JP2015050990A - 農作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】土質に拘わらず、被播き物を覆土で適切に覆うことができる農作業機を提供する。【解決手段】農作業機1は、被播き物である種子aおよび肥料bを播く播き手段21を備える。農作業機1は、播いた種子aおよび肥料bを覆う覆土を鎮圧する鎮圧輪22を備える。鎮圧輪22の上部前方には、鎮圧輪22の外周面に接触するように土除去手段23を設ける。この土除去手段23は、鎮圧輪22の外周面に付着した土を除去し、この除去した土を被播き物用の覆土として用いるために鎮圧輪22の前方に落下させる。【選択図】図1

Description

本発明は、土質に拘わらず、被播き物を覆土で適切に覆うことができる農作業機に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された農作業機が知られている。
この従来の農作業機は、例えば圃場に播き溝を形成する溝形成手段と、播き溝内に被播き物(例えば種子および肥料)を播く播き手段と、被播き物を覆土で覆う円板状の覆土手段である覆土ディスクと、被播き物を覆う覆土を鎮圧する鎮圧輪とを備えている。
特開2006−101815号公報
しかしながら、上記従来の農作業機では、例えば圃場の土が粘土質である場合には、覆土ディスクに粘土質の土が付着しやすいため、被播き物が覆土で覆われない不具合が生じるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、土質に拘わらず、被播き物を覆土で適切に覆うことができる農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の農作業機は、被播き物を播く播き手段と、この播き手段にて播かれた被播き物を覆う覆土を鎮圧する鎮圧輪と、この鎮圧輪に付着した土を除去し、この除去した土を前記覆土として用いるために前記鎮圧輪の前方に落下させる土除去手段とを備えるものである。
請求項2記載の農作業機は、請求項1記載の農作業機において、土除去手段は、鎮圧輪の外周面における上部前側の部分に近接して配設されているものである。
請求項3記載の農作業機は、請求項1または2記載の農作業機において、土除去手段は、対をなす土除去体を有し、前記両土除去体にて鎮圧輪から除去された土は、前記鎮圧輪の左右方向中央部の前方に落下するものである。
請求項4記載の農作業機は、請求項3記載の農作業機において、土除去体は、鎮圧輪の外周面に付着した土を掻き取って除去する板状のスクレーパであるものである。
請求項5記載の農作業機は、請求項1ないし4のいずれか一記載の農作業機において、鎮圧輪は、正面視でV字状となるように位置する対をなす鎮圧輪部材を有し、前記両鎮圧輪部材は、鎮圧輪から除去された土からなる覆土を鎮圧して断面山型状に押し固めるものである。
請求項6記載の農作業機は、請求項1ないし5のいずれか一記載の農作業機において、鎮圧輪は、覆土を鎮圧する対をなす鎮圧輪部材を有し、前記各鎮圧輪部材は、内端側から外端側に向かって徐々に拡径する截頭円錐板部を有するものである。
請求項7記載の農作業機は、請求項6記載の農作業機において、各鎮圧輪部材の截頭円錐板部の外端側には、複数の切欠が形成されているものである。
本発明によれば、鎮圧輪に付着した土を除去して覆土として用いることができるため、土質に拘わらず、被播き物を覆土で適切に覆うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る農作業機の側面図である。 同上農作業機の部分平面図である。 同上農作業機の部分斜視図である。 同上農作業機の鎮圧輪部分の側面図である。 同上鎮圧輪部分の平面図である。 同上鎮圧輪部分の背面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る農作業機の鎮圧輪部分の背面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る農作業機の鎮圧輪部分の側面図である。 