JPS6129419A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS6129419A
JPS6129419A JP4473085A JP4473085A JPS6129419A JP S6129419 A JPS6129419 A JP S6129419A JP 4473085 A JP4473085 A JP 4473085A JP 4473085 A JP4473085 A JP 4473085A JP S6129419 A JPS6129419 A JP S6129419A
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Akira Otsuki
大槻 章
Ryozo Konno
紺野 良三
Makio Sugai
菅井 牧雄
Yasuo Imaoka
今岡 保郎
Yuichi Kubota
悠一 久保田
Kazuyuki Tanaka
和志 田中
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、特に放射線硬
化型の樹脂と溶剤とを用いる溶剤型磁性塗料を用いて磁
気記録媒体を製造する方法に関する。
現在カセットテープ、オーブンリールテープ。
ビデオテープ、磁気カード、磁気ディスク等多くの磁気
記録体類はポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、ポリアセテートフィルム、紙等の基材ベースフィ
ルム上に酸化鉄等の ′磁気化可能金属酸化物もしくは
金属材を含む塗料、印刷インキ等の被覆剤(以下、塗料
を例として説明する)をコーティングし、オリエンテー
ション、乾燥、必要に応じて硬化の工程を経て得られ、
その樹脂塗料バインダーとして塩化ビニル共重合体、ポ
リウレタン、ポリアクリル酸エステル、時にエポキシ樹
脂等が使用され。
目的に応じ可塑剤、ゴム、分散剤、帯電防止剤。
顔料等が配合されているのが一般である。
バインダーとしては種々のものが用いられるが、耐摩耗
性、ITlt熱性、耐溶剤性等の物性のため、硬化型の
バインダー例えば熱硬化型樹脂がよ−り好ましい。しか
しながら、従来から使用されてきた熱硬化型磁性塗料に
よるテープ、例えはビデオテープ、 HiFiオーディ
オカセットテープ、コンピューターテープ、磁気ディス
ク。
エンドレステープはより良い物性を得るために。
塗布物をオーブン中に長時間(例えば70C2〜20時
間)入れてベーキング(硬化)していた。これは工程上
の手間もさることながら、塗布物のブロッキング、捲き
しまりによるテープの変形?、磁気塗膜表面の平滑性を
失うなどにより電気特性の低下を起し問題となってぃた
更に、用途によっては基材ベースフィルムと塗膜との接
着性向上のためにプライマーを用いたり、また耐摩耗性
や走行安定性向上のため磁気塗膜上に更にオーバーコー
トを施すことが行なわれていた。
本発明は以上の様な問題点に対処し得る磁性塗料用バイ
ンダーとして用いる放射線硬化性樹脂組成物である。つ
まシ1本発明に於けるバインダーからなる磁性塗料に電
子線等の放射線照射を行なうと、塗料中の不飽和二重結
合が放射線によりラジカルを発生し、そのラジカルによ
り重合が行なわれ、三次元網目構造を生成し。
低温度に於いて賭間的に硬化を起こし、簡単な工程によ
りアフターキュアをしに平滑な磁気塗膜表面が得られ、
一方では放射線硬化性の高分子量化合物を用いることで
硬化型でありながら柔軟性の優れた。物性の良好な塗膜
となシ得る。
このように本発明は、簡単な工程によって寸法安定性1
表面平滑性等の優れた磁気テープを短時間に製造するこ
とができ、更にプライマーなどを必要とせずに優れた接
着性を有する溶剤型の磁性塗料用放射線硬化性樹脂組成
物に関するものである。つまり。
(元放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合を2個以
上有する分子量5ooo以上、好ましくは8000以上
の化合物、(B)放射線により硬化性をもつ不飽和二重
結合を1個以上有する分子量400以上5000未満、
好ましくは600〜30oOの化合物、(C)放射線に
より硬化性をもつ不飽和二重結合を1個以上有する分子
量400未満の化合物を用いて、(3)および(B)並
びにもしくは(c3を配合してなる磁性被榎剤用バイン
ダーとして用いる放射線硬化性樹脂組成物で≧する。更
に好ましくは(〜の化合物が一部ケン化した塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体にポリイソシアネート化合物を反
応させて得られたインシアネート基を有する化合物にイ
ンシアネート基との反応性を有する官能基をもつアクリ
ル化合物あるいはメタクリル化合物を反応させてなる化
合物であり、(B)の化合物がポリオールにポリインシ
アネート化合物を反応させて得られたインシアネート基
を有する化合物にインシアネート基との反応性を有す・
る官能基をもつアクリル化合物あるいはメタクリル化合
物を反応させてなる化合物である。(A)。
ω)及び(C)の配合比率は、C元が20〜95重量係
好ましくは50〜90重量係、CB)が5〜80重量÷
、好ましくは10〜5o重i:%、(C)がθ〜50重
量%、好ましKくは5〜20重量係である放射線硬化性
樹脂組成物である。
なお、1!子線硬化性樹脂を用いた磁性塗料として日特
開昭50−77433号が知られているが。
アクリル系二重結合を含む分子H400以上の化合物を
単独に用いる場合には1分子量が大きくなるにつれ官能
基密度から電子線硬化性が低下する傾向となシ、従って
高線量が必要となシ。
硬化性が低下すると耐熱性も劣る傾向にあシ。
磁気記録媒体として実用に供する場合、走行不良、耐久
性不良、ヘッド詰り、ドロップアウト等の実害を生ずる
。一方硬化塗膜の柔軟性については硬化性が高くなると
それだけ剛直性を示し、磁性体元jμ度の高い磁性塗膜
は更にもろくなり、耐摩耗性は悪くなる。更に分子量が
大きくなるにつれ塗料粘度が上がり稀釈調整用の溶剤が
増えたり、塗膜形成過程での収縮が大きく塗膜表面平滑
性の低下、磁場配向時の表面の粗面化、塗装適性の低下
等を生ずる。その反面磁性粒体の分散性については適度
の分子量および分子量分布を有することが好蝉であり、
得られる磁気塗膜の電磁変換特性は分散性9表面平滑性
、磁性粒子の配向性に依存する傾向にある。
また、接着性については硬化性が高くなると低下する場
合や高分子量体単独では接着性が充分でない場合がある
一方、400未満の分子量の電子線硬化性樹脂の場合に
は、電子線硬化性が良好で耐溶剤性。
