JPS61275367A - 水性塗料組成物 - Google Patents

水性塗料組成物

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JPS61275367A
JPS61275367A JP60116140A JP11614085A JPS61275367A JP S61275367 A JPS61275367 A JP S61275367A JP 60116140 A JP60116140 A JP 60116140A JP 11614085 A JP11614085 A JP 11614085A JP S61275367 A JPS61275367 A JP S61275367A
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宏 三輪
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桑島 輝昭
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    • C08F2/00Processes of polymerisation
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    • C08F2/16Aqueous medium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は新規なる水性分散樹脂組成物ならびに水性塗料
組成物に係り、さらに詳しくは経時安定性、塗装作業性
に優れ、耐水性、耐候性など水性塗料の欠点がなく、且
つ高光沢で平滑性の良好な上塗塗料組成物ならびにその
樹脂ビヒクルとして有用な水性分散樹脂組成物に関する
ものである。
従来技術 安全、衛生あるいは公害上の観点より近時水系塗料が特
に注目されているが、水溶性樹脂を用いる型のものでは
樹脂の水溶化に多量の中和剤を必要としたり、樹脂分子
中に多くの親水基を導入したり、あるいは比較的低分子
量の樹脂を用いるため、塗膜の耐久性、耐水性が劣り、
また高不揮1分濃度に調整できぬため、作業性に問題が
あり、他方エマルション型塗料では乳化のために多量に
界面活性剤あるいは乳化剤が用いられ、そのため塗膜の
耐久性、耐水性がそこなわれ、また塗料化時の泡立ちな
どの欠点があった。さらにまたスラリー型塗料でも塗膜
の付着性が不充分でクラックが生じ易く、分散剤の使用
に由来し、耐水性が悪く、また塗装作業性、光、沢、貯
蔵安定性等に問題を多くかかえていた。
かかる欠点を改善のため粉体塗料と水とのスラリーに水
溶性樹脂を改質剤として加えるいくつかの技術が提案さ
れてきた。(特願昭51−31636、特公昭55−4
149等)が、スラリー型塗料固有の問題点を解決する
ものではなく、塗料化時の泡立ち、複合化時の・粒子の
安定性が悪く、水系塗料の用途は極めて限られたもので
しかなかった。
しかも水溶性樹脂と水不溶性樹脂微粉末を混合する際に
は系の粘度が増大するという重大な問題をかかえていた
しかしながら、本゛発明者らにより、水性樹脂として特
定要件を満たすもの、即ち塗料製造に通常使用せられる
粘度範囲の水性ワニス5gを100meのビーカーに秤
取し脱イオン水で混合希釈し、ビーカーごしに1号活字
(26ポイント活字)が読めなくなるときの水希釈倍率
で表示した水トレランスが4以上であり、且つ、水性ワ
ニスを固型分1  w/w%に脱イオン水で希釈して得
られた溶液の表面張力が51ダイン/cm以下の要件を
みたす水性樹脂を選択使用するならば、水性樹脂と水不
溶性樹脂粉末を固型分重量比で98:2〜45:55の
広い範囲で含有させても系の粘度増大はみられず、従っ
て水性塗料の樹脂分濃度を増大させることができ、作業
性の改善のみならず、その特殊なレオロジー特性の故に
安全な系が得られ、塗膜性能にも優れていることが見出
され、特願昭56−114686号として特許出願され
た。同出願にかかる発明では水系塗料での作業性、貯蔵
安定性、耐久性、耐水性などが一応実用レベルまで向上
せしめられ、水系塗料の本格的実用化へと技術水準をた
かめる意味で極めて注目される発明であったが、塗面の
光沢、平滑性などの点で上塗としては不適当で、中塗、
下塗塗料として有用であるにすぎなかった。
その後、本発明者らにより水溶性樹脂、水不溶性樹脂粒
子、それらの組合せ、樹脂粒子の物性、両者の配合比、
固型分濃度などと膜物性の関係につき鋭意研究が続けら
れた結果、水性樹脂と水不溶性樹脂粒子からなる水系塗
料で上塗りとして有用な多くの塗料組成物が提供させる
に至った。
即ち、特願昭57−174890@(昭57゜10.4
)では水性樹脂としてアルキド樹脂またはポリエステル
樹脂を選択し、これとエチレン性モノマーの重合で得ら
れる平均粒子径0.3〜6μ、最大粒子径10μの水不
溶性樹脂粒子を組合せたものが;特願昭57−1748
91号(昭57.10.4>では水性樹脂としてアクリ
ル、アルキドまたはポリエステル樹脂を選択し、これと
エチレン性モノマーの重合で得られる平均粒子径0.0
1〜0.1μの水不溶性樹脂粒子を組合せたものが:ま
た特願昭57−174892号(昭57.10.4>で
は水性樹脂としてアクリル変性アルキドあるいはアクリ
ル変性ポリエステル樹脂を選択し、これとエチレン性モ
ノマーの重合、で得られる平均粒子径0.01〜6μの
水不溶性樹脂粒子を組合せたものが各々貯蔵安定性、作
業性に優れ、また高光沢、平滑な塗膜面を与えることが
でき、上塗塗料として極めて有用なものであることが見
出された。
さらに、エチレン性不飽和モノマーの重合で得られる水
不溶性樹脂粒子を平均粒子径0.3〜6μのものと0.
