JPS61185568A - 有機顔料の顔料化法 - Google Patents
有機顔料の顔料化法Info
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- JPS61185568A JPS61185568A JP60024342A JP2434285A JPS61185568A JP S61185568 A JPS61185568 A JP S61185568A JP 60024342 A JP60024342 A JP 60024342A JP 2434285 A JP2434285 A JP 2434285A JP S61185568 A JPS61185568 A JP S61185568A
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- acid
- organic
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は有機顔料の顔料化法に関するものである。
詳しくは非プロトン性極性溶媒に苛性アルカリおよび水
の存在下、有機顔料と共に非イオン界面活性剤を共存溶
解し、これを酸で中和再沈することにより、精製、微細
化を行い、同時に分散性。
の存在下、有機顔料と共に非イオン界面活性剤を共存溶
解し、これを酸で中和再沈することにより、精製、微細
化を行い、同時に分散性。
分散安定性等の性能を付与することを特徴とする有機顔
料の顔料化法に関する。
料の顔料化法に関する。
界面活性剤を用いる有機顔料の改質方法としては、従来
より多くの提案があるが、そのいずれもが予め、粗顔料
を粉砕又は溶解再沈等の手段により、微細化、精製を行
う工程を経たのち、界面活性剤との接触操作を行って顔
料特性の改質を計っている。すなわち、微細化、精製と
顔料特性改質のための操作とを二段階に分けて行うため
、一度微細化された顔料粒子も、界面活性剤の接触操作
時には、既に凝集体を形成しており、結局のところ、こ
の方法では一次粒子への界面活性剤の接触は不可能とな
り、得られる顔料の改質効果も充分ではない。又、全体
の工程が長く複雑となり、長時間を要するなど経済性1
作業性の面からも有利な方法とは言えない。
より多くの提案があるが、そのいずれもが予め、粗顔料
を粉砕又は溶解再沈等の手段により、微細化、精製を行
う工程を経たのち、界面活性剤との接触操作を行って顔
料特性の改質を計っている。すなわち、微細化、精製と
顔料特性改質のための操作とを二段階に分けて行うため
、一度微細化された顔料粒子も、界面活性剤の接触操作
時には、既に凝集体を形成しており、結局のところ、こ
の方法では一次粒子への界面活性剤の接触は不可能とな
り、得られる顔料の改質効果も充分ではない。又、全体
の工程が長く複雑となり、長時間を要するなど経済性1
作業性の面からも有利な方法とは言えない。
本発明は、粗顔料の微細化および精製と一次粒子への界
面活性剤の接触処理とを一工程の操作で同時に行うこと
により、効果的な顔料改質がなされ、かつ工程の簡易な
顔料化法を提供するものである。
面活性剤の接触処理とを一工程の操作で同時に行うこと
により、効果的な顔料改質がなされ、かつ工程の簡易な
顔料化法を提供するものである。
すなわち、本発明は有機顔料の1種又は2種以上を非イ
オン界面活性剤と共に苛性アルカリおよび水の存在下に
非プロトン性極性溶媒に溶解し、これを醗で中和再沈し
、次いでヘテロポリ酸又はタンニン酸を添加することを
特徴とする有機顔料の顔料化法であり、微細化、精製と
同時に分散性。
オン界面活性剤と共に苛性アルカリおよび水の存在下に
非プロトン性極性溶媒に溶解し、これを醗で中和再沈し
、次いでヘテロポリ酸又はタンニン酸を添加することを
特徴とする有機顔料の顔料化法であり、微細化、精製と
同時に分散性。
分散安定性等の顔料性能を付与することができるもので
ある。
ある。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明において用いられる有機顔料としては、苛性アル
カリと塩を形成して、非プロトン性極性溶媒に溶解する
ことが前提となり、そのような性質を持つ無置換キナク
リドン、2.9−ジメチルキナクリドン、へ10又は4
,11−ジクロルキナクリドンであるキナクリドン系、
アゾ系、チオインジゴ系の中から1種又は2種以上が適
宜選択される。
