JPH049077Y2 - - Google Patents

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JPH049077Y2
JPH049077Y2 JP16191886U JP16191886U JPH049077Y2 JP H049077 Y2 JPH049077 Y2 JP H049077Y2 JP 16191886 U JP16191886 U JP 16191886U JP 16191886 U JP16191886 U JP 16191886U JP H049077 Y2 JPH049077 Y2 JP H049077Y2
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valve
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cavity
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ダイキヤスト金型装置における金型
用ガス抜き装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より、ダイキヤスト金型装置において、金
型内のキヤビテイに連通して金型の分割面に形成
したガス抜き通路にベントバルブを設け、溶湯に
よる被射出物で該ベントバルブの弁体を直接移動
させてガス抜き通路を閉じ、ガス抜き後にガス抜
き通路から被射出物が外部へ出るのを防止するよ
うにした金型用ガス抜き装置がある。
また、上記ベントバルブの弁体をスプリングに
よつて閉方向に付勢するとともに、この弁体を開
状態に保持するロツク機構を設け、ガス抜きを行
う時にはロツク機構によつてバルブの開状態を保
持する一方、被射出物と接触するとロツク機構が
外れてバルブを閉じるようにした構造が、例え
ば、特開昭57−106462号公報に見られるように公
知である。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、上記のように被射出物との接触によ
つてバルブを閉じるようにした場合に、被射出物
の衝撃力が大きい場合などのようにバルブの閉じ
る速度が速いときには、閉弁衝撃力によつてバル
ブが閉じた後、その反動で再び若干開くことにな
り、そのときに被射出物がバルブ内方に進入し、
バルブの開閉作動を不能とする恐れがある。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、バルブの閉
弁反動による開弁作動を防止して確実にバルブを
閉作動させるようにした金型用ガス抜き装置を提
供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の金型用ガス抜き装置は、ガス抜き通路
内に介装しキヤビテイからの被射出物に当接して
閉じるバルブに係合溝を設けるとともに、該バル
ブの閉時にこの係合溝に係合してバルブの閉状態
を保持する係合手段を設けたことを特徴とするも
のである。
(作用) 上記のようなガス抜き装置では、ガス抜きを行
つているバルブの開状態から、キヤビテイより流
れる被射出物が当接してバルブが閉作動したと
き、バルブに形成してある係合溝に係合手段が係
合してこのバルブを閉状態に保持し、閉じる時の
反動によつてバルブが開作動するのを阻止し、バ
ルブ内への被射出物の進入を防止してガス抜き装
置の信頼性を確保するものである。
(実施例) 以下、図面に沿つて本考案の実施例を説明す
る。第1図および第2図にダイキヤスト金型装置
の概略構成を示す。
ダイキヤスト金型装置1は、固定金型2と可動
金型3とを備え、両金型2,3の分割面部Aに製
品形状に対応したキヤビテイ4が形成されてい
る。固定金型2は固定プラテン5に支持され、可
動金型3は可動側プラテン6に支持されている。
前記キヤビテイ4の下部には、このキヤビテイ
4に連通する湯道7が形成されている。そして、
先端が上記湯道7に連通するスリーブ8が固定金
型2に取り付けられ、このスリーブ8には射出シ
リンダ9の先端プランジヤチツプ10が嵌挿さ
れ、該プランジヤチツプ10の押動により給湯機
構11からスリーブ8内に注入された被射出物
(金属溶湯)をキヤビテイ4へ射出するようにな
されている。
また、上記金型2,3の分割面部Aには、一端
がキヤビテイ4の上端に連通し、他端が両金型
2,3の上端より金型外に通じるガス抜き通路1
