JPS61254670A - 線状キナクリドンの製法 - Google Patents
線状キナクリドンの製法Info
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- JPS61254670A JPS61254670A JP61101211A JP10121186A JPS61254670A JP S61254670 A JPS61254670 A JP S61254670A JP 61101211 A JP61101211 A JP 61101211A JP 10121186 A JP10121186 A JP 10121186A JP S61254670 A JPS61254670 A JP S61254670A
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- JP
- Japan
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- iodine
- dihydroquinacridone
- solvent
- general formula
- formula
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B48/00—Quinacridones
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明の対象は適当な有機溶剤中での6,13−ジヒド
ロキナクリドンの沃素による酸化によるキナクリドンの
、技術水準に比較して有利な新規製法である。
ロキナクリドンの沃素による酸化によるキナクリドンの
、技術水準に比較して有利な新規製法である。
公知の通り、多環状顔料の系列に於てキナクリドン(下
記反応式に於ける式(D))はその高い堅牢性のために
種々な使用領域で大なる経済的重要性を有する。その種
々な製法(S.S.Labana及びL.L.Laba
na.Chem.Rev.67.1(1967))のう
ち二種の方法が工業的に適している と判明しており、両方法は3,6−ジヒドロ−2,5−
ジアリールアミノテレフタル酸エステル(反応式に於け
る式(A)から出発しそして原則的にどの順序に於て閉
環及び酸化が実施されるかによって異なる: (A)(功 ルート■によシ3,6−シヒドロー2,5−ジアリール
アミノ−テレフタル酸エステル(式(A) )を先づ2
,5−ジアリールアミノテレフタル酸エステル(式(B
) ) tc酸化し、場合Kxクジカルボン酸(R’−
11)Kけん化し1次にエステル又はカルボン酸をポリ
燐酸又は酸性ポリ燐酸エステル中で又は高沸点溶剤中で
酸又は酸塩化物の存在下高温でキナクリドン(式(D)
)に環化する。
記反応式に於ける式(D))はその高い堅牢性のために
種々な使用領域で大なる経済的重要性を有する。その種
々な製法(S.S.Labana及びL.L.Laba
na.Chem.Rev.67.1(1967))のう
ち二種の方法が工業的に適している と判明しており、両方法は3,6−ジヒドロ−2,5−
ジアリールアミノテレフタル酸エステル(反応式に於け
る式(A)から出発しそして原則的にどの順序に於て閉
環及び酸化が実施されるかによって異なる: (A)(功 ルート■によシ3,6−シヒドロー2,5−ジアリール
アミノ−テレフタル酸エステル(式(A) )を先づ2
,5−ジアリールアミノテレフタル酸エステル(式(B
) ) tc酸化し、場合Kxクジカルボン酸(R’−
11)Kけん化し1次にエステル又はカルボン酸をポリ
燐酸又は酸性ポリ燐酸エステル中で又は高沸点溶剤中で
酸又は酸塩化物の存在下高温でキナクリドン(式(D)
)に環化する。
ルートIIによる公知の合成の際高沸点溶剤中で先づ(
A)の6,13−ジヒドロキナクリドン(C)への閉環
