JPS613835A - Fe−Ni系合金の製造方法 - Google Patents
Fe−Ni系合金の製造方法Info
- Publication number
- JPS613835A JPS613835A JP12457984A JP12457984A JPS613835A JP S613835 A JPS613835 A JP S613835A JP 12457984 A JP12457984 A JP 12457984A JP 12457984 A JP12457984 A JP 12457984A JP S613835 A JPS613835 A JP S613835A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- hot rolling
- thickened
- hot
- etching
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体リードフレームや高精細度シャドウマス
ク或いは各種封着材料や磁性材料として用いられるFe
−N1系合金の熱間圧延においてN1及び又はMnの濃
化層を消去することを特徴とするエツチング穿孔性及び
プレス打抜き性に優れたFe−Ni系合金の製造方法に
関する。
ク或いは各種封着材料や磁性材料として用いられるFe
−N1系合金の熱間圧延においてN1及び又はMnの濃
化層を消去することを特徴とするエツチング穿孔性及び
プレス打抜き性に優れたFe−Ni系合金の製造方法に
関する。
従来、Fe−Ni系合金は多くの優れた特性を有してお
り、42アロイは半導体リードフレームとして、アンバ
ー合金鉱高精細度シャドウマスク用素材としてそれぞれ
広く用いられている。またパーマロイ系合金としてもそ
の優れた磁気特性から多種多用に渡シ用いられている。
り、42アロイは半導体リードフレームとして、アンバ
ー合金鉱高精細度シャドウマスク用素材としてそれぞれ
広く用いられている。またパーマロイ系合金としてもそ
の優れた磁気特性から多種多用に渡シ用いられている。
これらのFe−Ni系合金はその多くが製品に加工され
る際にエツチング穿孔やプレス打抜き加工を受ける。本
発明者ら位種々の研究を重ねる中でこのFe−Ni系合
金中にその含有成分のうちN1及び又はMnの濃化層が
存在した際にエツチング穿孔性及びプレス打抜き性に悪
影響を与えるという知見を得た。
る際にエツチング穿孔やプレス打抜き加工を受ける。本
発明者ら位種々の研究を重ねる中でこのFe−Ni系合
金中にその含有成分のうちN1及び又はMnの濃化層が
存在した際にエツチング穿孔性及びプレス打抜き性に悪
影響を与えるという知見を得た。
N1及び又はMnの濃化層は1μ以下の薄い層状をなし
ておジ、板厚中心部において特に顕著に現われる。この
濃化層が存在した際に、その部位のエツチング速度及び
せん断力が他の部位と異なるために良好なエツチング壁
面を呈することが難しくなったル、プレス時のパリが高
くなるといった現象が現われると考えられる。
ておジ、板厚中心部において特に顕著に現われる。この
濃化層が存在した際に、その部位のエツチング速度及び
せん断力が他の部位と異なるために良好なエツチング壁
面を呈することが難しくなったル、プレス時のパリが高
くなるといった現象が現われると考えられる。
N1及び又はMnの濃化層は熱間圧延板においてすでに
認めうるものであるが、その後の工程中の600〜80
0℃、30分〜3時間のバッチ式焼鈍や、1050〜1
200℃、10秒〜3分間の連続焼鈍では変化なく、そ
のまま残存してしまう。本発明者らは研究の結果、熱間
圧延後の工程でNi及び又はMnの濃化層を消去するた
めには、950℃以上、3時間以上が必要であるとの知
見を得たが、この方法では酸化の危険が大きく雰囲気制
御の必要性を考えると高コストになシ、シかも特性の変
化量が著しいという欠点がちシ、よシ低コストで効率的
な消去法が望まれていた。
認めうるものであるが、その後の工程中の600〜80
0℃、30分〜3時間のバッチ式焼鈍や、1050〜1
200℃、10秒〜3分間の連続焼鈍では変化なく、そ
のまま残存してしまう。本発明者らは研究の結果、熱間
圧延後の工程でNi及び又はMnの濃化層を消去するた
めには、950℃以上、3時間以上が必要であるとの知
見を得たが、この方法では酸化の危険が大きく雰囲気制
御の必要性を考えると高コストになシ、シかも特性の変
化量が著しいという欠点がちシ、よシ低コストで効率的
な消去法が望まれていた。
本発明はかかる点に鑑みなされたものであり。
その要旨とするところは1150〜1300℃の熱間圧
延温度で熱間圧延を行うことでN1及び又はMnの濃化
層を消去するこξを特徴とする工。
延温度で熱間圧延を行うことでN1及び又はMnの濃化
層を消去するこξを特徴とする工。
ツチング穿孔性及びプレス打抜き性に優れたh−Ni系
合金の製造方法に6る。
合金の製造方法に6る。
なお2本発明はN1及び又はMnの濃化層が顕著に現れ
る。20重量−以上のN1又はこれに0.1重量−以上
のMnを含有するFe−Ni系合金に特に有用である。
る。20重量−以上のN1又はこれに0.1重量−以上
のMnを含有するFe−Ni系合金に特に有用である。
次に本発明の熱圧温度の限定理由を述べる。
