JPS61257944A - 潰瘍治療剤 - Google Patents

潰瘍治療剤

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JPS61257944A
JPS61257944A JP6071086A JP6071086A JPS61257944A JP S61257944 A JPS61257944 A JP S61257944A JP 6071086 A JP6071086 A JP 6071086A JP 6071086 A JP6071086 A JP 6071086A JP S61257944 A JPS61257944 A JP S61257944A
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Japan
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phytyl
acetate
decaprenyl
solanesyl
ulcer
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JP6071086A
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Yoshiyuki Tawara
吉幸 田原
Michiko Nagai
永井 道子
Katsura Kogure
木暮 桂
Shigeo Kawase
川瀬 重雄
Teruto Yamaguchi
照人 山口
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Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 %式%() (式中R1は飽和または不飽和の脂肪族基を示し、セし
てR2はフィチル基、イソフィチル基、ジヒドロフィチ
ル基、デカプレニル基まfcはソラネシル基を示す)で
表わされる化合物を活性成分とする潰瘍治療剤に関する
従来胃潰瘍、十二指腸潰瘍等の治療剤として、例えばゲ
ファルナート〔住友化学工業■商標名;ゲファニール、
化学名;3.7−シメチルー2,6−オクタジェニル 
5,9.13−トリメチル−4,8,12−テトラデカ
トリエノエート3等数多くの抗潰瘍性を有する化合物が
報告されているが未だ画期的なものは見出されていない
。本発明者等はさらに優れた潰瘍治療剤を見出すべく種
々研究を重ねた結果極めて効果のある一群の化合物を見
出した。
本発明に係る前記一般式CDで表わされるエステルにつ
いてより詳しく説明すると、前記した一般式(1)中有
機簑部分としでは酢酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、9.10−エポキシステアリン酸等の飽和
脂肪酸、ゲラニル酢酸、ファルネシル酢酸、ソラネシル
酢酸、デカプレニル酢酸(3,7,i 1p15+19
t23127゜31.35.59−デカメチル−2,6
,10,14,18゜22.26,30,34,38−
テトラコンタデカニニル酢酸)、オレイン酸、エライジ
ン酸、リノール酸、ペトロセリン駿、リシノール酸、フ
ィチル酢酸、エルカ酸、ブラシジン酸、シトロネリル酢
酸等の不飽和脂肪酸が挙げられる。またアルコール部分
としてはフィチル基、インフィチル基、ジヒドロフィチ
ル基、デカプレニル基、ソラネシル基である。
本発明の前記一般式(I)で表わされるエステルの製造
法としては有機酸とアルコールを原料とする公知の方法
例えば酸クロライド法、酸無水物法、直接エステル化法
、置換法、エステル交換法等でエステル結合させること
によって行われるが、副反応を防止するためには、なる
べく温和な条件によることが望ましい。例えば酸クロラ
イド法によって行う場合には、まずイソプレニル酢酸等
の有機酸ま念はその金属塩をベンゼン、トルエン等の溶
媒に溶解または分散させ冷却しつつ攪拌下に塩化オキザ
リル、塩化チオニル、五塩化リン等のハロゲン化剤を徐
々に添加し、さらに室温で1〜6時間攪拌することによ
って酸ハロゲン化物を製造する。次に得られた酸ハロゲ
ン化物とフィトール等のアルコールとを無溶媒下あるい
はベンゼン、トルエン、キシレン等の反応に関与しない
溶媒下に塩基の存在下により反応させることによってエ
