JPS61249305A

JPS61249305A - 移植機

Info

Publication number: JPS61249305A
Application number: JP9243685A
Authority: JP
Inventors: 寿人阿部; 昇梶原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-04-30
Filing date: 1985-04-30
Publication date: 1986-11-06
Also published as: JPH0360448B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はブロックに形成された苗床を移植する装置に関
し、さらに詳しくは樹脂フィルム等の長尺シートで連続
して被覆されたブロック苗床の移植に最適な装置に関し
ている。

（従来の技術）本願発明者は、大豆、小豆をはじめとする各種苗の育苗
を目的とした苗床ブロックの開発を行い、従来知られて
いるペーパーポットに代る新しい苗床として、床上を固
めただけの苗床を発明し、これらの発明は特願昭５７−
４８０８３　（特公昭５９−４５３２７）　、特願昭５
９−２８１８４として提案された。

上記苗床ブロックは、床土を柱状に圧縮成型した後、床
上の上下面を除いた周囲を左右一対の樹脂フィルムの長
尺な連続シートで被覆し、さらにシートは互いにブロッ
ク間において縫着または溶着結合するものである。この
苗床ブロックを用いて育苗を行うには、シートによって
連続して形成されたブロックを育苗箱等に収容し、各ブ
ロックに１〜２個の種子を播種し、発芽後はブロックと
共に圃場に移植するものである。

田植機をはじめとして苗の移植機は各種のものが提案さ
れ、実用に供されているが、樹脂フィルムで被覆されて
いる床上ブロックをフィルムを剥がしながら自動的に移
植する装置は従来提案されたことがなかった。

（発明が解決しようとする問題点）床上を圧縮してブロックに形成し、左右を一対の連続し
た樹脂フィルムで被覆し、シートは互いにブロック間で
溶着結合された床上ブロックを移植する装置はなかった
ので、樹脂フィルムを手で剥がしながら移植しなくては
ならないといった問題があった。

（問題を解決するための手段）本発明の移植機は上記問題を解決するためのものであっ
て、トラクタ等に牽引されて走行する機体、ならびに機
体を支持する車輪と連動して回転する駆動軸、無端帯で
各プーリに装着したベルトはブーりの間が互いに接合さ
れている搬送ベルト、前記搬送ベルトのプーリの接合部
に隣接して設けた苗床ブロックの案内路、前記案内路の
両側に前後に揺動可能に設けられた剥離杆、樹脂フィル
ムを挟持する制動輪、前記搬送ベルトの直下に設け苗を
移植する溝を形成するための溝掘り金具とを具備し、前
記搬送ベルト、剥離杆ならびに制動輪は機体の車輪と連
動させた駆動軸と接続されると共に、案内路に供給され
る苗床ブロックは。

連続した樹脂フィルムで１個づつ床上ブロックが被覆さ
れており、案内路に供給されたときに樹脂フィルムは剥
離杆を介して制動輪に挟持され、剥離杆によってフィル
ムが剥がされ苗床ブロックのみが搬送ベルトに送られる
ことを特徴とするものである。

（作用）樹脂フィルムに被覆された床土ブロックを架台上に載置
し、樹脂フィルムを剥がして苗ブロックのみを搬送ベル
トに供給し、搬送ベルトは苗の茎部分を挟持して圃場に
形成した溝内に移植し、覆土、土固めまでの移植作業−
切が機体の移動によって各部材が駆動される。

（実施例）第１図は全体の平面図で機械は半分が省略されている。

また第２図は同側面図であり、本装置は第１図、第２図
共に左から右方向に向って進行し移植作業を行う、さら
に１本装置は図示しないトラクタ等に牽引されて走行す
るので、装置自体を移動するための駆動装置は備えてい
ない。

機体ｌは横方向に延びる支持杆２に左右の移植機構３．
３が装着されている。移植機構３は先端（進行方向の後
端）が下向きに傾斜している。また、支持杆２には移植
機構３の外側に腕杆４が設けられ、該腕杆４に爪付車輪
５が主軸６によって軸架されており、移植機構３の各部
の駆動は爪付車輪５の回転によって行わせている０図面
では移植機構３の一方が省略されているが、爪付車輪５
は支持杆２の端部にそれぞれ装着されているので、機体
１は安定走行ができるようになっている。

