JPS61264603A - 誘電体組成物 - Google Patents
誘電体組成物Info
- Publication number
- JPS61264603A JPS61264603A JP10744985A JP10744985A JPS61264603A JP S61264603 A JPS61264603 A JP S61264603A JP 10744985 A JP10744985 A JP 10744985A JP 10744985 A JP10744985 A JP 10744985A JP S61264603 A JPS61264603 A JP S61264603A
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- JP
- Japan
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- substrate
- multilayer
- conductor
- temperature
- green sheet
- Prior art date
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- Pending
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- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は熱処理によって結晶化しうる無機誘電体組成物
であって、主として、多層電子回路用の基板材料に用い
られる無機誘電体組成物に関するものである。
であって、主として、多層電子回路用の基板材料に用い
られる無機誘電体組成物に関するものである。
従来の技術
近年、電子回路には、厚膜印刷法により簡便に回路形成
できの熱放散性の優れたセラミック基板を使用した電子
回路が使用されている。そして、より小型高性能化を実
現する為に多層電子回路基板が使用され始めている。
できの熱放散性の優れたセラミック基板を使用した電子
回路が使用されている。そして、より小型高性能化を実
現する為に多層電子回路基板が使用され始めている。
多層回路基板を製造する方法は一般的には次に述べる(
、)(b)(C)の三種類がある。
、)(b)(C)の三種類がある。
(a) セラミック焼結体上での印刷多層法(b)
グリーンシート上での印刷多層法(C) グリーン
シート積層多層法 (a)のセラミック焼結体上での印刷多層法による多層
基板の製造方法を説明すると、第1図にそのプロセスを
示すように、まず基板となるセラミック焼結体上に第1
導体層を印刷・乾燥・焼成しくステップ1〜3)、次に
第1絶縁層を印刷・乾燥・焼成しくステップ4〜6)、
その上に第2絶縁層を印刷・乾燥しくステップ了、8)
、第2導体層を印刷・乾燥しくステップ9.10)第2
絶縁層ごと一括焼成(ステップ11)する。この際第1
及び第2絶縁層はヴイアホールと呼ばれる微小孔が形成
されるように印刷し、その微小孔中に第2導体層に用い
られる材料が充填されるように第2導体層を印刷する事
により第1導体層と第2導体層とが接続される0次に第
2導体層上に第3絶縁層を印刷・乾燥・焼成し、第2絶
縁層以降と同手順で層数を重ねていく(ステップ1〜1
1)。
グリーンシート上での印刷多層法(C) グリーン
シート積層多層法 (a)のセラミック焼結体上での印刷多層法による多層
基板の製造方法を説明すると、第1図にそのプロセスを
示すように、まず基板となるセラミック焼結体上に第1
導体層を印刷・乾燥・焼成しくステップ1〜3)、次に
第1絶縁層を印刷・乾燥・焼成しくステップ4〜6)、
その上に第2絶縁層を印刷・乾燥しくステップ了、8)
、第2導体層を印刷・乾燥しくステップ9.10)第2
絶縁層ごと一括焼成(ステップ11)する。この際第1
及び第2絶縁層はヴイアホールと呼ばれる微小孔が形成