カリと塩を形成して、非プロトン性極性溶媒に溶解する
ことが前提となり、そのような性質を持つ無置換キナク
リドン、2.9−ジメチルキナクリドン、へ10又は4
,11−ジクロルキナクリドンであるキナクリドン系、
アゾ系、チオインジゴ系の中から1種又は2種以上が適
宜選択される。
本発明で用いられる非プロトン性極性溶媒としては、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルイミダゾリジノン、N−
メチル−2−ピロリドン等があるが、ジメチルスルホキ
シドが溶解性、溶媒回収性等の面で好ましい。これらの
溶媒は、完全に非水の状態では顔料を完溶し難いが、若
干の水を混在させることにより、溶解性が増し、完溶が
容易になる。しかし、含水率か20%以上になると溶解
性か再び低下し完溶しなくなる。通常10〜15%程度
の含水状態が最も効果的である。これは、完全非水の状
態では苛性アルカリがこれら溶媒に対して、溶解性か乏
しく、顔料との造塩が妨げられることによる。この溶解
操作において用いられる苛性アルカリとしては、水酸化
カリウム又は、水酸化ナトリウムか好ましい。
メチルスルホキシド、ジメチルイミダゾリジノン、N−
メチル−2−ピロリドン等があるが、ジメチルスルホキ
シドが溶解性、溶媒回収性等の面で好ましい。これらの
溶媒は、完全に非水の状態では顔料を完溶し難いが、若
干の水を混在させることにより、溶解性が増し、完溶が
容易になる。しかし、含水率か20%以上になると溶解
性か再び低下し完溶しなくなる。通常10〜15%程度
の含水状態が最も効果的である。これは、完全非水の状
態では苛性アルカリがこれら溶媒に対して、溶解性か乏
しく、顔料との造塩が妨げられることによる。この溶解
操作において用いられる苛性アルカリとしては、水酸化
カリウム又は、水酸化ナトリウムか好ましい。
本発明において、有益な効果をもたらす非イオン界面活
性剤は上記の苛性アルカリおよび水を含むジメチルスル
ホキシドの如き極性溶媒系に顔料と共存させるためにこ
の系に可溶であり、酸で中和後の溶媒系には不溶又は難
溶の性質を持つものが好適となる。
性剤は上記の苛性アルカリおよび水を含むジメチルスル
ホキシドの如き極性溶媒系に顔料と共存させるためにこ
の系に可溶であり、酸で中和後の溶媒系には不溶又は難
溶の性質を持つものが好適となる。
このような条件を満足する非イオン界面活性剤としては
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、例えばポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、あるいはポ
リオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類、例え
ばポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェノールエーテルカ挙ケラれ
、特にHL B (Hydrophile(lipop
hils Balance)15〜20の親水性の大き
いものが望ましい。これらの1種又は2種以上を用いる
ことかできる。
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、例えばポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、あるいはポ
リオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類、例え
ばポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェノールエーテルカ挙ケラれ
、特にHL B (Hydrophile(lipop
hils Balance)15〜20の親水性の大き
いものが望ましい。これらの1種又は2種以上を用いる
ことかできる。
これらの非イオン界面活性剤は顔料の微細化9分散性1
分散安定性、流動性、透明性2着色力の向上に効果的に
作用する。又、中和再沈時のスラリー粘度を低下させて
、攪拌を容易にし、反応系の均一化にも効果がある。こ
れらの非イオン界面活性剤の使用量は、用いられる粗製
有機顔料に対して15〜30重量%、好ましくは2〜1
5重t%がより効果的である。
分散安定性、流動性、透明性2着色力の向上に効果的に
作用する。又、中和再沈時のスラリー粘度を低下させて
