マレイン酸ジアルキルエ
ステルまたはフマル酸ジアルキルエステルが0.5〜4
0重量部配合されるものである医療用具である。さらに
また本発明は不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルニス
デルがジオクチルマレ−1・またはジブチルマレートあ
るいはジオクチルフマレートまたはジブチルフマレート
である医療用具である。
本発明は、ジオクチルマレエートまたはジオクチルフマ
レートが2〜40重量部配合される医療用具である。ま
た本発明は、ジブデルマレエートまたはジブチルフマレ
ートが0.5〜20重量部配合される医療用具である。
本発明は前記他の可塑剤が5〜150重吊分配合されて
いる医療用具である。本発明は、可塑剤がフタル酸ジア
ルキルエステル(各アルキル基の炭素原子数は6〜13
である。)である医療用具である。さらに、本発明は、
可塑剤がエポキシへキサヒドロフタル酸ジアルキルエス
テルである医療用具である。
■1発明の詳細な説明 本発明による医療用具としては、血液バッグ等の体液保
存容器、カテーテル、輸血セラ[・、輸液セット、血液
回路等の医療器具および該医療器具用包装容器2錠剤等
の薬剤包装容器等が考えられる。
本発明による医療用具の製造に使用される樹脂組成物中
の塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体の
他にポリ塩化ビニリデン、塩化ビニルを40重量%以上
好ましくは65重量%以上、最も好ましくは75重量%
以上含有する他の共重合し得る単量体との共重合体等が
あり、その平均重合度は400〜3.000、好ましく
は600〜2.700.最も好ましくは800〜1,7
00である。塩化ビニルに対する共ψ量体としては、塩
化ビニリデン、エヂレン、プロピレン、酢酸ビニル、臭
化ビニル、弗化ビニル、スヂレン、ビニルトルエン、ビ
ニルピリジン、アクリル酸、アルキルアクリレ−1−(
例えばメチルアクリレート。
エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート。
n−ブチルアクリレート、 2−エチルへキシルアクリ
レ−1−等)、メタクリル酸、アルキルメタクリレート
(例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、 2−エチルへキシルメタクリレート等)、アクリ
ロニトリル、メタクリレートリル等がある。また、塩化
ビニル樹脂には、スチレン−アクリロニトリル共重合体
、スチレンーメタクリロニトリル共重合体を配合するこ
とができる。
しかして本発明の最大の特徴は塩化ビニル樹脂に、一般
式■ RI 0COCR3=CR4COOR2(1)で表わさ
れる不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルを配
合することである。
驚くべきことに、該不飽和ジカルボン酸ジアルキルエス
テルを塩化ビニル樹脂に配合すると、塩化ビニル樹脂の
熱、光および放射線による劣化性が著しく改善され、放
射線照射に対する安定性が特に優れたものとなる。その
安定化機構は明らかではないが、次のような反応が起こ
っていると思われる。すでに述べたように塩化ビニル樹
脂は熱。
光または放射線の作用により劣化して(1)共役ポリエ
ン構造を生ずる。この分解反応は連鎖的であり脱塩酸が
進行し共役ポリエン構造をもつ二重結合が増えると樹脂
が着色し、さらに反応が進行すると、樹脂が褐色になり
つにいは黒色に着色する。この際に、一般式Iの不飽和
脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルが存在すると(
2)共役ポリエン中のn 、 n +3位の炭素原子に
、不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルが分子
反応を起こし、(3)n、n+3位に不飽和脂肪族ジカ
ルボン酸ジアルキルエステルが付加し、六員環を生じる
(以下余白) n本l     ntZ ↓ 巳 A、A’ は−R3および−COOR+を、またB、B
’ は−R4および−COOR2をそれぞれ示す。
このように塩化ビニル樹脂中の共役ポリエンと不飽和脂
肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルとの間に一種のデ
ィールス−アルダ−反応が起こり、共役ポリエン構造が
切断され劣化が停止Jるものと思われる。
一般式1で表わされる不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアル
キルエステルとしては、例えばマレイン酸ジアルキルエ
ステル、フマル酸ジアルキルエステル、シトラコン酸ジ
アルキルエステル、メザコン酸ジアルキルエステル、ジ
メチルマレイン酸ジアルキルエステル、ジメチルフマル