ステルを製造する。この時の塩基としては、ピリジン、
キノリン、トリエチルアミン、N7N−ジメチルアニリ
ンのような3級有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウムのようなアル
カリ金属、アルカリ土類金属の炭酸塩、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムのようなアルカ
リ金属、アルカリ土類金属の水酸化物などを用いること
ができるが、ピリジン等の3級有機塩基系が好ましい。
反応は通常0〜80℃において1〜5時間で行われる。
反応終了後、反応混合物を水にあけ、常法によりエチル
エーテルのような有機溶媒を用いて抽出し、水で洗滌後
脱水乾燥させ、次に溶媒を減圧下に留去すると本発明の
目的化合物が得られる。得られたエステルは必要に応じ
て減圧蒸留またはカラムクロマトグラフィーなどにより
精製することができる。
もう−例としてたとえば直接エステル化法であるジシク
ロへキシルカルボジイミドを縮合剤として使用テる場合
はフィトール等のアルコールドジシクロへキシルカルボ
ジイミドを触媒量の塩化第1銅の存在下に反応させ、こ
の反応物にイソプレニル酢酸等の有機酸を添加混合する
ことによって行う。この反応の反応溶媒としてはベンゼ
ン、トルエンなどの非プロトン性の溶媒を便用すること
ができるが、本反応は反応溶媒を必ずしも使用する必要
はなroまたこの反応は通常80〜100℃において2
〜10時間で実施するのが適当である。なお反応の際に
生ずるジシクロヘキシル尿素はn−ヘキサンを加え結晶
として除去することが可能である。このようにして得ら
れたエステルも必要に応じて前述した場合と同様に減圧
蒸留またはカラムクロマトグラフィーにより精製するこ
とができる。なお、本発明に係わるエステルの製造原料
の大部分は公知の方法によって製造された原料を便用下
ればよい。しかし、有機酸原料中の新規酢酸誘導体に関
しては新たに合成することによって製造した。新規酢酸
誘導体は次の製造工程に従って製造することができる。
R3−X+CH2(C00R)2 →R5−CH(OO
OR)2 →(■γ     (I[)’      
   (III)’R3−CH(COOH)2−−→R
5−CH2COOH(IV)’           
  (V)’(上記式中R3は飽和または不飽和の脂肪
族基を示し、Xは・・ロゲン原子を示し、Rは低級アル
キル基を示す)。
まず一般式(I)′で表わされる脂肪族ハライドをアル
コール中でアルカリ金属アルコラードの存在下に一般式
(■)′で表わされるマロン酸ジアルキルエステルと縮
合させて一般式(■)′で表わされる脂肪族マロン酸ジ
低級アルキルエステルを得る。この反応に使用されるア
ルコールとしてはメタノール、エタノール、イングロバ
ノール、第3級ブタノール等が使用できアルカリ金属と
してはナトリウム、カリウム等が使用される。また反応
温度は60〜100℃特に80℃前後が好ましい。反応
時間は2〜10時間が好ましく通常は5時間徨度で反応
はほぼ完結する。
次に一般式(■)′で表わされる脂肪族マロン酸ジアル
キルエステルをアルコール中アルカリで加水分解を行っ
た浸酸で中和し、一般式(■)′で表わされる脂肪族マ
ロン酸を得る。この反応に使用されるアルコールとして
はメタノール、エタノール、インプロパツールが挙げら
れ、フルカリとしては水酸[ヒナトリウム、水酸fヒカ
リウム等が挙げられる。反応は75〜85℃において3
〜5時間が適当である。得られた一般式(資)′で表わ
される脂肪族マロン酸を減圧下に加熱することによって
脱炭酸反応を行なわせ一般式Mで表わされる酢酸誘導体
を得る。得られた酢酸誘導体は前記した方法によってエ
ステル結合させることによって目的物質が得られる。
次に本発明に係る活性成分の生理学的活性を以下に示す
。なお検定方法はレセルピン潰瘍の場合はArch、 
Int−Pharmacodym、 Ther、 14
7.113(1964)に記載された方法に準じて行い
、また酢酸潰瘍はJap、 I 、 Pharmac、
、 19.418 (1969)に記載された方法に準
じてラットに実験潰瘍を発生させ供試化合物の投与効果
を測定した。
I)レセルピン潰瘍 1群6匹の体重150〜200りの雄性SD系ラットを
24時間絶食させた後、供試化合物1o o my/K