されるように印刷し、その微小孔中に第2導体層に用い
られる材料が充填されるように第2導体層を印刷する事
により第1導体層と第2導体層とが接続される0次に第
2導体層上に第3絶縁層を印刷・乾燥・焼成し、第2絶
縁層以降と同手順で層数を重ねていく(ステップ1〜1
1)。
(1))のグリーンシート上での印刷多層法による多層
基板の製造方法は、第2図にそのプロセスを示すように
、まず焼成後基板となるセラミックのグリーンシート上
に第1導体層を印刷・乾燥しくステップ12.13)、
次にその上に第1絶縁層を印刷・乾燥しくステップ14
.16)、引き続き第2導体層、第2絶縁層の印刷・乾
燥を行ない(ステップ16〜19)、以降同千顆で層数
を繰り返しくステップ12〜19)、グリーンシートと
導体層と絶縁層とを一括焼成する(ステップ2O3、M
gO、N2O)。
基板の製造方法は、第2図にそのプロセスを示すように
、まず焼成後基板となるセラミックのグリーンシート上
に第1導体層を印刷・乾燥しくステップ12.13)、
次にその上に第1絶縁層を印刷・乾燥しくステップ14
.16)、引き続き第2導体層、第2絶縁層の印刷・乾
燥を行ない(ステップ16〜19)、以降同千顆で層数
を繰り返しくステップ12〜19)、グリーンシートと
導体層と絶縁層とを一括焼成する(ステップ2O3、M
gO、N2O)。
(C)のグリーンシート積層多層法による多層基板の製
造方法は、第3図にそのプロセスを示すように、まず複
数枚のセラミックのグリーンシートそれぞれに異なるパ
ターンの微小孔を形成しくステップ22〜24)、それ
ぞれ異なる・くターンの導体層を印刷・乾燥する(ステ
ップ25〜30)。
造方法は、第3図にそのプロセスを示すように、まず複
数枚のセラミックのグリーンシートそれぞれに異なるパ
ターンの微小孔を形成しくステップ22〜24)、それ
ぞれ異なる・くターンの導体層を印刷・乾燥する(ステ
ップ25〜30)。
次に導体パターンの異なるグリーンシート同士を所望枚
数積層しくステップ31)、適度な圧力と適度な温度の
もとで圧着しくステップ32)、所望の外形寸法に切断
してから焼成する(ステップ33.34)。各導体層間
の導通はグリーンシートの微小孔に充填された導体によ
り行なわれる。
数積層しくステップ31)、適度な圧力と適度な温度の
もとで圧着しくステップ32)、所望の外形寸法に切断
してから焼成する(ステップ33.34)。各導体層間
の導通はグリーンシートの微小孔に充填された導体によ
り行なわれる。
(b)、(C)の製造方法においては共に基板焼成の後
に最上層の厚膜形成を行なう(ステップ21゜3.6)
。
に最上層の厚膜形成を行なう(ステップ21゜3.6)
。
(、) 、 (b) 、 (C) 三種類の製造方法
を比較すると、(、)は比較的簡単な技術で多層化が可
能であるが、実質的な層数限界は4〜6層でありそれ以
上の層数は表面の凹凸が激しくなり実用に耐えない。
を比較すると、(、)は比較的簡単な技術で多層化が可
能であるが、実質的な層数限界は4〜6層でありそれ以
上の層数は表面の凹凸が激しくなり実用に耐えない。
(b)はグリーンシートと印刷した絶縁層と導体層とを
一度に焼成する事によりプロセスの合理化を行なう事が
できる。しかしくb)も(−)同様に、層数を増すと表
面の凹凸が大きくなるのでやはり限界層数は4〜6層で
ある。(C)は理論的に層数は無限に可能であり、現実
的にも30〜40層程度の多層基板が報告されている。
一度に焼成する事によりプロセスの合理化を行なう事が
できる。しかしくb)も(−)同様に、層数を増すと表
面の凹凸が大きくなるのでやはり限界層数は4〜6層で
ある。(C)は理論的に層数は無限に可能であり、現実
的にも30〜40層程度の多層基板が報告されている。
しかし、その製造にはきわめて高度な技術を要し、プロ
セス的課題も多い。
セス的課題も多い。
以上の(a) 、 (b) 、 (C)三種類の製造方
法のうち、本発明は(c)のグリーンシート積層多層法