01〜0.1μのものとの組合せにすることにより、水
性樹脂をより広範囲のものから選択されること(特願昭
58−137290号);エチレン性不飽和単量体の重
合で得られる水不溶性樹脂粒子を内外殻二重構造のもの
とし、外殻部を親水基の比較的多いものとし内殻部の親
水基量を制御することにより特に安定性、作業性を確実
ならしめる技術(特願昭57−216200号)、外殻
部のT(lを内殻部のものより大となし、特に光沢面で
の改善をはかる技術(特願昭58−10876号)、外
殻部より内殻部のTOを大にし特に作業性、ビンなど塗
膜性能の改善をはかる技術(特願昭58−10875号
)、内殻と外殻部の合成に際し連鎖移動剤の使用量を変
え、比較的硬質と軟質の内外殻部を作り特に作業性、あ
るいは光沢、平滑性などの改善をはかる技術(特願昭5
8−13205号、58−13206号)等が続々と開
発され広範な種類の水性樹脂とエチレン性不飽和モノマ
ーの重合で得られる水不溶性樹脂微粉末の組合せを樹脂
ビヒクルとして含む水系塗料で貯蔵安定性、耐久性など
の塗膜性能にすぐれ、且つ光沢性、平滑性、塗装作業性
など上塗塗料として要求される性能が極めてよくバラン
スされた塗料組成物が各種分野で実用化されるに至った
のである。
しかしながら、これら水不溶性樹脂粒子は、通常、界面
活性剤、乳化剤などを含む水性媒体中、重合開始剤など
を用い、エチレン性不飽和単団体を乳化重合せしめる方
法で好都合に製造せられるので、界面活性剤などが残存
し、塗膜の耐水性などに悪影響を及ぼす傾向があり、ま
た開始剤として水溶性ラジカル発生剤が用いられるが、
これがポリマー接点記残り、やはり膜物性に悪影響を及
ぼす傾向がある。
また上記各塗料組成物は作業性、貯安性、膜物性などに
於いて一応実用化レベルを保ち、また上塗塗料として満
足すべき光沢、平滑性を与えるが、自動車その高級製品
においてはさらに一段と優れた光沢性、平滑性、などが
求められている。
発明が解決しようとしている問題点 従って、水系塗料組成物であって、経時安定性、塗装作
業性に優れ耐水性その他良好な塗膜物性を有する塗膜で
一段と優れた高光沢、平滑性を有するものを与えつる塗
料組成物を提供することが本発明目的である。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば、上記目的は分子内に下記式で表わされ
る基 N−R−Y (式中Rは置換基を有し、または有せざるC1〜C6ア
ルキレン基もしくはフェニレン基、Yは−COOHまた
は−8038) を有する水性樹脂10〜90重量%(固型分換算)の存
在下、水性媒体中で90〜10重量%のα。
β−エチレン性不飽和単量体の少なくとも1種を、有機
開始剤を用い重合させて得られる水性分散樹脂組成物な
らびに該組成物と水性樹脂を樹脂ビヒクルとして含む水
性組成物により達成せられる。
分子中に −N−R−Y  基(R,Yは前述の通り)
を有する水性樹脂の例には、これらの基を有するアルキ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル変性アルキド樹脂
、アクリル変性ポリエステル樹脂、変性エポキシ樹脂、
アクリル樹脂、メラミン樹脂、ポリエーテル樹脂などが
ある。
表わすこともでき、この様な両イオン性基を持つ樹脂は
反応性、界面活性、電気化学的性質等において特異な挙
動を示す。
このような両イオン性基を分子内に有するアルキド樹脂
およびオイルフリーポリエステル樹脂については、本発
明らの特願昭54−110865号および特願昭55−
56048号に記載されている。アルキド樹脂およびポ
リエステル樹脂は、必須の成分として多塩基酸と多価ア
ルコールを使用して連続したエステル連鎖を生成させる
ことを特徴とするが、多価アルコール成分の一部を、式
(式中R1は少なくとも1個のヒドロキシル基を有する
アルキル基、R2およびR3は同一または異なって、水
素か、または置換基を有することもあるアルキル基、A
は置換基を有することもあるC1〜Csのアルキレン基
もしくはフェニレン基である。)で置き換えることによ
り前記の両イオン性基を有するアルキド樹脂またはポリ
エステル樹脂を製造することができる。詳細については
前出の本発明者らの特願昭54−110865、同昭5
5−11865参照。
本発゛明ではこれら両イオン性基を有するアルキドまた
はポリエステル樹脂のうち、酸価が30〜1501特に
40〜1501数平均分子量が500〜5,000.特
