JPH09277310A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH09277310A
JPH09277310A JP9688696A JP9688696A JPH09277310A JP H09277310 A JPH09277310 A JP H09277310A JP 9688696 A JP9688696 A JP 9688696A JP 9688696 A JP9688696 A JP 9688696A JP H09277310 A JPH09277310 A JP H09277310A
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JP
Japan
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opening
gas
closing
cavity
injection molding
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Pending
Application number
JP9688696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenshiro Abe
健四郎 阿部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/34Moulds having venting means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型のキャビティー内に樹脂等の成形材料を
射出注入したときに、そのキャビティー内のガスを効率
よく排出し、さらにガス抜き位置の設定の自由度を高め
る。 【解決手段】 金型のキャビティー内に樹脂30を射出
注入したときに、ガス溜り部S0内のガスの圧力を駒1
4の傾斜面14Aに作用させ、そのガスの圧力が所定の
圧力を越えたときに、スプリング15の力に抗して駒1
4を下動させて、ガス抜き溝13を開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
係り、さらに詳しくは、金型内に樹脂等の成形材料を射
出注入したときに、金型内部の空気及び成形材料充填中
に発生するガスを効率よく外部に排出することができる
射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、射出成形用金型のガス抜きの方法
としては、金型のパーティング面に深さ0.02mm程
度のスリットを入れ、その部分から金型外部にガスを排
出する方法、ガス溜り部に多孔質材の駒を埋め込み、そ
の駒から金型外部にガスを排出する方法、およびエジェ
クターピンを用いる方法など採用されている。そのエジ
ェクターピンを用いる方法の場合には、エジェクターピ
ンの先端部に設けた斜面によって、樹脂の充填方向と反
対方向のガス抜き溝を形成しておいて、樹脂がエジェク
ターピンに達するまではガス抜き溝を通してガスを排出
し、樹脂がエジェクターピンに達すると樹脂の流動圧力
によりエジェクターピンを下げてガス抜き溝を塞ぐ。そ
して、成形品を取り出すことにより、エジェクターピン
の底面に設置されたバネ力によってエジェクターピンが
上がり、その先端部が突出してガス抜き溝が再び現れる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、金型のパー
ティング面に設置する0.02mm程度のスリット溝
や、ガス溜り部の多孔質材からガスを排出する方法で
は、特に、高速射出成形時に、金型内部に溜ったガスを
短時間で効率よく排出することができなかった。また、
エジェクターピンを用いたガス抜き方法では、ガス抜き
部にエジェクターピンを設置することが必要となり、そ
れを設置したことによって製品面に凹面が生じるという
問題がある。
【0004】本発明の目的は、金型のキャビティー内に
樹脂等の成形材料を射出注入したときに、そのキャビテ
ィー内のガスを効率よく排出することができ、しかもガ
ス抜きの位置の設定の自由度が高く、ガス抜き部分によ
って生じる凹面を製品面に位置させないように、そのガ
ス抜きの位置を設定することができる射出成形用金型を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形用金型
は、成形材料が注入されるキャビティー内のガスをガス
抜き孔を通して排出する射出成形用金型において、開閉
動作することによって前記ガス抜き孔を開閉可能な開閉
手段と、前記キャビティー内のガス圧が所定の圧力以下
のときに、前記開閉手段を閉動作させる閉動作手段と、
前記キャビティー内のガス圧が前記所定の圧力を超えた
ときに、該キャビティー内のガス圧によって前記開閉手
段を開動作させる開動作手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】本発明によれば、金型のキャビティー内に
成形材料を注入したときに、そのキャビティー内のガス
圧を利用してガス抜き孔を開くことにより、そのガスを
効率よく排出する。
【0007】また、エジェクターピンにガス抜き部を設
ける従来のものに比して、ガス抜き位置の設定の自由度
を高める。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明の実施形態としての射出成
形用金型の断面図、図2は、図1のII円部の拡大図であ
る。
【0010】図1において1は、固定側型板2が取付け
られる固定側取付け板、3は、型板2に保持される固定
側コア3であり、これらによって固定金型が構成されて
いる。4は、可動側型板5が取付けられる可動側取付け
板、6は、型板5に保持される可動側コア6であり、こ
れらによって可動金型が構成されている。7は、取付け
板4と型板5との間に介在されるスペーサーブロックで
ある。そして、コア3,6の間にて射出成形用のキャビ
ティーS1が形成されるようになっている。S2はゲー
ト部、S3はランナー部である。
【0011】取付け板1および型板2にはスプールブッ
シュ8が取付けられており、その内部8Aを通して、図
中の上方から成形材料としての樹脂30(図2参照)が
高圧で射出注入されるようになっている。9,10は、
上下のエジェクタープレート11,12に取付けられた
エジェクターピンである。
【0012】図1においてLはパーティングラインであ
り、このパーティングラインL上に位置するコア3,
6、および型板2,5のパーティング面には、ガス抜き
孔を形成するガス抜き溝13が設けられている。14
は、ガス抜き溝13を開閉可能な開閉体としての駒14
であり、本例の場合は、型板5に上下動自在に設けられ