第３〜５図を参照して、爪付車輪５の主軸６にチェン歯
車７が、機体ｌの側部に設けた軸８にチェン歯車９がそ
れぞれ設けられ、２つのチェン歯車７．９間にチェ７ｌ
Ｏが装着される。又、前記軸８にはもう１つのチェン歯
車１１が設けられると共に、移植機構３の略中央部に設
けた駆動軸１２にチェン歯車１３が設けられ、これらチ
ェン歯車１１．１３間にもチェ７１４が装着されている
。さらに前記駆動軸１２には２つの傘歯車１５．１５が
設けられ、移植機構３に設けた縦軸ｔｏ、ｔｏの傘歯車
１７　、１７が駆動軸１２の傘歯車１５．１５と噛み合
っていδ。

前記した縦軸１１１　、１１３は樹脂フィルムから剥が
されたブロック（既に発芽しているもの）を移植するた
めの搬送ベルトの駆動軸となっている。

縦軸１８，１１１に設けた一対の駆動プーリ１Ｂ、１８
と移植機構３の先端部に互いに内側に向って傾斜してい
る一対の従動プーリｔｏ、ｔｓとの間に各プーリ間が互
いに接合され、かつゴム製で表面が柔らかい無端帯の搬
送ベル）　２０　、２０が装着されている。

なお、駆動プーリ１８，１８と従動プーリ１９，１９と
の間には搬送ベル）　２０　、２０のたるみを防止した
中間プーリ２１，２１が設けられると共に、搬送ベルト
２０　、２０は傾斜していて従動プーリ１９　、１９は
地上近くに取付けられ、さらに搬送ベルト２０　、２０
は当該部分では地表と平行な部分を有している（第５図
）。

搬送ベル）　２０　、２０は駆動プーリ！８と従動プー
リ１８との間では互いに接合しており、発芽したブロッ
クが駆動プーリ１８　、１８に送給されると、苗の茎部
分を挟持する０機体ｌを図面で右側に向って移動すると
、爪付車輪５の回転に伴ってチェノ１０．１４を介して
駆動軸１２が回転し、さらに傘歯車１５　、１５．１７
．１７を介して縦軸１８　、１８に回転が伝えられ、こ
れによって駆動プーリ１Ｂ、１Ｂが回転して搬送ベルト
２０　、２０に供給されたブロックが移植機構３の先端
に向って移送される（第４．５図）。

前記、移植機構３の後方（進行方向の前端）には架台３
０が設けられ、該架台３０に樹脂フィルム３１．３１で
被覆されたブロック３２　、３２が載置される。ブロッ
ク３２は高さ４５層１でブロックからは播種した種子が
発芽し、茎３３は７０〜８軸■に成長していて移植可能
な大きさに育苗されたものを使用する。また、架台３０
は前記搬送ベル）　２０　、２０の駆動プーリ１８　、
１８に向って幅を狭めた誘導路３０ａならびにブロック
１個分が通る案内路３０ｂが形成されており、架台３０
上に載置されたブロックは誘導路３０ａから案内路３０
ｂに向って供給される。

前記架台３０の案内路３０ｂと対向する位置で、前記縦
軸１８．１８の駆動プーリ１８，１８の下方にゴム製で
表面が柔らかな送り輪３４　、３４が設けられている。

また、前記送り輪３４　、３４の直前にブロックを被覆
している樹脂フィルム３１　、３１を剥がす１対の剥離
杆３５　、３５が設けられている。

剥離杆３５　、３５は送り輪３４．３４の前方で垂直に
設けられ、端部は横方向に延びる支軸３Ｂに結合されて
おり、先端はやや前方に向って曲げられている。又、前
記駆動軸１２の一端にクランク円板３７が設けられると
共に、クランク円板３７の偏心位置に設けた偏心ビン３
８に結合したコネクチングロッド３３と、前記支軸３ｅ
の一端に設けた連杆４０とが結合されている。

さらに又、前記駆動軸１２にｖ１接して軸４１が設けら
れ、駆動軸１２のチェノ歯車４２と軸４１のチェノ歯車
４３との間に装着したチェノ４４によって軸４１が回転
するようになっている。そして軸４１の両端を移植機構
３から突出させ、該部分に一方向にのみ回転し、反対方
向への回転を阻止する制動輪４５．４５を設けると共に
、制動輪４５，４５に対して押え輪４Ｂ　、　４Ｂが接
合されている。一方、前記架台３０の案内路３０ｂの開
口部には支持杆４７　、４？が垂直方向に設けられ、前
記剥離杆３５　、３５が支持杆４７．４７に隣接して設
けられると共に、剥離杆３５　、３５に隣接してもう１
つの第２支持杆４８が設けられている。

