JP2910364B2 - 2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法 - Google Patents
2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法Info
- Publication number
- JP2910364B2 JP2910364B2 JP3318602A JP31860291A JP2910364B2 JP 2910364 B2 JP2910364 B2 JP 2910364B2 JP 3318602 A JP3318602 A JP 3318602A JP 31860291 A JP31860291 A JP 31860291A JP 2910364 B2 JP2910364 B2 JP 2910364B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimethylquinacridone
- pigment
- water
- crystal
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0001—Post-treatment of organic pigments or dyes
- C09B67/0017—Influencing the physical properties by treatment with an acid, H2SO4
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0001—Post-treatment of organic pigments or dyes
- C09B67/0014—Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2,9−ジメチルキナク
リドン顔料の製造方法に関し、詳細には特に長さ対幅の
平均比率が2:1〜5:1で比表面積が50〜90m2
/gであるような結晶粒をの形を有し、青色色調と呼ば
れるX線回折による結晶の面間隔と相対強度を有するこ
とを特徴とする有利な表面特性、及び実用上の有利な諸
性質に優れている2,9−ジメチルキナクリドン顔料の
製造方法に関する。
リドン顔料の製造方法に関し、詳細には特に長さ対幅の
平均比率が2:1〜5:1で比表面積が50〜90m2
/gであるような結晶粒をの形を有し、青色色調と呼ば
れるX線回折による結晶の面間隔と相対強度を有するこ
とを特徴とする有利な表面特性、及び実用上の有利な諸
性質に優れている2,9−ジメチルキナクリドン顔料の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粗製2,9−ジメチルキナクリドン化合
物の製造法は例えば特公昭36−13833号公報に記
載のように2,9−ジメチル−6,13−ジヒドロキナ
クリドンをアルカリ性のアルコール性溶媒中ニトロベン
ゼンスルホン酸ソーダまたは多硫化ナトリウムの存在下
で酸化する、あるいは特公昭38−26487号公報記
載のように2,5−ジ(p−トルイジノ)テレフタル酸
をポリりん酸中で加熱することで得られることが公知で
ある。2,9−ジメチルキナクリドン化合物は粗製では
固体状物質として知られてきたが、このままでは顔料用
として余り役立たず、その粉末を塗料成分に使用した場
合商業的見地からは劣った製品が得られるのみであるこ
とがわかっていた。即ちこの製品は分散性に劣り、熱、
光に変化しやすく、溶媒に不安定、色調も不鮮明であっ
た。従来から望ましい色調を持った2,9−ジメチルキ
ナクリドンを得ようとこの物質を有用な顔料に変えよう
とする試みが行われている。
物の製造法は例えば特公昭36−13833号公報に記
載のように2,9−ジメチル−6,13−ジヒドロキナ
クリドンをアルカリ性のアルコール性溶媒中ニトロベン
ゼンスルホン酸ソーダまたは多硫化ナトリウムの存在下
で酸化する、あるいは特公昭38−26487号公報記
載のように2,5−ジ(p−トルイジノ)テレフタル酸
をポリりん酸中で加熱することで得られることが公知で
ある。2,9−ジメチルキナクリドン化合物は粗製では
固体状物質として知られてきたが、このままでは顔料用
として余り役立たず、その粉末を塗料成分に使用した場
合商業的見地からは劣った製品が得られるのみであるこ
とがわかっていた。即ちこの製品は分散性に劣り、熱、
光に変化しやすく、溶媒に不安定、色調も不鮮明であっ
た。従来から望ましい色調を持った2,9−ジメチルキ
ナクリドンを得ようとこの物質を有用な顔料に変えよう
とする試みが行われている。
【0003】特公昭41−11348号公報によれば、
粗物質を例えばジメチルホルムアミド、低級アルコー
ル、ジメチルスルホオキシドまたはキシレンのような溶
媒で前処理し、または前処理せずにこれをキシレンのご
とき溶媒に浸漬した状態でボールミルによって粉砕する
処理法が示されており、この処理法によって2,9−ジ
メチルキナクリドンは2種類の別個の結晶形態になるこ
とが見出されている。第1の形態は上記前処理を経ずし
て得られるもので青色色調顔料と呼ばれ、第2の形態は
前処理を経て得られる黄色色調顔料と呼ばれる。これら
2種の結晶形態はいずれも高温において安定であり、特
に黄色色調顔料は溶媒の存在下でも高温で安定である事
が記載されているが、粒子の大きさは不揃いでこのいず
れの顔料も塗料成分とした場合、分散性に満足出来な
い。
粗物質を例えばジメチルホルムアミド、低級アルコー
ル、ジメチルスルホオキシドまたはキシレンのような溶
媒で前処理し、または前処理せずにこれをキシレンのご
とき溶媒に浸漬した状態でボールミルによって粉砕する
処理法が示されており、この処理法によって2,9−ジ
メチルキナクリドンは2種類の別個の結晶形態になるこ
とが見出されている。第1の形態は上記前処理を経ずし
て得られるもので青色色調顔料と呼ばれ、第2の形態は
前処理を経て得られる黄色色調顔料と呼ばれる。これら
2種の結晶形態はいずれも高温において安定であり、特
に黄色色調顔料は溶媒の存在下でも高温で安定である事
が記載されているが、粒子の大きさは不揃いでこのいず
れの顔料も塗料成分とした場合、分散性に満足出来な
い。
【0004】更に、特公昭41−11348号公報は第
3の結晶形態を提示しており、これは2,9−ジメチル
キナクリドンの粗物質または既知の黄色色調顔料にグリ
コールと微粉状食塩とフレーク状食塩を加えて高温で、
極端なずれ変形を伴う摩砕機で摩砕することで得ている
が、顔料に対して2.25〜15重量倍量の食塩と0.