が行われ、これを公知の方法で単離し。
A)の6,13−ジヒドロキナクリドン(C)への閉環
が行われ、これを公知の方法で単離し。
引き続いてキナクリドン(D)に酸化する。
このための酸化剤としては主として空気酸素、硫黄、ア
ルカリ金属多硫化物、キノン及び芳香族ニトロ化合物が
使用され、これらはたいていの場合水性アルカリ性媒体
中で場合によシ水溶性有機溶剤の添加下使用される。ナ
トリウム−m−二トロベンゼンスルホネート/水性苛性
ソーダ液/アルコールなる系が好ましい。
ルカリ金属多硫化物、キノン及び芳香族ニトロ化合物が
使用され、これらはたいていの場合水性アルカリ性媒体
中で場合によシ水溶性有機溶剤の添加下使用される。ナ
トリウム−m−二トロベンゼンスルホネート/水性苛性
ソーダ液/アルコールなる系が好ましい。
ポリ燐酸又は酸性ポリ燐酸エステル中での(B)(R’
=H)の閉環及び引き続いての加水分解の際ルートIに
より既に微細粗キナクリドンが得られ、これは実施され
る加水分解及び後処理の態様次第で市販のβ−又はγ−
変態の不透明又は透明な顔料を与える(ドイツ特許第1
130046号明細書、ドイツ特許第1184881号
明細書、ドイツ特許第1.194619号明細書、ドイ
ツ特許出願公告第1.268,5813号公報)。この
方法に於て不利なことは回収することができない比較的
多量のポリ燐酸である。
=H)の閉環及び引き続いての加水分解の際ルートIに
より既に微細粗キナクリドンが得られ、これは実施され
る加水分解及び後処理の態様次第で市販のβ−又はγ−
変態の不透明又は透明な顔料を与える(ドイツ特許第1
130046号明細書、ドイツ特許第1184881号
明細書、ドイツ特許第1.194619号明細書、ドイ
ツ特許出願公告第1.268,5813号公報)。この
方法に於て不利なことは回収することができない比較的
多量のポリ燐酸である。
ルートIIによる方法の場合閉環の際使用されろ
る溶剤はなるほど著しく回収することができt−が、併
しくD)への酸化の除虫ずる副生成物は生態学的問題を
与える。更に使用される酸化剤の場合オーバー酸化又は
一部のみの酸化の危険があり、これは非単−生成物に導
く。所望の結晶変態への制御は酸化の態様及び高結晶粗
キナクリドンの磨砕の際の適当な添加剤によシ達成する
ことができる(米国特許第2969566号明細書、米
国特許第5007950号明細書、米国特許第5009
916号明細書、米国特許第5148075号明細書、
米国特許第3475456号明細書、米国特許第565
2588号明細書)。
しくD)への酸化の除虫ずる副生成物は生態学的問題を
与える。更に使用される酸化剤の場合オーバー酸化又は
一部のみの酸化の危険があり、これは非単−生成物に導
く。所望の結晶変態への制御は酸化の態様及び高結晶粗
キナクリドンの磨砕の際の適当な添加剤によシ達成する
ことができる(米国特許第2969566号明細書、米
国特許第5007950号明細書、米国特許第5009
916号明細書、米国特許第5148075号明細書、
米国特許第3475456号明細書、米国特許第565
2588号明細書)。
両公知方法(ルートI又はルー)II)の場合(蜀から
(Dlへのルート上にある中間化合物(Bl又は(C)
を中間単離せねばならぬと云う欠点を有する。
(Dlへのルート上にある中間化合物(Bl又は(C)
を中間単離せねばならぬと云う欠点を有する。
それ故経済的及び生態学的理由から、中間単離なしに3
,6−シヒドロー2,5−ジアリールアミノ−テレフタ
ル酸エステルから直接対応するキナクリドン山にそして
非置換キナクリドン((D)、R=H)の場合又所望の
結晶変態が得られそして更に上記の欠点を有しない方法
を必要としてい次。
,6−シヒドロー2,5−ジアリールアミノ−テレフタ
ル酸エステルから直接対応するキナクリドン山にそして
非置換キナクリドン((D)、R=H)の場合又所望の