耐熱性等が良好となるが、柔軟性、耐摩耗性。
分散性、塗装性および電気特性等に問題がある。
このようにアクリル系二重結合を含む分子量400以上
あるいは400未満の化合物を単独で使用する場合、磁
気記録媒体に要求される多岐に渡る特性をバランス艮〈
満足し得る磁性塗料を得ることが難しい。
それに対し本発明では、前記した(AJ、 (B)及び
(Qの化合物単独でも放射線硬化性を有しているが、必
ずしも磁性塗料として良好な物性を得られない。しかし
、前記のように(A)、 (B)および(0)という分
子量の異なる化合物を配合することで1〜3 Mrad
程度の低線量でも硬化可能と同時に、仙の種々の要求物
性を満足し得るものである。
本@明に於ける放射線硬化性不飽和二重結合とは、ラジ
カル重合性を有する不飽和二重結合ヲ示シ、アクリル酸
、メタクリル酸あるいはそれらのエステル化合物のよう
なアクリル系二重結合、ジアリルフタレートのようなア
リル型二重結合、マレイン敢、マレイン酸誘導体等の不
飽和結合等が挙げられる。その他、放射線照射により硬
化性を有する不飽和二重結合であれば。
用いることが出来る。
すなわち1本発明に於けるバインダー(pj、 (B)
および(CIは次に列挙するような化合物を挙けること
ができる。
1、分子中に水酸基を1個以上有する化合物1分子に1
分子以上のポリイソシアネート化合物のひとつのインシ
アネート基を反応させ。
次にインシアネート基と反応する基及び放射ンクリコー
ルにプロピレンオキサイドを付加した二官能性のポリエ
ーテル(アデカポリエーテルP−1000旭電化社製)
1モルにトルエンジインシアネート2モルを反応させ、
その後2モルの2−ヒドロキシエチルメタクリレートを
反応させて得た分子末端にアクリル系二重結合を2個有
する樹脂、プレポリマー。
オリゴマーもしくはテロマーを挙けることができる。
ここで使用される水酸基を1個以上含有する化合物とし
ては、アデカポリエーテルP −700、アクリルエス
テルP−1000,アデカポリエーテルG−1500(
以上旭電化社製)。
ポリメグ1000 、ポリメグ650(以上フォーカー
・コーラ社製)等の多官能性ポリエーテル類;ニトロセ
ルローズ、アセチルセルロー基を有する一部ケン化され
た塩化ビニル−酢酸ヒニル共重合体;ポリビニルアルコ
ール;ポリビニルホルマール:ポリビニルブチラール;
ポリカプロラクトンPCP−0200、ポリカプロラク
ト7PCP−0240、ポリカプロラドンPCP−03
00(以上チノン社製)等の多官能性ポリエステル類;
フタル酸、インフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、
コハク酸。
セパチン酸のような飽和多塩基酸とエチレンクリコール
、ジエチレングリコール、1.4−ブタンジオール、1
.3−ブタンジオール。
1.2−フロピレンゲリコール、ジプロピレンクリコー
ル、1.6−ヘキサングリコール。
ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリンチロール
プロパン、ペンタエリスリットノような多価アルコール
とのエステル結合により得られる飽和ポリエステル樹脂
;水酸基を含有スるアクリルエステルおよびメタクリル
エステルを少なくとも一種以上重合成分として含むアク
リル系重合体を挙けることができる。
また、ここで使用されるポリインシアネート化合物とし
ては、2.4−)ルエンジインシアネート、2.6−)
ルエンジインシアネ−)、1.4−キシレンジインシア
ネート。
m−フェニレンジインシアネート、P−フェニレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イン
ホロンジイソシアネートやデスモジュールL、fスモジ
ュールIL(西ドイツ バイエル社M)等がある。
インシアネート基と反応する基および放射線硬化性不飽
和二重結合を有する単量体としては、アクリル酸あるい
はメタクリル酸の2−ヒドロキシエチルエステル、2−
ヒドロキシプロピルエステル、2−ヒドロキシオクチル
エステル等水酸基を有するエステル類;アクリルアマイ
ド、メタクリルアマイド、N〜メチロールアクリルアマ
イド等のインシアネート基と反応する活性水素を持ちか
つアクリル系二重結合を含有する単量体;更に、了すル
アルコール、マレイン酸多価アルコールエステル化合物
、不飽和二重結合を有する長鎖脂肪酸のモノあるいはジ
グリセリド等インシアネート基と反応する活性水素を持
ちかつ放射線硬化性を有する不飽和二重結合を含有する
単量体も含まれる。
■1分子中にエポキシ基を1個以上含む化合物1分子と
、エポキシ基と反応する基および電子線硬化性不飽和二
重結合を有する単量体1分子以上との反応物1例えばグ
リシジルメタクリルレートをラジカル重合?せて得たエ
ポキシ基を含有する熱可塑性樹脂にアクリル酸ヲ反応さ
せ、カルボキシル基とエポキシ、2jlの開環反応によ
シ1分子中にアクリル系二重結合をペンダントはせた樹
脂、プレポリマーもしくはオリゴマー、また、マレイン
酸を反応させカルボキシル基とエポキシ基トの開環反応
により分子骨格中に放射線硬化性不飽和二重結合を有す
る樹脂、プレポリマー、オリゴマーを挙げることができ
る。
ここで分子中にエポキシ基を1個以上含む化合物として
は、グリシジルアクリレート。
グリシジルメタクリレートの如きエポキシ基を含むアク
リルエステルあるいはメタクリルエステルのホモポリマ
ーあるいは他の重合性モノマーとの共重合体;エピコー
ト828゜エピコート1001 、  エピコート10
07.  エビ:’ −) 1009 (以上シェル化
学社製)等その細麺々のタイプのエポキシ樹脂等がある
エポキシ基と反応する基および放射線硬化性不飽和二重
結合を有する単量体としてはアクリル酸、メタクリル酸
等のカルボキシル基を含有するアクリル系単量体、メチ
ルアミノエチルアクリレート、メチルアミノメタクリレ
ート等の第1級もしくは第2級アミノ基を有するアクリ
ル単量体に加えマレイン酸、フマル酸やクロトン酸、ウ
ンデシレン酸等放射線硬化性不飽和二重結合を有する多
塩基酸単量体も使用できる。
■1分子中にカルボキシル基を1個以上含む化合物1分
子とカルボキシル基と反応する基および放射線硬化性不
飽和二重結合を有する単量体1分子以上との反応物9例
えばメタクリル酸を溶液重合?せて得たカルボキシル基
を含有する熱可塑性樹脂にグリシジルメタクリレートを
反応させ、オ■項七同様にカルボキシル基とエポキシ基
の開環反応lcよシ分子中にアクリル系二重結合を導入
させた樹脂、プレポリマー、オリゴマーを挙けることが
できる。
分子中にカルボキシル基を1個以上含む化合物としては