75〜3重量倍量のグリコールが十分混和するには相当
量のエネルギーを消費し、また摩砕後には加えた食塩と
グリコールを洗浄して顔料を分離せねばならず商業的に
製造するには不適当である。
3の結晶形態を提示しており、これは2,9−ジメチル
キナクリドンの粗物質または既知の黄色色調顔料にグリ
コールと微粉状食塩とフレーク状食塩を加えて高温で、
極端なずれ変形を伴う摩砕機で摩砕することで得ている
が、顔料に対して2.25〜15重量倍量の食塩と0.
75〜3重量倍量のグリコールが十分混和するには相当
量のエネルギーを消費し、また摩砕後には加えた食塩と
グリコールを洗浄して顔料を分離せねばならず商業的に
製造するには不適当である。
【0005】一方、2,9−ジメチルキナクリドンを製
造する際に、例えば特公昭44−22419号、特公昭
52−43497号、特開昭55−48250号公報記
載の方法のように、溶媒或いは閉環剤としてポリりん酸
或いはポリりん酸エステルを用いた場合、2,9−ジメ
チルキナクリドン合成終了後に水あるいは/さらに低級
アルコールを混合してポリりん酸の固化を防止しながら
分離すると、2,9−ジメチルキナクリドンの微細な粒
子の凝集体として取り出されるので、これをイソブタノ
ールなどの低級アルコール中で攪拌・加熱処理する事で
青色色調の顔料が製造されるが、使用したポリりん酸を
回収あるいは処理する事は非常に困難な作業であり、工
業的に製造するには適していない。
造する際に、例えば特公昭44−22419号、特公昭
52−43497号、特開昭55−48250号公報記
載の方法のように、溶媒或いは閉環剤としてポリりん酸
或いはポリりん酸エステルを用いた場合、2,9−ジメ
チルキナクリドン合成終了後に水あるいは/さらに低級
アルコールを混合してポリりん酸の固化を防止しながら
分離すると、2,9−ジメチルキナクリドンの微細な粒
子の凝集体として取り出されるので、これをイソブタノ
ールなどの低級アルコール中で攪拌・加熱処理する事で
青色色調の顔料が製造されるが、使用したポリりん酸を
回収あるいは処理する事は非常に困難な作業であり、工
業的に製造するには適していない。
【0006】更に、特開昭55−116758号公報で
は、予めみょうばんなどの摩砕助剤と共に2,9−ジメ
チルキナクリドンを乾燥粉砕し、生成物を硫酸中にスラ
リー化して加熱処理後、濾過・水洗・乾燥して顔料を得
ているが、2,9−ジメチルキナクリドンの濃硫酸溶解
液を加熱することで容易にスルホン化して水に溶出する
ので好ましくない。
は、予めみょうばんなどの摩砕助剤と共に2,9−ジメ
チルキナクリドンを乾燥粉砕し、生成物を硫酸中にスラ
リー化して加熱処理後、濾過・水洗・乾燥して顔料を得
ているが、2,9−ジメチルキナクリドンの濃硫酸溶解
液を加熱することで容易にスルホン化して水に溶出する
ので好ましくない。
【0007】一般に2,9−ジメチルキナクリドンを塗
料や着色剤などの色材として用いる場合、その結晶形態
や粒子径によって特性が著しく変化するため結晶状態や
粒子径の制御が重要な技術となる。2,9−ジメチルキ
ナクリドンの色材用顔料として最も最適な形態は、長さ
対幅の平均比率が2:1〜5:1で比表面積が50〜9
0m2/gであるような結晶粒の形を有し、青色色調顔料
と呼ばれるX線回折による結晶の面間隔と相対強度を有
することが必要である。このような色材として優れた特
定の結晶型を得るために種々の結晶変換処理が行われる
が、2,9−ジメチルキナクリドンの場合多くの結晶状
態が存在するため、僅かな製造条件の相違によって異な
った結晶状態が混合された状態になりやすい。それ故結
晶状態の純粋性を確保するために、一旦溶解状態にして
全ての結晶状態を破壊してから特定の処理条件において
結晶化させることが行われ、この方法によって結晶純度
の高いものが得られ、色材として非常に優れた特性と色
調を得ることができる。このような目的において結晶を
溶解状態にする方法として代表的なものにアシッドペー
スト処理法がある。この方法は2,9−ジメチルキナク
リドンを一旦濃硫酸に溶解させ、その溶液を水に注ぐこ
とによって析出させる方法である。簡便で操作性も容易
であり、製造コストも低く、優れた方法であるが、一方
で硫酸溶液の粘度が高いため水に投入したときに水中へ
の拡散が遅く、結晶性の高い2,9−ジメチルキナクリ
ドンの場合その時点で望ましくない結晶状態の成長が起
こることがある。その結果、その後の特定結晶を成長さ
せる過程においても望ましくない結晶状態や結晶粒が残
ってしまい結晶純度を低下させることがある。
料や着色剤などの色材として用いる場合、その結晶形態
や粒子径によって特性が著しく変化するため結晶状態や
粒子径の制御が重要な技術となる。2,9−ジメチルキ
ナクリドンの色材用顔料として最も最適な形態は、長さ
対幅の平均比率が2:1〜5:1で比表面積が50〜9
0m2/gであるような結晶粒の形を有し、青色色調顔料
と呼ばれるX線回折による結晶の面間隔と相対強度を有
することが必要である。このような色材として優れた特
定の結晶型を得るために種々の結晶変換処理が行われる
が、2,9−ジメチルキナクリドンの場合多くの結晶状
態が存在するため、僅かな製造条件の相違によって異な
った結晶状態が混合された状態になりやすい。それ故結
晶状態の純粋性を確保するために、一旦溶解状態にして
