JPS61233010A - ゴム変性スチレン系共重合体の製造方法 - Google Patents

ゴム変性スチレン系共重合体の製造方法

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JPS61233010A
JPS61233010A JP7468085A JP7468085A JPS61233010A JP S61233010 A JPS61233010 A JP S61233010A JP 7468085 A JP7468085 A JP 7468085A JP 7468085 A JP7468085 A JP 7468085A JP S61233010 A JPS61233010 A JP S61233010A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ゴム変性スチレン系共重合体の製造方法に関
する。
「従来の技術」 従来、ジエン系ゴム、エチレン系ゴム、アクリルゴム等
にスチレン系単量体及び不飽和ニトリル単量体をグラフ
ト共重合させた、ゴム変性スチレン系共重合体は、耐衝
撃性、成形性、外観等が良好であるので、電気冷蔵庫、
テレビ、ラジオ等の電気機器のケーシングの材料、その
他に広く使用されている。
これらのゴム変性スチレン系共重合体は、除熱が容易で
あり、しかも得られる共重合体の耐衝撃性、外観等の物
性も優れているので、乳化重合法により製造される場合
が多い(特開昭59−202211号公報)。その際、
乳化剤として高級脂肪酸基けん等が用いられ、また適切
な乳化剤の効果を発揮させ、乳化重合等を安定に維持す
るために、通常pH値を7〜10の範囲に保持する。
[発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、このようにして得られるゴム変性スチレ
ン系共重合体を含む組成物には、成形物の表面に、くも
りが生じ、艶が低下するという問題点があった。これは
、ゴム変性スチレン系共重合体の重合の際に、または、
原料ゴムラテックスの製造の際に、乳化剤として使用さ
れた、高級脂肪酸基けんから遊離した脂肪酸に起因する
ものである。
従来、これを防止するために、酸化マグネシウム等の添
加剤を、組成物に添加していた6 しかし、得られる組
成物の耐衝撃性等の物性が低下する等、別な問題点に逢
着した。
本発明者等は、物性の低下を惹起することなく、成型物
表面の艶の低下を防止することのできる、ゴム変性スチ
レン系共重合体の製造方法を提供することを目的とし、
鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達したものである。
[問題点を解決するための手段」 本発明の上記の目的は、ゴムラテックスの存在下に、ス
チレン系単量体及び不飽和ニトリル単量体を、水相のp
H値を7〜10の範囲に保持しながら、乳化重合させて
得られた共重合体ラテックスに、塩基性のカリウム化合
物を、上記共重合体ラテックス中の固形分100重量部
当り、0.1〜5重量部の割合で添加し、続いて、電解
質を添加して、上記共重合体ラテックスを凝JlNさせ
ることにより達せられる。
本発明方法において、乳化重合に用いられるゴムラテッ
クスとしては、特に制限はない。一般的には、ブタジェ
ン、イソプレン、クロロブレン等の共役ツエン系単量体
を、単独で、またはスチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン等のスチレン系単量体もしくはアクリロニ
トリル等の不飽和ニトリル単量体と共に、乳化重合させ
て得られるジエン系ゴムラテックス、エチレン、プロピ
レン及びジビニルベンゼン、1,4−シクロヘキサジエ
ン、ジシクロペンタノエン、シクロオクタジエン等の非
共役ジエン系単量体の3元共重合体等のオレフィン系ゴ
ムラテックス、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル等のアクリル酸エステルを主体とし、これと共重合可
能なアクリロニド・リル等の単量体の共重合体であるア
クリルゴムラテックス等が例示される。
上記ゴムラテックス中の固体粒子の粒径分布は、共重合
体の耐衝撃性等に影響するので、注意深く選定する必要
がある。具体的には、0.2〜1.5μ鐘の範囲が好ま
しく、0.2〜0.5μmの平均粒径を有するゴムラテ
ックスと0.6〜1μmの平均粒径を有するゴムラテッ
クスからなる、粒径の異なるラテックスの混合物を使用
するのが特に好ましい。しかして、ゴムラテックスの平
均粒径は、特開昭59−202211号公報に記載され
る如く、りん酸、無水酢酸等を用いて、所定の範囲内に
調節することができる。
一方、重合すべき単量体のうち、スチレン系単量体とし
ては、スチレンが一般的であるが、α−メチルスチレン
、ビニルトルエン等を用いることもできる。ビニルトル
エンとしては、オルソ、メタ、パラ各異性体のいずれも
用いることができるが、バラ異性体を90重量%以上含
有する各異性体混合物が工業的規模での入手が容易であ
るので好ましい。