1分子鎖中または分子末端にカルボキシル基を含むポリ
エステル類;アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸、フマル酸等のラジカル重合性を持ち、かつカルボキ
シル基を有する単量体のホモポリ−r−アルいは他の重
合性七ツマ−との共重合体等である。
カルボキシル基と反応する基および放射線硬化性不飽和
二重結合を有する単量体としてはクリフジルアクリレー
ト。グリシジルメタクリレート等がある。
■00分子鎖中放射1M硬化性不飽和二重結合を含有す
るポリエステル化合物1例えはオ■項に記載の多j?i
M酸と多価アルコールのエステル結合から成る飽和ポリ
エステル樹脂で多塩基酸の一部をマレイン酸とした放射
線硬化性不飽和二重結合を含有する不飽和ポリエステル
樹脂、プレポリマー、オリゴマーを挙げることができる
飽和ポリエステル樹脂の多塩基酸および多価アルコール
成分はオI項に記載した各化合物を挙げることができ、
放射線硬化性不飽和二重結合としてはマレイン酸、フマ
ル酸等を挙けることができる。
放射線硬化性不飽和ポリエステル樹脂の板状は多塩基酸
成分1種以上と多価アルコール成分1種以上にマレイン
酸、フマル酸等を加え常法、すなわち触媒存在下180
〜2oo℃窒素雰囲気下脱水あるいは脱アルコール反応
の後、240〜280℃まで昇温し、05〜lmmHg
の涯圧下起合反応によシポリエステル樹脂を得ることが
できる。マレイン酸やフマル酸等の含有量は、製造時の
架橋、放射線硬化性等から酸成分中1〜4(モル係で好
ましくは10〜30モル係である。
■、放射線硬化性不飽和二重結合を有する低分子量の化
合物も目的に応じ使用が可能であシ。
そのような低分子量の化合物としては、スチレン、エチ
ルアクリレート、エチレンクリコールジアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート、1.6−ヘキサンクリコールジアクリレート
、1.6−ヘキサンクリコールジアクリレート、トリメ
チロールプロバント’J 1 クリV  ) 、  )
 IJメチロールプロパントリメタクリレート等が挙げ
られる(なお、オV項の化合物は主として(C)の化合
物である)。
本発明に於ける磁性塗料用バインダーとしてはオ■項か
らオV項に記載した化合物を使用し0分子量5000以
上、好ましくは 5ooo以上の放射線硬化性不飽和二
重結合を2個以上有する化合物(A)と分子量400以
上5000未満。
好ましくは分子量600〜3000の放射線硬化性不飽
和二重結合を有する化合物(B)と分子量400未満の
放射線硬化性不飽和二重結合を有する化合物との配合物
でcA)、(B)および(C)の配合比率(重量係)が
、■が20〜95.好ましくは50〜90.(B)がi
〜80.好ましくは10〜50で、(C)がO〜50.
好ましくは5〜2゜であり、(A)として分子i150
00以上、好ましくは8000以上で更に柔軟性に優れ
た化合物である場合1例えば一部ケン化された塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体であるビニライトVAGH等の
場合には単独で柔軟性を有するが。
放射線硬化性、基材ペースへの接着性にやや劣る。更に
磁性塗料の粘度が大きくなるなどの問題がある。そこで
(B)およびもしくは(C)成分としての、(3)成分
との相溶性の優れた低分子量化合物を用い架橋密度を上
げ、放射線硬化性を向上させ、基材ベースとの接着性を
付与するような化合物が配合壊れる。また。
低分子量化合物を用いると磁性塗料の粘度を低下式せ塗
装性を向上し、高分子量体によシ磁性粒体の分散性も良
好なものとなる一方。
(A]として優れた柔軟性の得られないような化合物の
場合はCB)およびもしくは(C3として放射線硬化性
、基材への接着性を付与する。(A)成分との相溶性の
良好な化合物を配合することができると共に可塑性を有
するものであれば硬化塗膜へ柔軟性を付与することもで
きる。
分子量5000以上の化合物同志の組合せの場合、放射
線硬化性が低分子量化合物はど向上せず、更に磁性塗料
の粘度が大きくなり塗妓時の問題を住じる。従って、(
B)およびもしくはC)のような分子量5000未満の
化合物を併用する必要がある。また、(A)成分を単独
に使用した場合前記したように放射線硬化性や種々の物
性を元号には満足し得す、(B)およびもしくは(C1
成分が必要であり好ましくは(B)成分が10重量係以
上、(C)成分が5重量係以上必要で、(B)成分が8
0重景係、(C)成分が50重量係を越えると磁性塗膜
の柔軟性1分散性等が不良となり種々の要求物性が劣る
ことKなる。
なお1本発明は(B1もしくは(cl成分として不飽和
二重結合が2個以上でなく1個のものを使用することに
よっても、より放射線硬化性。
柔軟性を向上せしめることが可能である。
本発明は更に、(A)として分子ji 5000以上。
好ましくは8000以上の一部ケン化された塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体に放射線硬化性不飽和二重結合を
導入したものについて。
(B)成分として分子量400以上5000未満好まし
くは600〜3000のポリオール成分に放射線硬化性
不飽和二重結合を導入したものでcA)/(B)ノ配合
比(重量比)カ20/80〜9515゜好ましくは50
150〜80 / 20のものをバインダーとすると3
 Mrad以下の低線量での放射線硬化性、基材ベース
への接着性、その他種々の要求物性に於いて優れた磁気
記録媒体が得られる。
本発明では溶剤が使用されるが、基材ベースフィルム上
に形成された塗膜の磁気的特性と接着性とを考慮して磁
性体粒子/バインダー(重量比)、−85/15〜65
/ 35の範囲に調整する際に、溶剤を使用して磁性塗
料の固形分20〜60重量係、好まL<1d25〜40
i景壬の範囲に調整することによって塗装適性の艮好な
磁性塗料を得ることができる。
溶剤としては特に限度はないが、バインダーの溶解性お
よび相溶性等を考慮して適宜選択σれる。例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類、ギ酸エチル、酢酸エチル
、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール。
エタノール、インプロパツール、ブタノール等のアルコ
ール類、トルエン、キシレン、エチルヘンゼン等の芳香
族炭化水素類、インプロピルエーテル、エチルエーテル
、ジオキサン等のエーテル類、テトラヒドロフラン、フ
ルフラール等のフラン類等を単一溶剤またはこれらの混
合溶剤として用いられる。
