JPS6141663B2 - - Google Patents

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JPS6141663B2
JPS6141663B2 JP57195319A JP19531982A JPS6141663B2 JP S6141663 B2 JPS6141663 B2 JP S6141663B2 JP 57195319 A JP57195319 A JP 57195319A JP 19531982 A JP19531982 A JP 19531982A JP S6141663 B2 JPS6141663 B2 JP S6141663B2
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JP
Japan
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valve
spool
mold
gas
molten metal
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JP57195319A
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English (en)
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JPS5985354A (ja
Inventor
Takahiko Takeshima
Haruo Akemoto
Hideki Iwai
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Priority to AU20991/83A priority patent/AU550026B2/en
Priority to US06/549,822 priority patent/US4538666A/en
Priority to KR1019830005320A priority patent/KR870001940B1/ko
Publication of JPS5985354A publication Critical patent/JPS5985354A/ja
Publication of JPS6141663B2 publication Critical patent/JPS6141663B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/14Machines with evacuated die cavity
    • B22D17/145Venting means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/06Permanent moulds for shaped castings
    • B22C9/067Venting means for moulds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/812Venting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はダイカストマシン等の成形機に用いる
金型用ガス抜き装置に係り、さらに詳しくは金型
に取付けるスプール内部に弁を摺動自在に設け、
このスプールをシリンダによつて弁の摺動方向に
移動自在に設けた構造の金型用ガス抜き装置に関
するものである。
従来より、ダイカストは精密な製品を多量に製
造する方法として広く普及しているが、製品内部
に巣のない健全性を重要視される製品には適さな
い場合があつた。
その理由は高速、高圧で溶融金属をキヤビテイ
内に充填するため、キヤビテイ内のガスが充分に
抜けきらずに、溶融金属と混合して製品中に巣と
して残存することがあるためである。
このような不都合を解消するものとして、本発
明者等は鋳込製品や金型に制約されずに大量のガ
スを確実容易に抜き、ガスの巻き込みをなくして
健全なダイカスト製品を得ることができるように
した金型用ガス抜き装置を開発した。
今までに本発明者等が開発した金型用ガス抜き
装置としては、特開昭56−47257号(特公昭59−
