JPS61261463A - 加工硬化型非磁性ステンレス鋼 - Google Patents
加工硬化型非磁性ステンレス鋼Info
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- JPS61261463A JPS61261463A JP9946985A JP9946985A JPS61261463A JP S61261463 A JPS61261463 A JP S61261463A JP 9946985 A JP9946985 A JP 9946985A JP 9946985 A JP9946985 A JP 9946985A JP S61261463 A JPS61261463 A JP S61261463A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は磁気特性を利用して機能する各種機器・装置に
使用される部品用で苛酷な加工を施しても非磁性を維持
しうる、強度、耐蝕性に優れた非磁性ステンレス鋼に関
する。
使用される部品用で苛酷な加工を施しても非磁性を維持
しうる、強度、耐蝕性に優れた非磁性ステンレス鋼に関
する。
〈従来技術とその問題点〉
Cr−Ni系オーステナイトステンレス鋼の代表鋼種で
あるSUS 304系鋼は良好な耐食性と機械的特性お
よび焼鈍状態で非磁性のオーステナイト組織を有してい
ることから、磁性鋼として電子、精密機器部品用に使用
されている。
あるSUS 304系鋼は良好な耐食性と機械的特性お
よび焼鈍状態で非磁性のオーステナイト組織を有してい
ることから、磁性鋼として電子、精密機器部品用に使用
されている。
しかしながら、この鋼は、用途によっては、強度が要求
されるために冷間加工を施し加工硬化させる必要がある
。しかし5tJS304鋼はオーステナイト相が準安定
であるため、冷間加工中にマルテンサイトの生成が誘起
されて磁性を帯びるようになり、非磁性鋼としては使用
できなくなる。
されるために冷間加工を施し加工硬化させる必要がある
。しかし5tJS304鋼はオーステナイト相が準安定
であるため、冷間加工中にマルテンサイトの生成が誘起
されて磁性を帯びるようになり、非磁性鋼としては使用
できなくなる。
また高強度用非磁性鋼としては、N含有量の高いS U
3304Nが使用される場合もあるが、この鋼も冷間加
工後の非磁性度は不充分である。
3304Nが使用される場合もあるが、この鋼も冷間加
工後の非磁性度は不充分である。
従って、そのような目的にはオーステナイト相がさらに
安定な5US316系鋼が使用される。
安定な5US316系鋼が使用される。
しかしながら、この鋼も非磁性用に開発されたものでは
なく、高価なNi、Moを多量に含有しているが、MO
は耐食性には優れた効果を発揮するものの1強度あるい
は非磁性に寄与する度合は低く、高価な割に非磁性鋼と
しては不適当な材料である。
なく、高価なNi、Moを多量に含有しているが、MO
は耐食性には優れた効果を発揮するものの1強度あるい
は非磁性に寄与する度合は低く、高価な割に非磁性鋼と
しては不適当な材料である。
このように現在のところ、苛酷な加工を施しても非磁性
を維持し、かつ、強度、耐食性にも優れた安価なCr−
Ni系オーステナイト鋼はい゛まだに得られていない。
を維持し、かつ、強度、耐食性にも優れた安価なCr−
Ni系オーステナイト鋼はい゛まだに得られていない。
〈発明の背景と問題点解決の手段〉
本発明者等は多年Cr−Ni系オーステナイトステンレ
ス鋼の強度、非磁性度に及ぼす合金元素ならびに冷間圧
延の影響について研究し、高度の冷間加工を施しても非
磁性を維持しうる加工硬化型非磁性ステンレス鋼の成分
設計を試みた結果、次のことを発見した。