酸シアル:1ルエステル等が含まれる。該不飽和脂肪族
ジカルボン酸ジアルキルエステルのアルキル基は、炭J
lil数1〜15アルキルであることが望まれる。寸す
わら、該不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステル
の一方または両方が酸である場合には、毒竹の心配があ
り、また15以上になると安定化効果が悪くなるととも
に混和性も恕(なるためである。
なお一般式Iに表わされるR+およびR2のアルキル基
は、同一である必要はなく、それぞれ鎖長の異なるアル
コール混合物エステルであることはいっこうにtつかえ
ない。
また、一般式(1)で表わされる不飽和脂肪族ジカルボ
ン酸ジアルキルエステル中、R3およびR,Iは一般式
I、 −Cn l−12n++     (If )で表わさ
れるアルキル基あるいは水素原子で、アルキル基の長さ
は炭素数6以下(0≦6)である。
すなわち7以上では塩化ビニル樹脂に対する相溶性が悪
くなるためである。なおR3およびR4は同一である必
要はない。
これらの不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステル
において、一般式(1)のR1およびR2のアルギル基
の炭素数は1〜15であるが、好ましくは3〜13、よ
り好ましくは4〜10である。またこれらのアルキル基
は、分校をもっていても直鎖状であってもかまわないが
、好ましくは直鎖状である。
さらに、これらの不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキル
エステルのうちマレイン酸ジアルキルエステルおよびフ
マル酸ジアルキルエステルが好演的な面も含め最も効果
的であり、特にマレイン酸ジブデル、フマル酸ジブチル
、マレイン酸ジオクチルおよびフマル酸ジオクチルが最
も優れたものである。
一般式(1)と類似のm造をもち、本発明と同様の効果
をもつと予想される一般式(I)R50COC(=CI
−12)C1−12COOR6(Ml)(式中、水素原
子はアルキル基に置換されてもよい。)で示される、不
飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルあるいは、
一般式(IV)C)−12=  Ct」 G OOR7
(IV  )(式中、水素原子はアルキル基に@換され
ていてもよい。)で示される、不飽和脂肪族モノカルボ
ン酸アルキルエステルを配合した塩化ビニル樹脂製の医
療用具では、放射線を照射した後の着色状態は、これら
の不飽和脂肪族カルボン酸エステル類を配合していない
塩化ビニル樹脂製医療用具と同じく激しく着色したこと
から、本発明を構成する不飽和脂肪族カルボン酸エステ
ルとしては、一般式(1)で表わされる構造を有してい
なければないないことが明らかである。
これらの不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルニスデル
は、塩化ビニル樹脂10([1ffi部に対して0.1
〜50重吊部、好ましくは0.5〜40重量部配合され
る。特にジオクチルマレエートまたはジオクチルマレエ
トの場合は2〜40重量部、ジブチルマレエートまたは
ジブチルフマレートの場合は0.5〜20重量部配合さ
れた場合、優れIζ効果を生じる。これらの不飽和II
W肋族ジカルボン酸ジアルキルエステルは、塩化ビニル
樹脂に対して熱、光およびlli銅線に対する安定性を
与えると同時に、その配合量に応じて可塑性を与えるえ
るものである。
さらに、可塑化効果を高めるために他の可塑剤を添加す
ることが好ましい。用いられる他の可塑剤どしては、ジ
ブチルフタレート(DBP)、ジブチルフタレート(D
 l−I P ) 、ジ= 2−エチルへキシルフタレ
ート(DOP)、シ n−オクチルフタレート(Dn 
OP)、ジイソオクチルフタレート(DIOP)、ジヘ
プチルフタレー1−.ジデシルフタレート(DDP>、
ジイソデシルフタレート(DfDP)、オクチルデシル
フタレー1−。
ブヂルベンジルフタレ−1〜(BBP)等のフタル酸エ
ステル類、トリブチルトリメリテート、トリブチルトリ
メリテー1−等のトリメリツ°1〜義1ステル類、ジオ
クチルアジペート(D○△)、ジA−クヂルアゼレ−1
〜(DO7)、ジオクチルセバケ−l−CDO8>等の
脂肪族多塩基酸エステル類、トリクレジルホスフェート
(TCP)、1−リキシレニルホスフエー1−(TXP
)、モノオクチルジフェニルボス7エート(3anti
cizcr  141 ) 。
モノブチルジキシレニルホスフェート(B 2−X)、
トリオクチルレボスフ1−1〜(丁OF)類のリン酸エ
ステル類、トリブチルアセチルシi・レート、トリオク
チルアセチルシ]・レート、トリグブルシ1ヘレー1〜
等のクエン酸ニスデル類、プチルフタリルブ1ルグリロ
レート(BPBG)等一般に塩化ビニル樹脂用として使