309号、特許第1275125号)、特開昭56−47260号
(特公昭58−46387号、特許第1279898号)、およ
び、特開昭57−88962号(特公昭59−310号、特許
第1225117号などの公報に記載された装置があ
る。
これらの装置は、金型のキヤビテイから金型外
に通じる排出路を弁の作用で開いておいた状態で
射出を行ない、キヤビテイ内の質量の小さいガス
をガス排出路を通して排出し終わつた時点で、キ
ヤビテイ内から進んできた質量の大きな被射出溶
融物の慣性力を、前記弁に直接作用させることに
より弁を確実に、かつ素早く移動させて締め、ガ
ス排出路を直接しや断し、このガス排出路からの
被射出溶融物の流出を防ぎうるようにして、射出
時に金型内のガス抜きを確実に、かつ容易に行な
いうるようにしたものである。
このような装置のうち、特開昭57−88962号に
おいて1実施例として記載されている金型用ガス
抜き装置は、第4図に示すように、固定金型1と
可動金型の合わせ面でもある分割面に設けたキヤ
ビテイから伸びているガス抜き溝6の終端部付近
およびその延長線部に設けられている。この装置
では、内部に弁7を摺動自在に設けたスプール9
を、ブラケツト20を介して固定金型1に取付け
たシリンダ21によつて、弁7の摺動方向に移動
自在に設けている。そして、スプール9の内部に
設けた弁棒7bの後端部には、弁棒7bの外径よ
り大きいブロツク状の部材40が設けられてお
り、この部材40の側面からは、スプール9の側
面に設けた穴41を貫通させて、復帰杆42が設
けられている。一方、ブラケツト20の内面の一
部には、復帰杆42の先端付近の位置に合わせ
て、ストツパ機構43が位置調整可能に取付けら
れている。そして、射出動作の終了時直前で弁7
が閉じて射出動作が終り、型開きを行つた後、ス
プール9を後退させたとき、そのスプール9の後
退途中で、復帰杆42をストツパ機構43に当て
て弁7のみの後退を止め、弁7を開きうるように
している。
なお、第4図において、8はガス抜き溝6の途
中から弁7の弁頭部7aの側方上方まで迂回して
いる通路、12はガスの排出口、44は弁棒7b
の後端部に取付けた部材40とスプール9の頂部
との間に取付けた引張ばねである。また、部材4
0の側方に位置したスプール9の一部には、透孔
9a、透孔9a内で圧縮ばね16によつて押圧さ
れているスチールボール17、および、ばね力調
整用の押しねじ18が設けられており、スチール
ボール17は、図示したような弁開き状態のと
き、部材40の外周に形成した小径部40aに接
していて、引張ばね44の作用で部材40と弁7
が引張られて弁7が閉じるのを止めている。そし
て、射出時に、キヤビテイ内のガスがガス抜き溝
6、通路8、スプール9内を通つて排出口12か
ら排出されているとき、溶湯がガス抜き溝6を通
つて来て溶湯の慣性力が弁頭部7aに作用した
ら、弁7がスチールボール17による保持力に打
勝つて上昇して閉じ、閉じた後は、引張ばね44
の作用で弁7が閉じ状態を保つようになつてい
る。
このような構造の装置においては、弁棒7bの
後側に、復帰杆42を一体に設けた部材40と引
張ばね44が取付けられており、また、機械的な
ストツパ機構43や復帰杆42なども設けられて
いるので、ガス抜き装置自体の高さも高くなり、
構造も複雑になつていた。また、復帰杆42が弁
7と一体になつているので、動く部分の質量がそ
の分だけ大きくなり、動きも若干悪くなる。
また、射出成形の開始時には金型は冷えてお
り、通常の運転時のように射出初期には低速で次
に高速で射出成形する方式をそのまま適用すると
不都合が生じる。
すなわち、金型が冷えている場合には溶湯が金
型キヤビテイの隅に至る前に凝固してしまい、完
全な成形品は得られない。そこで、通常は低速の
みで数シヨツトの射出を行い、金型を温めてから
通常の射出成形を行う。
ところが、運転開始時に低速のみで運転すると
溶湯の慣性力は弱いため、弁が閉じず、バルブ内
に溶湯が入り込むおそれがあつた。
バルブ内に溶湯が入り込むと、そこで凝固して
しまい、ガス抜き装置は機能を発揮できず、ガス
抜き装置を取出して修理や交換を行わなければな
らず、その間、運転を停止せざるを得ず、操業効
率が低下することになる。
また、型開時にはスプール全体が上昇され、ス