ス鋼の強度、非磁性度に及ぼす合金元素ならびに冷間圧
延の影響について研究し、高度の冷間加工を施しても非
磁性を維持しうる加工硬化型非磁性ステンレス鋼の成分
設計を試みた結果、次のことを発見した。
第1に、Siは強力なフェライト形成元素である一方、
冷間加工に対するオーステナイト相の安定化に寄与する
と言われていたが、少量のSiの添加は透磁率にほとん
ど影響を与えないが、ある添加量以上で透磁率を上昇さ
せ、冷間加工に対するオーステナイト相の安定度を低下
させること。
冷間加工に対するオーステナイト相の安定化に寄与する
と言われていたが、少量のSiの添加は透磁率にほとん
ど影響を与えないが、ある添加量以上で透磁率を上昇さ
せ、冷間加工に対するオーステナイト相の安定度を低下
させること。
第2に、
1当N= Ni+0.EIMn+9.69(C+N)+
0.18Gr−0.11Si2+0.8No+2.3(
V+Nb+Ti) 峰−一と定義されるNi当量が、賦
与される冷間圧延率に応じである範囲にあれば、非磁性
が維持されること。
0.18Gr−0.11Si2+0.8No+2.3(
V+Nb+Ti) 峰−一と定義されるNi当量が、賦
与される冷間圧延率に応じである範囲にあれば、非磁性
が維持されること。
第3にSiはNおよびCと同様に冷間加工による強度の
増大に著しい効果を発揮すること。
増大に著しい効果を発揮すること。
そこで適量のSiおよびNを添加することによって加工
硬化能を増大させるとともにNi、Mnなどのオーステ
ナイト相安定化元素を有効に利用することによって冷間
加工後においても安定した非磁性を有し、かつ強度、耐
食性に優れた非磁性ステンレス鋼を得ることができる。
硬化能を増大させるとともにNi、Mnなどのオーステ
ナイト相安定化元素を有効に利用することによって冷間
加工後においても安定した非磁性を有し、かつ強度、耐
食性に優れた非磁性ステンレス鋼を得ることができる。
〈発明の構成〉
本発明は、重量%で
C: 0.08%以下
Si: 3.0%以下
Mn: 2.0〜5.0%
Cr: 16〜20%
Ni: 11.5〜13.5%
N: 0.02〜0.25%
を含有し、残部Feおよび不純物からなり、かつNj当
Mk= Ni+Q、6Mn+8.69(C+N)+(1
,18cr−Q、11Si2と定義されるNi当量の値
が19.0〜21.Oの範囲を満足する、冷間加工をう
けても非磁性を維持しうる、強度と耐食性に優れた加工
硬化型非磁性ステンレス鋼を提供する。
Mk= Ni+Q、6Mn+8.69(C+N)+(1
,18cr−Q、11Si2と定義されるNi当量の値
が19.0〜21.Oの範囲を満足する、冷間加工をう
けても非磁性を維持しうる、強度と耐食性に優れた加工
硬化型非磁性ステンレス鋼を提供する。
本発明はまた、重量%で
C: 0.08%以下
Si: 3.0%以下
Mn: 2 、 O〜5 、0%Cr: 1
6〜20% Ni: 11.5〜13.5% N: 0.02〜0.25%M o :
3%以下 V、Nb、Tiの1種以上それぞれ 1.0%以下 を含有し、残部Feおよび不純物からなり、かつNi当
量= Nii、6Mn+’3.69(C+N)+0.
18Cr−0,11Siz十0.8No+2.3(V+
Nb+Ti) 々→5蝙卜壓ぜと定義されるNi当最
の値が19.0〜25.0の範囲を満足する、冷間加工
をうけても非磁性を維持しうる強度、耐食性に優れた加
工硬化型非磁性ステンレス鋼を提供する。
6〜20% Ni: 11.5〜13.5% N: 0.02〜0.25%M o :
3%以下 V、Nb、Tiの1種以上それぞれ 1.0%以下 を含有し、残部Feおよび不純物からなり、かつNi当
量= Nii、6Mn+’3.69(C+N)+0.
