JPS60118734A - 耐衝撃性及び耐熱性の優れた熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

耐衝撃性及び耐熱性の優れた熱可塑性樹脂組成物の製造方法

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JPS60118734A
JPS60118734A JP22753783A JP22753783A JPS60118734A JP S60118734 A JPS60118734 A JP S60118734A JP 22753783 A JP22753783 A JP 22753783A JP 22753783 A JP22753783 A JP 22753783A JP S60118734 A JPS60118734 A JP S60118734A
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岸田 一夫
Naoki Yamamoto
山本 直己
Yasumasa Sato
佐藤 康正
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は優れた耐衝撃性及び耐熱性を有する新規な熱可
塑性樹脂組成物に関する。
(従来技術) ABS樹脂、ハイインパクトポリスチレンに代表される
耐衝撃性樹脂は通常ゴム成分にスチシン。アクリロニト
リル、メチルメタクリレートその他の単量体をグラフト
重合させて得られるが、グラフト共重合体の組成と構造
、ゴム含有量及び重合方法等が最終組成物の物性に大き
な影響を与える。特に乳化重合法でゴム成分をグラフト
重合させる場合、基体となるゴム成分の粒子径が最終組
成物の耐衝撃性、加工性を支配することは広く知られて
いる事実でアシ、ゴム粒子径が大きくなる程得られる樹
脂の耐衝撃性、加工性が向上する。
そこでゴム粒子径を可能な限り大きくさせる方法が試み
られ、これまでに種々の提案がなされている。
本出願人も先にジエン系ゴム又はアクリル系ゴムを、不
飽和酸単量体とアルキルアクリレートからなる共重合体
ラテックスにより肥大化することを見出し、得られる肥
大化ゴムラテックスの存在下にスチレン、アクリロニト
リル及びメチルメタクリレートからなる群から選ばれた
少なくとも一種を含む単量体を重合して得られる耐衝撃
性良好な樹脂組成物について提案したが、更に検討を続
けた結果、該グラフト共重合体(1)とα−メチルスチ
レンを必須成分とする熱可塑性樹脂(n)とを全樹脂組
成物中のブタジェン系ゴム(A)とα−メチルスチレン
単位が特定範囲量になるように配合することにょシ耐衝
撃性に優れ、且つ耐熱性の高い熱可塑性樹脂組成物が語
られることを見い出し本発明を完成させた。
(発明の目的) 本発明は耐衝撃性と耐熱性に優れる熱可塑性樹脂組成物
を提供するものである。
(発明の構成) 本発明は1,3−ブタジェン100〜50重量係及びこ
れと共重合可能なan、−c(基を有する単量体0〜5
0重量%(合計量100重世%)とから得られるpH7
以上の小粒子径ゴム(A)ラテックス100重量部(固
形分として)に対し酸基含有単量体6〜3o重量係、ア
ルキル基の炭素数が1〜12のアルキルアクリレートの
少なくとも一種97〜35重量係及びこれらと共重合=
T能な少なくとも一種のモノビニル単量体0〜48重量
係(合計量100重量%)とから得られる酸基含有共重
合体φ)ラテックス01〜5重量部(固形分として)を
添加して得られる少なくとも02μの粒子径を有する肥
大化ゴムラテックス7〜70重量部(固形分として)の
存在下にスチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リル及びメチルメタクリレートからなる群から選ばれた
少なくとも一種の単量体30〜100重量係とこれと共
重合可能なan2−a’:。
基を有する少なくとも一種の単量体0〜70重kit 