プールの後退途中で弁の後退を止め、ストツパ機
構により弁を開き、型締時には弁が開いた状態で
所定位置に下降させている。ところが、スプール
を下降させるシリンダの始動時には急激に作動油
の圧力が作用するため、シヨツクが生じ、弁開状
態を保持する保持機構がもつ保持能力を超えた力
が作用し、弁が閉じてしまうことがある。そうす
ると装置がガス抜き機能を失い、キヤビテイ内の
ガスが逃げることができず製品中に気泡として残
り、いわゆる巣ができてしまう。
本発明は以上のような従来の欠点を除去するた
めに成されたもので、金型に取付けるスプールの
内部に弁を摺動自在に設け、弁の弁棒部の後端部
をピストンにしてスプール内に摺動自在に設け、
ピストンの後面部に圧力を作用させ得る装置を設
け、かつ、弁に弁を閉じる方向の力を作用させる
力発生装置をピストンの前面側に設けることによ
り、装置を比較的にコンパクトにするとともに、
スプールの下降時における弁が閉じることを防止
し、低速射出時における弁の確実な閉じ動作を実
現し得るようにし、また、遠隔操作も確実容易に
行えるようにした。
以下、図面に示す実施例に基いて本発明を詳細
に説明する。
第1図および第2図は本発明の1実施例を説明
するもので、図において符号1で示すものは固定
金型、2は可動金型、1a,2aは固定金型と可
動金型の分割面にそれぞれはめ込んだ半割状の座
である。ここでは、座1a,2aはそれぞれ固定
金型1、可動金型2の一部とする。固定金型1と
可動金型2の分割面およびその延長位置にガス抜
き装置3が設けられている。
一方、キヤビテイ4の周辺から金型の分割面に
形成されているガス抜き道5よりガス抜き溝6を
介してガス抜き装置3の下部に至る排気通路が形
成されている。
そして、ガス抜き装置3としては、ガス抜き溝
6に対して弁頭7aの下面とをほぼ垂直とするよ
うに弁7を設け、ガス抜き溝6の途中から弁頭7
aの横方向へ迂回して弁頭7aの側方上方に至る
バイパスからなるガス排出用の通路8を設けてあ
る。8aは湯だまり部である。
弁7は、弁支持部材であるスプール9内におい
て、このスプール9に対しその軸線方向に摺動
し、第1図において上方に弁7が移動した場合に
は、スプール9の下端に設けた弁座10に弁頭7
aが接触し、通路8はスプール9内の弁室11と
の連通状態が閉塞される。
弁頭7a部の上方には弁棒7bの周辺に形成さ
れる弁室11が連続しているが、弁室11には排
出口12が形成されている。
スプール9の途中で、弁棒7bの上端部にはば
ね受け13が固定されており、このばね受け13
はピストンと同様にスプール9の上端に形成され
た室14内に摺動自在に嵌合されており、ばね受
け13と、室14の下面すなわちスプール9の途
中に設けた弁棒7b用ガイド部材9bの上面との
間には圧縮ばね15が弾装されており、弁7は常
時閉じる方向への力を与えられている。
スプール9の途中であるガイド部材9bには弁
棒7bと直交した状態で透孔9aが形成されてお
り、この透孔9a内には圧縮ばね16によつて押
圧された状態でスチールボール17が嵌合されて
おり、このスチールボール17は弁棒7bの途中
に形成された小径部7cに接している。また、圧
縮ばね16は押しねじ18によつてその押圧力を
調整できる。
スチールボール17は、圧縮ばね15によつて
上動されようとしている弁7を止めるもので、圧
縮ばね16の押圧力は圧縮ばね15の弾発力に打
勝つ程度の大きさを有する。
スプール9の上端部の両側にはそれぞれ突出部
9c,9cが突設されてT形になつており、これ
ら突出部9cはブロツク19に形成されたT溝1
9aに摺動可等に嵌合されている。このブロツク
19は、固定金型1側に固定された支持枠20に
固定されたシリンダ21のピストンロツド21a
の下端に固定されている。
ブロツク19の前面には蝶ねじ24を介して回
動レバー25が回動自在に軸承されており、この
回動レバー25が垂直状態にある時には、その下
端がスプール9側の上端の前面に接している。こ
の結果、回動レバー25が垂直状態にある時には
スプール9はT溝19aから抜け出すことができ
なくなり、回動レバー25を水平状態にしたら、
スプール9や弁7を金型1,2の上方に移動させ
た状態でスプール9は水平方向に抜けるようにな
る。
また、前記ブロツク19はその一部に突出部1
