JPS6134411B2 - - Google Patents

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JPS6134411B2
JPS6134411B2 JP6957079A JP6957079A JPS6134411B2 JP S6134411 B2 JPS6134411 B2 JP S6134411B2 JP 6957079 A JP6957079 A JP 6957079A JP 6957079 A JP6957079 A JP 6957079A JP S6134411 B2 JPS6134411 B2 JP S6134411B2
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JP
Japan
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atom
compound
parts
room temperature
chloro
Prior art date
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Expired
Application number
JP6957079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55160760A (en
Inventor
Akyoshi Ueda
Shigeru Kojima
Yasushi Yasuda
Hiroaki Nishikawa
Akira Nakada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP6957079A priority Critical patent/JPS55160760A/ja
Priority to US06/138,502 priority patent/US4303667A/en
Priority to DE8080200489T priority patent/DE3061094D1/de
Priority to EP80200489A priority patent/EP0019978B1/en
Publication of JPS55160760A publication Critical patent/JPS55160760A/ja
Publication of JPS6134411B2 publication Critical patent/JPS6134411B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Pyrrole Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式() (式中、R1は水素原子又は塩素原子を、R2は水素
原子、塩素原子又はニトロ基を、R3は水素原
子、又は塩素原子を、R4は低級アルキル基を、
Yは酸素原子又はイオウ原子を示す。)で表わさ
れる新規なピロール誘導体及び該化合物を有効成
分として含有する殺菌剤に関するものである。 3−クロロ−4−置換フエニルピロール類が白
蘚菌等の真菌類やその他の細菌に対し抗菌性を有
し、また、灰色カビ病菌等の植物病原菌に対して
も抗菌性を有することはよく知られている(特公
昭42−6745号、特開昭51−88630号)。しかしなが
ら、これら既知化合物類は光に対して不安定であ
るため残効性が殆んどなく、通常の農園芸用殺菌
剤としての使用は難しい。 本発明者らは種々のピロール誘導体を合成し、
高い抗菌力を有し、かつ光に対して安定な化合物
の探索研究を行なつたところ、前記一般式()
で表わされる1−メトキシアセチルピロール等が
種々の植物病原菌に対し、高い抗菌力を有すのみ
ならず、光に対し安定で優れた残効性を示し、ま
た、白蘚菌等の人体寄性真菌類にも抗菌力を有す
ことを見い出し本発明を完成した。 本発明化合物の製造にあたつては、一般式
() (式中、R1、R2及びR3は前記と同一の意味を示
し、Aは水素原子又はアルカリ金属、シリル基等
の反応性基を示す。)で表わされるピロール誘導
体と、低級アルコキシ(又は低級アルキルチオ)
アセチルハライド、酸無水物又は1−低級アルコ
キシ(又は低級アルキルチオ)アセチルイミダゾ
ール等のアシル化剤とを有機溶媒中で酸結合剤の
存在又は非存在下に反応させる。代表的な製造方
法を反応式で表わすと次の通りである。 (式中、R1、R2、R3、R4及びYは前記と同一、
Halはハロゲン原子を示す。) 次に実施例を示し本発明化合物の製造方法につ
いて更に詳しく説明する。 実施例 1 3−クロロ−4−(2・3−ジクロロフエニ
ル)−1−メトキシアセチルピロール(化合物
1)の製造 1.9gのメトキシアセチルクロライドを10mlの
テトラヒドロフランに溶かした溶液に、窒素気流
中、撹拌しながら、室温で、4−クロロ−3−
(2・3−ジクロロフエニル)ピロール2.9g
(11.6mmol)のナトリウム塩のテトラヒドロフラ
ン溶液10mlを滴下した。室温で3.5時間撹拌した
後溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイーにより精製し、無色結晶の目
的物2.3gを得た。 融点87〜88℃ 実施例 2 3−クロロ−4−(2・3−ジクロロフエニ
ル)−1−メトキシアセチルピロール(化合物
1)の製造 1.0gの3−クロロ−4−(2・3−ジクロロフ
エニル)ピロールを20mlのテトラヒドロフランに