%とからなるグラフト用単量体93〜30重量部を重合
して得られるグラフト共重合体(1)とα−メチルスチ
レンとこれと共重合可能なCH2−Cて基を有する少な
くとも一種の単遊体を重合して得られる熱可塑性樹脂(
■)とが、前記ブタジェン系ゴムGA)が全組成物中3
〜40重量係で、且つα−メチルスチレン単位が全組成
物中10〜75重M%となるように配合されてなる耐衝
撃性及び耐熱性の優れた熱可塑性樹脂組成物である。
本発明におけるゴム成分(A)は、1.3−ブタジェン
100〜50重量%及びこれと共重合可能なC馬−Cて
基を有する単量体0〜50重量係重量計量100重量係
)とから構成されるものであシ、1.3−ポリブタジェ
ン、もしくは1.3−ブタジェン50%以上を含む共重
合体で、たとえば、ブタジェン−スチレン、ブタジェン
−ビニルトルエン共重合体などのようなブタジェン−芳
香族ビニル化合物共重合体、ブタジェン−アクリロニト
リル共重合体、ブタジエンーメタクリロニトリル共重合
体、ブタジェン−メチルアクリレート、ブタジェン−エ
チルアクリレート、ブタジェン−ブチルアクリレート、
ブタジェン−2−エチルへキシルアクリレート共重合体
などのようなブタジェン−アルキルアクリレート共重合
体、ブタジェン−メチルメタクリレート、ブタジェン−
エチルメタクリレート共重合体などのようなブタジェン
−アルキルメタクリレート共重合体などを含み、更にブ
タジエン50チ以上を含有する三元共重合体も含む。
これらは通常公知の乳化重合によって容易に得ることが
できる。触媒、乳化剤等は特に制限なく、その粒子径は
0.04〜α2μのものである。
この合成ゴムラテックスに前記酸基含有共重合体ラテッ
クスを添加するだけでゴム粒子の肥大化が達成されるが
、ここで合成ゴムラテックスは、pH7以上にしておく
ことが必要である。
たとえばポリブチルアクリレートゴムラテックスに関し
、乳化剤としてオクチルスルホコハク酸ソーダ、触媒と
して過硫酸カリウムで重合されたものはpH2〜5であ
るが、このラテックスに酸基含有共重合体ラテックスを
添加しても全く肥大化は起らない。しかしたとえば水酸
化カリウム等のアルカリを少量添加してpHを7以上に
すれば容易に大粒子径のゴムを得ることができる。
本発明における合成ゴムを肥大化するために使用される
酸基含有共重合体はラテックスの形状をしていることが
必須で、かつ特定の酸基含有単量体とアルキルアクリレ
ートとから構成されることが不可欠の条件であシ、さら
に必要によりこれらと共重合可能なモノビニル単量体を
共重合させることもできる。
酸基含有共重合体を構成する酸基含有単量体としてアク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸等が挙
げられ、これら単量体は単独で、又は混合して用いられ
る。酸基含有共重合体中の上記酸基含有単量体の構成量
は3〜30重量%である。3重量係未満では肥大化能力
が/J%さく、又30重量係を超えると逆に肥大化能力
が強すぎて1μを超える過大な粒子を生成させるために
好ましくない。
酸基含有単量体もしくはこれに準する単量体としては、
前記の他に桂皮酸、無水マレイン酸、ブテントリカルボ
/酸等があるが、これらを用いた場合肥大化能力が小さ
いので実用的でない。
又酸基含有共重合体を構成するアルキル基の炭素数が1
〜12のアルキルアクリレートは単独で、又は混合して
用いられ、酸基含有共重合体中の構成量は97〜357
〜35重量%の満足する効果が得られる。
又、酸基含有共重合体中)形成に必要によシ用いられる
共重合可能な他のモノビニル単量体とシテハスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエンの如き不飽和芳香
族化合物;アクリロ斗トリル、メタクリロニトリルの如
き不飽和ニトリル化合物;アルキル基の炭素数が1〜1
2のアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられ、これ
