JPH1175416A - 種いも植付け装置 - Google Patents
種いも植付け装置Info
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- JPH1175416A JPH1175416A JP24975997A JP24975997A JPH1175416A JP H1175416 A JPH1175416 A JP H1175416A JP 24975997 A JP24975997 A JP 24975997A JP 24975997 A JP24975997 A JP 24975997A JP H1175416 A JPH1175416 A JP H1175416A
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- Japan
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- shutter
- seed
- film
- ridge
- supply pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】種いもの床作り、植付け及び覆土を機械により
連続的に作業すると共に、植え付け間隔を一定にするこ
と。 【解決手段】 前後に連結した播種床成形部Ａと、マル
チフィルム敷設部Ｂとの間に、種いも供給管２４を垂下
し、その下端の植込み口３１を機体後方に向けて開口す
ると共に、種いも供給管２４の上端にシャッタ２６を介
して供給バケット２５を連結し、マルチフィルム敷設部
Ｂのフィルムロール１０に接触する遊転輪１６により、
シャッタ２６を開閉するシャッタ開閉器３７を作動さ
せ、種いもを一定間隔に植え付ける。また、遊転輪１６
の回転により、シャッタ２６の開閉と同時に警報ブザー
２８を作動し、作業者に対し種いもの供給を指示する。
連続的に作業すると共に、植え付け間隔を一定にするこ
と。 【解決手段】 前後に連結した播種床成形部Ａと、マル
チフィルム敷設部Ｂとの間に、種いも供給管２４を垂下
し、その下端の植込み口３１を機体後方に向けて開口す
ると共に、種いも供給管２４の上端にシャッタ２６を介
して供給バケット２５を連結し、マルチフィルム敷設部
Ｂのフィルムロール１０に接触する遊転輪１６により、
シャッタ２６を開閉するシャッタ開閉器３７を作動さ
せ、種いもを一定間隔に植え付ける。また、遊転輪１６
の回転により、シャッタ２６の開閉と同時に警報ブザー
２８を作動し、作業者に対し種いもの供給を指示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、馬鈴薯等の種いも
を植付ける種いも植付け装置に関する。
を植付ける種いも植付け装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】種いもを植付けるに
は、先ず畝立てして床作りをし、等間隔に植付けたらそ
の上に覆土する。本発明は、この作業を連続して機械的
に行うことを目的とする。
は、先ず畝立てして床作りをし、等間隔に植付けたらそ
の上に覆土する。本発明は、この作業を連続して機械的
に行うことを目的とする。
【０００３】
【課題を解決するための手段】請求項１の種いも植付け
装置の発明では、機体の中央に設けた畝立ロータ駆動用
の伝動ケースの後背部に沿って種いも供給管を垂下し、
その下端の種いも放出口を左右の畝立ロータの中間にの
ぞませてその開口部を機体後方に向けて取り付ける。そ
して畝立ロータの後方には畝成形部を連結する。さらに
前記種いも供給管の上端にはシャッタを介して供給バケ
ットを連結すると共に、前記シャッタを開閉するシャッ
タ開閉器に機体の進行とともに回転する遊転輪を接続し
て、シャッタを機体の移動距離に合わせて一定間隔で開
閉することを特徴とする。請求項２の発明では、請求項
１の種いも植付け装置の畝成形部の後方にマルチフィル
ム敷設部を連結する。そしてこのマルチフィルム敷設部
のフィルムに接する遊転輪を設け、これを前記シャッタ
開閉器に接続して、シャッタを機体の移動距離に合わせ
て一定間隔で開閉することを特徴とする。
装置の発明では、機体の中央に設けた畝立ロータ駆動用
