JP3937932B2 - 射出成形用金型および射出成形方法 - Google Patents

射出成形用金型および射出成形方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、溶融樹脂を金型キャビティに射出したときのキャビティ内のガスを逃がす機構を備えた射出成形金型および射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャビティ内のガスを逃がす機構を備えた射出成形金型としては、特開2000−15668,特開2001−30309,特開平11−19978,特許第3101571号公報に記載されたものがある。
【0003】
図5は、上記した特開2000−15668号公報に記載されたガス抜き構造の一例を示す。一対の金型1,3相互間のキャビティ5内には溶融樹脂7が流れている。一方、金型3側には、スプリング9に押されているピン11が図中で上下動可能に設けられ、このピン11にはガス(キャビティ内に存在する空気や溶融樹脂の先端部分から発生するガスなど)を逃がすための溝11aが形成されている。この溝11aは、ピン11の先端部分には形成されていない。
【0004】
この例では、図5の状態でキャビティ5内のガスを溝11aを通して逃がすとともに、溶融樹脂7がピン11の移動方向(軸方向)に沿ってピン11に向けて流れることで、樹脂圧によりピン11がスプリング9に抗して金型3内に入り込み、溶融樹脂7の溝11aへの進入を防止している。
【0005】
一方、図6は、ガス抜きを行いたい部分に対応する金型3に通気性の金属またはスリットを備えたプレートを重ね合わせたブロック13を設置し、このブロック13に一端を開口させた通路15に、金型外部に設置してある真空発生装置17を接続することで、ガス抜きを行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図5に示したものは、溶融樹脂7がピン11の移動方向に流れる場合には、溝11aへのガスの流入を防止できるが、溶融樹脂7がピン11の横方向から流れてくる場合には、ピン11が樹指圧によって金型3内に入り込みにくく、溶融樹脂7が溝11a内に入り込んでしまうこととなる。このため、図5の例では、ガス抜き構造を金型に設定する上で制約が生じてしまう。
【0007】
上記した問題の解決法として、ピンに溝を設けずに、ピンと金型との間の摺動隙間をガスの通過性能が確保できる隙間に設定することが考えられる。ところが、この場合には、上記した摺動隙間を、溶融樹脂が入り込んでバリが発生しないような隙間に設定する必要がある。
【0008】
バリが発生しない隙間は、成形樹脂材料、成形条件(成形温度、射出速度、射出圧力など)、ゲートからの距離などによって異なる。このため、ガスの通過と溶融樹脂の通過防止との双方を満足するような隙間を決定するためには、過去の実績などの多大な蓄積が必要で、これがない場合には、実成形での試行錯誤が必要であり、かなりの手間を要することになる。
【0009】
また、上記図6の例では、真空発生装置を用いることから、設備コストの上昇を招くものとなる。
【0010】
そこで、この発明は、過去の実績などの蓄積や、実成形での試行錯誤が不要で、設備コストの上昇を招くこともなく、またガス抜き構造を金型に設定する上で制約が生じることなく、キャビティ内のガスを確実に逃がすようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、樹脂が充填されるキャビティを形成する一対の金型相互間に、型開き時には凸部が突出する一方、型閉じ時には前記一対の金型の一方に前記凸部が押されて後退することで、前記凸部が移動可能に保持されるケース内に負圧を発生させる負圧発生機構を設け、前記ケース内の負圧発生部と、前記キャビティ内のガス溜まり部とを連通する連通路を設けた構成としてある。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、前記凸部は、前記ケース内に設けた弾性手段により前記突出方向に押し付けられ、前記一方の金型に押されることで前記弾性手段の弾性力に抗して後退する構成としてある。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、前記一対の金型の一方に、前記キャビティ内に先端が突出し、樹脂圧によって後退する可動ピンを設け、この可動ピンは、前記突出状態では前記連通路を遮断する一方、前記後退状態では、前記連通路を開放する構成としてある。
【0014】
請求項4の発明は、請求項3の発明の構成において、前記可動ピンは、弾性手段により前記突出方向に押し付けられ、樹脂圧によって前記弾性手段の弾性力に抗して後退する構成としてある。
【0015】
請求項5の発明は、請求項3または4の発明の構成において、前記可動ピンは、前記ガス溜まり部に対し樹脂流れの上流側に設けた構成としてある。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明の構成において、前記ガス溜まり部に対応する金型の一部位に、ガスが通過可能なブロックを設置した構成としてある。
