JPS62246373A - 医療用塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents

医療用塩化ビニル樹脂組成物

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JPS62246373A
JPS62246373A JP61089283A JP8928386A JPS62246373A JP S62246373 A JPS62246373 A JP S62246373A JP 61089283 A JP61089283 A JP 61089283A JP 8928386 A JP8928386 A JP 8928386A JP S62246373 A JPS62246373 A JP S62246373A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた熱安定(耐熱変色)性と無毒性を有する
医療用塩化ビニル樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
軟質塩化ビニル樹脂組成物は優れた加工性、自由な硬度
調整、透明性、低価格といった特徴から人工腎臓用回路
チューブ、人工心肺用回路チューブ、輸血セット、輸液
セット、カテーテルといった医療用器具の素材として広
く用いられている。
従来の医療用器具に素材として用いられる軟質塩化ビニ
ル樹脂(以下PvCということがある)組成物は■ホモ
ストレー)PVC,■ステアリン酸カルシウム塩、ステ
アリン酸亜鉛塩をエポキシ化大豆油およびまたはDOP
 (ジオクチルフタレート)でペースト化した熱安定剤
、又は、上述成分に若干量の酸化防止剤等を加えた熱安
定剤、■任意量のoop 、■少量のエポキシ化大豆油
、■PvCに通常用いられる加工助剤、添加剤等で医療
用として全く安全なものの任意量を混合することによっ
て得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかじながら、従来の医療用塩化ビニル樹脂組成物殊に
軟質塩化ビニル樹脂組成物は加工性、耐熱性、特に耐熱
変形性に劣り、ロングランの成形加工が難しく、成形品
が黄色味を帯びるという欠点があった。また、安全性の
面から、安定剤の増量、加工助剤、添加剤等のブレンド
は容易でなく上記諸問題は解決困難とされていた。
また、特開昭59−184354号は、上述■のカルシ
ウム−亜鉛系安定剤、および上述■のエポキシ化大豆油
に代えて酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属酸化物の
所定量を配合することにより、放射線殺菌後の溶出物試
験および溶血性試験に合格する組成物を開示している。
しかしながら、同号の発明も上述の公知技術の問題点す
なわち、耐熱変形性、ロングランの成形加工の困難等の
解決方法を示してはいない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上述医療用塩化ビニル樹脂組成物の問題
点解決のため鋭意研究の結果、塩化ビニル樹脂、に特定
の熱安定剤およびその他公知の配合剤を所定量配合する
ことにより、耐熱変色性、加工性に優れ、且つ極めて安
全性の高い医療用塩゛化ビニル樹脂組成物が得られるこ
とを知り、本発明を完成するに至った。
すなわち1本発明は塩化ビニル樹脂100重量部に対し
て高級脂肪酸カルシウム塩0.05〜2.5重量部、高
級脂肪酸亜鉛塩0.05〜2.5重量部、ジペンタエリ
スリトール脂肪酸エステル0.05〜2.5重量部、一
般式CI)で示すβ−ジケトン化合物0.001〜3.
0重量部、有機亜リン酸エステル0.1〜3重量部、エ
ポキシ化合物0.1〜20重量部からなる医療用塩化ビ
ニル樹脂組成物である。
一般式 (式中RhおよびR雪は同−又は異なってもよい炭素数
6〜3Gのアルキル基又はベンジル基、X−水素原子、
又はメチル基) 本発明の組成物に用いられる塩化ビニル樹脂とは通常医
療用に用いられている塩化ビニルホモポリマーであり、
特に次の方法で得られた塩化ビニル樹脂が特に好ましい
耐熱性を有する。その方法とは、水性媒体中で単量体可
溶性開始剤を用いて塩化ビニル単量体を懸濁重合させて
ポリ塩化ビニル樹脂を製造する方法において、該懸濁重
合中であって転化率86重量%以上で重合終了直前まで
の間に下記一般式 (式中R+およびR1は同−又は異なってもよく、R+
R1は炭素数6〜30のアルキル基又はベンジル基、X
−水素原子又はメチル基) で表わされる化合物の添加量の一部もしくは全量、即ち
