JPS6128464A - 籾摺選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は籾摺選別装置に関するものであり、籾摺選別装
置全体を一個の吸引ファンにて吸引し、全装置内の塵埃
を吸引し、除去したものである。

（ロ）従来技術 従来からの開示技術として実開昭５８−９１４４４号の
如きものがあるのである。本公報記載の技術は、籾摺装
置と揺動性別装置のみを一体的に配置し５た装置におけ
る塵埃除去装置に関するものであり、揺動選別装置から
発生する塵埃まで吸引しようとする技術は未だなかった
のである。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 従来技術にて示した如く、籾摺選別装置は種々のものが
あるが、各部の機能の点検の為、及び、玄米、混合米、
籾の点検の為等が原因で全体的に密閉して除塵すること
が不可能だったのである。

特に、籾摺装置、揺動選別装置、粒選別装置等が離れて
配置されている場合には、それらを統一的に除塵するこ
とは不可能だったのである。

本発明は、揺動選別装置、籾摺装置を結ぶ吸引ダクトを
密閉状に設けることにより、１個の吸引風選ファンに吸
引させて、籾殻室等に向けて廃棄させたものである。

（ニ）問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、該目的を達成する為
の構成を説明すると。

籾摺装置９と揺動選別装置６を一体的に構成した籾摺選
別装置において、籾摺装置９の吸引選別ファンより吸引
ダクト５３を、密閉状の選別シュート７を介して揺動選
別装置６の排出側と連通させたものである。

（ホ）実施例と作用 本発明の目的、構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成と発明の詳細な説明すると。

第１図は本発明の籾摺選別装置の全体斜視図。

第２図は同じく全体前面図。第３図は同じく全体側面図
である。

第１図より本発明の籾摺選別装置の全体的な構成を説明
すると、１が籾昇降機２の張込みホッパーであり、乾燥
機や乾燥施設から出て（る籾がシュート又は籾袋等によ
って運ばれて投入される。

籾は籾昇降機２によって揚穀され、籾タンク４に貯留さ
れる。次に、一対のゴムロールにて構成される籾摺装置
頭部５内に入る。１７はゴムロールを駆動するモーター
、１４は側方に設けた伝動部を覆うカバーである。籾摺
装置頭部５にて摺り落とされて、玄米と籾殻と未脱桿の
籾の混合状態となったものが籾摺装置９内を落下する間
に風選装置にて風選され、籾殻が吸引選別されて失くな
る。

そして、籾と玄米の混合米となった後は、混合米コンベ
ア２４にて、後側の混合米昇降機３へ送られる。混合米
は該混合米昇降機３にて揚穀され、混合米タンク１５に
貯留される。１６は混合米タンク１５及び混合米昇降機
３内の塵埃を吸引する吸引パイプであり、吸引ファン２
６に連通されている。混合米タンク１５より揺動選別装
置６のホンパー１２に混合米が投入される。６は揺動選
別装置であり、１０枚の選別板が重ねられており、それ
ぞれの選別板に等分されて混合米が入り、平行して各選
別板にて選別作用が行われ、玄米と籾に選別される。

７は揺動選別装置出口の選別シュート部であり、揺動選
別装置６の１０枚の選別板の各上面にて揺動されて、別
れた玄米と籾と混合米を各シュート毎に分けるのである
。

この選別シュート７内に玄米風選装置も構成されている
。８は粒選別装置であり、内部に２本の回転選別篩が配
置されている。該回転選別篩の長孔状の網目から小径の
砕粒や未熟粒が抜けてゆくのである。玄米精粒の出口は
裏面であり、未熟粒や砕粒は途中で下方に落下させられ
る。２２・２３は混合米、籾の外部取出口である。１０
は籾タンク４に付設された副操作パネルであり、籾タン
ク４のシャッターの開度、混合米タンク１５のシャッタ
ーの開度をレバーにて調節可能とし、更に、揺動選別装
置６の傾斜角を電気的に表示している。１１は選別シュ
ート７の側面に設けた主操作パネルであり、メインスイ
ッチ及び籾摺装置モーター１７のスイッチ、異常感知ラ
ンプ等が構成されている。

