JPS6146400A - ロ−タリトランスフアプレス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はワークの搬入用、加工用、搬出用の複数のス
テーションを円環状に設けたロータリトランスファプレ
スに関する。

（従来の技術） ロータリトランスファプレスとしては１例えば特開昭５
６−１１１５９９号公報に開示されているようなものが
知られている。

（発明が解決しようとする問題点） このような従来のロータリトランスファプレスにあって
は、ワークの搬入用および搬出用ステーション（特開昭
５６−１１１５９９号公報中の符号でＡ、Ｈ）以外の全
ての加工用ステーションＢ−Ｇで加工を行なう場合には
問題はないが、加工用ステーションＢ−Ｇの数よりも加
工工程数が少ない場合の効率的な対策が何らなされては
いなかった。すなわち、２つのプレス工程で加工が終了
するような場合には、装置全体の均衡を考慮して例えば
加工用ステーションＣ，Ｇのように互いに対称の位置に
ある加工用ステーションにプレス型を設け、両ステーシ
ョンＣ，Ｄ間にある他の加工用ステーションＢ。

Ｄ、Ｅ、Ｆはワーク（あるいは製品）を単に通過させる
だけのアイドルステーションにしなければならなかった
。その結果、アイドルステーションＢ、Ｄ、Ｅ、Ｆを含
む全ての加工用ステーションＢ−Ｇに、ワーク（あるい
は製品）を把持し次のステーションへ搬送するためのク
ランプ手段およびワーク（あるいは製品）を載置位置決
めするための載置台を設けねばならず、設備費が高くな
る上に、ワークが多数のアイドルステーションを通過す
るうちに位置ずれを生じ加工不良品が発生する恐れもあ
った。

（問題点を解決するための手段および作用）この発明は
、前述したような従来の問題点に着目してなされたもの
で、ベッドとこのベッドに接近離隔可能なスライドとの
間に複数のステーションを円環状に設け、このステーシ
ョンでスライドにプレス型の一方の型を取付けるととも
にベッドにプレス型の他方の型を取付けて。

ワークを搬送手段で順次次のステーションへと移送しつ
つ加工するロータリトランスファプレスにおいて、ワー
クの加工に際して余剰のステーションが生ずるとき、加
工を行なうステーションと対称の位置にある余剰のステ
ーションのスライドに対称位置の加工を行なうステーシ
ョンのプレス型の一方の重量と均衡する重量部材を取付
け、かつ、スライドが接近するとき前記重量部材と当接
可能な弾性手段をベッドに取りつけて均衡を保つことに
より、上記問題点を解決しようとするものである。

以下、この発明を図面に基づいて説明する。

（実施例） 第１〜５図は、この発明の一実施例を示している。すな
わち、第１図は８つのステーションを有するロータリト
ランスファプレスであり。

プレス加工およびピアス加工の２加工工程を行なうもの
である。まず構成を説明すると、第１図において１は円
形のベッドであり、このベッド１の上方（図では紙面に
垂直な方向）には第３〜５図に示すように図示しない駆
動装置に駆動されて昇降し、ベッド１に対して接近離隔
可能なスライド２が設けられている。このベッド１とス
ライド２の間のベッド１上には、ベッド号　１の中心０
に対して互いに４５度ずつ離隔して第１〜第８の８つの
ステーションａ、ｂ、ｃ、ｄ。

ａ、ｆ、ｇ、ｈが円環状に設けられており、各ステーシ
ョンａ　”　ｈにはそれぞれ受は台３が設けられている
。ベッド１の中央部には、ベッド１と同一中心０を有す
る円形の支持台４が設けられており、この支持台４はそ
の周縁部に前記中心０を中心として回転可能な円環状の
フィードバー５を支持している。フィードバー５は。

支持台４の内部に設けられた駆動装置によって、スライ
ド２の昇降と同期して各ステーション間の間隔に合せて
４５度ずつ間欠的に往復回動されるようになっている。

更に、フィードバー５にはその回転中心０に対して互い
に４５度ずつ離隔してワークＷを把持するクランパ６が
設けられている。このクランパ６は図示しない駆動装置
に駆動されて、前記中心０に対して放射方向に伸縮でき
るようになっている。前記支持台４、　　゛フィードバ
ー５、クランパ６およびそれらの駆動装置は組合わさり
、ワークＷの搬送手段７を構成している。前記第１、第
２ステーシヨンａ。

ｂの受は台３上には、ワークＷを載置して位置決めする
ための、第２図に詳示するような、載置台８がそれぞれ
設けられている。第１ステーシヨンａはワークＷの搬入
ステーションであり。

