JPS62181369A - 疎水性樹脂封入型樹脂粒子含有水性塗料組成物 - Google Patents

疎水性樹脂封入型樹脂粒子含有水性塗料組成物

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JPS62181369A
JPS62181369A JP2333286A JP2333286A JPS62181369A JP S62181369 A JPS62181369 A JP S62181369A JP 2333286 A JP2333286 A JP 2333286A JP 2333286 A JP2333286 A JP 2333286A JP S62181369 A JPS62181369 A JP S62181369A
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宏 三輪
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野田 秀吉
Sakuichi Konishi
小西 ▲さく▼一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水性塗料組成物に係り、さらに詳しくは塗装作
業性、貯蔵安定性に優れ、塗装焼付時に分数粒子中に封
入されている疎水性樹脂の機能を引き出すことによりタ
レ性、硬化性、塗膜物性就中光沢、平滑性などの格段に
優れた被覆を得ることができ、自動車などの焼付型上塗
塗料として特に有用な、樹脂粒子含有水性塗料組成物に
関するものである。
従来の技術 水性樹脂に水不溶性樹脂粒子を配合した水性塗料が業界
で注目され、各種塗料組成物が提案されている。
しかしながら、これら塗料に使用せられる水不溶性樹脂
粒子は、通常界面活性剤、乳化剤などを含む水性媒体中
、重合開始剤などを用いエチレン性不飽和単量体を乳化
重合せしめる方法で製造せられるので界面活性剤などが
残存して、塗膜の耐水性などに悪影響を及ぼす傾向があ
り、また膜物性に悪影響を及ぼす傾向がある。さらにこ
ういった塗料組成物では作業性、貯安性などに於て一応
実用化レベルを保ち、また上塗塗料として使用しうる程
度の光沢、平滑性を与えることはできても自動車その他
高級製品に対してはさらに一段と優れた光沢性、平滑性
などが求められている。
本発明者らはかかる要求に答えるためさきに水性樹脂(
A)の存在する水性媒体中で少なくとも1種のα、β−
エチレン性不飽和単量体を重合させて得られ、水性樹脂
(A)の固形分とα、β−エチレン性不飽和(11量体
の重量比が35〜95:65〜5である樹脂粒子含有組
成物と、水トレランス4以上1表面張力51 dyne
/ CIL1以下の水性樹脂(B)とを含む水性塗料組
成物を提供してきた(特願昭6O−122064)。
上記に於ては樹脂粒子製造に界面活性剤、乳化剤を使用
しないのでそれらに基づく欠点は回避せられ、光沢、平
滑性の点でも改善が認められたが。
なお、塗膜光沢、平滑性ならびに作業性などではさらに
一段の改善が求められている。
発明が解決しようとする問題点 そこで自動車、家電製品など高級製品に求められるよう
な優れた光沢、平滑性の塗膜を与えることができ、塗装
作業性に優れ、しかも耐水性、耐久性、貯蔵安定性など
上塗用水性塗料としての使用に適した各種特性をそなえ
た水性塗料組成物を提供することが本発明の主目的であ
る。さらに造膜、焼付過程に於て望ましい機能を発揮す
るような樹脂を封入したカプセル化樹脂粒子を組合せる
ことにより、水性塗料に新規機能を付与することも本発
明目的の一つである。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば、上記目的が水性樹脂(A)の存在する
水性媒体中で、疎水性樹脂あるいは疎水性樹脂と疎水性
有機溶剤を混和させた少なくとも1種のα、β−エチレ
ン性不飽和単量体を重合させて得られ、水性樹脂(A)
の固形分とα、β−エチレン性不飽和単量体の重量比が
35〜95:65〜5である疎水性樹脂封入型樹脂粒子
含有組成物と、水トレランスが4以上で、フェス1重量
%水溶液の表面張力が51dyne/■以下の水性樹脂
(r3)とを樹脂ビヒクルとして含むことを特徴とする
疎水性樹脂封入型樹脂粒子含有水性塗料組成物により達
成せられる。