18Cr−0,11Siz十0.8No+2.3(V+
Nb+Ti) 々→5蝙卜壓ぜと定義されるNi当最
の値が19.0〜25.0の範囲を満足する、冷間加工
をうけても非磁性を維持しうる強度、耐食性に優れた加
工硬化型非磁性ステンレス鋼を提供する。
本発明の鋼において、CはNと同様に強力なオーステナ
イト相安定化元素であり、かつ強度の向上に有効な元素
であるが、反面Cは耐食性ならびに溶接性を著しく低下
させるので、それらの事情を考慮すると、本発明鋼の場
合、上限は0.08となる。
イト相安定化元素であり、かつ強度の向上に有効な元素
であるが、反面Cは耐食性ならびに溶接性を著しく低下
させるので、それらの事情を考慮すると、本発明鋼の場
合、上限は0.08となる。
Siは本発明鋼の主要な特徴である高強度を達成する有
用な元素であるが、その含有量が増加するにつれて冷間
加工後の透磁率が急激に上昇し非磁性が保てなくなるた
め上限を3%とする。
用な元素であるが、その含有量が増加するにつれて冷間
加工後の透磁率が急激に上昇し非磁性が保てなくなるた
め上限を3%とする。
MnはNi と同様オーステナイト安定化元素であり、
冷間加工による透磁率のと昇を抑制する。
冷間加工による透磁率のと昇を抑制する。
またMnはNの固溶度を高める元素である。これらの性
能を発揮するには2%以上必要であり、また冷間加工後
の非磁性を維持するためにNi含有量とともにMn含有
量を調整する必要があるが約5%を越えて含有させても
それに見合う効果は見られないので上限を5%とする。
能を発揮するには2%以上必要であり、また冷間加工後
の非磁性を維持するためにNi含有量とともにMn含有
量を調整する必要があるが約5%を越えて含有させても
それに見合う効果は見られないので上限を5%とする。
Crはステンレス鋼の基本成分であり、優れた耐食性を
得るためには約16%以上の含有が必要であるが、多量
に含有されると、多量のデルタフェライトが生成し、非
磁性が確保できなくなるため上限を20%とする。
得るためには約16%以上の含有が必要であるが、多量
に含有されると、多量のデルタフェライトが生成し、非
磁性が確保できなくなるため上限を20%とする。
Niはオーステナイト鋼の基本成分であり、オーステナ
イト相の安定化に必須の元素である。冷間加工後の非磁
性を確保するには約11.5%以上必要であるが、多量
のl!iは冷間加工による強度上昇効果を低下させるの
で上限を13.5%とする。
イト相の安定化に必須の元素である。冷間加工後の非磁
性を確保するには約11.5%以上必要であるが、多量
のl!iは冷間加工による強度上昇効果を低下させるの
で上限を13.5%とする。
Nは本発明鋼の主要な特徴である高強度を得るために必
須の元素であるとともにオーステナイト相安定化元素で
ある。これらの性能を発揮させるには約0.02%以上
含有させる必要があるが、約0.25%を超えると、健
全な鋼塊が得られないのでこれを上限とする。
須の元素であるとともにオーステナイト相安定化元素で
ある。これらの性能を発揮させるには約0.02%以上
含有させる必要があるが、約0.25%を超えると、健
全な鋼塊が得られないのでこれを上限とする。
Moは耐食性をさらに向上させるとともに加工硬化能を
高める元素であるが、多量に添加するとデルタフェライ
ト生成量が増加し非磁性が保てなくなるので上限を3%
とする。
高める元素であるが、多量に添加するとデルタフェライ
ト生成量が増加し非磁性が保てなくなるので上限を3%
とする。
V、Nb、Tiはともに加工硬化能を高める元素である
が、多量に添加すると熱間加工性を劣化させるとともに
デルタフェライト生成量が多量になり非磁性が確保でき
なくなるためそれぞれ1%以下とする。
が、多量に添加すると熱間加工性を劣化させるとともに
デルタフェライト生成量が多量になり非磁性が確保でき
なくなるためそれぞれ1%以下とする。
本発明鋼は高強度を得るためには30%ないし80%の
冷間加工率が必要である(80%以上冷間加工を施して
もそれに見合う強度の上昇はほとんど見られず、表面性
状を劣化する)が、80%の加工を施しても非磁性が確
保するためには前記のように定義するNi当量値が19
.0以上必要である。しかしながら、Ni当量値を上げ
るためにNi、Mnの含有量が多くなりすぎると、鋼の
