JPS6231904A - 誘電体組成物 - Google Patents
誘電体組成物Info
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- JPS6231904A JPS6231904A JP15268885A JP15268885A JPS6231904A JP S6231904 A JPS6231904 A JP S6231904A JP 15268885 A JP15268885 A JP 15268885A JP 15268885 A JP15268885 A JP 15268885A JP S6231904 A JPS6231904 A JP S6231904A
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- JP
- Japan
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- multilayer
- substrate
- conductor
- temperature
- composition
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- Pending
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- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は熱処理によって結晶化しうる無機誘電体組成物
であって、主として、多層電子回路用の基板材料に用い
られる無機誘電体組成物に関するものである。
であって、主として、多層電子回路用の基板材料に用い
られる無機誘電体組成物に関するものである。
27、−7
従来の技術
近年、電子回路には、厚膜印刷法により簡便に回路形成
できる熱放散性の優れたセラミック基板を使用した電子
回路が使用されている。そして、より小型高性能化を実
現する為に多層電子回路基板が使用され始めている。
できる熱放散性の優れたセラミック基板を使用した電子
回路が使用されている。そして、より小型高性能化を実
現する為に多層電子回路基板が使用され始めている。
多層回路基板を製造する方法は一般的には次に述べる(
、) 、 (b) 、 (C)の三種類がある。
、) 、 (b) 、 (C)の三種類がある。
(−) セラミック焼結体上での印刷多層法(b)
グリーンシート上での印刷多層法(C) グリーン
シート積層多層法 (a)のセラミック焼結体上での印刷多層法による多層
基板の製造方法を説明すると、第1図にそのプロセスを
示すように、まず基板となるセラミック焼結体上に第1
導体層を印刷・乾燥・焼成しくステップ1〜3)、次に
第1絶縁層を印刷・乾燥・焼成しくステップ4〜6)、
その土に第2絶縁層を印刷・乾燥しくステップ7.8)
、第2導体層を印刷・乾燥しくステップ9.10)第2
絶縁層ごと一括焼成(ステップ11)する。この際3/
、−1 第1及び第2絶縁層はヴイアホールと呼ばれる微小孔が
形成されるように印刷し、その微小孔中に第2導体層に
用いられる材料が充填されるように第2導体層を印刷す
る事により第1導体層と第2導体層とが接続される。次
に第2導体層上に第3絶縁層を印刷・乾燥・焼成し、第
2絶縁層以降と同手順で層数を重ねていく(ステップ1
〜11)。
グリーンシート上での印刷多層法(C) グリーン
シート積層多層法 (a)のセラミック焼結体上での印刷多層法による多層
基板の製造方法を説明すると、第1図にそのプロセスを
示すように、まず基板となるセラミック焼結体上に第1
導体層を印刷・乾燥・焼成しくステップ1〜3)、次に
第1絶縁層を印刷・乾燥・焼成しくステップ4〜6)、
その土に第2絶縁層を印刷・乾燥しくステップ7.8)
、第2導体層を印刷・乾燥しくステップ9.10)第2
絶縁層ごと一括焼成(ステップ11)する。この際3/
、−1 第1及び第2絶縁層はヴイアホールと呼ばれる微小孔が
形成されるように印刷し、その微小孔中に第2導体層に
用いられる材料が充填されるように第2導体層を印刷す
る事により第1導体層と第2導体層とが接続される。次
に第2導体層上に第3絶縁層を印刷・乾燥・焼成し、第
2絶縁層以降と同手順で層数を重ねていく(ステップ1
〜11)。
山)のグリーンシート上での印刷多層法による多層基板