に700〜3,000であるものを使用するのが好まし
い。
■ 式 −N−R−Y  基(符号は前記に同じ。)を分子
中に有する変性エポキシ樹脂は、本発明者らの特願昭5
5−116293号に記載されている。
一般にエポキシ樹脂は、末端に式 (R4、R5は水素かメチル基)を有するのが特徴であ
るが、該末端基に式 %式%() (式中R4はエポキシ基と反応しない置換基を有するこ
ともあるアルキル基、Mはアルカリ金属またはアンモニ
ウム基、Aは前記に同じ。)の化合物を反応させること
によってオキシラン環を開裂させ、該エポキシ樹脂の末
端基の一部が式(式中符号は前記に同じ。)となった変
性エポキシ樹脂が得られる。エポキシ樹脂の前記式(r
V)の両イオン性基の置換度に比例して、変性エポキシ
樹脂の親水性が高まる。詳細については前出の特願昭5
5−116293号を参照。
式 −N−R−Y基(符号は前記に同じ。)を分子中に
有するアクリル樹脂については、本発明者らの特願昭5
3−123899号、特願昭53−125996号特願
昭55−47651号および特願昭55−47652号
に記載されている式、(式中・R・・R・・R・・”i
o ’まそれぞれH・CH3、C2R5のいずれかであ
り、R11はHか、または鎖中に−S〇−基、−COO
−基、−〇−基のいずれかを含んでいることもあるC1
〜020のアルキル基であり・ R12は一〇H基・−
8H基・−8R13基(R13はCt=Ctのアルキル
基)のいずれかで置換されていることもありそして1個
もしくは複数個のC!〜C4のアルキル基で置換されて
いることもあるC1〜020のアルキレン基であり、A
はC0OH基または303 H基である)または式、 (式中・ R14,R15,R16はそれぞれHまたは
Cz−Csのアルキル基であり、R17はHか、鎖中に
−S〇−基、−COO−基、−〇−基のいずれかを含ん
でいることもあるC1〜020のアルキル基か、または もしくは複数個のC1−Csのアルキル基で置換されて
いることもあるC2〜C12のアルキレン基である。) または式、 (式中、R19,R2o、R21はそれぞれ同一もしく
は異なってHまたはOH3,R22は少なくとも1個の
ヒドロキシル基を有しアルキル骨格中に−O−もくしは
−COO−を含むこともある炭素数1〜20のアルキル
基、R23は少なくとも1個のヒドロキシル基を有しア
ルキル骨格中に一〇−もしくは一〇〇〇−を含むことも
ある炭素数1〜20のアルキル基またはHもしくは炭素
数1〜20のアルキル基、Rtaは基本的には(CH2
)n  (nは1〜6)で表わされ置換されていること
もあるアルキレン基、およびAはCO2またはSO3で
ある。) または式、 (式中、R2,、R26,R27はそれぞれ同一もしく
は異なってHまたは CH3・R28・R29はそれぞ
れ同一もしくは異なって炭素数1〜20−0−もしくは
−COO−を含むこともあるアルキル基あるいはシクロ
アルキル基または R28とR29が結合してN原子を
含むヘテロ環を形成するもの、R2Oは基本的には(C
H2)n(nは1〜6)で表わされ置換されていること
もあるアルキレン基、およびAはCO2または803で
ある。)(式中、R31はHまたは CH3,R3□、
R33は基本的には(CHz)n  (nは1〜6)で
表わされて置換されていることもあるアルキレン基およ
びAはCO2または803である。) の重合性アミノ酸化合物の群から選ばれる少なくとも1
種と、要すれば、ヒドロキシル基含有単量体、カルボキ
シル基含有単量体、グリシジル基含有単量体、アルキル
アクリレートもしくはメタクリレート、含窒素アルキル
アクリレートもしくはメタクリレート、重合性アミド、
重合性ニトリル、重合性芳香族化合物、α−オレフィン
化合物、ビニル化合物およびジエン化合物から構成され
る重合性単量体の群から選ばれる少なくとも1種とを通
常のラジカル重合法に従って有機溶媒中で溶液重合する
ことによって製造される。
上記の重合性アミノ酸化合物の詳細については、前出の
本発明者らの特願昭53−123899、同昭53−1
25996、同昭55−47651、同昭55−476
52参照。
本発明では、これら両イオン性基を有するアクリル樹脂
のうち、酸価が30〜180、特に40〜160、数平
均分子量が500〜ioo、o。
Ol特に700〜30.000であるものを使用するの
が好ましい。
式 −N−R−Y  基(符号は前記に同じ。)を分子
