JPS58121705A - 多条用移植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に大規模移植に適した新規な移植機を提供す
るものである。

従来より、水稲、ビート、野菜類、煙草等の苗を、紙筒
、ビニポット、苗箱等の育苗容器の中で育苗し、土付苗
のま壕本圃に移植することは広く行なわれている。この
とき移植には、それぞれに適した移植機が使用されてい
るが、我が国では圃場の単位が少い関係上、移植機に搭
載する土付苗も少量ですみ、特に苗台を大きくして一度
に大量の苗を積載する必要はなく、例えば多条植えの田
植機においてもせいぜい数アール分の苗を積載するに過
ぎない。

然し、近年農地も次第に集約されるに及び、数十ヘクタ
ールから１００ヘクタールに及ぶ植付が要求されるよう
になった。又、欧米の如き大農場では、我が国の移植機
は菌補給の面で制約を受は植付機構が如伺に進歩しても
採用されない欠点がある。

本発明は上記事情によりなされたもので、植付は移植機
を多数併動し、大量の苗を積載する苗台を設け、トラク
ター等で牽引させれば解決できるが、苗の補給は、大量
の苗となればなる程取扱いがむずかしく、且つ各移植機
の植付速度或いは、苗の良否によって常に異シ、一定し
ないので一度に全部補給することができず、これが大規
模移植に適した移植機の発達を阻害していることに着目
し、苗補給が極めて容易な移植機を開発することにより
、多条用移植機を、能率よく運転し、効率のよい移植機
を開発したのである。

上記目的達成のため、本発明では土付苗を連続的に繰出
し、個々の苗鉢に分離して植えつける多条植え移植機に
おいて、機枠上に複数列の台枠を移動装置を介して前後
方向に移動可能に載置し、前記台枠の移動によシ伝導、
ノ斬続が可能な如く機枠と台枠に夫々伝導装置を対向し
て配すると共に機枠上に台枠の移動を規制する係止装置
を設け、前記機枠の伝導装置と前記台枠の伝導装置が歯
車等により嵌合自在に噛み合って互に連動さすことによ
り解決したのである。

本発明の装置は、土付苗を連続的に繰出す移植機には何
れも採用できるものであるが、以下大型営農に使用され
るビート移植機の例を以て説明する。

本発明の装置に特に適したピート土付苗は、例えば連続
紙筒で育苗した苗である。連続紙筒は特公昭５５−３０
８０５号等に開示せられるようなもので、その１例は第
１図に示すように、各紙筒１は六角柱状体をなし、連結
部２を介して互に鎖状に連結され、各連結部２には上級
又は下縁を含み連続する刻切からなる分離誘導部３と分
離孔４を上下方向に列状に設け、僅かの非刻切部５によ
り互に連結されているものである。通常蛇行状に折畳ま
れて各紙筒は水溶性糊料で接合されているが、使用に際
してはこれを展開し、その中に土を詰め、播種潅水し育
苗するものである。育苗後、移植に際しては前端の連結
部２を持ち引張ると数珠状に繰出され、最後端の連結部
２と次の連続紙筒の最先端の連結部２を連結すると無限
に苗が繰出されるものである。□ 上記上付、苗を搭載する移植機は第２図以下に示す如く
、移植機の機枠６には、多数列の台枠７を機体の進行と
平行に並列させである。そして、機枠６の上部にはレー
ル８を固定し、台枠７の下部には荷台９を固定し、該荷
台９には転子１０を遊動自在に軸支させレール８の上を
遊動自在としである。レール８はどのようなものでもよ
いが、好ましくは山形をなし土等がその上に溜らないも
のが良く、転子１０はレー、ル８の軌条を外れない様に
自由回転するものを使用する。又、それぞれの台枠７，
７・・・には前方に苗台１１と伝導部材取付台１２を固
定し、苗台１１に後続して上付苗搬送ベルト１３を配し
、台枠７，７・・・に支持されるグー　ＩＪ　−１４、
１４’・・・の間に張設しである。一方前記苗台１１に
は１対の面押え輪１５　、１５’及び１対の苗分離輪１
６を前方に向けてその順に設けるが、これら面押え輪１
５　、１５’苗分離輪１６はそれぞれ１個の紙筒苗１ａ
を挾持するに足る間隔をおいて対をなしており、その表
面にはスポンジを張設し苗１を挾持しても傷めないよう
にしである。

