JPH04103743A - シャドウマスク用Fe―Ni合金薄板およびその製造方法 - Google Patents

シャドウマスク用Fe―Ni合金薄板およびその製造方法

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JPH04103743A
JPH04103743A JP2218945A JP21894590A JPH04103743A JP H04103743 A JPH04103743 A JP H04103743A JP 2218945 A JP2218945 A JP 2218945A JP 21894590 A JP21894590 A JP 21894590A JP H04103743 A JPH04103743 A JP H04103743A
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正 井上
Masayuki Kinoshita
木下 正行
Tomoyoshi Okita
大北 智良
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 (産業上の利用分野) 本発明はシャドウマスク用Fe−Ni合金薄板およびそ
の製造方法に係り、カラーテレビブラウン管のシャドウ
マスクを製造するためのFe −Ni系合金薄板におい
てエツチング穿孔性が優れ、特に穿孔時のムラ発生を防
止し、かつ穿孔後のフラットマスクを焼鈍するときの密
着焼付を防止し適切な製品を得るための技術に関するも
のである。
(従来の技術) 近年、カラーテレビの高品位化に伴い、色ずれの問題に
対応できる低熱膨脂のシャドウマスク材料としてFe−
Ni系のインバー合金が注目されているが、この合金は
従来の低炭素鋼によるシャドウマスク材に比し、エツチ
ング穿孔時におけるフラットマスクのムラ発生および穿
孔後のフラットマスクを焼鈍するときに密着焼付性が著
しい。
これらのうち、前者の問題を解決すべく、■特開昭61
−39344号公報、■特開昭62−243780号公
報、■同243781号公報および■同243782号
公報が提案されている。
即ち■はシャドウマスク用素材の表面粗さ(中心線平均
粗さRa)を0.1〜0.4μmとすることにより開孔
形状の規則性および開孔のシャドウマスク全体における
均一性を得ている。又■はシャドウマスク用素材の表面
粗度(Ra)を0.2〜0.7μm、Sm (基準長さ
内における表面粗度を示す断面曲線の凹凸間隔平均値)
を100μm以下、結晶粒度を粒度番号で8.0以上と
することによりエツチング穿孔後のムラ品位の高いマス
クを提供している。
更に■は前記■の規定に加えてRe (透過孔径α1/
エツチング孔径α2)を0.9以上とすることによりエ
ツチング穿孔後のムラ品位の高いマスクを提供している
。なお■はエツチング素材の集合組織を強冷延−再結晶
焼鈍によって集積させ、且つ結晶粒度を粒度番号で8.
0以上とし、その後に前記■に記載の表面粗度への調整
をダルロールによる冷間加工度を3〜15%としてエツ
チング穿孔後のムラ品位の高いマスクを製造しようとす
るものである。
一方上記した後者の問題を解決するに好ましい提案はな
されていない。
即ち■特開昭62−238003号公報の如き従来の低
炭素鋼フラットマスクの焼鈍時密着焼付を表面粗度の適
正化、即ちRaを0.2〜2.0μmで、Rsk (粗
さ曲線の高さ方向における偏りの指標)を0以上とする
ような提案はみられるとしてもPe−Ni系インバー合
金のフラットマスクにおける焼鈍時密着焼付防止に関す
る好ましい技術は見当らない。
(発明が解決しようとする課題) 上記したエツチング穿孔時におけるフラットマスクのム
ラ品位向上を図った前記■〜■の技術では何れも曲面プ
レス前の焼鈍における密着焼付防止が達成されていない
。又■では上述のように従来における低炭素鋼フラット
マスクの焼鈍時密着焼付を防止しているのみで、実際の
インバー合金強度は低炭素鋼に比して高く、その曲面プ
レス前の焼鈍温度は低炭素鋼の場合に比し高く採らざる
を得す、ブラウン管メーカーではFe−Niインバー合
金のフラットマスク焼鈍を数十枚〜数百枚重ね合わせて
810〜1100℃という低炭素鋼フラットマスクの焼