中に有するメラミン樹脂については、反応成分中のアル
コール成分として、 Rあ (式中、R34はアルキル骨格中に−0−もしくは−C
OO−を含むこともあるC1〜C2oのとドロシキル基
、R35はアルキル骨格中に一〇−もしくは−000−
を含むこともあるC1〜C2oのヒドロキシアルキル基
または低級アルキル基、R36は水素原子またはメチル
基、およびMはアルカリ金属を表わす。) で示されるヒドロキシル基含有アミノスルホン酸型両性
イオン化合物の群から選ばれる少なくとも1種と、メラ
ミンおよびホルマリンの3成分を混合し通常のメラミン
樹脂の製造における反応条件・方式に従って製造するこ
とによって得られる。
かかる通常の反応条件・方式としては、例えば北岡協三
著「塗料用合成樹脂入門J (1974年5月25日高
分子刊行会発行、134〜139頁)の記載内容に準じ
て実施する。
上記ヒドロキシル基含有アミノスルホン酸型両性イオン
化合物の詳細については、本発明者らの特願昭54−1
07624参照。
式 −N−R−Y  基(符号は前記と同じ。)を分子
中に有するポリエーテル樹脂については、本発明者らの
特願昭55−116293号に記載されているように末
端に式 (R34,R32は水素かメチル基)を有するポリエー
テル型エポキシ樹脂に、 式    R33−NH−A−8O3M(式中R33は
エポキシ基と反応しない置換基を有することもある置換
基、Mはアルカリ金属またはアンモニウム基、Aは前記
に同じ。) の化合物を反応させることによって、オキシラン環を開
裂させ、該ポリエーテル型エポキシ樹脂の末端基の一部
が (式中符号は前記に同じ。)となった変性ポリエーテル
型エポキシm脂が得られる。ポリエーテル型エポキシ樹
脂は公知であり、種々のものが市販されているが、ビス
フェノールA以外の多価フェノールや多価アルコールを
ハイヒドリンと反応させることにより得る。
詳細については前出の特願昭55−116293号を参
照。
本発明においては、かかる両性イオン基を分子内に有す
る水性樹脂を比較的多量、すなわち水性分散樹脂組成物
の全固型分に対し90〜10重量%に相当する量存在さ
せ、水性媒体中、水性分散樹脂組成物の全固型分の10
〜90重量%に相当する量のα、β−エチレン性不性用
飽和単量体なくとも1種を有!l開始剤を用いて重合さ
せ水性分散樹脂組成物が得られる。
α、β−エヂレン性不性用飽和単量体ては通常アクリル
樹脂の製造に用いられる分子内に1個以上の重合可能な
エチレン性不飽和結合を有する任意の単量体が、1種あ
るいは2種以上の組合せで用いられる。かかる単量体と
しては、例えば下記のものが包含せられる。
1)カルボキシル基含有単量体 例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸等。
2)ヒドロキシル基含有単量体 例えば、2−ヒドロキシエチルアルリレート、ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロ
キシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレ
ート、アリルアルコール、メタアリルアルコール等。
3)含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレー
ト 例えば、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチル
アミノエチルメタクリレート等。
4)重合性アミド 例えば、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等。
5)重合性ニトリル 例えば、アクリロニトリル、メタクリレートリル等。
6)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート 例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、
エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチ
ルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチ
ルへキシルアクリレート等。
7)重合性芳香族化合物 例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、t−ブチルスチレン等。