に関するものである。第3図を参照にしてより詳細に従
来技術を述べる。
法のうち、本発明は(c)のグリーンシート積層多層法
に関するものである。第3図を参照にしてより詳細に従
来技術を述べる。
まず、アルミナパウダーと有機物の混合体を所定の厚み
に成形したグリーンシート複数枚に対し、ヴイアホール
となる微小孔をそれぞれに異なるパターンで形成しくス
テップ22〜24)、それぞれ異なるパターンの導体層
を印刷・乾燥する(ステップ25〜30)。
に成形したグリーンシート複数枚に対し、ヴイアホール
となる微小孔をそれぞれに異なるパターンで形成しくス
テップ22〜24)、それぞれ異なるパターンの導体層
を印刷・乾燥する(ステップ25〜30)。
導体材料には主にW、Moが使用される。ヴイアホール
への導体材料の充填は導体の印刷工程と同時に行なう(
ステップ26〜27)か、もしくは印刷工程の前にグイ
アホール単独に導体材料を充填する。導体の乾燥後に各
々異なる導体パターン全形成したグリーンシートを所定
枚数積層しくステップ31)、適度な温度下で加圧一体
化する(ステップ32)。次に、所望の外形寸法に切断
しくステップ33)、約16oO”Cの還元性雰囲気中
で焼成しくステップ34)、多層基板となる。
への導体材料の充填は導体の印刷工程と同時に行なう(
ステップ26〜27)か、もしくは印刷工程の前にグイ
アホール単独に導体材料を充填する。導体の乾燥後に各
々異なる導体パターン全形成したグリーンシートを所定
枚数積層しくステップ31)、適度な温度下で加圧一体
化する(ステップ32)。次に、所望の外形寸法に切断
しくステップ33)、約16oO”Cの還元性雰囲気中
で焼成しくステップ34)、多層基板となる。
焼成された基板は充分洗浄され、以降最上層の厚膜形成
工程(ステップ35)へと進む。
工程(ステップ35)へと進む。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら上記のような従来技術では、焼成温度が高
く還元性雰囲気を使用する為に設備費用が高く、取扱い
も不便であった。また、グリーンシート材料にアルミナ
を使用しており焼成温度が高い為、導体材料にはW、M
o等の高融点金属しか使用出来ず、結果として導体の抵
抗値が高くなるという問題点を有していた。
く還元性雰囲気を使用する為に設備費用が高く、取扱い
も不便であった。また、グリーンシート材料にアルミナ
を使用しており焼成温度が高い為、導体材料にはW、M
o等の高融点金属しか使用出来ず、結果として導体の抵
抗値が高くなるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、導体材料にAu、 Ag。
Ag/Pd、Cu 等の抵抗値が低い低融点金属を使
用し、焼成温度は低く空気中焼成を可能にして設備費用
を小さくし、取り扱いも容易にする事を目的として、空
気中低温焼成可能な多層基板用誘電体組成物を提供する
ものである。
用し、焼成温度は低く空気中焼成を可能にして設備費用
を小さくし、取り扱いも容易にする事を目的として、空
気中低温焼成可能な多層基板用誘電体組成物を提供する
ものである。
問題点を解決するだめの手段
上記問題点を解決するために本発明の誘電体組成物は、
酸化物に換算して、 SiO226〜65チ、 TiO26〜25%ZnO
1〜8%、 PbQ 1〜8%の組成(重量%)から
なる基本組成物に、同じく酸化物に換算して、 Al 2O3、MgO、N2O3 、 Z rO2,C
aOのうち少なくとも1種10〜30% 8b2°s、 MgO,N2O3ノウチ少す< c!:
モ’ 種1〜 8% の組成(重量%)の添加物を含むものである。
酸化物に換算して、 SiO226〜65チ、 TiO26〜25%ZnO
1〜8%、 PbQ 1〜8%の組成(重量%)から
なる基本組成物に、同じく酸化物に換算して、 Al 2O3、MgO、N2O3 、 Z rO2,C