不飽和ニトリル単量体としては、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等が用いられる。これら単量体の使用
比率は、スチレン系単量体90〜50重量%、好ましく
は80〜60重景%に重量て不飽和ニトリル単量体10
〜50重量%、好ましくは20〜40重景%が重量であ
る。
乳化重合に際しては、上記比率の単量体混合物を、ゴム
ラテックス中の固形分100重量部当り、50〜200
重量部の割合で、ゴムラテックスに混合する。
上記単量体混合物は、全量を一時に添加してもよく、所
定時間内に連続的に添加してもよい。
また、単量体を乳化分散させるために、必要に応じて、
適当な乳化剤を添加する。具体的には、牛脂石けん等の
高級脂肪酸基けん、ラウリルアルコール等の高級脂肪族
アルコールの硫酸エステル、高級アルキルベンゼンスル
ホン酸塩等のアニオン界面活性剤、ポリエチレンオキシ
ドと高級脂肪酸とのエステル等の非イオン界面活性剤等
を添加する。上記単量体を添加したラテ・ンクスの水相
の液性は、重合中はpH値を7〜10の範囲に保つのが
適当であり、pH値が10を超えると不飽和ニトリルの
加水分解が生じ、また、pH値が7未満では、乳化剤の
効果が減少し、ラテ・ンクスが不安定となるので好まし
くない6 本発明方法における乳化重合は、開始剤を用いずに熱重
合によって行なってもよいが、過硫酸カリウム、過硫酸
ナトリウム等の水溶性開始剤を用いて、重合を行なうの
が一般的である。なお、水溶性開始剤とともに、アゾビ
スイソブチロニトリル等の油溶性開始剤を併用してもよ
い。
重合に際しては、分子量を148するために、tert
、−)’ Yシルメルカプタン等のメルカプf ”7類
、リモーネン等のテルペン類、その他の連鎖移動剤を、
必要に応じて添加する。さらに、得られた共重合体の物
性を調節するために、エチレングリコールジメタクリレ
ート、アリルメタクリレート等の2官能性単量体を、必
要に応じて添加してもより1゜ 本発明方法においては、重合が終了した後、生成した共
重合体ラテックスに、該ラテックス中の固形分100重
量部当り0.1〜5重量部、好ましくは、0.3〜4重
量部の塩基性のカリウム化合物を加える。
塩基性のカリウム化合物としては、水酸化カリウム及び
/又は炭酸カリウム、重炭酸カリウム、酢酸カリウム等
の塩基性のカリウム塩が用いられる。塩基性のカリウム
化合物の添加量が、ラテックス中の固形分100重量部
当り、0.1重量部未満であると、本発明の効果が発揮
されず、5重量部を超えるとラテックスが不安定となる
ので好ましくない。
塩基性のカリツム化合物の添加時期は、重合終了後が適
当であって、重合が進行中に添加すると、未重合の不飽
和ニトリル単量体の加水分解が生じ、得られた共重合体
の耐衝撃性等の物性が低下するので好ましくない。
なお、これら塩基性のカリウム化合物の代わりに、塩基
性のす) +7ウム化合物、例えば、水酸化ナトリウム
を用いると、重合体ラテックスの放置安定性が低下する
等の問題が生じるので好ましくない。
塩基性のカリウム化合物は、ラテックスを攪拌しながら
、ベレット、粉末等固体のまま、直接添加してもよいが
、5〜30重量%重量%水溶液として、添加するのが、
添加量の調節が容易で好ましい。
また、本発明方法においては、上記塩基性のカリウム化
合物の添加が、終了した後、電解質を重合体ラテックス
に加えて、ラテックス固形分、すなわち、ゴム変性スチ
レン系共重合体を凝集させて、分離する。電解質として
は、例えば硫酸マグネシウム、塩化カルシウム等のアル
カリ土類金属塩、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等のア
ルカリ金属塩、通常の中性塩が用いられる。硫酸塩、ノ
10デン化物、亜硫酸塩等これら電解質は、水溶液とし
て添加するのが好ましい。
本発明方法に従って、分離された、ゴム変性スチレン系
共重合体は、乾燥後、必要に応じて、ゴム含量を調節す
るために、ゴム成分を含まない他のスチレン系樹脂、例
えば、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重
合体等と配合する。
さらに、必要な、潤滑剤、酸化防止剤、着色剤その他の
助剤を添加混合して、成形用組成物を製造する。
「発明の効果」 本発明方法は、以下の効果を有し、産業上の利用価値が
大である。
(1)製造されるゴム変性スチレン系共重合体は、遊離
脂肪酸の含有量が少ない。
(2)したがって、上記ゴム変性スチレン系共重合体を
含有する成型用組成物は、酸化マグネシウム等の特別な
助剤を用いなくとも、成型物の表面の艶を良好に保つこ
とができる6 (3)また、特別の助剤を加える必要がないので、組成
物の耐衝撃性、引張り強度等が低下しない。
「実施例」 実施例及び比較例に基づいて、本発明を具体的に説明す
る。
以下の実施例及び比較例において、ゴム変性スチレン系
共重合体又は共重合体ラテックスの諸物性は、次の方法
により測定した。
(1)i離脂肪酸含量 共重合体粉末300mgを、10鶴1のジオキサンに溶
解し、続いて、ジアゾメタンを、黄色の消失がなくなる
まで、加えて、遊離脂肪酸をメチルエステル化する。得
られた試料のがスクロマトグラムより、脂肪酸含量を測