らは単独で、又は混合して用いられる。酸基含有共重合
体CB)中の上記共重合可能な他のモノビニル単量体の
構成量は0〜48重量%であり、48重量係を超える場
合には本発明の効果をもたらさない。
本発明において用いる酸基含有共重合体の製造に際して
は乳化剤として陰イオン系界面活性剤を用いることが好
ましいが、ノニオン系界面活性剤でも可能である。
本発明の実施に際しては前記酸基含有共重合体はラテッ
クスの形で使用されるが、その粒子の大きさは肥大化能
力に大きく影響し1、好ましくはその平均粒子径が00
5〜0.2μの範囲のものが用いられる。α05μより
小さい場合はその肥大化能力は著しく減少し、また0、
2μより大きい場合には、肥大化後のゴム粒子径が大き
くなりすぎるので引き続きグラフト重合を行なったりす
る場合に不安定となり凝集しやすくなる。かかる方法に
よって得られる肥大化ゴムの粒子径はα2〜1μである
この酸基含有共重合体をラテックスの形で合成ゴムラテ
ックスに添加することにより合成ゴムの肥大化は達成さ
れるが、この際無機電解質を同時に添加することにより
合成ゴムの粒子径は極めて効率的に、かつ安定に肥大化
される。
酸基含有共重合体ラテックスの添加量は合成ゴムラテッ
クス100重量部(固形分として)当シ0.1〜5重量
部(固形分として)、特に好ましくは0.5〜3重量部
である。
又、無機電解質の添加量としては合成ゴムラテックス1
00重量部(固形分として)当シ105〜4重量部、特
に好ましくはα1〜1重量部で充分であシ、このように
わずかな添加によって合成ゴムの肥大化が効率的に行な
われる無機電解質としては塩化カリウム、塩化ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム等の中性の無機塩が好適に使用でき
る。
又、この無機電解質は合成ゴムラテックスの重合時に予
め添加しておくことも可能であり、肥大化時に添加する
場合と同等の効果を発揮する。
本発明の肥大化処理を行う場合、合成ゴムラテックスの
pHは7以上に保っておくことが必要である。pH値が
酸性側にある場合には、酸基含有共重合体ラテックスを
添加しても肥大化効率が低く、本発明の目的とする熱可
塑性樹脂を有利に製造することはできない。
この合成ゴムラテックスのpHを7以上にするのは、こ
の合成ゴムの重合中に調節しても良いし、又、肥大化処
理の前に別に行っても良い。
このようにして肥大化処理を行った肥大化ゴムラテック
ス7〜70重量部(固形分)の存在下で、スチレン、α
−メチルスチレン、アクリロニトリル及びメチルメタク
リレートからなる群から選ばれた少なくとも一種の単量
体30〜100重量係とこれと共重合可能なOH,−0
ぐ基を有する少なくとも一種の単量体0〜70重量係と
からなるグラフト用単量体95〜50重量部を重合する
ことによシ本発明で使用する耐衝撃性の優れたグラフト
共重合体(1)が得られる。
グラフト用単量体としてのスチレン、α−メチルスチレ
ン、アクリロニトリル及びメチルメタクリレートは必要
に応じ単独又は混合して用いられ、全グラフト用単量体
中60〜100重Skチの範囲で用いられる。
又、これら単量体と共重合可能なCH,−0≦基を有す
る単量体としてはスチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン等の芳香族ビニル化合物;アクリロニトリル
、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル化合物;アル
キル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレ
ート等が誉げられ、これらは単独で又は混合して用いら
れるが、その使用量は全グラフト用単量体中70重量係
迄であり、グラフト用単量体として単独で用いられるこ
とは好ましくない。
グラフト用単量体の混合物例としてはスチレン−アクリ