1150℃未満ではN1及び又はMnの拡散が不十分で
あり、熱間圧延後に特に板厚中心部に濃化層が残存する
。これを防止するためには長時間加熱が必要でちり、そ
の場合スラブの粒界酸化が著しい。1300℃を超える
温度ではエネルギーコストがかさみ、しかもスラブの酸
化が著しく実用的でない。従って熱間圧延温度を115
0〜1300℃に限定した。
あり、熱間圧延後に特に板厚中心部に濃化層が残存する
。これを防止するためには長時間加熱が必要でちり、そ
の場合スラブの粒界酸化が著しい。1300℃を超える
温度ではエネルギーコストがかさみ、しかもスラブの酸
化が著しく実用的でない。従って熱間圧延温度を115
0〜1300℃に限定した。
この温度域で熱間圧延を行うことでN1及び又はMnの
濃化層の発生の高い連続鋳造法で製造しても、 Ni及
び又はMnの濃化層のないエツチング穿孔性、プレス打
抜き性の良好な素材を得ることができた。
濃化層の発生の高い連続鋳造法で製造しても、 Ni及
び又はMnの濃化層のないエツチング穿孔性、プレス打
抜き性の良好な素材を得ることができた。
また熱間圧延前に熱間鍛造を行うことはさらに良好な結
果と々る。
果と々る。
実施例
第1表に示す成分のFe−Ni系合金を溶製し。
造塊法あるいは連続鋳造法により製造したスラブ(造塊
法では厚さ490〜610+m、連続鋳造法では厚さ1
50mm)を造塊法のものについては1000〜128
0℃で熱間鍛造により厚さ150関にした後、所定の温
度で2〜2.5時間加熱後熱間圧延を行い、板厚5.5
mに仕上げた。連続鋳造法で製造したものについては
鍛造を行わずにそのまま熱間圧延し板厚5.5−に仕上
けた。各々の熱間圧延板断面をFtPMAで調査しN1
及び又はMnの濃化層の有無を判定した。
法では厚さ490〜610+m、連続鋳造法では厚さ1
50mm)を造塊法のものについては1000〜128
0℃で熱間鍛造により厚さ150関にした後、所定の温
度で2〜2.5時間加熱後熱間圧延を行い、板厚5.5
mに仕上げた。連続鋳造法で製造したものについては
鍛造を行わずにそのまま熱間圧延し板厚5.5−に仕上
けた。各々の熱間圧延板断面をFtPMAで調査しN1
及び又はMnの濃化層の有無を判定した。
第1表に結果を示したが2本発明法にょシ顕著な効果が
認められる。
認められる。
以上述べたごとく2本発明方法はFe−Ni系合金のN
1及び又はMnの濃化層を消去し、エツチング穿孔性、
プレス打抜き性の良好な素材を製造する方法として熱間
圧延温度を制御するという簡便な方法を提供するもので
あp、We−Ni系合金の品質向上に大きく寄与するも
のである。
1及び又はMnの濃化層を消去し、エツチング穿孔性、
プレス打抜き性の良好な素材を製造する方法として熱間
圧延温度を制御するという簡便な方法を提供するもので
あp、We−Ni系合金の品質向上に大きく寄与するも
のである。
Claims (2)
- (1)1150〜1300℃の熱間圧延温度で熱間圧延
を行うことにより、Ni及び又はMnの濃化層を消去す
ることを特徴とするエッチング穿孔性及びプレス打抜き
性に優れたFe−Ni系合金の製造方法。 - (2)連続鋳造法で製造したスラブを用いて熱間圧延を
行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のFe
−Ni系合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12457984A JPS613835A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | Fe−Ni系合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12457984A JPS613835A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | Fe−Ni系合金の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS613835A true JPS613835A (ja) | 1986-01-09 |
JPH0133531B2 JPH0133531B2 (ja) | 1989-07-13 |
Family
ID=14888961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12457984A Granted JPS613835A (ja) | 1984-06-19 | 1984-06-19 | Fe−Ni系合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS613835A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0254744A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
JPH0254743A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
JPH02117703A (ja) * | 1988-10-28 | 1990-05-02 | Nippon Mining Co Ltd | シャドウマスク用鉄‐ニッケル基合金材料の製造方法 |