全ての結晶状態を破壊してから特定の処理条件において
結晶化させることが行われ、この方法によって結晶純度
の高いものが得られ、色材として非常に優れた特性と色
調を得ることができる。このような目的において結晶を
溶解状態にする方法として代表的なものにアシッドペー
スト処理法がある。この方法は2,9−ジメチルキナク
リドンを一旦濃硫酸に溶解させ、その溶液を水に注ぐこ
とによって析出させる方法である。簡便で操作性も容易
であり、製造コストも低く、優れた方法であるが、一方
で硫酸溶液の粘度が高いため水に投入したときに水中へ
の拡散が遅く、結晶性の高い2,9−ジメチルキナクリ
ドンの場合その時点で望ましくない結晶状態の成長が起
こることがある。その結果、その後の特定結晶を成長さ
せる過程においても望ましくない結晶状態や結晶粒が残
ってしまい結晶純度を低下させることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明では色
材として好ましくない結晶状態や結晶粒にならないよう
な2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法を提供
する。
材として好ましくない結晶状態や結晶粒にならないよう
な2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、粗製2,9−
ジメチルキナクリドン化合物を硫酸に溶解させた溶液を
連続して流れている水の中に投じて微細な析出物とし、
該析出物を濾別、洗浄した後、C1〜C4の低級アルコ
ール中60〜200℃で処理することを特徴とする、結
晶粒の長さ対幅の平均粒径が2:1〜5:1であり、比
表面積が50〜90m2 /gである2,9−ジメチルキ
ナクリドン顔料の製造方法である。
ジメチルキナクリドン化合物を硫酸に溶解させた溶液を
連続して流れている水の中に投じて微細な析出物とし、
該析出物を濾別、洗浄した後、C1〜C4の低級アルコ
ール中60〜200℃で処理することを特徴とする、結
晶粒の長さ対幅の平均粒径が2:1〜5:1であり、比
表面積が50〜90m2 /gである2,9−ジメチルキ
ナクリドン顔料の製造方法である。
【0010】本発明の詳細な方法は、2,9−ジメチル
キナクリドン化合物を濃硫酸に溶解させた液を水中に投
入する際、連続して流れている水の中に注ぐ物であっ
て、これによって操作の最初の段階から最後の段階まで
常に一定の条件が保たれるので結晶成長を防ぐばかりで
なく、一定した品質のものを得ることができる。
キナクリドン化合物を濃硫酸に溶解させた液を水中に投
入する際、連続して流れている水の中に注ぐ物であっ
て、これによって操作の最初の段階から最後の段階まで
常に一定の条件が保たれるので結晶成長を防ぐばかりで
なく、一定した品質のものを得ることができる。
【0011】更に、上記の方法で得られた2,9−ジメ
チルキナクリドン化合物をC1 〜C4 の低級アルコール
中で、60〜200℃で処理することで、長さ対幅の平
均比率が2:1〜5:1で比表面積が50〜90m2/g
であるような結晶粒の形を有する2,9−ジメチルキナ
クリドン顔料を得る方法である。
チルキナクリドン化合物をC1 〜C4 の低級アルコール
中で、60〜200℃で処理することで、長さ対幅の平
均比率が2:1〜5:1で比表面積が50〜90m2/g
であるような結晶粒の形を有する2,9−ジメチルキナ
クリドン顔料を得る方法である。
【0012】詳しくは、本発明で使用する連続して流れ
ている水とは水圧が0.5〜4.5Kg/cm2 の管・チュ
ーブを流れる水を意味する。この連続して流れている水
に2,9−ジメチルキナクリドン化合物を濃硫酸に溶解
させた液を投入するには、水流アスピレーターを用いて
定量的に行うか、2,9−ジメチルキナクリドン化合物
を濃硫酸に溶解させた液を0.5〜4.5Kg/cm2 に加
圧して細管から連続して流れている水に噴射するのが好
ましい。
ている水とは水圧が0.5〜4.5Kg/cm2 の管・チュ
ーブを流れる水を意味する。この連続して流れている水
に2,9−ジメチルキナクリドン化合物を濃硫酸に溶解
させた液を投入するには、水流アスピレーターを用いて
定量的に行うか、2,9−ジメチルキナクリドン化合物
を濃硫酸に溶解させた液を0.5〜4.5Kg/cm2 に加
圧して細管から連続して流れている水に噴射するのが好
ましい。
【0013】2,9−ジメチルキナクリドン化合物を濃
硫酸に溶解させた液を連続して流れている水に接触させ
て2,9−ジメチルキナクリドン化合物を析出させた水
溶液は濾過して水と生成物を分離し、水洗あるいは薄い
濃度のアルカリ性水溶液、例えば苛性ソーダや苛性カリ
ウムなどの水溶液で洗浄し、固形分含有量10〜20重
量%のペースト状にするのが良い。
硫酸に溶解させた液を連続して流れている水に接触させ
て2,9−ジメチルキナクリドン化合物を析出させた水
溶液は濾過して水と生成物を分離し、水洗あるいは薄い
濃度のアルカリ性水溶液、例えば苛性ソーダや苛性カリ
ウムなどの水溶液で洗浄し、固形分含有量10〜20重
量%のペースト状にするのが良い。
【0014】本発明で使用する溶媒はC1 〜C4 の低級
アルコールで、詳しくはメタノール、エタノール、n−
プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノー
ル、iso−ブタノール、tert−ブタノールであ
る。これらの溶媒を2,9−ジメチルキナクリドン化合
物の固形分含有量10〜20重量%の水ペーストの固形
分(2,9−ジメチルキナクリドン化合物)に対して5
〜20重量倍とをよく攪拌しながら60〜200℃で処
理する。
アルコールで、詳しくはメタノール、エタノール、n−
プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノー
ル、iso−ブタノール、tert−ブタノールであ
る。これらの溶媒を2,9−ジメチルキナクリドン化合
物の固形分含有量10〜20重量%の水ペーストの固形
分(2,9−ジメチルキナクリドン化合物)に対して5
〜20重量倍とをよく攪拌しながら60〜200℃で処
理する。
【0015】本発明の方法を行うに当たって、2,9−
ジメチルキナクリドン化合物を濃硫酸に溶解する時、あ
るいは微細化した2,9−ジメチルキナクリドン化合物
の水ペーストをC1 〜C4 の低級アルコール中で処理す
る時のいずれか、あるいはいずれもの時にキナクリドン
顔料誘導体例えば特開平2−123168号公報に記載
されている塩基性キナクリドン顔料誘導体や特公昭45
−29755号あるいは特開昭58−101161号公
報に記載されている酸性、あるいは特公昭44−133
78号、特開昭59−96175号、特開昭63−26
4674号公報に記載されている中性キナクリドン顔料
誘導体を1〜20重量%の量を添加して生成する2,9
−ジメチルキナクリドン顔料に好ましい結晶状態に制御
したり有利な表面特性、及び実用上の有利な諸性質を付
与することもできる。
ジメチルキナクリドン化合物を濃硫酸に溶解する時、あ
るいは微細化した2,9−ジメチルキナクリドン化合物
の水ペーストをC1 〜C4 の低級アルコール中で処理す
る時のいずれか、あるいはいずれもの時にキナクリドン
顔料誘導体例えば特開平2−123168号公報に記載
されている塩基性キナクリドン顔料誘導体や特公昭45
−29755号あるいは特開昭58−101161号公
報に記載されている酸性、あるいは特公昭44−133
78号、特開昭59−96175号、特開昭63−26
4674号公報に記載されている中性キナクリドン顔料
誘導体を1〜20重量%の量を添加して生成する2,9
−ジメチルキナクリドン顔料に好ましい結晶状態に制御
したり有利な表面特性、及び実用上の有利な諸性質を付
与することもできる。
【0016】さらに、微細化した2,9−ジメチルキナ
クリドン化合物の水ペーストをC1〜C4 の低級アルコ
ール中で処理する際に、水に完全には混和しない溶媒を
使用するときは、市販の非イオン性界面活性剤例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステルなどや、陰イオン性界面活性剤例え
ば脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩などを2,
9−ジメチルキナクリドン化合物に対して0.2〜20
重量%を添加して行うことも可能である。
クリドン化合物の水ペーストをC1〜C4 の低級アルコ
ール中で処理する際に、水に完全には混和しない溶媒を
使用するときは、市販の非イオン性界面活性剤例えばポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、グリセ
リン脂肪酸エステルなどや、陰イオン性界面活性剤例え
ば脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩などを2,
9−ジメチルキナクリドン化合物に対して0.2〜20
重量%を添加して行うことも可能である。
【0017】その結果、長さ対幅の平均比率が2:1〜
5:1で比表面積が50〜90m2/gであるような結晶
粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得
られる。得られる2,9−ジメチルキナクリドン顔料
は、従来青色色調顔料と呼ばれるものと同じX線回折に
よる結晶の面間隔と相対強度を示す。
5:1で比表面積が50〜90m2/gであるような結晶
粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得
られる。得られる2,9−ジメチルキナクリドン顔料
は、従来青色色調顔料と呼ばれるものと同じX線回折に
よる結晶の面間隔と相対強度を示す。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。例
中、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ表わす。
中、部とは重量部を、%とは重量%をそれぞれ表わす。
【0019】参考例 本発明の以下に示す実施例に用いる粗製2,9−ジメチ
ルキナクリドンは、1,4−シクロヘキサジオン−2,
5−ジ(カルボン酸メチルエステル)1モルに対し10
重量倍のメタノールとp−トルイジン2.53モル、塩
酸0.1モルを基本的に酸素と接触しない状態で65〜
100℃で3時間で反応させ、生成物を瀘別・洗浄した
物を更にジメチルナフタレン異性体混合物中で基本的に
