JPH0225201A - シャドウマスク用金属板及びその製造方法 - Google Patents

シャドウマスク用金属板及びその製造方法

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Publication number
JPH0225201A
JPH0225201A JP17269988A JP17269988A JPH0225201A JP H0225201 A JPH0225201 A JP H0225201A JP 17269988 A JP17269988 A JP 17269988A JP 17269988 A JP17269988 A JP 17269988A JP H0225201 A JPH0225201 A JP H0225201A
Authority
JP
Japan
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shadow mask
metal plate
metallic plate
surface roughness
annealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP17269988A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takahana
高花 弘志
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 従来のシャドウマスク用金属板の製造工程は、低炭素熱
延銅板を1次冷間圧延し、脱炭焼鈍を経て、2次冷間圧
延を行うことにより製造される。
その製造工程において、板表面にダル目をつけるために
、2次冷間圧延の最終パスにダル加工したワークロール
を用いて冷間圧延を行ない、所定のダル目をつけている
このような製造工程によって製造されたシャドウマスク
用金属板はエツチングによって穿孔された後、25枚か
ら100枚重ねでスタック焼鈍され、その後レベラーを
かけ、プレスされた後、黒化処理を行ないブラウン管に
組込まれている。
[発明が解決しようとする課題] このような製造工程のなかで大きな問題となっているの
がスタック焼鈍時に発生する焼鈍密着である。焼鈍炉か
ら抽出されたシャドウマスク用金属板が焼鈍密着を起こ
していると、25枚から100枚に重ねられたシャドウ
マスク用金属板の1枚1枚が剥がれにくいために、次工
程であるレベラーにシャドウマスク用金属板通板すると
きにその作業性が大いに損なわれる。又、焼鈍密着が強
い場合はシャドウマスク用金属板が剥がれるときに折れ
シワが発生し、品質歩留り上大きな問題となる。
焼鈍密M′e軽減する方法としては、(イ)焼鈍温度を
下げる。(ロ)焼鈍時間を短かくする。(ハ)板の重ね
枚数を減らして接触圧力″I!:を下げる。(=)表面
粗度を粗くする(特にRaを大きくする)などの方法が
知られている。しかし、このような方法は(イ)(ロ)
ではシャドウマスク用金属板の冶金的組織の制約があり
(八)では作業能率上の問題がある(=)ではシャドウ
マスク用金属板の花形状の制約(特にRa)があり実施
することができない。
このようなことから、上記の制約条件を満足したうえで
、且つ焼鈍密着の発生しないシャドウマスク用金属板の
開発が待ち望まれていた。
本発明は、上記のごとき課題を解決し、従来の焼鈍条件
及びシャドウマスク用金属板表面粗度条件(特にRa)
を変えずに、焼鈍密着を軽減させるシャドウマスク用金
属板及びその製造方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明はシャドウマスク用金属板において、その表面粗
度が下記の値を有することを特徴とするものである。
Ra : 0.2μmN2.0μm Rsk:    −0,2以上 Raとは中心線平均粗さであり、下記の数式により表さ
れる。
但し  し =測定長さ f(X戸粗さ曲線 Rskとは第1図に示す様に、平均線に対しての粗さ曲
線の上下の相対性を示す値であり、下記の数式により表
される。
但し  Rq:自乗平均粗さ N:曲線上の縦座標の数 yi:縦pJ!標の高さ y :平均高さ Rskの値により、粗さ曲線の高さ方向の山、谷の形が
定量的に評価できる。例えば第1図のようにRaが同じ
である2つの粗さ曲線がある場合、粗さ曲X!Aの様に
山の形が台形上であり、先の鋭い山が少ない、粗さ曲線
はRskが負の値になる。それとは逆に粗さ曲線Bの様
に先の鋭い山が多い粗さ曲線はRskが正の値となる。
又、本発明のシャドウマスク用金属板を製造する方法は
、シャドウマスク用金属板の製造工程である2次冷間圧
延の際に、ダル加工されたワークロールを用いてダル圧
延を行う時に、従来の方法がバス回数が1バスのダル圧
延であったのに対して、本発明においては、2バス以上
