JPH03193846A - シャドウマスク - Google Patents

シャドウマスク

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JPH03193846A
JPH03193846A JP33129189A JP33129189A JPH03193846A JP H03193846 A JPH03193846 A JP H03193846A JP 33129189 A JP33129189 A JP 33129189A JP 33129189 A JP33129189 A JP 33129189A JP H03193846 A JPH03193846 A JP H03193846A
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JP
Japan
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shadow mask
shadow
annealing
surface roughness
alloy
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Pending
Application number
JP33129189A
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English (en)
Inventor
Norio Yuki
典夫 結城
Masatoshi Eto
雅俊 衛藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03193846A publication Critical patent/JPH03193846A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラーテレビ用受像管に用いられるFe−N
i合金系シャドウマスク及びその素材に関し、特には、
積み重ねての焼鈍時の密着を防止しつる特定の凹凸模様
を具備するFe−Ni合金系シャドウマスク素材及びそ
うした素材から作製されたシャドウマスクに関する。
1米垣l 従来、カラーテレビ受像管用シャドウマスクとしては低
炭素リムド冷延鋼板や低炭素Alキルド鋼が用いられて
きたが、これらの材料より低熱膨張特性を有しているF
e−Ni系アンバー合金の使用が提案され、工業上の使
用も多く試みられている。
カラー受像管を動作させた際、シャドウマスクの開孔を
通過する電子ビームは全体の173以下であり、残りの
電子ビームはシャドウマスクに射突するため、シャドウ
マスクは時として80℃にも達する程加熱される。この
際、熱膨張による色純度の低下が生じるわけであるが、
Fe−Ni系アンバー合金の使用により、この熱膨張が
軽減されるというものである。
が  しよ と る しかし、このFe−Ni系アンバー合金のシャドウマス
クも、製造上まだ問題が残っている。
その1つがシャドウマスク素材を積み重ねての焼鈍の際
に隣合うもの同志の密着が起こることである。一般にシ
ャドウマスクの製造方法は、素材をエツチング穿孔後、
焼鈍、プレス成形という工程を経てブラウン管に組立て
られるのであるが、プレス成形性を付与する焼鈍におい
てFe−Ni系アンバー合金はAlキルド鋼やリムド鋼
と焼鈍軟化挙動が異なるため、十分なプレス成形性を付
与するためにはシャドウマスク素材に1000℃以上の
高温での焼鈍を施す必要がある。また、近年温間プレス
によりFe−Ni系アンバー合金のプレス成形性の悪さ
を補おうとの動きもあるが、この場合でも800℃以上
の高温での焼鈍がどうしても必要である。
そのため、Fe−Ni系アンバー合金のシャドウマスク
素材を焼鈍する際(通常数十枚程度重ねて焼鈍する)、
隣合うシャドウマスクの接触している部分が熱拡散によ
り密着してしまう問題が起こる。この密着が起こると剥
離するのに手間がかかり、また、剥離する際にシャドウ
マスク素材が変形して歩留りを低下させたり問題が大き
い。
このように、Fe−Ni系アンバー合金系シャドウマス
クは、熱膨張の軽減という点で優れていながらも、素材
の重ねての焼鈍時の密着問題が生じることが新たな課題
として認識されるようになった。
゛ るた の 本発明者らは種々の研究を重ねた結果、シャドウマスク
の表面粗さを適切に制御することで、この焼鈍時の密着
を避けることができることを見出した。従来、ダルロー
ルを用いてのダル圧延によりシャドウマスク表面に凹凸
を付けることは行なわれてはいたが、主としてレジスト
密着性を向上させることを目的としたものであり、焼鈍
時の密着を回避するためにシャドウマスクの表面粗さを
適切に制御することが考慮されたことは実質上なかった
本発明に従えば、最大高さR+maxの50%の深さで
の相対負荷長さtpが50%以下の表面粗さが焼鈍時の
密着性を有効に防止することが判明した。
この知見に基づいて、本発明は、 1)表面粗さが最大高さR,、ll、lの50%の深さ
での相対負荷長さtpが50%以下であることを特徴と
する、焼鈍時の密着を防止しうるFe−Ni合金系シャ
ドウマスク素材、及び 2)表面粗さが最大高さRnaxの50%の深さでの相
対負荷長さtpが50%以下であることを特徴とする、
焼鈍時の密着を防止したFe−Ni合金系シャドウマス
ク。
を提供するものである。
皿五立ユ1 ここで、[最大高さR,、、Jとは、断面曲線から基準
長さだけ抜き取った部分の平均線に平行な2直線で抜取
り部分を挾んだとき、この2直綿の間隔を断面曲線の縦
倍率の方向に測定して、この値をマイクロメートル(μ
m)で表したものである。
また、「相対負荷長さtpJは基準長さしの区間で断面
曲線を平均線に平行なあるレベルの直線で切断したとき
、断面曲線が切り取る線分の長さの総和と基準長さしと
の比である。