鈍温度よりも相当の高温で行っているのが現状である。
このような焼鈍温度においては前記■の技術ではインバ
ー合金フラットマスク焼鈍時の焼付防止をなし得ない。
従って従来のFe−Ni系インバー合金のシャドウマス
ク用素材においてエツチング穿孔時のムラ発生を防止し
、又穿孔後の焼鈍時密着焼付を適切に防止する技術が確
立されていない。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 本発明は上記したような実情に鑑み、エツチング穿孔性
が優れ、特に穿孔時のムラ発生を防止し、かつ穿孔後の
フラットマスクを焼鈍するときの密着焼付を防止したF
e−Ni系インバー合金のシャドウマスク用素材を得べ
く、検討を重ねて創案されたものであって、以下の如く
である。
1.Si:0.01〜0.15wt%、Ni:34〜3
8−t%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
ら成り、かつその合金鋼帯の板厚はフラ・ットマスクの
多数枚を積み重ねて焼鈍処理する工程を含むシャドウマ
スクの製造に供する該フラットマスクと実質上同等であ
り、その表面粗度(Ra)が0.3〜0.7μm、粗さ
曲線の凸凹の平均間隔(Sm :以下単にSmと略す)
が70〜160μmで、しかも粗さ曲線の高さ方向にお
ける片寄り指標であるスキューネス(Rsk)が0.3
〜1.2で、且つ、(Ra)  ≧−(Rsk) +0
.5の条件を満足し、またエツチング直前での合金板の
表面におけるSiの成分偏析率 10%以下であることを特徴とするシャドウマスク用F
e−Ni合金薄板。
2、前記1項の成分および表面粗度を有し、しかも該表
面粗度の異方性が、下記式 %式% 但しRa(L) 、Rsk(L)、Sm(L)は圧延方
向における測定値で、Ra(c) 、Rsk(c)、S
m (c)は圧延方向と垂直な方向における測定値であ
る。
の関係を満足することを特徴とするシャドウマスク用F
e  Ni合金薄板。
3、前記1項の成分を有する薄板を製造するに当り、そ
の最終冷延または調質圧延時にダルロールを用い、前記
1項の表面粗度を該薄板の表面に付与することを特徴と
するシャドウマスク用Fe−Ni合金薄板の製造方法。
4、 前記1項の成分を有する薄板を製造するムこ当り
、その最終冷延または調質圧延時にダルロールを用い、
前記2項の表面粗度を該薄板の表面に付与することを特
徴とするシャドウマスク用Fe−Ni合金薄板の製造方
法。
なお、上記各式におけるRa、 Rsk 、 Smは以
下の如くである。
Raとは、中心線平均粗さであり、下記の式に示される
但し、L:測定長さ f(x):粗さ曲線 Rskとは、平均線に対しての粗さ曲線の高さ方向の片
寄り(スキューネス)の度合を示すものであり、下記の
数式により表わされる。
トを示す。
Syaとは基準長さ内における表面粗さを示す断面曲線
の凸凹の間隔の平均値 のことである。
(作用) 上記したような本発明について説明すると、本発明はシ
ャドウマスク用のインバー合金を対象としているが、事
実上問題のない熱膨脹特性として平均熱膨脹係数(30
〜100℃)の上限を2.OX I Q−67”Cとし
、この熱膨脹特性はNi量に依存するもので、上述した
平均熱膨脹係数の条件を満たす成分範囲は−t%(以下
単に%という)で、Ni量が34〜38%の場合である
から本発明合金のNi量としてはこの34〜38%とす
る。なおこのNi量は必要とされる熱膨張係数に応じ上
記範囲内において適当に選択される。
次に本発明が目標とするエツチング性およびフラットマ
スク焼鈍時の密着焼付防止は表面粗度の適正化と合金中
Si量およびその分布適正化が同時に満たされて始めて
達成される。即ちSiはFe−Ni系インバー合金にお
いて焼鈍時の密着焼付防止に有効な元素であって、この
Stが0.01%以上となるとこの焼付防止に有効な酸
化膜が形成される。
一方このStが0.15%を越えるとエツチング穿孔時
のムラ発生が著しくなるのでこれを上限とし、これらか
らして焼付が防止でき、しかもエツチング穿孔時にムラ
発生のないSi量として0.01〜0.15%と定めた
。なおSi量がこの範囲内の場合でも合金板表面でのS
iの成分変動が大きいと、局部的にエツチング穿孔状態