本発明の樹脂粒子製造に使用せられる水性樹脂(A)と
してはポリエステル、アルキド、アクリル、アクリル変
性ポリエステル、アクリル変性アルキドなど塗料分野で
通常用いられる、任意の型のものが好適に用いられ、こ
れらは常法に従い。
例えばカルボキシル基の如き酸性基を塩基性物質で中和
して、水溶性が付与される。しかしながらここでいう水
溶性樹脂なる語は完全な水溶性である必要はなく、一部
溶解せる水分散性樹脂をも包含するものである。
本発明においてはこの水性樹脂(A)を比較的多量、す
なわち樹脂粒子含有組成物の全固形分に対し35〜95
重量%の割合で存在させ、水性媒体中で少なくとも1種
のα、β−エチレン性不飽和単量体(樹脂粒子含有組成
物の全固形分の65〜5重量%)を疎水性樹脂あるいは
疎水性樹脂と疎水性有機溶剤の組合せと混和させた形で
重合せしめるのである。
尚、本願明細書に於て使用せる「混和」なる語は溶解、
一部溶解お・よび分散を包含する。
α、β−エチレン性不飽和単量体としては通常アクリル
樹脂の製造に用いられる分子内に1コ以上の重合可能な
エチレン性不飽和結合を有する任意の単量体が、1種あ
るいは2ff1以上の組合せで用いられる。かかる単量
体としては例えば下記のものが包含せられる。
1)カルボキシル基含有単量体 例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマル酸等2)ヒドロキシル基含有
単量体 例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキ
シブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、アリルアルコール、メタアリルアルコール等3)含
窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレート 例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート等4)重合性アミド 例えばアクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等 5)重合性ニトリル 例えばアクリロニトリル、メタクリレートリル等 6)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート 例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチル
アクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチル
へキシルアクリレート等 7)重合性芳香族化合物 例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン
、t−ブチルスチレン等 8)α−オレフィン 例えばエチレン、プロピレン等 9)ビニル化合物 例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等10)ジエン
化合物 例えばブタジェン、イソプレン等 さらにまたα、β−エチレン性不飽和単量体の一部とし
て分子内に2コ以上のラジカル重合可能なエチレン性不
飽和基を有する架橋性単量体を用いることもでき、かか
る架橋性単量体としては多価アルコールの重合性不飽和
モノカルボン酸エステル、多塩基酸の重合性不飽和アル
コールエステル、2コ以上のビニル基で置換された芳香
族化合物などがあり、これら単量体を用いることにより
三次元化された共重合体を得ることができる。
本発明に於ては、上記単量体が疎水性樹脂あるいは疎水
性樹脂と疎水性有機溶剤との組合せに混和させた形態で
重合せしめられ、樹脂粒子内部にこれら樹脂あるいは樹
脂と溶剤が封入された樹脂粒子が作られる。
疎水性樹脂としては単量体に混和し水に不溶である限り
任意のものでよく、例えばアルキド樹脂、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、アクリル変性アルキド樹脂、アク
リル変性ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アミノプラ
スト樹脂、ポリエーテル樹脂、石油樹脂、シリコン樹脂
、ポリウレタン樹脂、弗素樹脂、セルロース系樹脂など
が用いられ、また疎水性溶剤としては20℃での水に対