の製造方法は、第2図にそのプロセスを示すように、ま
ず焼成後基板となるセラミックのグリーンシート上に第
1導体層を印刷・乾燥しくステップ12.13L次にそ
の上に第1絶縁層を印刷・乾燥しくステップ14 、1
ts )、引き続き第2導体層、第2絶縁層の印刷・
乾燥を行な−(ステップ16〜19)、以降同手順で層
数を繰り返しくステップ12〜19)、グリーンシート
と導体層と絶縁層とを一括焼成する(ステップ20)。
の製造方法は、第2図にそのプロセスを示すように、ま
ず焼成後基板となるセラミックのグリーンシート上に第
1導体層を印刷・乾燥しくステップ12.13L次にそ
の上に第1絶縁層を印刷・乾燥しくステップ14 、1
ts )、引き続き第2導体層、第2絶縁層の印刷・
乾燥を行な−(ステップ16〜19)、以降同手順で層
数を繰り返しくステップ12〜19)、グリーンシート
と導体層と絶縁層とを一括焼成する(ステップ20)。
(C)のグリーンシート積層多層法による多層基板の製
造方法は、第3図にそのプロセスを示すように、まず複
数枚のセラミックのグリーンシートそれぞれに異なるパ
ターンの微小孔を形成しくステップ22〜24)、それ
ぞれ異なるパターンの導体層を印刷・乾燥する(ステッ
プ25〜30)0次に導体パターンの異なるグリーンシ
ート同士を所望枚数積層しくステップ31)、適度な圧
力と適度な温度のもとで圧着しくステップ32)、所望
の外形寸法に切断してから焼成する(ステップ33.3
4)。各導体層間の導通はグリーンシートの微小孔に充
填された導体により行なわれる。
造方法は、第3図にそのプロセスを示すように、まず複
数枚のセラミックのグリーンシートそれぞれに異なるパ
ターンの微小孔を形成しくステップ22〜24)、それ
ぞれ異なるパターンの導体層を印刷・乾燥する(ステッ
プ25〜30)0次に導体パターンの異なるグリーンシ
ート同士を所望枚数積層しくステップ31)、適度な圧
力と適度な温度のもとで圧着しくステップ32)、所望
の外形寸法に切断してから焼成する(ステップ33.3
4)。各導体層間の導通はグリーンシートの微小孔に充
填された導体により行なわれる。
(b) 、 (C)の製造方法においては共に基板焼成
の後に最上層の厚膜形成を行なう(ステップ21゜36
)。
の後に最上層の厚膜形成を行なう(ステップ21゜36
)。
(a) 、 (b) 、 (C) 三種類の製造方法
を比較すると、(a)は比較的簡単な技術で多層化が可
能であるが、実質的な層数限界は4〜6層でありそれ以
上の層数は表面の凹凸が激しくなり実用に耐えない。
を比較すると、(a)は比較的簡単な技術で多層化が可
能であるが、実質的な層数限界は4〜6層でありそれ以
上の層数は表面の凹凸が激しくなり実用に耐えない。
0))はグリーンシートと印刷した絶縁層と導体層と
iを一度に焼成する事によりプロセスの合理化を行
なう事ができる。しかし0))も(a)同様に、層数を
増5 ベー。
iを一度に焼成する事によりプロセスの合理化を行
なう事ができる。しかし0))も(a)同様に、層数を
増5 ベー。
すと表面の凹凸が大きくなるのでやはり限界層数は4〜
6層である0(C)は理論的に層数は無限に可能であり
、現実的にも30〜40層程度の多層基板が報告されて
いる。しかし、その製造にはきわめて高度な技術を要し
、プロセス的課題も多い。
6層である0(C)は理論的に層数は無限に可能であり
、現実的にも30〜40層程度の多層基板が報告されて
いる。しかし、その製造にはきわめて高度な技術を要し
、プロセス的課題も多い。
以上のG−) 、 (b) 、 (0)三種類の製造方
法のうち、本発明は(C)のグリーンシート積層多層法
に関するものである。第3図を参照にしてより詳細に従
来技術を述べる。
法のうち、本発明は(C)のグリーンシート積層多層法
に関するものである。第3図を参照にしてより詳細に従
来技術を述べる。
まず、アルミナパウダーと有機物の混合体を所定の厚み
に成形したグリーンシート複数枚に対し、グイアホール
と々る微小孔をそれぞれに異なるパターンで形成しくス
テップ22〜24)、それぞれ異々るパターンの導体層
を印刷・乾燥する(ステップ25〜30)。
に成形したグリーンシート複数枚に対し、グイアホール
と々る微小孔をそれぞれに異なるパターンで形成しくス
テップ22〜24)、それぞれ異々るパターンの導体層
を印刷・乾燥する(ステップ25〜30)。
導体材料には主にW、Moが使用される。ヴイアホール