定した。
(2)アイゾツト衝撃強度 JTS  K  7110に従い測定した。
試験片は、ゴム含量が、15重量%となるように、共重
合体粉末に、スチレン−アクリロニトリル共重合体(三
菱モンサント化成(株)、「SAN・−C」)を配合し
た岨戒物を、射出成形して作製した。
(3)引張り強度 JIS  K  7113に従い測定した。
試験片は、アイゾツト衝撃強度測定用試験片と同様にし
で作製した。
(4)メルト・70−・レート(MFR)JIS  K
  7210に従い、共重合体粉末につイテ、220℃
、10kgの条件で測定し、10分間のg数で表示した
(5)光沢 JIS K 7108に従い、60k鏡面光沢ヲ測定し
た。試験片は、アイゾツト衝撃強度測定用試験片と同様
にして作製した。
(6)ラテックスの機械的安定性 共重合体ラテックス100m1 を、ミキサーにより撹
拌し、凝集(クリーミング)を起こすまでの時間を測定
した。撹拌は、最長180秒間行なった。
(7)ラテックスの放置安定性 共重合体ラテックス2001を、〃ラスびんに収容し、
室温で放置し、ラテックスがデル状となるまでの日数を
測定した。ラテックスの放置は、最長14日間行なった
実施例1 ゴムーーツクスの製゛ 撹拌装置、加熱及び冷却装置および原料添加配管を有し
ている容量3001の反応器に、高級脂肪酸ナトリウム
       3 、4 kg塩化カリウム     
      sio。
25%NaOH255g スチレン             1 、7 kgt
−ドデシルメルカプタン       51gブタジェ
ン            61.2k。
過硫酸カリウム          12B。
脱イオン水           109k。
を仕込み67℃にて反応させた。
重合途中、1時間目から5時間目にかけて反応器に、 スチレン              68k。
t−ドデシルメルカプタン     204゜ブタジェ
ン            61.2k。
を連続添加し、6時間反応を継続した後67℃から80
℃に1時間半かけて昇温し、さらに、2時間30分80
℃にて反応を継続した後、冷却して反応を終了した。得
られたラテックスは固 形 分      39.9重
量%H12 粒子径   0.07μl デル含有率       90% であった。
このラテックスを、「ラテックス1」とする6小粒子径
ゴムラテックスの製造 撹拌装置、加熱及び冷却装置、および原料添加配管を有
している容1140 1の反応器に、ラテックス1  
        17.54kg48重fi%アルキル
ジフェニル エーテルジスルホン酸ソーダ   263g脱イオン水
            105kgを仕込み、55℃
で、5重量%温度のリン酸水溶液2240gを連続的に
添加し、添加終了後、1分経過後、 10重重景水酸化カリウム     784g48fi
i%アルキルノフェニル エーテルジスルホン酸ソーダ    73g脱イオン水
             50gを添加した。
このラテックスは 平均粒子径       0o25μm固 形 分  
     234重量%pH7,2 であった。このラテックスを、「ラテックス2」とする
大  径ゴムラテックスの製゛ 」 撹拌装置、加熱及び冷却装置、および原料添加配管を有
している容量40 1の反応器に、ラテックス1   
    1754kg脱イオン水          
40kgを添加し、25℃において 無水酢酸          107g脱イオン水  
      1800+rを混合し添加した。この無水
酢酸溶液とラテックス1とが均一に混合するように、約
1分間撹拌し、それ以後、撹拌することなく放置し、3
0分後48重i%アルキルジフェニル エーテルジスルホン酸ソーダ   219g脱イオン水
            937gを添加混合し、さら
に60分後 10重重量KOH60o、。
を添加混合後、攪拌を行ないラテックスを得た。
このラテックスは 固形分     287重量% pH7,4 平均粒子径          0.62μmであった
このラテックスを、「ラテックス3」とする。
ゴム゛性スチレン、  人体の製” 攪拌装置、加熱及び冷却装置ならびに原料供給装置を具
備する、内容量51の反応器に、ラテックス2を205
5g、ラテックス3を415g。
更にエチレングリコールジメタクリレートを3g仕込ん
だ。反応器の昇温を開始し、内温が80℃となった時点
で、アゾビスイソブチロニトリル1.4gを、スチレン
9g及びアクリロニトリル4gからなる混合物に溶解し
た溶液を添加した。
5分後に、スチレン403g及びアクリロニトリル 1
73gの混合物の連続添加を開始し、2時間かけて添加
を終了した。単量体混合物の連続添加開始後、30分経
過した時に、水酸化カリウム2.3g及びテルペン混合
物5.8gを添加した。
さらに、連続添加開始後1時間及び1.5時間経過した
時に、高級脂肪酸す) +7ウム5.4gを49gの水
に溶解したものを添加した。また、連続添加開始後30
分経過した時から、1.5時間かけて、3.8gの過硫
酸カリウムを92gの水に溶解したものを、連続的に添
加した。重合反応時の反応混合物の水相のpH値は9.