同上鎮圧輪部分の平面図である。 同上鎮圧輪部分の背面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る農作業機の鎮圧輪部分の側面図である。 同上鎮圧輪部分の平面図である。 同上鎮圧輪部分の背面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る農作業機の鎮圧輪部分の側面図である。 同上鎮圧輪部分の平面図である。 同上鎮圧輪部分の背面図である。
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図6を参照して説明する。
図中の1は農作業機で、この農作業機1は、例えば走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結され、圃場上をトラクタの前進走行により前方(進行方向)に移動しながら播種作業等をする多条式の不耕起播種機である。すなわちこの農作業機1は、耕耘部(ロータリ)を備えていない播種機である。
農作業機1は、図1および図2等に示されるように、トラクタの後部の3点リンク部(農作業機昇降部)に脱着可能に連結される機体2を備えている。機体2の左右方向中央の軸支持部3には、前後方向の入力軸4が回転可能に設けられている。なお、入力軸4は、トラクタの後部のPTO軸に伝動用のジョイントを介して接続される。
機体2の前部の左右両側には、ゲージ輪手段6が上下位置調整可能に設けられている。各ゲージ輪手段6は、把持部7を有するゲージ輪取付アーム8と、このゲージ輪取付アーム8の下端部に回転可能に取り付けられ圃場の表面部に接地する接地輪であるゲージ輪9とを有している。
機体2の前部における左右方向に間隔をおいた複数箇所には、圃場の表面部に進行方向に沿った直線状の播き溝mを形成する溝形成手段11がそれぞれ設けられている。各溝形成手段11は、回動支点部10を中心に上下回動可能なチェーンケース12と、このチェーンケース12の下端部に回転可能に取り付けられ入力軸4側からの動力で所定方向に回転しながら圃場の表面部に播き溝mを形成する円板状の溝形成体であるコールタ13と、チェーンケース12の下端部に回転可能に取り付けられ圃場の表面部に接地する短円筒状をなす溝深さ設定用のコールタゲージ筒14とを有している。なお、コールタ13の上方には、コールタカバー15が配設されている。また、コールタゲージ筒14は、圃場に接地した状態で圃場側から受ける力で回転する。
そして、農作業機1は、溝形成手段11にて圃場の表面部に形成された播き溝m内に被播き物、すなわち例えば種子aおよび肥料bを播く播き手段21と、この播き手段21にて播かれた種子aおよび肥料bを覆う覆土を所定方向に回転しながら鎮圧する鎮圧輪22と、この鎮圧輪22の外周面に付着した土を掻き取って除去し、この除去した土を被播き物用の覆土(種子aおよび肥料bを覆う土)として用いるために鎮圧輪22の前方の近傍位置に落下させる土除去手段23とをそれぞれ複数備えている。
ここで、各播き手段21は、例えば種子ホッパ26内の種子aおよび肥料ホッパ27内の肥料bを播き溝m内に一定間隔で播くものである。なお、播き手段21は、例えば被播き物として種子aのみを播き溝m内に播くものでもよい。
各播き手段21は、種子ホッパ26の下部に上端部が接続された可撓性の種子案内ホース28を有している。種子案内ホース28の下端部は曲がり管である種子案内管29の上端部に接続され、この種子案内管29の下端部の種子出口29aが円板状の位置決め体である位置決めディスク30の側方近傍で開口している。
そして、種子ホッパ26内の繰出用回転体(図示せず)が回転して種子aが種子ホッパ26内から繰り出されると、この繰り出された種子aは、種子案内ホース28内および種子案内管29内を通って種子出口29aから排出され、その後、位置決めディスク30に当たって向きが鉛直下向きに変わり、播き溝m内に落下する。