又、面押え輪１５　、１５’は筒状をなしこれに挟持用
ベルトを張設するが、面押え輪１５だけでもよいもので
ある。苗分離輪１６はコーン型をなしている。上記上付
苗搬送ベルト１３、面押え輪１５′、苗分離輪１６の周
速度は苗分離輪１６が最も早く、面押え輪１５′が之に
次ぎ土付苗搬送ベルト１３は極めて遅く回転するもので
、このため連続紙筒苗Ｐを土付苗搬送ベルト１３上に載
置し、その先頭の紙筒１ａを面押え輪１５　、１５’に
挟持引張ると面押え輪１５　、１５’の繰出し量に応じ
て、土付苗搬送ベルト１３が回転し、連続紙筒苗Ｐは軸
２３の鎖車５０と連動するガイドロール４９に案内され
蛇行状に繰出される。又、面押え輪１５　、１５’より
押出された紙筒苗１ａは、よシ早く回転する苗分離輪１
６に接して引かれ、分離誘導部３から上方に向けて引き
ちぎられるので、きわめて容易に１個の紙筒苗１ａとな
って分離する。上記上付苗搬送ベル）１３、ｉ押え輪１
　！　、　ｌ　５’、苗分離輪１６の回転は、伝導部材
取付台１２に中間軸１７を遊嵌し、該軸１７に伝導歯車
１８及び伝導鎖車１９を固定し、更に前記中間軸１７と
平行に伝導部材取付台１２に駆動軸２０を遊嵌し、これ
に鎖車２１と傘歯車２２を固定する。そして、前記面押
え輪１５の軸２３の端部には傘歯車２４を設け、傘歯車
２２と噛み合わせると共に、前記軸２３には鎖車２５を
固定し、前記苗分離輪１６の軸２６の端部に固定した鎖
車２７との間にチェーン２８を張設連動さす。

一方前記駆動軸１７の、端部には鎖車２８′を固定し、
伝導部材取付台１２に設けた申開鎖車２９゜２９′及び
プリー１４の軸３ｏに固定した鎖車３１との間にそれぞ
れチェーン３２．３３を張設する。

従って、中間軸１７が歯車１８により駆動せられるとチ
ェーン３２．３３を介してプリー１４が回転し、チェー
ン３４を介して駆動軸２ｏを回転させ面押え輪１５、苗
分離輪１６が回転することになる。かような伝導機構に
ょシ歯車１８の回転に連動して土付苗搬送ベル）１３、
面押え輪１５、苗分離輪１６が回転する。

９　　　　　　　一方、前記機枠６の前方には、苗落下
管３５を上下方向に固定し、下方にはオプナー３６、鎮
圧輪５３の鎮圧輪支持杆３７を調節可能に取付け、ハン
ドル５８で支持位置を調節する。

前記苗落下管３５は各台枠７，７・・・に対向して機枠
６にそれぞれ１側設けられ、その上部は前記苗分離輪１
６に向けて開放し、前部は壁状をなす。

従って苗分離輪１６により１個１個に分離された苗１ａ
は苗落下管３５の前壁にさえぎられ下方に向けて落下す
る。

苗落下管３５の下方は、機体の進行に向けて湾曲してお
り、その湾曲下端部はオプナー３６の内側に達している
。

オプナー３６の内側は前記苗落下管３５の湾曲と反対方
向に湾曲し全体としてＳ字状に湾曲するよう構成されて
いるので、落下した苗は前記苗落下管３５の湾曲にそい
落下し次いでオプナー３６の内側湾曲にそい落下する。

この湾曲は機体の進行による慣性を殺し立垂状態に苗を
保持する湾曲であるからオプナー内部では苗は立垂状態
となる。

機枠６，６の中央部には伝導軸３８を回転自在に設け、
該軸３８には歯車３９と鎖車４０を固定している。

又、前記機枠６の下方には軸４２を回転自在に設け、軸
４２には接地した駆動輪４１と鎖車４３を固定している
。前記鎖車４３と鎖車４０との間にチェーン４４を張設
しである。従って、前記オプナー３６の内側で立垂状態
となった苗ｌａは、後続する鎮圧輪５３により鎮圧され
て植付けられる。又、駆動輪４１に駆動せられる軸３８
は、伝導歯車３９を回転さすので、伝導歯車３９と伝導
歯車１８を噛合状態におくと、駆動輪４１の回転は軸３
８、軸Ｌ７、軸２０を回転させ駆動軸２０と連動する装
置は全部連動することになる。

然し、軸１７は台枠７に遊嵌しており、軸３８は機枠６
に遊嵌しているので１台枠７を移動すると、歯車１８．
３９の噛合はとかれ上付苗搬送ベルト１３、面押え輪１
５、苗分離輪１６の回転は停止する。又、４５は機枠６
の前方に固定した連結具でトラクター等で機体を矢印方
向に牽引する。

４６は落下管３５の後方で機枠６に固定した衝接部材で
荷台９の前部と衝接し、それ以上の前進を阻止し、台枠
７の下方に設けた係止具４８と嵌合し、台枠７を所定の
位置に停止さす。