の伝動ケースの後背部に沿って種いも供給管を垂下し、
その下端の種いも放出口を左右の畝立ロータの中間にの
ぞませてその開口部を機体後方に向けて取り付ける。そ
して畝立ロータの後方には畝成形部を連結する。さらに
前記種いも供給管の上端にはシャッタを介して供給バケ
ットを連結すると共に、前記シャッタを開閉するシャッ
タ開閉器に機体の進行とともに回転する遊転輪を接続し
て、シャッタを機体の移動距離に合わせて一定間隔で開
閉することを特徴とする。請求項２の発明では、請求項
１の種いも植付け装置の畝成形部の後方にマルチフィル
ム敷設部を連結する。そしてこのマルチフィルム敷設部
のフィルムに接する遊転輪を設け、これを前記シャッタ
開閉器に接続して、シャッタを機体の移動距離に合わせ
て一定間隔で開閉することを特徴とする。
【０００４】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示し
て説明する。図１は本発明の種いも播種装置の全体図で
ある。図２は本発明の種いも供給装置の要部構成を示す
斜視図で、図３は制御機構を示す斜視図である。４は機
体で、図示しないトラクタに連結する。機体４の中央に
畝立ロータ５ａを駆動する伝動ケース２を設ける。伝動
ケース２にはチェーンを内装し、上部の入力側にトラク
タの作業機駆動軸（図示しない）を連結し、下部の出力
側に畝立ロータ５ａの回転軸５を連結する。１はトラク
タの動力を受けるギヤボックスである。Ａは播種床成形
部で、畝立ロータ５ａと畝成形部６より成り立ってい
る。Ｂはマルチフィルム敷設部で、播種床成形部Ａの後
方に連結する。機体４の上部に作業者用の座席３８を設
ける。座席３８の近傍には本発明の種いも植付け部Ｃの
供給バケット２５と、種いもストック箱３０を配置す
る。３は播種床成形部Ａを支持する側輪である。
て説明する。図１は本発明の種いも播種装置の全体図で
ある。図２は本発明の種いも供給装置の要部構成を示す
斜視図で、図３は制御機構を示す斜視図である。４は機
体で、図示しないトラクタに連結する。機体４の中央に
畝立ロータ５ａを駆動する伝動ケース２を設ける。伝動
ケース２にはチェーンを内装し、上部の入力側にトラク
タの作業機駆動軸（図示しない）を連結し、下部の出力
側に畝立ロータ５ａの回転軸５を連結する。１はトラク
タの動力を受けるギヤボックスである。Ａは播種床成形
部で、畝立ロータ５ａと畝成形部６より成り立ってい
る。Ｂはマルチフィルム敷設部で、播種床成形部Ａの後
方に連結する。機体４の上部に作業者用の座席３８を設
ける。座席３８の近傍には本発明の種いも植付け部Ｃの
供給バケット２５と、種いもストック箱３０を配置す
る。３は播種床成形部Ａを支持する側輪である。
【０００５】播種床成形部Ａは、左右の畝立ロータ５ａ
により土を機体中央に寄せ、後続の左右の畝成形部６に
より播種床Ｇを形成する。マルチフィルム敷設部Ｂは、
マルチフィルム１１を引出して播種床Ｇ上に拡げるマル
チフィルム展開機構と、展開したマルチフィルム１１の
側縁を押さえる左右一対の踏圧輪２０と、マルチフィル
ム１１の側縁に土掛けする左右一対の土掛けディスク２
３からなる。マルチフィルム展開機構は、機体４に支柱
７を立て、これに支持片８を固定して後方に水平に保持
し、支持片８の他端に腕木９を固定し、さらに腕木９の
先端でフィルムロール１０の心棒を軸支する。そして支
持片８の先端から下方に、Ｕ字状の支持アーム１２をフ
ィルムロール１０を跨いで取付け、支持アーム１２の先
端にテンションローラ１３を回転自在に支持する。支持
アーム１２の先端にはフィルム案内扞１４を取付ける。
フィルム案内扞１４は下方に湾曲して、フィルムロール
１０から引出されたマルチフィルム１１の両側をトンネ
ル状に緊張し、テンションローラ１３と共にマルチフィ
ルム１１をたるみなく張り付ける。
により土を機体中央に寄せ、後続の左右の畝成形部６に
より播種床Ｇを形成する。マルチフィルム敷設部Ｂは、
マルチフィルム１１を引出して播種床Ｇ上に拡げるマル
チフィルム展開機構と、展開したマルチフィルム１１の
側縁を押さえる左右一対の踏圧輪２０と、マルチフィル
ム１１の側縁に土掛けする左右一対の土掛けディスク２
３からなる。マルチフィルム展開機構は、機体４に支柱