塩化ビニル単量体の全量に対して0.001ないし3重
量部を添加することによって行われる。上述一般式 の化合物の具体例としては、ジラウロイルメタン、ジパ
ルミトイルメタン、ジステアロイルメタン、ジベンゾイ
ルメタン、バルミトイルベンゾイルメタン、ラウロイル
ベンゾイルメタン、ステア0イルベンゾイルメタン、バ
ルミトイルベンゾイルメチルメタン、ステアロイルベン
ゾイルメチルメタンなどが挙げられ1本発明に使用する
、一般式(I)の添加剤は、これらの中から選ぶことが
できる。
これらの化合物の添加量は、塩化ビニル樹脂に対して添
加する場合同様に、仕込み塩化ビニル単量体 100重
量部に対して0.001ないし3重量部で、好ましくは
0.01ないし1重量部とすることによって本発明の効
果を一層発揮することができる。たCし、“上述の仕込
み塩化ビニル単量体”の重合率は、事実上80〜80重
量%であるので、一般式(I)の化合物のPVCに対す
る比率が3重量%を1廻る場合には、一般式(I)の化
合物が添加されていないPvCを配合することにより前
記比率を調整する。また反応容器への添加時期は65%
以上の重合転化率で行なうのが好ましい0重合反応が終
了してからの時間経過が大きい場合、および生成ポリ塩
化ビニル樹脂の乾燥工程終了品に添加した場合、本発明
の効果は充分であるが、重合途中添加する場合と比べる
と若干劣る。つまり一般式(I)の化合物を重合途中で
添加することにより、ミクロ分散し、PVC粒子生成後
添加する場合と比べると、耐熱性に優れ、本発明の効果
が容易に得られる。
懸濁重合を行なうに当って、重合開始剤としてジイソブ
チルパーオギサイド、ジー2−メチルペンタノイルパー
オキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等のパーオキサ
イド化合物、クミルパーオキシネオデカノエート等のパ
ーエステル化合物、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、ジセチルパーオキシジカーポネート、ジー2−
エチルへキシルパーオキシカーボネート、ジイソブチル
パーオキシジカーボネート等のパーオキシジカーボネー
ト化合物が好ましく用いられる。
また、該重合は反応温度2s〜80℃の範囲で行なうの
が望ましい0本発明の高級脂肪酸カルシウム塩及び高級
脂肪酸亜鉛塩を構成する高級脂肪酸とは、通常動植物油
脂から誘導された炭素数8〜22のもので、例えばカプ
リル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、バル
ミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、オレイン酸など
である。かかる高級脂肪酸カルシウム塩及び高級脂肪酸
亜鉛塩の配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部に対し
てそれぞれ0.05〜2.5重量部となる量が本発明の
組成物加熱混線時の初期着色性のない長期耐熱性に優れ
た組成物をもたらすので好ましい。
また、高級脂肪酸カルシウム塩と高級脂肪酸亜鉛塩との
使用割合は、高級脂肪酸カルシウム塩/高級脂肪醸亜鉛
塩=0.7〜1.3/l(重量比)が特に耐熱性が良好
であることにより好ましい。
次に本発明に使用するジペンタエリスリトール脂肪酸半
エステルを構成する脂肪酸としては、通常動植物油脂か
ら誘導された炭素数8〜22のもの及び2塩基酸であり
、ジペンタエリスリトール脂肪酸半エステルとしてはジ
ペンタエリスリトールモノ又はジステアレート、ジペン
タエリスリトールモノ又はジオレート、ジペンタエリス
リトールモノ又はジラウレート、ジペンタエリスリトー
ルアジベートなどがあげられる。
かかるジペンタエリスリトール脂肪酸半エステルの使用
量としては加熱混線時の初期着色性がなく、長期耐熱性
に優れた組成物をもたらすには塩化ビニル樹脂100重
量部に対して0.05〜2.5重量部が好ましい。
本発明に使用する一般式(I)で表わされるβ−ジケト
ン化合物としては、ラウロイルベンゾイルメタン、ジラ
ウロイルメタン、ジパルミトイルメタン、ジステアロイ
ルメタン、ジベンゾイルメタン、バルミトイルベンゾイ
ルメタン、ステアロイルベンゾイルメタン4、バルミト
イルベンゾイルメチルメタン、ステアロイルベンゾイル
メチルメタンなどがあげられる。該β−ジケトン化合物
の配合量は、加熱混線時の初期着色性がなく、長期耐熱
性に優れる組成物をもたらすには塩化ビニル樹脂100
重量部に対して0.001−3重量部である。なお、添