8)α−オレフィン 例えば、エチレン、プロピレン等。
9)ビニル化合物 例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等。
10)ジエン化合物 例えば、ブタジェン、イソプレン等。
α、β−エチレン性不性用飽和単量体て上記と共に分子
内に2個以上のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基
を有する架橋性単量体を用いることも好ましく、かかる
架橋性単量体としては、多価アルコールの重合性不飽和
モノカルボン酸エステル、多塩基酸の重合性不飽和アル
コールエステル、および2個以上のビニル基で置換され
た芳香族化合物などがあり、具体例としては、エチレン
グリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート
、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1.3
−ブチレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、1.4−ブタンジオールジアクリ
レート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート、ペンタエリスリ
トールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、
ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタエリス
リトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテ
トラメタクリレート、グリセロールジメタクリレート、
グリセロールジアクリレート、グリセロールアリロキシ
ジメタクリレート、1,1゜1−トリスヒドロキシメチ
ルエタンジアクリレート、1.1.1−)−リスヒドロ
キシメチルエタントリアクリレート、1,1.1−トリ
スヒドロキシメチルエタンジメタクリレート、1,1.
1−トリスヒドロキシメチルエタンジメタクリレート、
1,1.1−トリスヒドロキシメチルエタントリメタク
リレート、t、i、i−トリスヒドロキシメチルプロパ
ンアクリレート、1,1゜1−トリスヒドロキシメチル
プロパンジアクリレート、1,1.1−トリスヒドロキ
シメチルプロパンジメタクリレート、1,1.1−トリ
スヒドロキシメチルプロパントリメタクリレート、トリ
アリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ト
リアリルトリメリテート、ジアリルテレフタレート、ジ
アリルフタレート、ジビニルベンゼン等があげられる。
これら単量体を用いることにより三次元化された共重合
体を得ることができる。
既に述べた如く、本発明に於いては両性イオン基を有す
る水性樹脂の存在下、水性媒体中でα。
β−エチレン性不飽和単量体が重合せしめられるが、こ
の際、有機開始剤が好都合に使用せられる。
開始剤としては通常のフリーラジカル触媒、例えばアゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゾイルペルオキシド、ジ
−t−ブチルペルオキシド、クメンハイドロペルオキシ
ド等が用いられ、水不溶性有機開始剤の使用が特に好ま
゛しい。
尚、反応媒体としては通常水が用いられるが、本発明の
特に好ましい態様に於いては水と有機溶剤の混合系が使
用せられる。本発明者らは両性イオン基を有する水性樹
脂を多量存在させ、水子有機溶媒の反応媒体中、水不溶
性有機開始剤を用い、α、β−エチレン性不飽和単母体
を重合させた場合、特に経時安定性、耐水性、耐候性な
どの膜物性に優れ、泡立ちの低いピンホールの出にくい
高光沢で平滑性の高い、タレ性の少ない′作業性の良好
な水性塗料の調整に有用な樹脂組成物を得ることができ
ることも見出している。
従って反応媒体中に水以外に通常の有機溶剤を適量存在
せしめることが特に好ましい態様として推奨せられる。
このように本発明にあっては水、両性イオン基を有する
水性樹脂、所望により加えられる有機溶剤の共存下で、
特に前記水性樹脂が量的に多い系でもモノマーを供給し
、有機開始剤、好ましくは油性開始剤で重合が行なわれ
(本発明者らはかかる重合形式を分散バルク分散重合と
命名)、水性樹脂と粒子が物理的に吸着、抱合されて存