溶かし、窒素気流中、撹拌しながら、室温で0.16
gのカリウム細片を加えた。2.5時間加熱還流し
た後、室温まで冷却した溶液を、1.32gのメトキ
シアセチルクロライドを溶かしたテトラヒドロフ
ラン溶液10ml中に撹拌しながら滴加した。窒素気
流中、室温で1時間撹拌を続けた後溶媒を減圧留
去した。残渣を100mlの酢酸エチルで抽出し、重
曹水次いで水で洗浄した後無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。減圧下酢酸エチルを留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製して
得られた粗結晶をヘキサンで洗浄して目的物1g
を得た。 融点87〜88℃ 実施例 3 3−クロロ−4−(3−クロロ−2−ニトロフ
エニル)−1−メトキシアセチルピロール(化
合物2)の製造 1.3gの4−クロロ−3−(2−ニトロ−3−ク
ロロフエニル)ピロールを20mlのテトラヒドロフ
ランに溶かし、窒素気流中、撹拌しながら室温で
0.2gのカリウム細片を加えた。1時間加熱還流
した後室温まで冷却した溶液を、2.71gのメトキ
シアセチルクロライドを溶かしたテトラヒドロフ
ラン溶液10mlに撹拌しながら滴加した。窒素気流
中、室温で1時間撹拌を続けた後溶媒を減圧留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーで精製して得られた粗結晶をエーテルで洗浄し
て目的物0.6gを得た。 融点120〜130℃ 実施例 4 3−クロロ−4−(3−クロロフエニル)−1−
メトキシアセチルピロールの製造(化合物5) 3−クロロ−4−(3−クロロフエニル)ピロ
ール1.8gを20mlのテトラヒドロフランに溶解
し、金属カリウム0.4gを加え2時間加熱還流し
た。反応液を室温まで冷却した後、4.6gのメト
キシアセチルクロライドのテトラヒドロフラン溶
液20ml中にゆつくり滴加した。更に室温で3時間
撹拌した後1夜放置した。溶媒を減圧留去した
後、残渣を酢酸エチルに溶かし、水洗、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後酢酸エチルを留去した。得
られた粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにより精製して目的物0.8gを得た。 融点76.5〜78.5℃ 実施例 5 3−(2・3−ジクロロフエニル)−1−メトキ
シアセチルピロール(化合物7)の製造 3−(2・3−ジクロロフエニル)ピロール2.3
gを2mlのテトラヒドロフランに溶かし、金属カ
リウム細片0.5gを加えて2時間半加熱還流し
た。反応液を室温まで冷却した後、5.9gのメト
キシアセチルクロライドのテトラヒドロフラン溶
液20ml中にゆつくり滴加した。室温で3時間撹拌
した後1夜放置した。溶媒を減圧下に留去し、残
渣を酢酸エチルに溶かし、水洗、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、酢酸エチルを減圧留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーで精製
し、次いでn−ヘキサンより再結晶して目的物
1.3gを得た。 融点64〜65℃ 実施例 6 3−クロロ−4−(2・3−ジクロロフエニ
ル)−1−メトキシアセチルピロール(化合物
1)の製造 12gの4−クロロ−3−(2・3−ジクロロフ
エニル)ピロールを200mlのベンゼンに溶かし、
撹拌しながらトリエチルアミン11gを加えた。次
に16gのメトキシ酢酸無水物を200mlのベンゼン
に溶かした溶液を滴加し、室温で64時間撹拌し
た。反応終了後ベンゼン10mlを加え、水、重曹
水、飽和食塩水で順に洗浄した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、ベンゼンを減圧留去し、残渣を
熱ヘキサンで抽出した。抽出液を冷却すると
13.85gの目的物が得られた。 次に、本発明の代表化合物を第1表に示す。
【表】 本発明の殺菌剤は、白蘚菌、キヤンデイーダ菌
等に有効であるほか、広い範囲にわたる植物病害
に対して高い防除効果を示すが、特にそ菜、ぶど
うの灰色かび病、そ菜の菌核病、りんごの黒星病
及び麦類の斑葉病に対し優れた効力を有する。 一般式()で表わされる本発明化合物のう
ち、R3が塩素原子である化合物、またR4がメチ
ル基、Yが酸素原子である化合物が特に好まし
い。 本発明化合物を農園芸用殺菌として使用する場
合は、一般の農薬のとり得る形態、則ち水和剤、
乳剤、粉剤等の形態で使用される。添加剤及び担
体としては、固型剤を目的とする場合にはケイソ
ウ土、燐灰石、タルク、パイロフイライト、クレ
イ等の鉱物性微粉末或るいは大豆粉、小麦粉等の
植物性粉末が、液体の剤型を目的とする場合には
ケロシン、鉱油、石油、ソルベントナフサ、キシ
レン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメ
チルホルムアミド、アルコール、アセトン、又は
水等が溶媒として使用される。これらの製剤にお
いて均一な且つ安定な形態をとるために必要なら
ば界面活性剤を添加することができる。 次に本発明農園芸用殺菌剤の製剤に関する実施
例を若干示すが、添加物及び添加割合は本実施例
に限定されることなく広範囲に変更可能である。 実施例 6 水和剤 化合物1 20部 ケイソウ土 73部 アルキルアリルスルホネートナトリウム塩 7部 以上を均一に混合し、微細に粉砕して有効成分