用できるものであればいずれも使用できるが、好ましく
はフタル酸ジアルキルエステル(各アルキル基の炭素数
は6・−13である。)である。これらの化合物のアル
キル基の112素数が6以゛下であると毒性の心配があ
り、また13以上になると塩化ビニル樹脂への混練性が
悪くなるためである。また該アルキル基は直鎖状のもの
であることが安全性の而から好ましい。
なお、それぞれのアルキル基は同一である必要はなくそ
れぞれ鎖長の異なるアルコール混合物のエステルである
ことはいつこうに差つかえない。
さらに同様のアルキル基をもつエポキシヘキサ−イドフ
タル酸ジアルキルエステルも可塑剤として好ましく使用
される。
これらの可塑剤は塩化ビニル樹脂100重量部に対して
0〜200重量部、好ましくは5〜15Q重徴部、最も
好ましく髪よ10〜80重惧部配合される。
前記塩化ビニル樹脂組成物には、必要によりカルシウム
、亜鉛等とステアリン酸、ラウリン酸。
リシノール酸、ナフテン酸等との金属せつけん類や、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等のエポキシ化動
植物油、滑剤、その他の酸化防止〜1が配合される。前
記可塑剤としては従来知られている光分子重合体による
可塑剤、例えばポリクロロプレン樹脂、熱可塑剤ポリウ
レタン樹脂等をポリマーブレンドの手法で使用すること
も可能である。
なお、本発明による医療用具に使用される放射線として
はガンマ線、?!子線等の電磁放射線があり、好ましく
はガンマ線であり、その照射強度は1〜5Mrad、好
ましくは1 、5〜3Mrad −cある。
つぎに、図面を参照しながら、採血バッグを例にとり、
本発明による医療用具の一実施憇様を説明する。すなわ
ち、図面は血液バッグを示すもので、複@個のヒールタ
ブイ]き排出口1および排出口2を備えた塩化ビニル樹
脂組成vlJ製の血液バッグ3は、その周縁部を高周波
加熱あるい1よその他の加熱手段によりヒートシールさ
れており、該採血バッグの内部空間5に連通する塩化ビ
ニル樹脂組成物性のチューブ6が連結されている。また
、前記デユープ6の先端には、u M 23が取付(プ
られており、側基23には穿刺側7が取付けられている
。この穿刺417に1ユキヤツプ8が取付けられている
以上は、血液バッグを例にとって説明したが、その他の
血液保存容器、血液システム、輸血システム、カテーテ
ル、血液回路、透析用チューブ等についても同様に使用
できる。
つぎに実施例を上げて本発明をさらに詳細に説明づ−る
実施例1〜2および比較例1 平均手合度1.050のポリ塩化ビニル100重量部に
対し、ジー 2−エチルへキシルフタレー1−(DOP
)、ジオクチルマレート(DOM)およびジブチルマレ
−1−(DBM)をそれぞれ第2表に示す重量部、およ
びその他に通常医療用具に用いられる安定剤および滑剤
を適量添加し、rl −ルで混練し、その後約2m1l
/!Elのプレスシートを成形した。
これらのシートに3 M radのガンマ線を照射した
シー1−についてh色状態の好け・1的変化入調べた。
結果を第1表に小寸。
さらにこれのシート−につい(昭和40年厚生省告示第
44ss、塩化ビニル樹脂製血液セン1へ基準(厚生省
基準)により試験を(jなったところ第1表に示ず結果
が得られた。t:lごし、溶1fll毒性。
細胞毒性1よ社内基準にJ、−)1: 。
(」メ下余白) 実施例3および比較例2〜3 実施例1と同様にして、フマル酸ジブチル(実施例3)
、イタコン酸ジブチル(比較例2)、アクリル酸オクチ
ル〈比較例3)を5重量配合して、プレスシートを成形
し、3 M radのガンマ線を照射したシートについ
て着色状態を調べた。結果を第2表に示す。
(以下余白) 頃ミの雪ε雪ミ′″″′頃ミク淑々 ■1発明の具体的効果 以上述べたように、本発明による医療用具は、塩化ビニ
ル樹脂100重M部に対して、一般式Iで表わされる不
飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルニスデルを0.1〜
50重市部および他の可塑剤を0〜200重量部配合さ
れた塩化ビニル樹脂製のものであるから、該組成物は、
安全性が高くかつ熱、光およびhり射線に対する安定性
に優れたものであり、放射線照射による滅菌処理を行な
っても軽時時に着色したすせずかつ19生省の医療用具
基準を満たすものである。
これらの効果は、一般式IのR3J3よびR4がそれぞ
れ、水素原子またはメヂル塁である場合、さらにR+6
3よびR2のアル4−ル基の炭素原f故が3〜15であ
る場合より明らかなものとなり、特に不飽和脂肪族ジカ
ルボン酸シアル−1ルIスノルが、マレイン酸ジアルキ
ルニスフルまた1a−)ンル酸シアル竹ルエスデルであ
る場合、さらに望ましくは、ジオクヂルマレエート、ジ
グチルンレ】−一ト、ジオクチルフマレートまたはジグ