ロニトリル混合物、スチレン−アルキルアクリレート混
合物、アクリロニトリル−メチルメタクリレート、アク
リロニトリル−α−メチルスチレン、メチルメタクリレ
ート−アルキルアクリレート混合物、アクリロニトリル
−アルキルアクリレート混合物等があり、さらにこれら
の単量体を三種以上混合した単量体混合物も用いること
ができる。
この乳化グラフト重合に際しては通常公知の乳化剤及び
触媒が使用され、その種類及び添加量について特に制限
はない。
なお肥大化ゴムにグラフト重合させる場合、グラフト用
単量体は一度に加えても良く、又分割添加を行ったり、
連続添加を行ったシ、各単量体を個々に段階的にグラフ
ト重合させても良い。
次にα−メチルスチレンを必須成分とする熱可塑性樹脂
01)の重合に用いられるα−メチルスチレンと共重合
可能なan2−c:基を有する単量体としてはアクリロ
ニトリル、メタ(リロ二トリル等の不飽和ニトリル化合
物:スチレン、ビニルトルエン等の芳香族ビニル化合物
;アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)ア
クリレート及び無水マレイン酸等が挙げられ、これらは
単独で、又は混合して用いられる。−このようにして得
られたグラフト重合体(1)とα−メチルスチレンを必
須成分とする熱可塑性樹脂(n)を前記ブタジェン系ゴ
ム(A)が全組成物中6〜40重量係で、且つα−メチ
ルスチレン単位が全組成物中10〜75重−H=sとな
るように配合することによシ耐衝撃性に優れ、且つ耐熱
性の高い熱可塑性樹脂組成物が得られる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物中のブタジェン系肥大化ゴ
ム含有量が3重量係未満では耐衝撃性が低いため実用的
価値はなく、又40重量%を超えると流動性及び加工性
が悪くなるので好捷しくない。
又、前記グラフト重合体(1)は一種に限定されず、前
述の記載範囲で示される方法によシ得られる他のグラフ
ト共重合体一種以上と混合して使用することが可能であ
る。この場合には各グラフト共重合体中のゴム含有量は
7〜70重量係重量囲にはなくてもよいが、α−メチル
スチレンを必須成分とする熱可塑性樹脂(+1)とブレ
ンドした後の最終組成物中のゴム含有量は3〜40M(
qH%の範囲にあることが好ましい。
本発明においてグラフト共重合体(1)と熱可塑性樹脂
(n)との配合方法としては、熱可塑性樹脂(n)が乳
化重合によシ製造される場合には両者をエマルジョンの
状態で配合することが可能である。その他物体同志ある
いは粉体とビーズなどの組合せによりヘンシェルミキサ
ー、押出機、バンバリーミキサーあるいは加熱ロール等
の各廊機器を通して混練配合される。
なお本発明の樹脂組成物には必要によシ抗酸化剤、滑剤
、着色剤、充填剤等を添加することができる。
(実施例) 以下実施例によυ本発明を具体的に説明する。
なお実施例中「部」及び「%jはそれぞれ「重量部」及
び「重量部」を意味する。
又各種物性の評価法は下記によった。
衛撃強度 :アイジッド衝撃強度(ASTM D256
による。) メルトインデックス: ASTM D 1238による
(200℃、skg荷重) ピカット軟化温度:工So R−306による。
実施例1 〔基体ゴム(A−1)の合成〕 1.3−ブタジェン 66 部 ブチルアクリレート 9 〃 スチレン 25 I ジイソプロピルベンゼン ヒドロパーオキシド (12tt オレイン酸カリウム 1.0 # ロジン畝カリウム 1.0 部 ビロリン酸ソーダ 0,5〃 硫酸第一鉄 0. O05tt デキストローズ α3 〃 水 200 〃 上記組成に従って100tオートクレーブで50℃で重
合した。9時間でほぼ重合は完了し、転化率97チ、粒
子径0.08μ、pH9,0のゴムラテックスが得らレ
タ。
〔肥大化用酸基含有共重合体(B−1)ラテックスの合
成〕 n−ブチルアクリレート 85 部 メタクリル酸 15 〃 オレイン酸カリウム 2 〃 ジオクチルスルホコハク市ソーダ 1 〃クメンヒドロ