2が形成されている。上記ガス抜き通路12に
は、上部両側に分岐したバイパス通路13が連接
されている(第2図参照)。このバイパス通路1
3は、斜めコ字状に2回屈曲して上端部が中央の
ガス抜き通路12と合流するものであつて、この
合流部分の凹部22に後述のバルブ20の弁体2
0bが収容される。
上記両金型2,3の上部はベントバルブ装置1
4が設けられ、該ベントバルブ装置14は、可動
金型3上面に固着されたブラケツト15に上下方
向に設置された油圧シリンダ16のロツド16a
下端に支持された昇降移動可能なバルブユニツト
17を備えている。
上記バルブユニツト17は、第3図(右部が開
弁状態、左部が閉弁状態)にも示すように、前記
金型2,3内のガス抜き通路12に連通する内部
通路18を有するバルブスリーブ19と、バルブ
スリーブ19の内部通路18とガス抜き通路12
との連通を開閉するバルブ20と、バルブ20を
上下方向に摺動自在に支持する支持部材21とを
備えている。
上記バルブスリーブ19は、バルブユニツト1
7が前記油圧シリンダ16によつて下降位置に作
動された時に、下端部が前記金型2,3の分割面
部Aの凹部22内に嵌挿され、該バルブスリーブ
19の内部通路18は下端開口部19aで金型内
のガス抜き通路12と連通し、上部側方の接続口
19bでパイプ23によつて外部エアユニツト2
4に接続される。
一方、バルブ20は弁軸部20aの下端に弁体
20bを備え、このバルブ20の上昇作動時にそ
の弁体20b上面によつてバルブスリーブ19の
下端開口部19aを閉作動する。弁軸部20aは
支持部材21を摺動可能に貫通し、上端部にはピ
ストン25が固着され、このピストン25の下部
にスプリング26が介装され、このスプリング2
6によつてバルブ20が閉弁方向に付勢されてい
る。
さらに、前記バルブ20の弁軸部20aには2
段に第1および第2の係合溝27,28が形成さ
れ、バルブ20の両側の支持部材21には前記係
合溝27,28に係合する係合手段29が設けら
れている。この係合手段29は、前記係合溝2
7,28と係合するロツクボール30がスプリン
グ31によつてバルブ20の弁軸部20aに対し
て押圧され、その押圧力がアジヤストスクリユ3
2によつて調整されるものであり、ロツクボール
30が係合溝27,28に両側から係合してバル
ブ20を所定位置に保持するように構成されてい
る。
上側の第1の係合溝27は幅が広く形成され、
この第1の係合溝27とロツクボール30とが係
合した状態は、バルブ20の弁体20bがバルブ
スリーブ19の下端開口部19aから離れた開弁
状態であり、この開状態では第1の係合溝27の
幅に相当する量だけの移動が可能である。一方、
下側に形成された第1の係合溝28とロツクボー
ル30とが係合した状態は、バルブ20の弁体2
0bがバルブスリーブ19の下端開口部19aを
塞いだ閉状態であり、この閉弁状態を保持するも
のである。
また、前記ベントバルブ装置14の接続口19
bに接続される外部エアユニツト24(第1図参
照)は、フイルター35とバキユーム用切換弁3
6を介して接続される真空ポンプ(図示せず)を
備え、バルブ20が開いている時にキヤビテイ4
内のガスをガス抜き通路12を介して強制的に吸
引して抜くように設けられている。さらに、上記
バキユーム用切換弁36とフイルター35との間
のパイプ23にはエアブロー用切換弁37を介し
てエアー源38が接続され、金型2,3を開いて
成形品を取出した後、加圧エアでバルブユニツト
17の内部をエアブロー清掃するように設けられ
ている。
さらに、前記バルブユニツト17の支持部材2
1には、第2図のようにスプリング40によつて
上方に付勢される作動レバー41が設けられ、こ
の作動レバー41の端部はブラケツト15のスト
ツパー42と係合して上昇位置が規制される。ま
た、上記作動レバー41は前記バルブ20のピス
トン25上端に当接可能であり、油圧シリンダ1
6によるバルブユニツト17の上昇時にバルブ2
0をスプリング26に抗して押し下げて開き、係
合手段29のロツクボール30を第1の係合溝2
7に係合させるものである。
上記実施例の作動を説明すれば、まず、キヤビ
テイ4内に被射出物(溶湯)を射出する場合に
は、バルブ20を開状態とするとともに、真空ポ
ンプによつてガス抜き通路12からガスを吸引す
る。上記のようにガス抜きを行いながらプランジ
ヤチツプ10の前進作動によつて被射出物をキヤ
ビテイ4内に射出すると、被射出物は湯道7から