チルノ1?レートである場合には、最も優れた医療用具
が1りられる。
さらに、本発明による医療用具は、安定剤として鉛、カ
ドミウム等の重金属を用いるものではないので人体に対
する安全性も高く、かつ従来品と同等以上の性能を示す
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明によるFg掠器只の一例を示す正面図で
ある。 3・・・血液バッグ、6,16.21・・・チューブ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル樹脂100重量部に対し、一般式 I R_1OCOCR_3=CR_4COOR_2( I )
    [ただし、R_1およびR_2は炭素数1〜15のアル
    キル基であり、R_3およびR_4は一般式II、−Cn
    H_2_n_+_1(II)(ただしnは0〜6である。 )表わされるものである。]で表わされる不飽和脂肪族
    ジカルボン酸ジアルキルエステルを0.1〜50重量部
    および他の可塑剤を0〜200重量部配合された塩化ビ
    ニル樹脂製のγ線滅菌可能な医療用具。
  2. (2)一般式IIのnが1または0である特許請求の範囲
    第1項に記載の医療用具。
  3. (3)一般式 I のR_3およびR_4が水素原子であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の医療用具
  4. (4)一般式 I のR_3およびR_4のいずれか一方
    がメチル基であり他の一方が水素原子である特許請求の
    範囲第1項または第2項に記載の医療用具
  5. (5)一般式 I のR_1およびR_2のアルキル基の
    炭素数が3〜15である特許請求の範囲第1項に記載の
    医療用具。
  6. (6)不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルが
    、マレイン酸ジアルキルエステルまたはフマル酸ジアル
    キルエステルである特許請求の範囲第1項または第5項
    に記載の医療用具。
  7. (7)マレイン酸ジアルキルエステルまたはフマル酸ジ
    アルキルエステルが0.5〜40重量部配合されるもの
    である特許請求の範囲第6項に記載の医療用具。
  8. (8)不飽和脂肪族ジカルボン酸ジアルキルエステルが
    、ジオクチルマレエートまたはジブチルマレエートある
    いはジオクチルフマレートまたはジブチルフマレートで
    ある特許請求の範囲第6項または第7項に記載の医療用
    具。
  9. (9)ジオクチルマレエートまたはジオクチルフマレー
    トが2〜40重量部配合されるものである特許請求の範
    囲第8項に記載の医療用具。
  10. (10)ジブチルマレエートまたはジブチルフマレート
    が0.5〜20重量部配合されるものである特許請求の
    範囲第8項に記載の医療用具。
  11. (11)前記他の可塑剤が5〜150重量部配合されて
    いる特許請求の範囲第1項に記載の医療用具。
  12. (12)可塑剤がフタル酸ジアルキルエステル(各アル
    キル基の炭素原子数は6〜13である。)である特許請
    求の範囲第11項に記載の医療用具。
  13. (13)可塑剤がエポキシヘキサヒドロフタル酸ジアル
    キルエステルである特許請求の範囲第11項に記載の医
    療用具。
JP59123670A 1984-06-18 1984-06-18 医療用具 Granted JPS612864A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59123670A JPS612864A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 医療用具
US06/743,510 US4664115A (en) 1984-06-18 1985-06-11 Polyvinyl chloride resin medical instrument and method of making
AU43645/85A AU554382B2 (en) 1984-06-18 1985-06-13 Vinyl chloride resin composition
EP85107455A EP0165579B1 (en) 1984-06-18 1985-06-14 Vinyl chloride resin composition and medical instrument
DE8585107455T DE3579373D1 (de) 1984-06-18 1985-06-14 Vinylchloridharzzusammensetzung und medizinisches instrument.