結晶変態が得られそして更に上記の欠点を有しない方法
を必要としてい次。
本発明者は、一般式(2)
(式中Rは水素−1弗素−1塩素−又は臭素原子又はア
ルキルCI−C,、アルコキシC1−C8又はフェニル
基又は融合ベンゼン環、フェニルアミノ−又はフェノキ
シ基−これらは芳香族核に於て弗素−1塩素−又は臭素
原子又はアルキルa、−a、−基によ多置換されている
ことができる−をそしてnは0乃至2の数を意味し、そ
の際n〜0の場合には同一のベンゼン環又は両ベンゼン
環に存在する置換外Rは同一であるか又は異なっている
ことができる) で示される6、13−ジヒドロキナクリドンを酸化して
一般式(1) (式中R及びnは上記の意味を有する)で示される線状
キナクリドンを製造する方法に於て、一般式(2)の化
合物1モルを沃素1乃至2モルと反応成分に対し不活性
な高沸点の有機溶剤中で約180℃乃至約280℃の温
度で加熱することKよ)上記一般式(1)の化合物を有
利に製造する上記方法を見出した。
ルキルCI−C,、アルコキシC1−C8又はフェニル
基又は融合ベンゼン環、フェニルアミノ−又はフェノキ
シ基−これらは芳香族核に於て弗素−1塩素−又は臭素
原子又はアルキルa、−a、−基によ多置換されている
ことができる−をそしてnは0乃至2の数を意味し、そ
の際n〜0の場合には同一のベンゼン環又は両ベンゼン
環に存在する置換外Rは同一であるか又は異なっている
ことができる) で示される6、13−ジヒドロキナクリドンを酸化して
一般式(1) (式中R及びnは上記の意味を有する)で示される線状
キナクリドンを製造する方法に於て、一般式(2)の化
合物1モルを沃素1乃至2モルと反応成分に対し不活性
な高沸点の有機溶剤中で約180℃乃至約280℃の温
度で加熱することKよ)上記一般式(1)の化合物を有
利に製造する上記方法を見出した。
使用される有機溶剤は反応化合物特に酸化剤として使用
される沃素に対し不活性でなければならぬと云うことは
自明なことである。適当な溶剤は例えばニトロベンゼン
、ジフェニル、ジフェニルエーテル、N−メチルピロリ
ドン(NMp)及びクロルナフタリン、併し特にジフェ
ニルエーテル76.5%及びジフエニ□ル23.5%か
らなる混合物、ダウサーム(Dowtherm) Aの
名称で公知である混合物(米国特許第4258190号
明細書)である。出発化合物に対する、有機溶剤及び沃
素の有利に適用さるべき量は式(21の出発化合物の置
換分R及び分子中に於けるその数に依存する。例えば化
学量論的量即ち出発化合物1モル当シ1モルの沃素の使
用は非置換6,13−ジヒドロキナクリドンの酸化に十
分であ#)、一方例えばジクロル化合物の酸化には若干
の過剰有利には沃素1−2モル好ましくは1,1−1.
3モルが使用される。使用さるべき有機溶剤の最適量は
、出発化合物の分子に於ける置換分Rに依存して、易撹
拌性反応混合物(懸濁液)が得られる様に量測さるべき
である。塩素−又はアルキル置換出発化合物は例えば非
置換出発化合物より多い溶剤を必要とする。
される沃素に対し不活性でなければならぬと云うことは
自明なことである。適当な溶剤は例えばニトロベンゼン
、ジフェニル、ジフェニルエーテル、N−メチルピロリ
ドン(NMp)及びクロルナフタリン、併し特にジフェ
ニルエーテル76.5%及びジフエニ□ル23.5%か
らなる混合物、ダウサーム(Dowtherm) Aの
名称で公知である混合物(米国特許第4258190号
明細書)である。出発化合物に対する、有機溶剤及び沃
素の有利に適用さるべき量は式(21の出発化合物の置
換分R及び分子中に於けるその数に依存する。例えば化
学量論的量即ち出発化合物1モル当シ1モルの沃素の使
用は非置換6,13−ジヒドロキナクリドンの酸化に十
分であ#)、一方例えばジクロル化合物の酸化には若干
の過剰有利には沃素1−2モル好ましくは1,1−1.