aOのうち少なくとも1種10〜30% 8b2°s、 MgO,N2O3ノウチ少す< c!:
モ’ 種1〜 8% の組成(重量%)の添加物を含むものである。
作 用
本発明の多層基板用誘電体組成物は、約870℃〜98
0℃の低温で焼結可能な材料であり、しかも電子回路形
成用のセラミック基板としての特性を充分発揮する。
0℃の低温で焼結可能な材料であり、しかも電子回路形
成用のセラミック基板としての特性を充分発揮する。
本発明の材料の使用により、低融点金属Au 、 Ag
。
。
Ag/Pd、Cu の使用が可能となるo Au、
Ag、 Ag/Pdは空気中でも酸化しない為還元性雰
囲気は不必要であり、またAu、 Ag、 Cuは抵抗
値がW 、 Mo よりも低い。従って、空気中低温焼
成により設備費用も小さく済み、取り扱いも簡便になる
。
Ag、 Ag/Pdは空気中でも酸化しない為還元性雰
囲気は不必要であり、またAu、 Ag、 Cuは抵抗
値がW 、 Mo よりも低い。従って、空気中低温焼
成により設備費用も小さく済み、取り扱いも簡便になる
。
本発明の組成物における限定理由は次の通りである。
S 102は基板を構成する基本組成物であってガラス
形成の主材料である。S 102が26%未満では焼結
温度が高くなり、Ag、 Au、 Ag/Pd、 Cu
の低融点金属を内部導体として使用出来なくなる。また
S 102が65%を超えると曲げ強さが小さくなり過
ぎ、基板としての実用性に耐えない0PbOはガラス形
成及び結晶の成分である。PbOが1%未満ではガラス
の溶融中に失透を生成し誘電圧接が劣化する。またPb
oが8%を超えると軟化温度、結晶化温度が高くなり、
結果として焼結温度が高くなり過ぎる。
形成の主材料である。S 102が26%未満では焼結
温度が高くなり、Ag、 Au、 Ag/Pd、 Cu
の低融点金属を内部導体として使用出来なくなる。また
S 102が65%を超えると曲げ強さが小さくなり過
ぎ、基板としての実用性に耐えない0PbOはガラス形
成及び結晶の成分である。PbOが1%未満ではガラス
の溶融中に失透を生成し誘電圧接が劣化する。またPb
oが8%を超えると軟化温度、結晶化温度が高くなり、
結果として焼結温度が高くなり過ぎる。
ZnOもまたガラス形成の成分であり、基板として基本
的な組成物である。ZnOが1係未満及びZn○が8%
を超えると充分緻密に焼結せず吸水性を帯びる。
的な組成物である。ZnOが1係未満及びZn○が8%
を超えると充分緻密に焼結せず吸水性を帯びる。
TiO2もまた基板構成の基本組成物であり、T 10
2が5%未満では吸水性を帯び曲げ強さも低い。またT
i02が25チを超えると焼結時にセラミックの変形
が著しくなる。
2が5%未満では吸水性を帯び曲げ強さも低い。またT
i02が25チを超えると焼結時にセラミックの変形
が著しくなる。
Sb2O3、MgO、N2O31MqSb2O3、Mg
O、N2O3lは基板の焼結性あるいは変形性の向上及
び熱膨張係数の制御、さらには誘電正接を良好にする目
的で少なくとも1種、通常は2〜3種の組合せで添加さ
れる。5b2O3、MgO、N2O. MgO。
O、N2O3lは基板の焼結性あるいは変形性の向上及
び熱膨張係数の制御、さらには誘電正接を良好にする目
的で少なくとも1種、通常は2〜3種の組合せで添加さ
れる。5b2O3、MgO、N2O. MgO。
N2Q3のうち少なくとも1種が1%では焼結が不充分
であり吸水率が大きくなり、また誘電圧接が大きくなり
好ましくない。5b2O3、MgO、N2O3.MgQ
、N2O3のうち少なくとも1種が8%を超えると誘電
圧接が大きくなり、かつ基板が変形して好ましくない。
であり吸水率が大きくなり、また誘電圧接が大きくなり
好ましくない。5b2O3、MgO、N2O3.MgQ
、N2O3のうち少なくとも1種が8%を超えると誘電
圧接が大きくなり、かつ基板が変形して好ましくない。
熱膨張係数は基板の用途により種々制御されるが、通常
の厚膜混成集積回路として用いる場合、特に厚膜導体ペ
