JPS61255964A - 有機顔料の製造法 - Google Patents

有機顔料の製造法

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JPS61255964A
JPS61255964A JP60097864A JP9786485A JPS61255964A JP S61255964 A JPS61255964 A JP S61255964A JP 60097864 A JP60097864 A JP 60097864A JP 9786485 A JP9786485 A JP 9786485A JP S61255964 A JPS61255964 A JP S61255964A
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acid
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孝 斉藤
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0001Post-treatment of organic pigments or dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、分散性、鮮映光沢性1着色力および流動性に
優れた有機顔料の製造法に関するものである。
一般に有機顔料は鮮明な色相を有するところから塗料お
よび印刷インキ等の着色材として有用なことは周知の通
りであるが、その実用特性として分散性、光沢、流動性
1着色力等が特に重要となる。
〈従来の技術〉 従来より有機顔料の実用特性の改質方法として例えば、 (1)  界面活性剤または各種樹4号り顔料表面を被
覆する方法 (2)種々の顔料の置換誘導体を母体顔料に混合する方
法 (3)  ペーストカラー、マスターバッチカラー等の
加工顔料とする方法 等が提案されている。
しかし、(1)の方法は、流動性および光沢の改良には
不充分であり、また着色力の低下をも伴う欠点を有する
。(2)の方法では固有の色相を有するため、異なる色
相の顔料への使用は制約され、個々の顔料に対応する誘
導体を用意しなければならず製造上、有利な方法ではな
い。(3)の方法は加工に多大の電力、労力9時間を要
するため、コストアップとなる。また、特定のビヒクル
、樹脂を使用するため、適用範囲が限定され、汎用性に
乏しい等いずれも、実用上満足できる方法とは言えない
さらに上記方法のいずれにおいても、事後的な処理方法
にすぎず、顔料粒子の凝集性を本質的に防止することは
不可能に近い。従って、顔料改質効果において必ずしも
満足できる結果を得ることができない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、上記、従来技術の事後的な処理方法と
は異なり、粗顔料の精製および微細化と生成する一次粒
子へのアクリル系樹脂の接触操作とを同時に行って、実
質的に一次粒子の凝集性を防止して、効果的に顔料の改
質ができる有機顔料の製造法を提供するものである。
本発明の方法は操作が簡易であり、かつ経済的であるた
め工業的にも有利である。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、有機顔料の1種または2種以上を苛性アルカ
リおよび水の存在下に非プロトン性極性溶媒に溶解し、
これにアクリル系樹脂を溶解した酸を加えて、中和再沈
することを特徴とする有機顔料の製造法であり、精製、
微細化と同時に実質的に一次粒子の凝集性を防止して、
光沢(鮮映光沢)、流動性1着色力等の緒特性を飛躍的
に改質することができるものである。
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明において用いられる有機顔料としては、苛性アル
カリと塩を形成して非プロトン性極性溶媒に溶解するこ
とが前提となり、そのような性質を持つ、無置換キナク
リドン、2.9−ジメチルキナクリドン、へ10または
4.11−ジクロルキナクリドンであるキナクリドン系
、アゾ系、チオインジゴ系の中から1種または2種以上
が適宜選択される。
本発明で朋いられる非プロトン性極性溶媒としては、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルイミダゾリジノン、N−
メチル−2−ピロリドン等があるが、ジメチルスルホキ
シドが溶解性、溶媒回収性等の面で好ましい。
これらの溶媒は完全に非水の状態では顔料を完全には溶
解し難いが若干の水を混在させることにより溶解性が増
し、溶解が容易になる。しかし含水率が20%以上にな
ると溶解性が再び低下し溶解しにくくなる。通常10〜
15%程度の含水状態が最も効果的である。これは完全
非水の状態では苛性アルカリがこれら溶媒に対して溶解
性が乏しく、顔料との造塩が妨げられることKよる。こ
の溶解操作において用いられる苛性アル−カリとじては