キヤビテイ4に充填され、さらにガス抜き通路1
2に流入する。この被射出物がガス抜き通路12
を通つてバルブ20の弁体20bに直接当ると、
その衝撃力によつてロツクボール30と第1の係
合溝27との係合が解かれ、バルブ20は衝撃力
とスプリング26の付勢力によつて上昇作動し、
その弁体20bがバルブスリーブ19の下端開口
部19aに圧接して内部通路18を閉じると同時
に、係合手段29のロツクボール30が第2の係
合溝28に係合して閉弁状態を保持する。これに
より、バルブ20が閉作動の反動によつて再び開
くのを防止し、被射出物がバルブユニツト17内
に進入するのを阻止するようにしている。
上記のように被射出物の射出後、所定時間経過
して被射出物が凝固すると、可動金型3を移動し
て型開きを行うとともに、油圧シリンダ16の作
動によつてバルブユニツト17を上昇作動する。
バルブ20の上昇により成形品のエジエクトを可
能とし、作動レバー41がストツパー42に当接
してバルブ20をスプリング26に抗して開方向
に押し下げ、係合手段29のロツクボール30を
第2の係合溝28から第1の係合溝27に係合し
てバルブ20を開状態に保持するものである。
上記実施例によれば、バルブ20を閉弁状態に
保持する係合手段29を開弁状態に保持する機構
と共用し、バルブ20に第2の係合溝28を形成
するという簡易な構造によつて閉弁時の反動によ
る開作動を確実に防止することができるものであ
る。
なお、上記実施例においては、バルブ20を閉
状態に保持する係合手段29としてロツクボール
30を備えた機構を採用するようにしているが、
この係合手段としてはその他の公知の機構が適宜
採用可能である。
また、被射出物の射出後に、閉状態となつたバ
ルブ20を開状態とする機構も、作動レバー41
を利用した構造の他、例えば、バルブに固着した
ピストンを流体圧によつて作動する構造等を採用
するようにしてもよい。
(考案の効果) 上記のような本考案によれば、バルブに設けた
係合溝にバルブ閉時期に係合する係合手段を設け
たことにより、ガス抜きを行つているバルブの開
状態から、キヤビテイより流れる被射出物が当接
してバルブが閉作動する際に、閉状態に移動した
バルブを係合溝と係合手段の係合によつて閉状態
に保持し、閉じる時の反動によつてバルブが開作
動するのを確実に防止し、バルブ内への被射出物
の進入を阻止してガス抜き装置の信頼性を向上す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるガス抜き装
置を備えたダイキヤスト金型装置の概略構成を示
す要部断面正面図、第2図はガス抜き通路の要部
を断面にして示す可動金型の側面図、第3図は右
部にバルブ開状態を左部にバルブ閉状態を示すバ
ルブユニツトの要部縦断面図である。 1……金型装置、2……固定金型、3……可動
金型、4……キヤビテイ、A……分割面部、12
……ガス抜き通路、13……バイパス通路、20
……バルブ、27,28……係合溝、29……係
合手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型の分割面部にキヤビテイと連通するガス抜
    き通路を設け、かつ該ガス抜き通路内にキヤビテ
    イからの被射出物に当接して閉じるバルブを設け
    たものにおいて、前記バルブに係合溝を設ける一
    方、バルブ閉じ時、この係合溝に係合してバルブ
    の閉じた状態を保持する係合手段を設けたことを
    特徴とする金型用ガス抜き装置。
JP16191886U 1986-10-22 1986-10-22 Expired JPH049077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16191886U JPH049077Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16191886U JPH049077Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63116154U JPS63116154U (ja) 1988-07-27
JPH049077Y2 true JPH049077Y2 (ja) 1992-03-06

Family

ID=31088686

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