する溶解性が10重斌%以下の任意の疎水性有機溶剤が
用いられ、これらは塗膜の平滑性と塗装作業性の点から
蒸発速度、沸点が適宜選択され、例えばn−オクタン、
イソオクタン、デカン、リグロイン、ケロシン、トルエ
ン、キシレン、ナフタレン、インブタノール、n−ブタ
ノール、n−ヘキサノール、メチル−n−ブチルケトン
、酢酸ブチル、ツルペッツ−150、ツルペッツ−16
0(エッソ石油)等、脂肪族および芳香族炭化水素、石
油留分、アルコール、エステル、ケトン等が1種あるい
は2種以上の組合せで用いられる。
水性媒体中、多量の水性樹脂(A)の存在下に、疎水性
樹脂あるいは疎水性樹脂と疎水性有機溶剤の混和された
α、β−エチレン性不飽和単量体を滴下し、重合させる
と内部に疎水性樹脂あるいは疎水性樹脂と疎水性溶剤の
封入された樹脂粒子が得られ、しかも該粒子が水性樹脂
(A)の分散能により系内に安定に分散保持された形で
の樹脂組酸物が得られる。
重合に際しては通常の開始剤、就中有機開始剤、特にア
ゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキシド、
ジ−t−ブチルパーオキシド、クメンハイドロパーオキ
シド等の有機油性開始剤が用いられ1重合手法は何ら特
殊なものでなく、通常の乳化重合手法に準じて実施すれ
ばよい。
又反応媒体としては通常水が用いられるが、所望により
媒体中にも有機溶剤を共存せしめることができる。かか
る溶剤は樹脂粒子に封入せしめられる疎水性溶剤と同じ
ものでもあるいはことなるものであってもよく、あるい
はまた水と混和性の溶剤であってもかまわない。媒体中
に有機溶剤を共存させることにより、特に泡立ちの低い
、ピンホールの出にくい、光沢、平滑性の面でさらに優
れ、タレ性の少ない水性塗料を得ることができる。
このように本発明にあっては水、水性樹脂(A)、所望
により加えられる有機溶剤の共存下で、特に水性樹脂が
量的に多い系で七ツマ−と疎水性樹脂あるいはさらに所
望により加えられる疎水性有機溶剤とのd9液を供給し
、開始剤、好ましくは有機開始剤、特に好ましくは有機
油性開始剤で重合が行なわれ、疎水性樹脂、疎水性有機
溶剤が内部に封入された樹脂粒子が作られ、水性樹脂(
A)と該粒子が物理的に吸着、包含されて存在し、且つ
水性樹脂(A)の高分子量効果で安定化された樹脂粒子
含有組成物が得られる。
この組成物は水性樹脂(A)自体が樹脂バインダーとし
て利用されるため、従来の乳化重合の如く界面活性剤、
乳化剤などの悪影響が塗膜性能面にあられれることがな
い。
上記重合に於て、本発明者らは円滑な反応を行なわせる
為に単量体量が水性樹脂(A)固形分と単量体の合計量
に対し少なくとも5重量%以上必要であること、また樹
脂粒子の分散安定性を得る目的に対し水性樹脂(A)量
として少なくとも35重量%以上必要であることを見出
している。
疎水性樹脂と単量体の混合割合については広範囲に変更
可能であるが、通常1〜70:99〜30の範囲内、好
ましくは5〜50 : 95〜50の範囲内に於て選択
せられる。というのは封入疎水性樹脂量があまりにも多
量にすぎると粒子の安定性が悪くなり、樹脂量が少なす
ぎると疎水性樹脂の機能が発揮されず、平滑な塗膜が得
られないからである。
また疎水性樹脂と共に疎水性有機溶剤を単量体に混合溶
解して用い、疎水性樹脂と疎水性有機溶剤を封入した樹
脂粒子を作ることも本発明目的に対し有用である。
本発明に於てはこのようにして得られた安定な疎水性樹
脂封入型樹脂粒子、水性樹脂(A)、水からなる樹脂組
成物に対し、さらに特定の水性樹脂(B)が組合されて
塗料組成物が作られる。尚本願明細書で使用せる「水性
樹脂」なる語は水溶性樹脂および/または水分散性樹脂
を意味する。
本発明者らは上記の樹脂粒子含有組成物と組合さるべき
水性樹脂(B)につき研究を進めた結果、塗料製造に通
常使用せられる水性ワニス5gを100mQのビーカー
に秤取し、脱イオン水で混合希釈し、ビーカーごしに1
号活字が読めなくなるときの水希釈倍率で表示した水ト
レランスが4以上であり、且つ水性ワニスを固形分1重
量%に脱イオン水で希釈して得た溶液の表面張力が51
dyne/cn以下の要件をみたす水性樹脂の少なくと
も1種を選択使用するならば、上記樹脂粒子と水性樹脂
(A)千木性樹脂(B)合計量の固形分比が60〜1/
