JPS6140820A - ジルコニアの抽出方法 - Google Patents

ジルコニアの抽出方法

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JPS6140820A
JPS6140820A JP16870085A JP16870085A JPS6140820A JP S6140820 A JPS6140820 A JP S6140820A JP 16870085 A JP16870085 A JP 16870085A JP 16870085 A JP16870085 A JP 16870085A JP S6140820 A JPS6140820 A JP S6140820A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジルコニアの抽出方法に関する。
ジルコンは例えばアーク炉、抵抗炉あるいはプラズマ炉
中で高温に加熱して溶融した場合、ジルコニア(酸化ジ
ルコニウム)とシリカとに解離する( dissoci
ate )ことは周知である;通常この加熱された材料
はジルコニアとシリカとが再結合しないように急冷され
る。特にアーク炉中で加熱する場合にはシリカの1部が
蒸気として失われる。
ジルコニアはシリカよシも高い融点を有しておシ、溶融
物を急激に冷却するとジルコニアはガラス状シリカのマ
トリックス中に封入された小粒子として分離する。
解離したジルコンの構成成分の分離を行うための現在の
方法は、シリカを溶出させるために苛性ソーダで処理す
る方法である。しかしながらこの方法ではある種の工業
的用途において要求される最大でも0.1重量%という
シリカ含有量を著しく越える量のシリカを含有するジル
コニアを生じる。
本発明によれば粉砕した解離ジルコン、炭素およびバイ
ンダーからなるズレットな上昇温度でガス状塩素と反応
させることにより、四塩化ケイ素を実質的に含有してい
ない四塩化ジルコニウムを′p4m!することを特徴と
する、解離したジルコンからジルコニアを抽出する方法
が提供される。
解離してないジルコンを炭素と共にペレットの形で上昇
温度で塩素ガスと反応させた場合には、生成物は未解離
ジルコン中でのジルコニアとシリカの比率に対応した比
率の四塩化ジルコニウムと四塩化ケイ素との混合物から
構成される。この混合物から四塩化ケイ素を分離するこ
とは困難である。
本発明は解離したジルコンの塩素化を行うにあたって、
解離していないジルコンの塩素化を行った場合と同じ結
果が得られる:ものと予測していたが、驚くべきことに
シリカ分は反応しないことを見い出した。その理由は、
恐らく、解離後においては含有されているシリカの結晶
構造が、おそらく、塩素化がよシ困難な無定形のものに
変化していることにあると考えられる。反応は450°
C〜800’Cの範囲の温度で行うことが好ましいう4
50°C未満では反応速度が極端に遅く一方800°C
を超えるとシリカが塩素と反応して四塩化ケイ素を形成
する傾向がある。
本発明の方法を実施する場合に、若干のシリカが、その
まま、製品としての四塩化ジルコニウムに随伴する場合
がある。この傾向は反応帯域を通過する塩素の流速に依
存している。生成物は固体として凝縮させることができ
、この固体から純粋な四塩化ジルコニウムを昇華によっ
て回収するか、または水中で溶液を形成させ、この溶液
からシリカをf過によって分離することができる。
純粋な四塩化ジルコニウムは公知の方法によって容易に
ジルコニアあるいはジルコニウム化合物に転化すること
ができる。
ペレット中に炭素を存在させることは、炭素が存在しな
い場合には反応が生じないという理由で、必須の条件で
ある。
反応は下記の反応式(1)および(2)の一方または他
方、主として(2)の反応式に従って生じるものと考え
られる。
ZrO2+5i02+C+2(!2→ZrCt4+5i
02+CO2(11Zr02+5i02+2C+2CJ
2−+ZrcZ4+5i02+2CO(21ジルコンと
炭素の重量比は反応式(1)については15:1であシ
また反応式(2)については7.6 : 1である:こ
れらの比は必要とされる炭素の最少量を表わしている。
実験結果からは化学量論酌量以上の炭素を用いることに
より塩素の完全な利用が促進されることが示されている
。ペレット中のジルコンと炭素との重量比は2:1〜6
:1であることが好ましい。
ジルコニアの全てを塩素との反応に利用し得るようにす
るためには、解離したジルコンを十分に微粉砕してガラ
ス状シリカで被覆されているジルコニア粒子が存在しな
いようにすべきであシ、この目的のために粉砕材料を最
大粒子径150ミクロンに対応する、100メツシユの
フルイを通過させるべきである。
このような粉砕粒子の沈降法によシ測定した典型的な粒
子径分布は次の通シである。
38ミクロン以下が80チ 35ミクロン以下が60チ 15ミクロン以下が40% 7ミクロン以下が20% 3ミクロン以下がlOチ ペレット中で使用する炭素の種類に制限はないが、ジル
コンと同じ大きさに粉砕すべきである。
炭素の灰分は10重量%を超えないことが好ましくそし
て炭素の好ましい形態は木炭および粉砕石油コークスで
ある。また炭素中に高い揮発分が存在することは避ける
ことが望ましい;その理由は反応中に揮発性化合物が発