加時期については、前述したように塩化ビニル樹脂が製
造される塩化ビニル単量体の懸濁重合中の一定の時期に
重合反応混合物中に添加することもでき、好ましい。
尚本発明では、上記高級脂肪酸カルシウム塩、高級脂肪
酸亜鉛塩、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル及び
前記β−ジケトン化合物の総量(以下これらの王者合計
を総称して本発明の安定剤混合物ということがある)は
塩化ビニル樹脂100重量部に対して0.151〜5重
量部が好ましい。かかる量が0.151重量部未満では
耐熱性が悪くなり、また5重量部を越えると透明性を悪
くしたリブルームする傾向が認められる。
本発明に使用する有機亜リン酸エステルとしては、トリ
スノニルフェニルホスファイト、トリインオクチルホス
ファイト、ジフェニルインデシルホスファイト、フェニ
ルジイソデシルホスファイト、トリスステアリルホスフ
ァイト、トリオレイルホスファイト、ジフェニル−2−
エチルへキシルホスファイト、トリー2−エチルへキシ
ルホスファイト、フェニル−ジー2−エチルへキシルホ
スファイトt、 2−tertブチル−2(3−ter
tブチル−4−ヒドロキシフェニル)P−クメニルビス
(P−ノニルフェニル)ホスファイト、水添4.4′−
インプロピリデンジフェノールホスファイト、 4.4
’−イソプロピリデン−ジフェノールアルキル(CI2
〜Cm)ホスファイトなどがあげられる。
これらの有機亜リン酸エステルのうち医療用とじて特に
好ましいのはトリスノニルフェニルホスファイトである
。該有機亜リン酸エステルの使用量は塩化ビニル樹脂1
00重量部に対して0.1重量部から3重量部である。
かかる使用量が0.1重量部未満では耐熱性が悪くなり
、又3重量部を超えると発汗する場合があり好ましくな
い。
本発明の組成物に配合するエポキシ化合物の具体例とし
ては、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキ
シ化ヒマシ油、エポキシ化すフラワー油、エポキシ化ア
マニ油脂肪酸ブチルエステル、エポキシステアリン酸オ
クチル、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプ
ロパン、エポキシ化ポリブタジェン、エポキシへキサヒ
ドロフタル酸ジー2−エチルヘキシルなどがあげられる
。本発明に使用するエポキシ化合物は、塩化ビニル樹脂
100重量部に対して0.1重量部から20重量部であ
る。
かかる量が0.1重量部以下では、耐熱性、特に長期耐
熱性が好ましくなく、一方20重量部以上ではブリード
(発汗)する場合が認められ好ましくない。
本発明の安定剤混合物、有機亜リン酸エステル、エポキ
シ化合物をワンパックすることも可能であり、この場合
安定剤の各成分割合は、当然本発明の範囲内になければ
ならない、また、各成分を重合時に添加することも可能
であるが、本発明の効果は充分に得られず一般的でない
以上の必須配合成分のほか、本発明の組成物に柔軟性を
付与するために、可塑剤例えばジオクチルフタレー) 
(DOP)が配合できる。医療用器具に用いられる塩化
ビニル組成物には柔軟性が要求される場合が多い、した
がってこのような場合DOPの配合量は、樹脂100重
量部に対して30〜200重量部が好ましい、 30重
量部未満では柔軟性に乏しく医療用器具の素材として満
足されず、200重量部を超えるものは溶出の恐れがあ
るとともに過度の柔軟性のため、医療用器具の素材とし
て不適当である。
本発明の組成物には塩化ビニル樹脂の加工に通常用いら
れる加工助剤、添加剤等で医療用として全く安全なもの
をその効果に応じて任意量配合できる0例えばフェノー
ル系抗酸化剤、ケイ素化合物、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリウレタン、EVA 、塩化ビニルIEVAグラ
フト共重合体、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル−ポリ
ウレタングラフト共重合体、NBS 、 ABS等の高
分子物質、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム等の無機物、ポリエチレン系滑剤、酸アミド系
滑剤、エステル系滑剤、シリコン化合物などがあげられ
る。
本発明の組成物の各構成々分の混合方法は特別な制限が
なく、リボンブレンダー、ylブレンダー、タンブラ−
ミキサー、ヘンシェルミキサー(商品名)など公知の装
置がいずれも使用でき、本発明の組成物を車軸あるいは
二軸の押出機で造粒することも可能である。この様にし
