JPS6137268B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6137268B2
JPS6137268B2 JP5553275A JP5553275A JPS6137268B2 JP S6137268 B2 JPS6137268 B2 JP S6137268B2 JP 5553275 A JP5553275 A JP 5553275A JP 5553275 A JP5553275 A JP 5553275A JP S6137268 B2 JPS6137268 B2 JP S6137268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl methacrylate
glycide
reaction
transesterification
glycidyl methacrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5553275A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS50154205A (ja
Inventor
Kureeman Akuseru
Korupu Haintsu
Shuraieru Geruto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Evonik Operations GmbH
Original Assignee
Degussa GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Degussa GmbH filed Critical Degussa GmbH
Publication of JPS50154205A publication Critical patent/JPS50154205A/ja
Publication of JPS6137268B2 publication Critical patent/JPS6137268B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D303/00Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D303/02Compounds containing oxirane rings
    • C07D303/12Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms
    • C07D303/16Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by singly or doubly bound oxygen atoms by esterified hydroxyl radicals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 グリシジルメタクリレートは塗料類、なかんず
く粉末塗料に使用される重合体化学のための重要
な化合物である。
グリシジルメタクリレートを製造するためには
下記の方法が公知である。
1 カリウム−又はナトリウム−メタクリレート
とエピクロルヒドリンとを塩化カリウム−又は
塩化ナトリウムの分解下に、一部は第四級アン
モニウム塩の存在下にグリシジルメタクリレー
トへと反応。
(米国特許第2524432号、米国特許第2537981
号、米国特許第2567842号、フランス特許第
1532542号、英国特許第1208165号。) 2 ハロゲン受体の存在下にメタクリル酸クロリ
ドとグリシドとの反応。
(米国特許第2680109号) 上記1及び2に挙げた方法によれば塩素含有グ
リシジルメタクリレートしか得られない。これに
よつてグリシジルメタクリレートの次の生成物の
品質が著しく低下する。更に塩化カリウム或は塩
化ナトリウムが析出することにより環境問題が生
じる。
より好ましい方法はメチルメタクリレートとグ
リシドとのエステル交換を成すことであり(日本
特公昭−47−38421号公報)(72.38.421)参照)、
そこにはエステル交換を触媒としてのホスフイン
の存在下行なうことが記載されている。勿論、そ
こに見いだされたグリシジルメタクリレートの量
はガスクロマトグラフ的にみいだされただけであ
つた。周知の如く物質量はガスクロマト的にのみ
確認された量よりもかなり低いものである。この
ような収率の記載は一般工業的には重要ではな
い。なぜならば実際に実現することはできないか
らである。
それに対して酸性触媒、例えばp−トルオール
スルホン酸を使用した場合にほとんど反応が起き
ない(上記引用文献中で)。エステル交換のため
に使用される触媒、例えばナトリウム−、マグネ
シウム−、カルシウムアルコレートは当業者の意
見ではこの反応のためには不適当である。なぜな
らばこれらを使用する場合、増大した量で、短時
間後に重合が起るからである(上記引用文献中
で)。上述の日本特許公告公報によればアルコレ
ートは更に反応の終了後溶媒しないで、むしろ懸
濁物として存在しなければならず、即ち反応は技
術的により取り扱い難い不均一系中で起る。
それに対して、エステル交換触媒としてアルカ
リ金属又はアルカリ化合物、例えばアルカリアル
コレート又は−ヒドリドを使用し、反応の間に生
じたメタノールを直ちに留去した場合にメチルメ
タクリレートとグリシドとのエステル交換が非常
に良好な収率で、そして重合が起らずに、均一媒
質中で起ることを見いだした。
アルカリ金属としてはなかんずくナトリウム又
はリチウムが考慮される。アルコレートとしては
通常エステル交換の際に使用されるアルコレート
が使用される。殊にメチル−、エチル−及びプロ
ピルアルコールのアルカリ塩である。殊に好まし
くはナトリウム又はリチウムメチレート或は−エ
チレートである。
触媒は反応成分−メチルメタクリレート及びグ
リシド−の総量に対して0.1〜0.5重量%の量で使
用され殊に好ましくは0.3〜0.5重量%である。
アルカリ金属及び上述のアルカリ化合物が著し
い収率増加、しかも物質としてメチルメタクリレ
ートの重合の実際上完全な抑制で、エステル交換
の際に有利な状態となすことは非常に驚くべきで
ある。上述の日本特許明細書ばかりでなく、一般