また、各播き手段21は、肥料ホッパ27の下部に上端部が接続された可撓性の肥料案内ホース31を有している。肥料案内ホース31の下端部は曲がり管である肥料案内管32の上端部に接続され、この肥料案内管32の下端部の肥料出口32aが位置決めディスク30の側方近傍で開口している。
そして、肥料ホッパ27内の繰出用回転体(図示せず)が回転して肥料bが肥料ホッパ27内から繰り出されると、この繰り出された肥料bは、肥料案内ホース31内および肥料案内管32内を通って肥料出口32aから排出され、その後、位置決めディスク30に当たって向きが鉛直下向きに変わり、播き溝m内に落下する。
一方、位置決めディスク30は、鎮圧輪22を回転可能に支持する鎮圧輪取付アーム33から下方に突出した突出アーム34に上下位置調整可能に取着されたディスク取付板35に、左右方向の軸36を介して回転可能に取り付けられている。そして、位置決めディスク30は、鉛直面に沿って位置し、片側の側面によって種子aおよび肥料bを播き溝m内に案内する。
各鎮圧輪22は、播き手段21の位置決めディスク30の後方で、所定方向に回転しながら覆土鎮圧作業をするものである。なお、鎮圧輪22は、圃場に接地した状態で圃場側から受ける力で所定方向(図4に示す回転方向)に回転する。
各鎮圧輪22は、図3ないし図6にも示されるように、正面視でV字状(略V字状を含む)となるように位置する円板状の左右1対の鎮圧輪部材41を有し、これら両鎮圧輪部材41は、左右独立して圃場側から受ける力で所定方向に回転しながら、鎮圧輪22の外周面から除去された細かい土からなる覆土を鎮圧して断面山型状(例えば下部に水平の底辺を有しかつ上部に頂点を有する断面2等辺3角形状)に押し固める。
これら両鎮圧輪部材41は、例えば板状部材のみからなるもので、少なくとも上部側が互いに離間対向した状態で正面視V字状に配設されており、それらの下部間に若干の隙間44が存在している。なお、隙間44が存在しない構成でもよい。
また、各鎮圧輪部材41は、鎮圧輪取付アーム33の下端部における左右両側の取付部42に、左右方向に対して傾斜した軸43を介して回転可能に取り付けられている。各鎮圧輪部材41は、傾斜状の軸(傾斜軸)43を中心として回転する円板状の円板部46と、この円板部46の外周端部に一体に連設され外側方に向かって徐々に拡径する截頭円錐状の截頭円錐板部47とにて構成されている。つまり、円板部46の外周端部に、内端側(鎮圧輪取付アーム33側)から外端側(鎮圧輪取付アーム33側とは反対側)に向かって徐々に拡径する截頭円錐状の截頭円錐板部47が一体に設けられている。
円板部46には、軽量化等のために4つの扇状の貫通孔48が形成されている。また、截頭円錐板部47の外端側には、鎮圧輪部材41の周方向に互いに間隔(例えば等間隔)をおいて並ぶ3角状の複数のスリップ防止用の切欠49が形成されている。各切欠49は、例えば截頭円錐板部47の外端から内端側へ向けて3角状に切欠形成され、この3角状の切欠49の頂点は截頭円錐板部47の幅方向中央よりも外端側に位置している。そして、截頭円錐板部47の外周面、つまり鎮圧輪部材41の截頭円錐状の外周面にて、覆土が鎮圧(押圧)されて断面山型状に押し固められる(図6参照)。
なお、鎮圧輪22の前方には、互いに離間対向するV字状の両円板部46間に土が進入するのを防止する板状の土進入防止体(ガード)50が配設されている。この土進入防止体50は、下端ほど幅の狭い略3角形状をなす湾曲板状に形成されている。また、鎮圧輪取付アーム33は、回動支点部45を中心に上下回動可能で、調整手段40によって鎮圧輪22の上下位置を調整することが可能となっている。
各土除去手段23は、鎮圧輪22の上部前方で、鎮圧輪22の外周面に付着した圃場の表面部の土を除去してその鎮圧輪22の前方に落下させるものである。つまり、各土除去手段23は、鎮圧輪22から除去した土をその鎮圧輪22の前方近傍に落下させるよう、鎮圧輪22の外周面における上部前側の部分に近接して接触した状態に配設されている。