への導体材料の充填は導体の印刷工程と同時に行なう(
ステップ25〜27)か、もしくは印刷工程の前にヴイ
アホール単独に導体材料を充填する。導体の乾燥後に各
々異なる導体パター6、−2−。
への導体材料の充填は導体の印刷工程と同時に行なう(
ステップ25〜27)か、もしくは印刷工程の前にヴイ
アホール単独に導体材料を充填する。導体の乾燥後に各
々異なる導体パター6、−2−。
ンを形成したグリーンシートを所定枚数積層しくステッ
プ31)、適度々温度下で加圧一体化する(ステップ3
2)。次に、所望の外形寸法に切断しくステップ33)
、約1600℃の還元性雰囲気中で焼成しくステップ3
4)、多層基板となる。
プ31)、適度々温度下で加圧一体化する(ステップ3
2)。次に、所望の外形寸法に切断しくステップ33)
、約1600℃の還元性雰囲気中で焼成しくステップ3
4)、多層基板となる。
焼成された基板は充分洗浄され、以降最上層の厚膜形成
工程(ステップ36)へと進む。
工程(ステップ36)へと進む。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら上記のような従来技術では、焼成温度が高
く還元性雰囲気を使用する為に設備費用が高く、取扱い
も不便であった。また、グリーンシート材料にアルミナ
を使用しており焼成温度が高い為、導体材料にはW、M
o等の高融点金属しか使用出来ず、結果として導体の抵
抗値が高くなるという問題点を有していた。
く還元性雰囲気を使用する為に設備費用が高く、取扱い
も不便であった。また、グリーンシート材料にアルミナ
を使用しており焼成温度が高い為、導体材料にはW、M
o等の高融点金属しか使用出来ず、結果として導体の抵
抗値が高くなるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、導体材料にAu、Ag。
Ag/Pd、Cu等の抵抗値が低い低融点金属を使用し
、焼成温度は低く空気中焼成を可能にして設備費用を小
さくし、取り扱いも容易にする事を目的として、空気中
低温焼成可能な多層基板用誘電体7へ一/゛ 組成物を提供するものである。
、焼成温度は低く空気中焼成を可能にして設備費用を小
さくし、取り扱いも容易にする事を目的として、空気中
低温焼成可能な多層基板用誘電体7へ一/゛ 組成物を提供するものである。
問題点を解決するだめの手段
上記問題点を解決するために本発明の誘電体組成物は、
酸化物に換算して、 Si0 25〜55%、 T iO25〜25%Z
no 1〜8%、Pb01〜8%の組成(重量%)
から彦る基本組成物に、同じく酸化物に換算して、 Al2O3,ZrO2,Caoのうち少なくとも1種1
0〜3oチ Sb2Sb203l、Na2oノうち少なくとも1種1
〜 sq6 の組成(重量係)の添加物を含んでいる。
酸化物に換算して、 Si0 25〜55%、 T iO25〜25%Z
no 1〜8%、Pb01〜8%の組成(重量%)
から彦る基本組成物に、同じく酸化物に換算して、 Al2O3,ZrO2,Caoのうち少なくとも1種1
0〜3oチ Sb2Sb203l、Na2oノうち少なくとも1種1
〜 sq6 の組成(重量係)の添加物を含んでいる。
作 用
本発明の多層基板用誘電体組成物は、約870℃〜98
0℃の低温で焼結可能な材料であり、しかも電子回路形
成用のセラミック基板としての特性を充分発揮する。
0℃の低温で焼結可能な材料であり、しかも電子回路形
成用のセラミック基板としての特性を充分発揮する。
本発明の材料の使用により、低融点金属Au + Ag
。
。
Ag/Pd、Cuの使用が可能となる。Au 、Ag
、Ag/Pdは空気中でも酸化しない為還元性雰囲気は
不必要であり、またAu 、 Ag 、 Cuは抵抗値
がW、Mo よりも低い。従って、空気中低温焼成に
より設備費用も小さく済み、取り扱いも簡便になる。
、Ag/Pdは空気中でも酸化しない為還元性雰囲気は
不必要であり、またAu 、 Ag 、 Cuは抵抗値
がW、Mo よりも低い。従って、空気中低温焼成に
より設備費用も小さく済み、取り扱いも簡便になる。
本発明の組成物における限定理由は次の通りである。
S 102は基板を構成する基本組成物であってガラス
形成の主材料である。S iO2が25係未満では焼結
温度が高くなり、Ag 、Au 、Ag/Pd 、Cu
の低融点金属を内部導体として使用出来なくなる。
形成の主材料である。S iO2が25係未満では焼結