７を立て、これに支持片８を固定して後方に水平に保持
し、支持片８の他端に腕木９を固定し、さらに腕木９の
先端でフィルムロール１０の心棒を軸支する。そして支
持片８の先端から下方に、Ｕ字状の支持アーム１２をフ
ィルムロール１０を跨いで取付け、支持アーム１２の先
端にテンションローラ１３を回転自在に支持する。支持
アーム１２の先端にはフィルム案内扞１４を取付ける。
フィルム案内扞１４は下方に湾曲して、フィルムロール
１０から引出されたマルチフィルム１１の両側をトンネ
ル状に緊張し、テンションローラ１３と共にマルチフィ
ルム１１をたるみなく張り付ける。
【０００６】腕木９にアーム１５を取付け、アーム１５
の先端をフィルムロール１０の上方にのぞませ、アーム
１５の先端に遊転輪１６を軸支する。遊転輪１６には、
図３に示すように、その側面に複数の円弧状の突起１７
を等間隔に形成する。遊転輪１６に近接してマイクロス
イッチ１８をアーム１５に取付け、ローラ付アクチュエ
ータ１８ａを遊転輪１６の突起１７に対向する。遊転輪
１６の外周をフィルムロール１０に弾圧し、マルチフィ
ルム１１の引き出しに伴うフィルムロール１０の回転に
従い、遊転輪１６を回転する。遊転輪１６のフィルムロ
ール１０と接触する外周は、マルチフィルム１１との間
でスリップしないように、表面に微細な凹凸を形成する
とよい。
の先端をフィルムロール１０の上方にのぞませ、アーム
１５の先端に遊転輪１６を軸支する。遊転輪１６には、
図３に示すように、その側面に複数の円弧状の突起１７
を等間隔に形成する。遊転輪１６に近接してマイクロス
イッチ１８をアーム１５に取付け、ローラ付アクチュエ
ータ１８ａを遊転輪１６の突起１７に対向する。遊転輪
１６の外周をフィルムロール１０に弾圧し、マルチフィ
ルム１１の引き出しに伴うフィルムロール１０の回転に
従い、遊転輪１６を回転する。遊転輪１６のフィルムロ
ール１０と接触する外周は、マルチフィルム１１との間
でスリップしないように、表面に微細な凹凸を形成する
とよい。
【０００７】機体４の両側面に、機枠１９の一端をそれ
ぞれ旋回自在に取付け、機枠１９には踏圧輪２０と、土
掛けディスク２３を順次取付ける。踏圧輪２０は外周が
スポンジ状の車輪で、機枠１９のほぼ中間に支持金具を
介して回転自在に軸支し、調整ピン２１と調整バネ２２
により下向きに付勢する。土掛けディスク２３は機枠１
９の後端に回転自在に取付ける。
ぞれ旋回自在に取付け、機枠１９には踏圧輪２０と、土
掛けディスク２３を順次取付ける。踏圧輪２０は外周が
スポンジ状の車輪で、機枠１９のほぼ中間に支持金具を
介して回転自在に軸支し、調整ピン２１と調整バネ２２
により下向きに付勢する。土掛けディスク２３は機枠１
９の後端に回転自在に取付ける。
【０００８】植付け部Ｃは、図２に示すように、供給バ
ケット２５、シャッタ２６、電磁ソレノイド２７、供給
管２５および種いも放出口３１より成る。座席３８の近
傍に供給バケット２５を固定し、供給バケット２５の底
部出口にシャッタ２６を設け、シャッタ２６の下方には
種いも供給管２４の上端を接続する。種いも供給管２４
は、地中に埋まる少なくもその下半部を、伝動ケース２
の後背部に沿って取り付ける。そして下端の種いも放出
口３１を左右の畝立ロータ５ａの中間に位置させ、その
開口部を後ろ向きに取り付ける。地上に露出する種いも
供給管２４の上半部は必ずしも伝動ケース２の後背部に
沿って取り付ける必要はない。種いも供給管２４は蛇腹
状に屈曲自在に形成されたプラスチック管からなり、供
給バケット２５の取り付け位置に応じて屈曲して取り付
ける。種いも放出口３１は前面を半円筒状に湾曲して形
成した箱体で、機体４に対し高さ調整自在に取付ける。
種いも放出口３１の上面に種いも供給管２４を連結す
る。シャッタ２６はＬ形の板材で、一端にシャッタ片２
６ａを、他端に作動片２６ｂを形成し、Ｌ形の屈曲点で
シャッタ取付板３２に旋回自在に取付ける。バケット取
付板３４はその中央で階段状に折曲げて、その上段に底
部出口を貫通して供給バケット２５を取付ける。供給管
取付板３３は同様にその中央で階段状に折曲げて、その
上段に種いも供給管２４の上端を貫通して固定する。バ
ケット取付板３４と供給管取付板３３を重ね合せ、その
間にシャッタ２６のシャッタ片２６ａを摺動自在に挟