パーオキシド 04 〃 ナトリウムホルム アルデヒドスルホキシレート 03 〃水 200 〃 上記組成に従って、別の重合装置で70℃で4時間重合
させた。転化率は98%でありpH6,1、平均粒子径
0.08μのラテックス力;得られた。
〔肥大化ゴムラテックスの調製〕 基体ゴムラテックス(A−1) 10 o部(固形分)
に(B−1)ラテックス1.5部(固J杉分)及び無機
電解質のN a2S 04 α4部を撹拌しな〃くら5
秒間で添加し、30分攪拌を続は平均粒子径0.32μ
の肥大化ゴムラテックスを得た。
コノ肥大化ゴムラテックスを用いて、ただちに下記組成
に従ってグラフト重合を行い、グラフト共重合体を合成
した。
〔グラフト共重合体(G−1)の合成〕肥大化ゴム(固
形分) 60 部 スチレン 28 〃 アクリロニトリル 12 〃 クメンヒドロパーオキシド Q、16ffナトリウムホ
ルムアルデヒド スルホキシレート α1 〃 オレイン酸カリウム 1.0〃 水 200 〃 (重合条件 70℃、4時間) 得られた重合体ラテックスに抗酸化剤としてブチル化ヒ
ドロキシトルエン2部、ジラウリルチオグロビオネー)
15部を加え、5%硫酸水溶液で凝固し、洗浄、乾燥し
て白色粉末をえた。
〔最終組成物の物性評価〕
上記グラフト共重合体(G−1)33部とアクリロニト
リル/α−メチルスチレン−30/70@)なる単量体
混合物を用いて別途乳化重合法で製造した熱可塑性樹脂
粉末67部をブレンドし全樹脂組成物中のブタジェン系
ゴム及びα−メチルスチレン単位の含量をそれぞれ20
%及び47%とし、押出様によりペレット化した。
このペレットを用い射出成形によシ各種試験片を作成し
諸物性を評価した。これらの結果を表1に示す。
比較例1 基体ゴム(A−1)を肥大化することなく、これをその
まま前記(0−1)の処方によりグラフト重合した。得
られたグラフト共重合体について実施例1と同じ樹脂組
成物を得、同様の評価を実施した。その結果を表1に併
せて示す。
比較例2 〔基体ゴムラテックス(A−2)の合成〕1、3−ブタ
ジェン 66 部 ブチルアクリレート 9 〃 スチレン 25 〃 過硫酸カリウム 03〃 ドデシルメルカプタン 04〃 オレイン酸カリウム 05〃 不均化ロジン酸カリウム 05〃 水 50 〃 上記組成の混合物を100tオートクレーブに仕込み、
60℃、80r、p、m、の攪拌下で重合を開始し、重
合転化率が30%に達した時に(W拌回転数を140 
r、p、m、に変更し重合転化率が50%を超えた時に
攪拌回転数を100 r、 p、m。
とじ、次にオレイン酸カリウム1.0部、不均化ロジン
酸カリウム1.0部及び水15部の水溶液を重合系に断
続的に加えた。45時間でほぼ重合は完了し、重合転化
率97.5%、粒子径128μ、pHa9のゴムラテッ
クスを得た。
このゴムラテックスを肥大化せずにそのまま前記(G−
1)の処方にょジグラフト重合した。
:、護られたグラフト共重合体について実施例1と?う 同じ樹脂組成物を得、同様の評価を実施した。
得られた結果を表1に併せて示す。
表 1 表1よシ明らかな如く酸基含有共重合体ラテックスによ
り肥大化されたゴムを用いて得られたグラフト共重合体
をα−メチルスチレンを必須成分とする熱可塑性樹脂と
ブレンドすることにより、同じ耐熱性を有していても衝
撃強度の発現性が良好となることがわかる。
実施例2〜4 実施例1で使用したゴム肥大化用ラテックス(B−1)
を用い、ベースゴム100部(固形分)当υ表2に示す
それぞれの量を添加して種々の合成ゴムラテックス(粒
子径0.06〜C11μ)を電解質N a2 S 04
 の共存下に肥大化し、これらの肥大化ゴム45部の存
在下で表2に示す単量体をグラフト重合させグラフト共
重合体(G−2)、(G−3)、(G−4)を得た。
これらグラフト共重合体を用い樹脂組成物を調製し同様
の評価を実施した。これらの結果を表2に示す。