40〜99の範囲内で、系の粘度増大はみられず、従っ
て水性塗料の樹脂分濃度を増大させることができ、作業
性、貯安性、膜物性に優れ、しかも光沢、平滑性の点で
格段に優れた水性塗料の得られることを見出した。
本発明に係る塗料組成物がいかなる理由により、光沢、
平滑性の点で格段に優れた効果を示すのかについては充
分に解明されていない面もあるが。
本発明者らは特定の水性樹脂を選択し、樹脂粒子と組合
せるため、樹脂粒子が表面に浮び均一な塗膜面を与えう
ろこと、また樹脂粒子内に疎水性樹脂あるいは疎水性樹
脂と疎水性有機溶剤が封入されているため塗膜とした時
に水溶性樹脂と疎水性樹脂の間での海鳥構造が小さくな
り高光沢が得られること、また造膜時に封入樹脂および
溶剤の機能が発揮され、平滑性が格段に改善され、疎水
性メラミン樹脂等の機能で、高降伏値が得られ、タレ性
能が良くなり、また疎水性溶剤の機能で塗装時から焼付
初期の粘性を制御することにより高塗装作業性で一段と
優れた平滑性の塗膜が得られるものと考えている。
本発明塗料組成物は従って自動車等、例えば60°グロ
スが95以上の極めて良好な光沢、あるいは平滑性を要
求される分野に上塗塗料として特に有用である。塗料化
に際しては、本発明組成物をそのままクリヤー塗料とす
ることもできるが、通常の塗料製造技術に従い、顔料、
架橋剤等を加え均一に混合すればよく、また所望により
通常の多の添加剤、例えばタレ防止剤、色別れ防止剤、
ハジキ防止剤、表面張力調整剤、酸化防止剤、光安定剤
、紫外線吸収剤、沈降防止剤などを加えることができる
また本発明塗料組成物はそのまま、あるいは水でさらに
希釈し、スプレー、浸漬、ハケ塗り等通常の塗装法で適
用され、乾燥あるいは加熱による焼付けが行なわれ、前
述の如き優れた塗膜面が得られる。
以下実施例により本発明を説明する。尚、下記に於て特
にことわりなき限り、部および%は重量による。
(以下余白) 製造例1:水性樹脂(A) −1 攪拌機、温度調節器、冷却管を備えた1リツトルの反応
容器にエチレングリコールモノブチルエーテル76部を
仕込み、さらにスチレン45部、メチルメタクリレート
63部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート48部、
n−ブチルアリレート117部、メタクリル酸27部、
ラウリルメルカプタン3部、アゾビスイソブチロニトリ
ル3部から成るモノマー溶液61部を添加して攪拌下温
度を120℃にした。上記モノマー溶液245部を3時
間で滴下した後、1時間攪拌を継続した。
さらにジメチルエタノールアミン28部と脱イオン水2
00部を添加して、不揮発分50%、樹脂の数平均分子
量6000のアクリル樹脂を得た。
製造例2:水性樹脂(A)−2 攪拌機、温度調整器、デカンタ−を備えた2リツトルの
ガラス製反応容器にトリメチロールプロパン69部、ネ
オペンチルグリコール297部、水添ビスフェノールA
91部、イソフタルWn201部、テトラハイドロフタ
ール酸186部、無水トリメリット酸155部、キシレ
ン10部を仕込み攪拌しながら昇温する。反応温度を1
80℃から210℃に保持し生成する水を除去しながら
5時間反応を継続して酸価55、OH価100、数平均
分子11500のポリエステル樹脂を得る。
続いてエチレングリコールモノブチルエーテル183部
、ジメチルエタノールアミン82部を加えた後、脱イオ
ン水851部で希釈して不揮発分45%の水性樹脂を得
る。
製造例3:疎水性樹脂ワニス 攪拌機、温度調整器、冷却管を備えた1リツトルの反応
容器にキシレン25部を仕込み、攪拌下温度を125℃
にした。さらにスチレン30部。
メチルメタクリレート15部、2−エチルへキシルメタ
ツクリレート40部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート15部、アゾビスイソブチロニトリル4部からなる
モノマー溶液を2時間で滴下した後、2時間攪拌を継続
した。結果、不揮発分80%、数平均分子−1d500
0のアクリル疎水性樹脂ワニスを得た。
製造例4:疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物−攪拌機
、温度調節器、冷却管を備えた1リツトルの反応容器に
水性樹脂−1を320部と脱イオン水300部とブチル
ジグリコール20部を仕込み攪拌上温度を85℃にした