、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムが好ましい0 顔料を溶解した溶解液は次いで、アクリル系樹脂を溶解
した酸により中和再沈の操作が行われる。
ここで用いられるアクリル系樹脂は、本発明を特徴づけ
る有益な効果をもたらすものであり、一般式 で表わされる単量体または該単量体と共重合可能な他の
単量体とから重合して得られる急性水溶液に可溶な単独
重合体または共重合体である。
上記一般式(1)で表わされる単量体としては、アミノ
アルキルアクリレート系誘導体、例えば、ジメチルアミ
ノメチルアクリレート、ジエチルアミノメチルアクリレ
ート、ジブチルアミノメチルアクリレート、ジ−n−プ
ロピルアミノメチルアクリレート、メチルアミノメチル
アクリレート。
ブチルアミノメチルアクリレート、ジメチルアミノエチ
ルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、
ジ−t−ブチルアミノエチルアクリレート、メチルアミ
ノエチルアクリレート、エチルアミノエチルアクリレー
ト、ブチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノ
プロピルアクリレートなどのアクリレートおよびジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピ
ルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジ−n−プロピルアミノエチルメタクリレート、ピ
ペラジノエチルメタクリレートなどのメタクリレートま
たはこれらの酸塩を挙げることができる。これらの単量
体は1種または2種以上を混合して用いることもできる
一般式[1)で表わされる単量体と共重合可能な他の単
量体としては、例えば、アクリル厳またはメタクリル酸
のアルキルエステル類、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチp−ルアクリルアミド、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、2−ヒト四キシエチルメタク
リレート、スチレン、αあるいはβ−メチルスチレン、
ビニルトルエン、ビニルケトン、メチルビニルエーテル
エチルビニルエーテル、イソプチルビニルエーテ#、 
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなどを挙
げることができる。これらの単量体の1種または2種以
上を混合して用いることもできる。
上記の単量体を重合して本発明で使用されるアクリル系
樹脂を得るKは、通常の溶液重合法が適しており、単量
体とアルコール系溶媒または水との混合物および重合開
始剤を一括9分括、連続のいずれかの方法で仕込み、加
温下に重合反応を行えばよい。
一般式CI)で表わされる塩基性第6級アミン塩を有す
る重合体が本発明における諸物性の改良に有効に作用す
る。従りて、本発明で用いるアクリル系樹脂が共重合体
の場合には、一般式(I)で表わされる単量体30重量
−以上、望ましくは50重量−以上と共重合可能な他の
単量体70重量%以下、望ましくは50重量%以下とか
ら重合して得られる組成を有するものであることが好ま
しい。
一般式(11で表わされる単量体が30重量%以下では
アクリル系樹脂としての添加量が多くなり。
障ペイ力9着色力などの物性の低下を招くことになる。
アクリル系樹脂としての使用量は、上記の理由からアク
リル系樹脂中に含有する一般式(1)で表わされる単量
体から得られる樹脂成分により決定され、該樹脂成分が
有機顔料に対して通常12〜20重量%、好ましくは1
5〜15重量襲であることがより望ましい。
アクリル系樹脂を溶解し、顔料の中和再沈に用いる醜と
しては、硫醗、塩醜等の無機酸や各種有機酸を使用する
ことができるが、得られる有機顔料の性能を考慮すると
、硫酸、塩醸および酢酸を用いるのが好ましい。
中和再沈の条件としては、中和再沈時の温度が粒子サイ
ズに大きく影響するため目的とする粒径を得るに適した
温度下にフントロールしながら、中和再沈を行うことが
必要である。
中和再沈の操作において、添加されたアクリル系樹脂は
、実質的に顔料の一次粒子に作用して、凝集を防止し、
分散の安定性をはかり、光沢、流動性を飛躍的に高める
。また、中和再沈時の顔料スラリーの粘度を低下させて
、攪拌を容易にし、系の均一化を助ける効果もある。
中和再沈によって得られた沈殿物スラリーを、アンモニ
ア、または水酸化カリウム、水酸化ナトリウムの水溶液
中に徐々に加え、アルカリ性の顔料スラリーとする。7
0℃以上で加熱処理を行い、添加されたアクリル系樹脂
を水難溶性または水不溶性とする。
得られた顔料スラリーは次いで、常法により、濾過、水
洗をくり返し、乾燥、粉砕の操作を経て、光沢、流動性
2着色力に極めて優れた微細で鮮明な色相を有する有機
顔料が得られる。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように本発明の有機顔料の製造