BE0/215197A BE902669A (fr) 1984-06-18 1985-06-17 Composition de resine de chlorure de vinyle et instrument medical.
US06/930,276 US4740545A (en) 1984-06-18 1986-11-12 Polyvinyl chloride resin composition for medical instruments

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59123670A JPS612864A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 医療用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612864A true JPS612864A (ja) 1986-01-08
JPH0239262B2 JPH0239262B2 (ja) 1990-09-04

Family

ID=14866388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59123670A Granted JPS612864A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 医療用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS612864A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988003027A1 (en) * 1986-10-22 1988-05-05 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis inhibitor and medical resin composition, medical implement, and blood-preserving fluid containing the same
WO1988005302A1 (en) * 1987-01-13 1988-07-28 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis inhibitor and plasticizer
US5248531A (en) * 1987-01-13 1993-09-28 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis depressant and plasticizer
EP0916511A2 (en) 1997-11-14 1999-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus having a charging function, and charging method
EP0961222A2 (en) 1998-05-29 1999-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Serial interleaved ink jet printing
EP0962321A2 (en) 1998-06-03 1999-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and control method thereof
EP0974468A2 (en) 1998-07-21 2000-01-26 Canon Kabushiki Kaisha An adjusting method of dot printing positions and a printing apparatus
JP2009500123A (ja) * 2005-07-06 2009-01-08 カリディアンビーシーティ バイオテクノロジーズ,エルエルシー 生物学的サンプル中の病原体を減少させるための方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988003027A1 (en) * 1986-10-22 1988-05-05 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis inhibitor and medical resin composition, medical implement, and blood-preserving fluid containing the same
WO1988005302A1 (en) * 1987-01-13 1988-07-28 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis inhibitor and plasticizer
EP0340305A1 (en) * 1987-01-13 1989-11-08 Kao Corporation Hemolysis inhibitor and plasticizer
US5079002A (en) * 1987-01-13 1992-01-07 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis depressant and plasticizer
EP0340305B1 (en) * 1987-01-13 1993-04-21 Kao Corporation Hemolysis inhibitor and plasticizer
US5248531A (en) * 1987-01-13 1993-09-28 Terumo Kabushiki Kaisha Hemolysis depressant and plasticizer
EP0916511A2 (en) 1997-11-14 1999-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus having a charging function, and charging method
EP0961222A2 (en) 1998-05-29 1999-12-01 Canon Kabushiki Kaisha Serial interleaved ink jet printing
EP0962321A2 (en) 1998-06-03 1999-12-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus and control method thereof
EP0974468A2 (en) 1998-07-21 2000-01-26 Canon Kabushiki Kaisha An adjusting method of dot printing positions and a printing apparatus
JP2009500123A (ja) * 2005-07-06 2009-01-08 カリディアンビーシーティ バイオテクノロジーズ,エルエルシー 生物学的サンプル中の病原体を減少させるための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0239262B2 (ja) 1990-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3408711C2 (ja)
WO2012169081A1 (ja) 塩化ビニル樹脂組成物
JPS612864A (ja) 医療用具
GB2037781A (en) Blends for medical devices
US4740545A (en) Polyvinyl chloride resin composition for medical instruments
JP2589970B2 (ja) 改良された延性のポリオレフィン組成物および製品
EP0765361A1 (en) Gamma radiation sterilizable acrylic polymer
EP0345662A1 (en) Rigid vinyl polymer articles resistant to discoloration from gamma radiation
EP0598872B1 (en) Additives for polymer compositions
JPS6255428B2 (ja)
JPS61240959A (ja) 医療用具
JPS6146492B2 (ja)
JP2007002138A (ja) 硬質塩化ビニル系樹脂組成物およびそれを用いた成形部品
JPS6023622B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂製医療用具
JP3549246B2 (ja) 医療用器具
JPS59140247A (ja) 安定剤および該安定剤を含有する耐放射線性ハロゲン化ビニル樹脂組成物
CA3191094A1 (en) Alkaline resistant halogenated plastic for medical devices
JPS62246373A (ja) 医療用塩化ビニル樹脂組成物
JP3447391B2 (ja) 医療用器具
JP2000334038A (ja) 医療用チューブ
JPH04135567A (ja) 耐放射線性ポリブタジエン組成物および医用部材
JPS63172756A (ja) 医療用塩化ビニル系樹脂組成物および医療用具
JPH0337072A (ja) 医療用器具
JPH0242501B2 (ja)
JPH01278551A (ja) 耐γ線性ハロゲン含有樹脂組成物