JPS6125932B2 - - Google Patents

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JPS6125932B2
JPS6125932B2 JP5014378A JP5014378A JPS6125932B2 JP S6125932 B2 JPS6125932 B2 JP S6125932B2 JP 5014378 A JP5014378 A JP 5014378A JP 5014378 A JP5014378 A JP 5014378A JP S6125932 B2 JPS6125932 B2 JP S6125932B2
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JP
Japan
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diallyl
dicrotyl
dimethallyl
group
allyl
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Expired
Application number
JP5014378A
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English (en)
Other versions
JPS54142446A (en
Inventor
Shoji Kawase
Kyoshi Sugie
Hideharu Sasaki
Gen Kurisu
Akihiro Horiie
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP5014378A priority Critical patent/JPS54142446A/ja
Publication of JPS54142446A publication Critical patent/JPS54142446A/ja
Publication of JPS6125932B2 publication Critical patent/JPS6125932B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリエステル系弾性重合体から得られ
る無音性動力伝達用継手に関する。更に詳しく
は、特定の表面硬度を有するブロツクコポリエス
テルから主としてなる弾性重合体を素材として得
られた実質的に音の発生しない動力伝達用継手に
関する。 従来、動力伝達用継手の素材としては金属、合
成樹脂、ゴム類等が広く用いられている。 しかしながら、金属製動力伝達用継手は素材と
しては安価であるが使用時、いわゆる金属音が発
生したり、装置に組込まれた場合には装置自体の
重量が重くなり、使用時または移動させたい時な
どは著しい障害となる。また合成樹脂素材とし
て、ポリアセタール、ナイロン樹脂等が最も多く
用いられているが、これから作られた継手は駆動
させるとその回転数によつて不快音が発生し、使
用者に著しい不快感を与える。これらの不快音の
発生を防止するためにゴム類の成型品が良く用い
られる。しかしながら、ゴム類は、原料素材その
もの自体は柔軟で弾性に富んでいるのでこのまま
では使用することが困難である。従つて、種々の
化合物を配合する改良法が採られており、その配
合物の添加量を変えることによつて用途に応じた
硬度の成型品を得ている。ゴム類は、かかる方法
によつて改良しなければ動力伝達用継手にかゝる
負荷によつて継手が変形してしまうのである。例
えば高速回転装置や高負荷装置に組込まれる継手
は当然のことながら高硬度ゴムの成型品でなけれ
ばならない。このため上記のように配合物の添加
量を増加した素材を原料に用いるのであるが、こ
のようにして調製された素材から得られる成型品
は強度が低下してもろくなり、耐摩耗性も著しく
低下して使用に耐えないのが実情である。このた
め止むを得ずシヨアー硬度23程度の配合ゴム素材
を用いて、成型品の使用時の変形を防止するため
に鉄、真鍮あるいはアルミ板を補強材として挿入
する手段がとられている。 しかしながら、補強材の使用は成型加工工程の
繁雑さやゴムと補強材との剥離、更にはコスト・
アツプをもたらし好ましくない。 これらの不都合を改良するために、他の軟質の
樹脂を用いることが検討され、動力伝達継手の素
材としてある特定の範囲の表面硬度を有する熱可
塑性のポリエステルブロツク共重合体を用いるこ
とが提案された。 しかしながら、この素材を用いた動力伝達継手
は、更に弾性回復性、耐薬品性等を改良する必要
がある。 本発明者は、かかる点を改良した動力伝達継手
を開発すべく鋭意検討の結果、ポリエステルブロ
ツク共重合体の特徴を損うことなく、且つその欠
点を改良するのに該ブロツク共重合体に特定割合
の架橋構造を導入することが極めて有効であるこ
とを知見し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は弾性重合体から主としてな
る音の発生が非常に少ない動力伝達用継手におい
て、該弾性重合体が平均分子量300〜5000で炭素
数対酸素数の比が2.0〜4.5のポリオキシアルキレ
ングリコールをソフトセグメントとし、芳香族ポ
リエステルをハードセグメントとし、該ソフトセ
グメントの割合がブロツクコポリエステルの20〜
80重量%を占め、表面硬度(シヨアーDスケー
ル)が30〜70であるブロツクコポリエステルから
主としてなり、且つオルソクロロフエノールに不