生してペレットを破壊してシリカの随伴を増大させる傾
向があるからである。
ペレットの大きさは余シ大きくすべきではない:その理
由は過度に大きいペレットの場合には反応速度の低下を
生じるからである。好ましくはペレットのサイズは直径
で15龍を超えないものである。
バインダーは、勿論、反応温度においてペレットを互に
保持し得るものであることが必要である。
適当なバインダーの例は、ケイ酸ナトリウム、ポリ酢酸
ビニルおよびチャイナクレイ(白土)である。過剰の量
のバインダーは反応速度を低下させる。バインダーはに
レット同士を保持するに必要な量、例えばペレット化混
合物の0.8〜6重量%を大きく超えない量で使用する
ことが好ましい。
バインダー中の揮発性成分は低いことが望ましい。
次の実施例は、比較例である実施例1を除いて、本発明
を説明するものである。実施例1〜3では添附図面に示
した装置を使用した。
この装置は40鰭の内径と300mの長さを有し且つ塩
素ガス導入用の底部人口11と頂部出口12とを有する
、シリカガラス反応器10からなる。反応器10は電気
抵抗加熱炉13によって包囲されている。出口12は3
50〜380°Cの加熱テープ15により包囲されたチ
ューブ14に連結されている。このチューブは液体窒素
を含有している真空フラスコ17中に設けた四塩化ジル
コニウム用のコンデンサーに反応生成物を送る。
反応器10は50〜806nの深さを有するペレットの
床18を有し、床18はケイ酸アルミニウム繊維からな
る70mの深さのバッキング19上に支持されている。
このバッキングはペレットを支持し且つ入口11から入
る塩素ガスを拡散する作用をする。実施例1〜3におい
ては3.8:1の重量比のジルコ/対炭素比を有するペ
レットを使用し且つ塩素の流速を500 cm’ / 
min  とした。
実施例4〜8で使用した装置は反応器が70顛の内径と
250inの長さを有していることおよび四塩化ジルコ
ニウムは、反応器から去るガスが第2の空気との混合に
よって冷却されるため、固体粒子として凝縮しそして実
験用バッグハウス中に捕集されること以外、前記装置と
非常に類似している。ペレットのカラムの深さは120
〜150mであシ、バッキングの深さは50u+である
実施例 1 約1mの粒子径を有する未粉砕の解離ジルコンを炭素と
バインダーと共にペレット化して、約3インチの直径を
有する上記組成のペレットを得、これを図面に示した装
置中で920’Cで塩素化した。塩素化の速度は非常に
遅く、1分あたシo・252が塩素化されたに過ぎなか
った。
実施例2 ジルコンをアーク炉中で解離し且つ粉砕して10細の平
均粒子径にしたものは次の重量比の分析値を有していた
ZnO2+ HfO270% 5iO229,2T。
AL20s         (L37チCaOO,0
1% Fe2O30,66qb Ti02         0.49%粉砕生成物を予
め炭素とバインダーと共にペレット化し、750″Cで
塩素化したところ、反応速度は1.56f/分であった
。生成した四塩化ジルコニウムは0.22%のシリカ(
5i02 )を含有していた。
実施例3 実験用ミル中で1.0μm〜5μm以下の最終粒子径範
囲に粉砕した解離ジルコンの第2のサンプルは500°
Cで1.3f/分の速度で反応した。凝縮した四塩化ジ
ルコニウムは0.05%のシリカを含有していた。
上記の実施例で使用したズレットは、木炭25部、解離
ジルコン75部およびバインダーとして5〜10 cc
s/100 f粉末の割合の黒糖密を用いて作成した。
仕込量は各々の場合、ペレット約150tであった。
以下の3つの実施例で使用した解離ジルコンは次の粒子
径分布を有する工業的粉砕バッチから得たものである。
ストークス直径      小粒(undersize
)のμm         重量饅 100          Zo。
実施例4 解離ジルコン、炭素およびバインダーとしてのケイ酸ナ
トリウムから調製した直径5〜6mの球状ベレン)79
7Fを前記の設計変更した装置中に装入した。解離ジル
コン対炭素の重量比は4:1であシ、ケイ酸ナトリウム
の含有量は約0.8優であった。炭素源としては61〜
2 m27 tの比表面積を有する木炭を用すた。
塩素は、床の温度を6006CK上げた後、600cI
R3/分の流率でカラム中を上方に通送した。塩素化の
時間は200分であった。残留物を均質化し分析した結
果、解離ジルコン中の60−のジルコンが反応したこと
が判った。塩素の利用率は反応したジルコニアの量と使
用したジルコニアの量とを比較した結果1oosであっ
た。
実施例5 実施例4に記載のペレット748tを実施例4と同じ反
応器中で600°Cに加熱した。この実施例では塩素の
流率を750 cm’ /minに高めた。塩素の利用
率は100チであシ、分析結果から解離ジルコン中のジ
ルコニアの80%が反応したことが判った。
実施例6 実施例4に記載の組成を有するがペレットの粒子径の分
布がよシ広い(5〜15ta)=レット800fを60
0°Cで750 cm’/分の塩素流率で塩素化した。
塩素化を195分間行う間に更に210fのペレットを
加え゛た。塩素の導入を中止し、反応器と内容物を冷却
した。これらを次の日に再加熱し更に241fのペレッ
トを加えた。塩素の流量は105分の間に600〜75