ースト及び厚膜抵抗ペーストにより回路形成を行なう場
合はアルミナの熱膨張係数6.0〜6.6×107℃に
一致させるのが好ましく、またICのシリコンチップを
直接基板に実装する場合はシリコンの熱膨張係数4×1
0−6/°Cに一致させるのが好ましい。熱膨張係数だ
けで基板の良否判断は難かしいが、両者の値と比較して
大きく離れた値を持つ基板は実用に耐えない。
の厚膜混成集積回路として用いる場合、特に厚膜導体ペ
ースト及び厚膜抵抗ペーストにより回路形成を行なう場
合はアルミナの熱膨張係数6.0〜6.6×107℃に
一致させるのが好ましく、またICのシリコンチップを
直接基板に実装する場合はシリコンの熱膨張係数4×1
0−6/°Cに一致させるのが好ましい。熱膨張係数だ
けで基板の良否判断は難かしいが、両者の値と比較して
大きく離れた値を持つ基板は実用に耐えない。
A12o3.ZrO2,CaOは基板のフィラーとして
使われ主に曲げ強さの向上の為に添加される。
使われ主に曲げ強さの向上の為に添加される。
A12o3.ZrO2,CaOのうち少なくとも1種が
10チ未満では曲げ強さが小さ過ぎ実用に耐えない。
10チ未満では曲げ強さが小さ過ぎ実用に耐えない。
またA12o3.ZrO2,CaOのうち少なくとも1
種が30%を超えると焼結温度が高くなりかつ焼結が不
充分で吸水性を帯びまた曲げ強さも小さくなる。
種が30%を超えると焼結温度が高くなりかつ焼結が不
充分で吸水性を帯びまた曲げ強さも小さくなる。
実施例
以下本発明の多層基板用誘電体組成物の実施例について
説明する。まずガラスの調整に当っては、後掲の第1表
に示した組成になるように基本組成物の各原料を秤量し
てバッチを調整し、このバッチを14oO〜16oO°
Cで1〜3時間加熱して溶融し、例えばロールアウト法
等によりガラス板を成形する。次いでこのガラス板をア
ルミナポールなどで平均粒径0.5〜5μmの、粉末と
し、同粒径程度の添加物を加える事により本発明の誘電
体組成物が製造される。なおこの際用いられる原料粉末
は明確化のため酸化物に換算表記したが、鉱物・酸化物
・炭酸塩・水酸化物などの形でも通常の方法により使用
されるのは勿論である0 次に、このようにして得られた誘電体組成物を使用した
グリーンシート積層多層法によるセラミック多層基板の
製造方法の一例を述べる0まず上記組成物100重量部
に対して、ポリビニルブチラール10重量部、ジブチル
フタレートを6重量部、グリセリルモノオンエート0.
4重量部、1−1−1 )リクロルエタンを2O3、
MgO、N2O重量部、イングロビルアルコールを39
重量部加え、24時間ボールミル混合を行ないスラリを
造った。このスラリでポリエステルフィルム上にドクタ
ーブレード法により厚み0.1jEIIのグリーンシー
トを製造し、充分なエージングを行ない、グイアホール
となる微小孔を機械的な加工により形成した。次いでこ
のグイアホールにメタルマスクを用いた印刷法により導
体材料を充填した。使用した導体材料はAu で融点は
1062°Cであった。
説明する。まずガラスの調整に当っては、後掲の第1表
に示した組成になるように基本組成物の各原料を秤量し
てバッチを調整し、このバッチを14oO〜16oO°
Cで1〜3時間加熱して溶融し、例えばロールアウト法
等によりガラス板を成形する。次いでこのガラス板をア
ルミナポールなどで平均粒径0.5〜5μmの、粉末と
し、同粒径程度の添加物を加える事により本発明の誘電
体組成物が製造される。なおこの際用いられる原料粉末
は明確化のため酸化物に換算表記したが、鉱物・酸化物
・炭酸塩・水酸化物などの形でも通常の方法により使用
されるのは勿論である0 次に、このようにして得られた誘電体組成物を使用した
グリーンシート積層多層法によるセラミック多層基板の
製造方法の一例を述べる0まず上記組成物100重量部
に対して、ポリビニルブチラール10重量部、ジブチル
フタレートを6重量部、グリセリルモノオンエート0.