その外部の近接した位置にはワーク搬入装置１１０が設
けられている。第２ステーシヨンｂは、ワークＷを通過
させるだけで加工は行なわないアイドルステーションで
ある。第３ステーンヨノＣでは、第３図に示すように、
１組のプレス型工２の一方の型（上型）　１１を構成す
るダイ１３およびパッド（図示省略）がスライド２に取
付けられており、他方の型（下型）１５を構成するポン
チ１４が受は台３上に固定されている。第４ステ−ショ
ンｄでは、第４図に示すように、上ホルダ１６がスライ
ド２に固定されており、この上ホルダ１６にはセクショ
ナルダイ１７が固定されている。上ホルダ１６にはまた
、ポンチリテーナ１８を介してピアスポンチ１９が固定
されており、更に、スプリング２０を介してバッド２１
が上下動可能に設けられている。これら上ホルダ１６、
セクショナルダイ１７、ポンチリテーナ１８、ピアスポ
ンチ１９、スプリング２０、バッド２１は全体として一
方の型（上型）２２を構成している。そして、受は台３
上には一方の型２２と対向する他方の型（下型）２３を
構成するポンチ２４が固定されている。

このポンチ２４には前記ピアスポンチ１９と協働してワ
ークＷに孔を開けるボタンダイ２５が設けられている。

前記一方の型２２と他方の型２３は組合さって１組のプ
レス型２６を構成している。第５ステーシヨンｅは、第
３、第４ステーシヨンＣ５ｄのプレス型１２．２６で加
工され仕上がった製品Ｐを搬出するための搬出ステーシ
ョンであり、製品搬出装置！２８が設けられている。次
の第６ステーシヨンｆには何も設けられていないが、プ
レス型１２．２６が設けられている第３、第４ステーシ
ョンｃ、ｄと対称位置にある第７、第８ステーシヨンｇ
、ｈには、そ九ぞれ第５図に示すようなバランス調整用
の装！！３０が設けられている。すなわち、第５図にお
いて３１はスライド２に固定された重量部材である。こ
の重量部材３１は、第７ステーションｇにあっては第３
ステーシヨンＣのプレス型１２の一方の型１１と等しい
重量を有しており、第８ステーシヨンｈにあっては第４
ステーシヨンｄのプレス型２６の一方の型２２と等しい
重量を有している。３２は受は台３上、重量部材３工と
対向する位置に設けられ、その上面に弾性手段としての
弾性体３３を取付けた弾性体支持プレートである０弾性
体支持プレート３２の上面にはガイドボスト３４が立設
されており、このガイドボスト３４は重量部材３１に設
けられたガイドブツシュ３５のガイド孔に摺動可能に嵌
入している。この結果１重量部材３１はスライド２の昇
降に伴ってガイドボスト３４およびガイドブツシュ３５
に案内されつつ弾性体３３に接近して当接したり、ｌ！
Ｊｌれたりする。

次に、以上のような構成からなるロータリトランスファ
プレスの作用を説明する。

スライド２が上昇を開始すると、第１ステーシヨン（搬
入ステーション）ａの載置台８上に、ワーク搬入装置！
１０によってワークＷが搬入される０次に、スライド２
が下降した後再び上昇を開始すると、クランパ６が伸長
し、第１ステーシヨンａの載置台８上のワークＷを把持
して短縮する。続いて、フィードバー５が第１図で反時
計回り方向に４５度回動され、各ステージ　　゛ヨンに
あったクランパ６はそれぞれ１つ後のステーションへ移
動する。フィードバー５が停止すると、クランパ６が伸
長しワークＷの把持を解除した後再び短縮する。この結
果、第１ステーシヨンａから第２ステーシヨンｂへ搬送
されたワークＷは、載置台８上に載置位置決めされる。

この間に、第１ステーシヨンａには新たなワークＷが搬
入される１次いで、フィードバー５が前記とは逆に第１
図において時計回り方向に４５度回動し、各クランパ６
はそれぞれ１つ前のステーションへ移動する０次に、ス
ライド２が下降した後再び上昇を開始すると、第２ステ
　　゛−ジョンｂのワークＷはクランパ６に把持され、
フィードバー５の反時計回り方向の回動に伴って第３ス
テーシヨンＣへ搬送され、ポンチ１４の型面上に載置位
置決めされる。これと同時に。