「シャドウマスク素材」とは、プレス成形性を付与する
ための積み重ねて焼鈍を施される材料を総称する。
良五皿二且旦 本発明において、rFe−Ni合金」とは、ニッケルを
30〜45重量%含有する鉄及びニッケルを基本成分と
する合金であり、ここに適宜、Cr%Mn%Go、T 
z s V %N b %Z r 1M01Aj2、W
等の副成分や添加材を5重量%まで添加したものを包括
する。
シャドウマスクの一般的製造工程は次の通りである: 所定の合金原料の溶解及び鋳造後、得られたインゴット
を鍛造、圧延等の適宜の加工工程を経由しそして最終冷
間加工にて所定の厚さを有するシートとすることにより
シャドウマスク素材が製造される。シャドウマスク素材
はエツチング穿孔加工されてフラットマスクとなる。フ
ラットマスクは焼鈍されてプレス成形性を付与されその
後プレスにより球面成形される。球面成形されたマスク
は黒化処理を施されてシャドウマスクとなる。この他、
プレス成形性を付与する焼鈍を最終圧延直後に実施する
方式もあり、これはフレアニール法と呼ばれている。
もう少し詳しく説明すると、先ずシャドウマスク素材の
製造方法として、Fe−Ni合金を例えばVOD炉で溶
製後、インゴットに鋳造し、鍛造後熱間圧延及び冷間圧
延し、その後焼鈍と冷間圧延を繰り返し、所定のシート
厚みまで最終冷間圧延が施される。その後、スリットし
て所定板幅としてシャドウマスク素材を得る。シャドウ
マスク素材は、脱脂後、フォトレジストを両面に塗布し
そしてパターンを焼付けて現像後、エツチング液にてエ
ツチング穿孔加工され、個々に切断されてフラットマス
クとなる。
フラットマスクは、非酸化性雰囲気中で焼鈍されてプレ
ス成形性を付与される(プレアニール法ではこの焼鈍が
エツチング前に最終冷間圧延材に行われる)。レベラー
加工を経た後、プレスによりマスク形態に球面成形され
る。
そして最後に、球面成形されたマスクは、脱脂後、水蒸
気又は燃焼ガス雰囲気中で黒化処理を施されて表面に黒
色酸化膜を形成する。こうしてシャドウマスクが作製さ
れる。
本発明においては、従来からのシャドウマスク素材及び
フラットマスクを含めてプレス成形性を付与するための
焼鈍を施される材料を総称してシャドウマスク素材と云
うことにする。
焼鈍は通常多数枚のシャドウマスク素材を焼鈍炉内に数
十枚程度積み重ねて実施される。この際に、Fe−Ni
合金系シャドウマスクでは、高温での焼鈍がどうしても
必要であり、シャドウマスクの接触している部分におい
て熱拡散により密着が起こり易い。
そこで、本発明は、シャドウマスク表面の表面粗さを厳
密にコントロールすることによりこの密着を排除する。
本発明に従えば、表面粗さが最大高さR71,050%
の深さでの相対負荷長さtpが50%以下であることが
必要である。
次に本発明の限定理由を述べる。
シャドウマスクの表面の断面曲線を模式的に第1図に示
す。ここに、(a)は、tpが50%より小さい例そし
て(b)はtpが50%より大きい例である。ここで、
tpは次のように表わされる:この図かられかるように
、tpが50%より小さ(なると凸部が鋭くとがった形
状になり、tpが50%より太き(なると凹部が鋭くな
り、凸部はなだらかになる。焼鈍時の密着を防ぐには重
ねたときできるだけ接触面積が小さいことが重要であり
、そのためには表面の凸部が鋭くとがっている必要があ
る。したがって、tpを50%以下に限定した。なお、
さらに好ましい範囲はtpが35%以下である。
こうした表面粗さは、シャドウマスク素材を最終寸法に
冷間圧延する際ダルロールな用いてのダル圧延により容
易に実現され得る。ダルロールは所定の凹凸模様を表面
に有するロールであり、これを用いてシャドウマスク素
材を圧延することによりその反転模様を素材表面に圧印
するものである。従来、ダル圧延によりシャドウマスク
表面に凹凸を付けることは行なわれてはいたが、主とし
てレジスト密着性を向上させることを目的としたもので
あり、焼鈍時の密着を回避するためにシャドウマスクの
表面粗さ模様を適切に制御することは実質上なかった。
ダル圧延方法以外にも、型押し、レーザ加工等の方法が
使用しうろことは云うまでもない。
次に実施例を示す。
〈実施例〉 Fe−Ni合金としてはFe−36%Ni合金を用いた
。最終的にダル圧延によりtpが様々な値を持つ板厚0
.25mmの薄板にした。これを、エツチングによりフ
ラットマスクにした後、マスりを30枚重ねて8%H8
−残N、雰囲気中で1000″CX30分焼鈍した。そ
のときのtpと密着の有無を第1表に示す。
第1表
【図面の簡単な説明】
第1(a)及び(b)図は、シャドウマスクの表面の断
面曲線を模式的に示すものであり、(a)は、tpが5
0%より小さい例でありそして(b)はtpが50%よ
り大きい例である。 第1表かられかるように、本発明例では焼鈍時の密着は
起きない。 11至豆1 以上のように、本発明によればF e −N i合金系
シャドウマスクの積み重ねての焼鈍時の密着を防止でき
るため、生産性及び歩留りが向上し、工業上非常に有益
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)表面粗さが最大高さR_m_a_xの50%の深さ
    での相対負荷長さtpが50%以下であることを特徴と
    する、焼鈍時の密着を防止しうるFe−Ni合金系シャ
    ドウマスク素材。 2)表面粗さが最大高さR_m_a_xの50%の深さ
    での相対負荷長さtpが50%以下であることを特徴と
    する、焼鈍時の密着を防止したFe−Ni合金系シャド
    ウマスク。
JP33129189A 1989-12-22 1989-12-22 シャドウマスク Pending JPH03193846A (ja)

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