表 2 表2中の略号は次の通りである。
Bd:ブタジェン MMA メチルメタクリレート AN、アクリロニトリル St:スチレン MA:メチルアクリレート 実施例5 実施例1で得た肥大化ゴムラテックスを用い、下記組成
に従ってグラフト重合を行ない、グラフト共重合体(G
−5)を合成した。
〔グラフト共重合体(G−5)の合成]肥大化ゴム(固
形分) 40 部 スチレン 22 〃 アクリロニトリル 20 1 α−メチルスチレン 18 〃 クメンヒドロパーオキシド O24〃 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレー) 0.1
5Fオレイン酸カリウム 1.6# 水 20o 〃 (1合条件 70℃、6時間) このグラフト共重合体(G−5)38部と実施例1で使
用したα−メチルスチレンを必須成分とする熱可塑性樹
脂粉末62部をブレンドし、全組成物中のブタジェン系
ゴム及びα−メチルスチレン単位の含量をそれぞれ15
%及び50チとし、押出機によりペレット化した。この
ベレットを用い射出成形によシ各種試験片を作成し諸物
性を評価した。これらの結果を表3に示す。
実施例6 実施例1でイ(妻だ肥大化ゴムラテックスを用い、下記
A’11成に従ってグラフト重合を行ない、グラフト共
重合体(G−6)と(G−7)をそれぞれ合成した。
〔グラフト共113′合体(G−6)の合成〕肥大化ゴ
ム(固形分) 20 部 スチレン 57 〃 アクリレートリル 23 〃 クメンヒドロパーオキシド 0.32 ttすlリウム
ホルムアルデヒドスルホキシレート 02 〃オレイン
酸カリウム 2,0〃 水 200 〃 (重合条件 70℃、6時間) 〔グラフト共重合体(0−7)の合成〕肥大化ゴノ、(
1−A形層) 15 部スチレン 9 〃 アクリロニトリル 25 〃 α−メチルスチレン 51 〃 クメンヒドロパーオキシド O45〃 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレー)0.28
部オレイン酸カリウム 2.81 水 200 〃 (重合条件 70℃、8時間) 上記グラフト重合体(G−6)60部(固形分)と(G
−7)20部(固形分)をラテックスブレンドし、これ
に抗酸化剤としてブチル化ヒドロキシトルエン2部、ジ
ラウリルチオグロレネートα5部を加え、5%硫酸水溶
液で凝固し、洗浄、乾燥して白色粉末を得だ。このグラ
フト共重合体混合物粉末80部とアクリロニトリル/ス
チレン/α−メチルスチレン=22/2 s / s 
o (%)なる単量体混合物を用いて別途乳化重合法で
製造した熱可塑性樹脂粉末20部をブレンドし、全樹脂
組成物中のブタジェン系ゴム及びα−メチルスチレン単
位の含量をそれぞれ15%及び20係とし、押出機によ
りペレット化した。このベレットを用い、射出成形によ
り各種試験片を作成し諸物性を評価した。これらの結果
を表3に示す。
実施例7 実施例5で得たグラフト共重合体(G−5)50部とα
−メチルスチレン/メチルメタクリレート/スチレン/
無水マレイン(1=2o/40 / 20 / 20 
(%)なる単量体混合物を用いて別途塊状重合法で製造
した熱可塑性樹脂粉末50部をブレンドし全組成物中の
ブタジェン系ゴム及びα−メチルスチレン単位の含量を
それぞれ20%及び19%とし、押出機によりベレット
化した。このペレットを用い射出成形にょシ各種試験片
を作成し諸物性を評価した。これらの結果を表6に示す
表 3 (発明の効果) 本発明の熱可塑性樹脂組成物は従来公知の熱可塑性樹脂
組成物と比較して次のような利点を有している。
1、 ゴムの重合から最終樹脂の重合まで一貫して連続
的に製造することが可能である。
λ 特殊な装置を必要としない。
五 ゴム重合を短時間で行えるため、著しく生産性が良
い。
4、 ゴムの肥大化処理の際に特定の分散剤、乳化剤を
必要としないため、経済的であり、最終樹脂の熱安定性
が良好である。