て得られた本発明の組成物はカレンダー成形、射出成形
、押出成形、中空成形など公知の加工法によって従来よ
りも加ニスピードを上げ、且つ簡単な温度管理で各種の
医療器具成形品とすることができる。得られた成形品は
黄色味を帯びず、透明感と安全性に優れる。
以下に、本発明を参考例、実施例及び比較例をもって説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
なお、実施各側ならびに比較例で用いた各種の物性測定
ならびに測定方法を下記に示す。
(1)曇 価    JIS K−8718に準じた。
(2) 180℃オーブン放置黒化時間170℃に設置
した8インチ2本ロールにて5分間混練し、厚み11層
のシートを得る。これを1 c+sX 2 amの大き
さに切断し、10枚を 180”C!に設置したギヤ一
式老化試験機に放置し、1o分毎に1枚ずつ取り出し黒
化した時点の時間を測定した。
(3)チューブ表面の凹凸 クロスヘッドダイより押出したチューブ表面の凹凸を判
定した。
0・・・チューブ表面凹凸    な し 。
O・・・  〃     〃          僅 
 少Δ…〃〃少 ×…〃〃多 (0チユ一ブ色目 クロスヘッドダイより押出したチューブの色目を判定し
た。
0・・・ガラス様無色透明 0・・・若干黄色味透明 Δ・・・若干白濁 ×・・・若干黄色味、若干白濁 (5)押 出 量 40m/mExt、(L/D−22,C,R,−3,5
)にクロスへラドダイを取り付け、一定回転数で押出し
成型し、チューブを得た。単位時間当りの押出量を測定
した。
(8)溶出物試験、  KMnQa消費量の差日本医療
用プラスチック協会 医療用プラスチック自主規格に準じた。
(7)溶出物試験、紫外吸収スペクトル日本医療用プラ
スチック協会 医療用プラスチック自主規格に準じた。
(8)急性毒性試験 日大疾審用プラスチック協会 医療用プラスチック自主規格に準じた。
(9)皮肉反応試験 日本医療用プラスチック協会 医療用プラスチック自主規格く準じた。
(lO)溶血性試験 日本医療用プラスチ−7り協会 医療用プラスチック自主規格に準じた。
(11)発熱性物質試験 日本医療用プラスチック協会 医療用プラスチック自主規格に準じた。
(12)成形品(チューブ)のベタツキ又はブルーム湿
度SO%、温度70℃に設置した恒温恒湿槽内にチュー
ブを1ケ月間つり下げ、取り出し、チューブのベタツキ
又はブルームを観察した。
そして次の評価基準で評価した。
■・・・ベタツキ又はブルームなし Δ・・・ ノl   〃    若干あり×… 〃  
 〃     あり 参考例−1 内容積2001のステンレス製重合反応器に純水200
重量部1部分ケン化ポリ酢酸ビニル0.1重量部、過酸
化ラウロイルO,OS重量部、塩化ビニル単量体 10
0重量部を仕込み、撹拌しながら加熱し、39℃で重合
し、転化率90%になったときに第1表で示す添加剤の
0.08重量部をメタノール溶液として加え、1時間後
に未反応単量体を回収し、脱水乾燥の後、樹脂A−Gを
得た。
第  1  表 参考例−2 内容積2001のステンレス製重合反応器に純水200
重量部1部分ケン化ポリ酢酸ビニル0.1重量部、過酸
化ラウロイルO,OS重量部、塩化ビニル単量体 10
0重量部を仕込み、撹拌しながら加熱し。
重合温度39℃で重合し、第2表に示す重合率のときに
ステアロイルベンゾイルメタンの0.03重量部をメタ
ノール溶液として加え、重合率90%になったときに未
反応単量体を回収し、脱水乾燥後、樹脂H−Kを得た。
参考例−3 ステアロイルベンゾイルメタンの0.03重量部メタノ
ール溶液を脱水乾燥した製品塩化ビニル重合体に添加す
る以外は全て参考例−1と同様に実施して樹脂りを得た
参考例−4 参考例=1と同様に塩化ビニル単量体を重合させ、重合
率90%になったときに第2表で示す様に添加剤をメタ
ノール溶液として加え、1時M後に未反応単量体を回収
し、脱水乾燥後、樹脂トNを得た。
第  2  表 実施例1〜8.比較例1〜? 塩化ビニル樹脂(参考例−1の第1表B) : 100
重量部、 DOP: too重量部、エポキシ化大豆油
:4重量部、トリスノニルフェニルホスファイト:1重
量部、及び後述第3表に示す安定剤混合物:1重量部を
配合して、  130’0まで15分間撹拌混合し、完
全に粉状の混合物を得た。これを65m/mφ押出機(
L/D−22,C,R,−3,7)を用い造粒した。ペ
レットを170℃に設置した8インチロールにて5分間
混練し、厚さl■Iのシートを得た。これを175℃、
2分間加圧プレスし、透明板とし曇価を測定した。