の差に起因するムラ発生や焼鈍時に形成される酸化膜の
性状に差が生じ、結果として局部的に焼付くなどの問題
が発生するため斯様な成分変動は制御されねばならない
。従って本発明では上記Si量の規定に加え、エツチン
グ直前での合金板表面におけるSiの成分偏析率、を1
0%以下とすることにより上記の成分変動によるエツチ
ング穿孔性の局部劣化、焼鈍時の局部的焼付を解決する
。なお、このSiの成分偏析率が10%以下であっても
最小濃度部で0.01%未満となったり、最大濃度部で
0.15%を超えるような場合には焼鈍時の焼付、エツ
チング穿孔時のムラがそれぞれ発生するので、このよう
なことにならないように制御する。
本発明で意図する焼鈍時の焼付防止効果およびエツチン
グ穿孔時のムラ発生の抑制は上述したような成分規定に
加えて、表面粗度の適正化が必要である。即ち第1図は
、S≦0.0025%で、Si:0.01〜0.15%
(板面内の何れの場所でもSiは0.01〜0.15%
) 、Siの成分偏析率≦10%の合金板についてエツ
チング穿孔性、焼鈍時の密着焼付きについて調査し、そ
れら両者を共に満足する領域を表面粗度のパラメータR
aおよびRskで示したものである。Smは70〜16
0μ紹の範囲内にある。5LIlはエツチング穿孔時の
ムラ発生の抑制、および焼鈍時の焼付きの点で制御すべ
き重要なパラメータである。エツチング穿孔時のムラ発
生を抑制し、かつ焼鈍時の焼付きを防止するSII+の
範囲は70〜160μ■である。Smが70μm未満で
は、焼鈍時の焼付きが発生し、一方Smが160μMを
超える場合はエツチング穿孔時のムラ発生が問題となる
。5I11を70〜160μmとしてはじめて以下に示
すようなRa、 Rskの制御のもとで、本発明で意図
する効果が得られる。Rskが何れの値の場合でもRa
が0.7μ鋼を超える場合にはエツチング穿孔時のムラ
発生が著しくなり、−方Raが0.3μ請未満の場合に
はフラットマスク焼鈍時の密着焼付が全面に発生し、且
つフラットマスクの均一密着性不良が発生するので本発
明におけるRaの範囲は0.3〜0.7μmとする。
又このようなRaの適正化に加え、焼鈍時の焼付き防止
のためにはRskの適正化も必要である。即ちRaが0
.3〜0.7.crgnの範囲でも、Rskが+0.3
未満では、フラットマスク焼鈍時の密着が全面にわたっ
て発生し、一方Rskが+1.3を越える場合ではフラ
・ノドマスク焼鈍時の局部的焼付きが発生する。また、
Ra< −1/a Rsk 十0.5の条件ではフラッ
トマスク焼鈍時の密着が全面にわたり発生する。
以上より本発明で意図する効果を得るための表面粒度の
条件として、Ra: 0.3〜0.7 μm 、 Rs
k:0、3〜1.2かつ(Ra)ミー1/3(Rsk)
 + 0.5と定めた。
以上のような、Si量及びその分布の適正化、と表面粗
度の適正化により、Fe−Niインバー合金をシャドウ
マスク用薄板に適用する際での工・ノチング穿孔性及び
焼鈍時の密着焼付を防止できるが、フラットマスクの1
回の焼鈍での積層枚数を従来よりも、さらに多くし焼鈍
時のコストの低減を計ろうとする場合には、上記の表面
粗度の規定に加え、表面粗さの面内での異方性を特定値
以下にしなければならない。即ち表面粗度の異方性をR
a  (L)−Ra  (c)l≦0.1μmRsk 
(L)−RsV (c)l≦0.2とすることにより、
従来よりフラットマスクの積層枚数を多くした際でも、
部分的な焼付きは回避できる。
また、lsm  (L)−3ll (c)l≦5.cr
mとすることにより、エツチング穿孔時のムラ発生をよ
り小さくすることができる。
なお、フラットマスクの焼鈍時の密着焼付の発生しない
臨界温度を高くするためには、上記の成分、表面粗度の
規定に加え、Sの低減が有効である。第2図は、Ra、
 Rsk 、Si及びSiの偏析率が本発明範囲内でか
つSiが変化した材料を用いて焼鈍温度を変えて、密着
焼付の状態を調べたものである。Siの低減により、焼
付の生じない臨界の焼鈍温度を高くすることができる。
このようなSの低減による効果の明確な機構は必ずしも
判然としないが、本発明範囲内Si量のインバー合金に
おけるプレス前焼鈍時に表面に形成される密着防止に有
効なSiの酸化膜形成と、Sの表面偏析が、表面に競合