温度が高くなり、Ag 、Au 、Ag/Pd 、Cu
の低融点金属を内部導体として使用出来なくなる。
またS iO2が55%を超えると曲げ強さが小さくな
り過ぎ、基板としての実用性に耐えない。
り過ぎ、基板としての実用性に耐えない。
Pboはガラス形成及び結晶の成分である。pb。
が1%未満ではガラスの溶融中に失透を生成し誘電正接
が劣化する。またPbOが8%を超えると軟化温度、結
晶化温度が高くなり、結果として焼結温度が高くなり過
ぎる0 」 ZnOもまたガラス形成の成分であり、基板として基本
的な組成物である。ZnOが1%未満及びZnOが8係
を超えると充分緻密に焼結せず吸水性9ベーノ を帯びる。
が劣化する。またPbOが8%を超えると軟化温度、結
晶化温度が高くなり、結果として焼結温度が高くなり過
ぎる0 」 ZnOもまたガラス形成の成分であり、基板として基本
的な組成物である。ZnOが1%未満及びZnOが8係
を超えると充分緻密に焼結せず吸水性9ベーノ を帯びる。
T iO2もまた基板構成の基本組成物であり、T i
O2が6%未満では吸水性を帯び曲げ強さも低い。また
T iO2が25%を超えると焼結時にセラミックの変
形が著しくなる。
O2が6%未満では吸水性を帯び曲げ強さも低い。また
T iO2が25%を超えると焼結時にセラミックの変
形が著しくなる。
5b203.MgO、Na2Oは基板の焼結性あるいは
変形性の向上及び熱膨張係数の制御、さらには誘電圧接
を良好にする目的で少なくとも1種、通常は2〜3種の
組合せで添加される。5b203. Mgo 。
変形性の向上及び熱膨張係数の制御、さらには誘電圧接
を良好にする目的で少なくとも1種、通常は2〜3種の
組合せで添加される。5b203. Mgo 。
N a 20のうち少なくとも1種が1俤では焼結が不
充分であり吸水率が大きくなり、また誘電圧接が大きく
なり好ましくナイ。Sb2Sb203l、Na2oノう
ち少なくとも1種が8%を超えると誘電圧接が大きくな
り、かつ基板が変形して好ましく々い。
充分であり吸水率が大きくなり、また誘電圧接が大きく
なり好ましくナイ。Sb2Sb203l、Na2oノう
ち少なくとも1種が8%を超えると誘電圧接が大きくな
り、かつ基板が変形して好ましく々い。
熱膨張係数は基板の用途により種々制御されるが、通常
の厚膜混成集積回路として用いる場合、特に厚膜導体ペ
ースト及び厚膜抵抗ペーストにより回路形成を行なう場
合はアルミナの熱膨張係数6.0〜s、5x1o−6/
℃に一致させるのが好ましく、またICのシリコンチッ
プを直接基板に実装する場合10、X−7 はシリコンの熱膨張係数4X10 7℃に一致させるの
が好ましい。熱膨張係数だけで基板の良否判断は難かし
いが、両者の値と比較して大きく離れた値を持つ基板は
実用に耐えない。
の厚膜混成集積回路として用いる場合、特に厚膜導体ペ
ースト及び厚膜抵抗ペーストにより回路形成を行なう場
合はアルミナの熱膨張係数6.0〜s、5x1o−6/
℃に一致させるのが好ましく、またICのシリコンチッ
プを直接基板に実装する場合10、X−7 はシリコンの熱膨張係数4X10 7℃に一致させるの
が好ましい。熱膨張係数だけで基板の良否判断は難かし
いが、両者の値と比較して大きく離れた値を持つ基板は
実用に耐えない。
Alj 203 、 Z ro2. Ca Oは基板の
フィラーとして使われ主に曲げ強さの向上の為に添加さ
れる。
フィラーとして使われ主に曲げ強さの向上の為に添加さ
れる。
AA203. Z ro2. Ca Oのうち少なくと
も1種が10多未満では曲げ強さが小さ過ぎ実用に耐え
ない。
も1種が10多未満では曲げ強さが小さ過ぎ実用に耐え
ない。
またAIj203. ZrO2,Caoのうち少なくと
も1種が30%を超えると焼結温度が高くなりかつ焼結
が不充分で吸水性を帯びまた曲げ強さも小さくなる。
も1種が30%を超えると焼結温度が高くなりかつ焼結
が不充分で吸水性を帯びまた曲げ強さも小さくなる。
実施例
以下本発明の多層基板用誘電体組成物の実施例について
説明する。まずガラスの調整に当っては、後掲の第1表
に示した組成になるように基本組成物の各原料を秤量し
てバッチを調整し、このバッチを14oO〜1500℃
で1〜3時間加熱して溶融し、例えばロールアウト法等
によりガラス板を成形する。次いでこのガラス板をアル
ミナボールなどで平均粒径0.6〜6μmの粉末とし、