yを経口投与し、30分後にレセルピン15!1g/K
gを腹腔内注射する。投与18時間後にラットをクロロ
ホルムで致死させた後胃を摘出し潰瘍の面積を測定する
なお治癒率は対照としてレセルピンt5vp/Kpを腹
腔内注射したラット群の潰瘍面積より次式により算出し
た。
次にその試験結果を次表に従って示せば下記第1表のと
うりである。
表示     士     +    ←    +十
+■)酢酸潰瘍 1群6匹の体重150〜200りの雄性SD系ラットを
エーテル麻酔下に胃をひき出し、血管に注意しつつ15
%の酢酸水溶液り、D511Llを漿膜下に注射する。
注射後14日間供試化合物100my / Ks+を経
口投与し、14日目にラットをクロロホルムで致死させ
た後、胃を摘出し、潰瘍面積を測定する。
なお治癒率は供試化合物無投与の対照群を測定し、前記
レセルピン潰瘍試験における計算式により求め念。次に
その試験結果を次表に従って示せば下記第2表のとおり
である。
第1表 酢酸フィチル           ++〉5ゲラニル
酢酸フイチル       +    〉5シトロネリ
ル酢酸フイチル     +    〉5フアルネシル
酢酸フイチル     +    〉5ラウリン酸フイ
チル        ++〉5パルミチン酸フイチル 
     ++〉5オレイン酸フイチル       
+++〉4オレイン酸インフイチル     +++〉
4フイチル酢酸フイチル       ++〉5エルカ
酸フイチル         +    〉4ブラシジ
ン酸フイチル       +    〉4デカプレニ
ル酢酸フイチル     +    〉4ステアリン酸
ジヒドロフイチル   +    〉4オレイン酸ジヒ
ドロフイチル    +    〉4酢酸ソラネシル 
         ++〉4フアルネシル酢酸ソラネシ
ル    +    〉4オレイン酸ソラネシル   
    +    〉4フイチル酢酸ソラネシル   
   +    〉4ソラネシル酢酸ソラネシル   
  +    〉4デカプレニル酢酸ソラネシル   
 +    〉4酢酸デカプレニル         
++〉5エライジン酸デカプレニル     +   
 〉5オレイン酸デカプレニル     ++〉5フイ
チル酢酸デカプレニル     ++〉5ゲフアルナー
ト(対照)      +第2表 酢酸潰瘍 酢酸フィチル       +   〉5ステアリン酸
フイチル      +    〉4オレイン酸フイチ
ル      +++〉4オレイン酸インフイチル  
  +++〉4エライジン酸フイチル       +
     〉4リノール酸フイチル        +
     〉4ヘトロセリン酸フイチル     ++
〉5リシノール酸フイチル       +    〉
59.10−エポキシステアリン酸  +    〉5
ブラシジン酸フイチル      ++〉4デカプレニ
ル酢酸フイチル    +    〉4ゲラニル酢酸ソ
ラネシル     +    〉4オレイン酸ソラネシ
ル      ++〉4酢酸デカプレニル      
   +    〉5ゲラニル酢酸デカプレニル   
  +    〉57フルネシル酢酸デカプレニル  
+    〉5オレイン酸デカプレニル     ++
〉5ペトロセリン酸デカプレニル   ++〉4ブラシ
ジン酸デカプレニル    ++〉4フイチル酢酸デカ
プレニル    ++〉5ソラネシル酢酸デカプレニル
   +    〉5デカプレニル酢酸デカプレニル 
 +    〉5ゲフアルナート(対照)      
士以上の試験結果から明らかなように本発明に係る活性
成分は極めて優れた抗潰瘍性作用を有することがわかる
。さらに本発明の化合物、はレセルピン潰瘍および酢酸
潰瘍だけでなくその他各種の潰瘍に対しても優れ次作用
を有している。
また本発明の有効成分たるエステルの腹腔内投与におけ
るマウス急性毒性は第1表および第2表に記載した如く
著しく低い。本発明の活性成分化合物は、静脈内注射、
皮下注射、筋肉的注射、経口等の方法で投与され、特に
経口投与、筋肉的注射が好ましい。活性成分化合物の投
与量は成人の治療に用いられる場合1日100〜100
0■の範囲特に200〜300 m+9が好ましへ本発
明の活性成分を経口投与する場合には錠剤、顆粒剤、粉
末剤とすればよく特に顆粒剤および粉末剤は必要に応じ
てカプセル剤として単位量投与形態とすることができる