本発明に係わる磁性塗料が塗布される基体としては、現
在磁気記録媒体用基材として広く活用されているポリエ
チレンテレフタレート系フィルム、更に耐熱性を要求で
れる用途としてはポリイミドフィルム、ポリアミドフィ
ルム等が活用される。特にポリエステル系フィルムにお
いては薄物ベースではl軸延伸。
2軸延伸処理をほどこして利用するケースも多い。また
紙にコーティングをを1とこス用途も有る。
本発明に活用はれる磁性体微粉末は γ−F e203 +  F e、04 、Coドープ
7− Fe20. 。
Coドープ1− Fe2 o3− Fe304固溶体。
Co系化合物″4着型rFe2O3,Co系化合物被着
型Fe、o、 (γ−Fe2O3との中間酸化状態も含
む、ここで言うco系化合物とは、酸化コパル)、水I
F2化”パルト、コバルトフェライト。
コバルトイオン吸着物等コバルトの磁気異方性を保磁力
向上に活用する場合を示す)である。
Co、 Fe−Co、 Fe −Co−N、 Co−N
i等の強磁性金属を主成分とする。  BI3等の還元
剤による湿式還元法や、酸化鉄表面をSt  化合物で
処理後、H2ガス等により乾式還元法によって。
あるいは低圧アルゴンガス気流中で真空蒸発させること
によつて得られる手法等各種製法によって得られた金属
微粒子、単結晶バリウムフェライト微粉である。以上の
磁性体微粒子は針状形態あるいけ粒状形態のものを使用
し、磁気記録媒体として用いる用途によって選択される
近年特に技術進歩が著しく、シかも市場性の拡大してい
る高バイアスのHiFi用オーディオカセットテープ、
ビデオカセットテープ。
ビデオテープ接触転写プリント用マスターテープ等VC
は本発明の放射線硬化性バインダーと上記磁性体微粉末
中、特に高密度記録用途に有利なコバルト変性針状酸化
鉄(コバルトドープタイプもしくはコバルト系化合物被
着タイプ)あるいは更に高保磁力の針状合金微粒子とを
組合せることにより、極めて良好な電磁変換特性と物性
信頼性を有する高性能テ−プを得ることが出来た。
本発明の放射線硬化性樹脂組成物に関しても用途によっ
て通常使用される各種帯電防止剤、潤滑剤1分散剤、増
感剤、レベリング剤。
耐摩耗性付与剤、塗膜強度補強添加剤等を用途に合わせ
、適宜活用することは有効である。
本発明に係わる磁性塗膜の架橋、硬化に使用する放射線
としては、電子線加速器を線源とした電子線、  Co
を線源としたγ−線。
Srを線源としたβ−線、X線発生器を線源としたX線
等が使甲さ・れる−0特に照射線源としては吸収線量の
制御、製造工程ラインへの導入、電離放射線の遅閉等の
見地から、電子線加速器による電子線を使用する方法が
有利である。
磁性塗膜を硬化する際に使用する電子線特性としては、
透過力の面から加速電圧100〜750KV、好IL(
ij150〜300KV  )電子線加速器を用い、吸
収線量を05〜20  メガラッドになる様に照射する
のが好都合である。
特に磁気テープの場合、硬化すべき塗膜厚が小さいので
、米国エナージーサイエンス社にて製造てれている低線
量タイプの電子線加速器(エレクトロカーテンシステム
)等がテープコーティング加エラインへの導入、加速器
内部の2次X線の遅閉等に極めて有利である。
もちろん、従来より電子線加速材として広く活用でれて
いるファンデグラフ型加速器を使用しても良い。
また、放射線硬化に際してViN、ガス、 Heガス等
の不活性ガス気流中で放射線を磁性塗膜に照射すること
が重要であり、磁性塗膜の様に非常VC磁性顔料充填度
の高い塗膜は非常に多孔質となっている為に、空気中で
電子線を照射することは、バインダー成分の架橋に際し
、放射線照射により生じたO8等の影響でポリマー中に
生じたラジカルが有効に架橋反応に働くことを阻害する
。その影響は磁性層表面は当然として多孔質の為、塗膜
内部までバインダー架橋阻害の影響を受ける。従って放
射線を照射する部分の雰囲気は% 、 He 。
CO2等の不活性ガス雰囲気に保つことが重要となる。
次に実施例および比較例により本発明を具体的に説明す
る。なお2例中1部」とあるのは重量部を示す。
実施例に先立ち、樹脂合成例を示す。
樹脂合成例(al ″ 塩化ヒニル/酢酸ビニル/ビニルアルコールが93
72 / 5重量%の組成で分子量18000の共重合
体100部をトルエン238部シクロへキサノン95部
を加熱溶解後、80℃に昇温し、下記TDIアダクトを
7.5部加え。
さらにオクチル酸スズ0.002部、ハイドロキノン0
.002部加え、82℃でN2ガス気流中イO ンシアネー) (N晦)反応率が90%以上となるまで
反応せしめる。反応終了後冷却しメチルエチルケトン2
38部を加え稀釈する。
得らnた樹脂組成物を(alとする。なお、この樹脂の
分子量け19200である。
TDrアダクトの合成 トリレンジイソシアネート(TDI ) 348部eN
2気流中1tの4つロフラスコ内で80℃に加熱後、2
−ヒドロキンエチルメタクリレート(2HEMA ) 
260部、 オクチル酸スズ0.07部、ハイドロキノ
ン0.05部を反応缶内の温度が80〜85℃となる様
に冷却コントロールしながら滴下し1滴下終了後80℃
で3時間攪拌し反応を完結させる。反応終了後取り出し
、冷却後、白色ペースト状のTDIの2 HEMAアダ
クトを得た。
樹脂合成例(b) ブチラール樹脂(ブチラール基/アセタール基/ビニル
アルコール基カ42 / 20 / 35重重量%組成
で分子1133800 の共重合体)100部をトルエ
ン200m、  メチルインブチルケトン200部に加
熱溶解後、80℃に昇温し、樹脂合成例(a)と同じτ
DIアダクトを128部加元部らにオクチル酸スズ00
26部ハイドロキノン0002部加え、80℃でN2ガ
ス気流中NOO反応率が90係以上となる壕で反応せし
める。
反応終了後冷却しメチルエチルケトン238部を加え、
稀釈したものを(bjとする。なお。
この樹脂の分子量は42000である。
樹脂合成例(C1 飽和ポリエステル樹脂(ダイナミートノーベル社製L 
−411) 100部をトルエン116部、メチルエチ
ルケトン116部に加熱溶解し。
80℃昇温後、樹脂合成例(a)に準じて合成したイン
ホロンジインシアネート−アダクト284部を加えオク
チル酸スズ0. OO6部、 ノ・1イドフキノン00
06部をさらに加え、N2ガス気流中80℃でNeo反
応率90係以上となるまで反応せしめる。
得られた樹脂組成物を(C)とする。この樹脂の分子量
は20600である。
樹脂合成例(dl テレフタル酸ジメチル291.2部、イソフタル酸ジメ
チル2912部、マレイン酸ジメチル648部、エチレ
ングリコール251.2部。
1.4−ブタンジオール3648部、1.3−ブタンジ