3モルが使用される。使用さるべき有機溶剤の最適量は
、出発化合物の分子に於ける置換分Rに依存して、易撹
拌性反応混合物(懸濁液)が得られる様に量測さるべき
である。塩素−又はアルキル置換出発化合物は例えば非
置換出発化合物より多い溶剤を必要とする。
本発明による反応
に於て生ずる沃化水素を反応中留出し、稀釈水性アルカ
リ水酸化物溶液例えば苛性ソーダ液中に吸収する。次に
水性アルカリ性溶液から適当な酸化剤例えば過酸化水素
の添加によ)沃素を回収する。沃化水素の水性アルカリ
性溶液からの沃素の酸化的回収を反応媒体として適する
不活性な有機溶剤の存在下実施すれば、水の除去(乾燥
)及び所望の沃素濃度の調整後沃素含有有機溶剤を反応
混合物に再使用することができる。反応実施及び生成沃
化水素及び得られるキナクリドンの分離の後に得られる
有機溶剤は公知方法で蒸留によシ再生しそして再使用、
することができる。
リ水酸化物溶液例えば苛性ソーダ液中に吸収する。次に
水性アルカリ性溶液から適当な酸化剤例えば過酸化水素
の添加によ)沃素を回収する。沃化水素の水性アルカリ
性溶液からの沃素の酸化的回収を反応媒体として適する
不活性な有機溶剤の存在下実施すれば、水の除去(乾燥
)及び所望の沃素濃度の調整後沃素含有有機溶剤を反応
混合物に再使用することができる。反応実施及び生成沃
化水素及び得られるキナクリドンの分離の後に得られる
有機溶剤は公知方法で蒸留によシ再生しそして再使用、
することができる。
本発明による方法を実施するために詳細にはなお次の様
に示される。更に上で適しているとして挙げた有機溶剤
は約180℃乃至約280℃の反応温度範囲内で沸とう
するから、酸化をその都度使用有機溶剤の沸とう温度に
於て実施することが有利である(このためには表側の記
載参照)。
に示される。更に上で適しているとして挙げた有機溶剤
は約180℃乃至約280℃の反応温度範囲内で沸とう
するから、酸化をその都度使用有機溶剤の沸とう温度に
於て実施することが有利である(このためには表側の記
載参照)。
定量的酸化を保証する九めの反応時間は当然使用される
出発化合物の構造即ち式(2)の化合物の分子に於ける
置換分Rに左右される。反応時間は通常2乃至8時間変
動する。塩素置換出発化合物は例えば非置換化合物よシ
長い酸化時間を必要とする。
出発化合物の構造即ち式(2)の化合物の分子に於ける
置換分Rに左右される。反応時間は通常2乃至8時間変
動する。塩素置換出発化合物は例えば非置換化合物よシ
長い酸化時間を必要とする。
本発明による酸化は有利には異なる二態様に実施するこ
とができる。第一態様(方法A)に於て上記式(2)の
6,13−ジヒドロキナクリドンを沸とう溶剤中で仕込
みそしてこれにこの溶剤中の沃素の溶液を滴加する。こ
の方法によシ非置換6,13−ジヒドロキナクリド/の
酸化の場合(溶剤としてのダウサームA中α−結晶相)
γ−結晶相の非置換キナクリドンが得られる。
とができる。第一態様(方法A)に於て上記式(2)の
6,13−ジヒドロキナクリドンを沸とう溶剤中で仕込
みそしてこれにこの溶剤中の沃素の溶液を滴加する。こ
の方法によシ非置換6,13−ジヒドロキナクリド/の
酸化の場合(溶剤としてのダウサームA中α−結晶相)
γ−結晶相の非置換キナクリドンが得られる。
他の態様(方法B)の場合上記式(2)の6.13−ジ
ヒドロキナクリドン(α−結晶相、溶剤としてのダウサ
ームA)に低温で所要量の沃素を加えそして反応に必要
な温度にする。これら方法により非置換出発化合物の場
合β−結晶相のキナクリドンが得られる。
ヒドロキナクリドン(α−結晶相、溶剤としてのダウサ
ームA)に低温で所要量の沃素を加えそして反応に必要
な温度にする。これら方法により非置換出発化合物の場
合β−結晶相のキナクリドンが得られる。
線状キナクリドンの場合の固有X線回折ダイアグラムを
包含するα、β−及びr−結晶相の定義に就では米国特
許第2969566号明細書が引用される。
包含するα、β−及びr−結晶相の定義に就では米国特
許第2969566号明細書が引用される。
特開昭54−135821号公報に記載の、ジヒドロキ
ナクリドンのキナクリドンへの酸化のための若干の酸化
剤の使用の場合酸化剤就中沃素が水性アルカリ性媒体中
で水性有機溶剤例えばジメチルスルホキシドの存在下使
用され、このことはこの場合−沃素の使用の場合−沃素
が酸化性薬剤として作用するのでなく次亜沃素酸塩イオ