JPH08241677A (ja) * | 1996-01-23 | 1996-09-17 | Toshiba Corp | シャドウマスクおよびこれを用いたカラー受像管と、このシャドウマスク用アンバー合金原板の製造方法ならびにこのシャドウマスクの製造方法 |
JPH08273554A (ja) * | 1996-01-23 | 1996-10-18 | Toshiba Corp | シャドウマスクおよびこれを用いたカラー受像管と、このシャドウマスク用アンバー合金原板の製造方法ならびにこのシャドウマスクの製造方法 |
US7226515B2 (en) | 2000-09-29 | 2007-06-05 | Hippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Fe—Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620122A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacture of austenite steel sheet having excellent resistance to oxidation |
JPS5732325A (en) * | 1980-08-04 | 1982-02-22 | Nisshin Steel Co Ltd | Production of austenitic stainless steel plate |
-
1984
- 1984-06-19 JP JP12457984A patent/JPS613835A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5620122A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Manufacture of austenite steel sheet having excellent resistance to oxidation |
JPS5732325A (en) * | 1980-08-04 | 1982-02-22 | Nisshin Steel Co Ltd | Production of austenitic stainless steel plate |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0254744A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
JPH0254743A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-23 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | エッチング時のスジむら抑制効果に優れるFe−Ni系合金の製造方法 |
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JPH0569601B2 (ja) * | 1988-10-28 | 1993-10-01 | Nippon Mining Co Ltd | |
JPH08241677A (ja) * | 1996-01-23 | 1996-09-17 | Toshiba Corp | シャドウマスクおよびこれを用いたカラー受像管と、このシャドウマスク用アンバー合金原板の製造方法ならびにこのシャドウマスクの製造方法 |
JPH08273554A (ja) * | 1996-01-23 | 1996-10-18 | Toshiba Corp | シャドウマスクおよびこれを用いたカラー受像管と、このシャドウマスク用アンバー合金原板の製造方法ならびにこのシャドウマスクの製造方法 |
US7226515B2 (en) | 2000-09-29 | 2007-06-05 | Hippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Fe—Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
US7419634B2 (en) | 2000-09-29 | 2008-09-02 | Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd. | Fe-Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
US7435307B2 (en) | 2000-09-29 | 2008-10-14 | Nippon Yakin Kogyo Co., Ltd | Fe-Ni based permalloy and method of producing the same and cast slab |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0133531B2 (ja) | 1989-07-13 |
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