加工硬化能が低下するので、本願第1発明の鋼について
は21.0、第2発明の鋼については25.0に限定さ
れる。
冷間加工率が必要である(80%以上冷間加工を施して
もそれに見合う強度の上昇はほとんど見られず、表面性
状を劣化する)が、80%の加工を施しても非磁性が確
保するためには前記のように定義するNi当量値が19
.0以上必要である。しかしながら、Ni当量値を上げ
るためにNi、Mnの含有量が多くなりすぎると、鋼の
加工硬化能が低下するので、本願第1発明の鋼について
は21.0、第2発明の鋼については25.0に限定さ
れる。
〈発明の具体的記載〉
次に図面を参照し、実施例について本発明の詳細な説明
する。
する。
第1表に示す組成の鋼試料が下記のように溶製され試片
に製作された。
に製作された。
表中、A1−A3鋼は従来鋼で、A1はSOS 304
、 A2はSOS 304L、 A3はSOS 30
4Nテアル。C1は比較鋼でNiを多量に含んでいる。
、 A2はSOS 304L、 A3はSOS 30
4Nテアル。C1は比較鋼でNiを多量に含んでいる。
Bl〜Bitが本発明鋼である。
それぞれの鋼を30kg高周波誘導溶解炉で常法により
溶製し、10層層厚、120■鵬幅に鍛造後、溶体化処
理し、3mmまで冷間圧延し、中間焼鈍した後さらに、
1.5mmまで冷間圧延に、最終焼鈍を施し、120
X 300 ■の試片とした。
溶製し、10層層厚、120■鵬幅に鍛造後、溶体化処
理し、3mmまで冷間圧延し、中間焼鈍した後さらに、
1.5mmまで冷間圧延に、最終焼鈍を施し、120
X 300 ■の試片とした。
これらの試片に目標の冷間圧延を施した後ビッカース硬
さを20kgの荷重で測定し、透磁率を島津磁気天秤M
B−3型を用いてL(100Qeの磁場のもとで測定し
た。
さを20kgの荷重で測定し、透磁率を島津磁気天秤M
B−3型を用いてL(100Qeの磁場のもとで測定し
た。
を示す。
第2図は本発明の$1発明の組成範囲内の種々の鋼を冷
間圧延したときの、磁性とNi当量と圧延率の関係を示
す、この図からNi当量を19以上にしておけば80%
冷間加工しても非磁性が保たれることが分る。
間圧延したときの、磁性とNi当量と圧延率の関係を示
す、この図からNi当量を19以上にしておけば80%
冷間加工しても非磁性が保たれることが分る。
第2発明の鋼についても同様の関係がある。
第2表は第1表の各鋼の冷間圧延後の硬さと透磁率の変
化を示す。
化を示す。
第2表から知られるように、Al鋼、A2鋼およびA3
鋼は冷間圧延により透磁率が急激に上昇し、非磁性鋼と
して使用できない、またC1鋼はNi含有量が高く、オ
ーステナイト相が比較的安定であるが、高度の冷間加工
を施すと、透磁率が増大し非磁性鋼とはいえない、また
強化元素であるSiおよびN含有量が低いため冷間加工
による強度の上昇も低い。
鋼は冷間圧延により透磁率が急激に上昇し、非磁性鋼と
して使用できない、またC1鋼はNi含有量が高く、オ
ーステナイト相が比較的安定であるが、高度の冷間加工
を施すと、透磁率が増大し非磁性鋼とはいえない、また
強化元素であるSiおよびN含有量が低いため冷間加工
による強度の上昇も低い。
これらに対し、本発明鋼である81〜B4はN含有量が
高く、またB5鋼はSiとNの含有量がともに高く、か
つNi当量値が19.0〜21.0となるように組成調
整されており、80%の冷間圧延を施しても透磁率が1
.01以下と安定している。また冷間圧延を施すことに
より強度が著しく増大し、特に高Si含有鋼では80%
冷間加工により硬さがHマ400以上となる。8B−B
11鋼はさらにMo、V、およびTiを適量含有してい
るものでNi当量値が19.0〜25.0の範囲になる
ように組成調整されており、冷間圧延後の非磁性が確保
されているのみならず、冷間圧延後の強度は、これらの
元素を添加されない鋼に比べてさらに上昇している。
高く、またB5鋼はSiとNの含有量がともに高く、か
つNi当量値が19.0〜21.0となるように組成調
整されており、80%の冷間圧延を施しても透磁率が1
.01以下と安定している。また冷間圧延を施すことに
より強度が著しく増大し、特に高Si含有鋼では80%
冷間加工により硬さがHマ400以上となる。8B−B
11鋼はさらにMo、V、およびTiを適量含有してい