酸素と接触しない状態で250〜268℃に加熱して、
生成物を瀘別・洗浄した物を更に7重量倍のエチレング
リコールモノエチルエーテルと全体で18%になるよう
に50%苛性ソーダ水溶液を加えたところへm−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ソーダを加えて酸化し、生成物を瀘
別・洗浄した純度99%以上の物を使用した。
ルキナクリドンは、1,4−シクロヘキサジオン−2,
5−ジ(カルボン酸メチルエステル)1モルに対し10
重量倍のメタノールとp−トルイジン2.53モル、塩
酸0.1モルを基本的に酸素と接触しない状態で65〜
100℃で3時間で反応させ、生成物を瀘別・洗浄した
物を更にジメチルナフタレン異性体混合物中で基本的に
酸素と接触しない状態で250〜268℃に加熱して、
生成物を瀘別・洗浄した物を更に7重量倍のエチレング
リコールモノエチルエーテルと全体で18%になるよう
に50%苛性ソーダ水溶液を加えたところへm−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ソーダを加えて酸化し、生成物を瀘
別・洗浄した純度99%以上の物を使用した。
【0020】実施例1 よく乾燥した2,9−ジメチルキナクリドン化合物3
0.00部(0.088モル)と98%硫酸300.0
部を1リットルのガラスビーカーに計り入れ、1時間十
分に攪拌して溶解させる。この硫酸溶解液全量をゲージ
圧で3.50kg/cm2 で設定した水流に接続したアスピ
レーターを通して1分間で滴下した。析出物を濾取し、
pH6.8まで水洗して固形分含有量10.50%の水
ペーストを得た。得られた2,9−ジメチルキナクリド
ン化合物の固形分含有量10.50%の水ペーストと3
00.0部のiso−ブタノールを1リットルの冷却管
を取り付けたフラスコに入れ、30分室温で攪拌した後
90℃で1時間処理した。生成物は濾別して乾燥した。
その結果、長さ対幅の平均比率が5:1で比表面積が5
5.4m2/gである結晶粒の形を有する2,9−ジメチ
ルキナクリドン顔料が得られた。
0.00部(0.088モル)と98%硫酸300.0
部を1リットルのガラスビーカーに計り入れ、1時間十
分に攪拌して溶解させる。この硫酸溶解液全量をゲージ
圧で3.50kg/cm2 で設定した水流に接続したアスピ
レーターを通して1分間で滴下した。析出物を濾取し、
pH6.8まで水洗して固形分含有量10.50%の水
ペーストを得た。得られた2,9−ジメチルキナクリド
ン化合物の固形分含有量10.50%の水ペーストと3
00.0部のiso−ブタノールを1リットルの冷却管
を取り付けたフラスコに入れ、30分室温で攪拌した後
90℃で1時間処理した。生成物は濾別して乾燥した。
その結果、長さ対幅の平均比率が5:1で比表面積が5
5.4m2/gである結晶粒の形を有する2,9−ジメチ
ルキナクリドン顔料が得られた。
【0021】比較例1 よく乾燥した2,9−ジメチルキナクリドン化合物3
0.00部(0.088モル)と98%硫酸300.0
部を1リットルのガラスビーカーに計り入れ、1時間十
分に攪拌して溶解させる。この硫酸溶解液全量を10リ
ットルのガラスビーカーに計り入れた5リットルの水に
一気に移し析出物を濾取し、pH6.8まで水洗して固
形分含有量10.50%の水ペーストを得た。得られた
2,9−ジメチルキナクリドン化合物の固形分含有量1
0.50%の水ペーストと300.0部のiso−ブタ
ノールを1リットルの冷却管を取り付けたフラスコに入
れ、30分室温で攪拌した後90℃で1時間処理した。
生成物は濾別して乾燥した。その結果、長さ対幅の平均
比率が20:1で比表面積が30.4m2/gである結晶
粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得
られた。
0.00部(0.088モル)と98%硫酸300.0
部を1リットルのガラスビーカーに計り入れ、1時間十
分に攪拌して溶解させる。この硫酸溶解液全量を10リ
ットルのガラスビーカーに計り入れた5リットルの水に
一気に移し析出物を濾取し、pH6.8まで水洗して固
形分含有量10.50%の水ペーストを得た。得られた
2,9−ジメチルキナクリドン化合物の固形分含有量1
0.50%の水ペーストと300.0部のiso−ブタ
ノールを1リットルの冷却管を取り付けたフラスコに入
れ、30分室温で攪拌した後90℃で1時間処理した。
生成物は濾別して乾燥した。その結果、長さ対幅の平均
比率が20:1で比表面積が30.4m2/gである結晶
粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得
られた。
【0022】実施例2 実施例1で行った実験のうち、iso−ブタノールをn
−プロパノールに変更して同様の反応を行った。その結
果、長さ対幅の平均比率が2:1で比表面積が75.1
m2/gである結晶粒の形を有する2,9−ジメチルキナ
クリドン顔料が得られた。
−プロパノールに変更して同様の反応を行った。その結
果、長さ対幅の平均比率が2:1で比表面積が75.1
m2/gである結晶粒の形を有する2,9−ジメチルキナ
クリドン顔料が得られた。
【0023】実施例3 実施例1で行った実験のうち、iso−ブタノールで処