第１ステーシヨンａでは前述した作用が繰り返され、第
１ステーシヨンａに搬入された新たなワークＷは第２ス
テーシヨンｂへ搬送される。

次いでスライド２が下降すると、第３ステーシヨンＣの
ワークＷは図示を省略したバッドによってポンチ１４の
型面上に押圧された後ダイ１３とポンチ１４によってプ
レス成形される１次に、第４ステーシヨンｄへ搬送され
たワークＷは、スライド２の下降に伴いまずバッド２１
によってポンチ２４の型面上に押圧される。続いて、セ
クショナルダイ１７とポンチ２４とによってフランジ加
工を施されると同時にピアスポンチ１９とボタンダイ２
５とによってピアス加工を施され、製品Ｐとなる。なお
、スライド２にはその昇降に際して第３、第４ステーシ
ョンｃ、ｄのパッド押圧用のスプリング２０　（第３ス
テーシヨンのものは図示を省略）の反発力が作用するが
、この反発力は対称位置にある第７、第８ステーション
ｇ。

ｈのバランス調整用の装置３０の弾性体３３の反発力に
よって相殺され、何ら影響を及ぼすことはない、また、
第３、第４ステーションｃ、ｄのプレス型１２．２６の
上型１１．２２の重量も、第７、第８ステーシヨンｇ、
ｈのバランス調整用の装置３０の各重量部材３１によっ
て均衡され、ロータリトランスファプレス全体の均衡は
保たれている０次に、第５ステーシヨンｅへ移送されき
製品Ｐは製品搬出装置２８によってロータリトランスフ
ァプレスから搬出される。なお、この間も第１ステーシ
ヨンａから第４ステーシヨンｄまでの各ステーションで
は前述した作用が繰り返され、ワークＷが順次製品Ｐに
加工されていく。

（発明の効果） 以上説明してきたように、この発明によれば、ワークの
加工に際し℃余剰のステーションが生じた場合でも、そ
の余剰のステーションにおいて、対称位置にある加工を
行なうステーションでスライドに取付けられたプレス型
の一方の型の重量と均衡する重量部材をスライドに取付
けて重量の均衡を保つとともに、スライドが接近したと
き前記重量部材と当接可能な弾性手段をベッドに取付け
てプレス型の弾性体の反発力に対する均衡も保つことが
できるため、従来のように加工を行なうステーション同
士を対称位置に配して均衡を保つ必要がなく、加工を行
なうステーションを−まとめに連続させて設けることが
できる。したがって、アイドルステーションの数を減ら
すことができ、ワークあるいは製品を把持して次のステ
ージ扇ンヘ搬送するクランプ手段、および、ワークある
いは製品を載置し位置決めするための載置台の数を減ら
すことができるため、設備費を削減できる上に、ワーク
が多くのアイドルステーションを通過することもなくな
るため、ワークの位置ずれおよびそれに伴う加工不良品
の発生率も低下するという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図はこの発明に係るロータリトランスフ
ァプレスの一実施例を示しており、第１図はベッド部分
全体の平面図、第２図は第１、第２ステーシヨンに設け
られたワーク載置台の概略斜視図、第３図は第３ステー
シヨンに設けられたプレス型の概略正面断面図、第４図
は第４ステーシヨンに設けられたプレス型の概略正面断
面図、第５図は第７、第８ステーシヨンに設けられたバ
ランス調整用の装置の概略正面断面図である。 １・・・・・・ベッド、 ２・・・・・・スライド。 ７・・・・・・ワークの搬送手段、 １１．２２・・・・・・プレス型の一方の型としての上
型、 １２．２６・・・・・・プレス型。 １５．２３・・・・・・プレス型の他方の型としての下
型、 ３１・・・・・・重量部材、 ３３・・・・・・弾性手段としての弾性体ａ、ｂ、ｃ、
ｄ、ｅ、ｆ、ｇ、ｈ ・・・・・・第１乃至第８ステーシヨンＷ・・・・・・
ワーク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ベッドとこのベッドに接近離隔可能なスラ イドとの間に複数のステーションを円環状に設け、この
   ステーションでスライドにプレス型の一方の型を取付け
   るとともにベッドにプレス型の他方の型を取付けて、ワ
   ークを搬送手段で順次次のステーションへと移送しつつ
   加工するロータリトランスファプレスにおいて、ワーク
   の加工に際して余剰のステーションが生ずるとき、加工
   を行なうステーションと対称の位置にある余剰のステー
   ションのスライドに、対称位置の加工を行なうステーシ
   ョンのプレス型の一方の型の重量と均衡する重量部材を
   取付け、かつ、スライドが接近したとき前記重量部材と
   当接可能な弾性手段をベッドに取付けて均衡を保つよう
   にしたことを特徴とするロータリトランスファプレス。