各土除去手段23は、図3ないし図6にも示されるように、互いに離間対向して位置する矩形板状の左右1対の土除去体であるスクレーパ51を有し、これら両スクレーパ51にて鎮圧輪22の截頭円錐板部47の外周面から掻き取られて除去された土は、鎮圧輪22の左右方向中央部の前方に落下する。
すなわち、左右のスクレーパ51で掻き取られて細かくなった土は、播き溝mに向かうように互いに接近する方向(平面視で前後方向に対して播き溝側へ傾斜した方向)に向かって飛んで落下し、その結果、播き溝mが埋まるとともに、被播き物(種子aおよび肥料b)を覆う所望量の覆土となって盛り上がる。そして、この盛り上がった覆土(鎮圧輪22に付着していた土)は、鎮圧輪22の両鎮圧輪部材41にて鎮圧されて断面山型状に押し固められる。
また、各スクレーパ51は、板状のスクレーパ取付部材であるスクレーパ取付板52の左右方向両端部に、取付具(例えばボルトおよびナット)53にて脱着可能に取り付けられている。なお、スクレーパ取付板52は、鎮圧輪取付アーム33の長手方向中間部の下面に固着されている。
各スクレーパ51は、例えば中間の1箇所で折り曲げられた金属製の板からなるもので、スクレーパ取付板52に取り付けられた取付板部56と、この取付板部56の後端部に一体に連設された前下り傾斜状の土除去板部57とにて構成されている。そして、土除去板部57の後端部である自由端部が、鎮圧輪部材41の截頭円錐板部47の外周面における上部前側の部分に線状に接触(摺接)する接触部58となっている。この接触部58の長さ寸法は、截頭円錐板部47の外周面の幅寸法よりも長い。なお、接触部58の長さ寸法と截頭円錐板部47の外周面の幅寸法とが同じでもよい。
また、対をなすスクレーパ51は、平面視でハ字状(略ハ字状を含む)となるように位置しており、両接触部58間の離間距離が両前端部間の離間距離よりも長い(図5参照)。
なお、機体2は、図1および図2等に示されるように、メインフレーム61、左右の側フレーム62、後フレーム63、ステップ64、連結リンク65およびチェーンケース後方フレーム66等を有している。このチェーンケース後方フレーム66はチェーンケース12に回動可能に取り付けられ、このチェーンケース後方フレーム66の長手方向中間部には、鎮圧輪取付アーム33が回動支点部45を介して回動可能に取り付けられている。
次に、農作業機1の作用等を説明する。
例えば粘土質の圃場において、農作業機1をトラクタの後部に連結した状態でトラクタの前進走行により進行方向に移動させると、溝形成手段11のコールタ13が圃場の表面部(未耕土)に播き溝mを形成し、その後方で播き手段21が種子出口29aおよび肥料出口32aから種子aおよび肥料bをそれぞれ落下させて播き溝m内に播き、その後方で鎮圧輪22の鎮圧輪部材41が種子aおよび肥料bを覆う覆土を断面山型状に鎮圧する。
このとき、鎮圧輪22の鎮圧輪部材41にて鎮圧される覆土は、土除去手段23のスクレーパ51にて鎮圧輪部材41の外周面から掻き取られて細かくなった土であって、鎮圧輪部材41の外周面に付着していた土である。
すなわち、例えば粘土質の圃場では、鎮圧輪22の鎮圧輪部材41の外周面には粘土質の土が付着するが、この付着した土は、土除去手段23のスクレーパ51によって鎮圧輪部材41の外周面から掻き取られ、この掻き取りの際に覆土に適した細かい土となる。そして、その細かくなった細土は、播き溝mに向かって落下して播き溝m内に入るとともに被播き物用の覆土となって圃場の表面部上に盛り上がり、この盛り上がった覆土が鎮圧輪22にて鎮圧されて押し固められる。
そして、このような農作業機1によれば、鎮圧輪22の外周面に付着した土を除去して被播き物用の覆土として用いることができるため、圃場の土の土質に拘わらず、被播き物、すなわち例えば種子aおよび肥料bを所望量の覆土で安定して適切に覆うことができる。
また、土除去手段23は、鎮圧輪22の外周面における上部前側の部分に近接して配設されているため、鎮圧輪22の外周面に付着した土を適切に除去でき、その除去した土を被播き物用の覆土として用いることができる。