み、それぞれの下段をシャッタ取付板３２に固定する。
作動片２６ｂの先端には電磁ソレノイド２７の作動杆２
７ａを旋回自在に取付ける。電磁ソレノイド２７の作動
杆２７ａはスプリング３５により突出方向に付勢され、
シャッタ片２６ａが常時供給バケット２５の底部開口と
種いも供給管２４の上端の間に入り、シャッタ２６を閉
じた状態に保つ。電磁ソレノイド２７が本発明のシャッ
タ開閉器に相当する。シャッタ開閉器はモータやエアシ
リンダに代えてもよい。図４は本発明の種いも植付け装
置の配線図で、電源は機体４に搭載したバッテリー３６
から供給し、マイクロスイッチ１８を介して、電磁ソレ
ノイド２７と警報ブザー２８を直列に接続し、遊転輪１
６の回転により、マイクロスイッチ１８を作動して、電
磁ソレノイド２７を駆動し、同時に警報ブザー２８を鳴
らす。
ケット２５、シャッタ２６、電磁ソレノイド２７、供給
管２５および種いも放出口３１より成る。座席３８の近
傍に供給バケット２５を固定し、供給バケット２５の底
部出口にシャッタ２６を設け、シャッタ２６の下方には
種いも供給管２４の上端を接続する。種いも供給管２４
は、地中に埋まる少なくもその下半部を、伝動ケース２
の後背部に沿って取り付ける。そして下端の種いも放出
口３１を左右の畝立ロータ５ａの中間に位置させ、その
開口部を後ろ向きに取り付ける。地上に露出する種いも
供給管２４の上半部は必ずしも伝動ケース２の後背部に
沿って取り付ける必要はない。種いも供給管２４は蛇腹
状に屈曲自在に形成されたプラスチック管からなり、供
給バケット２５の取り付け位置に応じて屈曲して取り付
ける。種いも放出口３１は前面を半円筒状に湾曲して形
成した箱体で、機体４に対し高さ調整自在に取付ける。
種いも放出口３１の上面に種いも供給管２４を連結す
る。シャッタ２６はＬ形の板材で、一端にシャッタ片２
６ａを、他端に作動片２６ｂを形成し、Ｌ形の屈曲点で
シャッタ取付板３２に旋回自在に取付ける。バケット取
付板３４はその中央で階段状に折曲げて、その上段に底
部出口を貫通して供給バケット２５を取付ける。供給管
取付板３３は同様にその中央で階段状に折曲げて、その
上段に種いも供給管２４の上端を貫通して固定する。バ
ケット取付板３４と供給管取付板３３を重ね合せ、その
間にシャッタ２６のシャッタ片２６ａを摺動自在に挟
み、それぞれの下段をシャッタ取付板３２に固定する。
作動片２６ｂの先端には電磁ソレノイド２７の作動杆２
７ａを旋回自在に取付ける。電磁ソレノイド２７の作動
杆２７ａはスプリング３５により突出方向に付勢され、
シャッタ片２６ａが常時供給バケット２５の底部開口と
種いも供給管２４の上端の間に入り、シャッタ２６を閉
じた状態に保つ。電磁ソレノイド２７が本発明のシャッ
タ開閉器に相当する。シャッタ開閉器はモータやエアシ
リンダに代えてもよい。図４は本発明の種いも植付け装
置の配線図で、電源は機体４に搭載したバッテリー３６
から供給し、マイクロスイッチ１８を介して、電磁ソレ
ノイド２７と警報ブザー２８を直列に接続し、遊転輪１
６の回転により、マイクロスイッチ１８を作動して、電
磁ソレノイド２７を駆動し、同時に警報ブザー２８を鳴
らす。
【０００９】フィルムロール１０からマルチフィルム１
１の先端を引出して畝の一端に固定し、トラクタにより
機体４を牽引しながら畝立ロータ５の回転により播種床
Ｇを形成する。作業者はストック箱３０から種いもを１
個づつ取って供給バケット２５に投入する。種いもはシ
ャッタ２６を通過して供給管２４を落下し、種いも放出
口３１より地中に放出される。種いも放出口３１は播種
床Ｇ中に突出し、その半円柱状の前面で土を押拡げて溝
を掘りながら移動し、種いもを放出し、畝立ロータ５ａ
と、その後方の側面板６ａにより、その上に土掛け覆土
する。マルチフィルム１１の引き出しに応じて遊転輪１
６が回転し、遊転輪１６の円弧状の突起１７はマイクロ
スイッチ１８のローラ付きアクチュエータ１８ａを押し
てマイクロスイッチ１８を導通し、警報ブザー２８を鳴
すとともに、電磁ソレノイド２７によりシャッタ２６を
開く。ついで、ローラ付きアクチュエータ１８ａが円弧
状の突起１７を乗越えると、マイクロスイッチ１８が切
れ、電磁ソレノイド２７の通電を遮断して、シャッタ２
６を閉じる。以後、マルチフィルム１１の引出しに応じ