、攪拌を容易にし、反応系の均一化にも効果がある。こ
れらの非イオン界面活性剤の使用量は、用いられる粗製
有機顔料に対して15〜30重量%、好ましくは2〜1
5重t%がより効果的である。
顔料および非イオン界面活性剤を溶解した溶解液は、次
いで酸により中和再沈の操作か行われる。
いで酸により中和再沈の操作か行われる。
中和に用いる酸としては、硫酸、塩酸等の無機酸や各種
有機酸を使用することかできるか得られる有機顔料の性
能を考慮すると硫酸、塩酸および酢酸を用いるのが好ま
しい。
有機酸を使用することかできるか得られる有機顔料の性
能を考慮すると硫酸、塩酸および酢酸を用いるのが好ま
しい。
中和再沈の条件としては、中和再沈時の温度が粒子サイ
ズに大きく影響するため目的とする粒径を得るに適した
温度下にコントロールしながら、中和再沈を行うことが
必要である。
ズに大きく影響するため目的とする粒径を得るに適した
温度下にコントロールしながら、中和再沈を行うことが
必要である。
中和再沈によって得られた沈殿物スラリーにヘテロポリ
酸又はタンニン酸の水溶液を添加するか、もしくはヘテ
ロポリ酸又はタンニン酸の水溶液中に顔料の沈殿物スラ
リーを徐々に加えるかして非イオン界面活性剤を水不溶
性又は水難溶性物質として沈着させる。
酸又はタンニン酸の水溶液を添加するか、もしくはヘテ
ロポリ酸又はタンニン酸の水溶液中に顔料の沈殿物スラ
リーを徐々に加えるかして非イオン界面活性剤を水不溶
性又は水難溶性物質として沈着させる。
ヘテロポリ酸としては、リンタングステン酸、リンモリ
ブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸の中
から選択される。タンニン酸を用いた場合には特に流動
性に対する改質効果が大きい。
ブデン酸、ケイタングステン酸、ケイモリブデン酸の中
から選択される。タンニン酸を用いた場合には特に流動
性に対する改質効果が大きい。
非イオン界面活性剤とヘテロポリ醗又はタンニン酸との
反応は必ずしも化学量論的ではなく、ヘテロモリ醗又は
タンニン酸の添加量は使用した非イオン界面活性剤に対
し、1〜5重量倍が良く、特に2〜4重量倍がより好ま
しい結果を生ずる。
反応は必ずしも化学量論的ではなく、ヘテロモリ醗又は
タンニン酸の添加量は使用した非イオン界面活性剤に対
し、1〜5重量倍が良く、特に2〜4重量倍がより好ま
しい結果を生ずる。
以上の操作により得られた顔料スラリーは、次いで通常
の手段によって、濾過、水洗をくり返し乾燥して微細な
分散性2分散安定性に優れた有機顔料として回収される
。
の手段によって、濾過、水洗をくり返し乾燥して微細な
分散性2分散安定性に優れた有機顔料として回収される
。
上記の説明から明らかなように本発明の顔料化法によれ
ば、微細化、精製と同時に分散性1分散安定性、透明性
9着色力等の顔料性能の改質を効果的に行うことができ
、工程が簡易なため経済性。
ば、微細化、精製と同時に分散性1分散安定性、透明性
9着色力等の顔料性能の改質を効果的に行うことができ
、工程が簡易なため経済性。
作業性に優れ、工業的に有利な方法である。
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1
10%量の水を含有するジメチルスルホキシド300部
に粗製無置換キナクリドン30部を加え、室温下に攪拌
を行い均質なスラリーとしたのち、水酸化カリウム1五
5部および水18部を加える。
に粗製無置換キナクリドン30部を加え、室温下に攪拌
を行い均質なスラリーとしたのち、水酸化カリウム1五
5部および水18部を加える。
1時間攪拌を続けて顔料を溶解する。
次にポリオキシエチレンラウリルエーテル(HLBI&
3)1.5部を加え、更に1時間攪拌を行って溶解させ
たのち、0℃に冷却しながら50%硫酸2五6部を50
分間でゆっくりと滴下し中和再沈する。
3)1.5部を加え、更に1時間攪拌を行って溶解させ
たのち、0℃に冷却しながら50%硫酸2五6部を50
分間でゆっくりと滴下し中和再沈する。
得られた沈殿物スラリーをリンタングステン酸4.5部
を溶解した水500部中に注入し、30分間攪拌を行い
濾過する。得られた顔料ケーキを1、 OO0部の水に
再分散して再び濾過し、この操作を3回繰返したのち、
温風乾燥器中で60℃下に16時間乾燥を行い微細な濃
赤紫色の無置換キナクリドン顔料を得た。