。さらに、スチレン50部、メチルメタクリレート50
部、2工チルヘキシルアクリレート40部、2ヒドロキ
シエチルメタクリレ−1−20部、アゾビスイソブチロ
ニトリル2部、疎水性樹脂ワニス60部から成るモノマ
ー溶液を2時間で滴下した後、2時間攪拌を継続した。
結果、疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物が不揮発分4
2.6%で得られた。
製造例5:疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物−製造例
4と同様に、水性樹脂−2を356部と脱イオン水26
4部とブチルジグリコール20部を仕込み攪拌上温度を
85℃にした。さらに製造例3と同様のモノマー溶液を
2時間で、A不接2時間攪拌を継続した結果、不揮発分
42.6%で疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物が得ら
れた。
製造例6:疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物−製造例
4と同様に、水性樹脂−1を320部と脱イオン水30
0部とブチルグリコール20部を仕込み攪拌上温度を8
5℃にした。さらにスチレン8部、メチルメタクリレー
ト8部、2−エチルへキシルメタクリレート10部、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート6部、アゾビスイソ
ブチルニトリル1.5部、ヘキサメチロールメラミン樹
脂20部からなるモノマー溶液を2時間で滴下した後、
2時間攪拌を継続した結果、不揮発分49゜0%で疎水
性樹脂封入樹脂粒子含有組成物が得られた。
製造例7:疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物−製造例
4と同様に、水性樹脂−1を320部と脱イオン水40
0部とブチルグリコール10部を仕込み攪拌上温度を8
5℃にした。さらにスチレン75部、メチルメタクリレ
ート75部、2−エチルヘキシルメタクリレート60部
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート30部、アゾビ
スイソブチロニトリル3部、エピコート1001 (シ
ェルケミカル社製)24部からなるモノマー溶液を2時
間で滴下した後、2時間攪拌を継続した結果、不揮発分
42.6%で疎水性樹脂封入樹脂粒子含有組成物が得ら
れた。
製造例8:比較例のための樹脂粒子含有組成物−製造例
4と同様に、水性樹脂−1を320部、脱イオン木部4
00部、ブチルジグリコール20部を仕込み攪拌上温度
を85℃にした。さらに、スチレン50部、メチルメタ
クリレート5o部、2エチルへキシルアクリレート40
部、2ヒドロキシ工チルメタクリレート20部、アゾビ
スイソブチロニトリル2部から成るモノマー溶液を2時
間で滴下した後、2時間攪拌を継続した結果、不揮発分
35.5%で樹脂粒子分散液が得られた。
製造例9:比較の為の樹脂微粒子の製造例攪拌機、温度
調節器、冷却管を備えた2リツトルのガラス製反応容器
に1100部の脱イオン水を秤取し、温度を80℃にす
る。この水中に攪拌しながら、脱イオン水100部と過
硫酸アンモニウム6部からなる水溶液と、メチルメタク
リレ−l−210部と2−エチルへキシルアクリレ−1
−75部とn−ドデシルメルカプタン15部とからなる
単量体混合液の5部を仕込み5分間攪拌を継続する。そ
のあと1時間かけて単量体混合液259部を反応溶液中
に)4下する。滴下終了後、15分攪拌を継続したのち
、脱イオン水10部と過硫酸アンモニウム1部とから成
る水溶液を添加し、1時間攪拌を継続して反応を終了し
、不揮発分20%のシードエマルジョンを得る。
シードエマルジョン合成に用いたのと同様の反応容器に
脱イオン水300部とシードエマルジョン25部を秤取
し、温度を80℃にする。この反応容器中に攪拌下脱イ
オン水20部と過硫酸アンモニウム0.1部からなる水
溶液を添加し、続いてスチレン155部、メチルメタク
リレート155部、2−エチルへキシルアクリレート1
25部。
2−ヒドロキシエチルメタクリレート65部、n−ドデ