。これら経口投与用固形剤は通常用いられる賦形剤、例
えば無水けい酸、メタけい酸アルミン酸マグネシウム、
合成けい酸アルミニウム、乳糖、砂糖、とうもろこし殿
粉、微結晶セルロース、ハイドロキシプロとルースター
チ、またはグリシン、結合剤例えばアラビヤゴム、ゼラ
チン、トラガント、ハイドロキシプロピルセルロースま
たはポリビニルとロリドン、潤滑剤例えばステアリン酸
マグネシウム、タルクまたはシリカ、崩壊剤例えば馬鈴
薯殿粉、カルボキシメチルセルロースカルシウムあるい
は湿潤剤例えばポリエチレングリコール、ソルビタンモ
ノオレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラウリ
ル硫酸ナトリウム等を含有してもよい。錠剤は常法に従
ってコーティングしてもよい。
経口用液体製剤は水性または油性乳濁剤浴液、シロップ
剤等に丁ればよく、あるいは使用する前に適当なビヒク
ルで再溶解し得る乾燥生成物にしでも良い。このような
液体製剤は普通に用いられる添加剤例えば乳化補助剤で
あるンルビットシロップ、メチルセルロース、ゼラチン
、ハイドロキシエチルセルロースなト、マタ乳化剤例え
ばレシチン、ソルビタンモノオレート、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、非水性ビヒクル例えば分別ココナツ
ト油、アーモンド油、落花生油、防腐剤例えばp−ヒド
ロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピ
ルまたはソルビン酸を添加してもよい。さらにまたこれ
らの経口投与用製剤には必要に応じて保存剤、安定化剤
などを含有せしめても良い。
次にこの化合物を注射剤に用いる場合には油溶液、乳化
液、水溶液のような形態にすれば良く、これらの溶剤は
通常用いられる乳化剤、安定化剤などを含有させても良
い。
これら組成物は投与方法により当該化合物を1%以上、
好ましくは5チル50%を含有させることができる。
次に本発明の具体的な製造例および製剤例を挙げるが本
発明は以下の例に限定されるものではない。
参考例1 デカプレニル酢酸 〒H3 H−(−CH2−c=cH−ca2−)70CH2−C
OOH全OHトリウム3.07を無水エタノール200
Mに溶解させ、これにマロン酸ジエチル25.09ヲ加
えた。次に75〜82℃の加熱還流下に、臭化デカプレ
ニル100グを4時間で滴下した。さらに75〜82℃
で、1時間攪拌した後水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。次に酢酸エチル層を、水および飽和食塩水で順次洗
つ之後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。酢酸エチル
を減圧留去し、得られる油状物111.22に水酸化カ
リウム26A9をエタノールs o oar Vc溶解
させて加え、窒素気流下で、78〜80℃で3.0時間
加熱した。反応液を冷却し、濃塩酸を加えてpHを3に
調整し、エーテル抽出した。エーテル層を水および飽和
食塩水で順次洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
エーテルを減圧留去し、濃縮物(89,09)を150
℃で減圧下(1〜10 rrmEg) 3時間加熱して
、脱炭酸反応を完結させた。次いでシリカゲルカラムク
ロマトで精製し半結晶状のデカプレニル酢酸27.45
mを得た。
工Rvmaxm−1i  280()−2400(OO
OH)、 1710(C=C)。
(CH3CO)、 5.05(10H,人)、11.1
5(IH,co2a) 元素分析(Os2Ha402) 計算饋 C:84.26  I(:11.42(チ)実
測値 C:84.47  H:11.27(%)また参
考例1と同様の方法によりシトロネリル酢酸およびソラ
ネシル酢酸を製造した。以下にその物性値を示す。
シトロネリル酢酸 5、a(1H,A )、 11.3(1a co2H)
元素分析(0+ 2H2202) 計算値 C: 72.74  H: 11.11(%)
実測値 Cニア2.99  H:10.70(%)ソラ
ネシル酢酸 工Rymax cm −1; 280()−2400(
COOH)、 1710(C=C)。
1665(C=C)、840 (ca2ao)、 s、05(9H,ム)、 11.3