ンが作用する。そこに記載の方法に比較して本発明によ
る方法は、有害な作用を伴つ九オーバー酸化の危険がな
く、使用せる有機溶剤の一層容易な再生性が与えられそ
して非置換6,13−ジヒドロキナクリドンの酸化の場
合方法の制御が得られる結晶相に関して可能であると云
う長所を有する。前記の公知の方法の場合線状キナクリ
ドンのβ−結晶相が得られるのに1本発明による方法の
場合非置換6.13−ジヒドロキナクリドンの酸化’t
−実施方法及び有機溶剤の選択によシ線状キナクリドン
の所望のβ−又はγ−結晶相の方向に向けることができ
、これは公知の方法によシ対応する価値の高い顔料に変
えることができる。
ナクリドンのキナクリドンへの酸化のための若干の酸化
剤の使用の場合酸化剤就中沃素が水性アルカリ性媒体中
で水性有機溶剤例えばジメチルスルホキシドの存在下使
用され、このことはこの場合−沃素の使用の場合−沃素
が酸化性薬剤として作用するのでなく次亜沃素酸塩イオ
ンが作用する。そこに記載の方法に比較して本発明によ
る方法は、有害な作用を伴つ九オーバー酸化の危険がな
く、使用せる有機溶剤の一層容易な再生性が与えられそ
して非置換6,13−ジヒドロキナクリドンの酸化の場
合方法の制御が得られる結晶相に関して可能であると云
う長所を有する。前記の公知の方法の場合線状キナクリ
ドンのβ−結晶相が得られるのに1本発明による方法の
場合非置換6.13−ジヒドロキナクリドンの酸化’t
−実施方法及び有機溶剤の選択によシ線状キナクリドン
の所望のβ−又はγ−結晶相の方向に向けることができ
、これは公知の方法によシ対応する価値の高い顔料に変
えることができる。
本発明による方法によシ上記式(1)の線状キナクリド
ンを高い純度及び結晶性及び高収率で得られる。本発明
による方法の特別な長所は、式(1)のキナクリドンの
製造が3,6−シヒドロー2゜5−ジアリールアミノテ
レフタル酸エステルから出発して(最初に示した反応式
/ルートIfに於ケる(A))6.13−ジヒドロキナ
クリドンの段階を経て前記の化合物の中間単離なしに即
ちワン−ボット反応で可能であることに認め得る。
ンを高い純度及び結晶性及び高収率で得られる。本発明
による方法の特別な長所は、式(1)のキナクリドンの
製造が3,6−シヒドロー2゜5−ジアリールアミノテ
レフタル酸エステルから出発して(最初に示した反応式
/ルートIfに於ケる(A))6.13−ジヒドロキナ
クリドンの段階を経て前記の化合物の中間単離なしに即
ちワン−ボット反応で可能であることに認め得る。
この場合閉環実施後冷却しそして沃素添加後再び加熱す
る(方法B)か又は得られる6、13−ジヒドロキナク
リドンのなお沸とうする懸濁液に同一有機溶剤中沃素の
溶液を滴加する(方法A)様に二者択一的に実施するこ
とができる。
る(方法B)か又は得られる6、13−ジヒドロキナク
リドンのなお沸とうする懸濁液に同一有機溶剤中沃素の
溶液を滴加する(方法A)様に二者択一的に実施するこ
とができる。
以下に方法A及びBを表側1−31との関係で記載する
: 方法A 溶剤C部中式(2)の6,13−ジヒドロキナクリドン
1部に沸とう温度で30−90分以内に同一の溶剤d部
中沃素す部からなる溶液を滴加し引き続いて反応混合物
をなおX時間温度TIc保つ。減圧下溶剤約20%の留
出後残留物を吸引ろ過し、エタノール及びジクロルメタ
ンで洗浄しそして乾燥する。
: 方法A 溶剤C部中式(2)の6,13−ジヒドロキナクリドン
1部に沸とう温度で30−90分以内に同一の溶剤d部
中沃素す部からなる溶液を滴加し引き続いて反応混合物
をなおX時間温度TIc保つ。減圧下溶剤約20%の留
出後残留物を吸引ろ過し、エタノール及びジクロルメタ
ンで洗浄しそして乾燥する。
方法B
式(2)の6,13−ジヒドロキナクリドン1部及び沃
素す部を溶剤0部中でX時間温度Tに保つ。
素す部を溶剤0部中でX時間温度Tに保つ。
後処理は方法ムによ妙行われる。
沃素を一層多い量使用する場合得られる生成物をなおア
ルカリ性チオスルホン酸ナトリクムー溶液による後処理
に付することか推奨される。
ルカリ性チオスルホン酸ナトリクムー溶液による後処理
に付することか推奨される。
次の表側中で夫々パラメーターa、b、c、a、x及6
.13−ジヒドロキナクリドン及び得られるキナクリド
ンの構造を示す。そのほかに達成された収率及び場合に
よシ得られる結晶相を記載する。