理する温度を130℃とした。その結果、長さ対幅の平
均比率が5:1で比表面積が50.2m2/gである結晶
粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得
られた。
理する温度を130℃とした。その結果、長さ対幅の平
均比率が5:1で比表面積が50.2m2/gである結晶
粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得
られた。
【0024】実施例4 実施例3で行った実験で、更にN,N−ジエチルアミノ
プロピルアミノスルフォニル基で置換した塩基性キナク
リドン顔料誘導体0.9gを硫酸溶解液に添加して同様
に行った。その結果、長さ対幅の平均比率が2:1で比
表面積が79.8m2/gである結晶粒の形を有する2,
9−ジメチルキナクリドン顔料が得られた。
プロピルアミノスルフォニル基で置換した塩基性キナク
リドン顔料誘導体0.9gを硫酸溶解液に添加して同様
に行った。その結果、長さ対幅の平均比率が2:1で比
表面積が79.8m2/gである結晶粒の形を有する2,
9−ジメチルキナクリドン顔料が得られた。
【0025】実施例5 実施例3で行った実験で、更に塩基性キナクリドン顔料
誘導体0.9gをiso−ブタノールで処理する時に添
加して同様に行った。その結果、長さ対幅の平均比率が
2:1で比表面積が77.4m2/gである結晶粒の形を
有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得られた。
誘導体0.9gをiso−ブタノールで処理する時に添
加して同様に行った。その結果、長さ対幅の平均比率が
2:1で比表面積が77.4m2/gである結晶粒の形を
有する2,9−ジメチルキナクリドン顔料が得られた。
【0026】実施例6 実施例4で行った実験で、更に陰イオン性界面活性剤の
アルキルスルホコハク酸塩0.9gをiso−ブタノー
ルで処理する時に添加して同様に行った。その結果、長
さ対幅の平均比率が4:1で比表面積が68.5m2/g
である結晶粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリド
ン顔料が得られた。
アルキルスルホコハク酸塩0.9gをiso−ブタノー
ルで処理する時に添加して同様に行った。その結果、長
さ対幅の平均比率が4:1で比表面積が68.5m2/g
である結晶粒の形を有する2,9−ジメチルキナクリド
ン顔料が得られた。
【0027】
【発明の効果】本発明の方法は、2,9−ジメチルキナ
クリドンを色材として有利な結晶形態を安定して製造す
るためのものである。本発明の方法によって得られる
2,9−ジメチルキナクリドン顔料は、全ての公知のラ
ッカー系への顔料の添加によって得られる塗料に非常に
高い透明度をもたらし、これは実用上非常に重要であっ
てしかもその上に極めて高い色強度と優れたレオロジー
をも示す。また、本発明の方法によって連続生産が可能
になり生産性の向上および生産コストの低減が達成でき
る。
クリドンを色材として有利な結晶形態を安定して製造す
るためのものである。本発明の方法によって得られる
2,9−ジメチルキナクリドン顔料は、全ての公知のラ
ッカー系への顔料の添加によって得られる塗料に非常に
高い透明度をもたらし、これは実用上非常に重要であっ
てしかもその上に極めて高い色強度と優れたレオロジー
をも示す。また、本発明の方法によって連続生産が可能
になり生産性の向上および生産コストの低減が達成でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 67/52 C09B 67/20 CA(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (1)
- 【請求項1】 粗製2,9−ジメチルキナクリドン化合
物を硫酸に溶解させた溶液を連続して流れている水の中
に投じて微細な析出物とし、該析出物を濾別、洗浄した
後、C1〜C4の低級アルコール中60〜200℃で処
理することを特徴とする、結晶粒の長さ対幅の平均粒径
が2:1〜5:1であり、比表面積が50〜90m 2 /
gである2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方
法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318602A JP2910364B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法 |
DE69226015T DE69226015T2 (de) | 1991-11-07 | 1992-11-06 | Verfahren zur herstellung eines pigments ausgehend vom 2,9-dimethylchinacridon |
US08/078,323 US5318626A (en) | 1991-07-11 | 1992-11-06 | Process for converting 2,9-dimethylquinacridone compound into pigment |