3(1ルC02H) 元素分析(Ca 7H7602) 計算値 c:83.87  a:11.38(%;)実
測値 C:84.25  H:11.18(%)参考列
2  ジヒドロフィトールノ合成フィトール30.05
’ (0,101rrroL)をエタノール200m1
に溶解する。ラネーニッケル(W−1)1.87のエタ
ノール懇濁液5ゴを加え、常圧接触水素化装置にて水添
、約5時間で水素2405m/(理論値24℃、246
5mZ)吸収させる。口紙にて自然口過し触媒を除きエ
タノールを減圧濃縮すル。収量29.9 Fベンゼン−
ヘキサン(1:1)でシリカゲルカラムクロマト精ti
!を行い本留部24.79(収率82.3%)を得た。
製造例1 オレイン酸フィチルおよびオレイン酸イソフ
ィチル オレイン酸フィチル オレイン酸インフィチル フィトール157、ジシクロへキシルカルボジイミド1
1ノおよび塩化第1銅0.17を窒素気流下に90〜・
100℃で2時間かくはんする。これにオレイン酸16
9を加え90〜100℃で2時間かくはんした。冷却後
n−ヘキサン100aを加え不溶物を濾過して除きF液
を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムで精製し、初
めに流出する区分からオレイン酸イソフィチル12.6
2および後から流出する区分からオレイン酸フィチル5
,9yを得た。
オレイン酸フィチルの物性値 4.60(2H,CH2O)、 5.35(3L A 
)元素分析(038H7202) 計算値 C:81.36  u:12.94(%)実1
1i1!I C直   C:81.49   a:[,
08(%)オレイン酸インフィチルの物性値 工Rνmax tyn−1i 3100(=CH2)t
 173Q(c−O)、 1640(c=c)、 99
5.925 5.1 (4H,−C=C−および=cH2)s 5’
(IH,−CH=) 元素分析(058H7202) 計算値 C:81.36  H:12.94(チ)実測
値 a:81.!M  H:12.87C%)製造例2
 デカプレニル酢酸フィチル 金属ナトリウム0.239を無水エタノール100dに
溶解させ、これにデカプレニル酢酸6.15’を加えて
しばらくかくはんした後、エタノールを減圧留去する。
残渣を無水ベンゼン8(l rnlに分散させ、これに
水冷かくはん下塩化オキザリル5 mlを約15分間か
けて加え、更I/c1夜室温でかくはんする。反応物を
減圧濃縮した後無水塩化エチレン100)を加え、可溶
部とフィトール2.99を無水塩化エチレン50ゴおよ
びピリジン3Mに溶かした溶液へ水冷かくはん下約15
分間かけて滴下し、更に3時間室温でかくはんする。反
応物を氷水ioomzにかくはん下にあけ、エーテルを
加え抽出し、エーテル層を水、5チ塩酸、飽和重曹水お
よび飽和食塩水で順次洗った後溶剤を減圧留去する。残
渣をシリカゲルカラムクロマトで精製し、無色油状のデ
カプレニル酢酸フィチル5.29を得た。
2.0(△CH2)、 2.30(CH3CO)、 4
.55(2几CH20)、 s、i o(11H,ム)
元素分析(072H12202) 計算喧 c:8480  a:12.06(%)実測値
 C:F1a、96  H:12.21(%)また前記
と同様の方法により下記の化合物を2遺した。各化合物
の赤外1iJ CXR)吸収値およびプ累分析値を第3
表に、核磁気共鳴(NMR)吸収Vを第4表に示したつ 第5表 1   ゲラニル酢酸フィチル       1730
 16702   シトロネリル酢酸フィチル 3   ファルネシル酢酸フィチル 4   フィチル酢酸フィチル 5   デカプレニル酢酸フィチル 6   ラウリン酸フィチル 7   パルミチン酸フィチル 8   ステアリン酸フィチル 9   エライジン酸フィチル 10    リノール酸フィチル          
    111    ペトロセリン酸フィチル 12   リシノール酸フィチル          
    113    9.10−エポキシステアリン
酸フィチル14   エルカ酸フィチル 15    ブラシジン戯フィチル 16    ステアリン酸ジヒドロフィチル     
 1740   −17    オレイン酸ジヒドロフ
ィチル    1740   −18    オレイン
酸フィチル        1730 167080.