して起るためではないかと推察される。
又、Stの偏析低域の手段としては、たとえば、鋼塊又
は連続鋳造(CC)スラブを1200℃×20hrの加
熱をなし、1次分塊での断面減少率20〜60%にて分
塊圧延を行ないその軽分塊スラブを1200℃X20h
rで加熱し、2次分塊での断面減少率30〜50%で分
塊圧延し、徐冷する工程があげられる。この工程の中で
は1次の加熱・均熱によるSiの鋼塊偏析低減、1次分
塊での加工及び引き続く加熱・均熱によるSiの鋼塊偏
析及びミクロ偏析の低減促進および2次分塊による加工
並びに引き続く徐冷過程でのSiの鋼塊偏析及びミクロ
偏析の低減のさらなる促進という大きく分けて3つの工
程における均質化の相乗効果によりはじめてStの均質
化が達成されているのである。なお分塊前の加熱は、雰
囲気中のS含有量を80ppm以下と極力低くして加熱
中の粒界脆化を抑制し、分塊スラブにおける表面疵の発
生抑制を配慮した。
更に本発明で特徴としているシャドウマスク用薄板は上
記のような製造履歴のものに限らず、溶鋼から直接に冷
延素材を鋳造するストリップキャスティングまたはスト
リップキャスティング乙こより鋳造された調帯を熱延軽
圧下することにより冷延素材を製造する工程を経たもの
でも本発明の効果は充分に発揮される。又このような表
面をもつシャドウマスク用インバー合金素材の製造は最
終冷延または調質圧延時にダルロールを用いて圧延する
ことにより達成し得る。
なお、アンバー合金のエツチング穿孔性、特にエツチン
グ穿孔後の孔界面の品質を向上させ、かつエツチング工
程におけるエツチング液の汚れを少なくし、エツチング
の作業性を向上させるためには、合金中の非金属介在物
の組成を第3図に示すへ1203−CuO−MgO系三
元状態図の点1.2.3.4、および5を結んだ5辺形
で囲まれた領域外の組成に制御することが必要である。
すなわち、このような介在物の組成制御により、エツチ
ング直前での非金属介在物はサイズ3μ蒙以下の球形の
介在物が主体となり、展伸性を有する圧延方向に伸びた
線型の介在物が極めて少なくなる結果エツチング孔の界
面における介在物に起因したビットの形成が抑制され、
かつ線状介在物がエツチング液に混入してエツチング液
の汚れることも極めて少なくなる。
上記したようなダルロールを得るには放電加工、レーザ
ー加工なども採用し得るが、ショツトブラスト法によっ
てダル目付はすることが好ましく、この場合においてロ
ール材質としてはSKH(硬度Hs85〜95)を採用
し、又径100〜125■φのものを用いることが適切
である。シヨ・7トブラスト法によるロール加工条件と
しては#120〜#240のスチールグリソト(Hν4
00〜950)を用い、投射エネルギーとしては#12
゜で低目、#240では高目のものを採用する。
適正ロール表面粗度を得るには、加工前においてRa:
0.1μm以下(Rsk<0)としたものに対し加工処
理してRa: 0.4〜0.9pm 、 Rsk  :
 <0.2、より好ましくは<−0,5、Sm: 40
〜200μmのものとし、このようなロール粗度として
本発明範囲の表面粗度を適切に得しめる。
圧延に関しては、最終冷延または調質圧延に当り前述し
たようなダルロールで1バス当り10%以上、しかも合
計2パス以上を採用し、1バス当り10%以上の圧下を
なすことでロール粗度が充分に転写され、しかも2パス
以上とすることより所定のRskおよびSmを有効に得
しめる。
更に具体的な圧延に際して用いられる圧延油としては温
度10〜50℃で粘度7〜8cstのものを0.1〜0
.5kg/cdで吐出して用い、圧延速度は30〜20
0mpI11、圧延時の張力は前方が15〜45kg/
m2、後方を10〜40kg/■2程度となし、単位幅
当りの圧下刃としては0.15〜0.25トン/flと
することが好ましい。前記した圧延油吐出圧力が0.1
kg/cd未満であり、あるいは0.5 kg/cd超
えではその他の条件が適正でも本発明で目標とする合金
薄板の表面粗度が得難い傾向が認められ、又0.5kg
/Ci超えでは表面粗度にムラが発生する。父上記した
ような圧延時の張力条件適正化によって圧延材である合
金薄板の平坦度を良好なレベルとすることができる。