てすなわち機体４の移動距離に応じて一定間隔ごとに、
遊転輪１６によりマイクロスイッチ１８が作動してシャ
ッタ２６が開き、警報ブザー２８が鳴る。作業者は、警
報ブザー２８により種いもの投入タイミングを知り、１
個づつ種いもを供給バケット２５に投入する。この種い
もは一旦シャッタ２６で止められ、シャッタ２６が開放
すると播種床Ｇ上に落下し、順次等間隔（例えば２７c
m）に植え付けられる。引出されたマルチフィルム１１
は、テンションローラ１４と案内扞１４ａにより種いも
を植付けた播種床Ｇに沿ってトンネル状に被せられ、そ
の両側端を踏圧輪２０ａで踏み押え、土掛けディスク２
３ａによりその上に土を掛けて固定する。このように植
え付けた種いもが後日発芽したら、その上のマルチフィ
ルム１１に孔をあける。
１の先端を引出して畝の一端に固定し、トラクタにより
機体４を牽引しながら畝立ロータ５の回転により播種床
Ｇを形成する。作業者はストック箱３０から種いもを１
個づつ取って供給バケット２５に投入する。種いもはシ
ャッタ２６を通過して供給管２４を落下し、種いも放出
口３１より地中に放出される。種いも放出口３１は播種
床Ｇ中に突出し、その半円柱状の前面で土を押拡げて溝
を掘りながら移動し、種いもを放出し、畝立ロータ５ａ
と、その後方の側面板６ａにより、その上に土掛け覆土
する。マルチフィルム１１の引き出しに応じて遊転輪１
６が回転し、遊転輪１６の円弧状の突起１７はマイクロ
スイッチ１８のローラ付きアクチュエータ１８ａを押し
てマイクロスイッチ１８を導通し、警報ブザー２８を鳴
すとともに、電磁ソレノイド２７によりシャッタ２６を
開く。ついで、ローラ付きアクチュエータ１８ａが円弧
状の突起１７を乗越えると、マイクロスイッチ１８が切
れ、電磁ソレノイド２７の通電を遮断して、シャッタ２
６を閉じる。以後、マルチフィルム１１の引出しに応じ
てすなわち機体４の移動距離に応じて一定間隔ごとに、
遊転輪１６によりマイクロスイッチ１８が作動してシャ
ッタ２６が開き、警報ブザー２８が鳴る。作業者は、警
報ブザー２８により種いもの投入タイミングを知り、１
個づつ種いもを供給バケット２５に投入する。この種い
もは一旦シャッタ２６で止められ、シャッタ２６が開放
すると播種床Ｇ上に落下し、順次等間隔（例えば２７c
m）に植え付けられる。引出されたマルチフィルム１１
は、テンションローラ１４と案内扞１４ａにより種いも
を植付けた播種床Ｇに沿ってトンネル状に被せられ、そ
の両側端を踏圧輪２０ａで踏み押え、土掛けディスク２
３ａによりその上に土を掛けて固定する。このように植
え付けた種いもが後日発芽したら、その上のマルチフィ
ルム１１に孔をあける。
【００１０】図１の装置では、このように畝立てから種
いもの植え付け、マルチフィルムの敷設まで一連の作業
を連続して行うが、マルチフィルムの敷設は別途専用機
で行ってもよい。その場合は、図１の装置よりマルチフ
ィルム敷設部Ｂを取り外し、遊転輪１６をフィルムロー
ル１０に接触する代りに後輪のように地面の上に置き、
機体４で牽引して地表面を転がすことにより、シャッタ
２６を開閉させて一定間隔に植え付ける。
いもの植え付け、マルチフィルムの敷設まで一連の作業
を連続して行うが、マルチフィルムの敷設は別途専用機
で行ってもよい。その場合は、図１の装置よりマルチフ
ィルム敷設部Ｂを取り外し、遊転輪１６をフィルムロー
ル１０に接触する代りに後輪のように地面の上に置き、
機体４で牽引して地表面を転がすことにより、シャッタ
２６を開閉させて一定間隔に植え付ける。
【００１１】
【発明の効果】これを要するに、本発明では、機体の進
行に合わせて遊転輪を回転し、これにより一定間隔ごと
にシャッタを開閉するので、種いもを等間隔に植え付け
ることができる。また種いも供給管の少なくも地中に没
する下半部を伝動ケースの後背部に沿って設けるので、
土の抵抗が少ない。さらに下端の種いも放出口を左右の
畝立ロータの中間に位置させるので、畝の中央の地中に
種いもを放出でき、畝成形部による覆土も正確にでき
る。また種いも放出口の開口部は機体後方に向けて取り
付けるので、開口部が土で詰まるおそれがなく円滑に種
いもを放出できるという優れた効果を奏する。
行に合わせて遊転輪を回転し、これにより一定間隔ごと