溶な部分が20重量%以上となる様に架橋してお
り、この架橋が脂肪族系不飽和基を有する化合物
をポリマー100g当り脂肪族系不飽和基として
0.001〜0.5当量となる割合でブロツクコポリエス
テルに混合したのちの架橋処理によつて形成され
ていることを特徴とする動力伝達用継手に関す
る。 本発明において用いられる弾性重合体は、ブロ
ツクコポリエステルから主としてなる。該ブロツ
クコポリエステルを構成するソフトセグメントと
してのポリオキシアルキレングリコールとして
は、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシ
プロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレ
ングリコール、ポリ(オキシエチレン−オキシプ
ロピレン)ブロツク(又はランダム)コポリエー
テルグリコール、ポリ(オキシエチレン−オキシ
テトラメチレン)ブロツク(又はランダム)コポ
リエーテルグリコール、等を例示することができ
る。これらの炭素数対酸素数の比は2.0〜4.5であ
る。またこれらの平均分子量は、約300〜5000で
ある。更にこれらの使用は1種又は2種以上であ
つてよい。 ブロツクコポリエステルのハードセグメントを
構成する芳香族ポリエステルとしては実質的にテ
レフタル酸及び/又は2・6−ナフタレンジカル
ボン酸を主たる酸成分とし、炭素数2〜10のグリ
コールを主たるグリコール成分とするポリエステ
ルを主たる対象とするが、他の第三成分、例えば
イソフタル酸、ジフエニルジカルボン酸、ジフエ
ニルスルホンジカルボン酸、ジフエニルエーテル
ジカルボン酸、ジフエノキシエタンジカルボン
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デ
カンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、シク
ロヘキサン−1・4−ジカルボン酸、ε−ヒドロ
キシカプロン酸、4−β−ヒドロキシエトキシシ
クロヘキサンカルボン酸、β−ヒドロキシエトキ
シ安息香酸、ジエチレングリコール、ビスβ−ヒ
ドロキシエトキシフエニルスルホン、2・2−ビ
スβ−ヒドロキシエトキシフエニルプロパン、
1・1−シクロヘキサンジメチロールに用いられ
る成分及びこれらの機能的誘導体を共重合しても
よい。その場合、第三成分は一種以上であつてよ
いが、全構成成分の約30モル%以下である事が好
ましい。又、トリメシン酸、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール及びこれらの機能的
誘導体の如き、多官能化合物及び/又はメトキシ
ポリオキシエチレングリコール、o−ベンゾイル
安息香酸及びこれらの機能的誘導体の如き単官能
化合物の一種以上をポリマーが実質的に線状であ
る程度に共重合せしめたものであつてもよい。 本発明におけるブロツクコポリエステルは、上
述の芳香族ポリエステルとポリオキシアルキレン
グリコールとより実質的になるブロツクコポリエ
ステルであるが、ポリオキシアルキレングリコー
ルのソフトセグメントは20〜80重量%を占める。 本発明に用いられるブロツクコポリエステルは
上記の如く種々のジカルボン酸およびジオールを
用いることが出来るが、射出成型あるいは圧縮成
型によつて継手を製造するのに特に好ましい組成
は、ハードセグメントの芳香族ポリエステルにお
いてはポリテトラメチレンテレフタレート、ポリ
トリメチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレ
ンテレフタレート等であり、またソフトセグメン
トのポリオキシアルキレングリコールにおいては
ポリテトラメチレングリコールである。ソフトセ
グメントの特に好ましい範囲を限定することは用
途によつて異なるので困難であるが、負荷のかか
る継手に対しては25〜40重量%が好ましく、負荷
の少ない継手に対して40〜70重量%が好ましい。
何れにしても用途は多岐にわたるので、その用途
に応じて適切な組成を選ぶことが重要であるが、
一般的には30〜65重量%のものが好ましく用いら
れる。そしてこの範囲のものは無音性及び機械的
性質が良好であり、成形サイクルも良好である。 本発明に用いられるブロツクコポリエステルの
製造法は、例えばポリエステルエーテルブロツク
共重合体の場合にはテレフタル酸のジメチルエス
テルと低分子ジオール、殊にテトラメチレングリ
コール及びポリテトラメチレングリコールとを適
当なエステル交換触媒例えば有機チタネートの少
割合の存在下に反応させ、次いで得られた予備重
合体を減圧下に過剰の低分子ジオールを減圧下に
留去させる事により製造され得る。 かくして、ブロツクコポリエステルが得られる
が、これらの反応は、連続式でも回分式でも実施
可能である。例えばエステル−エステルブロツク
コポリエステルは予め溶融混合ブロツク化したも
のを燐化合物と共にエクストルダーに通し、チタ
ン系触媒を失活させる方法とか、ブロツク化反応
を回分式に行う反応槽に直接燐化合物を送り込ん
で、失活乃至抑制したのち取り出す方法などであ
る。 この様にして製造されたブロツクコポリエステ
ルはオルソクロロフエノールを溶媒として1.2
g/100mlの濃度、35℃において測定した還元粘
度(ηsp/c)で通常0.7以上、好ましくは1.0以上
のものである。 本発明に用いられるブロツクコポリエステル
は、上記の如き組成であり、且つシヨアーDスケ
ールで測定した表面硬度が30〜70好ましくは40〜
60のものである。硬度が70上有するものは本発明