PCT/JP1992/001462 WO1993009186A1 (en) | 1991-11-07 | 1992-11-06 | Process for preparing pigment from 2,9-dimethylquinacridone compound |
EP92923007A EP0567651B1 (en) | 1991-11-07 | 1992-11-06 | Process for preparing pigment from 2,9-dimethylquinacridone compound |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3318602A JP2910364B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05125292A JPH05125292A (ja) | 1993-05-21 |
JP2910364B2 true JP2910364B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=18100974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3318602A Expired - Lifetime JP2910364B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-11-07 | 2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5318626A (ja) |
EP (1) | EP0567651B1 (ja) |
JP (1) | JP2910364B2 (ja) |
DE (1) | DE69226015T2 (ja) |
WO (1) | WO1993009186A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07242836A (ja) * | 1993-11-19 | 1995-09-19 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 6,13−ジヒドロキナクリドン類の製造方法およびこれを中間体とするキナクリドン類の製造方法 |
US5919299A (en) * | 1996-12-04 | 1999-07-06 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Process for producing transparent pigmentary quinacridones by acid swelling of premilled subpigmentary quinacridones in the presence of an organic liquid |
JP2007154212A (ja) * | 2007-02-16 | 2007-06-21 | Fujifilm Corp | 有機顔料分散液およびその製造方法 |
AU2017350235B2 (en) * | 2016-10-28 | 2020-03-12 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | Method for producing quinacridone solid solution pigment, pigment dispersion, and inkjet ink |
AU2018416405B2 (en) | 2018-03-30 | 2021-05-06 | Dainichiseika Color & Chemicals Mfg. Co., Ltd. | Method for producing quinacridone solid-solution pigment, pigment dispersion, and ink-jet ink |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1051762A (ja) * | 1963-04-30 | 1900-01-01 | ||
NL165490C (nl) * | 1969-04-04 | 1981-04-15 | Du Pont | Werkwijze om een pigmentmengsel te bereiden. |
US3607336A (en) * | 1969-07-09 | 1971-09-21 | Du Pont | Process for making solid solutions |
US3686009A (en) * | 1971-03-03 | 1972-08-22 | Du Pont | Quinacridone containing pigments |
DE2747508C2 (de) * | 1977-10-22 | 1979-12-06 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung der γ -Kristallmodifikation des linearen trans-Chinacridons |