法は、精製および微細化と同時に実質的に一次粒子の凝
集性を防止できるため、光沢、流動性9着色力等の顔料
性能の改質を効果的に行うことができ、かつ工程が簡単
なため経済性1作業性に優れ、工業的に有利な方法であ
る。
本発明で用いるアクリル系樹脂の製造例を以下に示す。
製造側中部および%は重量部および重量%を表わす。
製造例1 攪拌機、温度計、還流冷却器、ガス導入管を付した4ツ
ロフラスコにジメチルアミノエチルメタクリレート23
5部、イソプロピルアルコール255部、2.2’−ア
ゾビスイソブチロニトリル1.7部を仕込み、窒素ガス
を通じながら、80℃で4時間重合反応を行う。途中、
2時間でλ2′−アゾビスイソプチ四ニトリルcL6部
を添加する。
重合反応終了後、50℃以下に冷却し、次いで56%塩
酸152部を水で希釈して加え、中和した後、イソプロ
ピルアルコールを留去し、固型分35%の粘稠な樹脂溶
液を得た。
製造例2 製造例1と同様な装置にジメチルアミノエチルメタクリ
レート110部、メチルメタクリレート50部、エチル
アクリレート60部、イソプロピルアルコール220部
、および2.2′−アゾビスイソブチロニトリル1.5
部を仕込み、窒素ガスを通じながら80℃に昇温し、4
時間重合反応を行う。
途中2時間で2.2′−アゾビスイソブチロニトリルa
、7部を添加する。反応終了後50℃以下に冷却し、次
いで酢酸42部を水で希釈して加え、中和し、イソプロ
ピルアルコールを留去して、固型分50襲の粘稠な樹脂
溶液を得た。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明すると共に適宜比較例
を挙げて本発明の詳細な説明する。
実施例及び比較例中、部および%は重量部および重量−
を表わす。
実施例1 攪拌機、温度計を付したフラスコに10%量の水を含有
するジメチルスルホキシド360部を仕込み、粗製無置
換キナクリドン30部を加えて、室温下に攪拌を行い、
均質なスラリーとしたのち、水酸化カリウム1五5部お
よび水22部を加える。
1時間攪拌を続けて顔料を溶解する。50℃に昇温し、
続いて製造例1で得た樹脂溶液2.6部を50%硫酸2
五6部に加えて攪拌し、均一な硫酸溶液として50分間
でゆっくりと滴下し中和再沈する。硫酸溶液の全量の滴
下が終ったら、50℃下に攪拌しながら、30分間熟成
する。得られた沈殿物スラリーを水酸化ナトリウムCL
2部を溶解した水500部中に注入し、80℃で30分
間攪拌する。濾過し、得られた顔料ケーキを1. OO
0部の水に再分散して再び濾過する。この水洗、濾過の
操作を3回くり返したのち、乾燥、粉砕して微細で鮮明
な赤色の無置換キナクリドン顔料な得た。
以上のようにして得られた無置換キナクリドン顔料の粉
末を焼付塗料用メラミンアルキッド樹脂フェスに顔料分
が10%となるように配合し、塗料を調製したところ顔
料の分散性は良好で、流動性、光沢1着色力に極めて優
れていた。
実施例2 製造例1で得られたアクリル系樹脂溶液2.6部を製造
例2で得た樹脂溶液40部に変える以外は、実施例1と
同様な操作を行って、鮮明で微細赴赤色の無置換キナク
リドン顔料を得た。
得られた顔料について実施例1と同様な方法で塗料試験
を行ったところ、この顔料は優れた分散性、流動性、光
沢1着色力を示した。
比較例1 アクリル系樹脂溶液の添加を行わないで実施例1と同様
な操作により、赤色の無置換キナクリドン顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験を行ったところ、この顔料は
実施例1および2で得られた顔料に比べて、その分散性
、流動性、光沢1着色力の各、特性が劣っていた。
実施例5 粗製無置換キナクリドン50部を同量の粗製λ9−ジメ
チルキナクリドンに変える以外は実施例1と同様な操作
を行って、鮮明で微細な濃赤紫色のキナクリドン顔料を
得た。
実施例1と同様な方法で塗料を調製した結果、この顔料
は、分散性、流動性、光沢に優れ、着色力も充分であっ
た。
実施例4 粗製無置換キナクリドン30部を20部とおよび粗製2
.9−ジメチルキナクリドン10部に変える以外は、実
施例2と同様な操作を行りて微細な赤色の固溶体キナク
リドン顔料を得た。
実施例1と同様の塗料試験の結果、この顔料は、分散性
が良く、流動性、光沢に優れるものであった。
実施例5 粗製無置換キナクリドン20部を25部に、粗製2.9
−ジメチルキナクリドンを0.工、 PigmentO
r■e365部に変える以外は実施例4と同様な操作を
行りて、微細な黄味の赤色顔料を得た。
実施例1と同様な方法で行った塗料試験で、分散性、流
動性、光沢に優れ、充分な着色力を有するものでありた
実施例6 a、工、 Pigment Orange 36 5部
に変えて同量のO0工、 Pigment R11(1
88を用いる以外は実施例5と同様な操作を行りて微細
な暗赤色の顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験を行りて、この顔料が分散性