の目的とする無音性が劣り、硬度が30以下のもの
は無音性は有するが使用時変形したり耐久性が著
しく劣るようになるので好ましくない。 本発明は、先ずかゝるブロツクコポリエステル
を成型して動力伝達継手を作成するのであるが、
この成型法は如何なる成型方法をとつてもよい
が、射出成型あるいは圧縮成型によつて成型する
方法が有利である。得られる継手はオルソクロロ
フエノールに不溶な部分が20重量%以上となる様
に架橋させる事によつて更にすぐれた物性を有す
る様になる。架橋する方法は継手の形成を保持し
たまま実施する必要があるが、これは例えば放射
線(例えば中性子線、X線、γ線等)、電子線、
広義の光エネルギー線(例えば紫外線、マイクロ
波等)等の活性エネルギー線を照射することによ
つて達成することができる。殊に、架橋化の速度
や密度を高めるために、上述の架橋処理に感能
し、且つブロツクコポリエステルの架橋を促進す
る基を、該ブロツクコポリエステルに含有せしめ
ておくことは、より生産性を高めかつ効果的に達
成されるので好ましい。 かかる架橋処理に感能し、且つブロツクコポリ
エステルの架橋を促進する基をブロツクコポリエ
ステルに含有せしめるには、該基を有する化合物
をブレンドする方法が好ましく用いられる。 前記の基としては、ブロツクコポリエステルの
溶融条件下において実質的に安定な脂肪族系不飽
和基が好ましい。ここでブロツクコポリエステル
の溶融条件下において実質的に安定であるとはブ
ロツクコポリエステルの溶融する温度、例えばブ
ロツクコポリエステルの(融点+20℃)で不活性
ガス雰囲気中例えば15分間保持した場合、脂肪族
系不飽和基同志或いは該不飽和基とブロツクコポ
リエステルとの反応等が起らず、該脂肪族系不飽
和基が安定に存在することを意味する。かかる不
飽和基としては非共役の脂肪族系不飽和基が好ま
しく、特に下記式(i) で表わされる二重結合に対しα位の炭素に水素原
子を少くとも1個有する非共役系の基、例えばア
リル基、置換アリル基が好ましい。 上記一般式(i)で表わされる基において、結合手
(a)、(b)、(c)及び(d)は水素原子又は有機基と結合し
ており、結合手(e)は有機基と結合している。(a)、
(b)、(c)、(d)及び(e)の結合手と結合している有機基
は独立してもよく、また互いに結合して環構造を
形成しても良い。環構造を形成する場合、式(i)中
の二重結合は環構造の一部を構成することも可能
である。その際この環構造は脂環、複素環等の環
構造でありうるが、芳香核を形成することはな
い。 上記一般式(i)で表わされる基の更に好ましい構
造は下記一般式(ii)で表わされる。 〔但し式中、R1、R2及びR3は、同一もしくは異つ
て、それぞれ水素原子及び有機基よりなる群から
選ばれたメンバーを示す。〕 前記一般式(ii)中、R1、R2及びR3について、有
機基の好ましい例としては、C1〜C6のアルキ
ル、一層好ましくはC1〜C3のアルキルを挙げる
ことができる。式(ii)で表わされる基、すなわちア
リル若しくは置換アリル中好ましいものは、アリ
ル、メタアリル及びクロチル基であり、特に好ま
しいものはアリル基である。 かかる脂肪族系不飽和基をブロツクコポリエス
テル中に含有せしめることは該脂肪族系不飽和基
を有する化合物(A)をブロツクコポリエステルに混
合せしめることによつてできる。該化合物(A)をブ
ロツクコポリエステルに配合する場合には、該化
合物(A)中の脂肪族系不飽和基がブロツクコポリエ
ステルとの溶融混練下で安定であることは勿論の
こと、該化合物(A)自身も安定であることが好まし
く、従つて化合物(A)を溶融ブレンドする場合、得
られる組成物がオルソクロロフエノールに35℃で
溶解しない不溶解物を実質的に生じることなく、
且つまたコポリエステルの〔η〕が著しく低下し
ないことが必要である。よつて、反応性の高いエ
ステル形成性官能基(例えば反応性の高いエステ
ル、反応性の高いヒドロキシル基、反応性の高い
カルボキシル基等)が含まれる化合物、更にはポ
リエステルの溶融温度で分解したり、ガス化した
りする化合物はブレンド用化合物として好ましく
ない。 上記一般式(i)で示される基を含有する化合物(A)
の具体例を以下にあげる。 ブロツクコポリエステルとブレンド可能な脂肪
族系不飽和基を有する化合物としては、前記一般
式(i)で表わされる基を2個以上有しているもの
が、後述する架橋処理において、より強固な架橋
構造が成形体中に得られるので好ましい。この様
な化合物としては下記の如き化合物が例示され
る。 () アミド結合及び/又はイミド結合を有する
化合物; (1) 下記式(iv)で表わされる化合物、 Q1{X(Q′1A)n″}o″ ………(iv) 但し式(iv)中において、 Aは:前記式(i)で表わされる構造を有する1価
の基;好ましくは前記式(ii)で表わされるア
リル基又は置換アリル基; Xは:−CONR11−(ここでR11は水素原子もし
くはC1〜C6のアルキル基)、
【式】
【式】 (ここで、R11は上記の通りで、二つのR11
は同一でも異つていてもよい。)及び−O
−よりなる群から選ばれたメンバー。 Q1は:C2〜C20の1〜4価の脂肪族基、C4
C12の1〜4価の脂環族基、
【式】 (ここでR12は水素原子、C6〜C12のアリー
ル基、C1〜C6のアルキル基、C1〜C6のア
ルキルオキシ基、ニトロ基もしくはハロゲ
ン原子)からなる1〜4価の基、
【式】 (ここでR12は上記の通り)からなる1〜4
価の基及び
【式】 〔ここでYは−O−、−CO−、−SO2−、−
NR11−(但しR11は上記と同じ)、−O