9dを有し、この突出部19dは支持枠20側に
設けられたガイドロツド28に摺動自在に嵌合さ
れており、後述するようにスプール9が昇降され
る時の案内を行う。
スプール9の上端が連結されるブロツク19に
は、回動レバー25と反対側の側面に、当て板2
9がその上端をボルト30によつて固定されてい
る。当て板29の下端は、スプール9側に延びて
いる。
また、当て板29の下端部と中央部には空気源
と接続するための連結孔29a,29bが形成さ
れており、この連結孔29a,29bはスプール
9の上端部に形成された室14の下部と上部に連
続する通孔14a,14bと連通している。そし
て、通孔14a,14bの端縁で、連結孔29
a,29bの端縁と接する位置にはOリング22
が取付けられており、両者の連結部の気密を保つ
ことができる構造とされている。
連結孔29aには配管31、電磁切替弁33,
34のAポートを介して圧縮空気源35が接続さ
れており、連結高29bには配管32を介して電
磁切替弁33のBポートが接続されている。
上述したような当て板29を設け、連結孔29
a,29bに対するスプール9との接触部に、O
リング22を設けた構造を採用すると、ガス抜き
装置の清掃時において、スプール9をT溝19a
から引き出し、スプール9や弁7のみを容易に取
り外すことができる。従つて、当て板29はその
まま残り、空気源35側の配管31,32はブロ
ツク19側にそのまま残り、配管の着脱をしない
ですみ、清掃や保守に際して操作が極めて容易と
なる。勿論、スプール9をブロツク19に取付け
る場合は、スプール9をT溝19a内に押入れ、
当て板29に押付けて、回動レバー25でロツク
するだけで極めて簡単に取付けることができる。
次に、以上のように構成された実施例の作動を
説明する。
射出成形装置の始動開始時には、まず、金型側
から離れた位置に上昇している状態のガス抜き装
置に対し、電磁切替弁34をオンとし、空気源3
5からの空気圧を電磁切替弁33を介して室14
の下室内に導く。そうすると、ばね受け13の下
側の圧力が増大し、スチールボール17による押
圧力に抗して弁7が上昇され、弁7は閉じる。
なお、ばね受13の上側の空気圧は電磁弁33
のエギゾーストポートへと抜け出すため弁7の上
昇はスムーズに行なわれる。
この状態でシリンダ21を作動させてスプール
9全体を下降させる。
この状態で固定金型1と可動金型2の型締を行
うと、弁7が閉じた状態で、低速射出を行うこと
ができる。低速射出時に溶湯の慣性力は小さい
が、弁7はあらかじめ閉じているため、溶湯が弁
室11側にまわり込むことはない。
このようにして金型が温たまるまでの数シヨツ
トが行われる。
一方、金型が温たまつた後には、低速射出と高
速射出の組合わせによつて射出動作が行われる
が、この時には溶湯は大きな慣性力を持つため、
弁7を閉じる力は十分にあり、今度は逆にスプー
ル9の下降時に弁7がシヨツクにより閉じないよ
うにしなければならない。
この場合には、電磁切替弁33,34の両方を
共にオンとする。この結果、ピストン構造を有す
るばね受け13の上側に空気圧が導かれ、この空
気圧により弁7は圧縮ばね15の力に抗して下降
し、弁7は開いた状態を保つ。従つて、シリンダ
21が作動してスプール9が下降する時、シヨツ
クが生じても弁7が閉じることはない。この時、
弁7の下降に伴い、スチールボール17は弁棒7
bの途中に形成された小径部7c中に嵌入し、弁
7が開いた状態を保持する。
続いて、型開きの状態で、かつ弁棒7bの小径
部7c下端段部にスチールボール17を押圧さ
せ、弁頭7aが弁座10から離れた状態で、すな
わち、弁が開いた状態でスプール9全体をシリン
ダ21を作動させることにより下降させる。スプ
ール9の下降後、電磁切替弁33,34をオフに
しておく。
この状態で固定金型1と可動金型2の型締を行
うと、キヤビテイ4からガス抜き道5、ガス抜き
溝6、通路8、弁室11を経てスプール9外に至
る通路が形成される。
そして、この状態で図示していない射出プラン
ジヤが作動し溶融金属がキヤビテイ4内に供給さ
れる。この時、キヤビテイ4内を充満させた溶融
金属はガス抜き道5、ガス抜き溝6を通つて進ん
で行くが、キヤビテイ4内のガスは通路8や弁室
11を通り、排出口12方向に向う。なお、ガス
は質量が小さいため、ガスの作用で弁7が閉じる