四粒径117、−7 程度の添加物を加える事により本発明の誘電体組成物が
製造される。なおこの際用いられる原料粉末は明確化の
ため酸化物に換算表記したが、鉱物・酸化物・炭酸塩・
水酸化物などの形でも通常の方法により使用されるのは
勿論である。
説明する。まずガラスの調整に当っては、後掲の第1表
に示した組成になるように基本組成物の各原料を秤量し
てバッチを調整し、このバッチを14oO〜1500℃
で1〜3時間加熱して溶融し、例えばロールアウト法等
によりガラス板を成形する。次いでこのガラス板をアル
ミナボールなどで平均粒径0.6〜6μmの粉末とし、
四粒径117、−7 程度の添加物を加える事により本発明の誘電体組成物が
製造される。なおこの際用いられる原料粉末は明確化の
ため酸化物に換算表記したが、鉱物・酸化物・炭酸塩・
水酸化物などの形でも通常の方法により使用されるのは
勿論である。
次に、このようにして得られた誘電体組成物を使用した
グリーンシート積層多層法によるセラミック多層基板の
製造方法の一例を述べる。
グリーンシート積層多層法によるセラミック多層基板の
製造方法の一例を述べる。
まず上記組成物100重量部に対して、ポリビニルブチ
ラール10重量部、ジブチルフタレートを6重量部、グ
リセリルモノオレエート0.4重量部、1−1−1 ト
リクロルエタンを20重量部、イソプロピルアルコール
を39重量部加え、24時間ボールミル混合を行ないス
ラリを造った。このスラリでポリエステルフィルム上に
ドクターブレード法により厚み0.1mmのグリーンシ
ートを製造し、充分なエージングを行ない、ヴイアホー
ルとなる微小孔を機械的な加工により形成した。次いで
このヴイアホールにメタルマスクを用いた印刷法により
導体材料を充填した0使用した導体材料はAuで融点は
1062℃であった。
ラール10重量部、ジブチルフタレートを6重量部、グ
リセリルモノオレエート0.4重量部、1−1−1 ト
リクロルエタンを20重量部、イソプロピルアルコール
を39重量部加え、24時間ボールミル混合を行ないス
ラリを造った。このスラリでポリエステルフィルム上に
ドクターブレード法により厚み0.1mmのグリーンシ
ートを製造し、充分なエージングを行ない、ヴイアホー
ルとなる微小孔を機械的な加工により形成した。次いで
このヴイアホールにメタルマスクを用いた印刷法により
導体材料を充填した0使用した導体材料はAuで融点は
1062℃であった。
次に、同じ導体材料により導体層をグリーンシートに印
刷・乾燥した。ヴイアホールパターン、導体印刷パター
ンが各々異なるグリーンシート複数枚を、80℃の温度
下で200 Kq/caの圧力で密着させ加圧一体化し
た。次に外形切断の後に最大温度870〜1340℃最
大温度保持時間60分にて焼成した。焼成された多層基
板は、純水で超音波洗浄後表裏の最上層厚膜を形成して
電子回路としての機能が発揮される基板として完成した
。
刷・乾燥した。ヴイアホールパターン、導体印刷パター
ンが各々異なるグリーンシート複数枚を、80℃の温度
下で200 Kq/caの圧力で密着させ加圧一体化し
た。次に外形切断の後に最大温度870〜1340℃最
大温度保持時間60分にて焼成した。焼成された多層基
板は、純水で超音波洗浄後表裏の最上層厚膜を形成して
電子回路としての機能が発揮される基板として完成した
。
上記製造法により出来た基板としての特性を誘電体組成
物の組成別に第1表に示す。
物の組成別に第1表に示す。
特性は、上記の電子回路としての機能が発揮される基板
について曲げ強さ、吸水率、誘電正接を測定し、結果を
第1表に示した。また、同表の焼結温度はそれぞれの組
成物について予じめ示差熱分析よりおおよその焼結温度
を推定しておき、吸水率o、o%でありなおかつ曲げ強
さが最大になる l焼結温度を選択した。反り変形
の有無については、基板焼結後、外観形状を目視で観察
して、基板衣13 ヘ−ノ 面の凹凸及び反りうねり、また大きな変形があるものに
関して実用に耐えないとした。
について曲げ強さ、吸水率、誘電正接を測定し、結果を
第1表に示した。また、同表の焼結温度はそれぞれの組
成物について予じめ示差熱分析よりおおよその焼結温度
を推定しておき、吸水率o、o%でありなおかつ曲げ強
さが最大になる l焼結温度を選択した。反り変形
の有無については、基板焼結後、外観形状を目視で観察
して、基板衣13 ヘ−ノ 面の凹凸及び反りうねり、また大きな変形があるものに