オール812部およびテトラ−n−ブチルチタネート4
0部を反応缶に仕込みN2ガス気流中180℃で脱メタ
ノール反応の後。
240−260℃まで昇温し0.5〜1 mmHgの減
圧下縮合反応により分子量8000の線状不飽和ポリエ
ステル樹脂を得た。
樹脂合成例(e) グリシジルメタクリレート20部、ブチルアクリレート
30部、トルエン37.5部、メチルインブチルケトン
375部を反応缶に入れ80℃に加熱し、グリシジルメ
タクリレート60部、ブチルアクリレ−) 90部、ベ
ンゾイルバーオキサイド6部を、トルエン1125部、
メチルイソブチルケ)71125部tm下し、  80
〜90℃で4時間反応せしめ、トリエタノールアミン1
.25部、ハイドロキノン05部を添加溶解し、アクリ
ル酸40部を滴下後、同温度で酸価5以下となるまで反
応せしめる。得られた樹脂組成物を(e)とする。この
樹脂の分子量は15000である。
゛樹脂合成例(f) 2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部1 ブチル
アクリレ−140部、トルエン37、5 部、 メチル
イソブチルケトン3t5部を反応缶に入れ、80℃に加
熱後92−ヒドロキシエチルメタクリレ−)30@3 
 ブチルアクリレート120部9重合開始剤としてベン
ゾイルパーオキサイド8部をトルエン112.5 部。
メチルインフチルケトン112.5部に溶解し。
滴下後、80〜90℃で4時間反応せしめ1反応生成物
330部に樹脂合成例(a)のTDI  アダクトに準
じて合成したTDI−アリルアルコール了ダクトを44
部カロえ、オクチル酸スズ0、012部、ハイドロキノ
70012部存在下80℃でNGO反応率90壬以上ま
で反応せしめる。得られた樹脂組成物を(rlとする。
この樹脂の分子量は15000である。
樹脂合成例(g) 了デカポリエーテルP−1000(無電化社製ポリエー
テル)250部、  2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート65部、ハイドロキノン0.0’13部、オクチル
酸スズ0017部を反応缶に入れ、80℃に加熱溶解後
、 TDI 87.0部を反応缶内の温度が80〜90
℃となるように冷却しながら滴下し1滴下終了後80℃
でNGO反応率95係以上となるまで反応せしめる。得
られた樹脂組成物を(g)とする。この樹脂の分子量は
1610である。
樹脂合成例(h) NIAXポリオールPCP−0200(チッソ社製ポリ
カプロラクトン)250部、 2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート1222部、ハイドロキノン0.024部
、オクチル酸スズ0.033 部を反応缶に入れ、80
℃に加熱溶解後、 TD11636部を反応缶内の温度
が80〜90℃となる様に冷却しながら滴下し1滴下終
了後80℃でNGO反応率95係以上となる1で反応せ
しめる。得られた樹脂組成物を(h)とする。
この樹脂の分子量は1140である。
樹脂合成例(1) エビコー) 828 (シェル製エポキシm脂)200
部をトルエンzs部、メチルエチルケトン25部に加熱
溶解後、N、N−ジメチルベンジルアミン27部、ノ・
イドワキ2フ1.4部を添加し、80℃とし、アクリル
酸69部を滴下、80℃で酸価5以下まで反応せしめる
得られた樹脂組成物を(i)とする。この樹脂の分子量
は500である。
実施例−1 コバルト被着針状γ−Fe203     120部(
長軸0.4p、短軸0.05p、 H,c6(100e
)カーボンブラック           5部(三菱
化成工業社製帯電防止用) α−Ago、粉末(05μ粒状)      2部分散
剤(大豆油精製レシチン)    3部溶剤(メチルエ
チルケトン/トルエン50150)   100 部上
記組成物をボールミル中にて3時間混合し、針状磁性酸
化鉄を分散剤により良く湿潤させる。
次にバインダーとして 前記樹脂組成物(a)      15部(固形分換算
)前記樹脂組成物(g)      l s部溶剤(メ
チルエチルケトン/トルエン30/30  )   2
00 N潤滑剤(高級脂肪酸変性ミリコンオイル)  
   3部の混合物を艮ぐ混合溶解させる。
これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間混合分散きせる。
この様にして得られた磁性塗料を15μのポリエステル
フィルム上に塗布し永久i1(1600ガウス)上て配
向させ、赤外線ランプまたは熱風により溶剤を乾燥させ
た後1表面平滑化処理後ESI社製 エレクトロカーテ
ンタイプ電子線加速装置を使用して、刀口速電圧150
KeV電極電流20fWA、全黒対量10M r a 
dの条件でN、ガス雰囲気下にて電子線を照射し、塗膜
を硬化させた。
得られたテープを十インチ巾に切断しビデオチー1(試
料#1)を得た。本方法による磁性塗膜の架橋はアクリ
ル二重縮合のラジカル化による架橋と塩化ビニル酢酸ビ
ニル系樹脂分子鎖中に生じたラジカル(脱HC1化と考
えられるが明らかでない)VCよる架橋との両者が作用
していると考えられる。
実施例−2 コバルト被着針状γ−Fe203120部(長軸04μ
、短軸0.05 p、 Hc 6000e )カーボン
ブラック(帯電防止用)   5部α−A40.粉末(
05μ粒状)     2部分散剤(大豆油精製レシチ
ン)    3部溶剤(メチルエチルケトン/トルエン
50150)   100部上記組成物をボールミル中
にて3時間混合し、針状磁性酸化鉄を分散剤により良く
湿潤させる。
次にバインダーとして 前記樹脂組成物(−e3     20部(固形分り)
前記樹脂織成物(h)10部 溶剤 (メチルエチルケトン/トルエン30150) 
     200811潤滑剤(高級脂肪酸変性シリコ
ンオイル)  3部の混合物を良く混合溶解させる。
これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間混合分散きせる。
この様にして得られた磁性塗料を15μのポリエステル
フィルム上に塗布し、永久磁力(1600ガウス)上で
配向きせ、赤外線ランプまたは熱風により溶剤を乾燥さ
せた後1表面平滑化処理後ESI社製 エレク)oカー
テンタイプ電子線加速装置を使用して、加速電圧150
 KeV、 Ti極電流゛20 mA 、全照射量10
Mradの条件でN2ガス雰囲気下にて電子線を照射し
塗膜を硬化させた。
得られたテープを十インチ巾に切断しビデオテープ(試
料#2)を得た。
比較例−l コバルト被着針状γ−Fe203120部(長軸’0.