的に当業者は、メチルメタクリレートの場合アル
カリ類によつてイオン重合が生じ、しかもナトリ
ウム、リチウム及びマグネシウムの化合物はこの
点に関して等価物と見なされるという見解に立つ
ていた(Kirk−Othmer−Encyclopedia of
Chemical Technology、2版13巻、351ページ参
照)。
それ故に本発明により使用すべきアルカリがエ
ステル交換を促進するが、重合を促進しないとい
うことは予測し得ないことであつた。
エステル交換及びメタノールの留去は温度50〜
100℃、特に70〜80℃で、且つ圧力100〜760トル
で行なう。殊に好ましくは蒸留塔底で処理しない
場合圧力200〜400トルである。
エステル交換の場合は平衡反応が問題なので、
反応成分を過剰に使用すべきであり−すでに述べ
たように−且つ生じたメタノールを直ちに分離す
べきである。最も良いのはメチルメタクリレート
とグリシドをモル割合5〜10:1で使用すること
である。なぜならばメチルメタクリレートの過剰
により反応速度及び収率が高まるからである。同
時にメチルメタクリレートはメチルメタクリレー
トとのその共沸物が760トルで64.2℃である生成
したメタノールの分離のための添加溶剤として作
用する。この共沸物は82容量%のメタノールを含
んでいる。
重合抑制剤としては自体公知の方法でヒドロキ
ノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル及び芳香
族アミン、例えばジフエニルアミン及びフエニル
−β−ナフチルアミンのような化合物が使用され
る。場合によつては、付加的に酸素又は空気を溶
液或は他の酸素含有ガスにより導入する。
一般的にグリシドとメチルメタクリレートの混
合物はあらかじめ仕込み、触媒並びに重合抑制剤
は添加し、場合によつては、同時に酸素又は空気
を導入する。後者は好ましくは重合を阻止する作
用をする。
加温することにより生成したメタノール−すで
に述べたように−を直ちに過剰のメチルメタクリ
レートと一緒に留去する。反応が終了したとき
に、残留したメチルメタクリレート並びに未反応
のグリシドを真空下に分離し、得られた粗グリシ
ジルメタクリレートを真空下に公知の方法で分留
する。
下記の例は更に本発明を説明するものである。
例 1 2−三つ口コルベン中にメチルメタクリレー
ト500g(5モル)及びグリシド37g(0.5モル)
並びに重合抑制剤としてヒドロキシモノメチルエ
ーテル1gをあらかじめ仕込む。次にリチウムメ
チレート(反応成分に対して触媒0.5重量%)
0.43gをそこに入れ、70〜80℃に加熱する。20cm
の充填塔(ラツシヒリングφ6mm)を介して直ち
に200トルの圧力で生成したメタノールをメチル
メタクリレートと共に還流比3:1で留去する。
毛細管を介して反応の間空気を導入する。反応時
間2時間の後に、グリシド反応率98.5%及びグリ
シジルメタクリレート収率95%である。2つの値
はガスクロマトグラフで確かめた。溶液を過し
た後に残留したメチルメタクリレート及び未反応
のグリシドを流下フイルム蒸留器を介して真空中
で留去する。得られた粗グリシジルメタクリレー
トをもう一度10トルで蒸留する(Kp10:74〜75
℃)。
このグリシジルメタクリレートは無色の液体と
して得られ、収率は58gである(理論値の82
%)。
例 2 例1に記載の如くグリシド37g(0.5モル)と
メチルメタクリレート250g(2.5モル)とを抑制
剤としてヒドロキノンモノメチルエーテル1g及
び触媒としてリチウムメチレート(反応成分に対
して触媒0.1重量%)0.086gの添加下にエステル
交換する。21/2時間の後グリシドの反応率は
90.9%及びグリシジルメタクリレート収率は95.7
%である。
例 3 例1に記載の如くグリシド37g(0.5モル)と
メチルメタクリレート500g(5モル)とを抑制
剤としてヒドロキノンモノメチルエーテル1g及
び触媒としてリチウムヒドリド(反応成分に対し
て触媒0.1重量%)0.086gの添加下にエステル交
換する。2時間の後グリシド反応率は98.6%及び
グリシジルメタクリレート収率は95.1%である。
例 4 リチウムメチレートの代りにナトリウムメチレ
ート0.43gを使用する他は例1を繰返す。同様に
反応時間2時間後に類似の結果が得られた。
例 5(比較例) 比較するためにナトリウムメチレートの代りに
マグネシウムメチレートを使用した。その他試験
条件は例1或は4に於ると同様である。2時間後
に何の反応も起なかつた。
例 6 例1に記載の如く、メチルメタクリレート500
g(5モル)をグリシド74g(1モル)と抑制剤
としてのヒドロキノンモノメチルエーテル1g及
び触媒としてリチウム(反応成分に対して触媒
0.1重量%)0.17gの添加の下にエステル交換す
る。
1時間後、グリシドの反応率は、99%、そして
グリシジルメタクリレート収量は、94.8%であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強アルカリ触媒の存在下重合抑制剤を使用し
    てメチルメタクリレートとグリシドとをエステル
    交換することによりグリシジルメタクリレートを
    製造する方法において、 上記反応にあたり触媒を反応成分たるメチルメ
    タクリレート及びグリシドの合計量に対して0.1
    〜0.5重量%の量で使用し、その際メチルメタク
    リレートをグリシドに対して5ないし10:1のモ
    ル割合で使用し、そして生成したメタノールを反
    応中に直ちに留去させ、エステル交換を酸素又は
    空気を導入しまたは導入せずに行ないそして上記
    エステル交換及びメタノールの留去を100〜760ト
    ル、殊に好ましくは200〜400トルの圧力において
    実施することを特徴とする、上記グリシジルメタ
    クリレートの製造方法。
JP5553275A 1974-05-14 1975-05-13 Expired JPS6137268B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19742423405 DE2423405C3 (de) 1974-05-14 1974-05-14 Verfahren zur Herstellung von Glycidylmethacrylat