93  12.31  80.94  12.16  
 C32H580280,6112,68Bo、88 
 12.29   C32H6oO280,8512,
25Bo、96  12.76   C32H5802
80,7513,0782,1213,24C42H8
00284,8012,06B4.66  11.74
  072H1220280,2613,05Bo、2
3 13.1 i   C32H620280,831
3,19Bo、74  13.06   C36H7o
○281.07  13.25  81.38  13
.02   C3BHvqO281,3612,948
1,4213,15C58I(720281,6512
,6281,6312,47G58H770281,3
612,94B1.41  12.91   c5BH
72o279.10  12.58  78.70  
12.25   C58H720379,1012,5
879,1912,64C3BHy2o581.75 
 13.07  81.69  12.91   C4
2H8o0281.75  13.07  81.84
  12.95   Ca2HaoO280,7813
,56Bo、91  13.58  03aH7602
81,0713,2581,2213,36C38H7
40281,3612,9481,5213,05C5
BHy202製造例3 オレイン酸ソラネシル オレイン酸ナトリウム塩6.41を無水ベンゼン60−
および無水ピリジン1−に分散させ。
これに塩化オキザリル7−を水冷攪拌下に加え更に2時
間室温で攪拌する。反応物を減圧濃縮した後、無水ベン
ゼン80−を加えよく攪拌し、可溶部を、ソラネソール
15Fを無水ベンゼン100rntおよび無水ピリジン
87!の混液に溶かした溶液に水冷攪拌下約20分かけ
て加え、更に2時間室温で攪拌する。反応物を氷水15
0−に攪拌下にあけ、エーテルを加え抽出し、エーテル
層を水、希塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で屓次洗
った後溶剤を減圧留去する。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトで精製し、無色油状のオレイン酸ソラネシル1.
4JFを得た。
jRumax cm−’ : 1730 (C==O)
、  1670 (C==CりC1+H,、芙) 元素分析(C63H10602) 計算値 C:84.50  Hll、93(至)実測値
 C!:84.7t  H:?1.95開また前記と同
様の方法により下記の化合物を製造した。各化合物の元
素分析値を第5表に。
核磁気共鳴(NMR)吸収値を第6表に示した。
第  6  表 2−−1.601.982.304.45(Z/) 5
.07(12H)30.851231.602.002
.204.45(//) 5.05(10H)4−−1
.601.972.304.50(tt ) 5.05
(18Er)5−−1.601.982.304.45
(//) 5.05(+9H)60.851.251.
581.972,254.45(/l) 5.03(+
2H)70.851.301,652.052.204
.60(//) 5.+4(12H)80.871.3
G 1.602,002.304.55(/7) 5.
05(12Ef)90.851.3σ1.601.95
2.204.50(p) 5.10(?2H)10−−
1.602.002304.45(//) 5.05(
12H)N −−1,581,972,304,45(
//) 5.05(+3EI)120.851.201
.601.982.204.45((1) 5.05(
11°R)13−− ’1.601.972.304.
50(tt) 5.05(19H)14−−1.601
.9823[14,45(//) 5.05(20H)
化合物先は第5表と同じである。
製剤例1 経口用硬カプセル剤 ゲラニル酢酸フィチル25Fおよびポリオキシエチレン
ヒマシ油75 f ヲアセトンKi解り。
次に無水けい酸259を混合する。アセトンを蒸発した
後さらにカルボキシメチルセルロースカルシウム51.