、流動性、光沢9着色力に優れていることを認めた。
比較例2〜5 アクリル系樹脂溶液の添加を行わないで、それぞれ実施
例3〜6と同様の操作を行って、各々の顔料を得た。
得られた顔料について、実施例1と同様な方法で塗料を
調製したところ、実施例3〜6の顔料よりも、分散性、
流動性が劣り、塗膜の光沢2着色力も低いものでありた
上記、実施例1〜6およびそれらと対応する比較例1〜
5の各顔料の熱硬化型メラミン・アルキッド樹脂塗料に
おける流動性および光沢値は第1表に示す通りであり、
本発明によって得られる顔料が極めて優れた流動性と高
い光沢性を有することは明らかである。
第1表 伺、粘度はBM型回転粘度計、25℃による測定値であ
り、光沢はグロスメーターによる測定値である。
実施例7 実施例1と同様の装置を用いて10%量の水を含有する
ジメチルスルホキシド300部に粗製無置換キナクリド
ン30部を加え、室温下に攪拌し均質なスラリーとした
のち、水際化カリウム1五5部および水18部を加える
。1時間攪拌を続けて顔料を溶解する。次いで5℃まで
冷却し、製造例1で得た樹脂溶液5−4部を50%硫醗
2五6部に加えて、攪拌し、均一な硫酸溶液として、5
0分間でゆっくりと滴下し、中和再沈する。
続いて得られた沈殿物スラリーを水酸化ナトリウムα3
部を溶解した水800部中に注入し、80℃て30分間
攪拌する。
以下、実施例1と同様、テ過、水洗、乾燥、粉砕して、
極めて微細な濃赤紫色の無置換キナクリドン顔料を得た
この顔料をグラビアインキ用塩化ビニル系フェスに顔料
分が8%となるように配合して、グラビアインキを調製
した。顔料の分散性は良好で、流動性に優れ、色の鮮明
性2着色力、透明性等の印刷適性にも優れていた。
実施例8 粗製無置換キナクリドン30部を25部および0、工、
PigmentOrage  56 5部に変える以外
は、実施例7と同様な操作を行って濃赤紫色の極めて微
細な顔料を得た。
この顔料について、実施例7と同様な方法でグラビアイ
ンキ試験を行い、分散性9着色力9色の鮮明性、透明性
等に優れ、さらにインキの流動性にも優れていることを
確認した。
比較例へ7 アクリル系樹脂溶液の添加を行わないで、それぞれ実施
例7または8と同様の操作を行って、各々の顔料を得た
実施例7と同様にグラビアインキ試験を行ったところ、
いずれの顔料も実施例7または8の顔料に比べて、色の
鮮明性9着色力、透明性等に劣り、インキの流動性も悪
かった。
上記、実施例7および8と、それらと対応する比較例6
および7の各顔料のグラビアインキにおける流動性、鮮
明性、透明性を第2表に示す。
本発明によりて、得られる顔料が極めて優れた流動性、
鮮明性、透明性を有するものであることは明らかである
第2表

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機顔料の1種または2種以上を苛性アルカリお
    よび水の存在下に非プロトン性極性溶媒に溶解し、これ
    に、アクリル系樹脂を溶解した酸を加えて中和再沈する
    ことを特徴とする有機顔料の製造法。
  2. (2)有機顔料がキナクリドン系、アゾ系またはチオイ
    ンジゴ系である特許請求の範囲(1)項記載の有機顔料
    の製造法。
  3. (3)キナクリドン系顔料が無置換キナクリドン、2,
    9−ジメチルキナクリドン、3,10または4,11−
    ジクロルキナクリドンである特許請求の範囲(2)項記
    載の有機顔料の製造法。
  4. (4)苛性アルカリが水酸化カリウムまたは水酸化ナト
    リウムである特許請求の範囲(1)項から(3)項のい
    ずれかの項に記載の有機顔料の製造法。
  5. (5)非プロトン性極性溶媒がジメチルスルホキシド、
    ジメチルイミダゾリジノン、またはN−メチル−2−ピ
    ロリドンである特許請求の範囲(1)項から(4)項の
    いずれかの項に記載の有機顔料の製造法。
  6. (6)アクリル系樹脂が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子またはメチル基、R_2R_
    3水素原子またはアルキル基、あるいはR_2とR_3
    が結合し、窒素原子を含むヘテロ環であるもの、nは1
    以上の整数を示す) で表わされる単量体または該単量体と共重合可能な他の
    単量体とから重合して得られる重合体であって、酸性水
    溶液に可溶なものである特許請求の範囲(1)項から(
    5)項のいずれかの項に記載の有機顔料の製造法。
  7. (7)酸が硫酸、塩酸または有機酸である特許請求の範
    囲(1)項から(6)項のいずれかの項に記載の有機顔
    料の製造法。
JP60097864A 1985-05-10 1985-05-10 有機顔料の製造法 Granted JPS61255964A (ja)

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