在し、且つ両性イオン基を有する水性樹脂の存在で分散
能が向上し極めて安定化さ・れた樹脂粒子含有組成物が
得られる。
この組成物は水可溶性副生物を生成含有することがなく
、イオン性物質、不要物質を含まず、水性樹脂自体が樹
脂バインダーとして利用されるため、従来の乳化重合の
如く界面活性剤、乳化剤などの悪影響が塗膜性能面に現
われることがない。
本発明者らはさらに上記水分散樹脂組成物の注目すべき
特性として、通常塗料分野で用いられている広範な種類
の水性樹脂(水溶性および/または水分散性樹脂)との
組合せで、系の増粘効果は認められず、経時安定性に優
れた組成物が得られ、塗装作業性、耐水性、耐候性など
の塗膜物性に優れ、しかも予想外なことに高光沢で、平
滑な塗面が得られ、顔料分散性の良好なこととあいまっ
て上塗塗料として極めて有用であることを見出した。
従って本発明に於いては、上記水性分散樹脂組成物と水
性樹脂とを樹脂ビヒクルとして含む水性塗料組成物が提
供せられる。
塗料化に際しては、本発明組成物をそのままクリヤー塗
料することもできるが、通常の塗料製造技術に従い、顔
料、架橋剤等を加え均一に混合すればよく、また所望に
より通常の他の添加剤、例えばタレ防止剤、色分れ防止
剤、ハジキ防止剤、表面張力調整剤、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤、沈降防止剤、などを加えることが
できる。
また本発明塗料組成物はそのまま、あるいは水でさらに
希釈し、スプレー、浸漬、へヶ塗り等通常の塗装法で適
用され、乾燥あるいは加熱による焼付けが行なわれ、前
述の如き優れた塗膜面が得られる。
以下実施例により本発明を説明する。
参考例1 攪拌機、窒素導入管、温度制御装置、コンデンサー、デ
カンタ−を備えた2eコルベンに、ヒドロキシエチルタ
ウリン191部、エチレングリコール140部、トリエ
チレングリコール170部、アジピン酸331部、無水
フタル酸168部およびキシレン40部を仕込み、昇温
する。反応により生成する水をキシレンと共沸還流させ
除去する。
還流開始より約2時間かけて温度を190℃にし、カル
ボン酸相当の酸価が10以下になるまで攪拌と脱水を継
続して反応を終了した。得られるポリエステル樹脂は、
酸価79、水酸基価79、Mn708であった。
参考例2 攪拌機、窒素導入管、温度制御装置、コンデンサー、デ
カンタ−を備えた2eコルベンに、ビスヒドロキシエチ
ルタウリン134部、ネオペンデルグリコール130部
、アゼライン酸236部、無水フタル酸186部および
キシレン27部を仕込み、昇温する。反応により生成す
る水をキシレンと共沸還流させ除去する。還流開始より
約2時間かけて昇温を190℃にし、カルボン酸相当の
酸価が145になるまで攪拌と脱水を継続し、140℃
まで冷却する。
次いで、反応液温度を140℃に保持し、「カージュラ
E10J  (シェル社製のパーサティック酸グリシジ
ルエステル)314部を30分で滴下し、その後2時間
攪拌を継続し反応を終了する。
得られるポリエステル樹脂は、酸価59、水酸基fi9
0.Mn 1054であった。
参考例3 攪拌機、窒素導入管、温度制御装置、コンデンサー、デ
カンタ−を備えた2eコルベンに、脱水ヒマシ油85部
とヤシ油63部とトリメチロールプロパン53部を仕込
み、窒素雰囲気下で温度を240℃に上げて30分間攪
拌したところ、メタノールトレランスが無限大となった
。内容物の温度を150℃に下げ、攪拌をとめて無水フ
タル酸725部とジエチレングリコール343部とトリ
メチロールプロパン43部とN、N−ビス−(2−ヒド
ロキシエチル)アミノエタンスルホン酸375部とキシ
レン45部を仕込んだ。再び攪拌を開始し、温度を徐々
に上げながら生成する水をキシレンと共沸還流させて除
去した。約2時間かけて温度を240℃にし、さらに同
一温度でカルボン酸相当の酸価が8になるまで攪拌と脱
水を継続して、反応を終了した。得られるポリエステル
樹脂は油長10、酸価66、水酸基価100、Mn80
0であった。
参考例4 攪拌機、冷却管および温度制御装置を備えた2eのフラ
スコへ、タウリン25部、水酸化ナトリウム8部、説、
イオン水100部、エチレングリコールモノエチルエー
テル400部を仕込み、かぎまぜながら温度を100℃
へあげる。内容物が均一な溶解状態になった後、エピコ
ート828(シェルケミカル社製、ビスフェノールAの
ジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量1
90)190部とエチレングリコールモノエチルエーテ
ル200部からなる溶液を2時間で滴下する。
滴下後5時間攪拌、加熱を継続して反応を終了する。反
応液を塩酸酸性とし、得られる沈澱を採取してエチレン
グリコールモノエチルエーテルと水による再沈澱法によ
り精製し、減圧下に乾燥し、変性エポキシ樹脂205部
を得る。
この樹脂のKOI−(滴定による酸価は48.6で、螢
光X線分析によるイオウ含量は3%であった。
参考例5 参考例1と同様な装置を用い、エチレングリコールモノ
メチルエーテル100部を仕込み、120℃に昇温、保
持する。滴下ロートを2本用意し、一方に100部にエ
チレングリコールモノメチルエーテルを入れその中にN
−(3−スルホプロピル)−N−メタクリロキシエチル
−N、N−ジメチルアンモニウムペンタイン25部溶か
す。
さらに一方の滴下ロートに2−ヒドロキシルアクリレー
ト60部、アクリル酸30部、メチルメタクリレート1
20部、スチレン120部、2−エチルへキシルアクリ
レート145部およびラウリルメルカプタン7部を混合
し、アゾビスイソブチロニトリル10部を溶解する。
2本の滴下ロート内容物を120分間で滴下しその後温
度を100℃に保持して60分間攪拌を継続する。次い
で、この樹脂溶液の溶媒をロータリエバポレーターで除
去し、樹脂固型分94%でMnが7000のアクリル樹
脂を得た。
参考例6 参考例5と同様な反応様式を用いて、 N  、N−ジメチル−N−(ビニルベンジルノアンモ
ニオ酢酸ベタイン    ・・・100部2−ヒドロキ
シエチルアクリレート・・・・・・50部アクリル酸 
          ・・・・・・25部メチルメタク
リレート      ・・・・・・80部スチレン  
         ・・・・・・80部n−ブチルアク
リレート      ・・・165部ラウリルメルカプ
タン      ・・・・・・15部アゾビスイソブチ
ロニトリル   ・・・・・・10部エチレングリコー
ル七ツメチルエーテル・・・・・・200部 よりなる樹脂溶液を得る。この樹脂溶液の溶媒をロータ
リーエバポレーターで除去し、樹脂固型分97%でMn
が3900のアクリル樹脂を得る。
参考例7 攪拌機、窒素導入管、温度制御装置、フンデンサーを備
えた1eコルベンにジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル100部を仕込み、125℃に昇温、保持し、ス
チレン70部、メチルメタクリレート40部、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート40部、2−エチルへキシル
アクリレート125部、メタクリル酸25部、ラウリル
メルカプタン2.5部およびアゾビスイソブチロニトリ
ル5部からなる混合溶液を180分間で滴下し、その後
温度を100℃に保持して120分間攪拌を継続する。
さらにジメチルエタノールアミン40部と脱イオン水4
00部を添加して不揮発分35%、樹脂の数平均分子1
6500のアクリル樹脂ワニスを得た。
参考例8 1eのステンレス容器に、参考例5の水性樹脂213部
、ジメチルエタノールアミン16部、脱イオン水272
部、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル7
0部を秤取し、混合攪拌後、不揮発分35%の水性アク
リル樹脂を得た。
実施例1 攪拌機、冷却管、温度制御装置を備えた1eの反応容器
に、脱イオン水500部、エチレングリコールモノ−ロ
ーブチルエーテル60部、参考例1で得たポリエステル
樹脂120部およびジメチルエタノールアミン12部を
仕込み、攪拌下温度を80℃に保持しながら溶解し、こ
れにメチルメタクリレート30部、n−ブチルアクリレ
ート50部、スチレン30部、2−エチルへキシルアク
リレート10部、ラウリルメルカプタン5部およびアゾ
ビスイソブチロニトリル2部からなる混合液を120分
間で滴下し、その後温度を80℃に保持し、120分間
攪拌を継続し、不揮発物29%、粒子径0.13μの水
性分散樹脂を得た。
かかる水性分散樹脂合成時の凝集物の生成はきわめて微
量であり、水性分散樹脂は室温で3ケ月放置しても凝集
物や沈澱を生ずることなく安定であった。
なお上記粒子径はレーザー光散乱法で測定した。
実施例2 実施例1と同じ反応容器に、脱イオン水450部、エチ