ことはない。
一方、ガスに続いて溶融金属が弁頭7aの下面
に激突する。この時、弁7に加わる衝撃は溶融金
属の質量がガスに比較して極めて大きく、慣性が
大であるため、ガスが弁7に与える衝撃より極め
て大きく、弁7を上方にはね上げる。この結果、
圧縮ばね16によつて押圧されているスチールボ
ール17の拘束力を脱し、弁7は上方に向い、圧
縮ばね15による上方への引き上げ力をも加わ
り、弁頭7aの上面が弁座10に着座し、通路8
と弁室11の間を閉塞し、溶融金属の流出を弁7
の位置で止める。
この時、溶融金属がガス抜き道5、ガス抜き溝
6内でガスと混合し、飛沫状となり、不連続に弁
体に当たる場合であつても、最初の溶融金属の衝
突により、弁体がはね上げられ、その後ガスが来
て溶融金属による上方への押圧力がなくなつて
も、弁7は圧縮ばね15の力により上方への移動
習性が与えられているため、弁7による排気通路
の閉塞は確実に行われる。
また、第1図からも明らかなように弁頭7aは
その下面に極めて深い凹部7dが形成されている
ため、溶湯金属や金属粉等はほとんどがこの凹部
7d内に激突するため、溶融金属等が弁頭7aの
周囲を通つて弁頭7の上方にまわり込む不都合は
なくなり、弁頭7aは確実に弁座10に対して着
座することができる。
このようにして射出が行われ、ガス抜き装置の
弁7が閉じた状態で、所定時間の加圧冷却により
鋳込み作業が終了すれば、型間きを行つた後、シ
リンダ21を作動させ、スプール9を上昇させ
る。そして、この上昇動作に伴い、キヤビテイ
4、ガス抜き道5、ガス抜き溝6および通路8内
に充満されて凝固した金属が弁7から離れ、図示
していない製品押出装置により、成形品を可動金
型から取出す。
シリンダ21が作動し、スプール9全体が引き
上げられたら、前記したようにばね受け13の上
に空気圧を作用させ、ばね受け13を圧縮ばね1
5の力に打勝つて下方に押して弁7を開き、圧縮
空気で弁頭7a部や弁座10部などを掃除する。
また、ガス抜き装置3全体を掃除したり、保守
したい場合には蝶ねじ24をゆるめ、回動レバー
25を約90度回動させ、垂直状態から水平状態に
位置させれば、スプール9の上端部に形成された
突出部9cはT溝19aから容易に取外すことが
でき、スプール9全体を極めて容易に取外すこと
ができる。
本実施例は以上のように構成されているため、
従来のような機械的なストツパ機構を用いること
なく、空気圧を用いて弁の開閉を遠隔操作するこ
とができ、装置をコンパクトにできるだけでな
く、作業者による弁の調節等の煩わしく危検な動
作を伴わずに弁の開閉を行える。
第3図は本発明の他の実施例を説明するもの
で、説明に必要な部分を除いて簡略化して示して
ある。
本実施例にあつてはピストン構造を有する前記
ばね受け13を常時上方に押圧するスプリング1
5をなくし、通孔29a,29bに配管31,3
2を介して電磁切替弁33を接続し、電磁切替弁
33と空気源35との間に電磁切替弁33側から
順に電磁切替弁36および設定圧力を調整可能な
減圧弁34を設けてある。
本実施例は以上のような構造を採用しているた
め、射出成形装置の運転開始初期における低束射
出時においては電磁切替弁33,36をオフとし
ておけば、減圧弁37によつて所定の圧力に減圧
された空気圧が室14のばね受け13の下側に供
給される。
そして、この時の圧力をスチールボール17に
よる押圧力よりも若干小さな値にセツトしておけ
ば弁7を開いた状態に保つことができる。そし
て、弁7に上方への力を作用させておくととも
に、弁7が閉じた後に弁7が開かないようにして
いる。すなわち、減圧弁37を介して導かれる空
気圧が第1図および第2図に示す実施例における
スプリング15の役割を果たす。この場合、射出
時に弁7に溶湯の慣性力が作用すれば、弁は閉じ
る。
なお、電磁切替弁36をオンにすれば、圧縮空
気源35の圧力によつて、ばね受け13は強制的
に押上げられ、弁7は閉じる。このように、弁7
を空気圧によつて閉じた状態で金型側にセツト
し、低速射出により運転初期のためし打ちを行え
ば、溶湯の慣性力が小さく弁7を閉じる程の力が
ない場合においても、溶湯が弁室側にまわり込む
ことはない。
一方、金型が温まり、低速射出と高速射出の組
合わせにより通常の射出成形を行う場合には、シ