とうもろこし澱粉59.7・イドロキシグロビルセルロ
ース7.5 fおよヒ微結晶セルロース20ノを混合し
30艷の水を加えて練合し、粒状化する。こnを翫24
メツシュ(B、 3. )のスクリーンを付した造粒機
(エツクペレツター、不二パウダル社g)にて造粒した
顆粒は水分5%以下に乾燥しNa16メツシユ(E、 
E、 )のふるいでふるった。次にとの粉子をカプセル
充てん機にて1カプセルに190IIIP充てんした。
製剤例2 経口用硬カプセル剤 オレイン酸ソラネシル259およびポリオキシエチレン
ヒマシ油7.59をアセトン[溶解1.。
次に無水けい酸25fを混合する。アセトンを蒸発した
後さらにカルボキシルメチルセルロースカルシウム59
.とうもろこし澱粉5f、)・イドロキシブロビルセル
ロース7.59おヨヒ微結晶セルロース20Fを混合し
30−の水を加えて練合し1粒状化する。こnを嵐24
メツシュ(B、E、)のスクリーンを付した造粒機(エ
ツクペレツター、不二バウダル社M)にて造粒した。
顆粒は水分5%以下に乾燥しNa 16メツシユ(B、
E、)のふるいでふるった。次にこの粒子をカプセル充
てん機にて1カプセルに190〜充てんした。
製剤例3 経口用軟カプセル剤 デカプレニル酢酸フィチル50ノおよび分別ココナツト
油130ノを混合し均一な溶液とする。
別にゼラチン93y、グリセリン19F、D−ンルピト
ールioy、パラオキシ安息香酸エテルQ、4t、パラ
オキシ安息香酸プロピル0.2ダおよび酸化チタン0.
4Fの組成からなるゼラチン溶液を調製しこnをカプセ
ル皮膜剤として手動式平板打抜法によシ内容物180〜
を含有するソフトカプセルを製造した。
製剤例4 経口用軟カプセル剤 フィチル酢酸デカブレニル50yおよび分別ココナツト
油130ノを混合し均一な溶液とする。
別にゼラチン93y、グリセリン19ノ、D−ソルビト
ール10y、パラオキシ安息香酸エチル0−4 f *
 ハラオキシ安息香酸プロピル0.21および酸化チタ
ン0.4ノの組成からなるゼラチン溶液を調製しこれを
カプセル皮膜剤として手動式平板打抜法により内容物1
80ηを含有するソフトカプセルを製造した。
製造例5注射剤 オレイン酸フィチル5y、落花生油適量およびベンジル
アルコール11を混合し、さらにラッカセイ油を使用し
て全量を100 cc とする。
本溶履を無菌操作によシアンプルに1CC分注し溶閉す
る。
製造例6注射剤 オレイン酸デカプレニル5y、落花生油適量およびベン
ジルアルコール1fを混合し、さらにラッカセイ油を使
用して全量を100 CCとする。本溶液を無菌操作に
よシア/プルに1cc分注し溶閉する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ゲラニル酢酸フィチル、シトロネリル酢酸フィチル
    、フィチル酢酸フィチル、エルカ酸フィチル、ブラシジ
    ン酸フィチル、デカプレニル酢酸フィチル、フィチル酢
    酸ソラネシル、ソラネシル酢酸ソラネシル、デカプレニ
    ル酢酸ソラネシル、エライジン酸デカプレニル、オレイ
    ン酸デカプレニル、フィチル酢酸デカプレニル、オレイ
    ン酸フィチル、エライジン酸フィチル、ペトロセリン酸
    フィチル、リシノール酸フィチル、ゲラニル酢酸ソラネ
    シル、ゲラニル酢酸デカプレニル、フアルネシル酢酸デ
    カプレニル、ペトロセリン酸デカプレニル、ブラシジン
    酸デカプレニル、ソラネシル酢酸デカプレニルおよびデ
    カプレニル酢酸デカプレニルから成る群から選ばれる化
    合物。 2)ゲラニル酢酸フィチル、シトロネリル酢酸、フィチ
    ル、フィチル酢酸フィチル、エルカ酸フィチル、ブラシ
    ジン酸フィチル、デカプレニル酢酸フィチル、フィチル
    酢酸ソラネシル、ソラネシル酢酸ソラネシル、デカプレ
    ニル酢酸ソラネシル、エライジン酸デカプレニル、オレ
    イン酸デカプレニル、フィチル酢酸デカプレニル、オレ
    イン酸フィチル、エライジン酸フィチル、ペトロセリン
    酸フィチル、リシノール酸フィチル、ゲラニル酢酸ソラ
    ネシル、ゲラニル酢酸デカプレニル、フアルネシル酢酸
    デカプレニル、ペトロセリン酸デカプレニル、ブラシジ
    ン酸デカプレニル、ソラネシル酢酸デカプレニルおよび
    デカプレニル酢酸デカプレニルから成る群から選ばれる
    化合物を活性成分とする潰瘍治療剤。
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