【0017】
請求項7の発明は、樹脂が充填されるキャビティを形成する一対の金型相互間に、ケースに対して移動可能な凸部を設け、この凸部を、型閉じ時に前記一対の金型の一方が押圧して前記ケース内に負圧を発生させ、この負圧により前記キャビティ内のガス溜まり部のガスを逃がす射出成形方法としてある。
【0018】
【発明の効果】
請求項1または7の発明によれば、型閉じ動作に応じて負圧を発生させ、この負圧によりキャビティ内のガス溜まり部のガスを逃がすようにしたので、過去の実績などの蓄積や、実成形での試行錯誤が不要で、真空発生装置を使用する場合のような設備コストの上昇を招くこともなく、またガス抜き構造を金型に設定する上で制約が生じることなく、キャビティ内のガスを確実に逃がすことができる。
【0019】
請求項2の発明によれば、凸部は、型開き動作により、弾性手段に押されて突出状態に容易に復帰させることができる。
【0020】
請求項3の発明によれば、樹指圧を利用することで、連通路を容易に開放することができる。また、樹指圧によって移動する可動ピンは、金型との摺動隙間が単に摺動のためのものであることから、スムーズに摺動できる範囲で最小とすることができ、摺動隙間に溶融樹脂が入り込むことによるバリ発生を防止することができる。
【0021】
請求項4の発明によれば、可動ピンは、型開きにより樹指圧が解除されることで、弾性手段に押されて突出状態に容易に復帰させることができる。
【0022】
請求項5の発明によれば、溶融樹脂がガス溜まり部に到達するタイミングに合わせて、可動ピンを後退させてガス抜き動作を行わせることができるので、ガス抜き動作の高効率化を達成することができる。
【0023】
請求項6の発明によれば、ガス溜まり部にガスが通過可能なブロックを設置しても、負圧を利用してガス抜きを行っているので、ガス抜き動作を確実に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0025】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる射出成形金型の真空発生機構19を示す断面図であり、図1(a)は型開き時でのもの、図1(b)は型閉じ時でのものである。一対の金型21,23相互間には、図1(b)に示すように、キャビティ25が形成され、このキャビティ25に、図示しないゲートから溶融樹脂27が充填される。
【0026】
上記した負圧発生機構19は、図中で下部側の一方の金型23が固定される取付板29の周縁における他方の金型21に対応する部位に設置されている。この負圧発生機構19は、中空のケース31内の空間33に、ピストン35が図中で上下方向に移動可能に収容されている。
【0027】
ピストン35には、図中で上方に突出する凸部としてのロッド37が一体に設けられ、このロッド37は、ケース31の上端に形成してある貫通孔39内を摺動する。この貫通孔39の内周壁および、前記ピストン35の外周壁には、気密性を確保するためのパッキン41および43がそれぞれ設けられている。
【0028】
また、ピストン35と空間33内の底壁との間には、ピストン35を上方に向けて押し付ける弾性手段としてのスプリング45が介装されている。
【0029】
上記したケース31における空間33の底壁付近には、空間33におけるピストン35の下部側部分のスプリング室33aと、ケース31の外部とを連通する大気開放連通路47が形成されている。
【0030】
一方、空間33におけるピストン35の上部側部分の負圧発生部としての負圧空間33bは、ケース31の上部に形成してある負圧連通路49に連通している。この負圧連通路49は、金型21,23の周縁の他の部位の断面図である図2に示すように、連結パイプ51を経て、金型23内に形成してある負圧通路53の一端53aに連通している。負圧通路53の他端53bは、吸気開閉弁ユニットBに接続されている。
【0031】
下部側の金型23は、凹状の受け部55と、受け部55の凹部55aに嵌合する型本体57とを有している。受け部55の凹部55aの外周側と型本体57の外周側との間には、前記した吸気開閉弁ユニットBを有するユニット形成用ブロック59が収容され、さらにユニット形成用ブロック59と凹部55aとの間には、ガスが通過可能なブロック61が収容されている。
【0032】
このブロック61は、通気性の金属ブロック、またはスリットを備えたプレートを重ね合わせたもので構成され、キャビティ25におけるガス溜まり部63に対応する位置に設置されている。このブロック61に対し、樹脂流れの上流側に前記した吸気開閉弁ユニットBが設置されることになる。
【0033】
図3は、上記した吸気開閉弁ユニットBを拡大した断面図であり、ユニット形成用ブロック59には、左右方向に貫通する貫通孔63が形成され、この貫通孔63は、可動ピン65が摺動する摺動孔63aと、摺動孔63aより大径となる拡大部63bとを備えている。
【0034】
可動ピン65は、図中で左側の先端が、樹指圧が作用していない図3(a)の状態では、キャビティ25内に突出する一方、樹指圧が作用している図3(b)の状態では、摺動孔63a内に入り込んだ状態となる。
【0035】