DE2842468A1 (de) * | 1978-09-29 | 1980-04-10 | Hoechst Ag | Chinacridon-pigmentgemische, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP3318602A patent/JP2910364B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-11-06 WO PCT/JP1992/001462 patent/WO1993009186A1/ja active IP Right Grant
- 1992-11-06 US US08/078,323 patent/US5318626A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-06 DE DE69226015T patent/DE69226015T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-11-06 EP EP92923007A patent/EP0567651B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0567651A4 (ja) | 1994-04-13 |
EP0567651A1 (en) | 1993-11-03 |
DE69226015T2 (de) | 1998-10-29 |
WO1993009186A1 (en) | 1993-05-13 |
US5318626A (en) | 1994-06-07 |
DE69226015D1 (de) | 1998-07-30 |
EP0567651B1 (en) | 1998-06-24 |
JPH05125292A (ja) | 1993-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4158572A (en) | Process of producing a phthalocyanine pigment | |
US4431806A (en) | Process for the preparation of pigments of the perylene-3,4,9,10-tetracarboxylic acid diimide series, and their use | |
KR20050085199A (ko) | 나노 크기 안료 조성물의 제조방법 및 용도 | |
US4257951A (en) | Two-step milling process for preparing pigmentary copper phthalocyanine | |
US4255375A (en) | Process for the preparation of dustless, readily-dispersible pigment or dyestuff granules | |
KR0166081B1 (ko) | 염료 존재하의 안료 제조방법 | |
JP2910364B2 (ja) | 2,9−ジメチルキナクリドン顔料の製造方法 | |
US5366546A (en) | Production of pigment compositions | |
JPH0412306B2 (ja) | ||
US4222788A (en) | Mixed pigment and process of preparing the same | |
JPH11130974A (ja) | 有機顔料の製造方法 | |
US4247696A (en) | Process for preparing gamma phase quinacridone | |
JPH0220663B2 (ja) | ||
GB2029440A (en) | Preparation of a pigmentary form of perylene-3,4,9,10-tetracarboxylic acid kiimide | |
JPH04252273A (ja) | ε型銅フタロシアニン顔料の製造法 | |
JPH08151535A (ja) | フタロシアニン顔料の製造 | |
JP2908481B2 (ja) | 顔料組成物の製造方法 | |
US5190585A (en) | Production of pigment compositions | |
JP2001115052A (ja) | キナクリドン顔料を製造する酸化方法 | |
JP4161238B2 (ja) | 顔料組成物及び顔料分散体 | |
JPH0384067A (ja) | β型銅フタロシアニン顔料の製造方法 | |
JPS63120764A (ja) | モノアゾレーキ顔料の製造方法 | |
US5416263A (en) | Process for producing 4,4'-Diamino-1,1'-dianthraquinonyl pigments | |
JP7110511B1 (ja) | ε型銅フタロシアニン顔料組成物の製造方法 | |
JPS6381168A (ja) | 易分散性銅フタロシアニン顔料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409 Year of fee payment: 13 |