4 p、短軸0.05 p、 He 6000e )カ
ーボンブラック           5部(帯電防止
用三菱カーボンブラックMA−600)α−A7.20
3粉末(05部粒状)     2部分散剤(大豆油精
製レシチン)     3部溶剤(メチルエチルケトン
/トルエン50150 )   100 m上記組成物
をボールミル中にて3時間混合し、針状磁性酸化鉄を分
散剤により良く湿潤させる。次に 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体    15部(ユニオ
ンカーバイト社製VAGH) 日本ポリウレタン社製熱可塑性         15
部ウレタン樹脂二ノボラン3022 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン50150 ) 
  200 部潤滑剤(高級脂肪酸変性シリコンオイル
)     3部の混合物を良く混合溶解きせる。
これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間分散でせる。
分散後、磁性塗料中のバインダーの水酸基を主体とした
官能基と反応し架橋結合し得るインシアネート化合物(
バイエル社製デスモジュールL)Th5部(固形分換算
)上記ボールミル仕込塗料に20分混合を行なった。
磁性塗料ヲ15μのポリエステルフィルム上に塗布し、
永久磁石(1600ガウス)上で配向きせ、赤外線ラン
プまたは熱風により溶剤を乾燥δせた後2表面平滑化処
理後、80℃に保持したオープン中にロールt−48時
間保持し、インシアネートによる架橋反応を促進させた
得られたテープを十インチ巾に切断しビデオテープ(試
料#A)を得た。
第1図は、ビデオテープを作成する過程において磁性塗
料を塗布後、25℃Vci、−ける表面平滑化処理をほ
どこすまでの装置時間に対する得られたビデオテープの
4MHz  でのビデオ感度のレベル(RF感度)を示
す。感度は塗布後ただちに表面平滑化加工をほどこした
時のビデオテープの4MHy、での出力をOdbとし、
以後経時と共に表面加工性の変化を追っていったもので
ある。なお、 VTRとして松下電器産業製VH8を使
用した。
従来のインシアネート系化合物を使用して加熱による架
橋反応を行なわしめたテープは塗料に硬化剤としてのイ
ンシアネート化合物が混合された後はバインダー中の水
酸基等との反応が始まり、塗布、乾燥後はバインダー中
での架橋反応が急速に進み、試料#Aに示す様に塗布後
の経過時間と共に架橋反応進行による塗膜硬化が進み1
表面成形性が低下することによるビデオ感度の低下傾向
を示す。
他方、試f+#1.#2Vc示すビデオテープにおいて
は9表面成形加工後、電子線照射により発生したラジカ
ルによる架橋が進行する為、磁性塗料塗布後の装置時間
による表面成形性の低下によるビデオ感度劣化を生じな
い。
更に塗布以前の磁性塗料のボットライフとも無関係とな
り、従来の熱硬化方式によるテープの製造工程上の制約
を取除くことが出来た。
第2図はビデオテープ全EIAJ統一規格オーブンリー
ル〜’TI七(松下電器産業1Nv−3120)にて信
号を記録した後、バネはかシで巻取り側に200グラム
の張力を加え、静止画数再生を行なった時の再生出力に
対する減衰量(スチール再生)を示す。
図より明らかな様に磁性塗膜とヘッドの相対速度が11
 m7 secにも及ぶきびしい摩耗条件にもかかわら
ず電子線によりバインダーを架橋することによりiじん
な塗膜構造を形成し、信号の減衰が著しく少ない。
第3図は温度−10℃、相対湿度O%から60℃、80
係の範囲でとデオテーブを5サイクル、5日間併置した
後゛、室温にもどし、24時間静置後、スチール再生テ
ストに使用したものと同じVTRで走行させ ヘッドド
ラムとピンチローラ間に日本自動制御板テンショ/アナ
ライザーIVA−500型をセットし、走行時の巻取り
側のテンションの変化を走行時間に対して調べたもので
ある。
本試験では磁性塗膜自体の摩擦係数のレベルが評価され
るのみならず、磁性塗膜中に含まれる低分子成分の浸み
出しによるテープ走行性の劣化、温度、湿度等の環境条
件に対する安定性の評価も可能である。
図より明らかな様に電子線架橋後の#1゜#2のテープ
は摩擦係数も低く、低分子エラストマー成分も十分架橋
され、塗膜表面への浸み出しも無く温度、湿度変化に対
する走行安定性も良い。
他方電子線架橋前の#1のテープは低分子エラストマー
成分の磁性塗膜表面への浸み出しも関係しているが温度
サイクル後の走行安定性は極めて悪い。
試料4#Aは試料+1.f+2と比較するとやや不安定
であり、電子線による架橋の均一性が確認された。
実施例−3 Fe合金針状磁性粉         120部(長軸
03.短軸o、04μ、He  11000e )分散
剤(オレイン酸)        2部溶ill  (
メチルエチルケトン/トルエン50150 )    
  100  部上記組成物を強力ミキサーにて3時間
流合し、磁性合金微粉末を分散剤により良く湿潤させる
。次に 前記樹脂組成物(b>    ’  18部(固腑換算
ン前記樹脂組成物(hl      12部(l )溶
剤(メチルエチルケトン/トルエン50150)   
20(1m潤滑剤               3部
の混合物を良(混合溶解濾せる。
これを先の磁性粉処理物と高速ミキサーにょシ1時間十
分混合(サンドグラインドミルを用いて4時間流合分散
を行なった。
この様にして得られた磁性塗料を12μポリエステルフ
イルム上に塗布し、磁場配向。
溶剤乾燥1表面平滑化処理後、エレクトロカーテンタイ
プ電子線力ロ速装置を使用して、加速電圧150KeV
、電極電流10mA、全照射fi5Mradの条件でN
2ガス雰囲気下にて電子線を照射し、塗膜を硬化芒せた
得られたテープKl’ 3.8 mm巾に切断し9合金
オーディオカセットテープ(試料#3)を得実施例−4 Fe合金針状磁性粉         120部(長軸
043.短軸0.04μ、’14.11000e)分散
剤(オレイン酸)        2部溶剤(メチルエ