可動ピン65の先端側周囲に対応して摺動孔63aの内周面には、パッキン67が設けられている。また、可動ピン65の基端部には、拡大部63b内に収容される膨大部65aを有してこの膨大部65aの凹部65bと型本体57との間に、可動ピン65をキャビティ25側に押し付ける弾性手段としてのスプリング69が介装されている。膨大部65aの図中右側の端面と型本体57との間には、可動ピン65の先端が図3(a)のようにキャビティ25に突出した状態では、隙間Sが形成されている。
【0036】
また、拡大部63bの摺動孔63a側の端面63cには、平ワッシャ状のパッキン71が固定されている。このパッキン71に対し、図3(a)の状態では膨大部65aの段部65cが密着した状態となる。
【0037】
可動ピン65の外周側には、上記した段部65cに対応する位置から、図3中で左方向への所定長さにわたり、溝65dが形成されている。この溝65dの図3中で左側の端部付近には、前記した負圧通路53の他端53bが開口している。
【0038】
また、拡大部63bには、ユニット形成用ブロック59に設けてある貫通孔73の一端73aが開口し、貫通孔73の他端73b(図2参照)は、前記した通気性のブロック61に対向して開口している。
【0039】
前記図1に示した負圧連通路49,連結パイプ51,図2に示した負圧通路53,吸気開閉弁ユニットBにおける溝65dおよび拡大部63b,貫通孔73により、ケース31内の負圧空間33bと、キャビティ25内のガス溜まり部63とを連通する連通路74を構成している。
【0040】
図3(a)の状態では、膨大部65aの段部65cがパッキン71に密着しているので、溝65dと拡大部63bとが遮断されて上記した連通路74は遮断されたものとなる。つまり、負圧発生機構19とガスたまり部63とが遮断された状態である。
【0041】
一方、図3(b)の状態では、膨大部65aの段部65cがパッキン71から離れているので、溝65dと拡大部63bとが連通状態となって上記した連通路74は遮断されることはない。つまり、負圧発生機構19とガスたまり部63とが連通した状態である。
【0042】
次に、作用を説明する。図1(a)の型開き状態から、一対の金型21,23相互が接近すると、金型21によって負圧発生機構19のロッド37が押し下げられる。これにより、図1(b)に示すように、ピストン35がスプリング45の弾性力に抗して下降するので、ケース31内の負圧空間33b内に負圧が発生し、ほぼ真空状態となる。このとき、スプリング室33a内の空気は、大気開放連通路47を通して外部へ排出される。
【0043】
このとき、溶融樹脂27は、まだキャビティ25に射出されておらず、したがって、可動ピン65は、図3(a)に示すように、キャビティ25内に先端が突出した状態であり、段部65cがパッキン71に密着している。このため、溝65dと拡大部63bとは遮断され、連通路74は遮断された状態となっており、負圧発生機構19で発生している負圧はガス溜まり部63には作用していない。
【0044】
この状態で、溶融樹脂27をキャビティ25に図示しないゲートから射出供給すると、この溶融樹脂27は図3(a)に示すように、可動ピン65を設けてある部位に向けて流れる。そして、この溶融樹脂27が可動ピン65に到達すると、可動ピン65は、樹脂圧により、図3(b)に示すように、スプリング69の弾性力に抗して図3中で右方向に移動し、溝65dと拡大部63bとが連通状態となって上記した連通路74は連通され、負圧発生機構19とガスたまり部63とが連通した状態となる。
【0045】
上記図3(b)の状態での可動ピン65は、膨大部65aの先端が型本体57に当接するとともに、キャビティ25側の先端面がキャビティ25における成形品表面と同一面となる。
【0046】
可動ピン65の後退により、負圧発生機構19とガスたまり部63とが連通することで、負圧発生機構19で発生した負圧が、連通路74およびブロック61を通してガス溜まり部63に作用する。これにより、ガス溜まり部63に溜まっているガス(キャビティ内に存在する空気や溶融樹脂の先端部分から発生するガスなど)が、ブロック61の通気孔、連通路74、連結パイプ51を通して負圧発生機構19側に吸引され、溶融樹脂27はキャビティ25内に確実に充填される。
【0047】
溶融樹脂27が充填されて成形品が固化し、その後金型21,23相互を、図1(b)の状態から離反させると、図1(a)に示すように、ロッド37がスプリング45に押されて突出し、負圧空間33b内のガスは、ピストン35に押されて連結パイプ51、連通路74およびブロック61を通してガス溜まり部63付近の金型表面に排出される。
【0048】
その後、離型により成形品を金型から外すことで、可動ピン65はスプリング69に押されて図3(b)の状態から図3(a)の状態へと移動してキャビティ25内に先端が突出し、連通路74が遮断された元の状態に戻る。
【0049】
上記した実施形態によれば、型閉じ動作に応じて負圧発生機構19にて負圧を発生させ、この負圧によりキャビティ25内のガス溜まり部63のガスを逃がすようにしている。このため、過去の実績などの蓄積や、実成形での試行錯誤が不要で、真空発生装置を使用する場合のような設備コストの上昇を招くこともなく、またガス抜き構造を金型に設定する上で制約が生じることなく、キャビティ25内のガスを確実に逃がすことができる。