シルメルカプタンS部、脱イオン水200部、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0゜4部、過硫酸アンモ
ニウム0.8部、疎水性樹脂フェス150部から成るプ
レエマルジョンを2時間かけて滴下する。滴下終了語3
0分間攪拌を継続した時点で、脱イオン水20部と過硫
酸アンモニウム0.2部からなる水溶液を添加し、さら
に攪拌を1時間継続して反応を終了する。
得られたエマルジョンは不揮発分41.2%で、電顕て
?l+q定した樹脂微粒子の平均粒子径は0.7μ、最
大粒子径は1.4μであった。また樹脂の数平均分子量
(n)は9800であった。
実施例1〜5 (顔料ペーストの調整) 1.5リツトルの密閉できるステンレス容器に水性樹脂
−136部とタイベークR−820(石JjX産業製、
ルチル型酸化チタン顔料)320部と脱イオン水60部
を秤取し、ガラスピーズを500cc加えて、攪拌機で
予備混合した後、ペイントコンディショナーで2hr混
合分散して顔料ペースト−1を得た。また水性樹脂−1
のかわりに水性樹脂−2を用いる以外は、同様にして顔
料ペースト−2を得た。
(塗料組成物の調!II) ステンレス容器に下記第2表に示す材料を秤取し、室温
で攪拌機で攪拌混合して塗料組成物を得た。
ここで用いた水性樹脂および以下の実施例、比較例で用
いた水性樹脂は表−1のような特性のものである。
比較例1〜3 実施例1〜5と同様方法で、但し下記第3表記載の原料
を同表記載の割合で使用した比較用の塗料組成物を得た
(以下余白) 上記実施例1〜5および比較例1〜3の各塗料  −組
成物を脱イオン水で希釈してフォードカップ#4で30
秒の粘度に調整した。常法に従い鋼板上にスプレー塗装
し、5分間セツティングした後、150℃で15分間焼
付けて三次元化塗膜を得た。
各組成物におけるピン及びタレ限界膜厚と光沢値、  
−平滑性、経時安定性は以下の通りである。
表−4 60’グロス    206グロス 093以上     085以上 090〜93   075〜85 Δ8o〜90    Δ65〜75 X80以下     ×65以下 五隨作 優良 良 不良 特許出願代理人

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水性樹脂(A)の存在する水性媒体中で、疎水性
    樹脂あるいは疎水性樹脂と疎水性有機剤を混和させた少
    なくとも1種のα,β−エチレン性不飽和単量体を重合
    させて得られ、水性樹脂(A)の固形分とα,β−エチ
    レン性不飽和単量体の重量比が35〜95:65〜5で
    ある疎水性樹脂封入型樹脂粒子含有組成物と、水トレラ
    ンスが4以上で、ワニス1重量%水溶液の表面張力が5
    1dyne/cm以下の水性樹脂(B)とを樹脂ビヒク
    ルとして含むことを特徴とする疎水性樹脂封入型樹脂粒
    子含有水性塗料組成物。
  2. (2)疎水性樹脂がアルキド樹脂、ポリエステル樹脂、
    アクリル樹脂、アクリル変性アルキド樹脂、アクリル変
    性ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アミノプラスト樹
    脂、ポリエーテル樹脂、石油樹脂、シリコン樹脂、ポリ
    ウレタン樹脂、弗素樹脂、セルロース系樹脂から選ばれ
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)水性媒体が有機溶剤を含む特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
  4. (4)疎水性樹脂(固形分)と不飽和単量体の重量比が
    1〜70:99〜30である特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
  5. (5)樹脂粒子と、水性樹脂(A)および水性樹脂(B
    )の合計量との固形分重量比が60〜1:40〜99で
    ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  6. (6)α,β−エチレン性不飽和単量体の重合が有機開
    始剤の存在下に実施せられる特許請求の範囲第1項記載
    の組成物。
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