さらに、各土除去手段23の両スクレーパ51にて鎮圧輪22の外周面から除去された土は、各鎮圧輪22の左右方向中央部の前方近傍に落下するため、各鎮圧輪22から除去された細かい土からなる覆土を適切に鎮圧できる。
また、鎮圧輪22は、円板部46と截頭円錐板部47とにて構成された正面視V字状の対をなす鎮圧輪部材41からなるものであるため、例えば鼓ローラ部材からなるものに比べて軽量化を図ることができ、また例えば正面視V字状の対をなす短円筒部材からなるものに比べて断面山型状の覆土を高く形成できる。
さらに、鎮圧輪22の各鎮圧輪部材41の截頭円錐板部47の外端側にはスリップ防止用の複数の切欠49が形成されているため、截頭円錐板部47の切欠49の周囲部分が圃場面に引っ掛かるので、切欠49がない構成に比べてスリップ(回転停止)しにくく、よって、作業時において、鎮圧輪22の各鎮圧輪部材41を、駆動力で駆動しなくても、圃場側から受ける力で適切かつ効率的に回転させることができる。
なお、上記実施の形態では、コールタ13で形成した播き溝mに種子aおよび肥料bを播く構成について説明したが、例えば図7に示す第2の実施の形態のように、播き溝を形成せず、圃場の表面部(未耕土)上に種子aを播き、その種子aを山型状の覆土で覆うようにしてもよい。
また、鎮圧輪22は、正面視V字状の対をなす鎮圧輪部材41からなるものには限定されず、例えば図8ないし図10に示す第3の実施の形態のように、鼓形状をなす鼓ローラ部材71からなるものでもよい。
この鼓ローラ部材71の外周面は、左右方向両端側の截頭円錐面部72と、左右方向中央側の円筒面部73とにて構成されている。そして、土除去手段23のスクレーパ51は、鼓ローラ部材71の截頭円錐面部72の外周面に付着した土を掻き取って除去し、この除去した土を被播き物用の覆土として用いるために鼓ローラ部材71の円筒面部73の前方に落下させる。
また、この鼓ローラ部材71は、鎮圧輪取付アーム33のコ字状の取付部75に左右方向の軸76を介して回転可能に取り付けられている。さらに、鎮圧輪取付アーム33の取付部75にはコ字状部材77が固着され、このコ字状部材77には取付板78の上端部が取付具(例えばボルトおよびナット)79にて脱着可能に取り付けられている。
そして、取付板78の下端部には、鼓ローラ部材71の円筒面部73の外周面に付着した土を掻き取って除去する土除去体である後方スクレーパ81が取付具(例えばボルトおよびナット)80にて脱着可能に取り付けられている。この後方スクレーパ81の前端部である自由端部が、鼓ローラ部材71の円筒面部73の外周面における下部後側の部分に線状に接触(摺接)する接触部82となっている。
さらに、鎮圧輪22は、鼓ローラ部材71からなるものには限定されず、例えば図11ないし図13に示す第4の実施の形態のように、外周面が円筒面状に形成された円筒ローラ部材86からなるものでもよい。
そして、この構成では、スクレーパ(前方スクレーパ)51が、円筒ローラ部材86の外周面のうち左右方向両端側の部分に付着した土を掻き取って除去し、かつ、後方スクレーパ81が、円筒ローラ部材86の外周面のうち左右方向中央側の部分に付着した土を掻き取って除去する。
また、鎮圧輪22は、例えば図14ないし図16に示す第5の実施の形態のように、略鼓形状をなすものでもよい。
この鎮圧輪22は、覆土を鎮圧する対をなす左右1対の鎮圧輪部材91を有し、これら両鎮圧輪部材91は、左右独立して圃場側から受ける力で所定方向に回転しながら、鎮圧輪22の外周面から除去された細かい土からなる覆土を鎮圧して断面山型状(例えば下部に水平の底辺を有しかつ上部に頂点を有する断面2等辺3角形状)に押し固める。
各鎮圧輪部材91は、図4等に示す鎮圧輪部材41と同様、軽量化等のために例えば板状部材のみからなるものである。そして、各鎮圧輪部材91は、鎮圧輪取付アーム33のコ字状の取付部92に、左右方向の軸93を介してそれぞれ独立して回転可能に取り付けられている。