リンダ21によつてスプール9が上昇位置にあ
り、金型が開いている状態で、電磁切替弁33,
36をオンすれば、空気源35の圧力はピストン
構造のばね受け13の上側に至る。この結果、弁
7は強制的に開かれた状態となる。従つて、シリ
ンダ21によつてスプール9が下降される時のシ
ヨツクによつて弁7が閉じてしまうことがない。
本実施例は以上のように構成されているため、
前述した実施例と同様の効果が得られると共に、
圧縮ばね15を設けなくても良く部品点数が減少
され組立てが容易となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば空気圧によつて弁の開閉を強制的に行え、か
つ、遠隔操作が可能な構造とされているため、従
来のように弁を開かせるために機械的なストツパ
機構は不要で、構造が簡略化される。
また、操作者が弁の開閉を手動操作により行わ
なくても良いため煩わしさや危険を伴わず、しか
も確実な遠隔操作や自動操作が可能となる。
そして、ストツパ機構用のレバー等を弁に取付
ける必要もないので、弁の質量を小さくし、弁の
慣性力を小さくすることができるため、弁の開閉
動作の応答性を著しく向上させることができる。
また、弁棒の上端をピストン構造とし、その前
室に空気圧を作用させる構成を採用しているの
で、運転開始時の試し打ちの場合等のように、リ
モコン操作により、弁を閉じさせることができ、
低速射出時において弁が閉じないで溶湯が弁室側
に入り込むという不都合な事故を生じることがな
く、その時に弁部に溶湯がいかないように通路を
人的に遮断する必要もない。また、ピストン構造
の後室に空気圧を作用させる構造を採用している
ので、スプール下降時のシヨツクがあつても弁は
閉じず、弁を開いたままでスプールを下降させ、
正常なガス抜き機能を保持させることができる。
なお、本発明は、従来より公知のように、スプ
ールに設けたガス排出用の排出口を大気中に開放
したり、真空吸引装置に連結したりしておくこと
ができ、また、溶湯の流れが正常な射出途中に電
気的指令で弁を閉じるようにすることができる
が、その場合に、電気的指令のタイミングがうま
くとれなかつたら、指令によつて弁が閉じる前に
溶湯が弁部まで来て溶湯が弁装置内に入り、弁装
置の作用が不確実になろうとするが、その場合で
も、射出途中のおくれた電気的指令によつて弁が
閉じる前に溶湯の慣性力の作用で弁が閉じるの
で、弁の閉じ動作が常に確実に行われ、かつ、安
全であり、長期連続運転に充分にこたえうる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の1実施例を示す
縦断側面図および一部断面した正面図、第3図は
本発明の他の実施例を示す空気回路図、第4図は
本発明に類した従来の装置の1例を示す縦断面図
である。 1……固定金型、2……可動金型、3……ガス
抜き装置、4……キヤビテイ、7……弁、9……
スプール、10……弁座、11……弁室、13…
…ばね受け、15,16……圧縮ばね、17……
スチールボール、19……ブロツク、19a……
T溝、21……シリンダ、25……回動レバー、
33,34,36……電磁切替弁、35……圧縮
空気源、37……減圧弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金型に取付けうるスプールの内部に弁を摺動
    自在に設け、弁の弁棒部の後端部をピストンにし
    て前記スプール内に摺動自在に設け、ピストンの
    後面部に作動圧を作用させうる装置を設け、か
    つ、弁に弁を閉じる方向の力を作用させる力発生
    装置を前記ピストン前面側に設けた金型用ガス抜
    き装置。 2 弁に弁を閉じる方向の力を作用させる力発生
    装置として、ピストン前面側に圧縮ばねを設け、
    かつ、ピストン前面部に作動圧を作用させうる装
    置を設けた特許請求の範囲第1項記載の金型用ガ
    ス抜き装置。 3 弁に弁を閉じる方向の力を作用させる力発生
    装置として、ピストン前面部に所望の2段階の作
    動圧を作用させうる装置を設けた特許請求の範囲
    第1項記載の金型用ガス抜き装置。
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