(CH2CH2l′O−(但しl′は1〜3の整数)、
C2〜C12のアルキレンよりなる群から選ば
れたメンバー〕からなる1〜4価の基より
なる群から選ばれた基、上記においてXが
−O−の場合にはQ1は上記脂肪族基もし
くは脂環族基であることが好ましい; 上記脂肪族基としてC2〜C20のアルキレ
ン基、前記一般式(i)で表わされる構造を有
する2〜4価のオレフイン残基
【式】 等が好ましく、また脂環族基としては
【式】 からなる1〜4価の基、
【式】 からなる1〜4価の基、
【式】 からなる2〜4価の基等が好ましく例示で
きる。 Q′1は:直接結合又は前記Q1中の2価以上の基
であり、好ましくは直接結合又はC1〜5
アルキレン基である。 m″及びn″は:それぞれ1〜4の整数で、m″×
n″≧2であることが好ましい。 このような式(iv)化合物の例としては、下記の
如き化合物を例示することができる。 N・N′−ジアリル(又はジメタアリル又は
ジクロチル)アジポアミド、N・N′−ジアリ
ル(又はジメタアリル又はジクロチル)セベカ
アミド、N・N′−ジアリル(又はジメタアリ
ル又はジクロチル)デカンジカルボキシアミ
ド、N・N′−ジアリル(又はジメタアリル又
はジクロチル)テレフタラミド、N・N′−ジ
アリル(又はジメタアリル又はジクロチル)イ
ソフタラミド、N・N′−ジアリル(又はジメ
タアリル又はジクロチル)ナフタレンジカルボ
キシアミド、N・N′−ジアリル(又はジメタ
アリル又はジクロチル)ヘキサヒドロテレフタ
ラミド、N・N′−ジアリル(又はジメタアリ
ル又はジクロチル)ジフエノキシエタンジカル
ボキシアミド、N・N′・N″−トリアリル(又
はトリメタアリル又はトリクロチル)トリメシ
ン酸アミド、N・N・N′・N′−テトラアリル
(又はテトラメタアリル又はテトラクロチル)
アジポアミド、N・N・N′・N′−テトラアリ
ル(又はテトラメタアリル又はテトラクロチ
ル)セバカアミド、N・N・N′・N′−テトラ
アリル(又はテトラメタアリル又はテトラクロ
チル)デカンジカルボキシアミド、N・N・
N′・N′−テトラアリル(又はテトラメタアリ
ル又はテトラクロチル)テレフタラミド、N・
N・N′・N′−テトラアリル(又はテトラメタ
アリル又はテトラクロチル)イソフタラミド、
N・N・N′・N′−テトラアリル(又はテトラ
メタアリル又はテトラクロチル)ナフタレンジ
カルボキシアミド、N・N−ジアリル(又はジ
メタアリル又はジクロチル)ベンズアミド、
N・N・N′・N′−テトラアリル(又はテトラ
メタアリル又はテトラクロル)ヘキサヒドロテ
レフタラミド、N・N・N′・N′−テトラアリ
ル(又はテトラメタアリル又はテトラクロチ
ル)ジフエノキシエタンジカルボキシアミド、
N・N・N′・N′・N″・N″−ヘキサアリル(又
はヘキサメタアリル又はヘキサクロチル)トリ
メシン酸アミド、N・N・N′・N′・N″・N″−
ヘキサアリル(又はヘキサメタアリル又はヘキ
サクロチル)トリメリツト酸アミド、N・N・
N′・N′・N″・N″・N・N−オクタアリル
(又はオクタメタアリル又はオクタクロチル)
ピロメリツト酸アミド、N・N′−ジアリル
(又はジメタアリル又はジクロチル)ピロメリ
ツトイミド、N・N′−ジアリル(又はジメタ
アリル又はジクロチル)ベンゾフエノン−3・
4・3′・4′−テトラカルボン酸ビスイミド、
N・N′−ジアリル(又はジメタアリル又はジ
クロチル)ブタン1・2・3・4−テトラカル
ボン酸ビスイミド、N・N′−ジアリル(又は
ジメタアリル又はジクロチル)ジクロペンタン
−1・2・3・4−テトラカルボン酸ビスイミ
ド、エチレンビス〔N−アリル(又はN−メタ
アリル又はN−クロチル〕トリメリツト酸イミ
ド〕アミド、テトラメチレンビス〔N−アリル
(又はN−メタアリル又はN−クロチル〕トリ
メリツト酸イミド〕アミド、ヘキサメチレンビ
ス〔N−アリル(又はN−メタアリル又はN−
クロチル〕トリメリツト酸イミド〕アミド、デ
カメチレンビス〔N−アリル(又はN−メタア
リル又はN−クロチル〕トリメリツト酸イミ
ド〕アミド、ドデカメチレンビス〔N−アリル
(又はN−メタアリル又はN−クロチル〕トリ
メリツト酸イミド〕アミド、
【式】 (但しA:アリル又はメタアリル又はクロチ
ル)、N・N′−ジアリル(又はジメタアリル又
はジクロチル)トリメリツト酸アミドイミ
ド、・N・N・N′−トリアリル(又はトリメタ
クリル又はトリクロチル)トリメリツト酸アミ
ドイミド、エチレン(又はトリメチレン又はテ
トラメチレン又はヘキサメチレン又はデカメチ
レン)ビス(2−プロピレンカルボキシアミ
ド)、エチレン(又はトリメチレン又はテトラ
メチレン又はヘキサメチレン又はテカメチレ
ン)ビス〔2−(又は3−)ブテンカルボキシ
アミド〕、エチレン(又はトリメチレン又はテ
トラメチレン又はヘキサメチレン又はデカメチ
レン)ビス〔2−(又は3−又は4−)ペンテ
ンカルボキシアミド〕、エチレン(又はトリメ
チレン又はテトラメチレン又はヘキサメチレン
又はデカメチレン)ビス〔2−(又は3−又は
4−又は5−)ヘキセンカルボキシアミド〕、
N−アリル(又はクロチル又はメタアリル)2
−プロピレンカルボキシアミド、N−アリル
(又はクロチル又はメタアリル)2−(又は3
−)ブテンカルボキシアミミド、N−アリル
(又はクロチル又はメタアリル)2−(又は3−
又は4−)プロペンカルボキシアミド、N−ア
リル(又はクロチル又はメタアリル)2−(又
は3−又は4−又は5−)ヘキセンカルボキシ
アミド、N・N−ジアリル(又はジクロチル又
はジメタアリル)2−プロピレンカルボキシア