レングリコールモノブチルエーテル60部、参考例5で
得たアクリル樹脂120部およびジメチルエタノールア
ミン10部を仕込み、攪拌上温度を80”Cに保持しな
がら溶解し、これにメチルメタクリレート23部、n−
ブチルアクリレート40部、スチレン28部、2−エチ
ルへキシルアクリレート24部、ジエチレングリコール
ジメタクリレート5部およびアゾビスイソブチロニトリ
ル3部からなる混合液を120分間で滴下し、その後温
度を80℃に保持し、120分間攪拌を継続し、不揮発
物31%、粒子径0.14μの水性分散樹脂を得た。
かかる水性分散樹脂合成時の凝集物の生成はきわめて微
量であり、水性分散樹脂は室温で3ケ月放置しても凝集
物や沈澱を生ずることなく安定であった。
実施例3〜8 実施例1の水性分散樹脂と同様な方法により各種水性分
散樹脂(実施例3〜8)を得た。第1表に水性分散樹脂
の組成を示す。
実施例9〜12 顔料ペーストの調整 4eの密閉できるステンレス容器に参考例7のアクリル
樹脂ワニス571部、タイベークR−930(石頭産業
製、ルチル型酸化チタン顔料)1000部および脱イオ
ン水300部を秤取し、ガラスピーズを1500cc加
えて攪拌機で予備混合した後、ペイントコンディショナ
ーで2時聞漏合分散して顔料ペーストを得た。
ステンレス容器に下記第2表記載の処方に従い各材料を
秤取し、V温で攪拌機で混合し塗料組成物を得た。
実施例9〜12の各塗料組成物を脱イオン水で希釈して
フォードカップ#4で30秒の粘度に調整した。常法に
従い鋼板上にスプレー塗装し、15分間セツティングし
た後、150℃で20分間焼付けて乾燥塗膜を得た。各
組成物における光沢値を同表に記載する。
比較例 攪拌機、窒素導入管、温度制御装置、コンデンサーを備
えた1eコルベンに150部の脱イオン水を秤取し、温
度を80℃に昇温、保持する。この反応容器に攪拌1脱
イオン水15部と過硫酸アンモニウム0.2部からなる
水溶液を添加し、続いてスチレン117部、2−エチル
へキシルアクリレート120部、n−ブチルアクリレー
ト63部、ラウリルメルカプタン15部、脱イオン水2
00部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム10部
、過硫酸アンモニウム1.8部からなるプ、  レエマ
ルションを2時間かけて滴下する。滴下終了後30分間
攪拌を継続し、脱イオン水15部、過硫酸アンモニウム
0.36部からなる水溶液を添加し、さらに攪拌を2時
間継続し反応を終了し、不揮発物41%、粒子径0,2
5μのエマルションを得た。
このエマルションを第2表記載の処方に従い、実施例9
〜12と同様な方法で塗料組成物、乾燥塗膜を得た。こ
の光沢値を同表に記載する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子内に下記式で表わされる基 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは置換基を有し、または有せざるC_1〜C_
    6のアルキレン基もしくはフェニレン基、Yは−COO
    Hまたは−SO_3H) を有する水性樹脂10〜90重量%(固型分換算)の存
    在下、水性媒体中で90〜10重量%のα,β−エチレ
    ン性不飽和単量体の少なくとも1種を、有機開始剤を用
    い重合させて得られる水性分散樹脂組成物。
  2. (2)水性媒体に有機溶剤を加えた媒体を使用する特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)分子内に下記式で表わされる基 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは置換基を有しまたは有せざるC_1〜C_6
    のアルキレン基もしくはフェニレン基、Yは−COOH
    または−SO_3H) を有する水性樹脂10〜90重量%(固型分換算)の存
    在下、水性媒体中で、90〜10重量%のα,β−エチ
    レン性不飽和単量体の少なくとも1種を、有機開始剤を
    用い重合させて得られる水性分散樹脂組成物と水性樹脂
    とを樹脂ビヒクルとして含む水性塗料組成物。
  4. (4)水性媒体に有機溶剤を加えた媒体を使用する特許
    請求の範囲第3項記載の組成物。
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