るものでNi当量値が19.0〜25.0の範囲になる
ように組成調整されており、冷間圧延後の非磁性が確保
されているのみならず、冷間圧延後の強度は、これらの
元素を添加されない鋼に比べてさらに上昇している。
〈発明の効果〉
本発明鋼は強度、耐食性に優れた非磁性ステンレス鋼を
得ることに成功したものであり、電気および電子機器部
品、装置用の材料として極めて高い実用性を有する。
得ることに成功したものであり、電気および電子機器部
品、装置用の材料として極めて高い実用性を有する。
第1図は本発明の18Cr−12,51−51−5i−
30,08G−0,15N鋼の80%冷間圧延後の透磁
率の透磁率に及ぼすSiの影響を示す線図である。 第
2図は非磁性を維持するのに必要な最少限のNi当量値
と冷間圧延率との関係を示す線図である。
30,08G−0,15N鋼の80%冷間圧延後の透磁
率の透磁率に及ぼすSiの影響を示す線図である。 第
2図は非磁性を維持するのに必要な最少限のNi当量値
と冷間圧延率との関係を示す線図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、重量%で C:0.08%以下 Si:3.0%以下 Mn:2.0〜5.0% Cr:16〜20% Ni:11.5〜13.5% N:0.02〜0.25% を含有し、残部Feおよび不純物からなり、かつNi当
量=Ni+0.6Mn+9.69(C+N)+0.18
Cr−0.11Si^2と定義されるNi当量の値が1
9.0〜21.0の範囲を満足する、冷間加工をうけて
も非磁性を維持しうる強度、耐食性に優れた加工硬化型
非磁性ステンレス鋼。 2、重量%で C:0.08%以下 Si:3.0%以下 Mn:2.0〜5.0% Cr:16〜20% Ni:11.5〜13.5% N:0.02〜0.25% Mo:3%以下 V、Nb、Tiの1種または2種以上それぞれ1.0%
以下 を含有し、残部Feおよび不純物からなり、かつNi当
量=Ni+0.6Mn+9.69(C+N)+0.18
Cr−0.11Si^2+0.6Mo+2.3(V+N
b+Ti) と定義されるNi当量の値が19.0〜25.0の範囲
を満足する、冷間加工をうけても非磁性を維持しうる強
度、耐食性に優れた加工硬化型非磁性ステンレス鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60099469A JPH0641624B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 加工硬化型非磁性ステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60099469A JPH0641624B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 加工硬化型非磁性ステンレス鋼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61261463A true JPS61261463A (ja) | 1986-11-19 |
JPH0641624B2 JPH0641624B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=14248169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60099469A Expired - Lifetime JPH0641624B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 加工硬化型非磁性ステンレス鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641624B2 (ja) |
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- 1985-05-13 JP JP60099469A patent/JPH0641624B2/ja not_active Expired - Lifetime
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