ミド、N・N−ジアリル(又はジクロチル又は
ジメタアリル)2−(又は3−)ブテンカルボ
キシアミド、N・N−ジアリル(又はジクロチ
ル又はジメタアリル)2−(又は3−又は4
−)プロペンカルボキシアミド、N・N−ジア
リル(又はジクロチル又はジメタアリル)2−
(又は3−又は4−又は5−)ヘキセンカルボ
キシアミド、N・N′−ジアリル(又はジクロ
チル又はジメタアリル)3−(又は2)ヘキセ
ン1・6−ジカルボキシアミド、N・N′−ジ
アリル(又はジクロチル又はジメタアリル)2
−ブテン1・4−ジカルボキシアミド、N・
N・N′・N′−テトラアリル(又はテトラクロ
チル又はテトラメタリル)3−(又は2)ヘキ
セン1・6−ジカルボキシアミド、N・N・
N′・N′−テトラアリル(又はテトラクロチル
又はテトラメタリル)2−ブテン1・4−ジカ
ルボキシアミド、エチレン(又はトリメチレン
又はテトラメチレン又はヘキサメチレン又はデ
カメチレン)ビス2−(又は3−)シクロヘキ
センカルボキシアミド、エチレン(又はトリメ
チレン又はテトラメチレン又はヘキサメチレン
又はデカメチレン)ビス3−(又は4−)シク
ロヘキセン1・2−ジカルボキシイミド、エチ
レン(又はトリメチレン又はテトラメチレン又
はヘキサメチレン又はデカメチレン)ビス2−
(又は3−)シクロヘキセン1・1−ジカルボ
キシイミド、エチレン(又はトリメチレン又は
テトラメチレン又はヘキサメチレン又はデカメ
チレン)ビス2−シクロヘキセン1・4−ジカ
ルボキシイミド、N−アリル(又はクロチル又
はメタアリル)2−(又は3−)シクロヘキセ
ンカルボキシアミド、N−アリル(又はクロチ
ル又はメタアリル)3−(又は4−)シクロヘ
キセン1・2−ジカルボキシイミド、N−アリ
ル(又はクロチル又はメタアリル)2−(又は
3−)シクロヘキセン1・1−ジカルボキシイ
ミド、N−アリル(又はクロチル又はメタアリ
ル)2−シクロヘキセン1・4−ジカルボキシ
イミド、N−アリル(又はクロチル又はメタア
リル)ビシクロ〔2・2・1〕−5−ヘプテン
2・3−ジカルボキシイミド、N・N−ジアリ
ル(又はジクロチル又はジメタアリル)2−
(又は3−)シクロヘキセンカルボキシアミ
ド、N・N・N′・N′−テトラアリル(又はテ
トラクロチル又はテトラメタアリル)3−(又
は4−)シクロヘキセン1・2−ジカルボキシ
アミド、N・N・N′・N′−テトラアリル(又
はテトラクロチル又はテトラメタアリル)2−
(又は3−)シクロヘキセン1・1−ジカルボ
キシアミド、N・N・N′・N′−テトラアリル
(又はテトラクロチル又はテトラメタアリル)
2−シクロヘキセン1・4−ジカルボキシアミ
ド、N・N・N′・N′−テトラアリル(又はテ
トラクロチル又はテトラメタアリル)ビシクロ
〔2・2・1〕−5−ヘプテン2・3−ジカルボ
キシイミド、N・N′−ジアリル(又はジクロ
チル又はジメタアリル)2−シクロヘキセン
1・4−ジカルボキシアミド。 () シアヌル酸又はイソシアヌル酸の誘導体;
下記式(v)又は(vi)で表わされる化合物 但し式(v)、(vi)中において複数個のA′は同一
でも異つていてもよく、且つ少くとも2ケは前
記基Aであつて、残りは基Aもしくは前記Q1
中の一価の基である。Q2は前記Q1中の2〜4
価の基である。Q′2は前記Q1中の2価の基であ
る。そしてrは0又は1、好ましくは1、pは
0〜10の整数、qは1〜3の整数である。 この様な式(v)、(vi)で表される化合物の例とし
ては、下記の如き化合物を例示することができ
る。トリアリル(又はトリクロチル又はトリメ
タアリル)イソシアヌレート、ジアリ(又はジ
クロチル又はジメタアリル)メチルイソシアヌ
レート、ジアリル(又はジクロチル又はジメタ
アリル)エチルイソシアヌレート、ジアリル
(又はジクロチル又はジメタアリル)デシルイ
ソシアヌレート、ジアリル(又はジクロル又は
メタアクリル)ドデシルイソシアヌレート、ジ
アリル(又はジクロチル又はジメタアリル)ミ
リスチルイソシアヌレート、ジアリル(又はジ
クロチル又はジメタアリル)セチルイソシアヌ
レート、ジアリル(又はジクロチル又はジメタ
アリル)ステアリルイソシアヌレート、エチレ
ンビス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタ
アリル)イソシアヌレート〕、テトラメチレン
ビス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタア
リル)イソシアヌレート〕、ヘキサメチレンビ
ス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタアリ
ル)イソシアヌレート〕、デカメチレンビス
〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタアリ
ル)イソシアヌレート〕、オキシジエチレンビ
ス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタアリ
ル)イソシアヌレート〕、ジオキシトリエチレ
ンビス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタ
アリル)イソシアヌレート〕、末端がジアリル
イソシアヌレート残基であるポリエチレンアリ
ル(又はメタアリル又はクロチル)イソシアヌ
レート、末端がジアリルイソシアヌレート残基
であるポリテトラメチレンアリル(又はメタア
リル又はクロチル)イソシアヌレート、末端が
ジアリルイソシアヌレート残基であるポリヘキ
サメチレンアリル(又はメタアリル又はクロチ