を溶解した水500部中に注入し、30分間攪拌を行い
濾過する。得られた顔料ケーキを1、 OO0部の水に
再分散して再び濾過し、この操作を3回繰返したのち、
温風乾燥器中で60℃下に16時間乾燥を行い微細な濃
赤紫色の無置換キナクリドン顔料を得た。
以上のようにして得られた無置換キナクリドン顔料の粉
末を焼付塗料用メラミンアルキッド樹脂フェスに顔料分
が10%となるように配合し、ボールミル分散して、塗
料を調製した。この時の顔料の分散性は良好で、成膜後
も顔料粒子の凝集はなく、良好な分散状態を維持してい
ることが、第1図に示す塗膜切片における顔料結晶粒子
の分散状態を示す電子顕微鏡写真(倍率2へ000倍)
により認められた。更にこの顔料は透明性2着色力に優
れ、鮮明な色相を有していた。
末を焼付塗料用メラミンアルキッド樹脂フェスに顔料分
が10%となるように配合し、ボールミル分散して、塗
料を調製した。この時の顔料の分散性は良好で、成膜後
も顔料粒子の凝集はなく、良好な分散状態を維持してい
ることが、第1図に示す塗膜切片における顔料結晶粒子
の分散状態を示す電子顕微鏡写真(倍率2へ000倍)
により認められた。更にこの顔料は透明性2着色力に優
れ、鮮明な色相を有していた。
実施例2
リンタングステン酸を同量のタンニン酸に変えた以外は
実施例1と同様な操作を行い、無置換キナクリドン顔料
を得た。
実施例1と同様な操作を行い、無置換キナクリドン顔料
を得た。
得られた無置換キナクリドン顔料について実施例1と同
様な方法で塗料試験を行った結果、この顔料は、分散性
1分散安定性、透明性9着色力に優れ、特にその塗料は
、優れた流動性を示した。
様な方法で塗料試験を行った結果、この顔料は、分散性
1分散安定性、透明性9着色力に優れ、特にその塗料は
、優れた流動性を示した。
実施例3
リンタングステン酸を同量のリンモリブデン酸に変えた
以外は、実施例1と同様な操作を行い、無置換キナクリ
ドン顔料を得た。
以外は、実施例1と同様な操作を行い、無置換キナクリ
ドン顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験において、この顔料は、分散
性1分散安定性9着色力、透明性に優れていた。
性1分散安定性9着色力、透明性に優れていた。
実施例4
10%量の水を含有するジメチルスルホキシド300部
に粗製無置換キナクリドン30部を加えて、室温下に攪
拌を行い、均質なスラリーとする。
に粗製無置換キナクリドン30部を加えて、室温下に攪
拌を行い、均質なスラリーとする。
水酸化カリウム1五5部および水18部を加えて、1時
間攪拌を続け、顔料を完溶させる。次いでポリオキシエ
チレンノニルフェノールエーテル(HLB1119)1
.5部を加えて、更に1時間攪拌して溶解させたのち、
50℃に加温し、50%硫酸2五6部を30分間で滴下
し、中和再沈する。
間攪拌を続け、顔料を完溶させる。次いでポリオキシエ
チレンノニルフェノールエーテル(HLB1119)1
.5部を加えて、更に1時間攪拌して溶解させたのち、
50℃に加温し、50%硫酸2五6部を30分間で滴下
し、中和再沈する。
得られた沈殿物スラリーをリンタングステン酸4.5部
を溶解した水500部中に注入し、30分間攪拌を行い
濾過する。
を溶解した水500部中に注入し、30分間攪拌を行い
濾過する。
以下、実施例1と同様に、水洗、濾過を繰返し、乾燥し
て濃赤色の微細な無置換キナクリドン顔料を得た。
て濃赤色の微細な無置換キナクリドン顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験を行ったところ、この顔料は
分散性9分散安定性に優れ、鮮明な色相を有していた。
分散性9分散安定性に優れ、鮮明な色相を有していた。
実施例5
リンタングステン酸445部をタンニン酸40部に変え
た以外は実施例4と同様な操作を行い、微細な濃赤色の
無置換キナクリドン顔料を得た。
た以外は実施例4と同様な操作を行い、微細な濃赤色の
無置換キナクリドン顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験を行い、この顔料が分散性1
分散安定性に優れ、良好な流動性を示すことを確認した
。
分散安定性に優れ、良好な流動性を示すことを確認した
。
実施例6
ポリオキシエチレンラウリルエーテルを同量のポリオキ
シエチレンオレイルエーテル(HLB16)に、中和温