20%の水和剤を得た。 実施例 7 乳 剤 化合物2 20部 キシレン 42部 ジメチルホルムアミド 30部 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル8部 以上を混合溶解して有効成分20%の乳剤を得
た。 実施例 8 粉 剤 化合物4 2部 タルク 49部 クレー 49部 以上を均一に混合粉砕して有効成分2%の粉剤
を得た。 実施例 9 粒 剤 化合物7 5部 タルク 40部 クレー 39部 ベントナイト 10部 アルキル硫酸ソーダ 6部 以上を均一に混合して微細に粉砕後、造粒機で
直径0.5−1mmの粒状物に造粒して有効成分で5
%の粒剤を得た。 以上の実施例の如くして得られた水和剤、乳剤
は水で希釈して懸濁液或るいは乳濁液として、ま
た粉剤、粒剤はそのまま植物病害の発生した所ま
たは発生の予想される所に適用される。即ち植物
体に直接散布、塗布等の手段により適用すること
によつていもち病、紋枯病、灰色かび病、黒星病
等の病害を、或るいは土壌に処理することにより
苗立枯病等の病害を有効に防除することができ
る。更には水和剤、粉剤をそのまま植物の種子に
粉衣処理又は水和剤、乳剤を水で希釈した薬液に
種子を浸漬処理することにより、いもち病、ごま
葉枯病、ばか苗病、なまぐさ黒穂病等の病害を防
除することもできる。 また、従来の各種形態の殺菌剤、殺虫剤、植物
調節剤等に本発明有効化合物を添加し含有させ殺
菌性を附与することもできる。 次に、本発明殺菌剤の効力に関する若干の試験
例を示す。 試験例 1 灰色かび病生薬試験 約3週間栽培したインゲン苗の本葉を切り取
り、本発明化合物の水和剤の所定濃度の薬液に約
30秒間浸漬し、風乾したのち、灰色かび病菌
(Botrytis cinerea)の菌糸を接種し、4日間20
℃の湿室に保つたのち、発病程度を調査し、無処
理対照区の発病度を基準にして防除価を算出し
た。 その結果を第2表に示す。
【表】
【表】 試験例 2 灰色かび病残効試験 約3週間栽培した鉢植えのインゲン苗に、本発
明化合物の水和剤の所定濃度の薬液を散布し、1
週間温室内に置いたのち、処理葉を切り取り、湿
室シヤーレ内に納め、灰色かび病菌(Botrytis
cinerea)の菌糸を接種し20℃に4日間保つたの
ち、発病程度を調査し、無処理対照区の発病度を
基準にして防除価を算出した。その結果を第3表
に示す。
【表】
【表】 試験例 3 人体病原菌に対する抗菌性 人体病原菌から細菌2種(Escherichia coli、
Staphylococcus aureus)及び真菌2種
(Candida albicans Trichophyton
mentagrophytes)を選び本発明化合物(番号
1)の抗菌性を調べた。 検体をジメチルホルムアミドに溶解し、液体培
地中に添加した。この培地中に菌を接種し、24時
間、48時間又は5日後の菌の発育阻止状態により
抗菌性を判断した。 その結果を第4表に示す。(+:菌の発育な
し、±:やや菌の発育を認める)
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は水素原子又は塩素原子を、R2は水素
    原子、塩素原子又はニトロ基を、R3は水素原子
    又は塩素原子を、R4は低級アルキル基を、Yは
    酸素原子又はイオウ原子を示す。)で表わされる
    化合物。 2 一般式 (式中、R1は水素原子又は塩素原子を、R2は水素
    原子、塩素原子又はニトロ基を、R3は水素原子
    又は塩素原子を、R4は低級アルキル基を、Yは
    酸素原子又はイオウ原子を示す。)で表わされる
    化合物を有効成分として含有することを特徴とす
    る殺菌剤。
JP6957079A 1979-05-25 1979-06-04 Germicide Granted JPS55160760A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6957079A JPS55160760A (en) 1979-06-04 1979-06-04 Germicide
US06/138,502 US4303667A (en) 1979-05-25 1980-04-09 Phenylprrole derivatives
DE8080200489T DE3061094D1 (en) 1979-05-25 1980-05-22 Novel phenylpyrrole derivatives, process for the preparation thereof, fungicidal compositions containing them and method for controlling fungi
EP80200489A EP0019978B1 (en) 1979-05-25 1980-05-22 Novel phenylpyrrole derivatives, process for the preparation thereof, fungicidal compositions containing them and method for controlling fungi

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JPS55160760A JPS55160760A (en) 1980-12-13
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