0σ3/分の間で変動させた。全体の塩素利用率は93
チであシ、含有されていたジルコニアの92チが反応し
た。
実施例4.5および6の生成物を前記の実験用バッグハ
ウス中に集めた。各々の実施例を行う間の2つの異なる
時間に取出した抜取試料の分析値を第1表に示した。試
料は実施例4および5の団塊化した( bulked 
)生成物から取シ出して水中に溶解した。不溶分を沢過
してその重量を秤量しまたf液中のシリカの重量を測定
した。可溶性のシリカ社生成物中に痕跡量存在する四塩
化ケイ素に由来するものであるが、これは全シリカ含有
量よシ低く0.1%以下であった。それより高く且つ変
化する抜取試料の値はにレット床から持出された粉末に
よるものである。
第  1  表 実施例 生成物中の総シリカチ 水中の不溶分チ 可溶
性シリカチ4    0.26:0.09    1.
5     0.0705    0.53 i 0.
54    1.4     0.0536    0
.07 : 0.54    1.4       一
実施例7 解離ジルコ/対炭素の重量比が6.6:1であシ、5〜
15mgの直径を有するはレツ) 1000fを実施例
4に記載の反応器に装入した。粉砕した解離ジルコンと
炭素の供給原料は実施例4〜6で使用したものと同一で
ある。温度は725’Cに高めた塩素は40分間800
33/分の流率で通送し更に10分間500 eyt5
/分の流率で通送した。反応器および内容物を次の日、
610°Cに加熱し、500ノ3/分の塩素流量で更に
105分間塩素化した。
全体の塩素使用率は80%であ)、反応器に装入したジ
ルコニアの80qIbが反応した。生成物の全シリカ含
有量は0.92%であシ、可溶性シリカ含有量は0.1
02%″T:あった。
実施例8 (この実施例は炭素源として木炭の代わシに石油コーク
スを使用する例を説明する。)直径5〜15闘のぼレツ
)810fを実施例4〜7で使用した、粉砕した解離ジ
ルコンから調製した;但し解離ジルコン対炭素の重量比
は4:1とした。バインダーとしては前記の通シケイ酸
ナトリウム(0,8重量%)を使用した。炭素として2
.1m2/7の比表面積を有する粉砕石油コークスを使
用した。ペレットを実施例4に記載の反応器に装入し、
600crI!3/分の塩素流量で80分間塩素化した
。炉は600’Cに制御した。反応の完了は出口ガスに
ついて未反応の塩素を分析してチェックした。塩素は何
ら検出されなかった。
ジルコン社少量のケイ酸ハフニウムを必然的に含有して
おシ、従って本発明方法によシ得られる四塩化ジルコニ
ウムは対応する割合の四塩化ハフニウムを含有している
。:生成物中およびそれから誘導したジルコニウム化合
物中に存在する少量のハフニウムは、ジルコニウムとハ
フニウムおよびそれらの化合物の化学的性質が事実上区
別できない程類似しているので問題はない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法で使用する装置の1例の断面図である
。 10;反応器  11;入口  12;出口13:抵抗
炉  14:チューブ  15:加熱テープ  16:
コンデンサー  17:真空フラスコ  18ニー’レ
ツトの床  19;バンキング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粉砕した解離ジルコン、炭素およびバインダーから
    なるペレットを上昇温度でガス状塩素と反応させること
    により、四塩化ケイ素を実質的に含有していない四塩化
    ジルコニウムを調製することを特徴とする、解離したジ
    ルコンからのジルコニアの抽出方法。 2、反応温度が450℃〜800℃の範囲である、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 3、ペレット中のジルコン対炭素の重量比が2:1〜6
    :1である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4、粉砕した解離ジルコンの最大粒子径が150ミクロ
    ンである、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5、ペレットの寸法が15mmの直径を超えない、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 6、ペレット中に使用する炭素が木炭である、特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 7、ペレット中に使用する炭素が粉砕した石油コークス
    である、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP16870085A 1984-08-01 1985-08-01 ジルコニアの抽出方法 Granted JPS6140820A (ja)

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DE (1) DE3527289A1 (ja)
FR (1) FR2568562B1 (ja)
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