度0°Cを20℃に変えた以外は実施例2と同様な操作
を行って、微細な赤色の無置換キナクリドン顔料を得た
。
シエチレンオレイルエーテル(HLB16)に、中和温
度0°Cを20℃に変えた以外は実施例2と同様な操作
を行って、微細な赤色の無置換キナクリドン顔料を得た
。
実施例1と同様に塗料試験を行い、得られた顔料が、分
散性1分散安定性および流動性に優れ、鮮明な色相を有
するものであることを確認した。
散性1分散安定性および流動性に優れ、鮮明な色相を有
するものであることを確認した。
実施例7
ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテルを同量の
ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル(HL
B18)に、中和温度50℃を5°Cに変えた以外は実
施例5と同様な操作を行い、微細な無置換キナクリドン
顔料を得た。
ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル(HL
B18)に、中和温度50℃を5°Cに変えた以外は実
施例5と同様な操作を行い、微細な無置換キナクリドン
顔料を得た。
実施例1と同様に塗料試験を行ったところ、この顔料は
、優れた分散性9分散安定性および流動性を有していた
。
、優れた分散性9分散安定性および流動性を有していた
。
実施例8
粗製無置換キナクリドンを同量の粗製乙9−ジメチルキ
ナクリドンに変えた以外は実施例2と同様な操作を行っ
て微細な青味の強いキナクリドン顔料を得た。
ナクリドンに変えた以外は実施例2と同様な操作を行っ
て微細な青味の強いキナクリドン顔料を得た。
実施例1と同様に行った塗料試験の結果、この顔料は、
分散性1分散安定性および流動性に優れるものであった
。
分散性1分散安定性および流動性に優れるものであった
。
実施例9
粗製無置換キナクリドンを同量は粗製41〇−ジクロル
キナクリドンに変えた以外は実施例2と同様な操作を行
って微細な黄味の強いキナクリドン顔料を得た。
キナクリドンに変えた以外は実施例2と同様な操作を行
って微細な黄味の強いキナクリドン顔料を得た。
実施例1と同様に行った塗料試験の結果、この顔料は、
分散性1分散安定性および流動性に優れていた。
分散性1分散安定性および流動性に優れていた。
実施例10
粗製無置換キナクリドン24部および○、工。
Pigment Red 170 6部を10%量の水
を含有するジメチルスルホキシド500部中に加え、室
温下に攪拌を行い、均質なスラリーとする。以下、実施
例1と同様な操作により、微細な赤紫色の顔料を得た。
を含有するジメチルスルホキシド500部中に加え、室
温下に攪拌を行い、均質なスラリーとする。以下、実施
例1と同様な操作により、微細な赤紫色の顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験により、この顔料が分散性2
分散安定性および透明性に優れていることを確認した。
分散安定性および透明性に優れていることを確認した。
実施例11
0、工、 Pigment Re6170を同量の0.
工、 Pigment Orange36に変えた以外
は、実施例10と同様な操作を行って微細な濃赤紫色の
顔料を得た。
工、 Pigment Orange36に変えた以外
は、実施例10と同様な操作を行って微細な濃赤紫色の
顔料を得た。
実施例1と同様な塗料試験を行って、得られた顔料か分
散性9分散安定性および透明性に優れることを確認した
。
散性9分散安定性および透明性に優れることを確認した
。
実施例12
0、工、 Pigment R111(L 170を同
量のC1工、Pigmgnt Rod88に、リンタン
グステン酸を同量のタンニン酸に変えた以外は、実施例
10と同様な操作により微細な濃赤紫色の顔料を得た。
量のC1工、Pigmgnt Rod88に、リンタン
グステン酸を同量のタンニン酸に変えた以外は、実施例
10と同様な操作により微細な濃赤紫色の顔料を得た。
実施例1と同様な方法で塗料試験を行い、この顔料が分
散性9分散安定性および流動性に優れることを確認した
。
散性9分散安定性および流動性に優れることを確認した
。
実施例13
粗製無置換キナクリドン21部および2.9−ジメチル
キナクリドン9部を10%量の水を含有するジメチルス
ルホキシド300部の中に加え、室温下に攪拌し、均質