& ゴムの肥大化処理後及びグラフト重合後の過大々凝
塊(コアギュラム)の生成が極めて少ない。
& 本発明による酸基含有共重合体ラテックスを用いる
ことにより非常に少ない酸基含有単量体含有量で大粒子
径合成ゴムが容易に得られることから、極めて高い衝撃
強度を有し、且つ劇熱性の優れた熱可塑性樹脂組成物が
得られる。
特許出願人 三菱レイヨン株式会社 代理人弁理士 吉 沢 敏 夫 手続補正書 昭和59年10月 9日 1、事件の表示 特願昭58−227537号 2、発明の名称 耐衝撃性及び#熱性の優れた熱可塑性樹脂組成物3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都中央区京橋二丁目3番19号 (603)三菱レイヨン株式会社 取締役社長 河 崎 晃 夫 4、代理人 〒104東京都中央区京橋二丁目3番19号5、補正命
令の日付 自発補正 7 補1丁−の内容 (1)明細書第21項の表1中の衝撃強度の栄位r (
kgcm/cm’ ) Jを1’ (kg・cm /c
m) jに訂」1する。
(2)同第22頁、第12〜第13行の「これらグラフ
ト共重合体を用い樹脂組成物を調製し同様の評価を実施
した。」を「°これらグラフトj[重合体を用い実施例
1の[最終組成物の物製+++価]のゲ1記載と同様の
配合を行ない全樹脂組成物中のブタジェン系ゴム及びα
−メチルスチレン中位の含量をそれぞれ15%及び47
%としだ熱可塑性樹脂組成物を調整し同様の評価を実施
した。」Iに訂正する。
(3)同第23頁の表2中の秒1撃強度の単位「(kg
c+o/crrf ) JをI’ (kg * cm 
/Cm) jに訂正する。
(4)同第27頁の表3中の衝撃強度の栄位[(kge
cm/cm’) Jを8’ (kg* cm /cm)
 jに訂正する。
以 L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.3−ブタシェフ100〜50重量係及びこれと共重
    合可能な○H2−(’:基を有する単量体0〜50重量
    %(合計量100重量%)とから得られるpH7以上の
    小粒子径ゴムに)ラテックス100重量部(固形分とし
    て)に対し、酸基含有単量体3〜50重量係、アルキル
    基の炭素数が1〜12のアルキルアクリレートの少なく
    とも一種97〜35重量%及びこれらと共重合可能な少
    なくとも一種のモノビニル単量体0〜50重量係(合計
    量100重量%)とから得られる酸基含有共重合体(B
    )ラテックスα1〜5重量部(固形分として)を添加し
    て得られる少なくとも0.2μの粒子径を有する肥大化
    ゴムラテックス7〜70重量部(固形分として)の存在
    下にスチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル
    及びメチルメタクリレートからなる群から選ばれた少な
    くとも一種の単量体50〜100重量係とこれと共重合
    可能なOB、−0て基を有する少なくとも一種の単量体
    0〜70重量係とからなるグラフト用単量体93〜30
    重量部を重合して得られるグラフト共重合体(1)とα
    −メチルスチレンとこれと共重合可能なCH2−0’:
    基を有する少なくとも一種の単量体を重合して得られる
    熱可塑性樹脂(n)とが、前記ブタジェン系ゴム(ト)
    が全組成物中3〜40重量%で、且つα−メチルスチレ
    ン単位が全組成物中10〜75重量%となるように配合
    されてなる耐衝撃性及び耐熱性の優れた熱可塑性樹脂組
    成物。
JP22753783A 1983-12-01 1983-12-01 耐衝撃性及び耐熱性の優れた熱可塑性樹脂組成物の製造方法 Granted JPS60118734A (ja)

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