のダル圧延を行うことによりシャドウマスク用金属板表
面にダル目をつけることを特徴としている。
[作用] スタック焼鈍時に発生する焼鈍密着を軽減させる方法と
しては、先に述べたように板の表面粗度においてRaを
大きくするすることが有効であるが、Raが大き過ぎる
とシャドウマスクの花形状が乱れてしまいブラウン管の
品質を大いに損なってしまう。そこで本発明において注
目したのがシャドウマスク用金属板の表面粗度における
山、谷の高さ方向の形である。
第1図において、表面粗度における山、谷の高さ方向の
形が違う2つの粗さ曲線A、Bがある場合、粗さ曲線A
を有するシャドウマスク用金、儒板と、Bf!:有する
シャドウマスク用金属板を比較すると、粗さ曲線Aを有
するシャドウマスク用金、萬板は粗さ曲線の山の形が台
形上であり、Rskが負の値であるために、重ね合せた
時の板相互の接触面における接触面積が広くなり、焼鈍
密着しやすくなる。それに比べて、粗さ曲線Bを有する
シャドウマスク用金属板は、粗さ曲線の山の形が鋭角で
ありRskが正の値であるために接触面の接触面積が狭
くなり焼鈍密着しにくくなる。
つまり、粗さ曲線の山の形が鋭角であり、Rskが正の
方向に大きい値を有するシャドウマスク用金属板は焼鈍
密着の軽減に大きな効果を発揮する。
次に上記のような焼鈍密着の軽減に効果を発揮する表面
粗度を有するシャドウマスク用金属板、つまり粗さ曲線
の山の形が鋭角であり、Rskが正の方向に大きい値を
有するシャドウマスク用金属板の製造方法について説明
する。
シャドウマスク用金属板にダル目をつける方法について
は、先に述べたように、従来は2次冷間圧延時の最終バ
スにおいて、ダル加工されたワークロールを用いてダル
圧延を1パス行ない、ダル目を1寸けていた。
しかし、この方法ではロールのダル目が転写され難く、
表面粗度の山の形がどうしても台形上になってしまいR
skも−0,5〜−0,3位である。それに対して、本
発明においては2次冷間圧延においてダル圧延を複数回
行うことにより、従来材と比べて、Raの値がほぼ同じ
でありながら、表面粗度の山の形が鋭角であり、且つR
skが−0,2以上に改善される。
[実施例] 第2図は従来材と本発明材の表面粗度パラメーター(R
a、Rsk)及び3次元祖度プロフィールを示している
従来材と本発明材を比較すると、第2図に示すとうり、
Raはあまり差がないがRskは本発明材が従来材に比
べて大きな値になった。
又、3次元祖度プロフィールで比べると本発明材は従来
材に比べて、台形上の山が減り、鋭角な山が増えており
、密着し難い表面粗度になっている。
次に従来材と本発明材とを実際にスタック焼鈍した結果
を第3図に示す、焼鈍密着の程度を評価するために、重
ね合せた試験片の剥離強度を測定した。試験方法は、板
厚0.15m/m  幅200m/m  長さ200m
/mの資料を重ね合せ、面圧30g/cm 2で焼鈍条
件830°Cにおいて30分焼鈍した後、冷却後炉より
取り出し、第4図のごとくバネばかりではがし、その張
力を測定した、測定回数は従来材、本発明材とも夫々1
0回測定しそ、の平均値を表した。
その結果第3図に示すように本発明材は従来材に比べて
剥離強度が小さくなり焼鈍密着が減少したことが確認で
きた。
以上の結果より、本発明によるシャドウマスク用金属板
は焼鈍密着の軽減に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はRskの説明図、第2図は本発明の実施例を示
す粗度パラメーターと3次元祖度プロフィールの従来材
との比較図。第3図は本発明の実施効果を示す焼鈍密着
の剥離強度の比較図である。 第4図は剥離強度の試験方法を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シャドウマスク用金属板において、その表面粗さ
    Ra及び表面粗さの高さ方向の相対性を示す値であるR
    skが、下記の値を満足することを特徴とするシャドウ
    マスク用金属板。 Ra:0.2μm〜2.0μm Rsk:−0.2以上
  2. (2)シャドウマスク用金属板の製造工程である2次冷
    間圧延の際に、ダル加工したワークロールを用いて冷間
    圧延を複数パスで行うことにより、シャドウマスク用金
    属板の表面にダル目をつけることを特徴とする請求項(
    1)記載のシャドウマスク用金属板の製造方法。
JP17269988A 1988-07-13 1988-07-13 シャドウマスク用金属板及びその製造方法 Pending JPH0225201A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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