ている。駒14の上面には、キャビティーS1方向(図
2中の左側方向)に向って図2中の下方に傾斜する傾斜
面14Aが形成されており、スプリング15によって駒
14が上方限位置まで上動されたときに、図2のよう
に、傾斜面14Aの右側部分がコア3のパーティング面
に圧接して、ガス抜き溝13を閉塞するようになってい
る。また、このように傾斜面14Aの図中右側部分とコ
ア3との間の隙間が「0」となったときに、その傾斜面
14Aの図中左側部分とコア3との間の隙間は、0.0
05mm〜0.05mとなるようにしておく。図2にお
いてS0は、ガス抜き溝13から抜き出されるガスが溜
るガス溜り部である。
【0013】次に、作用について説明する。
【0014】まず、図1のように、キャビティーS1、
ゲート部S2、ランナー部S3を形成してから、スプー
ルブッシュ8の内部8Aを通して、樹脂30を高圧で射
出注入する。その樹脂30は、ランナー部S3、ゲート
部S2からキャビティーS1内に圧入され、それに伴っ
て、キャビティーS1内の空気、および樹脂30から発
生したガスは、ガス溜り部S0に溜って高圧となる。そ
のガス圧は駒14の傾斜面14Aにて受圧され、その駒
14を下方へ押圧する分力を生じる。そして、駒14を
下方へ押圧する力が所定以上となったときに、スプリン
グ15の力に抗して駒14が下動し、ガス溜り部S0内
のガスがガス抜き溝13から一気に外部に排出される。
【0015】その後、ガス圧が低下して、スプリング1
5の力によって駒14が上動することにより、ガス抜き
溝13が閉塞され、ガス溜り部S0内に樹脂30が充填
されることになる。その際、そのガス溜り部S0内に充
填される樹脂30が駒14とコア3との間に入り込まな
いように、予め、駒14の図2中左側部分とコア3との
間の隙間は設定しておく。
【0016】その後、樹脂30の硬化をまって離型して
から、エジェクターピン9,10によって成形品を取り
出す。
【0017】ところで、駒14の傾斜面14Aの傾斜角
度は、ガス抜き等の射出成形の条件に応じて設定する。
また、スプリング15は、ガス抜きの状態等に応じて、
適宜、ばね定数等の異なるものと交換可能として、駒2
4の上方への復帰力を調整できるようにする。また、駒
24の復帰力は、スプリング15等のバネ力の他、磁石
の吸引力や反発力、または油圧力等によって得ることも
可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の射出成形
用金型は、金型のキャビティー内に成形材料を注入した
ときに、そのキャビティー内のガス圧を利用してガス抜
き孔を開くため、そのガスを効率よく排出することがで
き、しかも、エジェクターピンにガス抜き部を設ける従
来のものに比して、ガス抜き位置の設定の自由度が高
く、ガス抜き部分によって生じる凹面を製品面に位置さ
せないように、そのガス抜きの位置を設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての射出成形用金型の
断面図である。
【図2】図1のII円部の拡大図である。
【符号の説明】
1 固定側取付け板 2 固定側型板 3 固定側コア 4 可動側取付け板 5 可動側型板 6 可動側コア 7 スペーサブロック 8 スプールブッシュ 9,10 エジェクターピン 11,12 エジェクタープレート 13 ガス抜き溝 14 駒 14A 傾斜面 15 スプリング S1 キャビティー S2 ゲート部 S3 ランナー部 S0 ガス溜り部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料が注入されるキャビティー内の
    ガスをガス抜き孔を通して排出する射出成形用金型にお
    いて、 開閉動作することによって前記ガス抜き孔を開閉可能な
    開閉手段と、 前記キャビティー内のガス圧が所定の圧力以下のとき
    に、前記開閉手段を閉動作させる閉動作手段と、 前記キャビティー内のガス圧が前記所定の圧力を超えた
    ときに、該キャビティー内のガス圧によって前記開閉手
    段を開動作させる開動作手段とを備えたことを特徴とす
    る射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記ガス抜き孔は、金型のパーティング
    面に位置する溝によって形成されることを特徴とする請
    求項1に記載の射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は、前記キャビティーに対
    する前記ガス抜き孔の開口位置に備わることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 前記開閉手段は、前記ガス抜き孔の延在
    方向と略直交する方向に往復動可能な開閉体を有し、該
    開閉体が一方向に移動することによって前記ガス抜き孔
    を閉じ、かつ該開閉体が他方向に移動することによって
    前記ガス抜き孔を開くことを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の射出成形用金型。
  5. 【請求項5】 前記開動作手段は、前記キャビティー内
    のガス圧を受ける受圧面を有し、該受圧面が受ける圧力
    によって前記開閉手段を開動させることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の射出成形用金型。
  6. 【請求項6】 前記開動作手段は、前記開閉手段の開閉
    体に形成されかつ前記キャビティー内のガス圧を受ける
    受圧面を有し、該受圧面が受ける圧力によって前記開閉
    体を他方向に移動させることを特徴とする請求項4に記
    載の射出成形用金型。
  7. 【請求項7】 前記受圧面は、前記開閉手段の開閉体の
    移動方向に対して傾斜する傾斜面であることを特徴とす
    る請求項6に記載の射出成形用金型。
  8. 【請求項8】 前記閉動作手段は、前記開閉手段の開閉
    体を一方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とす
    る請求項4,6または7のいずれかに記載の射出成形用
    金型。
  9. 【請求項9】 前記付勢部材はスプリングであることを
    特徴とする請求項8に記載の射出成形用金型。
  10. 【請求項10】 前記付勢部材は磁石であることを特徴
    とする請求項8に記載の射出成形用金型。
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Cited By (5)

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