運転に際しては、並列した上付苗搬送ベル目３のそれぞ
れに連続紙筒苗Ｐを載置し、後端に押え板５１をおき最
先端の苗１ａを引き、それぞれの面押え輪１５，１５の
間で挾持さす。この状態でトラクター等により矢印方向
に牽引すると前記したように苗分離輪１６，１６により
１個１個の苗１ａに分離せられ、オプナー３６により開
口された溝５２内に落下し、鎮圧輪５３により鎮圧植付
けられる。このとき機体の進行と共に上付苗搬送ベルト
１３も進行するが、その進行速度は、各列により多少の
差が出る。この結果例えば中央の列が最も早く植付を完
了したとき、その列の係止レバー５４を後方へ倒し荷台
９の係止具４８の係合をとき、台枠７を後方に引くと伝
導歯車３９と１８の噛み合いは解かれ、ベルト１３の回
転は停止し、ベルト１３が後方に突出する。従って、側
方より連続紙筒苗Ｐを補給し、面押え５１を外し接近さ
せ、前の苗Ｐの後端の連結部２と後の苗Ｐの前端の連結
部をホチキス等により連結する。このため補給した苗Ｐ
は先の苗Ｐに続いて連続引出し可能となる。

苗の補給に際してベルト１３の両側に位置する台枠７に
ガイド板５５．５５を設け、常時スプリング５６等によ
り立垂状態に保持させるが、苗補給時にはスプリング５
６の力に抗して引張り、蝶番５５′を介してガイド板５
５を倒し、約９♂回転したところでストッパー５７によ
り係止させ、スプリング５６をガイド板５５の取付軸位
置より下方に設けて係止状態に保持させるようにし、ベ
ルト１３の側方から苗を補給するとき前記係止された位
置が連続紙筒苗Ｐを補給するとき、該苗Ｐの入った苗箱
又は苗圧の台とし、苗箱又は苗圧の底板上面とベルト１
３の上面とが同程度になるよう低くシ、苗をすべらしな
がら補給するようにしておくと便である。補給が完了す
ると台枠７を押しその前端を衝接部材４６に衝接さすと
共に係止具、１　　　　　　４８を台枠７に係合固定す
る。このとき伝導歯車３９．１８が再び噛み合うのでぺ
化）１３％苗押面押１５、苗分離輪１６が回転し、再び
前記植付けが行なわれる。通常大型圃場で移植機を使用
する場合は土付苗も大型となり６０ｋｇ前後に達するの
で、この補給を本発明の方法によらず補給する場合は両
側列をのぞいて極めてむづかしく、２条植えにとどまっ
ていたが、本発明によると個々列の苗台を引出し可能と
するので内部に位置する苗台であっても苗の補給を容易
とし％　１台のトラクターで牽引可能な範囲、例えば４
条〜１０条の多条の移植機を可能としたものである。

そして、苗の補給に伴う個々列毎の運転停止、及び補給
完了後の運転再開は、当該苗台を単に移動させるだけで
、苗台、機枠に夫々設ける伝導装置が互に断・続するの
で、瞬時において行なわれルキワめて簡単な機構となっ
ているので、運転に高度の熟練を必要としない等、多く
の利点をもたらすものであり、大規模農場の移植機に応
用して、省力、能率化に最適で大きく貢献するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は連続紙筒の１例を示す斜視図、第２図は移植機
の平面図、第３図は移植機の側面図である。 １・・・紙筒　　　　　　　６・・・機枠７・・・台枠
　　　　　　　１３・・・ベルト１５　、１５’・・・
面押え輪　　１６・・・苗分離輪１８・・・伝導歯車　
　　　２０・・・駆動軸３５・・・苗落下管　　　　　
３６・・・オープナ−３９・・・歯車　　　　　　４１
・・・駆動輪４８・・・係止具　　　　　　５３・・・
鎮圧輪５５・・・ガイド板　　　　　Ｐ・・連続紙筒集
合体手続補正書（方式） 昭和５７年５り／／日 特許庁長官殿 １、事件の表示 昭和５７年特許願第２８９号 ２発明の名称 多条用移植機 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 （ほか１名） ４、補正命令の日付 昭和５７年４月９日 （昭和５７年　４月２７日発送） ５、補正により増加する発明の数　　　なし６、補正の
対象　　　明細書 ７、補正の内容 （１）　　明細書第１３頁第１行に「る。」とあるを「
る。第４図は移植機の背面図である。」と補正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１土付苗を連続的に繰出し１個々の菌体に分離して
   植えつける多条植え移植機において、機枠上に複数列の
   台枠を移動装置を介して前後方向に移動可能に載置し、
   前記台枠の移動により伝導の断続が可能な如く機枠と台
   枠の間に夫々伝導装置を対向して配すると共に機枠上に
   台枠の移動を規制する係止装置を設けたことを特徴とす
   る多条用移植機。 （２）機枠の伝導装置と台枠の伝導装置が互に歯車を介
   して嵌合自在に連動することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項の多条用移植！＠。 （３）台枠がその側部にガイド板を倒伏可能に設けてあ
   り、倒伏時のガイド板上面が土付苗の繰出し面より低く
   しであることを特徴とする特許請求の範囲第１項の多条
   用移植機。