関して実用に耐えないとした。
16へ一ン゛
参考として第2表に従来の材料である96%Al2O3
の特性を示す。
の特性を示す。
第 2 表
第1表、第2表、及び以上述べたように、本発明による
組成物は870〜980℃と低温で焼成でき、しかも電
子回路形成用のセラミック基板としての特性を充分発揮
しており、その特性は従来の材料である96%Al2O
3に比較し、より優れている。
組成物は870〜980℃と低温で焼成でき、しかも電
子回路形成用のセラミック基板としての特性を充分発揮
しており、その特性は従来の材料である96%Al2O
3に比較し、より優れている。
発明の効果
以上の説明より明らかなように、本発明の材料を使用す
ることにより低融点金属Au、Ag、Ag/PdCuの
使用が可能となり、Au 、Ag 、Ag/P dは空
気中でも酸化しない為還元性雰囲気は不必要であり、ま
たAu 、Ag 、Cuは抵抗値がW、Mo よりも
小さい。
ることにより低融点金属Au、Ag、Ag/PdCuの
使用が可能となり、Au 、Ag 、Ag/P dは空
気中でも酸化しない為還元性雰囲気は不必要であり、ま
たAu 、Ag 、Cuは抵抗値がW、Mo よりも
小さい。
従って空気中低温焼成により設備費用も小さくて済み、
取り扱いも簡便になる。
取り扱いも簡便になる。
第1図はセラミック焼結体上での印刷多層法による多層
基板の製造プロセスを示すフローチャート、第2図はグ
リーンシート上での印刷多層法による多層基板の製造プ
ロセスを示すフローチャート、第3図はグリーンシート
積層多層法による多層基板の製造プロセスを示すフロー
チャートである。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名
i第1図 第2図 第3図 2ベ−ゾ 手続補正書 昭和61年8月27日
基板の製造プロセスを示すフローチャート、第2図はグ
リーンシート上での印刷多層法による多層基板の製造プ
ロセスを示すフローチャート、第3図はグリーンシート
積層多層法による多層基板の製造プロセスを示すフロー
チャートである。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名
i第1図 第2図 第3図 2ベ−ゾ 手続補正書 昭和61年8月27日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 酸化物に換算して、 SiO_225〜55% TiO_25〜25% ZnO1〜8% PbO1〜8% Al_2O_3、ZrO_2、CaOのうち少なくとも
1種10〜30% Sb_2O_3、MgO、Na_2Oのうち少なくとも
1種1〜8% の組成(重量%)からなる誘電体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15268885A JPS6231904A (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 誘電体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15268885A JPS6231904A (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 誘電体組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6231904A true JPS6231904A (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=15545954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15268885A Pending JPS6231904A (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 誘電体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6231904A (ja) |
-
1985
- 1985-07-11 JP JP15268885A patent/JPS6231904A/ja active Pending
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