ル)イソシアヌレート、末端がジアリルイソシ
アヌレート残基であるポリデカメチレンアリル
(又はメタアリル又はクロチル)イソシアヌレ
ート、トリアリル(又はトリメタアリル又はト
リクロチル)シアヌレート、ジアリル(又はジ
メタアリル又はジクロチル)メチルシアヌレー
ト、ジアリル(又はジメタアリル又はジクロチ
ル)エチルシアヌレート、ジアリル(又はジメ
タアリル又はジクロチル)デシルアヌレート、
ジアリ(又はジメタアリル又はジクロチル)ド
デシルシアヌレート、ジアリル(又はジメタア
リル又はジクロチル)ミリスチルシアヌレー
ト、ジアリル(又はジメタアリル又はジクロチ
ル)セチルシアヌレート、ジアリル(又はジメ
タアリル又はジクロチル)ステアリルシアヌレ
ート、テトラメチレンビス〔ジアリル(又はジ
メタアリル又はジクロチル)シアヌレート〕、
ヘキサメチレンビス〔ジアリル(又はジメタア
リル又はジクロチル)シアヌレート〕、デカメ
チレンビス〔ジアリル(又はジメタアリル又は
ジクロチル)シアヌレート〕、オキシジエチレ
ンビス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタ
アリル)シアヌレート〕、ジオキシトリエチレ
ンビス〔ジアリル(又はジクロチル又はジメタ
アリル)シアヌレート〕、末端がジアリルシア
ヌレート残基であるポリテトラメチレンアリル
(又はメタアリル又はクロチル)シアヌレー
ト、末端がジアリルシアヌレート残基であるポ
リヘキサメチレンアリル(又はメタアリル又は
クロチル)シアヌレート、末端がジアリルシア
ヌレート残基であるポリデカメチレンアリル
(又はメタアリル又はクロチル)シアヌレー
ト。 これらの化合物は、例えばZh、Organ、
Khim.、(10)、p1742〜3(1965)(Russ)、或
いはJ.Am.Chem.soc.、73p3003(1951)に示
される方法により容易に合成することができ
る。 () 反応性官能基を有する化合物を原料として
得られるポリマー; (1) 下記式(vii)又は(viii)で表わされるポリエステ
〔但し式中、A及びQ′2は前記したと同じ定義
であり、Q3
【式】 (ここでR12は前記定義と同じ)からなる3〜
(k+2)価の基、
【式】 (ここでR12は前記定義と同じ)からなる3〜
(k+2)価の基又は
【式】 からなる3〜(k+2)価の基であり、kは
1〜4の整数、sは0又は1、tは2より大
きい整数で且つk×t≧2である。〕 の繰り返し単位を有するポリマーである。 かかるポリマーにおいて(vii)のポリマーはs
=1の場合Q′2(COOH)2又はそのエステル
形成性誘導体(例えばC1〜C3のアルキルエ
ステル、C6〜C12のアリールエステル、酸ハ
ロゲン化合物)と、s=0の場合COCl2
COBr2、ジアリールカーボネート等の化合物
と、
【式】 又はそのエステル形成性誘導体(例えば低級
脂肪酸エステル、アルカリ金属塩等)とを従
来公知の方法で反応させることにより得られ
また(viii)の化合物はs=1の場合、
【式】 又はそのエステル形成性誘導体を、またs=
0の場合は
【式】 はそのエステル形成性誘導体を、従来公知の
方法で反応させることによつて得られる。 本発明においてはこれらポリマーの末端は
上記式で示した化合物を形成する成分の末端
になるが、常法により例えばアルキル−又は
アリール−エステルの形の末端に転化するこ
とが好ましい。 このような式(vii)、(viii)のポリマーの例として
は、下記の如き繰り返し単位を有するポリマ
ーを例示できる。(但し、下記化合物中Aは
アリル又はメタアリル又はクロチルであ
る。) これらは比較的反応しにくい化合物であ
る。 (2) ポリアミド ポリ(エチレン−2−ブテン1・4−ジカ
ルボキシアミド)、ポリ(テトラメチレン−
2−ブテン1・4−ジカルボキシアミド)、
ポリ(ヘキサメチレン−2−ブテン1・4−
ジカルボキシアミド)、ポリ(デカメチレン
−2−ブテン1・4−ジカルボキシアミ
ド)、ポリ(エチレン3−(又は2−)ヘキセ
ン1・6−ジカルボキシアミド)、ポリ(テ
トラメチレン3−(又は2−)ヘキセン1・
6−ジカルボキシアミド)、ポリ(ヘキサメ
チレン3−(又は2−)ヘキセン1・6−ジ
カルボキシアミド)、ポリ(デカメチレン3
−(又は2−)ヘキセン1・6−ジカルボキ
シアミド)。 脂肪族系不飽和基をする化合物としては、前
記()又は()の化合物が好ましく、特に
()の化合物が好ましい。 本発明において、上記脂肪族系不飽和基を有す
る化合物の使用割合は、ポリマー100g当り脂肪
族系不飽和基として0.001〜0.5当量である。好ま
しくは0.005〜0.3当量、更に好ましくは0.01〜0.1
当量、特に好ましくは0.01〜0.05当量である。 本発明の継手は例えばブロツクコポリエステル
中に脂肪族系不飽和基を有する化合物を混合する
ことにより得られたポリマーを、射出成形法等で
所望の未架橋の形体となし、次いで架橋処理する
ことによつて得られる。脂肪族系不飽和基を有す
る化合物をブレンドしたコポリエステルは、コポ
リエステルと該脂肪族系不飽和基を有する化合物
を例えばS型ブレンダー、V型ブレンダーの如き
機械的混合手段で混合し、次いでエクストルーダ
ーの如き混練機を用いて該コポリエステルが溶融
状態となる温度、好ましくは該コポリエステルの
融点乃至は該融点より約100℃高い温度の範囲で
均一混練することにより得ることができる。 本発明では上記コポリエステルを成型後に架橋
せしめるが、架橋方法としては例えば次の方法が
示される。 (A)室温からコポリエステルの融点(Tm)まで