チルケトン/トルエン50150)   100部上記
組成物を強力ミキサーにて3時間流合し、磁性合金微粉
末を分散剤により良く湿潤きせる。次に 前記樹脂組成物(f)      13部(固形分陣)
前記樹脂組成物(h)12部(〃) 分子量400未満の成分として          5
部1.6−ヘキサンゲリコールジメタクリレート?iW
剤(メチルエチルケトン/トルエン50150)   
150 部潤滑剤               3部
の混合物を良く混合溶解させる。
これを先の磁性粉処理物と高速ミキサーにより1時間中
分混合し、サンドグラインドミルを用いて4時間流合分
散を行なった。
この様にして得られた磁性塗料を12μポリエステルフ
イルム上に塗布し、磁場配向。
溶剤乾燥1表面平滑化処理後、エレクトロカーテンタイ
プ電子?9加速装置を使用して、加速電圧150ReV
、電極電流10mA、全照射景5Mradの条件でN2
ガス雰囲気下にて電子線を照射し、塗膜′lc硬化させ
た。
得られたテープを3.13mm巾に切断し1合金オーデ
ィオカセットテープ(試料#4)を得た。
比較例−2 Fe合金針状磁性粉         120部(長軸
03μ、短軸0.04p、 He  ]1000e )
分散剤(オレイン酸)        2部溶剤(メチ
ルエチルケトン/トルエン50150)  lOO部上
記組成物を強力ミキサーにて3時間混合し、磁性合金微
粉末を分散剤により良く湿潤させる。次にバインダーと
して 分子−1i 5000以上の樹脂としてアクリル二重結
合導入塩化ビニル酢酸ビニル俗創(メチルエチルケトン
)          200 i潤滑剤(高級脂肪酸
変性シリコンオイル)     3部の混合物を良ぐ混
合溶解させる。
これを先の磁性粉処理物と高速ミキサーにより1時間子
分混合し、サンドグラインドミルを用いて4時間混合分
散を行なった。
分散後磁性塗料中のバインダーの水酸基を主体とした官
能基と反応し架橋結合し得るインシアネート化合物(バ
イエル社製デスモジュールL)を固形分換算で5重量部
、上記サンドグラインドミル仕込塗料に20分混合を行
なった。
磁性塗料を12μポリエステルフづシム上に塗布し、磁
場配向、溶剤乾燥2表面平滑化処理後、80℃に保持し
た熱処理炉中で48時間保持し熱硬化を行なった。
得らねだテープを3.8mmに切断し、 合金オーディ
オカセットテープを得た。試料#Bとする。
表−1に本発明のバインダーによる会合オーディオカセ
ットテープの特性を示す。実施例に使用している分子量
5 t)00以上の電子線感応性成分と分子−1400
〜5000未満の電子線感応性成分と分子量400未満
のモノマーの分子量の異なった樹脂同志および電子線反
応性モノマ7をブレンドしたバインダーを使用した場合
、オーディオテープ特性のバランスが良く2合金磁性粉
末との親和性も良く。
塗布後の表面成形性もすぐれている為に、極めて平滑な
表面性と高い残留磁束密度を得ることが出来る。
従って、低周波数の333HzのM oLより。
16KHzの高周波数のMoLに至るまで非常に高感度
のテープを得ることが出来た。更にテープの信頼性物性
であるテープのキシミ音を生じるまでの走行時間、カー
ステレオによる往復耐久走行性、基材のポリエステルベ
ースとの接着力等を分子量の異なるt子線硬化型のバイ
ンダーを混合した合金カセットテープは比較例テープと
比べて非常にすぐれた耐久走行性、高温、高湿等に対す
る環境信頼性、ペースとの接着性を示すことが確認てれ
た。
実施例−5 1−Fe203           120i(長軸
08μ、短軸o、 2 p、 Hc3000e )カー
ボンブラック           5部(帯電防止用
三菱カーボンブラックMA−600)α−A40.粉末
(05部粒子)      2部分子i 剤(ソルビタ
ンモノオレエート)       3N溶剤(メチルエ
チルケトン/トルエン、50150 )   100 
部上記組成物をボールミル中にて3時間混合し、磁性酸
化鉄を分散剤により良く湿潤させる。次に 前記樹脂組成物(e)      15部(開会換算)
前記樹脂組成物(1)15部(#) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン5o150)  
 200 m潤滑剤(フッ素オイルデーポン製りライト
ンクス)  3部の混合物を良く混合溶解させる。
こnを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び422時間混分散尽せる。
この様にして得られた磁<、p塗料を厚さ188μのポ
リエステルフィルムの片面に塗膜厚が約10μとなる様
C′−塗布乾燥を行ない。
次いで表面平滑化処理番はどこした後、エレクトロカー
テンタイプ電子線加速装置を使用して、加速電圧175
KeV、電極電流15mA、。
全照射量2Mradの条件でN2ガス雰囲気下で電子I
vi!を照射し、塗qを硬化嘱せた。
得られたロールを円板状(経線65 m/m )に打ち
抜き磁気ディスクを得た。試料をイ1:5とする。
比較例−3 r Fe2es            120部(長
軸08μ、短軸0.2 p、 He 3000e )カ
ーボンブラック           5部(帯電防止
用三菱カーボンブラックMA−600)α−A403粉
末(0,5μ粒子)     2部分散剤 (ソルビタ
ンモノオレエート)           38溶剤(
メチルエチルケトン/トルエン5o150)   10
0 部上記組成物をボールミル中にて3時間混合し磁性
酸化鉄を分散剤により良く湿潤はせる。
次に 前記樹脂組成物(g)      30部(開会が)溶
剤 (メチルエチルケトン/トルエン50150)  
 200 部潤滑剤()、素オイルデュポン製タライト
ノクス)   3部の混合物を良く混合溶解きせる。
これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び422時間混分散させる。
この様にして得られた磁性塗料を厚さ188μのポリエ