次に前述is園クロールシートl cmX Z c層の
大きさに切断し、10枚を iso”cに設定したギア
ーオーブン中に放置し、1o分毎に1枚ずつ取り出し、
変色の程度を調べた。さらにベレットをクロスへラドダ
イを取り付けた 40m/mφ押出機(L/D−22。
C,R,−3,5)を用い、チューブを成形し、その外
観状態、色目を観察した。その結果を第3表に示した。
実施例9〜14、比較例3〜7 塩化ビニル樹脂(参考例−1の第1表c) : too
重量部に対し、ステアリン酸カルシウム塩:30重量%
、ステアリン酸至鉛塩:30重量%、ジペンタエリスリ
トールジアジベートエステル:35重量%。
ステアロイルベンゾイルメタン:5重量%から成る安定
剤混合物:1重量部、エポキシ化アマニ油及び4.4°
−イソプロピリデン・ジフェノールアルキル(C+z〜
Cs)ホスファイトを第4表に示す量を配合した以外は
実施例1と同様に行なった。その結果を第4表に示した
実施例15〜18、比較例8〜9 塩化ビニル樹脂(参考例−1の第1表D):100重量
部に対し、oop:so重量部、トリスノニルフェニル
ホスファイ) :0.5重量部、エポキシ化大豆油:5
重量部、ステアリン酸カルシウム塩:33重量%、ステ
アリン酸亜鉛塩=30重量%、ジペンタエリスリトール
アジペートエステル:33重量%、ステアロイルへンゾ
イルメタン:4重量%から成る安定剤混合物の量を第5
表に示すように変えて配合した以外は実施例1と同様に
行なった。その結果を第5表に示す。
実施例19〜33、比較例!0 第6表に示す種々の塩化ビニル樹脂:100重量m ニ
対シ、 DOP s sow t 部、トリスノニルフ
ェニルホスファイト=1重量部、エポキシ化大豆油:4
重量部、ステアリン酸カルシウム塩:30jtJi%。
ステアリン最亜鉛塩:30重量%、ジペンタエリスリト
ールジステアレート:20重量%、ジペンタエリスリト
ールアジペート: 15重量%、ステアロイルベンゾイ
ルメタン:5重量%から成る安定剤混合物1重量部を配
合して、他は実施例1と同様に行なった1、その結果を
第6表に示した。
〔発明の効果〕
以上、実施例から明らかな通り1本発明の組成物は特定
の安定剤混合物、有機亜リン酸エステル、エポキシ化合
物を含有して、優れた耐熱性、透明性及び衛生性を示す
もので、医療用器具の素材に極めて適したものである。
また特に既述の特定の重合方法で製造した塩化ビニル樹
脂を本発明の組成物に含有した場合は、上記特定の安定
剤混合物、有機亜リン酸エステルエポキシ化合物との相
性が極めて良く、高度の耐熱性を有するために、ロング
ラン性が良く、生産性も向上し、産業上に大きく貢献で
きる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル樹脂100重量部に対して高級脂肪酸
    カルシウム塩0.05〜2.5重量部、高級脂肪酸亜鉛
    塩0.05〜2.5重量部、ジペンタエリスリトール脂
    肪酸エステル0.05〜2.5重量部、下記一般式(
    I )で表わされるβ−ジケトン化合物0.001〜3.
    0重量部、有機亜リン酸エステル0.1〜3重量部、エ
    ポキシ化合物0.1〜20重量部を配合して成る医療用
    塩化ビニル樹脂組成物。 一般式▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I
    ) (式中、R_1およびR_2は、同一又は異なってもよ
    い炭素数6〜30のアルキル基又はベンジル基、X=水
    素原子又はメチル基)。
  2. (2)一般式( I )で表わされる化合物の添加量の一
    部もしくは全量を塩化ビニル樹脂の製造時において塩化
    ビニルモノマーの重合率65%以上から、反応終了直前
    までの間に添加することを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の組成物。
  3. (3)高級脂肪酸カルシウム塩、高級脂肪酸亜鉛塩、ジ
    ペンタエリスリトール脂肪酸エステル及び一般式( I
    )で表わされるβ−ジケトン化合物の総量が 0.15
    1〜5重量部であることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の組成物。
  4. (4)塩化ビニル樹脂100重量部に対して可塑剤30
    〜200重量部を配合してなる特許請求の範囲第(1)
    項記載の組成物。
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