薄板圧延に当ってアイアニングロール、アンチクリンピ
ンクロールなどが採用され、又中間焼鈍、SR焼鈍とし
て軟鋼用連続焼鈍炉(H2濃度5〜15%、DP−10
〜−30℃の雰囲気ガス)または光輝焼鈍炉(H,濃度
15〜100%、DP−20〜−60℃)などが用いら
れる。
(実施例) 上記したような本発明によるものの具体的実施例を示し
、その作用効果の仔細を説明すると以下の如くである。
実施例1 次の第1表に示すような成分組成を有する合金隘1〜4
を電気炉にて出鋼し、その後に取鍋精錬を行うことによ
って7トン鋼塊として得た。
なお、出鋼後の取鍋精錬は、Cab:40%以下のMg
O−CaO系耐火物よりなる取鍋を使用し、溶滓は成分
か−t%で(Cab) / (Cab) + (八p 
zO:+)が0.45%以下、MgOが25%以下、S
iOzが15%以下、Siより酸化力の弱い金属の酸化
物が3%以下である CaOAltos−MgO系のも
のであり、これにより処理することで第1表中の化学成
分および後述する第2表のような合金を得た。
上記したようにして得られた各鋼塊を手入れの後、12
00℃で20時間加熱し、1次分塊にて断面減少率60
%で分塊圧延を行い、しかるのち1200℃で20時間
加熱し、2次分塊にて断面減少率45%で分塊圧延を行
い、徐冷することにより、合金磁1よりa w fの供
試材を得、合金隘2は供試材g、合金隘3は供試材h、
合金階4は供試材iとして夫々用意した。なお供試材す
の材料は7トン鋼塊を手入れ後、1200℃にて15時
間加熱し、1次分塊にて断面減少率78%で分塊圧延を
行い徐冷することによりスラブを準備した。
これらのスラブを手入れし酸化防止剤を塗布後、加熱温
度1100℃で加熱してから熱間圧延を行った。なおこ
の際、1000℃以上での合計圧下率は82%であり、
850℃以上での合計圧下率は98%であって、熱間圧
延された熱延コイルの巻取り温度は550〜750℃で
あった。
上記のようにして得られた熱延コイルは脱スケール後、
冷延、焼鈍を繰返し、最終冷延または調質圧延時にダル
ロールを用いて圧延することにより後述する第3表に示
す表面粗度を有する板厚0.25mの合金板を夫々得た
。なお、エツチングテスト材の介在物の形態、大きさ分
類は、原板の圧延方向における板厚断面で測定した。測
定方法は800倍にて60t12検鏡し、視野内すべて
の介在物の厚さ、長さを測定し、(長さ/厚さ)≦3を
球状介在物、(長さ/厚さ)〉3を線状介在物として分
類し、かつそれらの介在物のサイズ別の個数(1日2当
り)で表記した。
用いたロールのダル目付けはショツトブラスト法で材質
SKH(Hs 90)の径120tIのロールに対し#
120のスチールグリソト(Hν400〜950)で加
工し、加工後の表面粗度がRa:0.3〜0.90、R
sk  : −0,2〜1.3のロールを用い、この実
施例では最終調質圧延時に前記ダルロールにより1パス
目は18.6%、2バス目は12.3%(合計圧下率2
8.6%で行った。またこの圧延に当って採用された圧
延油の粘度は7.5cstであり、圧延速度は100m
pmであって、圧延時張力については前方20眩/ f
ill ” 、後方15kg/鶴2で実施した。
なお、この圧延において用いられた単位幅当りの圧下刃
は0.20)ン/n、圧延油の吐出圧力は0.4kg/
cdであって、円滑に圧延処理することができ、得られ
た合金板の平坦度その他は良好なレベルのものとして得
ることができた。
上記のような各合金板の板面におけるSiの偏析率はE
PMAによるマフピングアナライザーにより調査した。
又これらの合金薄板コイルにエツチング穿孔し、フラッ
トマスクを作製し、ムラ発生の状況を調査した。さらに
エツチング孔の界面を走査型電子顕微鏡により観察し、
ビットの有無を調べ、またエツチング液の汚れは、エツ
チング穿孔後の残滓の量を調べることにより行った。更
に焼鈍時の密着焼付については上記したようなフラット
マスクを30枚積層し、900℃の温度で焼鈍した後に
密着の状況を調査した。合金階1〜4の各村は、次の第
2表に示すような介在物の組成を有し、この介在物は液
相線温度1600°C以上の融点を有するもので、エツ
チング直前の合金薄板での介在物は形状からして球状、
大きさも幅でみて、3μ園以下のものが主体となってお