4重量部、1−1−1 )リクロルエタンを2O3、
MgO、N2O重量部、イングロビルアルコールを39
重量部加え、24時間ボールミル混合を行ないスラリを
造った。このスラリでポリエステルフィルム上にドクタ
ーブレード法により厚み0.1jEIIのグリーンシー
トを製造し、充分なエージングを行ない、グイアホール
となる微小孔を機械的な加工により形成した。次いでこ
のグイアホールにメタルマスクを用いた印刷法により導
体材料を充填した。使用した導体材料はAu で融点は
1062°Cであった。
次に、同じ導体材料により導体層をグリーンシートに印
刷・乾燥した。ヴイアホールパターン、導体印刷パター
ンが各々異なるグリーンシート複数枚を、80°Cの温
度下で2O3、MgO、N2O0 K9/fflの圧力
で密着させ加圧一体化した。次に外形切断の後に最大温
度870〜1340℃最大温度保持時間60分にて焼成
した。焼成された多層基板は、純水で超音波洗浄後表裏
の最上層厚膜を形成して電子回路としての機能が発揮さ
れる基板として完成した。
刷・乾燥した。ヴイアホールパターン、導体印刷パター
ンが各々異なるグリーンシート複数枚を、80°Cの温
度下で2O3、MgO、N2O0 K9/fflの圧力
で密着させ加圧一体化した。次に外形切断の後に最大温
度870〜1340℃最大温度保持時間60分にて焼成
した。焼成された多層基板は、純水で超音波洗浄後表裏
の最上層厚膜を形成して電子回路としての機能が発揮さ
れる基板として完成した。
上記製造法により出来た基板としての特性を誘電体組成
物の組成別に第1表に示す。
物の組成別に第1表に示す。
特性は、上記の電子回路としての機能が発揮される基板
について曲げ強さ、吸水率、誘電正接を測定し、結果を
第1表に示した。また、同表の焼結温度はそれぞれの組
成物について予じめ示差熱分析よりおおよその焼結温度
を推定しておき、吸水率0.0%でありなおかつ曲げ強
さが最大になる焼結温度を選択した。反り変形の有無に
ついては、基板焼結後、外観形状を目視で観察して、基
板表面の凹凸及び反りうねり、また大きな変形があるも
のに関して実用に耐えないとした。
について曲げ強さ、吸水率、誘電正接を測定し、結果を
第1表に示した。また、同表の焼結温度はそれぞれの組
成物について予じめ示差熱分析よりおおよその焼結温度
を推定しておき、吸水率0.0%でありなおかつ曲げ強
さが最大になる焼結温度を選択した。反り変形の有無に
ついては、基板焼結後、外観形状を目視で観察して、基
板表面の凹凸及び反りうねり、また大きな変形があるも
のに関して実用に耐えないとした。
以下余白
参考として第2表に従来の材料である96%Al2O3
の特性を示す。
の特性を示す。
第1表、′第2表、及び以上述べたように、本発明によ
る組成物は870〜980℃と低温で焼成でき、しかも
電子回路形成用のセラミック基板としての特性を充分発
揮しており、その特性は従来の材料である96%Al2
O3に比較し、より優れている。
る組成物は870〜980℃と低温で焼成でき、しかも
電子回路形成用のセラミック基板としての特性を充分発
揮しており、その特性は従来の材料である96%Al2
O3に比較し、より優れている。
発明の効果
以上の説明より明らかなように、本発明の材料を使用す
ることにより低融点金属Au、 Ag、 Ag/PdC
u の使用が可能となり、Au、 Ag、 Ag/Pd
は空気中でも酸化しない為還元性雰囲気は不必要であり
、またAu、 Ag、 Cuは抵抗値がW、Mo より
も小さい。
ることにより低融点金属Au、 Ag、 Ag/PdC
u の使用が可能となり、Au、 Ag、 Ag/Pd
は空気中でも酸化しない為還元性雰囲気は不必要であり
、またAu、 Ag、 Cuは抵抗値がW、Mo より
も小さい。
従って空気中低温焼成により設備費用も小さくて済み、
取り扱いも簡便になる。
取り扱いも簡便になる。
第1図はセラミック焼結体上での印刷多層法による多層
基板の製造プロセスを示すフローチャート、第2図はグ
リーンシート上での印刷多層法による多層基板の製造プ
ロセスを示すフローチャート、第3図はグリーンシート
積層多層法による多層基板の製造プロセスを示すフロー
チャートである。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図
基板の製造プロセスを示すフローチャート、第2図はグ
リーンシート上での印刷多層法による多層基板の製造プ
ロセスを示すフローチャート、第3図はグリーンシート
積層多層法による多層基板の製造プロセスを示すフロー
チャートである。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 酸化物に換算して、 SiO_226〜55% TiO_25〜25% ZnO1〜8% PbO1〜8% Al_2O_3、ZrO_2、CaOのうち少なくとも
1種10〜30% Sb_2O_3、MgO、N_2O_3のうち少なくと
も1種1〜8% の組成(重量%)からなる誘電体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744985A JPS61264603A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 誘電体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744985A JPS61264603A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 誘電体組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61264603A true JPS61264603A (ja) | 1986-11-22 |
Family
ID=14459435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10744985A Pending JPS61264603A (ja) | 1985-05-20 | 1985-05-20 | 誘電体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS61264603A (ja) |
-
1985
- 1985-05-20 JP JP10744985A patent/JPS61264603A/ja active Pending
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