の温度、好ましくはコポリエステルのガラス転移
温度(Tg)以上(Tm−10)までの温度、より好
ましくは(Tg+10)〜(Tm−20)℃の温度にお
いて、好ましくは光反応開始剤の存在下紫外線を
照射する手段;(B)電子線を例えば0.01Mrad〜
100Mradの如き線量で室温〜Tm、好ましくはTg
〜(Tm−10)℃より好ましくは(Tg+10)〜
(Tm−20)℃の如き温度条件下に照射する手
段;(C)上記(A)及び(B)の手段の任意の組み合せ等の
手段があげられる。上記(A)の架橋処理態様に於て
は光反応開始剤の存在下に行うのが好ましい。こ
の場合、光反応開始剤も前記脂肪族系不飽和基を
有する化合物と同様にコポリエステルに混合する
ことによつて含有せしめることができる。従つ
て、光反応開始剤はコポリエステルの溶融条件下
で分解せず、また光反応開始効果を失わないもの
が好ましい。 かかる光反応開始剤としては芳香族ケトン
類、ベンジル及びその誘導体、ベンゾイン及
びその誘導体、多核キノン類等が好ましいもの
として例示される。かかる化合物のうちブレンド
可能な化合物の具体例としては、ベンゾフエノ
ン、4−メチルベンゾフエノン、4−ニトロベン
ゾフエノン、3−メチルベンゾフエノン、4・
4′−ジメチルベンゾフエノン、3・3′−ジメチル
ベンゾフエノン、3・4′−ジメチルベンゾフエノ
ン、4−フエニルベンゾフエノン、3−フエニル
ベンゾフエノン、3・3′−ジニトロベンゾフエノ
ン、4・4′−ジニトロベンゾフエノン、3−ニト
ロベンゾフエノン、4−メトキシベンゾフエノ
ン、3−メトキシベンゾフエノン、4・4′−ジメ
トキシベンゾフエノン、3・3′−ジメトキシベン
ゾフエノン、ビス(4−ジフエニル)ケトン、ビ
ス(3−ジフエニル)ケトン、3・4−ジメチル
ベンゾフエノン、3・4・3′・4′−テトラメチル
ベンゾフエノン、ミヒラーズケトン、アントラキ
ノン、ニトロアントラキノン、フエナントラキノ
ン、アセトフエノン、プロピオフエノン、ベンジ
ル、ベンゾイル、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエ
ーテル、ベンゾイルブチルエーテル、ベンゾイン
フエニルエーテル、α−メチルベンゾインメチル
エーテル、α−フエニルベンゾインエチルエーテ
ル、α−ベンジルベンゾインエチルエーテル、ベ
ンジルメチルケタール、ベンジルジエチルケター
ル、ベンジルプロピルケタール、ベンジルエチレ
ンケタール、ベンジルトリメチレンケタール、ベ
ンジルネオペンチレンケタール、ベンジルビス
(2−メトキシエチル)ケタール、ナフチルフエ
ニルケトン、ビスナフチルケトン、エチレンビス
(ベンゾイルベンズアミド)、テトラメチレンビス
(ベンゾイルベンズアミド)、ヘキサメチレンビス
(ベンゾイルベンズアミド)、デカメチレンビス
(ベンゾイルベンズアミド)、ドデカメチレンビス
(ベンゾイルベンズアミド)、ヘキサメチレンビス
(4−アセチルベンズアミド)、ヘキサメチレンビ
ス〔(4−メチルベンゾイル)ベンズアミド〕、エ
チレンビス〔(4−ニトロベンゾイル)ベンズア
ミド〕、ドデカメチレンビス〔(4−メトキシベン
ゾイル)ベンズアミド、ジベンゾイルベンゼン、
ビス(4−メチルベンゾイル)ベンゼン、エチレ
ンビス(ベンゾイルフエニルエーテル)、ビス
(ベンゾイルメチル)エーテル、トリス(ベンゾ
イルフエノキシ)ベンゼン、ビス(4−メトキシ
ベンゾイルメチルエーテル)等が挙げられる。ま
た、ドイツ公開特許明細書第1769168号、第
1769853号、第1807297号、第1807301号、第
1919678号及び第1949010号に挙げられている光反
応開始剤のうち、コポリエステルの溶融条件下実
質的に安定であるものも適宜使用できる。 また、共重合可能な化合物、すなわちエステル
形成性官能基を有する光反応開始剤も用いること
ができ、この具体例としては、ベンゾフエノン
4・4′−ジカルボン酸が例示できる。更に脂肪族
系不飽和基を有する化合物のうちそれ自身が光反
応開始効果を有するものも、光反応開始剤として
有用である。かかる化合物としては、例えばN−
アリル(又はクロチル又はメタアリル)ベンゾイ
ルベンズアミド、N−アリル(又はクロチル又は
メタアリル)アントラキノンカルボキシアミド、
N−アリル(又はクロチル又はメタアリル)ベン
ゾイルフタルイミド、N・N−ジアリル(又はジ
クロチル又はジメタアリル)ベンゾイルベンズア
ミド、N・N′−ジアリル(又はジクロチル又は
ジメタアリル)ベンゾフエノンテトラカルボキシ
イミド等が挙げられる。 尚、上記光反応開始剤はブレンドあるいは共重
合によりコポリエステルに含有せしめる方法の他
に、例えばポリエステル系繊維の染色において知
られているキヤリヤー、分散剤等を適当に組合せ
た液に浸漬したり、或いはこの様な液をスプレイ
したりすることによつても達成出来る。 光反応開始剤の好ましい使用割合は、コポリエ
ステル100重量部に基いて0.01〜20重量部、より
好ましくは0.05〜10重量部、更に好ましくは0.1
〜5重量部、特に好ましくは0.1〜2重量部であ
る。 本発明の架橋したブロツクコポリエステルから
なる継手の最も好ましい製造法は次の如くであ
る。 アリル及び/又は置換アリル基含有化合物と反
応開始剤とを混合したブロツクコポリエステルを
前述の如く成形して継手の形状とし、そののち紫
外線及び/又は電子線等を照射して架橋せしめ
る。 本発明において架橋したポリエステル弾性体
は、有機溶媒に対して実質的に不溶であり、例え
ば一般にブロツクコポリエステルの最も良溶剤と