なスラリーとする。水酸化ナトリウム10部と水15部
を加え、1時間攪拌を続けて、顔料を完溶する。次いで
、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(HL
EIa9)1.8部を加えて、更に1時間攪拌して溶解
させたのち、50℃に加温し、50%硫酸24.5部を
30分間で滴下し、中和再沈する。
キナクリドン9部を10%量の水を含有するジメチルス
ルホキシド300部の中に加え、室温下に攪拌し、均質
なスラリーとする。水酸化ナトリウム10部と水15部
を加え、1時間攪拌を続けて、顔料を完溶する。次いで
、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(HL
EIa9)1.8部を加えて、更に1時間攪拌して溶解
させたのち、50℃に加温し、50%硫酸24.5部を
30分間で滴下し、中和再沈する。
得られた沈殿物スラリーに20%リンタングステン酸水
溶液18部を滴下し、50分間攪拌したのち、濾過する
。以下、実施例1と同様、水洗、濾過をくり返し、乾燥
して、赤色の固溶体顔料を得た。
溶液18部を滴下し、50分間攪拌したのち、濾過する
。以下、実施例1と同様、水洗、濾過をくり返し、乾燥
して、赤色の固溶体顔料を得た。
実施例1と同様な方法で塗料試験を行った結果、この顔
料は、分散性2分散安定性に優れていることを確認した
。
料は、分散性2分散安定性に優れていることを確認した
。
比較例
ポリオキシエチレンラウリルエーテルおよびリンタング
ステン酸を除くこと以外は実施例1と同様な操作を行い
、濃赤紫色の無置換キナクリドン、顔料を得た。
ステン酸を除くこと以外は実施例1と同様な操作を行い
、濃赤紫色の無置換キナクリドン、顔料を得た。
実施例1と同様に塗料試験を行って、得られた塗膜切片
における顔料結晶粒子の分散状態は電子顕微鏡写真(倍
率2G、000倍)として第2図に示す通りであり、明
らかに顔料は多くの凝集体を形成していることが判る。
における顔料結晶粒子の分散状態は電子顕微鏡写真(倍
率2G、000倍)として第2図に示す通りであり、明
らかに顔料は多くの凝集体を形成していることが判る。
−
第1図は、本発明の一実施例で得られた顔料の塗膜切片
における顔料結晶粒子の分散状態を示す電子顕微鏡写真
(倍率2o、ooo倍)であり、第2図は比較例で得ら
れた顔料の塗膜切片における顔料結晶粒子の分散状態を
示す電子顕微鏡写真(倍率2へ000倍)である。
における顔料結晶粒子の分散状態を示す電子顕微鏡写真
(倍率2o、ooo倍)であり、第2図は比較例で得ら
れた顔料の塗膜切片における顔料結晶粒子の分散状態を
示す電子顕微鏡写真(倍率2へ000倍)である。
Claims (8)
- (1)有機顔料の1種又は2種以上を非イオン界面活性
剤と共に苛性アルカリおよび水の存在下に非プロトン性
極性溶媒に溶解し、これを酸で中和再沈し、次いでヘテ
ロポリ酸又は、タンニン酸を添加することを特徴とする
有機顔料の顔料化法。 - (2)有機顔料がキナクリドン系、アゾ系又はチオイン
ジゴ系である特許請求の範囲(1)項記載の顔料化法。 - (3)キナクリドン顔料が無置換キナクリドン、2,9
−ジメチルキナクリドン、3,10又は4,11−ジク
ロルキナクリドンである特許請求の範囲(2)項記載の
顔料化法。 - (4)非イオン界面活性剤がポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル類である特許請求の範囲(1)項から(3)項
のいずれかの項に記載の顔料化法。 - (5)苛性アルカリが水酸化カリウム又は水酸化ナトリ
ウムである特許請求の範囲(1)項から(4)項のいず
れかの項に記載の顔料化法。 - (6)非プロトン性極性溶媒かジメチルスルホキシド、
ジメチルイミダゾリジノン又は、N−メチル−2−ピロ
リドンである特許請求の範囲(1)項から(5)項のい
ずれかの項に記載の顔料化法。 - (7)酸が硫酸、塩酸又は有機酸である特許請求の範囲
(1)項から(6)項のいずれかの項に記載の顔料化法
。 - (8)ヘテロポリ酸がリンタングステン酸、リンモリブ
デン酸又はケイタングステン酸、もしくは、ケイモリブ
デン酸である特許請求の範囲(1)項から(7)項のい
ずれかの項に記載の顔料化法。
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