2以下であった。単量体混合物の連続添加終了後、30
分間80℃に保ち、撹拌を続けた後、冷却した。反応混
合物の温度が、50℃となった時点で、炭酸カリウムの
10重置火水溶液36gを添加し、10分間攪拌した後
、酸化防止剤を添加した。得られた共重合体ラテックス
を、90℃に加熱した大過剰の硫酸マグネシウム水溶液
に投入して、ラテックスを凝集させた。水洗、乾燥して
白色の共重合体粉末を得た。共重合体及V凝集前の共重
合体ラテックスの物性は第1表に示す。
実施例2及び3 10重量%炭酸カリウムの添加量を、第1表に記載した
通りに変更したこと以外は、実施例1と同様にして、ゴ
ム変性スチレン系共重合体を製造した。
共重合体及び共重合体ラテックスの物性は、第1表に示
す。
実施例4及び5 炭酸カリウム水溶液の代わりに、10重量%水酸化カリ
ツム水溶液を用いたこと以外は、実施例1と同様にして
、ゴム変性スチレン系共重合体を製造した。
10重1%水酸化カリフム水溶液の添加量、ならびに共
重合体及び共重合体ラテックスの物性は、第1表に示す
実施例6 単量体混合物の連続添加終了直後に10重量%炭酸カリ
ウム水溶液36gを添加したこと以外は、実施例1と同
様にして、ゴム変性スチレン系共重合体を製造した。得
られた共重合体及び共重合体ラテックスの物性は、第1
表に示す。
比較例1 炭酸カリウム水溶液を添加しなかったこと以外は、実施
例1と同様にして、ゴム変性スチレン系共重合体を製造
した。得られた共重合体及び共重合体ラテックスの物性
は、第1表に示す。
比較例2 炭酸カリウム水溶液の代わりに、10重量%酢酸ナトリ
ウム水溶液を60g添加したこと以外は、実施例1と同
様にして、ゴム変性スチレン共重合体を製造した。
得られた共重合体及び共重合体ラテックスの物性は、第
1表に示す。
比較例3 炭酸カリウム水溶液の添加時期を、単量体混合物の連続
添加開始直後としたこと以外は、実施例1と同様にしで
、ゴム変性スチレン系共重合体を製造した。得られた共
重合体及び共重合体ラテックスの物性は、第1表に示す
第1表から明らかな通り、本発明方法により製造したゴ
ム変性スチレン系共重合体及びその組成物は、遊離脂肪
酸含量が少なく、光沢も優れ、さらに、耐衝撃性その他
の物性も良好である。
また、ゴム変性スチレン系共重合体ラテックスは、十分
安定であるので、反応操作も容易である。
特許出願人 三菱モンサント化成株式会社代 理 人 
弁理士  長径用  − (ほか1名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴムラテックスの存在下に、スチレン系単量体及
    び不飽和ニトリル単量体を、乳化重合させて得られた、
    遊離脂肪酸を含む共重合体ラテックスに、塩基性のカリ
    ウム化合物を、上記共重合体ラテックス中の固形分10
    0重量部当り、0.1〜5重量部の割合で添加し、続い
    て、電解質を添加して上記共重合体ラテックスを凝集さ
    せることを特徴とするゴム変性スチレン系共重合体の製
    造方法。
  2. (2)乳化重合を、水相のpH値を7〜10の範囲に保
    持して行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  3. (3)塩基性のカリウム化合物が、水酸化カリウム及び
    /又は塩基性のカリウム塩であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。
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