り、エツチング穿孔性でみても、孔界面のピントは見ら
れず、エツチング液の汚れも極めて少なく、エツチング
性に優れている。即ち本発明で意図する合金素材として
は、このようにエツチング穿孔性に優れているものを基
本としている。
上記したような各調査の結果は何れも次の第3表に示す
如くであり、又各合金階1〜4については第4図のA 
l 203−CaO−Mgo系三元状態図に■〜■とし
て示した。
即ち供試材a、iおよびpの材料は、Si量、Si偏析
率、Ra(L) 、Ra(C) 、Rsk(L)、Rs
k (C)、(Ra)+1/3 (Rsk) 、5II
l(L) 、Sm(C)の値が何れも本発明範囲内にあ
り、エツチング穿孔時のムラ発生および焼鈍時の密着焼
付はともに認められない。特にp、iの材料は、l S
m(L) −3m(C) lも本発明規定内となってお
り、エツチング穿孔時のムラ発生はまったくなく、特に
優れたムラ品位を有している。
これに対し、供試材q、r、bのものは、何れも表面粗
度のパラメータが本発明範囲内にあるものの、Si量に
ついては本発明規定範囲下限を下まわるもの、その上限
値を越えるもの、あるいは偏析率が上限を越えるもので
あり、エツチング穿孔時のムラ発生、焼鈍時の密着焼付
のうち、1つまたは2つに問題が認められる。
なお供試材c、d、e、fの各村は何れもSi量および
Siの偏析率が本発明の規定範囲内にあるが、それぞれ
本発明におけるRaの上限、(Ra) + 1/3(R
sk) −0,5の値、Rskの下限、Rskの上限か
ら外れるものであって、エツチング穿孔時のムラ発生、
焼鈍時の密着焼付性のうち1つ以上の性能が好ましくな
い。なおGおよびhの材料はそれぞれ5I11が本発明
規定の上限を越えるもの、下限未満のものであり、Ra
、 Rsk 、(Ra) +1/3 (Rsk) −0
,5は本発明規定内であるが、それぞれエツチング穿孔
時のムラ発生、焼鈍時の密着焼付に問題が生じている。
このように、本発明は、5IIlの適正制御のもとでは
じめて達成されることが理解される。
即ち本発明で目的とする効果は、Si量、Siの偏析率
という成分的配慮に加え、表面粗度の適正化が図られて
始めて達成されることが理解される。
実施例2 前記した実施例1の供試材aの作製のために用いた熱延
コイルおよび供試材pの作製に用いた熱延コイルを脱ス
ケール後、冷延と焼鈍を繰返し最終冷延または調質圧延
時にダルロールを用いて圧延し、次の第4表に示すよう
な表面粗度を有する板厚0.25m5の合金板(供試材
j、に、l、m、nおよび0)を得た。
これらの供試材における板面でのSi偏析率は実施例1
と同じ方法で調べたが何れも4〜7%の範囲であった。
又これらの合金薄板コイルをエツチング穿孔してフラッ
トマスクを作製し、ムラ発生状況を調査した。更に焼鈍
時の密着焼付は上記したフラットマスクを50枚積層し
第4表に示す温度で焼鈍してその後の密着状況を調べた
。これらの結果は何れも次の第4表に示す如くである。
なお、この実施例において用いられたダルロール、圧延
条件などについては前記した実施例1に述べたところと
同様であるが、ロールの表面粗度は加工後においてRa
: 0.45〜0.70pm 、 Rskニー0.4〜
−0.9、Sm: 40〜200I!mのものであった
即ち供試材jは、St量、Si偏析率および表面粗度が
何れも本発明規定範囲内で、S量は0.0005%のも
のであり、エツチング穿孔時のムラ発生はまったくな(
、ムラ品位は極めて優れており、しかもこの実施例の焼
鈍条件においても密着焼付は発生していない。
これに対し供試材0は、Si量、Si偏析率および表面
粗度が本発明の規定範囲内のもので、S量が0.002
5%のものであり、エツチング穿孔時のムラ発生はない
が、焼鈍時の密着焼付が一部で発生している。このよう
に本発明の構成要件を満たす場合であっても焼鈍温度が
実施例1より高温となるような場合にはS量を低くする
ことにより密着焼付の発生を防止し得ることが理解され
る。
また供試材nはRaの面内異方性およびRskの面内異
方性以外は本発明の規定範囲内のものであって、この材
料はエツチング穿孔時のムラ発生はなく、850℃の焼
鈍では密着焼付が発生していない。これに対し供試材m