揺動選別装置６におけるシャッター６Ｃは選別開始時の
不安定時に、玄米部分も混合米の方向に流して、再選別
する為のシャッター、６ａ・６ｂは玄米と混合米、混合
米と籾の分岐板を左右に移動する為の分岐板移動レバー
である。３４は揺動選別板の角度を調節する調整ハンド
ル、４４は吸引選別装置内の未熟粒取出コンベアの出口
である。

第２図より、第１図にて開示されなかった構成を説明す
ると、１８は揺動選別装置支持枠であり、型鋼の枠組に
より頑丈に構成され、内部にクランク装置や、揺動リン
ク等が支持されている。１９・２０が粒選別装置８の回
転選別篩であり、２つの回転選別篩１９・２０の間の上
側に目詰まり防止ゴム板４３が回転されている。２１は
粒選別装置６の未熟米コンヘアであり、途中部に開口が
あり、開口の下に屑米受皿３０・３１が配置されている
。精粒は最終的に裏面の出口３２より出てくる。２６は
籾摺装置の吸引選別ファンであり、更に籾摺選別装置各
部の塵埃を吸引し、排塵ダクト２５より籾殻室へ排出す
る。２７・２８・２９は玄米シュート、混合米シュート
、籾シュートである。５１ａ　　・５１ｂは回転選別篩
１９・２０への投入シュートである。

以上が全体的な構成であり、本発明の詳細な説明すると
。

本発明の籾摺選別装置の塵埃を全てまとめて吸引するの
は、籾摺装置９の吸引選別ファン２６である。吸引選別
ファン２６にて集められた籾殻と塵埃は、排塵ダクト２
５より籾殻室へ廃棄される。吸引選別ファン２６は籾摺
装置頭部５から摺り落とされてくる籾殻を吸引選別する
のが主たる目的であるが、これだけでは吸引風の余力が
あるので、混合米通路の流穀板５８を除塵用の吸引ダク
トとして、粒選別装置８から選別シュート７へ配置され
た吸引ダクト５３と連通している。この吸引ダクト５３
は第３図に示す如く、選別シュート７の流穀板５５・５
６の裏側に開口部５２を設けている。この開口部５２は
選別シュート７を介して粒選別装置８内に連通している
ので、ここからの塵埃を玄米とは逆の流れの吸引風を介
して吸引するのである。

また、選別シュート７の上面の開口を揺動選別装置６の
玄米シュート２７、混合米シュート２８、籾シュート２
９が揺動しているのであるが、この両者の間に揺動に抵
抗を与えない程度に弛くダストカバー５０を介装して、
気密状態としている。又、同様に揺動選別装置の上面に
は透明蓋５１を被せてオペレーターが内部の監視はでき
るが、塵埃は外には出ないようにしているのである。更
に、混合米タンク１５の出口とホンパー１２の間にも、
揺動に抵抗を与えないようなダストカバー５４が介装さ
れている。

故に、揺動選別装Ｎ６の塵埃は上からは吸引パイプ１６
より、下側からは玄米シュート２７、混合米シュート２
８、籾シュート２９より選別シュート７内に吸引され、
これらの吸引された除塵は、混合米流穀板５８の構成す
る吸引ダクトから風選装置内を通って、吸引風選ファン
２６に吸引されてゆぐっである。

籾シュート２９よりの吸引風も同様に混合米流穀板５８
の構成する風路へ吸引されるのである。

（へ）発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を有
するものである。

まず第１に、一体化された籾摺選別装置の全ての部分に
わたって、吸引選別ファンの吸引ダクトが連通されたの
で、各部から発生ずる塵埃を全て一ケ所に集めて排出す
ることができるのである。

第２に、吸引選別ファンは籾摺装置の選別ファンをその
まま兼用できるので、別に除塵フプンを設ける必要がな
く、又、ファンを設けたことによる排塵ダクトを追加す
る必要がなく装置全体の除塵を一本の排塵ダクトで行う
ことができたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の籾摺選別装置の全体斜視図。 第２図は同しく全体前面図。第３図は同しく全体側面図
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 籾摺装置９と揺動選別装置６を一体的に構成した籾摺選
   別装置において、籾摺装置９の吸引選別ファンより吸引
   ダクト５３を、密閉状の選別シュート７を介して揺動選
   別装置６の排出側と連通させたことを特徴とする籾摺選
   別装置。