ステルフィルムの片面に塗膜厚が約10μとなる様に塗
布乾燥を行ない1次いで表面平滑化処理をほどこした後
、エレクトロカーテンタイプ電子線加速装置を使用して
力n速電圧175に、eV、電極電流15mA、全照射
量2 Mradの条件でN2ガス雰囲気下で電子線を照
射し、塗膜を硬化させた。
得られたロールを円板状(径線65m1m)に打ち抜き
磁気ディスクを得た。試料を#Cとする。
磁気ディスクをそれぞれ記録再生装置に装填し、磁気ヘ
ッド(パッド圧40 Pica )摺動させながら約1
 m7秒の速度で走行芒せ、累積ドロップ了ウド数が1
000個に達するまでの走行時間を測定した。
その結果を表−2に示す。
表−2 上記表の結果から明らかな様に2分子量の5000以上
と分子量400以上かつ5000未満の1分子量の異な
る感電子性バインダーを組合せて使用することは磁性塗
膜を強じんにし。
フロッピーディスクとして好適であった。
他方分子t 5ooo未満〜400以上の樹脂単独でテ
ストした結果(#C)では磁性塗膜が非誉にもろくなり
、短時間でへ、ドにより削られてしまい、実施例と比べ
劣る。
実施例−6 γ−Fe2O3120部 (長軸0.8μ、短軸0.2 p、 He 3500e
 )カーボンブラック           5部(帯
電防止用三菱カーボンブランクMA−600)α−At
203粉末(05μ粒子)     2部分散剤(ソル
ビタンモノオレエート)           3N溶
剤(メチルエチルケトン/トルエン50150)   
100部上記組成物をボールミル中にて3時間混合し、
磁性酸化鉄を分散剤により良く湿潤させる。次り 前記樹脂組成物(d)15部(固形分り)前記樹脂組成
物(gl      l 0部(〃)分子量400未満
成分として           5部ジエチレングリ
コールジメタクリレート溶剤(メチルエチルケトン/ト
ルエン50150 )   150部潤滑剤(フッ素オ
イルデュポン製クラ・トッグス)   3部の混合物を
艮(混合溶解させろ。
これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び422時間混分散させる。
この様にして得られた磁性塗料を厚さ75μのポリエス
テルフィルムの片面に塗布乾燥を行ない2次いで塗膜厚
が約2μとなる様に表面平滑化処理をほどこした後、エ
レクトロカーテンタイプ電子綜加速装置を使用して。
加速電圧175 KeV、電極電流15mA、  全照
射量2Mradの条件でN2ガス雰囲気下で電子線を照
射し、#膜を硬化させた。
得られたロールを所定の寸法に切断し打ち抜きシールレ
ス定期券を作成した。試料#6と比較例−4 γ−Fe、03120部 (長軸08μ、短軸0.2 p、 He 3500e 
)カーボンブラック           5部(帯電
防止用三菱カーボンブラックMA−600)α−At2
03粉末(05μ粒子)      2部分散剤(ソル
ビタンモノオレエート)          3部溶剤
(メチルエチルケトン/トルエン50150)  10
0部上記組成物をボールミル中にて3時間混合し、磁性
酸化鉄を分散剤により艮(湿潤させる。次に 前記樹脂組成物(a)30部(固形熾算)舒剤(メチル
エチルケトン/トルエン50150 )   150部
潤滑剤(フッ素オイルデュポン製りライトノクス)  
 3部の混合物を艮ぐ混合溶解させる。
これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び422時間混分散させる。
この様にして得られた磁性塗料を厚さ75μのポリエス
テルフィルムの片面に塗布乾燥を行ない1次いで塗膜厚
が約2μとなる様に表面平滑化処理をほどこした後、エ
レクトロカーテンタイプ電子線加速装置を使用して。
加速電圧175KeV、電接電流1!5mA、  全照
射fjE 2 Mradの条件でN2ガス雰囲気下で電
子線を照射し、塗膜を硬化させた。
得られたロールを所定の寸法に切断し打ち抜きシールレ
ス定期券を作成した。試料#Dとする。
実施例6および比較例4につぎシールレス・′定期券と
して使用した時のゲート耐用テストを行なった結果を示
す(第4図〕。
繰返しバス後の再生出力のピーク電圧を最初の再生出力
ピーク電圧100%としfcQの減衰比率を示す(Em
とする)。
通常初期の基準出力電圧に対し、繰返し再生後25係を
割った場合をシールレス定期券の寿命と判定する。
結果に示す通シ、繰返しバス回数最高 30000 passまでのパルス信号ピークの出力電
圧レベルを見る。
第4図に示されるように分子量5000以上の化合物と
分子量5000未満の化合物を組合せることにより再生
回数に対する出力の低下は非常に改善されることが確認
された。
第1図は磁性塗料を塗布後9表面平滑化処理を施こすま
での併置時間に対する得られたビデオテープの4MHz
でのビデオ感度(RF感度)のグラフ、第2図はビデオ
テープをVTRにて信号を記録した後、バネばかりで巻
取り側に張力を加え、静止画像再生を行なった時の再生
時間に対する減衰量のグラフ、flJ5Fmはビデオテ
ープをVTRで走行させ、走行時間に対する巻取り側の
テンションの変化のグラフ、第4図はシールレス定期券
を繰返しバスした後の再生出力のピーク電圧減衰比率同
    風 間 弘 志○ 第3図 足行吟開(1y>) 呻組抹G−シーへシ田占f

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)放射線(ただし紫外線を除く)により硬化性をもつ
    不飽和二重結合を有する樹脂組成物と溶剤と磁性粉との
    混合物より成る磁性塗料を、支持体上に塗布し、溶剤を
    除去した後、表面平滑化処理し、前記放射線を磁性塗膜
    に照射し硬化させることを特徴とする、磁気記録媒体の
    製造方法。
JP4473085A 1985-03-08 1985-03-08 磁気記録媒体の製造方法 Granted JPS6129419A (ja)

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