にシャッタを開閉するので、種いもを等間隔に植え付け
ることができる。また種いも供給管の少なくも地中に没
する下半部を伝動ケースの後背部に沿って設けるので、
土の抵抗が少ない。さらに下端の種いも放出口を左右の
畝立ロータの中間に位置させるので、畝の中央の地中に
種いもを放出でき、畝成形部による覆土も正確にでき
る。また種いも放出口の開口部は機体後方に向けて取り
付けるので、開口部が土で詰まるおそれがなく円滑に種
いもを放出できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の種いも播種装置の全体図である。
【図２】本発明の種いも播種部の要部斜視図である。
【図３】同上の制御機構を示す斜視図である。
【図４】同上の配線図である。
Ａ 播種床成形部 Ｂ マルチフィルム敷設部 Ｃ 種いも植付け部 Ｄ フィルムロール支持部 Ｇ 播種床 ２ 伝動ケース ３ 車輪 ４ 機体 ５ 畝立ロータ ６ 側面板 ７ 支柱 ８ 支持片 ９ 腕木 １０ フィルムロール １０ 心棒 １１ マルチフィルム １２ 支持アーム １３ テンションローラ １４ 案内扞 １５ アーム １６ 遊転輪 １７ 円弧状の突起 １８ マイクロスイッチ １８ａ ローラ付アクチュエータ １９ 機枠 ２０ 踏圧輪 ２１ 調整ピン ２２ 調整バネ ２３ 土掛けディスク ２４ 種いも供給管 ２５ 供給バケット ２６ シャッタ ２６ａ シャッタ片 ２６ｂ 作動片 ２７ 電磁ソレノイド ２８ 警報ブザー ２９ 電源 ３０ 種いもストック箱 ３１ 植込み口 ３２ シャッタ取付板 ３３ 供給管取付板 ３４ バケット取付板 ３５ スプリング ３６ バッテリー ３７ シャッタ開閉器 ３８ 座席
Claims (2)
- 【請求項１】 機体の中央に設けた畝立ロータ駆動用の
伝動ケースの後背部に沿って種いも供給管を垂下し、そ
の下端の種いも放出口を左右の畝立ロータの中間に位置
させると共にその開口部を機体後方に向けて取り付け、 前記畝立ロータの後方には畝成形部を連結し、 そして前記種いも供給管の上端にはシャッタを介して供
給バケットを連結すると共に、前記シャッタを開閉する
シャッタ開閉器に機体の進行とともに回転する遊転輪を
接続して、シャッタを機体の移動距離に合わせて一定間
隔で開閉することを特徴とする種いも植付け装置。 - 【請求項２】 機体の中央に設けた畝立ロータ駆動用の
伝動ケースの後背部に沿って種いも供給管を垂下し、そ
の下端の種いも放出口を左右の畝立ロータの中間に位置
させると共にその開口部を機体後方に向けて取り付け、 前記畝立ロータの後方には畝成形部とマルチフィルム敷
設部を順次連結し、 そして前記種いも供給管の上端にはシャッタを介して供
給バケットを連結すると共に、前記シャッタを開閉する
シャッタ開閉器に、前記マルチフィルム敷設部のフィル
ムに接する遊転輪を接続して、シャッタを機体の移動距
離に合わせて一定間隔で開閉することを特徴とする種い
も植付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24975997A JPH1175416A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 種いも植付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24975997A JPH1175416A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 種いも植付け装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1175416A true JPH1175416A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17197816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24975997A Withdrawn JPH1175416A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 種いも植付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1175416A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007124947A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Kazuo Mochizuki | 自走式一人乗用型種いも植付機 |