また、各鎮圧輪部材91は、軸(水平軸)93を中心として回転する円板状の円板部96と、この円板部96の外周端部に一体に連設され外側方に向かって徐々に拡径する截頭円錐状の截頭円錐板部97とにて構成されている。つまり、円板部96の外周端部に、内端側から外端側に向かって徐々に拡径する截頭円錐状の截頭円錐板部97が一体に設けられている。
円板部96には、軽量化等のために4つの扇状の貫通孔98が形成されている。また、これら互いに対向する両円板部96間には若干の隙間94が存在するが、この隙間94が存在しない構成でもよい。また図示しないが、截頭円錐板部97の外端側にスリップ防止用の複数の切欠を形成してもよい。
そして、この構成では、土除去手段23のスクレーパ51は、鎮圧輪部材91の截頭円錐板部97の外周面に付着した土を掻き取って除去し、この除去した土を被播き物用の覆土として用いるために鎮圧輪22の左右方向中央部の前方に落下させる(図15参照)。なお、鎮圧輪部材91は、板状部材のみからなるものには限定されず、例えば外形が同じ無垢な部材からなるもの等でもよい。
なお、上記いずれの実施の形態において、播き手段21は、種子および肥料を播くものには限定されず、例えば種子および肥料のいずれか一方のみを播くものや、被播き物として薬剤を播くもの等でもよい。
また、例えばスクレーパ51が鎮圧輪22の外周面に接触せず、スクレーパ51と鎮圧輪22の外周面との間に若干の隙間がある構成等でもよい。
さらに、例えばスクレーパ51が鎮圧輪22の外周面における下部前側の部分に近接して配設された構成等でもよい。
なお、本発明のいくつかの実施の形態およびその変形例について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、前記各実施の形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
1 農作業機
21 播き手段
22 鎮圧輪
23 土除去手段
41,91 鎮圧輪部材
47,97 截頭円錐板部
49 切欠
51 土除去体であるスクレーパ
a 被播き物である種子
b 被播き物である肥料

Claims (7)

  1. 被播き物を播く播き手段と、
    この播き手段にて播かれた被播き物を覆う覆土を鎮圧する鎮圧輪と、
    この鎮圧輪に付着した土を除去し、この除去した土を前記覆土として用いるために前記鎮圧輪の前方に落下させる土除去手段と
    を備えることを特徴とする農作業機。
  2. 土除去手段は、鎮圧輪の外周面における上部前側の部分に近接して配設されている
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 土除去手段は、対をなす土除去体を有し、
    前記両土除去体にて鎮圧輪から除去された土は、前記鎮圧輪の左右方向中央部の前方に落下する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の農作業機。
  4. 土除去体は、鎮圧輪の外周面に付着した土を掻き取って除去する板状のスクレーパである
    ことを特徴とする請求項3記載の農作業機。
  5. 鎮圧輪は、正面視でV字状となるように位置する対をなす鎮圧輪部材を有し、
    前記両鎮圧輪部材は、鎮圧輪から除去された土からなる覆土を鎮圧して断面山型状に押し固める
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の農作業機。
  6. 鎮圧輪は、覆土を鎮圧する対をなす鎮圧輪部材を有し、
    前記各鎮圧輪部材は、内端側から外端側に向かって徐々に拡径する截頭円錐板部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の農作業機。
  7. 各鎮圧輪部材の截頭円錐板部の外端側には、複数の切欠が形成されている
    ことを特徴とする請求項6記載の農作業機。
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