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS50154205A JPS50154205A (ja) 1975-12-12
JPS6137268B2 true JPS6137268B2 (ja) 1986-08-22

Family

ID=5915531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5553275A Expired JPS6137268B2 (ja) 1974-05-14 1975-05-13

Country Status (12)

Country Link
JP (1) JPS6137268B2 (ja)
AT (1) AT341538B (ja)
BE (1) BE829033A (ja)
CA (1) CA1061355A (ja)
CH (1) CH599949A5 (ja)
DD (1) DD118413A5 (ja)
DE (1) DE2423405C3 (ja)
FR (1) FR2271222B1 (ja)
GB (1) GB1441085A (ja)
IT (1) IT1032669B (ja)
NL (1) NL7505019A (ja)
SU (1) SU942595A3 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7605330A (nl) * 1975-06-05 1976-12-07 Degussa Werkwijze voor het bereiden van glycidylmetha- crylaat.
JPS5793930A (en) * 1980-12-03 1982-06-11 Mitsui Toatsu Chem Inc Preparation of methacrylic ester
DE3423441A1 (de) * 1984-06-26 1986-01-02 Röhm GmbH, 6100 Darmstadt Verfahren zur herstellung von estern der acryl- und methacrylsaeure durch umesterung
US4780555A (en) * 1988-01-04 1988-10-25 Dow Corning Corporation Method for preparing and stabilizing acryl-functional halosilanes
DE102009057699A1 (de) 2009-12-07 2011-06-09 Kruk, Sandra Bodenteil für einen Solar-Flachkollektor, Verfahren zu seiner Herstellung und mit dem Bodenteil ausgerüsteter Solar-Flachkollektor
JP5606132B2 (ja) * 2010-04-12 2014-10-15 三菱レイヨン株式会社 (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
CN112625007B (zh) * 2019-10-09 2023-05-26 佳化化学(上海)有限公司 一种制备甲基丙烯酸缩水甘油酯的方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR2271222B1 (ja) 1977-07-08
DE2423405B2 (de) 1978-03-23
DE2423405C3 (de) 1983-05-19
BE829033A (fr) 1975-11-13
GB1441085A (en) 1976-06-30
SU942595A3 (ru) 1982-07-07
IT1032669B (it) 1979-06-20
DD118413A5 (ja) 1976-03-05
ATA364975A (de) 1977-06-15
JPS50154205A (ja) 1975-12-12
FR2271222A1 (ja) 1975-12-12
DE2423405A1 (de) 1975-11-27
CA1061355A (en) 1979-08-28
CH599949A5 (ja) 1978-06-15
AT341538B (de) 1978-02-10
NL7505019A (nl) 1975-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5405991A (en) Process for producing carboxylic acid esters from carboxylic acid halides and alcohols
TWI429625B (zh) 製備二甲基丙烯酸乙二醇酯之方法
NO144209B (no) Fremgangsmaate for fremstilling av dialkylkarbonater
JPH0749421B2 (ja) アクリル又はメタクリル酸エステルの製法
JPS6150940A (ja) エステル交換によるアクリル―またはメタクリル酸のエステルの製法
JPS6137268B2 (ja)
JPH0733378B2 (ja) α−置換γ−ブチロラクトンの製法
JPS622568B2 (ja)
JP3777408B2 (ja) カルボン酸誘導体の製造法
JPH0710811A (ja) ジアルキルカーボネートの製造方法
JP4467890B2 (ja) チオフェンのクロロメチル化
JPH05155826A (ja) 1−アルコキシ−2−ジアルキルアミノ−エタンの製造方法
JP2926375B2 (ja) ヒドロキシカルボン酸エステルの製造法
JPH08157401A (ja) トリメチロールプロパン及びジトリメチロールプロパンの製造方法
US4734521A (en) Process for making beta, gamma-unsaturated ester, carbamates and sulfonamides
US6747176B2 (en) Preparation of 2-chloro-1,1,1-trialkoxyethane
GB1560082A (en) Process for producing an x-aryl-substituted propionic acid alkyl ester
JPH09110773A (ja) メチラールの精製方法
ES485956A1 (es) Procedimiento para la preparacion de esteres basicos
JP2001181271A (ja) α−モノグリセリドケタールの製造法
KR20050010050A (ko) 1,2,4-부탄트리올의 제조 방법
JPS597135A (ja) マロン酸エステルの製造法
JPS58170730A (ja) アクリル酸又はメタアクリル酸エステルの製造方法
Brekke et al. Nonconjugated linseed vinyl ether by vinyl transetherification. Preparation procedure
SU1205756A3 (ru) Способ получени 1,1-дихлор-4-метилпентадиенов