| CN102918947A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-02-13 | 酒泉市铸陇机械制造有限责任公司 | 免耕式施肥铺膜点播覆土联合作业机 |
| JP2015050990A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-03-19 | 松山株式会社 | 農作業機 |
| CN104604397A (zh) * | 2013-11-01 | 2015-05-13 | 王海静 | 全新马铃薯覆膜播种机及新型取种勺和全新马铃薯、玉米两用覆膜播种机 |
| CN105453776A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-04-06 | 宁夏回族自治区农业机械化技术推广站 | 马铃薯多功能一体机 |
| CN105453777A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-04-06 | 佛山市高明区云大机械科技有限公司 | 一种马铃薯种植机 |
| CN105638050A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-06-08 | 佛山市高明区云大机械科技有限公司 | 一种马铃薯种植机 |
| CN105940799A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-09-21 | 秦朝东 | 一种多功能覆膜施肥一体机 |
| JP2016220612A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社クボタ | 移植装置 |
| JP2019110849A (ja) * | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 株式会社クボタ | マルチフィルム残量検出装置及びマルチフィルム検出システム |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24975997A patent/JPH1175416A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007124947A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Kazuo Mochizuki | 自走式一人乗用型種いも植付機 |
| CN102918947A (zh) * | 2012-12-03 | 2013-02-13 | 酒泉市铸陇机械制造有限责任公司 | 免耕式施肥铺膜点播覆土联合作业机 |
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| CN104604397A (zh) * | 2013-11-01 | 2015-05-13 | 王海静 | 全新马铃薯覆膜播种机及新型取种勺和全新马铃薯、玉米两用覆膜播种机 |
| JP2016220612A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社クボタ | 移植装置 |
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| CN105453777A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-04-06 | 佛山市高明区云大机械科技有限公司 | 一种马铃薯种植机 |
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