そして案内路３０ｂに供給されたブロックの樹脂フィル
ム３１　、３１は、左右それぞれ支持杆４７、剥離杆３
５、第２支持杆４８の順に装着して移植機構３の外側に
引き出し、フィルムの方向を変更するガイド金具４１１
．４９を経て前記制動輪４５．４５と押え輪４８．４８
の間に挟持させる。

機体ｌの移動に伴って駆動軸１２が回転すると、チェノ
４４によって軸４１が回転し、制動輪４５は樹脂フィル
ム３１を引き出す方向に常に回転している。

又、これと同時に駆動軸１２はクランク円板３７を回転
し、コネクチングロッド３９を上下に揺動するので、連
杆４０を介して支軸３Ｂが正逆方向の回転を繰り返すこ
とができ、剥離杆３５　、３５の先端は前後に往復移動
する。第４図を参照して樹脂フィルム３１　、３１の先
端を固定した状態で剥離杆３５．３５を機体前方（右に
向う）に移動すると樹脂フィルムが引っばられてブロッ
クを支持していた接着部分が剥がされることになる。

樹脂フィルムから剥がされたブロックは送り輪３４　、
３４に向って供給されると共に、制動輪４５　、４５は
剥離杆３５．３５が前方に移動する間は停止してフィル
ムを固定しているが、フィルムに加わっていた張力がな
くなるとフィルムを引き出す方向に回転して次の作業に
そなえることになる。

この他、前記搬送ベルト２０　、２０の直下にブロック
苗を移植する溝を形成するための溝掘り金具５０が設け
られている（第５図）、この溝掘り金具５０は中空体で
機体先端（図面で右側）は鋭角をしており、後方は開放
されていて、搬送ベル）　２０　、２０が供給するブロ
ック苗を溝内に落しやすいようにしている。

さらに、移植機構３の後方端部にはブロー２り苗が植え
られた溝に土を寄せ集める土覆輪５１　、５１、ならび
に当該部分を踏み固める車輪５２　、５２が、共に取付
棒５３に設けられている。そして該取付棒５３は移植機
構３の後方に設けた支持軸５４に回動自在に設けたパイ
プ５５に固着されており、移植作業をしないときは先端
を引き上げ１図示しない鎖等により支持されている。又
、取付棒５３の先端には取付位置が調整できるウェイト
５６が設けられていて土の踏み固め力が調節できるよう
になっている。

（発明の効果）樹脂フィルムに被覆された苗ブロックは、フィルムの剥
離、移植苗を植える溝掘り、移植苗の溝への供給、覆土
、土固めの各移動作業が機体の移動によって全自動でな
される。

又、機体に対して移植機構を複数基設置することにより
、同時に複数条の移植作業ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体を組立てた平面図であって、移植機構は２
基あるが、一方のみが図示されている。第２図は同側面図である。第３図から第６図は移植機構
の詳細を示すものであって、第３図は主要部分の平面図
、第４図は第３図で上方の一部を取除いた横断面図、第
５図は縦断面図、第６図は駆動機構を表わす斜視図であ
る。

Claims

【特許請求の範囲】

トラクタ等に牽引されて走行する機体、ならびに機体を
支持する車輪と連動して回転する駆動軸、無端帯で各プ
ーリに装着したベルトはプーリの間が互いに接合されて
いる搬送ベルト、前記搬送ベルトのプーリの接合部に隣
接して設けた苗床ブロックの案内路、前記案内路の両側
に前後に揺動可能に設けられた剥離杆、樹脂フィルムを
挟持する制動輪、前記搬送ベルトの直下に設け苗を移植
する溝を形成するための溝掘り金具とを具備し、前記搬
送ベルト、剥離杆ならびに制動輪は機体の車輪と連動さ
せた駆動軸に接続させると共に、前記案内路に供給され
る苗床ブロックは、連続した樹脂フィルムで１個づつ床
土ブロックが被覆されており、案内路に供給されたとき
に樹脂フィルムは剥離杆を介して制動輪に挟持され、剥
離杆によつてフィルムが剥がされ苗床ブロックのみが搬
送ベルトに送られることを特徴とする移植機。