して知られているオルソクロロフエノールに対し
ても完全には溶解せず、通常20%以上、更には50
%以上が不溶物として残る耐薬品性を有し、更に
室温において例えば50%伸長時においてすら50%
以上、更には70%以上の弾性回復率を有してい
る。 また、架橋したポリエステル弾性体は、条件に
よつては300℃以上でも溶融しない高度の耐熱性
を有し、継手表面の粘着性がなくなり滑り性がよ
く、更に架橋しないものに比べ弾性回復性が優れ
ており、寸法安定性、機械的特性などが優れてい
る。 本発明において動力伝達用継手の形状は特に限
定されない。例えば2ケの継手は凹凸面を有し互
に組合せうる形態がとられる。2ケの継手として
架橋したポリエステル弾性重合体からなる継手を
用いれば本発明の目的を達することが出来るが、
2ケの組合せのうち1ケを該架橋したポリエステ
ル弾性体よりなる継手を用いても不快音の発生は
著しく低下する。この場合の好ましい相手継手の
素材はアセタール、ナイロン、ポリウレタン等の
合成樹脂及びゴム類である。 かくして得られる動力伝達用継手は音の発生が
少ない他、高速回転させても変形せず、また−20
〜120℃の温度範囲で他の軟質樹脂に比して負荷
がかゝつた時の変形およびクリープが少ない等の
特徴を有するものである。 本発明に用いられるブロツクコポリエステルに
は5〜40%のガラス繊維等の強化材を添加するこ
とによつてクリープ等を減少させることが出来、
好ましい方法である。又安定剤、顔料、染料、無
機充填剤等を添加することも可能である。 無音性動力伝達用継手は例えばミキサー、ジユ
ーサー、湯殿から湯を汲み上げるポンプなどのモ
ーター内蔵部分と粉砕、混合、撹拌、移送等の部
分との連結部に使用される。今後これら製品の高
級化が指向されるであろうから重要性を増してく
るものと推測される。 以下本発明を実施例に掲げて詳述するが、本発
明はこれらに何ら限定されるものではない。 なお、例中において還元比粘度はo−クロロフ
エノール10mlに試料ポリマー120mgを溶解し35℃
で測定した。重合体の表面硬度は上島製作所
ASTM Dスケール用硬度計を用いて測定した。 騒音はリオン株式会社製NA−07A型指示騒音
計で測定した。 弾性回復性の尺度としては、圧縮永久歪みを
JIS K 6501に基づいて測定した。 試験片として厚さ12.7mm、直径29.0mmの直円注
状のものを、2KW高圧水銀灯で、120℃、2分間
照射し、圧縮永久歪み測定器により25%圧縮し、
70℃、22時間保持後、取出し、30分後に厚みを測
定することにより圧縮永久歪み率をえた。 実施例 撹拌器、蒸留器、窒素導入管を備えた反応器に
ジメチルテレフタレート、テトラメチレングリコ
ール、ポリオキシテトラメチレングリコール、及
びテトラブトキシチタネートを下記の割合で仕込
み、180〜220℃に加熱して生成するメタノールを
理論量のほぼ85%留出せしめた後、温度を240℃
に上げ、次いで、除々に約75分をかけて約30mm
Hg absの弱真空にして20分反応させ、更に0.1〜
0.3mmHg absの高真空下で200分重合させた後、
窒素で系内を常圧とし、吐出してチツプとした。 ジメチルテレフタレート 640 部 テトラメチレングリコール 440 部 ポリ(オキシテトラメチレン)グリコール
300 部 (平均分子量 約1000) テトラn−ブチルチタネート 0.033部 得られたポリマーの還元比粘度は2.16dl/gで
あつた。このポリマーチツプを110℃、3時間乾
燥し、次いで該チツプ100部に対してトリアリル
シアヌレート4部及びベンゾインエチルエーテル
1部をS型ブレダーで混合した後、接合部が巾5
mm、高き7mm、長さ5mmの突起6個が直径35mmの
円板上に有し、反対側に外径8mm、長さ10mmで内
部にネジを有するアルミニウム製円筒状物(撹拌
槽回転芯棒をネジで結合させるための金具)をイ
ンサートしたものを射出成型した。 このものを90℃の雰囲気下で2分間、2KW高
圧水銀灯(30W/cm)を用い、まんべんなく光が
当る様に照射した。次いで得られた成型品の特性
を測定した。その結果を下表に示す。
【表】 騒音の測定方法は、この成型物を家庭用ミキサ
ーに取付け(1ケを駆動部分にもう1ケを撹拌槽
底部にネジで取付けた)、毎分1500回転させた時
の発生音をミキサーから20cm離れた位置で測定し
暗騒音を差引いてだした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 弾性重合体から主としてなる音の発生が非常
    に少ない動力伝達用継手において、該弾性重合体
    が平均分子量約300〜5000で炭素数対酸素数の比
    が2.0〜4.5のポリオキシアルキレングリコールを
    ソフトセグメントとし、芳香族ポリエステルをハ
    ードセグメントとし、該ソフトセグメントの割合
    がブロツクコポリエステルの20〜80重量%を占
    め、表面硬度(シヨアーDスケール)が30〜70で
    あるブロツクコポリエステルから主としてなり、
    且つオルソクロロフエノールに不溶な部分が20重
    量%以上となる様に架橋しており、この架橋が脂
    肪族系不飽和基を有する化合物をポリマー100g
    当り脂肪族系不飽和基として0.001〜0.5当量とな
    る割合でブロツクコポリエステルに混合したのち
    の架橋処理によつて形成されていることを特徴と
    する動力伝達用継手。
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