.13−ジヒドロキナクリドン及び得られるキナクリド
ンの構造を示す。そのほかに達成された収率及び場合に
よシ得られる結晶相を記載する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中Rは水素−、弗素−、塩素−又は臭素原子又はア
ルキルC_1−C_6、アルコキシC_1−C_3又は
フエニル基又は融合ベンゼン環、フエニルアミノ−又は
フェノキシ基−これらは芳香族核に於て弗素−、塩素−
又は臭素原子又はアルキルC_1−C_4−基により置
換されていることができる−をそしてnは0乃至2の数 を意味し、その際n≠0の場合には同一のベンゼン環又
は両ベンゼン環に存在する置換分Rは同一であるか又は
異なつていることができる) で示される6,13−ジヒドロキナクリドンを酸化して
一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中R及びnは上記の意味を有する) で示される線状キナクリドンを製造する方法に於て、一
般式(2)の化合物1モルを沃素1乃至2モルと反応成
分に対し不活性な高沸点の有機溶剤中で約180℃乃至
約280℃の温度で加熱することにより上記一般式(1
)の化合物を有利に製造する上記方法。 2、有機溶剤としてのジフエニルエーテル76.5%及
びジフエニル23.5%からなる混合物又はニトロベン
ゼン、ジフエニル、ジフエニルエーテル、N−メチルピ
ロリドン又はクロルナフタリン中で酸化する特許請求の
範囲第1項記載の方法。 3、酸化の際生ずる沃化水素を反応中導出し、稀釈水性
アルカリ水酸化物溶液中に吸収させ、沃素を水性アルカ
リ性溶液から酸化剤の添加により回収しそして再び酸化
剤として使用する特許請求の範囲第1項又は第2項記載
の方法。 4、沃化水素の水性アルカリ性溶液からの沃素の酸化的
回収を反応媒体として適する不活性な溶剤の存在下実施
し、沃素含有有機溶剤を乾燥し、所望の沃素濃度を調整
しそして沃素含有溶剤を再使用する特許請求の範囲第1
項又は第3項記載の方法。 5、一般式(2)の6,13−ジヒドロキナクリドンを
沸とう有機溶剤中に仕込みそしてこれに同一溶剤中の沃
素の溶液を滴加する特許請求の範囲第1項又は第2項記
載の方法。 6、非置換6,13−ジヒドロキナクリドンのα−結晶
相及び溶剤としてのダウサームAの使用の際非置換キナ
クリドンのγ−結晶相が得られる特許請求の範囲第1項
又は第5項記載の方法。 7、一般式(2)の6,13−ジヒドロキナクリドンを
低温で沃素と一緒にし、引き続いて有機溶剤中で加熱沸
とうさせる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法
。 8、非置換6,13−ジヒドロキナクリドンのα−結晶
相及び溶剤としてのダウサームAの使用の際非置換キナ
クリドンのβ−結晶相が得られる特許請求の範囲第1項
又は第7項記載の方法。 9、出発化合物として、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R及びnは特許請求の範囲第1項記載の意味を有
しそしてR′はアルキルC_1−C_4基を意味する) で示される3,6−ジヒドロ−2,5−ジアリールアミ
ノ−テレフタル酸エステルをそれ自体公知の方法で記載
せる不活性有機溶剤中で閉環後中間単離なしに懸濁液で
得られる様な一般式(2)の線状6,13−ジヒドロキ
ナクリドンを使用する特許請求の範囲第1項又は第2項
記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19853515875 DE3515875A1 (de) | 1985-05-03 | 1985-05-03 | Verfahren zur herstellung von linearen chinacridonen |
DE3515875.1 | 1985-05-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61254670A true JPS61254670A (ja) | 1986-11-12 |
Family
ID=6269702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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