は供試材nのフラットマスクを950℃で焼鈍した場合
であって、この場合は焼鈍時の密着焼付が全面にわたっ
て発生している。
なお供試材に、Jの各村も夫々Raの面内異方性、Rs
kO面内異方性以外は本発明の規定範囲内のものである
が、これらの材料でも950℃の焼鈍で密着焼付きが一
部に発生している。これらの供試材に、1mに対し、供
試材jのものではRaの面内異方性およびRskの面内
異方性も含め、すべてが本発明規定範囲内であって、こ
の場合には焼鈍温度が950℃でも密着焼付は発生して
いない。
このように850℃で焼鈍密着が発生しない材料であっ
ても、焼鈍温度をより高温とする際にはRaおよびRs
kの面内異方性について適正化が必要である。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは、エツチング穿
孔性に優れ、又穿孔時のムラ発生を的確に防止し、且つ
穿孔後のフラットマスクを焼鈍するに当っての密着焼付
をも適切に防止したFe−Ni系インバー合金のシャド
ウマスク用薄板を提供し、又その好ましい製造法を得し
めて高品位のフラットマスクを歩留り高く製造せしめ、
それによってコスト低減を可能ならしめるなどの効果を
有し、工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
はフラットマスクにおけるエツチング穿孔時のムラ発生
および焼鈍時の密着焼付性とRa、Rskの関係を示し
た図表、第2図はフラットマスクの焼鈍密着性とS量の
関係を焼鈍時フラットマスク積層数30枚の場合につい
て示した図表、第3図はCaOA 1203  MgO
系非金属介在物の三元状態図の一部であって本発明の実
施例において用いた各合金!l&il〜4として示した
ものであり、第4図はその全般的関係を示した三元状態
図である。 第3図 CaO 第4図 重 量 手続補正書 (自発) 平成2年9月18日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.Si:0.01〜0.15wt%、Ni:34〜3
    8wt%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
    ら成り、かつその合金鋼帯の板厚はフラットマスクの多
    数枚を積み重ねて焼鈍処理する工程を含むシャドウマス
    クの製造に供する該フラットマスクと実質上同等であり
    、その表面粗度(Ra)が0.3〜0.7μm、粗さ曲
    線の凸凹の平均間隔(Sm:以下単にSmと略す)が7
    0〜160μmで、しかも粗さ曲線の高さ方向における
    片寄り指標であるスキューネス(Rsk)が0.3〜1
    .2で、且つ、 (Ra)≧−(1/3)(Rsk)+0.5の条件を満
    足し、またエッチング直前での合金板の表面におけるS
    iの成分偏析率 (偏析域の成分濃度−平均成分濃度)/平均成分濃度×
    100が10%以下であることを特徴とするシャドウマ
    スク用Fe−Ni合金薄板。
  2. 2.請求項1の成分および表面粗度を有し、しかも該表
    面粗度の異方性が、下記式 |Ra(L)−Ra(c)|≦0.1μm |Rsk(L)−Rsk(c)|≦0.2 |Sm(L)−Sm(c)|≦5μm 但しRa(L)、Rsk(L)、Sm(L)は圧延方向
    における測定値で、Ra(c)、Rsk(c)、Sm(
    c)は圧延方向と垂直な方向における測定値 である。 の関係を満足することを特徴とするシャドウマスク用F
    e−Ni合金薄板。
  3. 3.請求項1の成分を有する薄板を製造するに当り、そ
    の最終冷延または調質圧延時にダルロールを用い、請求
    項1の表面粗度を該薄板の表面に付与することを特徴と
    するシャドウマスク用Fe−Ni合金薄板の製造方法。
  4. 4.請求項1の成分を有する薄板を製造するに当り、そ
    の最終冷延または調質圧延時にダルロールを用い、請求
    項2の表面粗度を該薄板の表面に付与することを特徴と
    するシャドウマスク用Fe−Ni合金薄板の製造方法。
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