【0050】
また、樹指圧を利用することで、負圧を導入する連通路74を容易に開閉することができ、この樹指圧によって移動する可動ピン65は、金型側の摺動孔63aとの摺動隙間が単に摺動のためのものでよいことから、スムーズに摺動できる範囲で最小とすることができ、この摺動隙間に溶融樹脂が入り込んでバリが発生することを防止できる。
【0051】
さらに、溶融樹脂27がガス溜まり部63に到達するタイミングに合わせて、可動ピン65を後退させてガス抜き動作を行わせることができるので、ガス抜き動作が効率よくなされる。また、ガス溜まり部63にガスが通過可能なブロック61を設置しても、負圧を利用してガス抜きを行っているので、ガス抜き動作が確実になされる。
【0052】
図4は、この発明の第2の実施形態に係わる射出成形金型の要部の断面図である。この実施形態は、負圧発生機構75を、一対の金型77,79のうち一方の金型79に、内蔵する構成としている。すなわち、金型79の一部が、内部に負圧発生部を備えたケースを有していることになる。この負圧発生機構75は、前記した第1の実施形態における負圧発生機構19と同様な構成であり、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
【0053】
そして、この負圧発生機構75の負圧発生部となる負圧空間33bは、連通路80の一部を構成する負圧通路81通して吸気開閉弁ユニットBに接続されている。この吸気開閉弁ユニットBは、前記図2および図3に示したものと同様であり、吸気開閉弁ユニットBと、ガス溜まり部63に対応して設けたブロック61とを、貫通孔73を介して接続する点などは、前記第1の実施形態と同様である。
【0054】
この実施形態においても、型閉じ動作に応じて負圧発生機構75にて負圧を発生させ、この負圧によりキャビティ25内のガス溜まり部63のガスを逃がすようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わる射出成形金型の負圧発生機構を示す断面図であり、(a)は負圧を発生させていない状態、(b)は負圧を発生させた状態である。
【図2】第1の実施形態における吸気開閉弁ユニット周辺の断面図である。
【図3】吸気開閉弁ユニットの動作説明図で,(a)は閉弁状態を、(b)は開弁状態をそれぞれ示す。
【図4】この発明の第2の実施形態に係わる射出成形金型の要部の断面図である。
【図5】従来例に係わる射出成形金型の要部の断面図である。
【図6】他の従来例に係わる射出成形金型の要部の断面図である。
【符号の説明】
19,75 負圧発生機構
25 キャビティ
21,23 金型
31 ケース
33b 負圧空間(負圧発生部)
37 ロッド(凸部)
45 スプリング(弾性手段)
61 通気性のブロック
63 ガス溜まり部
65 可動ピン
69 スプリング(弾性手段)
74,80 連通路
77,79 金型

Claims (7)

  1. 樹脂が充填されるキャビティを形成する一対の金型相互間に、型開き時には凸部が突出する一方、型閉じ時には前記一対の金型の一方に前記凸部が押されて後退することで、前記凸部が移動可能に保持されるケース内に負圧を発生させる負圧発生機構を設け、前記ケース内の負圧発生部と、前記キャビティ内のガス溜まり部とを連通する連通路を設けたことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 前記凸部は、前記ケース内に設けた弾性手段により前記突出方向に押し付けられ、前記一方の金型に押されることで前記弾性手段の弾性力に抗して後退することを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
  3. 前記一対の金型の一方に、前記キャビティ内に先端が突出し、樹脂圧によって後退する可動ピンを設け、この可動ピンは、前記突出状態では前記連通路を遮断する一方、前記後退状態では、前記連通路を開放することを特徴とする請求項1または2記載の射出成形用金型。
  4. 前記可動ピンは、弾性手段により前記突出方向に押し付けられ、樹脂圧によって前記弾性手段の弾性力に抗して後退することを特徴とする請求項3記載の射出成形用金型。
  5. 前記可動ピンは、前記ガス溜まり部に対し樹脂流れの上流側に設けたことを特徴とする請求項3または4記載の射出成形用金型。
  6. 前記ガス溜まり部に対応する金型の一部位に、ガスが通過可能なブロックを設置したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の射出成形用金型。
  7. 樹脂が充填されるキャビティを形成する一対の金型相互間に、ケースに対して移動可能な凸部を設け、この凸部を、型閉じ時に前記一対の金型の一方が押圧して前記ケース内に負圧を発生させ、この負圧により前記キャビティ内のガス溜まり部のガスを逃がすことを特徴とする射出成形方法。
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